重たい掲示板

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松村享 投稿日:2015/03/05 02:46

【1441】[1760]時計から見るイスラーム思想史①

松村享(まつむらきょう)です。
今日は2015/03/05です。

私は現在、ルネサンス関連の論文を書いています。
ですが、いつのまにやら、イスラーム関連の記述が大きくなってきました。
イタリア・フィレンツェのルネサンスという現象は、イスラーム抜きには語れないのです。

それで今回から、イスラーム思想史を掲載していきたいと思います。
原稿の分量からして、10回の投稿、連載の予定です。
話は、みなさんの部屋にも置いてある『時計』から始まります。

○『時計から見るイスラーム思想史』序文

『時計の社会史』のp16(角山栄著 中公新書 1984年 )によると、我々が使っている時間は『定時法』と呼ばれる。
『定時法』は、1日を厳格に24で割る。現代人にとっては、あまりに当たり前の話である。

だが、この『当たり前』の中に、重要な事実が隠れているのだ。
かつて定時法は、当たり前ではなかった。
定時法の機械時計は、金融業の発達にともなって現れた。一秒一秒を明確に均一に区切るのは、利子のためである。

引用開始ーーーーー『時計の社会史』p17~p18(角山栄著 中公新書 1984年 )

新しい時間概念(※引用者より。『定時法』のこと)が新旧勢力の決定的対立をもたらしたのは、利子をめぐる問題である。

※中略

キリスト教の時間は神学的時間で、神とともに始まり神によって支配されている時間である。時間が神のものである以上、時間を売って利子をとる行為は神を冒涜するものである。

こうして徴利禁止法が十三世紀に神学者、教会法学者によって体系づけられた。

ーーーーー引用終わり

松村享です。
13世紀、ローマ・カトリックは『定時法=利子』を阻止しようとした。
だが定時法の勢いは止まらなかったのだ。
ヨーロッパ、とくにイタリアは高度成長期だったからである。

13世紀~14世紀のイタリアは、モンゴル・ネットワーク、そしてエジプト・ネットワークに従属する、金持ちの属国国家群だった。
このことは、私松村享が、こちら重たい掲示板1708・1709・1715にて『フィレンツェ・ルネサンスは、イスラーム覇者バイバルスから見なければならない』と題して、素描した。

さて、私がここから追いかけるのは、イスラーム思想史である。なぜならば、イスラームにおいて、定時法を可能とする数学、天文学は格段に進化したからだ。

舞台は、バグダードである。
9世紀バグダードに『神学の下女・数学』を創始したと観察される人物アル・フワーリズミー(780?~845?)がいる。

『失われた歴史 イスラームの科学・思想・芸術が近代文明をつくった』p142(マイケル・ハミルトン・モーガン著 平凡社 2010年)によると 、
フワーリズミーは、数学を物質的なものから引き離し、純粋に抽象的なものへと移行させた。
彼のラテン名が、アル・ゴリトミで、現代でも『アルゴリズム』という、数学コードを表す単語として使用されている。
フワーリズミー出現後、数学、天文学は、格段に進化した。つまり、定時法は格段に進化した。

それから100年、10世紀バグダードは、大恐慌に陥る。
それはそのまま、世界史の誕生を実現したイスラーム・アッバース朝(750~1258)の墜落の過程と重なる。

ユーラシア大交易ネットワークを実現したイスラーム・アッバース朝(750~1258)という王朝があった。稀有の大帝国である。
宮崎正勝氏によれば、世界史の誕生を実現した王朝である。アッバース朝は、バグダードを拠点とする。

このアッバース朝の墜落の過程で、バグダードが、銀行街になっている。
ウォール街化したのだ。ここに、金融ユダヤ人が大いに絡んでくるのである。

バグダードから南方90km地点、ここがバビロンである。バビロンに、タルムード(ユダヤ教の聖典)を介して、ユダヤ人の中央政府をつくりあげた人物、サアディア・ベン・ヨーゼフ(882~942)がいた。

snsi研究員・鴨川光氏によると、サアディアは、近代(modern)の源流に位置する学者である。サアディアの時代に、世界の中心バグダードは、大恐慌に突入し、同時にウォール街化した。金融業の発達である。ここが『定時法覇権』の原点だ。

みなさん、我々の日常は10世紀バグダードの延長上にある。
なにも創価学会だとかキリスト教だけが『宗教religion』というわけではない。
いま、パソコン画面の端に現れている時間、数字の羅列がそのまま、我々の宗教である。(続)

松村享拝 

副島隆彦 投稿日:2015/02/26 16:07

【1440】[1759]私の 金融セミナー(講演会)のお知らせ

副島隆彦です。 続けて書きます。

 明々後日、3月1日に、私が5時間ずっと金融・経済の話をする 「副島隆彦の”予言者”金融セミナー」講演会が有ります。東京の 有楽町の マリオンの 有楽町朝日ホール です。かつて朝日新聞社があったところです。 と言っても40歳から下の人は知らないだろう。
 
 私は、今の日本の金融市場は異常事態だと思います。こんな人工的な狂乱の株価のつり上げをいつまでやる気だろうか、とじっと見ています。 一日あたり、3000億円ぐらい GPIFのお金を突っ込めば、いくらなんでも、株価は上がるでしょう。

 私の友人の弁護士が私に言いました。「アベノミックスがやっていることは、危険ドラッグ だ。覚せい剤と麻薬の飲み過ぎで、やがて昏倒(こんとう、ぶっ倒れる)するだろう」と。私も同じ意見だ。

 今の株式相場は、日本もアメリカも、博奕(ばくち)打ちたちが集まった賭場(とば、鉄火場ともう言う) の 博奕場(ばくちば)の、胴元(どうもと。資金を貸すヤクザの親分、賭場の主宰者) が、自分で、博奕をやっていることに等しい。 なぜ、日本政府という、金融市場の管理者、当局、監視者が、自分で、博奕の札 を張れるのか。おかしいと、自分たち自身で思わないのか?

 英語では、、この 賭博場の胴元(主宰者)を、house ハウス という。それに対して、 regulator レギュレーター と言って、バクチ市場の監視者、管理当局がいる。

 ところが、このハウス(胴元)と一体化したレギュレーター(当局)が、自分で金儲けをしようとして、バクチ betting の賭け札を張ることをしている。だから、今の日本政府と、アメリカ政府のやっていることは、

   Regulator / House Own Betting
  
  「レギュレーター・ハウス・オウン・ベッティング 」

である。即(すなわ)ち八百長(やおちょう)賭博(とばく)である。私が、このように書くこと対して反論がある人はいないだろう。 恥を知れ。 もうすぐ 天罰(=市場の復讐)が落ちるだろう。

 私は、誰にも遠慮しないで、自分の思いの丈を、洗いざらい、明々後日(しあさって)、3月1日の 金融セミナーで、徹底的に話します。 今、インテリ層に人気の、トマ・ピケティ  Thomas Piketty の、 「21世紀の資本(論)」についても、その重要性についてかなりのところまで説明するつもりです。

この先の、日本と世界の金融と経済の動きについて、私の予測(予言)を聞きたい人は、どうぞお集まりください。

 朝日ホールは全部で630席ありますが、あとまだ50席ぐらい余裕があるそうですから、当日の会場払いでいいですから、ご参加ください。全席、自由席だそうです。 
 
 当日払いの受付は午前10時20分から、開演は午前11時から、午後5時まで、私が、ずっと話し続けます(お昼休みは当然有ります)。 概要は以下のとおりです。

『 副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第9回 』

 日時  : 2015年3月1日(日)
 場所  : 東京、有楽町朝日ホール
 開演  : 11時
 終了  : 17時(予定)
 受講料 : 15,000円(全自由席)

 申し込み先  http://kokucheese.com/event/index/259057/

 問い合わせ  アールシステム ブレイントラスト企画
        03-6261-5465( 平日:10-18時、2月28日は臨時営業します )

副島隆彦拝

副島隆彦 投稿日:2015/02/26 14:52

【1439】[1758] 官製相場(かんせいそうば) による 株式の最高値が続いている。

副島隆彦です。今日は、2015年2月26日です。

 株式市場で最高値更新が続いている。 ニューヨークの昨日の終値は、史上最高値の 1万8224ドル になった。 2万ドルを目指す気だ。 東京市場も、 さっきの記事で、東証平均株価は、1万8700円になろうとしている。こちらも2万円を目指している。

 このように、ふたつの株式市場が、全くの相似形(そうじけい)で動いている。いや、動かされている。 官製相場(かんせいそうば)が続いている。 

 官製相場というコトバは、私が昨年の11月に出した『官製相場の暴落が始まる』(祥伝社刊)で使って、流行らせたコトバだ。今や、日本の金融や経済の世界で生きている人間で、この 官製相場 を自分の口からポツリ、ポツリと呟(つぶや)かない者はいない。

 官製相場とは、政府、金融当局 自身による 、やってはいけない、お手盛りの、権力者たちが自分で手を汚して、なりふり構わず、やっている市場の価格釣り上げによる 市場操作(しじょうそうさ)である。 

 それは、民事法( みんじほう、私法、しほう)に違反する 法律違反であるだけでなく、さらには、刑事法(けいじほう)に違反する、相場操縦罪(そうばそうじゅうざい)という犯罪である。 

 このことを、自分の胸にしっかり手を置いて、 GPIF(ジー・ピー・アイ・エフ)や、日銀FTF(イー・ティー・エフ)で、価格の操作をやっている者たち自身が、自分のやっていることの 犯罪者としての罪の深さを自覚すべきだ。

 私、副島隆彦だけは、この日本国にあって、本当のことを包み隠さずに、書く。書いて国民に知らせる。 一体、私たちのこの国で何が起きているのか、何という異変が、「まるで正常なこと」のようにして起きているかを、書いて知らせてきた。 犯罪者どもは、逮捕されて、処罰されるべきである。

 「 副島先生よー、こんなに長いこと(もう20年も)、株価がずっと低いままだったんだから、上がって当然だよ」 と、自らのボロボロのポートフォリオ(資産項目)を見つめながら、長年の大損を握りしめたまま、自分もまた、政府による犯罪に加担しているのだ。 恥を知れ、と私は言う。 

 どこが自由市場だ。どこに 健全な市場(マーケット)での、生き生きとした自由競争による、自由な人間たちの金儲けのための、立派な振る舞いが有る、と言えるのか。

 以下の載せる新聞記事は、今年の始めのものだ。ロイター(イギリスの通信社)の日本人の記者たちが正直に書いた記事だ。この記事を ゆっくりと、しっかりと、丁寧に、よーく読んで、賢くなってください。 真実に裏打ちされたコトバだけが、人々の胸に迫る。本当のことを堂々と、怖(おそ)れることなく、書く者たちだけが人々の尊敬を勝ち得るのだ。 

以下の記事の終わりの方に、明瞭に次のように書かれている。

  「 「官製相場」が行き過ぎて、実体経済(じったいけいざい)とかい離す  るような相場が形成されれば、いずれ、株高と低金利のどちらかが修正され  る形で大きく変動することになるため、警戒が必要だ 」

  「 「官製相場」は円債(えんさい)市場(引用者注。 日本国債の売り買  いの市場のこと) も同じだ。10年債利回りは過去最低水準の 0.3%  台 に低下。日本経済もしくは日本企業の業績が改善するとすれば、 低過  ぎる長期金利はいずれ正当化できなくなる 」

と書かれている。 だから、やがて、こういう事態になるのだ。すべての市場参加者は、ゆめゆめ これらの重たいコトバを忘れるなかれ。

(転載貼り付け始め)

●「初日からボラタイルな「官製相場(かんせいそうば)」、2015年の展開暗示か」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0KE0FW20150105

2015年1月5日 ロイター

 新年初日の東京市場は、動きの激しいボラタイルな(引用者注。激しい乱高下の値動き、のこと)展開となった。

 ギリシャの政情不安など海外の不透明感が強いにもかかわらず、特段の材料が ないまま日本株はマイナス圏から急反転。日銀のETF(上場投資信託)購入を期待した買いが入るなど「官製相場(かんせいそうば)」への期待が株価を押し上げた 格好で、ドル/円 も切り返した。緩和マネー主導で大きく振れる今年の相場展開を暗示しているようだとの声も出ている。

 日銀ETF買いへの思惑

 大発会のマーケットには、その年の相場の特徴がしばしば表れることがある。日経平均が 3万8915円(終値ベース)の史上最高値を付けた1989年12月29日。翌年の大発会となった1990年1月4日は200円安で始まり、 年間では1万5000円下落。バブル崩壊の予兆となった。

 昨年初日の日経平均は、その前年末に9連騰と急上昇した反動が出て、380円安で始まった。昨年の値幅自体は4100円と、それほど大きい わけではなかったが、前年末の終値水準から下に2400円、上に1700円と上下に振れる荒れた相場展開を示唆するスタートとなった。

 今年の大発会(だいはっかい)は、終値では42円安と小幅安だったが、一時はマイナス200円安まで下落。その後、一時90円高の水準まで一気に切り返すボ ラタイルな展開となった。特段の買い材料は見られず、上海総合指数が 一時3%超の急伸を見せたが、コマツなどの株価はマ イナスで、中国関連株がにぎわったわけではない。

 相場を反転させた材料は、日銀によるETF買いへの期待だ。前場終値がマイナス圏だったことで、午後に入って買いが入るのではないかとの思 惑が強まった。

 「昨年の大納会(だいのうかい、12月30日)は、日銀のETF買いが見送られたことが大幅安の一因となった。大発会は逆に日銀のETF買いが入ると期待 されるとの見方から、短期筋による押し目買いが入ったようだ」(日本アジア証券グローバル・マーケティング部次長の清水三津雄氏)という。

  インパクト強まる日銀や公的年金の買い

 日銀は昨年10月31日に決定した追加金融緩和策で、ETFを2015年に3兆円購入することを決定した。東京株式市場の年間営業日を 250日として、1日当たり「必ず」120億円買うことになる計算だ。

 昨年10月31日以降、ETFの買い入れ規模は、それまでの147億円から374─380億円に拡大。そのペースであれば、ほぼ3日に1度 は買い入れる必要がある。

 東証1部売買代金は2兆円を割り込む水準に減少しており、取引時間中にまと
まって出てくる買いの額としては、マーケットに与えるインパクト は十分だ。さらに中央銀行が株式を購入するというアナウンスメント効果は小さくない。

 また年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や共済年金など「公的年金」が国内株を増やすポートフォリオへの変更を進めていることか ら、年間1.7─3.5兆円の資金が流入するとの試算もある。

 「いいか悪いかは別にして、日銀やGPIFの買いが日本株相場を下支える要因になることは間違いない。しかし、日銀の追加緩和などを材料に ヘッジファンドなどが仕掛けることが予想される。今年も『官製相場(かんせいそうば)』が続くとみられるが、ボラタイルな相場展開は続くことになりそうだ」と三 菱UFJモルガン・スタンレー証券・投資情報部長の藤戸則弘氏は指摘する。

  株高と債券高の共存いつまで

 実際、現物株と先物を合わせた昨年の日本株の買い主体を見ると、12月15日の週までの累計では、外国人が2278億円と2013年の13 兆6771億円から大きく減らしているのに対し、公的年金の売買を仲介する信託銀行は2兆7469億円と大きく買い越している。

 現在、日本株を最も保有しているのはGPIFだが、ETF購入を進める日銀は近く日本生命を抜いて第2位の「大株主」となる見通しだ。「違 和感はあるにせよ、GPIFと日銀の動向に神経質になるのはやむを得ない」(国内証券)というのが市場の本音だろう。

 「官製相場」は円債市場も同じだ。10年債利回りは過去最低水準の0.3%台に低下。日本経済もしくは日本企業の業績が改善するとすれば、 低過ぎる長期金利はいずれ正当化できなくなる。

 一方、低い長期金利の方が「正しい」とすれば、今から10年後でさえ、景気や物価は上向いてない状態と言うことであり、株高の方が修正を迫られることになる。「官製相場」が行き過ぎて、実体経済とかい離するような相場が形成されれば、いずれ、株高と低金利のどちらかが修正される形で大きく変動することになるため、警戒が必要だ。  (伊賀大記 編集:田巻一彦)

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 以下に、今日のNY と 東京の株価の最新の記事も貼っておきます。

(転載貼り付け始め)

●「米国株、ダウ15ドル高で連日最高値 ナスダックは11営業日ぶり小反落 」

2015年2月26日 日経新聞

2月25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら続伸した。終値は前日比15ドル38セント(0.1%)高の1万8224ドル57セントと、連日で過去最高値を更新した。

 米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急がないとの見方を背景とした買いがやや優勢だった。一方で、目先の利益を確定する目的の売りが相場の重荷となり、ダウ平均はもみ合う場面が目立った。

●「 東証前引け、反発 先高観強く1万8700円に迫る、2部指数反落 」

2015年2月26日  日経新聞

 2月26日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発した。前引けは前日比103円12銭(0.55%)高の1万8688円32銭と、24日につけた2000年4月以来の高値を上回った。

 企業業績の拡大を手掛かりとした投資家の物色意欲が強く、1万8700円に迫る場面もあった。JPX日経インデックス400 と 東証株価指数(TOPIX)も反発した。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

古村治彦 投稿日:2015/02/26 14:20

【1438】[1757]以下の共同通信の記事内容はおかしい

 SNSI・副島隆彦を囲む会の研究員の古村治彦です。

 この重たい掲示板にアルルの男・ヒロシ(中田安彦)研究員が「[1756]安倍晋三が米議会で演説する件」として2015年2月23日に掲載した記事の中で、私が「おかしい」と思った部分があり、それを書いておきたいと思います。それは、中田研究員が貼りつけた共同通信の記事です。それを下に転載貼りつけします。

(転載貼りつけはじめ)

(貼り付け開始)

安倍首相、米議会演説へ 池田勇人氏以来54年ぶり 
共同通信 2015年2月22日

 日米両政府は、安倍晋三首相が4月下旬からの大型連休中の訪米時に米議会で演説を実施する方針を固めた。日本政府関係者が21日明らかにした。1961年に池田勇人首相が下院で演説して以来54年ぶりとなる。日本の首相としては前例がない上下両院合同会議での演説へ最終調整している。先の大戦への反省を踏まえ、戦後一貫して「平和の道を歩んできた」との見解を示し、未来志向の関係を呼び掛ける考えだ。

 首相の祖父、岸信介首相も57年に演説している。

 安倍首相は演説で、TPPなど経済分野を含めた幅広い両国関係の深化が相互の国益にかなうとアピールするとみられる。

2015/02/22 02:00 【共同通信】
(貼り付け終わり)

この記事は何処が安倍首相を招請したか書いてないが、共同通信の英語版には次のようにある。

(引用開始)

According to the government official, U.S. Deputy Secretary of State Antony Blinken proposed, when he called on the prime minister’s office on Feb. 13 during a trip to Japan, that Abe address Congress, and he agreed.

Abe also expressed hope to make address Congress during a meeting in Tokyo on Monday with a bipartisan group of U.S. lawmakers led by Rep. Diana DeGette, a Colorado Democrat.

(引用終わり)

(転載貼りつけ終わり)

 古村治彦です。

 私が「おかしい」と思ったのは、英語版の方です。前半部を翻訳しますと、「ある政府高官によると、米国務副長官アントニー・ブリンケンが、2015年2月13日の訪日中に首相官邸を訪問し、安倍首相に対して、アメリカ連邦議会(Congress)での演説を提案し、安倍首相も同意した」となります。

①アメリカは三権分立(Separation of Power)が徹底している国です。「分立」とありますが、「緊張感を持って、自分の縄張りを犯されないように見張りあっている」状態です。この中で、行政府の国務省の一職員であるブリンケンが、連邦議会のことで何かを言うことありえませんし、あってはいけないことです。これは大変な越権行為です。「公務員が連邦議会のことで云々した」となると、これは大変なことです。それは、アメリカの国家体制である三権分立をないがしろにする行為だからです。

②ブリンケンには、国務省派遣で連邦上院外交委員会のスタッフ(その時の委員長は現在のジョー・バイデン副大統領)という経歴もあります。ですから、議会とのパイプがあって、「安倍首相の連邦議会での演説」について、提案があったということも考えられます。しかし、それはあくまで非公式であり、表に出てはいけない話です。それを「米国務副長官のアントニー・ブリンケン」が議会演説を提案した、と共同通信に漏らした「the government official」は、実は大変なことをしでかしているのです。

③ブリンケンが安倍首相を訪問したのが2015年2月13日です。その後、2015年2月16日に米議会の超党派議員団が安倍首相と会談しています。英語の記事の後半部にある通り、「安倍首相は月曜日(16日)に、コロラド州選出で民主党所属のダイアナ・デゲット連邦下院議員率いるアメリカの超党派の連邦議員たちと東京で会談し、その中で、連邦議会での演説を希望した」ということです。その時の様子を日経新聞は次のように伝えています。

(新聞記事転載貼りつけはじめ)

●「首相、米議会演説に意欲 春で調整の訪米時に」

日本経済新聞電子版 2015年2月17日
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE16H05_W5A210C1PP8000/

 安倍晋三首相は16日、米議会の超党派議員団と首相官邸で会談し、春の大型連休中で調整している自身の米国訪問時の米議会での演説に意欲を示した。デゲット下院議員が「首相が米議会で演説できるようにしたい」と話し、首相は「できればありがたい」と応じたという。同席者が明らかにした。

 日本の首相による米議会での演説が実現すれば1961年の池田勇人首相以来54年ぶりとなる。首相の祖父の岸信介首相も演説したことがある。

 首相は議員団との会談で、戦後70年について「戦火を交えた両国は戦後和解して強固な同盟国となり、ともに世界の平和と繁栄に貢献してきた。今後も幅広い分野で緊密に連携したい」と強調した。米側は「首相の訪米の成功を期待している」と語った。

(新聞記事転載貼りつけ終わり)

 古村治彦です。

④超党派議員団は、安倍首相に対して「演説ができるようにしたい」と述べて、安倍首相が「できればありがたい」と応じています。これはまだ正式な招待という訳ではありません。もちろん内々には根回しが済んでいるということもあるでしょうが、正式な招待のためには、連邦下院議長のジョン・ベイナーの親書なり、招待状がなければなりません。また、超党派議員団は別の機会では安倍首相の歴史認識が日米関係にとって懸念となっていると語ったとも伝えられています。以下の記事をお読みください

(記事転載貼りつけはじめ)

●「日本を訪問中の米議員団、安倍首相の歴史観を危惧「第二次世界大戦をめぐる問題で、日本が逆行しているとみなされないようにすべき」―米紙」

Record China 2月19日(木)10時37分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000029-rcdc-cn

日本を訪問中の米議員団、安倍首相の歴史観を危惧「第二次世界大戦をめぐる問題で、日本が逆行しているとみなされないようにすべき」―米紙

18日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、日本を訪問中の米国の議員団が、安倍晋三首相の歴史観が日米関係にとって懸念になっていると述べたと報じた。写真は安倍晋三首相。

2015年2月18日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、日本を訪問中の米国の議員団が、安倍晋三首相の歴史観が日米関係にとって懸念になっていると述べたと報じた。

ウォール・ストリート・ジャーナルが17日に報じたところによると、日本を訪問中の米国の超党派の議員団が、安倍晋三首相の第二次世界大戦に対する歴史観が日米関係にとって大きな懸念になっていると述べた。ダイアナ・デゲット下院議員(民主)は、記者団に対して、「第二次世界大戦終戦70年にあたり、慰安婦問題をはじめ、第二次世界大戦に関連したその他の問題で日本は逆行しているとみなされないようにすることが重要である」と述べた。また、安倍首相の「歴史修正主義」は、日本の近隣諸国との関係を傷つけるものだとの見方を示した。

日系のマーク・タカノ議員(民主)は、非常に二極化された米国の政治的環境から見ても、安倍首相の歴史観は超党派の議員の反発を起こす危険性があると警告した。また、ジェームズ・センセンブレナー議員(共和)は、安倍首相と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の首脳会議がまだ行われていないことに対して懸念を示し、北朝鮮が脅威となる可能性に対して日本、韓国、米国が協力することの重要性について述べたという。(翻訳・編集/蘆田)

(記事転載貼りつけ終わり)

 古村治彦です。

⑤このような状況では、安倍首相の連邦議会での演説が確実に行われるという保証はありません。三権分立の話に戻ると、共同通信の英語版記事では、「2月13日にブリンケンが機械演説を提案し、安倍首相が同意した」とあり、「2月16日に超党派議員団との会見で、安倍首相が議会演説を希望した」とあります。ブリンケンが提案することもおかしいですし、議会演説に関しては、何も正式には決定していないことが分かります。

⑥以下の投稿から私が考えたことは、「首相官邸側の高官が共同通信をはじめとするマスコミを使って、議会演説を既成事実化しよう」としているのだということです。3月3日にアメリカ連邦議会で演説するイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、オバマ大統領ともバイデン副大統領とも会談できません。「それに比べて、安倍首相はオバマ大統領とも会談でき、議会でも演説できる」という最大限の厚遇で迎えられるのだ」ということに官邸側はしたいのでしょう。しかし、そこで、「ブリンケン米国務副長官からの議会演説の提案」という内容を話してしまいました。これは大きなミスです。

 ここまで書いてきたことは、些細なことだと思われるかもしれませんが、「三権分立」をないがしろにすることは、アメリカにとっては国家体制の根幹を揺るがす大問題です。共同通信の記事にある通りにブリンケンが発言したとすると、議会で問題にして、オバマ政権に対する攻撃材料にしようとする議員が出ないとも限りません。小さなことなのですが、実は大変なことなのです。

(終わり)

アルルの男・ヒロシ 投稿日:2015/02/23 10:18

【1437】[1756]安倍晋三が米議会で演説する件

アルルの男・ヒロシです。多分重要な記事だと思います。

(貼り付け開始)

安倍首相、米議会演説へ 池田勇人氏以来54年ぶり 
共同通信 2015年2月22日

 日米両政府は、安倍晋三首相が4月下旬からの大型連休中の訪米時に米議会で演説を実施する方針を固めた。日本政府関係者が21日明らかにした。1961年に池田勇人首相が下院で演説して以来54年ぶりとなる。日本の首相としては前例がない上下両院合同会議での演説へ最終調整している。先の大戦への反省を踏まえ、戦後一貫して「平和の道を歩んできた」との見解を示し、未来志向の関係を呼び掛ける考えだ。

 首相の祖父、岸信介首相も57年に演説している。

 安倍首相は演説で、TPPなど経済分野を含めた幅広い両国関係の深化が相互の国益にかなうとアピールするとみられる。

2015/02/22 02:00 【共同通信】
(貼り付け終わり)

この記事は何処が安倍首相を招請したか書いてないが、共同通信の英語版には次のようにある。

(引用開始)

According to the government official, U.S. Deputy Secretary of State Antony Blinken proposed, when he called on the prime minister’s office on Feb. 13 during a trip to Japan, that Abe address Congress, and he agreed.

Abe also expressed hope to make address Congress during a meeting in Tokyo on Monday with a bipartisan group of U.S. lawmakers led by Rep. Diana DeGette, a Colorado Democrat.

(引用終わり)

この記事では、2月13日にホワイトハウスのスタッフであるトム・ブリンケン国務副長官から「連休中の訪米の際の議会演説」の提案があり、ついで、超党派の米議員団の訪日がありコロラド民主党のデゲット下院議員に安倍が演説をしたいという希望を伝えたとある。

ブリンケンは元大統領国家安全保障担当副補佐官だったので、これはホワイトハウスと国務省の意思ということのようだ。ブリンケンは元はトム・ダシュル上院議員のスタッフだった男だ。

ということは何を意味するかというと、「アメリカは日本における自民党長期政権」を認めたということだ。野党はおまけということになります。

55年体制のような日本にとって得もあった自民党一党支配体制ではない、いやらしい自民党の一党独裁体制になる。

自民党は改憲案で「基本的人権」を制限する条項を幾つか設けている。
このことから、ブルームバーグのコラムなどでは安倍自民党をトルコのエルドアン大統領やロシアのプーチン大統領、ハンガリーのオルバン首相のような「オートクラット」だとする向きもある。

Is Japan Asia’s Next Autocracy?
81 FEB 20, 2015 9:00 AM EST
By Noah Smith
http://www.bloombergview.com/articles/2015-02-20/japan-s-constitutional-change-is-move-toward-autocracy

オートクラシーとは、autocrat(オートクラット)による専制統治。対立がない自動決定による統治のことである。

それでもアメリカは安倍政権を積極的に支持するという方向にかじを切ったようだ。

やはりヒラリー・クリントン次期大統領への移行準備がすでに始まっているということか。

副島隆彦 投稿日:2015/02/22 10:11

【1436】[1755]読売だけで、カジノ(公営ギャンブル、賭博場)の 日本での解禁 の発表があった。法案もまだ出ないのに。

副島隆彦です。 今日は、2015日2月22日です。

 日本での カジノ(賭博場、ギャンブル場)の解禁、許可、建設が、突然、読売新聞だけで 19日に 行われた。 法案が国会に提出される前に、こうして以下の記事のとおり、2箇所の場所だけが公表された。 安倍政権としては、2020年の東京オリンピックに 向けて、同時開催のように賭博場を日本でも始めさせる、という計画だ。

 日本で、カジノに反対してきたのは、PTA(ピーティーエイ)のような学校教育団体と、警察だった。警察は、自分たち多くの警察官の再就職先としてパチンコ、ゲーム産業を「保護」して来たので、カジノが出来ると、それらの遊技場が、さらに衰退する、ということで歴史的に反対してきた。競馬や競輪、オートレース、モーターボート(競艇)業界なども反対だったろう。

 このカジノ法案には、民主党の議員たちもひとりも反対しないと、もう5年も前から根回しされていた。これから、誰が「カジノ反対」と言い出すかが、焦点である。

 以下の読売新聞の記事のとおり、横浜市の山下ふ頭 の再開発地区(約50ヘクタール)と、大阪市の、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)(150ヘクタール)の2箇所だそうだ。  

 この大阪の積出港の先端(せんたん)の埋立地に、私は10年前に行ったことが有る。輸出入品の保税地区になっていた。 ここに出来る、ということは、元々が、父親以来の暴力団体質の、松井一郎大阪府知事と菅義偉(すがよしひで)官房長官の 連携で進められた話だ。 松井一郎は、「もう(維新の党をやめて)自民党に戻りたいよ」と言っている男である。

 東京ではなくて、横浜の山下公園から斜め先に見える埋立地に出来る、ということは、 こちらも菅義偉官房長官の 自分の選挙区であり、ここには確か藤井組という大きな港湾、荷役(にえき)の元締めもやってきた建設会社があって、菅義偉長官の盟友で、後援会長のはずだ。

 今の横浜市は寂(さび)れている。新幹線も止まらないし、昔のライナー(今は、大型観光クルーザー船 )も来なくなった。このままでは港・横浜は自滅だ、ということで、こういう計画に、5年前からなっていたのだろう。

 今回の カジノの最初の2つ(おそらく国際・外国人カジノ場。残り、次々と出来るのは日本国民用)が、横浜と大阪に決まった、ということで、負け組は、私、副島隆彦の判断では、大手の遊戯機器の業者のセガ・サミーの会長と、彼が、有頂天で進めた、東京のお台場を候補地にすべく10年前から動いてきた、石原慎太郎と、彼の後援企業である 鹿島建設(ここが現代の最高の政商だ)と、フジサンケイ・グループの日枝久(ひえだひさし)会長だ。彼らの負けだ。

セガサミーの会長の家の、ドアに、銃弾が打ち込まれたそうだ。そういう「ガラス割り」一回で、今の日本では、権力者・支配層内部の争いの決着はつく。

 舛添要一(ますぞえよういち)東京都知事は、「そんな、賭博場なんか東京に作らないでくれ。オリンピックで手一杯だ 」で、「他所(よそ)に行ってくれ」と言っていたはずだ。

 私は、カジノ関係や、パチンコ業界の日本の業者たちの歴史をずっと、調べてきた。その資料の束がある。だから、そのうちまとめて今日のぼやきの会員ページに書きます。 日本を東西に二分する地である、岐阜県に秘密があるのです。

 博奕(ばくち)好きも、他の性癖(せいへき)と同じで、一生続く病気であり、どうせ治らないから、気をつけて、まわり(家族、親戚、友人)に迷惑を掛けるのを最小限度に抑える努力をしながらやってください、としか、私は、言いようがありません。

(転載貼り付け始め)

●「カジノ候補地、横浜市と大阪市に…政府方針」

2015年2月19日 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150218-OYT1T50154.html

 政府は、カジノを中核とした統合型リゾート(IR)について、2020年の東京五輪・パラリンピックまでに横浜市と大阪市の2か所で開業を目指す方針を固めた。

 IRの候補地には、全国20か所以上が名乗りを上げてきたが、五輪までに開業できるのは、再開発計画などで適地のある横浜と大阪と判断した。

 横浜市は、再開発計画が進む山下ふ頭(約50ヘクタール)が 誘致先となる。大阪市は、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)が 本命視されている。橋下徹大阪市長が誘致に熱心で、関西国際空港にも近く、広大な未利用地(約150ヘクタール)を抱える。

 IRを巡っては、超党派の「国際観光産業振興議員連盟」が一昨年の臨時国会にIRに関する制度の骨格を定めた法案(カジノ解禁法案)を提出し、継続審議となっていたが、衆院解散に伴い廃案となった。

 同議連が今国会に解禁法案を再提出するが、ギャンブル依存症への懸念などから、公明党や野党に慎重な声が強く、成立は見通せない状況だ。

●「セガサミーHD会長宅で発砲か 銃弾・薬莢見つかる」

2015年1月14日 朝日新聞

http://www.asahi.com/articles/ASH1G3GDGH1GUTIL00F.html

 14日午前8時半ごろ、東京都板橋区双葉町にあるゲーム・パチンコ機器大手「セガサミーホールディングス」の里見治会長兼社長(72)方で、「夜中に『ドン』という音がした」と、警備員から警視庁板橋署に通報があった。里見会長宅周辺からは銃弾や薬莢(やっきょう)が見つかったといい、署が発砲事件として調べている。けが人はいなかった。

 署によると、警備員は「午前3時半ごろに発砲音のような音を聞いた」と説明。朝になって銃弾のようなものを見つけた。通報を受けて駆けつけた署員が調べたところ、門の照明1個が割れ、近くに薬莢1個や未使用の銃弾3発が落ちていたという。これまでに里見会長から脅迫などの相談が寄せられたことはなかった、と署は説明している。

 同社広報部は「事実関係を確認中なので、詳細はコメントできない」としている。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

相田英男 投稿日:2015/02/18 20:42

【1435】[1754]懺悔します

みなさんこんにちは。相田です。

さて、ネタバレになってしまうのですが、あえて書かせて頂きます。ぼやき1504,1506を読まれた方はお気づきでしょうが、あの記事はズバリ、西村肇先生による武谷三男論になっています。会員の方限定の情報ですが、あそこでの西村先生の評価が、正確な、そして真実の武谷三男であり、坂田昌一の姿です。

私が重掲で書いた一例の武谷、坂田の話は、あそこで西村先生がおっしゃった典型的なダメな解説の方に入ります。それでも、一般的に語られる武谷、坂田像の標準レベルの理解ではあるとはおもいますけど…。

それに西村先生が語られるような、あの時代の真実をえぐるとも言える内容は、武谷から直接話を聞けるインサイダーの立場でないと、とても書けないと思います。名古屋大学理学部の坂田の弟子筋の方々も、ここまで深く、且つ、きちんと距離を置いて対象化した武谷、坂田の姿は、恐らく語れないのではないでしょうか。

そもそも私が、武谷、坂田の存在を知ったのが、10年前の幻の副島・西村対談を読んだ時なので、色々と言える筋合いは全くありません。ただ、まさかこのタイミングで、この話がぼやきに出てくるとは、全く想像しませんでした。

1504,1506を読んだ最初は「しまった…、自分の一連の投稿を止めとけば良かったかな?」とおもいました。それでも今は、話の前振りとしての意味はあったかな、と考えています。いきなり素粒子物理と哲学の結び付きについて、西村先生にあのレベルで展開されては、ついて行くのが大変ですから…。

本来ならば自分も、最初にきちんとした武谷三男論を書くべきとは思いますが、はっきり言って今の私には無理な相談です。ヘーゲル、マルクス、エンゲルス、レーニンをきちんと読み込んで、素粒子物理学を理解しないと、本来の武谷論には進めないという‥…。なんという人なのでしょうか‥‥‥ 。

私が今からいくら頑張っても、西村先生の理解度に追いつく前に、多分寿命が尽きると思います。日本は偉大な思想家を持っていたと、改めて思います。ただし、このままでは武谷は、誰からも真実を理解されないまま、いずれ忘れ去られるのでしょうが‥‥‥。

ちなみに私の前の重掲の投稿中にあった、間違いをいくつか修正します。
[1677]
× 広重徹 「戦後日本の科学者運動」 → ◯「戦後日本の科学運動」
[1731]
× 森山欣司 → ◯ 森山欽司
× 田島英男 「ある物理学者の生涯」→◯「ある原子物理学者の生涯」
× 熊谷大三郎(くまがやだいざぶろう)→ ◯ 熊谷太三郎(くまがやたざぶろう)

広重の本を私は何度も読み返しているのですが、投稿するまでタイトルの間違いに気付かないままでした。全く間抜けです。

相田英男 拝

副島隆彦 投稿日:2015/02/17 09:51

【1434】[1753]副島隆彦 の 金融セミナー(講演会)の お知らせです。

副島隆彦です。 今日は、2015年2月17日です。

 私は、年末からずっと、書いてきた2冊の本を、今さっき書き上げた。今から、それぞれの出版社にゲラへの私の赤ペンがびっしり入った原稿を届けに行く。
 いやあ、書くのに苦労した。夜も寝ないで書いた、なかなかの本ができた、と自慢してもあまり意味は無い。

今、アマゾンを開いてみてみたら、2冊とも「発売予定、予約可能」で出ていた。
一冊は、 『 余剰(よじょう)の時代 (ベスト新書) 新書 - 2015/3/7 発売。 副島 隆彦 (著)』 です。
 
 この本の帯(おび)には、次のように書いてある。 「人類最大の解けない問題、それは、余剰(サープラス、surplus )。  最後に余ったのは、“人間”。   つまりあなたのことだ」 と。すごい本だと、自分でも思う。

2冊めは、『 日本に 恐ろしい 大きな戦争(ラージ・ウォー)が迫り来る  単行本 - 2015/3/19 発売 副島 隆彦 (著)  講談社 』 である。 帯には、たしか「副島隆彦のアメリカ政治の最新情報。 冷徹な近(きん)未来予測 ! 」 となるはずである。乞うご期待です。

 さて、私は、今日から頭を切り替えて、急いで、金融・経済の分析に、全力で立ち向かう。『官製(かんせい)相場の暴落が始まる』(祥伝社、2014年11月刊 ) の 後を継ぐ、次の私の金融本だ。 官製相場というコトバは、巷(ちまた)でも話される流行語となった。

 それでです。 さ来週の3月1日(日)に、 私が、5時間、ぶっ通しで、ずっと演説をする、「副島隆彦の“予言者”金融セミナー」が東京の有楽町の朝日ホールで開かれます。
 皆さん、まだ席が空いていますから、どうぞいらしてください。

 ここでは、私は、本当のことを、本にも書けない、この世の真実を、洗いざらい徹底的に大声で、ずっと話し続ける覚悟です。 ムズカしい本を読むのは、どうも 苦手だ、という人は、どうぞ、この講演会に来てください。金融、投資、資産防衛のことの質問でしたら、どんなことでもお答えします。

 私の金融セミナー(講演会)は、どうしても、小(しょう)資産家、企業経営者、投資家の皆さん相手となります。 少し講演料も高いです。それでも、「私、副島隆彦は、これまで、皆さんに、損をさせるようなことは、話して(書いて)来なかった」と、堂々と自信を持って言えます。

 ですから、私が渾身(こんしん)のちからを振り絞って、「今年は、これからこうなる。その次はこうなる。こういう事が起きる。 だから、こういうことをしなさい。このように考えるといいですよ」と話しますから、是非、参加してください。 詳細は以下のとおりです。

『 副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第9回 』

 日時  : 2015年3月1日(日)
 場所  : 東京、有楽町朝日ホール
 開演  : 11時
 終了  : 17時(予定)
 受講料 : 15,000円(全自由席)

 申し込み先  http://kokucheese.com/event/index/259057/

 問い合わせ  アールシステム ブレイントラスト企画
        03-6261-5465(平日:10~18時)

以上です。 梅も咲いて、桜ももうすぐで、やがて春が来ます。

副島隆彦拝

守谷健二 投稿日:2015/02/16 14:12

【1433】[1752]天武天皇に正統性

  朝鮮半島の戦乱と「壬申の乱」
 
 西暦663年八月の「白村江の戦」での倭国軍の惨敗で朝鮮半島の戦乱が終わったのではない。高句麗が依然健在であった。国境を接する高句麗討伐が唐の目的であった。668年九月の高句麗滅亡まで唐と新羅は協力して高句麗討伐に当たっていたが、新羅内部に唐に対する不信感が芽生えていた。何故なら、百済王朝滅亡後、百済旧都に唐の都督を置き、その役人に百済王族を採用し、新羅の発展に対抗させ、高句麗討伐後、半島を唐の一元支配に置くことを目指していた。対高句麗戦争に於いても、激戦地には集中的に新羅軍を配置させ、あたかも新羅王朝が疲弊困憊するのを待っているかのようであった。
 668年九月、高句麗が滅亡するや、忽ちに唐と新羅の対立が顕になったのである。唐と新羅は、全面戦争になった。
 天智十年(671年)十一月、唐の役人・郭務宋が二千の軍勢を率いて四度目の来日を遂げている。『日本書紀』のこの記事で注目すべきは、郭務宗が予め対馬国司に使いを派遣し、今回の来日は、軍勢を多く率いているが、戦いの為のものではないと、伝えて来たことである。この来日に長安に拘留されていた倭国王を帯同していた。倭国王の送還であった。唐は、倭国との講和を望んでいた事は明らかである。
 半島では、高句麗残党も新羅に協力し、唐軍は窮地に立たされていた。それに長年に亘る朝鮮半島出兵で、唐国内では厭戦気分が蔓延していた。唐は窮余の策として、倭王朝に再度の新羅討伐軍の派兵を要請して来たのではないか。しかし、すでに倭王朝は日本国(近畿大和王朝)臣下に為っていたのである。唐の要請を近江朝に丸投げせざるを得なかったのである。この九月、天智天皇は病に倒れ、十二月三日に崩御なされた。近江朝も大変な時であった。
 郭務宋は、翌年五月末日まで滞在している。この五月初頭に、近江朝は美濃、尾張国で百姓の徴集を開始している。『日本書紀』は、天智天皇の山陵を築く為と記すが、徴集された百姓に武器を取らせていたとも記す。またこの徴集された百姓のシンボルカラーが赤色であった。赤色が唐のシンボルカラーであることは、当時の東アジアでは常識であった。唐以外で、赤色をシンボリに使うなど許されることではなかった。
 百済滅亡にともない多くの百済人が難民となって日本に辿り着いていた。天智天皇は、彼らに琵琶湖東岸から美濃、尾張にかけて土地を与え開墾、自活を促していた。美濃、尾張国には、多くの百済人が居たのである。近江朝は、彼らを中核に軍を編成して、筑紫から半島に送る決断をしたのでは無かったか。この百姓徴集を知った時、大海人皇子(天武天皇)は「壬申の乱」の蜂起を決断した、と『日本書紀』は伝える。倭国と百済は、協力して唐・新羅と戦った仲間であった。
 

アルルの男・ヒロシ 投稿日:2015/02/16 03:03

【1432】[1751]新しい企画として「情報交換会のサロン(仮)」の第一回目の活動報告

 アルルの男・ヒロシです。先日、2月14日に新宿で上記のSNSI・学問道場イベントを開催しました。会員と非会員の相互の交流を図る情報交換の場として開催したものです。参加したのは13人で、会員が8割でした。今回の会合では参加者が読んで面白かった本を持ち寄っていただきました。13人で一人ずつ自己紹介すると3時間はあっという間に過ぎました。
 参加者の方々が紹介した本のタイトルを列挙します。様々な本があります。
◯ウィトゲンシュタインのウィーン (平凡社ライブラリー) 単行本 - 2001/3
スティーヴン トゥールミン (著), アラン・S. ジャニク (著), Stephen E. Toulmin (著), Allan S. Janik (著), 藤村 龍雄 (著)
http://www.amazon.co.jp/ウィトゲンシュタインのウィーン-平凡社ライブラリー-スティーヴン-トゥールミン/dp/4582763863
◯魂主義という生き方──5つの自分革命が仕事と人生を変える 単行本(ソフトカバー) - 2014/12/12
高橋佳子 (著)
http://www.amazon.co.jp/魂主義という生き方──5つの自分革命が仕事と人生を変える-高橋佳子/dp/4879280976/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1424022809&sr=1-1&keywords=魂主義
◯全日本プロレス「崩壊」の真相 単行本 - 2014/12/15
別冊宝島編集部 (編集)
http://www.amazon.co.jp/全日本プロレス「崩壊」の真相-別冊宝島編集部/dp/4800236061/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1424022860&sr=1-1&keywords=全日本プロレス崩壊
◯ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論1 単行本 - 2015/1/28
小林 よしのり (著)
http://www.amazon.co.jp/ゴーマニズム宣言SPECIAL-新戦争論1-小林-よしのり/dp/4344027132/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1424022909&sr=1-1&keywords=新戦争論1
◯イスラム:失われた歴史 単行本 - 2010/9/18
マイケル・ハミルトン・モーガン (著), 北沢 方邦 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/失われた歴史-マイケル・ハミルトン・モーガン/dp/458274429X/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1424022963&sr=1-1&keywords=イスラム失われた歴史
◯絶望の裁判所 (講談社現代新書) 新書 - 2014/2/19
瀬木 比呂志 (著)
http://www.amazon.co.jp/絶望の裁判所-講談社現代新書-瀬木-比呂志/dp/4062882507/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1424023002&sr=1-1&keywords=絶望の裁判所
◯政治を哲学する本 ハードカバー - 1994/5
副島 隆彦 (著)
http://www.amazon.co.jp/政治を哲学する本-副島-隆彦/dp/4893463748/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1424023048&sr=1-1&keywords=政治を哲学する本
◯新版 法律学の正体 単行本 - 2002/7
副島 隆彦 (著), 山口 宏 (著)
http://www.amazon.co.jp/新版-法律学の正体-副島-隆彦/dp/4896916425/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1424023086&sr=1-1&keywords=法律学の正体
◯地方消滅 – 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書) 新書 - 2014/8/22
増田 寛也 (著)
http://www.amazon.co.jp/地方消滅-東京一極集中が招く人口急減-中公新書-増田-寛也/dp/4121022823/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1424023128&sr=1-1&keywords=地方消滅

参加者の中で多かったのは小林よしのり、佐藤優の読者であると同時に副島隆彦の読者である、という人。
次回の開催については月一回をめどに考えているが土曜日ではなく日曜日にするべきだという意見が出ました。
会員同士で本の情報を交換できる掲示板があるほうがいい、という意見が出ました。
英文記事を読む会も併催してほしいという声が出ました。
以上、ご報告です。参加していただいた皆様、ありがとうございました。