重たい掲示板

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庄司 豊明 投稿日:2014/04/14 07:55

【1308】[1564]先生の最新刊を読破して

囲む会の方に主に金融面については、すでにメール送信済なので割愛させていただき、靖国問題について書きたいと思いました。
正に中世ヨーロッパのような政教一致によるカトリック教会の支配では、無実の人間による宗教裁判による処刑、十字軍による虐殺がありました。
日本においては国家神道という明治政府のカルト宗教政策による洗脳工作によって、靖国神社が建てられ戦争に突入したことは紛れもない事実です。
信教の自由は信じる自由ばかりでなく、信じない自由もあることを忘れてはならないと同時に政教分離も同時に守られなければならないと感じています。
最早、靖国が他国と同様の無名戦士の墓と同様だと言うことがおかしいです。
無名戦士の墓と同等にのは千鳥ヶ淵戦没者墓苑がです。
思想の自由と同時に信教の自由として靖国に行きたい人は行ってもいい。
しかし、それを国家レベルでの首相、閣僚の参拝や国で管理するのはナンセンスである。
私の友人がよく言うことで、宗教を何を信じようと人の勝手だと。
しかし、他人に強制、勧誘までしないで同じ宗教を信じている人たち同士で活動して欲しいと。
このまま、右傾化政権が暴走すれば国家レベルで参拝を強要されるばかりでなく
世界から孤立して、戦争にまで突入する心配がある。
会員番号7791

楊航嘉 投稿日:2014/04/10 23:04

【1307】[1563]写真で見るスパイ船特集

論より証拠で、活動中のスパイ・シップと、それらしき船舶の様子を写真付きで見ていただきたい。

スペイン船籍 MAR DO ROSTRO IMO呼出符号:9486063


船橋(ブリッジ、操縦室)の上に、林立する垂直アンテナの山を見ていただきたい。


この紋章にも意味があるのだと思うが、私には何を意味するか解読できない。

スペイン船籍 DENVER IMO呼出符号:9486063

MAR DO ROSTROよりもアンテナが少ないが、特殊なアーム状クレーンを搭載しているのが特徴。Maritime TrafficでもSpecial Craft(特殊な用の船)として登録されている。一方で別項目にはFishing Vessel(漁船)とも書いてある。

上のMAR DO ROSTROもDENBERも、漁船形態だが漁具を搭載している写真がないのが特徴である。これは、北朝鮮の工作船にも共通して見られる特徴である。狭い船内で、網などを積むと事故や火災のもとになるからであろう。

サウジアラビア船籍 BAHRI WAFI IMO呼出符号:9660542
この船は2014年建造と書かれており、そのためか写真が存在しない。中国の東海救(DONG HAI JIU)101とせり合うような航跡をとっており、何らかの任務をもって活動している。ばら積み船として登録されているが、写真がないので実態はよくわからない。

あからさまな軍艦ではなく、商船として登録されている船が何らかの活動をおこない、マレーシア航空機の喪失現場でしのぎを削っている。スペインやサウジアラビアはアメリカ離れが進んでいるとは言え、やはり我々と同じ属国のひとつであり、こうして危ない現場に駆り出されている。

逆を言えば、このような活動をしている日本の船が存在しても、おかしくない。

7721 中西 投稿日:2014/04/09 13:09

【1306】[1562]大重様へ

大重様

7721中西です。ご返事ありがとうございます。

そうなんですよね、私も副島先生の長年の読者なのでそれはよくわかっているのですが。

世の多くの男性と同じで、女を説得するのは大変なんですよ。私も、そういうことに労力
を使うことはとっくにあきらめています。

やっぱり女性は安定志向なんでしょうね。(銀行が安定か??)

楊航嘉 投稿日:2014/04/09 00:54

【1305】[1561]Marine Traffic .com で見るマレーシア航空捜索

http://www.marinetraffic.com/

こちらのサイトから、オーストラリア西部のマレーシア航空機の
捜索活動を垣間見ることができる。

中国は、東海救101 南海救115 海巡01などの救助船と巡視船を派遣している。
これらの船は、自国から遠く離れた海域でのオペレーション能力があるようだ。

オーストラリアは、海軍艦艇を多数出しているが、中心となるのは軍艦ではない。

SEAHOSE STANDARD、OCAN SHIELDという名前の特殊作業船が、米軍から
借りた曳航ソーナーを用いた音響捜索活動を実施している。

気になるのが、スペイン船籍の漁船MAR DO ROSTROである。
この船は、明らかに漁船形態の情報収集船である。上の船名で検索すれば、
画像が出てくるので、興味のある人は探してみて欲しい。

旧ソ連のオケアン級や、北朝鮮の工作船のようにアンテナをもった
漁船形態のスパイシップである。スペインはなぜこの件に絡んでいるのか、
あるいはアメリカのカバー船なのか、興味は尽きない。

AISと呼ばれる船の位置表示システムは、そのシステムをOFFにしない限り、
様々な船の活動をオープンにする。この動きから、各国の挙動を見て取る
ことができる。

楊航嘉 投稿日:2014/04/08 20:45

【1304】[1560]「悪女」は、日本の嫉妬を煽る

「悪女」は、日本の嫉妬を煽る

前回の投稿で、「アメリカは日中をもてあそぶ悪女である」論を展開したが、
ますますその傾向か顕著になってきた。

アメリカの軍事ナンバー・ツーであるヘーゲル国防長官が笑顔で中国の空母「遼寧」を訪問し、乗員と対話までして笑顔で写真に収まっている。

海上自衛隊からしたら、たまらないだろう。今まで「彼女」の靴の裏まで舐めて奉仕してきたのだから。朝鮮戦争の時には、「彼女」のために死人まで出してカーペットを引いた(掃海作業をやった)のにもかかわらず、彼女は新しい男の家を満面の笑顔で訪問しているのである。

それもこれも、「彼女」が魅力がある(と、日中双方が思っている)からである。よく考えればトウが立った年増のおばさんであることを忘れている。日中双方が、お互いを優位に見せるために、おばさんをめぐって争奪戦を繰り広げている。

——(引用貼り付けはじめ)——

中国の空母「遼寧」をアメリカのヘーゲル国防長官が視察 軍事力の透明性をアピール

アジア歴訪中のヘーゲル米国防長官は7日、中国到着後に山東省青島市の海軍基地で同国の空母「遼寧」に乗艦し、約2時間にわたって視察した。米当局者によると、外国人の乗艦はヘーゲル氏が初めてだったという。

日本から青島入りしたヘーゲル氏は3日間の日程で中国を訪問する予定で、遼寧視察はその初日に行われた。ヘーゲル氏は、遼寧の甲板や医療施設、居住スペースなどを見て回り、乗組員との会話も許可された。

視察に同行した米当局者は、「艦内すべてを見ることはできなかったが、この新戦力の空母について、透明性を高めようとしている(中国側の)努力が感じられた」と述べた。

空母「遼寧」は旧ソ連時代の建造艦で、1998年にウクライナから購入・改造され、今では海軍力の増強を進める中国のシンボルとなっている。

上海政法学院の軍事専門家NiLexiong氏は「中国は隠すものがないことを強調し、米国との軍事関係を強化したい狙いがあり、(今回の視察では)透明性と誠実さが示された」とコメント。

その上で、同氏は「米国が遼寧と自国の空母との違いを認識するいい機会になるだろう」と語り、両国間の技術的な格差に言及した。

また中国の専門家らは、中国政府は軍の近代化に関する透明性が欠けているとの米国の批判をかわそうとしていると指摘。米国防総省関係者は、中国の軍拡は米国の軍事力に対抗するためだとみている。

米当局者によると、遼寧視察は米国が1月に中国に要請し、最近になって中国が受け入れたという。[青島(中国) 7日 ロイター]

——(引用貼り付けおわり)——

この「おばさん」が「中国クン」の自宅にいる写真を見て怒るのではなく、べつの、もっと若くて素直な子を探す努力をするほうが「日本クン」に取って得ではないのかと思う。

つまらないおばさんの言動に惑わされることなく、我々は正しいパートナーを探すべきだと切実に思う。

7721 中西 投稿日:2014/04/06 18:05

【1303】[1558]豪ドル預金

私、4年くらい前にx00万円程、豪ドル預金をしました。(5より少ない数字です。小金持ち以下です)
とはいえ、日本にある支店でです。副島先生の本には、それだと日本の当局の監視下にあるだけだか
ら外国へ行って直接預金口座を作りなさいと書いてあって、それは知っていたのですが、そこまです
る余裕も自信もなかったので上記になりました。
本当は、豪ドルでなく金を買いたかったのですが、妻の反対に会い(やはり銀行が安心とのことで)、
折衷案として上記に落ち着いた感じです。
この4年で為替的にはあまり面白いように動いてはいないのですが、金利はまあいいかなってところ
ですかね。
資産を心配する金持ちでないんで、普段の生活ではこのことは全く忘れているくらいです。
金持ちになったらなったで、いろいろ心配事が増えて大変なんでしょうね。
さあ、これが来年以降、どうなるのでしょうか。お楽しみということで。(別に儲けるとかは考えて
いないんで気楽なもんです)

楊航嘉 投稿日:2014/04/05 01:45

【1302】[1557]八方美人のアメリカに注意すべきだ

アメリカは、中国が主催する国際観艦式に自国の艦艇を派遣しないことを決めた。アメリカは、中国が、日本の海上自衛隊を、中国が主催する国際観艦式に招待しないので、同盟国の連帯のために派遣しないことを決めた、と言っている。

一方で、安倍首相が靖国神社に参拝した際には、日本の態度に「深い失望」を表明している。これは、日本にとってはソッポを向かれたも同然である。だから、頭の弱い日本の安倍側近たちは突然の仕打ちに怒り、アメリカを罵ったのである。

さて、アメリカが真に意図するところはなんであるか。それを、以下のポップス歌謡になぞらえて考えてみる。

「けんかをやめて」、という竹内まりやの作詞・作曲した歌がある。竹内まりやとは、昔は自分自身がアイドル(シンガー・ソングライターと言っているが)であり、その後は色々なアイドルに曲を提供した女性作詞作曲家である。彼女は、クリスマスの歌で有名な山下達郎という歌手の奥さんでもある。

さて、この曲も、河合奈保子というアイドルのために作った曲であるが、竹内まりやが彼女自身でも歌っている。

「けんかをやめて 二人を止めて 私のために争わないで もうこれ以上」

という歌い出しで始まるこの曲は、一人の女をめぐって、殴り合う男二人の前で、女が戸惑っているという構図である。この女は、上にあるように、「けんかをやめてほしい」と言いながら、実は全くケンカをやめてほしいと思っていない。

ケンカをやめさせたいなら、2人とも相手にせずに、自分が立ち去るべきである。または、どちらか一方を選んで愛を語らうべきである。相手にされなかったほうの男は、ひどく落ち込むだろうが、少なくとも暴力のケンカはその時点でおわる。勝負がついたからだ。

歌が進むと、女は「揺れる乙女心」で「どちらともうまくやっていけると、思っていた」とのたまう。そして、そのあとで「ふたりの心をもてあそんで楽しんでいた」と独白する。そのあとで、「ボーイフレンドの数を競う仲間がいて、自慢したかった」と、男たちは単なる遊びのコマでしかないことにまで言及する。

「けんかをやめて」と言い、「二人をとめて」と「さらに別の男」に頼んでいるのがこの女である。きっと、つぎにこの曲の主人公である女が狙うのは、ケンカの仲裁にはいった、この第三の男である。

この女にとって、「男たちが自分のために争う」ことはこの上ないステータスであり、自尊心を十分に満足させる事である。

要するに、アメリカは「日中の心をもてあそんで楽しんでいる」のである。そして、究極的には「日中が殴り合いになる」ことを望んでいるとしか言いようがない。だから、アメリカは日和見的に日中の双方にいい顔をしたり、冷たくしたりして「どちらともうまくやっていける」ふりをしているのだ。

アメリカも、歌の主人公の女も、「わかってやっている」のである。どういう事をすれば、この馬鹿な男たちが自分に服従し、お互いに憎しみあい、最後には殴り合うのか、わかっているのである。そして、「けんかをやめて」と言えば、自分はあくまでも悪くない立場にいられるのである。もちろん、自分の自尊心は十分に満たされた上で、だ。

私たちは、このような女をめぐって、隣にいる男と殴りあうほうがよいのか、それとも、こんな悪い女は相手にせず、隣にいる男と酒でも飲みに行ったほうが良いのか、よく考えるべきである。

なぜなら、この女は、結局は「殴り合いをするような男は野蛮だ」と言うだろうし、我々は初めから「彼女にとっての本命候補」ではないのだから。

楊航嘉 投稿日:2014/04/02 23:39

【1301】[1556]調査捕鯨の禁止と、国際社会の意思

日本が行っている南極海での調査捕鯨(ちょうさほげい)は国際捕鯨取締条約に違反するとして、オーストラリアが国際司法裁判所(こくさいしほうさいばんしょ、ICJ)に提訴していた問題で、国際司法裁判所は日本の調査捕鯨を条約違反と認定した。ICJは日本に対して、今後、調査捕鯨を実施しないように命じた。

『エコロジーという洗脳』で書かれていたとおり、マッコウクジラの脳漿(のうしょう)は、潜水艦のソナー(音で他の船舶を探知する機械)や戦車などの不凍液として使われている。アメリカは、この戦略物資を十分な量ためこんでおり、捕鯨禁止運動の裏にあるのは戦略物資を他国に保有されたくないというアメリカの意思である。

以下の朝日新聞の記事によると、日本は万全の態勢で裁判に望んだが、結果は完敗であったという。

(引用貼り付けはじめ)

叱責の首相・釈明する担当者…調査捕鯨、日本完敗の訳は

編集委員・小山田研慈、菊地直己 シドニー=郷富佐子

2014年4月2日20時51分

 南極海における日本の調査捕鯨の中止を命じた国際司法裁判所(ICJ)の判決。事前の予想に反して、日本の完敗だった。捕鯨に対して国際社会から厳しい批判を浴び続けながら、なぜ日本政府は読み誤ったのか。そこには日本外交の見通しの甘さがあった。

南極海の調査捕鯨、中止命令 捕獲数「多すぎる」

 2日、オランダ・ハーグからの帰国後、ただちに官邸に駆けつけた日本側代理人で外務省出身の鶴岡公二・内閣審議官を待っていたのは安倍晋三首相の叱責(しっせき)だった。

 「判決結果は非常に残念で深く失望している」。鶴岡氏の説明を聞いた首相はそう告げたという。

 首相執務室を出た鶴岡氏は険しい表情を崩さず、足早に官邸を去った。

 自民党でも、政府の対応に批判が集まった。同日、党本部で開かれた捕鯨議連の総会では、武部新議員が「相当自信があった印象だが、どういうことか」と追及。外務省の石井正文国際法局長は「本当にわからなかった。裁判はふたをあけてみないとわからない」と、釈明に追われた。

 日本政府は準備段階から「日本として最良のチーム」(外務省幹部)という万全の態勢で裁判に臨んできたはずだった。代表団には著名な国際法学者のほか英、仏などの法律顧問も参加した。同じ捕鯨国のノルウェーなどからの科学者も加えた「最強」の布陣のはずだった。「最低でも数千万円単位の弁護報酬を支払い、世界的権威の弁護士を雇った。完敗はあり得ないとなめていた」(政府関係者)と打ち明ける。

 弁論内容にも強い自信を持っていた。昨年6月下旬から7月中旬にかけてハーグのICJで行われた日本側の口頭弁論でかなりの手応えを感じていたからだ。「日本の考えをよどみなく説明でき、論理的には豪州に勝っていた」と関係者は話す。

 日本は徹底的に法律論にこだわった。国際捕鯨取締条約(ICRW)の第8条には、調査捕鯨を認めることが明記されている。「どうみても法的には問題ない」と自信を深めた。

■捕獲頭数の多さに不安

 だが、不安のタネはあった。合計で1千頭を超える捕獲頭数だ。頭数の多さに無理があることはわかっていた。それでも、ICRWには調査捕鯨の捕獲頭数の上限は書いていないから、大丈夫だろう、と楽観視していた。

 実際に裁判官の多くがこの弱点を指摘した。第1期調査(1987年度~2004年度)から、第2期(05年度~)に切り替わる時に、捕獲頭数が倍増した。しかし、その理由や過程が不透明であることや、捕獲枠と実際の捕獲数がかけ離れているのに計画がそのまま維持されていること、などが批判の対象となった。日本側は「反捕鯨団体などの妨害で捕獲できない分がある」と反論したものの、裁判所の理解は得られなかった。

 また、裁判官の構成への不安もあった。外務省幹部は判決前、「反捕鯨国出身者の政治的思惑が働く可能性もある」と漏らしていた。水産庁によると、裁判官16人のうち、欧米など反捕鯨国出身の裁判官が10人。判決ではこのうち9人を含む12人が日本の調査捕鯨中止に賛成した。「ICJは捕鯨の善悪でなく、法的な議論をするところ。裁判官は法的な見地から判断してくれるはず」(外務省幹部)との希望的観測はもろくも崩れ去った。(編集委員・小山田研慈、菊地直己)

■欧米、日本に批判的

 「勝った」側のオーストラリアでは、「南極海に平和が訪れた」(公共放送ABCテレビ)や、「クジラが救われた」(シドニー・モーニング・ヘラルド紙)など、判決を大歓迎する報道ばかりだ。

 一方で、日本との経済連携協定(EPA)交渉が大詰めのため、「最悪のタイミング」(豪外務貿易省幹部)との懸念もある。訪日して7日に安倍晋三首相と会談する予定のアボット首相は1日、判決を歓迎しつつも「我々が絶対的に優先するのは日本とのEPAだ」と報道陣に述べた。

 裁判に参加しなかった欧米諸国でも、日本に批判的な記事が目立つ。

 フランスのフィガロ紙は1日付で「日本は(商業)捕鯨を継続できるよう調査捕鯨プログラムを『でっち上げた』」ために豪州から訴えられたと批判的に報じた。米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「判決は南半球のみが対象。クジラを守る戦いは終わっていない。日本は国際的な非難を待たず、すべての捕鯨をやめるべきだ」と同日付の社説で論じた。オランダのトラウ紙は同日付の記事で「中国との尖閣諸島の問題で日本は『国際法のもとで解決を』と強く主張している。ICJ判決を無視すれば、日本の外交的信頼に大きくマイナスになるだろう」とした。(シドニー=郷富佐子)

(引用貼り付けおわり)

これは、国際社会の意向に反して暴走を続ける日本の安倍政権に対する警告であると考えていいだろう。だからこそ、上の記事にあるとおり安倍首相は激怒して担当者を叱責したのであろう。

日本は2010年に、海上自衛隊の保有する潜水艦を16隻から20隻以上に引き上げる決定をしている。あまりに急ピッチで増やしているので、潜水艦の勤務に適応できない(適性がない)乗組員が潜水艦に乗せられ、どんどん自殺している。これは、海上自衛隊で問題になっている。

今回の国際司法裁判所の決定は、「これ以上、潜水艦はふやさせないぞ」という国際社会の意志であると読み取れる。

先日は米国が研究用として日本に提供していた核物質(プルトニウム、高濃縮ウラン、核兵器の材料となる核物質)を返還させられることになった。

これも、日本が密かにおこなっているであろう核兵器の保有に向けた技術開発に対して「やめろ」というアメリカからの強いメッセージがあったためだろう。

危険な独走を続ける安倍政権=日本に対して、国際社会は「大人しくしろ」という強いメッセージを突きつけている。戦前の轍(てつ)を踏まぬよう、我々は冷静に国際社会の声を聞くべきだ。

わふまなふ 投稿日:2014/03/26 00:31

【1300】[1553]ウクライナ情勢、台湾国会占拠、及びマレーシア航空370便の件について

皆さま。こんばんは。

表題の件につきまして、情報のご紹介です。
特に、ウクライナ情勢についてのプーチン大統領の演説が読ませます。
既にご存知でしたら、ご容赦ください。

ソース(情報源)に若干偏りが見られる気がしますが、ご愛敬ということで。。

■ウクライナの情勢について

朝日新聞モスクワ支局員の方のtwwiterとそのtogetterをご紹介します。

こちらがソースのツイッターになります。↓↓↓
https://twitter.com/usausa_sekine

18日、大統領府があるモスクワ・クレムリンで、クリミア編入を表明したプーチン大統領の演説↓↓↓
http://togetter.com/li/644258

■台湾国会占拠について

ジャーナリストの岩上安身さんのインディペンデント・ウェブ・ジャーナル(略称:IWJ)の記事です。↓↓↓
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/131050

哲学者の内田樹さんの「教育学者・佐藤学先生による台湾速報(2014.3.24-25)。」です。↓↓↓
http://togetter.com/li/646735

■マレーシア航空370便の件について

先日こちらの掲示板にリクエストが出ていましたが、これといった情報は流れていないように思われます。

わふまなふ拝

滋賀県の片岡 投稿日:2014/03/22 22:30

【1299】[1552]慰安婦問題についての若干の考察

 本題に入る前に、この半年の間に一地方都市大津で起きた話題を二つご紹介いたします。

 一つは大津市と琵琶湖を挟んだ対岸にある草津市を結ぶ有料の近江大橋(通行料金150円、有料区間6.1キロメートル橋梁部1.3キロメートル)が昨年の12月26日から無料開放されました。この橋は滋賀県道路公社が建設、1974年に開通して以来39年間通行料金を徴収する事で、橋の建設費の償還と無料化後の維持管理の基金の準備を整えて無料化にふみきりました。

 無料化になった後、私自身も以前よりも頻繁に橋を利用する様になりました。やはり只であるという事は大変ありがたいことです。交通量がどのくらい増えたのか正確な統計は見ておりませんが、橋を通る時の実感としては二倍以上の車が通るようになったと思います。橋から大津市内に入るメインの道路はこのためかなり車両が増え、それを見越して一年以上前から周辺道路の拡張工事が行われていました。今も浜大津付近では拡張工事が行われています。

 もう一つの話題は昨年の夏ぐらいから琵琶湖上空を飛ぶプロペラ機の重低音の不快な爆音が朝昼晩を問わず毎日頻繁に聞こえるようになり、爆音がうるさいので腹立たしく思っています。私が目撃したのは自衛隊のヘリコプターでした。それ以外の輸送機や米軍の飛行機も飛んでいるのかもしれません。夜中の三時ごろ目覚めたときにも爆音が聞こえていました。夜間飛行の訓練を行っているのでしょう。軍用飛行機の爆音など一昨年までは気にも留めた事がありませんでした。全く不愉快なことだと思います。

 さて、表題の「慰安婦問題」に付いてです。

 大津市には大津赤十字病院という立派な病院があります。ある事がきっかけで大津赤十字病院の歴史を調べた事がありました。

 大津赤十字病院の前身は滋賀県駆黴院(くばい いん)という施設でした。なぜこのような聞きなれない施設が明治の初期に設けられたかと言いますと、話は幕末にまでさかのぼります。

【検黴制度の確立】

 幕末、列強(露西亜、英国、亜米利加、仏蘭西 等)は日本に開国を迫り、それに抗しきれなくなった幕府は下田、箱館、長崎、神奈川 等を開港していきます。そして列強は各港に駐留軍を置くようになりました。それにともない列強の軍隊にとっては兵士の健康管理が重要でしたが、各港の遊郭では梅毒の蔓延が著しく、列強はその対策を幕府に強く要求していました。

 1864年、英国では「性病予防法」が発布され、英国国内はもとより、世界各地の海軍駐屯地や植民地において英国軍兵士相手の女性に対して梅毒検査を強制的に行いました。
 
 維新後の明治新政府にとっても、英国をはじめとする列強が強く要求する険黴制度(けんばい せいど 検梅ともいう)を確立する事が、近代国家に脱皮する上での急務であった為、全国の遊郭のあった場所に駆黴院を設置しました。滋賀県では明治九年(1867)に大津湊町(大津市中央一丁目)に仮駆黴院が設けられました。当初、駆黴院は娼妓を対象に性病の検査と治療を行う施設でした。その後、一般の病気や一般人の病人も対象とする病院となり今日の大津赤十字病院へと発展していきます。

【日本国における慰安婦制度の原初】

 ある国の軍隊が他国の領土内に進駐し駐留するという事は、二国間の力関係において明らかに前者が後者より強い立場にあるという事を意味しています。幕末の日本が列強に開国を迫られ、しぶしぶ条約を結ばされ、開港地において外国人の居留を認めさせられました。更に1862年の生麦事件(薩摩藩の行列に騎馬の民間英国人が乱入したため藩士が切り殺した)等を理由に居留民を守るという口実のもと外国軍隊の駐留が行われたという史実は正にその事を示しています。

 そして、外国軍の現地司令官(兵士の管理者)の立場から考えると、①「自軍の兵士の生活管理」を正しく行い、兵士らが駐留地の現地民とトラブルを起こさないように管理、指導する事が、どうしても重要な課題となります。特に②現地女性に対する不用意な性的衝動を厳格に指導する事は(ある局面においては)現地政府との交渉を滞りなく運ぶためにも必要な事でした。
 又、③不用意に現地女性と交わり、梅毒をはじめとする性病に罹患する事を防ぐ為にも重要でした。ここに④兵士の相手をする女性の性病管理も行わなければならないという問題が生まれてきたのです。
 これらの問題のすべてを解決する手段として、軍隊が管理する兵士相手の慰安施設及びその制度が必要となりました。これが慰安婦制度の始まりであり、日本における慰安婦制度の原初の形態は1860年の長崎においてみることが出来ます。

 先に記した文久二年の生麦事件の2年前万延元年(1860)ロシア軍艦ポサドニク号が当時敵対関係にあった英仏の軍艦に追われて長崎港に避難するという事件が起こりました。(2014年の今年クリミア半島をめぐって米欧とロシアが対立していますが、この当時も1854年からクリミア戦争が始まり英仏とロシアは敵国同士であり、日本近海でも戦闘が行われていました。)そして、この事件があり、ロシア兵が長崎に上陸し居留する事を認めた結果、正に日本国における慰安婦制度の原初の形態とも言うべきものが出現したと考えられます。

 このあたりの経緯を『日本梅毒史の研究』(福田眞人・鈴木則子編 思文閣出版 2005年)140ページから引用します。

(引用はじめ)

 日本における梅毒検査(検黴)の始まりは、長崎におけるロシア兵を相手にした娼妓を対象にしたものだった。万延元(1860)年九月、長崎丸山遊郭の遊女たちに、ロシア軍艦ポサドニク号乗組員を相手にするために稲佐郷へ出稼ぎする許可が(引用者注:長崎奉行によって)与えられる。彼らは「ロシア女郎衆」、「マタロス女郎」(マタロスとはオランダ語のマドロス「海員」のこと)と呼ばれた。この「休息所」の設置と、娼妓の梅毒検査は艦長ビリーリョフの強い要求に従ったものだった。 

 中略

(引用者注:次に松本良順の自伝『蘭疇自伝』からの引用が書かれている。この人は当時長崎で医学伝習所所長を務めていたオランダ人医師ポンペの助手をしていた) 

 
 これよりさき露西亜は土・英・仏と兵を構え、露艦逐われて長崎港に来たり、船檣その他の毀損を修理せんことを乞う。すなわち上陸を許され、崎港の対岸なる護心寺に寓す。曠日無聊、兵卒等日々野径を逍遥し、発情の禁じ難き、動(どう)もすれば農家の婦女に戯る。艦長これを憂え、花柳の遊びは許さんとするも、梅毒の伝染を恐れ、娼妓の梅毒検査を行われんことを乞う。奉行岡部氏、検査のこと、可はすなわち可なれども、いまだ我が邦に行われざることなれば、遊郭の者、苦情を訴え紛擾を起こさんことを患い、予を招きてその計を問わる。余曰く、我に考うるところあり、よくこのことを弁すべしとて、遊郭花月楼(引田屋)に至り楼主を呼び、今度停泊せる露国人より奉行に乞うところのことを語り、かつ曰く、奉行の意は遊郭両町(丸山町、寄合町)を圧制してこのことを行うに忍びず、予をして力(ちから)可及的円滑にこれを計らしめんとなり。因って予が考案を述ぶべし。まず彼らが寓居する護心寺近傍において長屋を建築し、島原辺りの女子の醜美は論ぜず身体強壮なる者を撰び、十人余りを購い来たり(ただし平常の倍価を以て購うも可なり)、その長屋において露兵に接せしむべし。敢えて酒食を要せず、その揚代金不廉なるも可なり。(臨時の建築費を算すれば、これにたいする収入を計らざるべからず) 

  後略

(引用おわり)

 ここでは、万延元年に長崎港に入港したロシア軍艦の水兵が長崎港周辺の一般婦女子に淫らな行為に及ぶので、それを防ぐために周辺の村落から娘を集め、新たに建築した長屋で梅毒検査を行った上で、ロシア水兵の相手をさせた。玄人の遊女ではなく素人の娘を撰んだのは、遊郭では花柳病が蔓延していたこと、梅毒検査に対する娼妓の反発が予想されたことからである。また、料金も通常の倍(別の個所では丸山遊郭の第一等娼の価四倍との記述も)も出したと述べている。

 さらに、同書142ページから引用する。

(引用はじめ)

 こうして娼妓の募集をするとたちまち十余人が集まり、彼らは稲佐(引用者注:長崎港近郊の稲佐郷)での営みにおいて収入多く、半年ばかりで相応の金を蓄え去ったという事である。さて、肝心の梅毒検査はどうであったか。
 

 この時を以て計らずも梅毒検査を行う事を得たり。初二日はポムペ氏これを行い、次日よりは生徒ら(引用者注: 西洋医学を学ぶ日本人医師たち)二三日ごとに交代して行いたり。やがて艦の修繕全く成り、艦長はその属官を従え、予とポムペ氏を花月楼に招き、饗宴を開き、その周旋の労を謝したり。この時ポムペ氏笑って曰く、これみな露国の官費に出づ、なんの謝するところかあらん、と。予はまた今回検査法を実地に学び得たれば、他日これを我が国に行わんと私かに喜びたり。これ我が国にて駆梅の創始なり。

(引用おわり)

 ここに記されている事を要約すると、遊郭花月楼の楼主は店の娼妓を出すのではなく、近郊の村落から素人娘を募集して、ロシア水兵の接待に当たらせた。それは通常の料金の何倍もの金額であった。素人娘からなるにわか娼妓たちも半年ばかりの特需が終わると相応の蓄えを得て帰った。また、ロシア水兵たちも安息と歓楽を得たのである。一方、ポンペ医師やロシア軍医から検黴方法を学んだ日本人医師は西洋医学を実体験する貴重な機会を得たので四者とも満足を得たと述べられている。

(つづく)