重たい掲示板

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石川晴一 投稿日:2013/11/10 16:37

【1251】[1444]腰痛

こんにちわ、会員の石川と申します。

副島先生、福田先生の意見は大変参考になります。
実体験を通しての意見だからです。

僕は現在腰痛に悩まされています。3週間ぐらい続いています。
先週我慢できずに近所の整体に行きました。
そしてその時はだいぶ楽になりました。ツボを数か所教えていただきました。
それから毎日ツボを自分で押しています。それで効果が出ています。
しかし、足の指を洗うとき、靴下を履くときは飛び上がるほど痛みます。

この痛みのツボを探して自分で直そうと思います。ひそかな楽しみでもあります。20年以上続いた胸やけも同様のやり方で直しました。
それでも治らないときは両先生の助言に頼りたいと思います。

良いお医者さんを探すのは良いことです。素人判断には限界が有ります。
ただし、自分でいろいろ試して見るのも良いことだと思います。

副島先生の本からリバータリアンの考え方を教えていただきました。
僕なりの解釈では「自分でできることは自分でやる」ことだと思います。
それを実践したいと考えています。

7721 中西 投稿日:2013/11/10 09:58

【1250】[1443]私の腰痛治療法

副島先生に、「私の腰痛治療法」というメールをお送りしたところ、重たい掲示板に載せて
くださいとのご返事をいただきましたので、書かさせていただきます。
家庭で長年利用してすばらしい効果をあげている腰痛・肩痛治療法になります。

「瀉血」とか「刺絡療法」と言われている治療法です。
中国その他で、古代から行なわれていた治療法になります。

参考文献:中国刺絡鍼法
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4924954519/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=465392&s=books

・体のツボ・筋肉のツボに、三稜鍼を指して、黒い血(悪い血)を出して抜いていく治療
法です

三稜鍼
http://www.shinkyu-itiba.com/shopdetail/012000000032/
キュッポン(大きめの100円ショップで買えます)で血を抜きます

この治療法、現在日本では禁止されている治療法のようです。
ちょっと調べたところ、血を抜くこと(瀉血というらしい)は医療行為にあたるので、鍼灸
師の資格ではだめという理由のようです。

私は、まだそれほどうるさくない時代に、とある鍼治療院で治療を受けました。
その後、引っ越さざるを得なくなったので、特別に三稜鍼をその鍼治療院から買って、家庭
内で(夫婦で)やりあっています。
→ 家庭内で行なうことは問題ないけど、お金をもらって治療することは禁止されていると
  思います。
→ 現在も刺絡療法と名うって治療を行なっている鍼治療院はありますが、簡易的な治療法
  を行なっていて、本格的に血を抜くところはほとんどないと思います。

・私も、年に2回くらい腰が痛くなることがあって、3日ほど連続で血を抜くと、だいたいよ
 くなってきます。
 次の週にはかなり軽くなり、その次の週にはほとんど治っているという感じです。
 (平行して腰の運動も行ないます)

・妻は、ひどい肩こり持ちなので、月に数回、背中から血を抜くと、すごく良くなるようです。

・このおかげで我が家では、ひどい腰痛・肩痛であっても、一切病院・接骨院等に行くことは
 ありません。

以上になりますが、最初掲示板に書かなかったのは、公に認められている治療法ではないとい
うこともありますが、下手に真似をすると危険なのかもしれないと思ったからです。
(本当のことを言うと、常識的な刺し方・抜き方をすれば危険でも何でもありません)

実際、家ではなくてはならない治療法なので(お金もかからない)、我が家の一生ものの治療
法になっております。

福田克彦 投稿日:2013/11/07 23:44

【1249】[1441]整形外科医療にもパラダイムシフトが起きつつあります。

学問道場会員の福田克彦と申します。
先日(10月28日)副島隆彦先生に御送付致しましたメールに再度加筆修正を加、私の実臨床での経験と見解を送らせていただきます。

本日、日本腰痛学会理事である元会長の慈慶医科大学院大学の米延策雄(よねのぶかずお)教授に「腰痛診療ガイドライン」についてご講演いただいた後、「腰痛の最大の原因である『筋肉性の腰痛』
をガイドラインのトップに載せていただきたい。」と、進言させていただきました。

先日、ザ・フナイの11月号に掲載された、副島先生の論文を拝読いたしました。
副島先生が長年、腰痛や首・肩の凝りを持病だと勘違いされ、痛みは腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアによるものと整形外科医に診断され手術を勧められていたとのこと。

トリガーポイント注射(神経ブロックではない)を受けられて初めて、腰痛などは骨関節異常ではなく筋肉異常であること気づかれ、ご自身の実体験をもとに整形外科学会の伏魔殿のような悪しき体質を鋭く指摘され、かつその考察の鋭さにも敬意を表します。

誠に僭越ではありますが、腰痛をはじめとする私の臨床上の治療経験を基に、整形外科医療の問題点について内科・リハビリ医の立場から述べさせていただきます。

私も30年前の医学生時代、腰痛と下肢の痺れで歩行困難となり、母校の大学病院を含めた別々の病院の3人の整形外科医から腰椎椎間板ヘルニアの診断で手術を勧められましたがそれを拒否し、カイロティック治療院にて2.3回施術を受け、数週間後にはスポーツもできるまでほぼ完治した経験があります。

しかし、現在はカイロや整体と言った骨関節を主体に動かすアプローチだけでは根本的に心身全体を矯正したり痛みを取ることはできず、翌日の揉み返しや施術前よりも痛みが悪化し動けなくことにもなりかねません。

私はもともと内科医ですが、クリニックを開業した7年前から腰痛や肩こり、膝や首の疼痛や筋肉の拘縮などでの関節可動域制限を訴える患者を外来で多く診るようになりました。

その頃、日本気導術学会の鈴木真之会長と出会い、これらの脊椎をはじめとする骨関節のトラブルのほとんどが、実は筋肉異常が原因の主体であることを教えていただき、以後疼痛や関節可動域制限の運動器のリハビリに気導術を応用して施術したところ、鍼灸やトリガーポイント注射よりも格段に即効性と持続効果があり、中には数回の治療で回復して手術を回避したり、歩行時の杖が不要になるなど驚きを臨床現場で体感している毎日です。

まず「筋肉の硬結や痛みを捉え、エネルギーを与えて適度に柔らかく調整することが、やがては骨格全体を矯正したりストレスの緩和にもつながる」ことに気付きました。

当院には毎日20人前後の方が、慢性的な首、肩、腰、膝などの痛みを訴え来院されますが、そのほとんどは整形外科受診をされた既往があり、術後の後遺症の悩みや見当違いの関節手術を勧められたり、鎮痛剤やヒアルロン酸などの無効な関節注射を漫然と繰り返されるも、症状が改善されないと訴えられて来院されます。

ザ・フナイで副島先生もご指摘されておられるような、ストレスを受けると脳の即坐核の機能低下が起こるといった仮説は、単に腰痛に対して大脳が2次的に反応しているのに過ぎず、腰痛の原因の首座が大脳にあるわけでもなく、こんな仮説が50年ぶりの大発見と申される諸先生方には呆れてしまいます。

認知症でもうつ病でも統合失調症でも、ADHDなどの発達障害においても、神経内科や精神科医などは、生体では測れもしない脳の生化学伝達物質の異常とMRIなどの画像・病理の異常を強引に結びつけ、脳の異常こそが神経・精神病の根本原因であると勘違いの診断基準をでっち上げ、それに基づいた対症療法をしているだけです。

また、整形外科医は椎間板や半月板など、レントゲン上での局所の関節破壊・軟骨の磨耗や神経圧迫などの異常所見だけが、腰痛や膝痛などの原因であると勘違いして、過剰な手術や鎮痛剤の多投を行う傾向があります。
(中には徒手的な整復だけでは治せず、手術が必要な症例も確かにありますが、それは腰痛全体の数%で、椎間板ヘルニアが全て手術適応になるわけではありません。)

整形外科医は、日常生活での歩行や姿勢の異常による体の歪や骨格異常が腰痛の原因であることをほとんど気づいていませんので、レントゲンの異常箇所の手術をされることばかりに興味をもたれて、術前・術後に十分なリハビリテーションがほとんど行われていないのが現状です。

(この場合の骨格異常とは、副島先生が指摘されている疼痛のある部位だけの局所の骨関節病変の意味ではなく、疼痛部位とは離れたカラダ全体の骨格の捻れやバランス異常のことを指しています。)

副島隆彦が受けられたトリガーポイントブロックはかなりいい治療ではありますが、局所注射だけではやはり何度も注射を打つケースが多く、根本治療のレベルに到達していないと思います。

現在当院では、脳卒中後の四肢の痙縮などに対して、ボトックス注射(A型ボツリヌス毒素製剤)を筋肉注射しておりますが、これらの治療も筋肉を弛緩させる様なリハビリを行わなければ持続的な効果が無いのと同じです。

さらに疼痛部位だけの筋肉硬結や疼痛緩和だけでなく、関連する遠隔部位の凝りの緩和や、姿勢や歩行や咀嚼などの日常生活から来る身体全体の歪を補整する必要があります。(たとえば腰痛の部位を直接ブロックをする前に、首や肩・下肢の原因部位への施術のみで、腰には一切触れずに腰痛が無くなるケースもあります。)

NHKのクローズアップ現代やためしてガッテンなどでも指摘されたように、「腰痛の85%は原因不明。その内の多くは、心理的・社会的ストレスで、大脳の側坐核に原因がある非特異的な腰痛であるからして、精神科的な薬物治療に委ねましょう・・・」などという恐ろしい特集をマスコミは今だに一斉報道しており、愚直な国民だけでなく整形外科医までもがこの説を盲信しております。

以前腰痛の研究会で私がこの「腰痛原因不明仮説」の元凶である福島県立医大の菊池臣一学長に、整形外科医は筋肉異常を診ていないことを公開質問したところ、
彼はそのエビデンスとして自らの臨床データを殆ど提示されず、退役軍人のPTSDなどを心理的・社会的要因と称し欧米の論文を提示するばかりでした。

菊池氏のみならずほとんどの整形外科医は、我々が臨床で施術しているマニュプレーションなどの徒手的なリハビリ治療の現状についてはほとんどご存知ない様子で、腰痛の原因としてレントゲンには映らない筋肉などの軟部組織障害や心身のバランス異常を無視していることが判明しました。

さらに菊池氏は「脊椎の手術後に尚も痛みや痺れを訴えて来る患者はクレーマーであり、これらは精神科医療の範疇の腰痛である」と言われたのには、呆れて二の句が継げませんでした。こんな横柄な人間が整形外科学会の腰痛の権威で「腰痛原因不明仮説」の提唱者なのです。

整形外科医は画像診断→腰椎手術or鎮痛剤だけでは到底治癒しえない多くの要因を究明することよりも、ストレス説や脳原発説などで国民や他科の医師を煙に巻いてまで「腰痛ガイドライン」を作成し、唯一メスをふるえる「整形外科学会」の主導的権威を死守したいのだと思います。

以上の趣旨を本日、米延教授の公演後お尋ねしたところ、「福島県立医大一派の「85%原因不明説」はマスコミで独り歩きしまっていて、日本腰痛学会としては非常にまずい事態である。」と公開の場で申されました。

当院での外来診療において、「腰痛症」は最も多い保険病名のですが、1年前から当県の国保連合会の審査では「整形外科でもない内科医院に腰痛症が多いわけはない」「腰痛は整形外科医が診るベキ疾患である」などと、筋の通った理由も根拠もなく一方的に鎮痛剤やリハビリテーションの診療報酬が毎月査定されるようになりました。よって今日の診療では、30分前後の時間を要するエネルギー治療による疼痛緩和や徒手整復によるリハビリだけでは採算が取れない赤字経営の状態です。

我が国の医療制度では、腰痛治療において2次的な誘因でしかない脊椎や脳神経の検査や手術、鎮痛剤や抗精神病薬など対症療法ばかりが優遇されており、米国やドイツではNSAIDの次に4割の患者に理学療法がおこなわれているのに対して、日本では逆に保険診療でリハビリが査定される傾向が年々強まっています。

すなわち統一基準でのビジュアル化が困難なリハビリ治療や、代替医療と称される鍼灸・柔術整体・カイロプラクティック、エネルギー治療は、個別的には根治的な即効性のある治療や施術であっても、マススケールでのペインクリニックにおいてはエビデンスがないと軽視されているのが現状です。

以下は腰痛の診断と治療ー新しい診療ガイドライン:白土 修(福島県立医科大整形外科教授)から抜粋したものです。

(引用始め)
非特異的腰痛の手術適応の決定は慎重に行う必要がある。腰痛の治療において、手術療法とリハビリテーションとのいずれが有効であるかの結論は、非特異的腰痛の病態が不明であるため得られていない。

腰痛に代替療法は有効か
徒手療法は急性および慢性腰痛に対して他の保存的治療法よりも効果があるとはいえない。(Grade B)
マッサージは亜急性や慢性腰痛に対して他の保存的治療法よりも効果があるとはいえない。(Grade I)
鍼治療は慢性腰痛に対して他の保存的治療法よりも効果があるとはいえない。(Grade B)
 日本にはカイロプラクターや整体師のための公的な資格制度が設置されていないため、上記の推奨は海外の文献によるものである。日本における代替療法は保険診療上、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師が医師の同意を得た場合以外では、非外傷性腰痛や慢性腰痛には実施してはならないことになっている。
(引用終わり)

慢性腰痛は一般に以下の3つに原因別分類されることがあります。
1)構築性腰痛、2)内臓起因性腰痛、3)心因性腰痛

構築性腰痛は、筋肉や靱帯、腰椎の損傷によるもので、筋筋膜性腰痛や肉離れ、腰椎捻挫、椎間関節症、椎間板ヘルニア、腰椎分離症など腰の構造上に問題があるものです。

また腰痛の診療ガイドラインでは、腰痛を生物学的な損傷、解剖学的異常として捉えるのではなく“生物・社会・心理的疼痛症候群”と位置づけ、多面的なアプローチが必要な病態と捉え、(1)Red flag sign、(2)Green light、(3)Yellow flag sign
の3つの診断的トリアージと病因分類カテゴリーに分類されています。

Green lightは非特異的腰痛ともいわれ、神経学的異常や器質的異常のない予後良好な腰痛、
Yellow flag signは、慢性腰痛、休職、長期の活動性低下へ移行する可能性がある腰痛(psychosocial risk factor;心理社会的因子)に分類されます。
非特異的急性腰痛症では、4~6週間のマニプレーションが推奨されており、プラスチックコルセット治療は有害との報告ですが、急性腰痛においても固定のみおこなわれているのが現状です。 

痛みは一般に、
① 炎症や刺激による痛み(侵害受容性疼痛)
② 神経が障害されることで起こる痛み(神経障害性疼痛)
③ 心理・社会的な要因による痛み
などに分類されることがあります。

侵害受容性疼痛とは外傷や打撲、筋筋膜炎、腱・腱鞘炎、腰椎圧迫骨折、関節リウマチなど、炎症などによって発痛物質が受容器を刺激することで起こる痛みといわれています。

神経障害性疼痛とは、帯状疱疹後神経痛、坐骨神経痛、頚椎症など、神経の損傷や機能異常によって起こる痛みで知覚異常を伴うことがあります。

その他の痛みとして、不安や社会生活で受けるストレスなど、心理・社会的な要因で起こる痛みという分類がされていますが、終末医療など代表されるスピリチュアルペインが根底の、これらメンタルペインはすべての痛みに関わってくると思われます。

よって筋肉の痛みを把持して捉えることができない臨床医が、疼痛を神経障害性・侵害受容性疼痛・メンタル・スピリチュアルなどと明確に区分したり、消炎鎮痛剤の適応を保険病名だけで分類することは到底不可能だと思います。

また最近、線維筋痛症とか複合性局所疼痛症候群(CRPS)といったような、わけの分からない病名診断を下すだけで、疼痛や可動域制限を治せなくても恥ずかしいと思わず平然と鎮痛処置ばかり繰り返す医者が多いように思います。

レントゲン所見に異常がない場合や、術後になおも疼痛や機能障害を訴える患者や、内科医を煙に巻いて誤診や治らないことを誤魔化せる、整形外科医らに便利なこれらの病名を言われた場合は要注意で、疼痛の原因や部位の特定追求を怠っているケースが多いと思われます。

整形外科医は関節手術数などの手術実績があるほど名医として評価され、手術件数が病院のランクを決めますが、実は股関節手術などではケアやリハビリを怠るほど同じ患者の再手術も多くなり、手術件数としてカウントされ病院の評価が上がるカラクリがあります。

多くの整形外科医は筋力や反射テスト、可動域を確認する以外はほとんど患者の体に触れて筋肉病変を捉えてはおらず、手術をしなくなった整形外科開業医の仕事といえば、骨関節のレントゲン異常に沿った鎮痛剤処方、骨折・捻挫の整復固定、交通外傷などでの損保と結託した意味不明の牽引療法やホットパック、電気・超音波・磁気治療ぐらいです。

リハビリテーションにおいても同様に、家庭でも行えるような歩行や動作訓練や局所のみを増強するアンバランスな筋肉トレーニングが主で、理学療法では医師自らが筋肉を直接触り硬結などの異常を捉えて緩和させたり、全体的な骨格の歪を矯正して自力歩行ができるなど自律的な運動機能を高めて、すこしでも生活の自立や社会復帰を促そうとはあまり考えていない様です。

近年では骨粗鬆症において定期的に骨密度を測定し、ビスフォスフォネート製剤を永久に投与することが流行っているようですが、副作用問題は別として、同剤の圧迫骨折予防に対する骨形成効果は未だ不確定で、圧迫骨折後の根本的な緩和治療とは無関係で、効果が明確でない薬物療法であると思われます。

先進医療の進んだ欧米諸国でさえ、慢性疼痛を対症的な鎮痛処置でコントロールするより、メンタル・スピリチュアルカウンセリングや鍼灸・マッサージやカイロなどの整体、エネルギー・量子医療が、理学療法的アプローチと共に疼痛治療の主役になりつつあるのに、日本ではいまだに整形外科学会を中心とした強固な診療科の縄張りや特権意識の闇が蔓延り、これらの代替医療は怪しいからという理由で締め出されています。

私のような内科系の医師は市内の医師会においても腰痛診療に口出しができない雰囲気で、同じ整形外科医同志お互いの治療効果を干渉しない、ぬるま湯のような体制が出来上がっております。

このような整形外科医療の闇は、癌医療や精神医療に匹敵するぐらい壮絶なものでありますが、私も開業するまで実地臨床で腰痛治療を依頼されて本格的に携わった経験がなかったため、これまで整形外科医療の闇の内部に立ち入ることはありませんでした。

しかし今後は副島先生のご指導を仰ぎながら、学問道場の医師や治療家の同志の諸先生方や患者として実体験のある会員の皆様とも連携させていただき、それぞれの治療家がライヴの臨床現場で自分自身のエビデンスの研鑽を積み重ねられる様、お互いが切磋琢磨し、既存の整形外科医療が覆るパラダイムシフトを次々と実証で解き明かしていきたいと思います。

守谷健二 投稿日:2013/11/07 12:43

【1248】[1440]『古事記』偽書説の不条理

守谷健二です。
 副島先生から二度にわたってメールをいただきました。感激しました。今回もこの掲示板に心の篭った御指導感謝しています。 自分としては、気の重い掲示板に書き続けることで御返事のつもりでいたのです。
 小生、新潟の古町と云う繁華街(昭和の新潟の中心街。今は夜の街としてかろうじて余命を保っている)の場末の深夜食堂で働いて糊口を凌いでいる者です。来客のピークは、午前零時から三時頃までです。客層は、酔っぱらいのサラリーマンとバー・キャバレーのねーちゃん達です。昔は(二十年ぐらい前)背中に刺青を背負った人たちも沢山いましたが、今はすっかり姿を消しました。
 不思議に思うのですが、テレビ、新聞などでは、アベノミクスとやらで企業の業績は空前の利益を計上しているとの事ですが、夜の街の賑いは、この二三ケ月、目に見えて極端に悪くなっていることです。こんな商売をやっていると、誰が儲けているのだ、とひがみ根性も湧いてしまいます。小生、高校しか出ておらず正規の学問の訓練を受けた経験がありません。その為見苦しい点が重々あるのは承知しています。なにとぞ御寛容のほどを。
 今回は『古事記』偽書説の不条理について書くつもりでしたが、先生の御返答に感激して前書が長くなってしまいました。謝々。
『日本史の誕生』で岡田英弘先生は、『古事記』は、和銅五年(西暦712)に書かれたものではなく、『日本書記』が上梓されてから百年後、九世紀の初め、平安朝に入ってから書かれた物で、『日本書紀』より早く書かれたとする『古事記』の序文は誤りと、自信有りげに断定されておられるが、これは如何なものだろう。
 平安時代以前を探究するに『日本書紀』『万葉集』『古事記』の三点は、根幹の史料です。この三つの中で、もっとも行き届いた研究がなされているのは『古事記』です。本居宣長が生涯賭けてこの研究をしてくれたおかげです。その次に探求されているのは『万葉集』です。和歌は、日本人の心の古里です。しかし、『万葉集』の歌で考究されているのは、短歌だけです。長歌の研究は、酷いものです。平安時代から、歌と言えば、短歌だけでした。その為、今に残る『万葉集』の写本には、短歌には、返り点やら注意書きはあるのですが、長歌には全くないのです。明治になって、正岡子規は『万葉歌』の復権を唱えましたが、子規の眼中にあったのも短歌だけでした。未だに『万葉集』の長歌は、まともに解釈されていないと思います。
『日本書記』の研究は、よほど魅力がないのでしょうか『万葉集』の長歌研究以下です。しかし、『日本書記』は、日本国の正史でしょう、しかも最初の。おろそかに扱ってよいものでは、決してないはずです。 
 書きたいことは山ほどありますが、話を進めます。今日は、『古事記』偽書説が、どうして不条理か、と云う事に絞ります。
 疲れて来ましたので、簡単に述べます、七世紀の後半から八世紀の半ば、つまり『万葉集』の時代の大和地方では、八母音の日本語が話されていたと云う事です。(現代の日本語は、五母音です)九世紀・平安初期の日本語は、六母音になっていました。『万葉集』は、八母音・87音節で書かれているのです。『古事記』は、『万葉集』より一音節多い88音節で作られている。これが、平安時代になると、日本人は、六母音・六十八音節しか区別できないようになっていた。その後世の日本人が、祖先の日本人の音韻を正確に復元することが出来たのだろうか。と言うのが、私の長年の疑問でした。私は、無学ですから、だれかが答えを出してくれていると、ヅウッと思っていた。どうして、日本史学はこんなにも退屈なのだろう。以前目にしたものに、遠山美都男氏が「壬申の乱」の本を出すと、学者仲間に言ったら、いまさら何を穿(ほじく)りかえすのだ、との反応だったと、どこかに書いておられた。
 どうも日本史学会は、根幹から子葉まで腐りきっているらしい。どうして、七世紀の後半に初めて日本統一王朝が成立したと認めることが出来ないのか。聖徳太子だって、『隋書』倭国伝を基に作っているのだろう。倭国と近畿大和王朝は、別王朝なのだ。別王朝の上の宮(聖徳太子)を、大和王朝に挿入しため、異常な矛盾・混乱が生じたのである。法隆寺だって、九州から移築されたと云う遺伝を持っているのだろう。

谷澤克洋 投稿日:2013/11/07 09:00

【1247】[1439]腰椎椎間板ヘルニアについて

会員番号6532の谷澤克洋と申します。初めて投稿させていただきます。
私は田舎の中規模病院で主に脊椎の手術を担当している医学部卒後21年の名もない46歳の整形外科医です。
今回の腰痛論議に対し、手術をする医者の立場から異論がありました。
副島先生にメールをさしあげましたところ、丁寧なご返事をいただき掲示板に載せるようとのこと
ですので、そのまま副島先生のご返事とわたしのメールを貼りつけます。

谷澤克洋 医師へ

副島隆彦から

私宛ての初めてのメールをありがとうございます。
谷澤医師が、現役の整形外科医としての 20年以上の経験の重みをを持って、
以下のことを、私に平易に、簡潔に書いてきてくださって、本当に有難うございます。

私は、この腰痛、頚痛問題での 、これから、新たに、学問道場を部隊にして
巻き起こるであろう、大きな国民的な議論を、大切に見守り、発展させてゆこうと思います。

どうぞ、谷澤医師は、以下でお書きのことを、このまま重たい掲示板に、ご自分でお載せください。
そして、議論の輪を専門医としての立場からも、作ってください。 

私は、患者としての立場、医師としての立場の両方を平等に冷酷に見つめたいと思います。
この腰痛、頚痛問題においては、それ以外の傍観者や、タダの冷やかし人間は、ナシです。
認めません。なぜなら私たち自身が、腰痛持ち、頚痛持ちとしての国民そのものだからです。

私は、精神病や、ガンや、感染症(伝染病)などのもっと難しい分野(私は、このようにはっきりと
言います)の医学や病気の問題については、素人である医学者以外が、あれこれ行っても、
鎧袖一触(がいしゅういっしょく)にされるだろうと、分かっています。 しかし、腰痛、頚痛に
関しては、そういう複雑問題は無い、素人国民でも、必ず、患者としての自分として、医師たちと
対等に渡り合える、と 考えています。   

 ですから、患者、医師の両方が、この土俵(リンク)では、
対等です。そのように、私、副島隆彦が 行司(ぎょうじ、レフリー)となって、仕切ろうと思います。
私の知識人、総合人間学(そうごうにんげんがく)の専門家としての自信と、まわりが私に対して持つ
信頼、信用を基(もと、元、もと)にしてこのように 言います。

ただし、私が、今、自説として、昨日、公表しました文に、書き加えるとしましたら、それは、
例えば、下肢(かし)の 膝(ひざ)の 半月板(はんげつばん?)が、摩耗(まもう)し、すり減って起こる 痛み
に対しては、トリガーポイント・注射は、無力だろうと、考えます。このような、主に高年齢婦人に現れる
膝の痛み のような 下肢の 疼痛(とうつう)などの派生する議論を、うまく、整理しなければいけないと、
素人考えながら、今の段階で、考えています。

谷澤医師。 貴兄のその誠実で真剣な、20数年の整形外科医としての人生を懸けて、どうぞ、重たい掲示板に
このまま、ご自身の主張を公表なさってください。  それが私たちの望むところです。

今、私が書いていますこの文も、一緒に乗せてください。 もし、掲示板への 掲載の操作の仕方が分からない
ということでありましたら、私が、行います。 共に、大きな国民的な議論を巻き起こしましょう。

今後とも「副島隆彦の学問道場」をよろしくお願いします。

副島隆彦拝

—–Original Message—–
From: tanizawa
Sent: Wednesday, November 06, 2013 9:17 PM
To: GZE03120@nifty.ne.jp
Subject: 腰椎椎間板ヘルニアについて

副島先生、初めてメールさせていただきました。会員番号6532の谷澤克洋と申します。

学問道場では様々な知識を学ばせていただき大変ありがたく思っております。

私は田舎の中規模病院で主に脊椎の手術を担当している医学部卒後21年の名もない46
歳の整形外科医です。

今回は私の仕事である脊椎疾患治療に関する内容で少し異論がありましたのでメール
させていただきました。

臨床現場の意見として私の考えていることをかきました。参考になるようでしたら幸
いです。

脊柱管狭窄症まで含めてしまうと長くなるので、腰痛、主として腰椎椎間板ヘルニア
に限った内容にさせて下さい。

●腰椎椎間板ヘルニアについて(後の内容の理解のため)

腰椎椎間板ヘルニアは副島先生の理解で概ね正しいと思いますが、スポーツなどの高
エネルギーで椎間板が破断する場合と経年変化でそれ程大きな力がかからなくても破れて

中身(髄核)がはみ出す場合があります。またヘルニアが出た直後の急性の時期と
出たヘルニアがなかなか治らない慢性の時期があります。

腰椎椎間板ヘルニアの主な症状は椎間板破断による腰痛、ヘルニアが神経を圧迫する
ことによる神経支配部位の痛み並びに神経麻痺です。

腰椎では下肢を支配する神経が圧迫されますので下肢の痛みがでます(これは下肢の
筋肉の病気ではなく、腰の部分で神経が圧迫され支配領域に痛みを覚えるということです)。

脊椎の医者であれば患者さんの下肢の痛みを訴える部位から何番
目の椎間板に問題があるかMRIを見なくてもわかります。

例えば最も多い第4腰椎と第5腰椎での椎間板ヘルニアでは坐骨神経痛(臀部からふく
らはぎ外側後面)といわれる痛み、悪くする下腿~足に麻痺を生じます。

●まともな脊椎外科医の腰椎椎間板ヘルニアの診療

1) まず手術以外の治療を試みる

急性の腰椎椎間板ヘルニアでは脱出した髄核が生体反応で吸収縮小する可能性(早け
れば数週間で)があります。またヘルニアが出ていても炎症反応が

軽減し症状が無くなる場合があります。そのためまずは手術以外の治療(鎮痛)を
行って、簡単にいえば痛みをごまかしている間になんとか治まって

くれないかなというスタンスです。病院では投薬(痛み止め)、トリガーポイントブ
ロック、様々な神経ブロックを行っています。

副島先生のおっしゃるようにトリガーポイントブロックは大病院の立派な医者はしま
せん。私は痛み止めとしてある程度効果があると考え実行しています。

ただ効果は持続しません、もちろん根本的問題を解決することはできません。あくま
でごまかしているうちに…のスタンスです。

あと神経ブロックはそれ程危険ではありません。わたしはおそらく千回以上施行して
いると思いますが神経に問題を起こしたことはありません。

私見ですが腰痛だけであればトリガーポイントブロックでもよいと思いますが、下肢
神経の痛みには神経ブロックが効果的です。

2) 腰痛(腰部から臀部の痛み)だけでは手術はしない

腰痛には様々な原因がありますが、主として腰椎自体の変性及び変形、もしくは腰椎
と腰椎のつなぎ目(椎間関節や椎間板)の変性変形が原因と

私は考えています(それらにより不安定性や炎症が生じるため)。椎間板ヘルニアが
原因である腰痛は、特殊な例を除いて手術しなくても治ります。

筋筋膜性腰痛については私が医者になった頃は教科書的な知識でしたが、変形による
姿勢異常のための筋肉疲労以外私は原因が説明できないと考えています。

腰痛のメカニズムについては現代の医学でも完全な根拠はありません。経験上もしく
は間接的な所見上推察されるというだけです。

3) 腰椎椎間板ヘルニアで手術に至るケース(腰部脊柱管狭窄症では少し異なります)

統計はとったことはありませんが手術するのはヘルニアと診断した患者さんのうち20
人中1人位の割合ではないかと思います。

手術に至る患者さんには3パターンあると思います。

第一に、痛すぎてたまらない、手術でもなんでもいいから早く痛み(前述のように腰
痛だけでなく下肢痛)をとってもらいたい場合。

急性の場合歩けないほどの痛みがあることがあります。

第二に様々な治療をしたが治らない、これでは仕事ができない。手術をしてでも早く
治して仕事に復帰しなければならないといった社会的事情がある場合。

第三に神経麻痺が重度の場合。長く放置すると麻痺が永続的になり歩行に障害が残り
ます。この場合のみ脊椎外科医は積極的に手術を勧めます。

この三つにあてはまらない患者さんは、自身の判断で症状が許容内であれば手術はし
ません。

4) 腰椎椎間板ヘルニアの手術

細かいことはあえて書きません。診断さえ間違いなければ(これがポイント、すなわ
ち本当に患者さんの症状の大部分がそのヘルニアに由来するものであれば)

満足いく結果になるでしょう。現代のヘルニア手術は体にあたえるダメージも小さ
く、上記の条件を踏まえた上で手術を行えば良い治療であると断言できます。

●腰痛、腰椎椎間板ヘルニアに対する医療の問題点

1) 腰椎の経年変化による変形は治せない

大きくざっくりといえばやはり年寄りの変形は治らない。そのための腰痛は治らな
い、鎮痛などのごまかししかない。だから医者に行っても治らないと言われる。

2) 医者の問題

MRIなどの画像でヘルニアや狭窄症があるからといって、その部分が患者の現在の症
状(腰痛や下肢痛)を引き起こしているとは限らない。

症状と画像所見が一致して診断がつくのですが、その基本的なことができない整形外
科医は残念ながら多いです。他の医者でヘルニアや脊柱管狭窄と診断された

患者が私のところに来られて、どうしてそのような診断となるのか解らないケースは
よくあります。

医者が自分のエゴ(手術件数を増やしたい、研究のため等)により手術をしなくても
よい、もしくは手術をしても治らないケースであるのに手術をすることがある。

偉そうに書いている私も含めて、常にこのことは自戒していかななければいけませ
ん。

3) 鍼灸、整体師の問題

副島先生のおっしゃる通り、大部分の医者は鍼灸や整体師を蔑んでいると思います。
私は整形外科医では珍しく否定はしません。患者さんに行っていいですか?

と聞かれたらどうぞ行ってくださいと答えます。医者よりも患者さんを気持ちよくで
きる整体師さんはたくさんいると思います。学会で聞いてきた偉いと言われる先生

と製薬会社のきわめて疑わしい話の受け売りで効きもしない薬を出している医者より
はよっぽど患者さんの役に立っている場合もあると思います。

ただ鍼灸師や整体師は上で述べたような正確な診断は出来ません。施術ができるだけ
です。かれらがなまかじりの知識で診断らしいことを患者さんに説明すことは問題で
す。

4) 筋肉のこと

筋肉のことは確かにあまり分かっていません。わたしも推測すらできません。ただ腰
椎疾患の神経圧迫で生じる、経験上十分に確信を持って診断できる定型的な下肢痛は

神経が原因であって筋肉の痛みではないと思います。この根拠は、診断が正しくかつ
正確な手術で神経の圧迫を取り除けば、必ず下肢痛も治るからです。

ではなぜトリガーポイントブロックが効くのか?これも推測の域をでない根拠しかな
いはずです。

やはりまだまだ医学は経験則が中心、サイエンス出来るのは一部の領域だと思いま
す。

以上メールでは少し長くなってしまいましたが、思うところを書きました。医者は自
分の考えで患者さんの体にメスを入れるという独裁者にもなります。

政治と同じで善なる独裁者は最高のことをなしうるが、悪意の独裁者は罪人です。負
け犬の遠吠えですが、私は現在の無名の雇われ医者であることは良い医療を実践でき
る最高の環境だと考えています。無名有力を目指したいと思います。谷澤克洋 拝

澤田 正典 投稿日:2013/11/06 23:59

【1246】[1438]筋肉の異常を捉える。

 会員番号2953番の澤田正典です。今日は平成25年11月6日です。坐骨神経痛や腰痛、肩こりといった症状は、ほとんどが筋肉異常が原因となって発生しているようです。気導術を学習すると誰でも痛みから解放されるようになりますので、ご存知の方も多いとは思いますが、一応、気道術学会のご紹介をさせていただきます。東京五反田にある東京本部では、超プロによる施術が受けられます。(ちなみに、私自身も気導術による腰痛や肩こりの解消が得意です。ただしアマチュアですが。)

日本気導術学会ホームページ
http://www.kidojutu.com/

 腰痛の場合は、お腹側の筋肉に原因がある場合が多いです。猫背になりやすい方は、腹筋が縮んで固くなっている。腹筋につられて胸の筋肉や大腰筋、太ももの内転筋も引っ張られて、最初は一箇所の筋肉異常であったものが、次第に体全体に伝播していきます。すると、症状としては腰痛や肩こりとして現れたりします。こういうタイプの方は、ラジオ体操で体を大きく後ろにそらせる運動が苦手です。また、交通事故の後遺症などにより、太ももの内側にある内転筋や、ふくらはぎの筋肉などが硬直した場合も、症状は腰痛として現れることがあります。この状態で医者にかかればヘルニアと診断されます。副島先生の場合、書き仕事でいらっしゃいますから、腱鞘炎に関連する筋肉がおそらく、ガチガチになっていたのではないか。腱鞘炎の場合、肩甲骨付近にある筋肉などが重要な役割を果たしています。
 腰痛等の本当の原因となっている、実際に異常硬直を起こしている筋肉の部位には、普段は全く症状が自覚されない場合が多いのです。そこから遠い、一見無関係とも思えるようなところに、腰痛等の症状が出るのです。もちろん、体全体はひとつにつながっていますから、実際は関連があるのですが。
 坐骨神経痛の場合は、太ももの裏側の筋肉を手の指先で触診してみてください。椅子に座ったままで、少しゆっくりと、力を加えながら、大腿骨付近にある太ももの裏側の筋肉を触診します。すると、硬くなったまま伸縮ができなくなっている筋肉が見つかって、触ると痛みを感じると思います。
 気導力(国産の「気」療法のうちのひとつ。)を加えると、筋肉の硬直をその場で解消できます。不思議ですが、筋肉は正常化されます。それゆえ、治療法として確立しているのですが、例えばお風呂の中で血行を良くしながら、硬直を起こしている筋肉を自分で揉むだけでも、もしくは、湯たんぽやカイロなどでその部位に温熱を加えて血行の改善を促すだけでも、自力で改善が図れる場合があります。低温やけどには十分に注意する必要がありますが。
 とにかく、自分自身の腰痛や肩こりといった痛みの症状の原因となっている筋肉硬直を、体の中のどこかから見つけ出すことが大切です。これが見つけられないと、良い結果につながりにくい。
 体の筋肉のケアは、どうやら健康の秘訣であるようです。もしよろしかったら、副島先生も皆様も、一度、気導術による治療もご体験ください。筋肉と痛みの症状の関係を正確に把握しながら、興味深い体験を得られるでしょう。注射器は使わない、手わざだけの治療スタイルです。(「気」は使います。)

 澤田正典 拝

はしだひろし 投稿日:2013/11/06 21:52

【1245】[1437]腰痛

私も過去にヘルニアになりました。
手術はしないで二年くらいかけて整体だけで日常生活が送れるようになりました。今回の記事には興味があります。是非、続報を期待しています。

副島隆彦 投稿日:2013/11/06 20:13

【1244】[1436]守谷健二説 「倭国(わこく) と 日本国が並立して400年ぐらい存在した」についても。

副島隆彦です。

 まず、私は、今日のぼやきの方に、「1409」番として、「 腰痛(ようつう)と首、肩の痛みは治るようである。 「トリガーポイント・ブロック注射」という治療法を紹介する。 副島隆彦記 2013年11月6日」を書きました。お読みください。ご自分の治療の体験記なども、どんどん皆さん、書いてください。

次に、私は、この重たい掲示板に、最近、15本に渡って 「 日本書紀と天武の正統性の問題15  投稿者:守谷健二  投稿日:2013-10-25」

を投稿してくださった、会員の守谷健二氏の、文章に、私の考えを書かなければいけないと、ずっと思っていたので、書きます。しかし、考えを書くとなると、私も、日本史の古代史 の 「西暦668年に初めて、『近江令(おうみりょう)』という法律に表れた、「日本」というコトバの問題」など、膨大な量の文を書かなければいけません。

 私は、守谷氏が、「倭国( どうも、西暦237年の卑弥呼(ヒメミコ)が、『親魏倭王(しんぎわおう)』 の称号を、魏の皇帝からもらったころには存在した) と、それが、西暦672年の 壬申の乱(じんしんのらん)で、天智(てんち)天皇が死去して、ずぐに、大海人皇子(おうあまのおうじ)=天武(てんむ)天皇が乱に勝利して即位するまでの、間の 400年余のことを、ずっと、真実の日本史の古代は、こうだったのだ、を、私なりに書かなければいけないことになります。

 私は、守谷氏が、「倭国と 日本国(おそらくヤマト王権=朝廷)が、400年間余、並立して、存在している」という 独自の説を立てていることに、鋭く注目します。 確かに、3世紀から7世紀まで、北九州と韓半島の南一体に、倭国(わこく)という国が存在して、それは、機内=奈良盆地を中心とする ヤマト(大和)王権とは、別物だったのだ、それが、白村江の戦い(663年)で、3万人の倭人の兵士が敗北して、それで、倭国が消滅して、大和王権に統合されたのだ、と考えるのが、ものすごく説得力があると、分かります。

 しかし、守谷さん。それでは、4世紀、5世紀の「倭の五王」として、はっきりしている、仁徳(にんとく)や、允恭(いんぎょう)、雄略(ゆうりゃく)などの、難波(なにわ)、河内に、大きな前方後円墳を作った 河内王権(かわちおうけん)の王たちまでは、はっきりと中華帝国に、朝貢(ちょうこう)して、化外(けがい)の民としての、属国の外側かどうかは分かりませんが、支配被支配の関係にあった、事実などが、証明できなくなります。

 守谷さん。 あなたが、以下に、私が、再録する文は、ものすごく説得力が有ります。 皇極=斉明天皇(女帝)の動きや、倭姫(やまとひめ)のところなどは、私はあなたの文を読んで、ハッと息を呑みました。 すばらしい創見です。

 だが、守谷さん。日本書紀を、あなたなりに、その真実を読み破った、という書き方だけでは、ここの読み手たちを、説得する事はできません。

「古代史を専門とする日本史学者のだれそれが、このように書いている」という書き方が、どうしても必要なのです。このことをどうか、分かってください。

 私は、くだらない権威や、日本の学者の世界にひれ伏せということを言っているのではありません。 コトバのもつ、共同了解性として、 「有名な、◯◯という学者が、このように書いている。しかし、私は、そうは思わない。なぜならば、文献や、証拠として、たとえば、中国の24正史のひとつの『旧唐書(くとうしょ)』にこのようにはっきりと書かれている」 という書き方をしていただきたい。 

 このことをどうか、分かってください。 その上で、学問道場の「日本史掲示板」というものを立ち上げてでも、興味のある人と、議論と論究の輪を広げてゆきたい。私、副島隆彦も参加します。

守谷さんは、以下のように、すばらしいことを書いています。

[1415]日本書紀と天武の正統性の問題13

投稿者:守谷健二
投稿日:2013-10-21 12:10:57

1413の続きです。
 大宝三(703)年の粟田真人(あわだのまひと)を大使とする遣唐使の派遣。これが日本統一王朝の第一回目の遣唐使である。粟田真人は天武(てんむ)の方針 (すなわち、日本列島では、開闢(かいびゃく)以来、大和王朝しか君臨した王朝はなく、その王である天皇が代々途切れることなく即位し統治してきた) で作られた歴史を携えて唐の都長安を訪れ、日本国の由来を報告した。これには唐の史官たちは吃驚(ビックリ)したであろう。

 僅か40年前に倭国と戦争していたのだ。倭国王は、長安で捕虜生活を送っていたのである。日本列島の記録は十分すぎるほどあった。それなのに日本国の使者たちは、奇妙な歴史を語るのであった。
 
 『旧唐書(くとうしょ)』日本国伝より

 日本国は倭国の別種なり。 その国日辺にあるを以て、故に日本を以て名となす。あるいはいう、倭国自らその名の雅(みやび、が)ならざるを悪(にく)み、改めて日本となすと。 

 あるいはいう、日本国は旧(もと)小国、倭国の地を併せたりと。その人、入朝する者、多く自ら矜大(きょうだい)、実を以て対(こた)えず。故に中国是れを疑う。また言う、その国の堺、東西南北各々数千里あり、西界南界は皆な大海に至り、東界北界は大山ありて限りをなし、山外は即ち毛人(もうじん、けのひと)の国なりと。 

 非常に簡潔で明快な文章である。唐の史官と日本国の遣唐使の遣り取りが目に浮かぶようではないか。

 しかし、日本史学者たちは、この『旧唐書』の倭国伝、日本国伝の並記は、編者の不体裁な誤りである、と決め付け、否定し無視してきた。日本史学は、その上に構築されてきたのである。

副島隆彦です。このように 守谷さんは、はっきりと自分の主張をしています。

この他に、多くのすばらしいことを、1~15に至るまでの文章で書いてくださいました。文学作品を読むような美しさでした。そして、最後に、がっかりされて、次のように落胆の辞を書きました。

[1422]日本書紀と天武の正統性の問題

投稿者:守谷健二
投稿日:2013-10-23 11:03:05

1415の続きです。
 学問道場と名乗っていますが、あまりにも反響の無さにガッカリしています。日本にとりかなり重要なことを書いているつもりなのですが、書き方が悪いのか、注目理解されないのでしょうか。

十年前に、今私が書いている文章を見たら、私自身でもこの男は何を妄想しているのだ、と考えたと思う。それ程教科書で習った日本史の常識とかけ離れていることは自覚している。しかし、私の判断の根拠としているのは『日本書紀』『万葉集』『懐風藻』『古事記』『旧唐書』であり、総て第一資料と呼ばれるものばかりである。後世のインチキ学者の孫引きで組み立てた説ではないのだ。私の説に、文句があるなら第一資料を根拠に言って欲しい。日々の生活に追われる身では、パソコンに向えるのは二時間が限度だ、かなり切羽詰った気持ちで書いている、遺言のつもりで書いている。学歴の無い者が、偉そうなこと言っても誰も相手にしないのが日本の社会だ。だからこそ、この学問道場を発見したのは、喜びである。道場なのだから、目先のことだけに囚われず、お互いに鍛えるために忌憚の無い論を戦わせようではないか。お互いこの場を育て上げようとする覚悟がなければ、学問道場など名前だけのものに堕っしてしまうだろう。

目先のことは切羽詰って何より重要である、その判断を誤らないためにこそ根源を知ること、歴史を学ぶことが大事なのだと思う。

しかし、日本史学はあまりにもインチキが多いのだ、特に古代史に於いては。江戸時代以前の皇国史観と、江戸時代の皇国史観と、明治以降の皇国史観の違いを述べよ、出題されてキッチリと答えられる史学者がいるとは思えない。解る人がいれば、この掲示板に書いてほしい。これが日本史を理解する根源的な問の一つであるから。

今回は、あまりにも反応の無さに、愚痴を述べました。学問道場の発展を心から願っているものです。

副島隆彦です。 守谷氏の落胆は、理解できます。そう気落ちなさらないで、貴兄の文に、注目して読んでいる人もいると、考えなおしてください。私は、この間に、貴兄に2回メールを差し上げたはずです。 それには、貴兄からのお返事がありませんでした。

 私は、先週から、『闇に葬られた歴史』(PHP研究所刊)という日本史についての評論本を書きました。その、第5章で、「天皇とは、北極星のことである」論(斉川眞=さいかわまこと=説)について。 第6章で、岡田英弘(おかだひでひろ)教授の『日本史の誕生』
について、日本の建国は、中国の華僑たちによって、668年に行われた」説。

倭国はこの時、消えた論。第7章で、 「聖徳太子は蘇我入鹿(そがのいるか)である」(関裕二=せきゆうじ=説)を支持する。それから、藤枝晃(ふじえだあきら)京都大学教授の地道な「ペリオ蒐集敦煌写本選影(しゅうしゅうしゃほんせんえい)」(1965年)の研究が、聖徳太子の創作、捏造を、学問的に成し遂げたこと。 これらのことを書きました。 

私、副島隆彦は、この世の大きな真実を、暴き立てることにおいて、一歩もあとには引きません。  守谷健二氏の、これからの投稿、論文発表を、期待します。そこに、大きな真実が書かれているならば、かならずや人々の魂に訴えかけるでしょう。そしてそれは、日本国を動かします。

副島隆彦拝

前田和寿 投稿日:2013/11/06 07:45

【1243】[1435]「腰痛は脳がストレスから逃げるために、血管を収縮させて起こる筋肉痙攣である。」について

前田和寿です。

私はまだまだ若いので体の痛みなどはありませんが、腰痛や肩こり、胃潰瘍、花粉症に至るまで体の多くの痛みや症状は「脳」が原因であることは少しずつ知られるよ、うになっています。

『サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療』ジョン・E・サーノ著(春秋社):
http://amzn.to/1dLFbi0

この本も腰痛についての新しい見方を提供してくれています。

原因はすごく簡単です。

「脳」(自分の意識化とは別に動く)はストレスを受けると、そのストレスから逃れるために体に痛みを起こさせます。そうすることで、私たちの意識は痛みへ移行して、脳はストレスから逃れられます。

たったこれだけのことのようです。

痛みを出す方法は血管を収縮(細く)する事で血液を通りにくくして、筋肉に痙攣(けいれん)を起こすことです。正座をした時に血管が圧迫されて足にしびれが起きるようなものだと思います。

腰痛や肩こりだけでなく、花粉症なども脳が原因だと言われています。

実際、私は山育ちで、今も山に住んでいます。周りは杉の木だらけですが、花粉症になった事がありませんでした。しかし、2年前、急に花粉症になりました。仕事で営業成績が伸びずストレスを感じていた事が原因でした。その時に、「脳」の仕業だと知りました。

次の年からは何ともありません。

病院に行ったわけでも薬を飲んだわけでもありません。2年前と昨年と今年で花粉の量は変わりません。それでも花粉症になりませんでした。それで私はやっぱり「脳」のストレスだと思いました。

痛みを逃がす方法は簡単で、自分で脳に語りかけるだけだそうです。

「お前が痛みを出しているのを俺は知ってるぞ。」と声に出して、自分の脳に向かって言い続ければいいだけみたいです。

科学的ではないので効果があるかわかりませんが、私は花粉症が消えました。もちろん、ストレスの根本原因である営業成績が改善したから治ったのだと思います。

でも、そう簡単にストレスの根本原因を解決できる人はいないので、副島先生が推薦されている「トリガーポイントブロック注射」で定期的に痛みを取り除くと良いかもしれません。でも、おそらく脳はまた違う所に痛みを出して来る可能性があります。注意しておくべきです。

私は医者ではありませんが、友達はみんな地元の医者です。幼馴染だから彼ら医者たちの性格は良く分かっています。彼らには専門外を勉強する時間がありません。勤務医は夜勤や「待機」でやる気が出ないのだと思います。すごく大変な仕事です。ずっと脳が寝不足なのでしょう。

これからは古来からの東洋医学・漢方系の考え方も勉強しないといけませんね。

前田和寿

ハル(2505) 投稿日:2013/11/04 20:57

【1242】[1434]これって預金封鎖の兆候では?

今日投資関係の広告のメールで以下の内容を受け取りました。
*以前買ってた事がある情報で今は買ってないんですけど。

<メール内容一部切り取り貼付け>
Donna Vieira, Senior VP of US mega-bank JP Morgan Chase, just sent a letter to thousands of business account owners, saying:
* Effective November 17, 2013, you will no
longer be able to send international wire
transfers. This includes recurring ones,
you’ve already scheduled after this date.

* Total cash transactions (including branch
deposits and withdrawals, ATM withdrawals,
and money orders) will henceforth be
limited to $50,000 per statement cycle.
HSBC (America) and other US banks are doing the same.
<張付け終わり>

簡単に私が訳すと、=====

米国の大手金融機関であるJPモーガンチェースの上級副社長のドナ・ヴィエイラが今しがた多数の商業口座の持ち主宛に手紙を送りました。その内容は
* 2013年11月17日より、海外送金はできなくなります。それにはこの日以降に既にセットされた繰返し自動送金も含まれます。
* 現金取引総額(支店での預け入れ、引き出し、ATMでの引き出し、現金小切手)も同時に1ヶ月5万ドル迄となります。
HSBC(米国)とその他米銀も同様に行われます。

=====こんな意味合いでしょう。

これって副島先生言ってる預金封鎖じゃないの?
最近(1−2ヶ月前)にもこれに似た情報を見た事があるけど、どこの銀行が何時から海外送金をできなくするかを忘れました。でもこういう情報が届くってことは何となく怪しい(危険)と感じます。

それと最近香港でよく見かける記事は彼の有名な香港一のお金持ちの 李嘉誠(り かせい)氏が傘下のショッピングセンターの売却や上海の住宅をかなり値下げして売却処分しているとの情報があります。
何かがそう遠くない時期に起るってことのお告げかもしれないですね。

まあ既に何かは起きているので有ってこの先起きる事はその次のステップと言うのが正しいのでしょう。

*注意とお願い。この情報は未だ事実か確認できておりませんのでどなたか直接銀行からメールを受けられた方がおられましたらお知らせ下さい。