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もし浅川様が会員でありましたら、2013年08月頃にあった副島先生と
中川恵一先生の対談集を読まれるといいと思いますよ。
中川先生は、福島では放射能ではガンは増えないけど、他の理由では増える可能性があるようなことを言っておられました。
「人間、働かずに…」
・有料ページなので、これ以上は差し控えます。まずい内容でしたら削除してください。
【1720】[2059]ガンもどき
今回は仕事上差し障りがありますので姓名は控えさせてください。
以下に、あるサイトの文章の一部をコピペします。医師の中では周知の事実で特別な内容ではありません。
(引用開始)
甲状腺がんは過剰診断が起こりやすい、つまり、治療しなくても症状を引き起こさない癌を見つけてしまいやすい、典型的な癌である。甲状腺がんの多くは進行がゆっくりで、予後が良い。また、病理解剖で数十%の人に甲状腺がんが見つかることが知られている。なお、日本人の甲状腺がんの年齢調整死亡率は0.5前後(10万人年当たり)である。甲状腺は体表近くにあり、現在は超音波による検査機器が進歩しているから、その気になればサイズが数ミリといった小さな甲状腺がんを発見することもできる。よって、特に何の症状も無い成人に対して甲状腺がん検診を行えば、放置しても症状を引き起こさない(過剰診断の)甲状腺がんが多く見つかる。
(引用終了)
私は以上で福島の件は説明できると考えています。すなわちどの地域でも、検査すればする程ガンもどきが見つかるということです。
だからこれ以上検査しなくていいということになるのでしょう。
ちなみに私は自分自身に症状がない限り、甲状腺と前立腺は絶対検査しないと覚悟を決めています。
【1719】[2058]福島原発事故についての疑問
福島の実家に行った、という友人に、福島に行くと鼻血が出る、という話は本当か、と聞いた所(「美味しんぼ」で、そんな話が描かれていたと、ひと頃、ちょっと騒がれていた)、彼女の答えは「みんなパチンコやってる」。彼女によると、福島の被災者は、国から貰ったカネで、今だに働きもせず、パチンコやって遊び暮らしているとの事。福島の被災者が、全員そう、というわけではなかろうが、彼女の話は、ある一面本当だろう、と思う。11月28日の朝日新聞で「甲状腺癌子供基金 来月から給付申請受付」という記事を見た。福島原発事故後、甲状腺癌と診断された子供を支えようと、そういう組織が発足したそうで、記事によると「事故当時18才以下の福島県民を対象にした同県の検査では、170人以上が、癌の疑いがあるとされる」とあった。副島先生は、かの原発事故は、人体に影響を及ぼす程のものではないと、ずっと仰っているが、こういう質問をすると、そんな事は、自分で現地に行って確かめろと怒られそうだとビクビクしているが、これは事実なのか、お教えいただきたい。
【1718】[2057]不思議な記事
沖縄タイムスのネット版に【平安名純代・米国特約記者】さんによる署名記事が掲載されました。
平安名純代??、どこまで名字でどこから名前なのかさっぱりわからん。記者の何が特約なのか、こちらもさっぱりわからない不思議な記者についてネットで検索すると結構ヒットしました。どうもよくわからない記者だという内容が多かったのですが本題からそれるので割愛します。
記事を貼り付けますが、
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/73002
記事中に、
ーーペンス氏関係者は本紙に対し、「米側には、日本の支出で建設される新基地建設計画に異論はなく、見直しの必要性などを問う声は上がっていない」と説明した。ーー
と記載されています。
「米側には、日本の支出で建設される新基地建設計画に異論はなく」
日本でお金を出す日本の公共工事に異論を述べる事は米国から日本への内政干渉になるのでごく普通の一般論になると思います。
その一般論をペンス氏の関係者(一体どこの誰???)が【平安名純代・米国特約記者】に説明した??(どうやって、口頭なのか、文書なのか、メールなのかさっぱりわからない)。
「日本の支出で建設される新基地建設計画に異論はなく」ということは、辺野古が日本で支出される新基地計画なので異論がない。
辺野古も多分該当するだろうから、辺野古の建設工事は変更なしと勝手に拡大解釈したのでしょうか。
ここまでくると怪文書ならぬ奇怪な謎解き文書になっていきます。
辺野古については副島隆彦氏著の「トランプ大統領とアメリカの真実」の185ページ17行目からの内容を要約すると「辺野古は、将来日本空軍と海軍が出来るだろうから空母の発着鑑訓練用に建設する」と記載されています。
ということは、米国側の「日本の支出で建設される新基地建設計画(多分、おそらく辺野古も含まれるようだ)に日本の基地を作るのは勝手にやれ」ということだが、沖縄県民には米国による外圧様々なので「辺野古やむなし」と煙り巻くという日本国当局側の怪文書攻撃なのだろうか。
ほかにも突っ込みどころ満載の記事ですがヤフーのニュースにも載ったので、読まれた方も結構多いと思った次第です。
(引用開始)
沖縄タイムス+プラス ニュース
「日本のお金で建設される基地」 トランプ政権、辺野古に異論なし
2016年11月27日 11:00
普天間移設問題・辺野古新基地
トランプ氏
在沖米軍
海兵隊移転
【平安名純代・米国特約記者】トランプ次期米大統領が選挙中に掲げた軍事・外交政策を巡る草案に、沖縄県名護市辺野古の新基地建設計画を維持する方針が盛り込まれていた。最終案の確定はこれからだが、政権移行チームには海兵隊の支持者も多く、新基地建設計画が見直される可能性は低いとみられる。
トランプ氏関係者によると、同草案は、新基地建設計画を支持するワシントンの保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」の提言を元に、マイケル・フリン次期国家安全保障担当大統領補佐官がまとめたという。
陸軍出身で前国防情報局長のフリン氏は、選挙戦はトランプ氏の外交顧問として軍事政策面における中枢的役割を担った人物。10月には訪日し、日本の政府関係者と面会したほか、自民党本部で講演も行った。
マイク・ペンス次期副大統領の関係者によると、米海兵隊の増強を主張したのは海兵隊員を息子に持つペンス氏で、国防長官に有力視されているジェームズ・マティス元中央軍司令官を候補に推したのも同氏という。
ペンス氏関係者は本紙に対し、「米側には、日本の支出で建設される新基地建設計画に異論はなく、見直しの必要性などを問う声は上がっていない」と説明した。
トランプ氏は、米議会が2011年に定めた国防支出の上限を引き上げることで軍備増強が可能になると主張している。
米議会がトランプ氏の強制削減撤回要請を受け入れるかどうかは未知数だが、新基地建設計画については米議会はすでに容認していることから、現時点での見直しの可能性は低いといえる。
新基地建設反対を掲げる翁長雄志知事はトランプ氏との会談希望を表明しているが、トランプ氏就任後はすでに正式決定した外交・軍事政策のもとに新政権始動となるため、方向転換は難しいとみられる。新基地建設計画を白紙化するには、現時点で意思決定権を持つ新政権中枢にアプローチできるかどうかが鍵となる。
(引用終わり)
【1717】[2056]私のトランプ勝利、予測をきちんと読み取ってくれていたSNS集団
副島隆彦です。 今日は、2016年11月28日です。
以下に載せるのは、 スマホのSNSのチャット集団で、「読書メーター」という人たちの文です。 私が7月10日に書いて出した「トランプ大統領 と アメリカの真実 次はトランプで決まり ! 」(日本文芸社 刊) を、しっかりと一早く、読んでくれて、この集団としての 優れた読書力、理解力で、以下のように、チャットしています。
私は、全国各地にいる、このように本当の優れた頭脳の日本人たちに支えられて、私の言論戦を、前へ、前へと、推し進めます。
日本の愚劣なる、アメリカ追従の、エスタブリッシュメント(日本の支配階級)どもは、自分たちの親分たちの総敗北を、まだ自覚せず、居直って、反省もせず、このまま、日本国民だまし(洗脳)を続ける気だ。
私、副島隆彦には、一切の妥協はない。敵と味方をしっかりと、区分しながら、
正調の甲州武田節(こうしゅうたけだぶし)を、一人で詠(うた)いながら、黙々とやる。
「 ここにまします、この山河。敵に踏まして、なるまいぞ。
人は石垣、人は 堀( 城 ではない。兵隊を石垣にして、 堀を自軍の兵士たちの死体と血 で埋めよ、という意味だ)。情けは味方、仇(あだ)は敵 」だ。
「平和のための戦い」というコトバに、私は自分で笑ってしまった。
私たち学問道場は、この11月20日に、鳩山由紀夫元首相を、定例会(自力の講演会)にお招きして、「アジアじんどうし戦わず」の企画で、立派にやりとげました。 実に多くの皆さんに、集まっていただきました。 壮観でした。
鳩山由紀夫氏は、打ち合わせの時に、「私は、もうすぐ70歳ですから、選挙には出ません(政治家にはなりません)」とのことでしたが、なになに、今も、頑強に、「東アジア共同体」運動を、精力的に推進しています。
鳩山首相のコトバは、さすがに、「鳩山・小沢革命」の推進者であった国家指導者であるから、いろいろと、重たい。 私は、自分も登壇して、対論して、ほとんどは、アルルくんが、鳩山氏に、質問を投げかけたことに、鳩山氏が、誠実に、かつ、「寸止め」で、「これ以上は、やめておきましょう」という、慎重な、判断をなさった、ぎりぎりのところを、お話し下さいました。
私は、今も、このときの鳩山氏のあれこれの、コトバの重さをじっくりと、感じ取りながら、私自身の脳の中で、反芻(はんすう)して、その謎解きと共に、思考を続けています。
鳩山氏の、祖父(おじいさん)の 鳩山一郎(はとやまいちろう)首相が、どれぐらい優れた、戦後の日本の国民指導者であったかを、控え室では、鳩山氏に、私の「日本の秘密」(今は、PHPから刊) を示しながら、お話ししました。 が、会場では、時間が無くて、皆さんには、発言、説明できなかった。
これらのことは、次回、今日のぼやきの方に書きます。
鳩山元総理の、コトバは、ひと言、ひと言が、私の脳に染(し)み込むように考えさせられた。 これらは、急いで、DVDにして当日の講演と討論の全編を 収録して、発売しますので、参加できなかった人たちは、買って見て下さい。
当日の会場には、なぜか、私と同輩ぐらいの60歳、過ぎの高齢者が多かった。皆、しっかりとした、人生の年輪と、幾星霜(いくせいそう)を踏んで、重ねてきた人々だ。じっくりと元総理のコトバに聞き入り、そして、いったんは、敗れ去った(2009,10年)の私たちの国民革命を偲(しの)んで、また、やるぞ、という決意のようなものが、会場全体に、漲(みなぎ)っていた。
最後に、私は、参加者たちに向かって、「皆さんは、読書人である。本を買って読む、ということを自分の人生の楽しみに、本当になさっている人たちだ。そして、私、副島隆彦の本にたどり着き、この男は、ウソは書かない。本当のことを書いている、と、その優れた眼力で見抜いて、そして、こうやって集まって下さった人たちだ。私たち、本を読む、ということをして、大きな真実を見ぬくことを知っている者たちだ。私たち、日本の読書人階級(ブック・リーディング・クラス)は、この国で、一番、鋭い頭脳をした人たちだ 」と、参加者たちを 定義(ディフニション)した。
第一部鳩山由紀夫元首相の講演の様子
第二部パネルディスカッションの様子
第四部副島隆彦先生のまとめの言葉の様子
「トランプ勝利の波に乗って、私たち日本人も、変わらなければいけない。大きな反撃に出るぞ 」の標語を、確か、私、副島隆彦は、9月末ごろ時点で、ここに公表したはずです。 なーに。今の 低劣な、安倍晋三勢力など、ひっくり返してみせる。日本国民の 自立、真の独立 に向けた 闘いを、敵どもは、甘く見るなよ。 副島隆彦 記
(転載貼り付け始め)
トランプ大統領とアメリカの真実の感想・レビュー(20)
感想・レビュー
Yuichi Saito
★★★
ナイス! – コメント(0) – 11月22日
soccer atsushi
トランプ大統領誕生を予言した副島隆彦の久々の自信作。トランプが大統領になれた背景をこれ程弁舌さわやかに書き記した作品は他にはない。既存のエリートの愚かさかげんにはあきれるばかりだ。
ナイス! ★2 – コメント(0) – 11月20日
Masataka Sakai
なるほど、この本で分かりましたが、普天間はああなって 辺野古はこうなるとは、予想外でした。
ナイス! – コメント(0) – 10月17日
KJ
アメリカの草の根 glass roots、白人中産階層の本音、アメリカの弱体化、沖縄からの米軍撤退、いろんな将来のリスクがみえてくる。なかなか面白い。
ナイス! – コメント(0) – 10月17日
田舎っぺ狸
ヒラリーが大統領になったら、アメリカは必ず戦争を始める。2017年から、国家破産させる代わりに世界を第3次世界大戦に引きずり込むだろう。戦争をしないと、アメリカは、今の世界支配を維持できない。
アメリカはかくれ大借金を抱えているから、彼女は大統領になったら戦争をするしかないという考えで動いている。戦争をすることで、国と民間の大借金を吹き飛ばしてしまう計画だ。ところがここにトランプが「ちょっと待て!そんなバカなことはするな」と登場してきた。史上最悪の下品さと言われるこの争い、どちらが勝つか、見たくないか!
ナイス! ★2 – コメント(2) – 10月12日
Mitsuru Tokita
今読んでおかないと後から読んでもしょうもないので読んでみたました。内容的にはクリントンがロックフェラーの隠し子でヒラリーがロックフェラー家の嫁という事くらいしか印象に残らなかった。
他は人種問題や思想の話だが、果たしてトランプにそこまで思慮深い発想はないように思えるけど、副島さんによると次はトランプになるらしい。このところ共和党内でも大統領に支持しない風向きだし。当たるも八卦当たらぬも八卦ですかね。
ナイス! ★2 – コメント(0) – 10月12日
ガンジス川沐浴子
なんか内容が薄いような。この本で気になったことは、アメリカには セレクティブ・サービス 」という今も徴兵検査があって、問題あり 頭脳優秀 そうでもない人 に区分されて、有事の際には そうでもない人 が兵役になる逃れられない仕組みがある。
この人の話は全部信じていいものではないのでアレだけど、トランプの娘婿の父がユダヤの元締めで一緒に キッシンジャー(ロックフェラーの重臣)を訪問したから 大統領はトランプで決まり とか言われると、もう 面白い!
ナイス! ★1 – コメント(0) – 8月22日
孝くん
2016年7月10日刊行の副島予言本。曰く「次の米大統領はトランプで決まり」。2016年5月18日キッシンジャーを訪問したトランプ。大統領選挙の争点は、ヒラリーの生き方は間違っているということ、戦争好きにやらせたら、アメリカも世界も保たないと判断された。
クリントン夫妻は、叔父のディビット・ロックフェラーに捨てられた。その他、リビアの国家予算がISの軍事資金になった。アメリカ(預金封鎖したい」)が山口組(現金取引している)を潰そうとしている。海兵隊はもう米政府は要らない、廃止だ。米政府、駐留米軍経費は、これまでに密かに積み上がった日本の米国債買いで、10兆ドル(1000兆円)等。
ナイス! ★1 – コメント(0) – 8月18日
九曜紋
これは「予言者」副島隆彦の未来予知の書である。次期大統領はドナルド・トランプになる。コアな米国民がisolationism(孤立主義は誤訳。国内問題優先主義)を志向しているからだ。
ヒラリーが大統領になると必ず大戦争(ラージ・ウォー)を起こす。だからトランプしかない。そうなれば片務的な日米安保条約は破棄されるか或は米軍の駐留費として莫大な出費を強いられる。
その帰結としてトランプは日本の核武装容認を明言。トランプ大統領の衝撃は幕末の黒船来航に匹敵するインパクトをもたらす。日本の覚悟が問われる。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦 記
【1716】[2054]安倍晋三が、トランプに朝貢(ちょうこう)しに行った件の裏側。
副島隆彦です。 今日は、2016年11月19日です。
いよいよ 明日(20日)は、鳩山由紀夫元首相を、お招きしての私たち、学問道場の会員定例会(自力の講演会)だ。鳩山・小沢政権を、2010年に、謀略で、打ち倒した、者たちと、アメリカのCIAどもへの 私の怒りは今も深い。
鳩山氏は、今は「東アジア共同体運動」をやっている。これは、私たち学問道場が、掲げる理念である、「アジア人どうし戦わず」(今、この書名の、共同研究の本を私たちは作りつつある)と完全に一致している。
さて、あまり、以下のことはくだらないことだから、急いで書きたくはないが、今後に響(ひび)くので、書いておく。日本の謀略政治の親玉である 安倍晋三首相 (よごれ政治家の三代目のボンボンで、ずるく立ち回る)が、へこへこと、NYまで行って、ドナルド・トランプ次期米大統領に会った。
これは、属国の王(ナショナリスト)が、次の皇帝(インペラトーレ)に、ご挨拶=御礼(おれい)=臣下の礼 =朝貢(ちょうこう、tribute トリビュート)をしに行った。
こういう、無定見のスリ寄りが出来る自分は、「柔軟な考えが出来る、優秀な民族指導者(ナショナリスト)だ」と、安倍は、自分で自讃(じさん)している。 まだ公職にない人の、個人の家に、一国の首相が、堂々と会いに行く(公式の会談ではない、と言い訳しても、ちょっと問題だろう)ということを、やってしまった。世界基準からしたら、驚くべきことだ。
自分が、かなぐり捨てた、昨日までの、自分への助言者(=自分の飼い主。アメリカのネオコン、Moonie 勢力 )たちへの、自分の裏切りが、このあと、自分にどのように降りかかるかを、今のうちから考えておくべきだ。
「なによりも日本の国益(ナショナル・インタレスト)が大事だ」とか言って、己(おのれ)の内心の屈辱感もかなぐり捨てて、こういうことが平気で出来る人間だ。バカボンボンの三代目、というのは、こういうことをする。
ここの会員たちは、私が下 ↓ に書いた、 [2051]番 「 ヒラリー は、必ず逮捕、投獄される。 そして、不正選挙が行われていた。」(2016年11月17日)を、再度、しっかり読んで下さい。こっちの方が重要です。
(転載貼り付け始め)
(副島隆彦注記。 昨日の朝の9時前のNHKで、「今、会談は終わった」 と言ったから、会談は、現地で、午後5時20分から午後6時50分までだったろう。日本時間の、11月18日 午前7時20分から、8時50分だ )
〇 「安倍首相「信頼築けると確信」=トランプ氏と初会談―1時間半、再会で一致 」
時事通信 2016年11/18(金) 9:13配信
安倍晋三首相(左)は17日夕(日本時間18日朝)、米ニューヨークでトランプ次期大統領と初の会談を行った。この後、首相は記者団に「信頼関係を築いていけると確信の持てる会談だった」と述べた=内閣広報室提供
【ニューヨーク時事】安倍晋三首相は17日夕(日本時間18日朝)、米ニューヨークでトランプ次期大統領と初の会談を行った。
この後、首相は記者団に「胸襟を開いて率直な話ができた。信頼関係を築いていけると確信の持てる会談だった」と指摘。その上で、再会談を行うことで一致したことを明らかにした。会談の具体的なやりとりへの言及は避けたが、日米同盟の重要性や環太平洋連携協定(TPP)の意義などについて説明したとみられる。
会談は、マンハッタンの「トランプ・タワー」にあるトランプ氏の自宅で、予定より30分長い約1時間半行われた。日本側は首相と通訳だけで臨み、トランプ氏側は長女イバンカさんらが同席した。就任前の次期米大統領と日本の首相による会談は異例。大統領選勝利後、トランプ氏と外国首脳の会談は初めて。
首相は「大変温かい雰囲気の中で会談を行うことができた」と説明。「2人の都合の良いときに再び会い、より広い範囲で深く話をしようということで一致した」と述べた。
首相は「私の基本的な考え方は話をした」と明言、日本の立場を説明したことを明らかにした。ただ「今回は非公式の会談なので、中身について話すことは差し控えたい」と述べるにとどめた。
トランプ氏は選挙戦で、在日米軍駐留経費の日本側全額負担や、日米安全保障条約に定められた対日防衛義務の放棄と受け取られる発言をしてきた。これについて記者団から会談での印象を問われた首相は「同盟は信頼がなければ機能しない。トランプ氏は信頼できる指導者だと確信した」と強調した。
首相としては、大統領就任前の会談という性格を踏まえ、今回は政策面での突っ込んだ意見交換より信頼関係の構築に主眼を置いたとみられる。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 安倍は、記事にあるとおり、「トランプ氏は信頼できる指導者だと確信した」
” I have great confidence in him . ” と世界に向かって言うことで有頂天になっている。 この英文の方が、始めに出来ていて、これを世界向けに発表する。 日本国民向けに、日本語で、何を言ったかは、あまり問題ではない。 記者会見用に、すでに出来上がっている官僚の外交用の作文を、自分の言葉として話すふりをするだけだ。
外国向けには、こういうことになる。 「私は、主要国の首相として、初めて、怖々(こわごわ)と、トランプという猛獣に近寄って見ましたが、皆さん、安心して下さい。この猛獣は、私たちに、いきなり襲いかかったりしません。大丈夫なようです」と、探検隊の 猛獣の洞窟からの報告のような感じだ。
自分が、世界中の属国の王としては、一番のぶっちぎりで、トランプに、忠誠を誓いに行った、ことを、安倍晋三は、恥だとも何とも思っていない。周り(国際社会)および、アメリカ人たちから(本当は、ほとんど相手にされていないが )、どのように思われてるか、を知らない。知りたくもない。
悪代官(あくだいかん)にスリスリとすり寄るワルの越後屋(えちごや)に、悪代官が、「おぬしもワルよのう」と言われて、ふたりでニンマリしているだけだ。みっとも無い限りである。こんなのを、外交というのか。
この会談のお膳立てをしたのは、すべて ヘンリー・キッシンジャーだ。日本政府が、キッシンジャーに懇願して実現した。数日前に、政府特使の審議官の何とかという官僚を、送っていた。 キッシンジャーが、すべて根回しした。
だから、トランプタワーに、安倍が、はいる直前に、93歳のきつい体を押して、キッシンジャーが、トランプタワーに入っている。「ドナルド。日本人を安心させてくれ」ということで。
(副島隆彦、加筆。 2016年11月20日、午前3時。私は、ふっと目が覚めて、気づいたのだが、こういうことは、あまり書いてはいけないのだろうが。やっぱり、ここに書く。キッシンジャーに、日本政府は、内閣官房機密費=領収書が要らない=から、2億円(200万ドル)払ったのではないか。
それを、キッシンジャーが、半分やるから(「君の取り分だ」)、と トランプに渡したはずだ。 日本の内閣官房機密費は、70億円ぐらいある。こんな安い金で、アメリカの超大物たちを、買収できるのだから、安いものだ。
本当に、日本人は、こういうことをするのだ。現実の政治の世界というのは、こういうものだよ。 私は、もう、何でも書くぞ。それが、世界人民のためだ。 副島隆彦、加筆終わり )
キッシンジャーからの助言に、トランプが、“ Oh, I see . “ 「オウ・アイ・シー」「ヘンリー、分かった。(そうする。あなたの言うことだから聞くよ)」で、「それで、なんと言えばいいんだ」で。
“ ( You have ) Nothing to worry about . “ 「ナッシング・タ・ウォオリー・アバウト」「 日本は、何も心配することはない(うまくやって行ける)」と言えと、キッシンジャーに言われて、そのまま、 そのとおりトランプは、安倍晋三に言った。「日本は、何も心配することはないぞ」と。たった、これだけの事であって、他には、何も話していない。
安倍は、「日本の立場を、トランプ氏に、しっかり説明してきた」と言ったが、相手は、何も聞いていない。適当にあしらっておけばいい、という対応だ。
これで、安倍と日本人(の上の方のやつら)は、ニコニコで、ほっと一安心だ。なんという、敗戦直後の、13歳の少年(ティーンエイジャー)並みの、ワンころ、チンころ並のままなのだろう。
「安心しなさい。何も心配することはない」と、言われて、有頂天になって帰ってくる。 ニューヨークでは、日本から、モルモット(という実験用のネズミ)首相が来るそうだ、と言われていた。
日本人形(5万円ぐらいか?)を安倍は、お土産に持って行ったそうだ。娘のイヴァンカに、安倍が、ガラス・ケース入りの博多人形を持っていったのだろう。イヴァンかは、“ Thank you . ”「サンキュー」と一言言って、受け取っただろう。
それから、トランプには、「数十万円する 本間ゴルフ のドライバー」をお土産に持って行ったそうだ。本間ゴルフのドライバーは、私、副島隆彦も、下手くそながら、使っている。本間ゴルフだけが、東南アジアの手足の短いおじさんたちには、ぴったりのゴルフ・クラブだ。
トランプの日本語通訳は、昔からの不動産業者で、中華系の人間(華僑だろう)で日本でも育った日本語が出来るやつだ。
トランプは、このきんきらきんの黄金の間と、そこから見渡せる、NYの輝く摩天楼の夜景を安倍にずっと見せて回っただろう。 すべては超(ちょう)成り上がりの、成金(なりきん)の商売人のやる手だ。これで、面会者の度胆(どぎも)を抜く。
安倍は、記者会見で、「会談がうまくいってホッとした 」といった。お前のような無定見人間の、自分よりも強い人間には、スリスリとすり寄ってゆく、その浅ましさを、日本人は、自分の中にある、奴隷根性だと、皆で噛みしめるべきだ。
「日米同盟は、最優先であり、揺るぎなく・・・」とは、「帝国・属国の関係を大事にします」ということで、日本は、アメリカ帝国に、この先も、べったり付いて行きます」という、 哀れな、惨めな、属国の首長(これを、帝国のエンペラー=インペラトーレ に、這(は)いつくばる、属国の王で、ナショナリストという)の姿そのものだ。
私、副島隆彦が、30年掛けて築き上げてきた、「属国・日本論」の如実の実現だ。その有り有りとした顕現(けんげん)だ。 日本人も、支配層から一般国民まで、今や全員、そう思っている。ここでも、副島隆彦の勝利だ。
「よかった、よかった。安倍首相は、よくやっている。日本は、これで安心、安全だ」と、やや、内心の不興(ふきょう)を押し殺しながら、みんな思っている。 情けない日本の姿だ、と、微(かす)かに思うが、「これが、日本の生きる道だ」と、全員で、アメリカ帝国に這いつくばる。
「安倍ちゃんは、よくやるよ」の「よくやるよ」には、軽蔑が含まれていることを、安倍と周辺は、知っているべきだ。
激しく噛みしめる屈辱感 と、死ぬほどの懊悩(おうのう)の中にしか、本当の政治はないことを、お前たちは知っているべきだ。理解力の無い韓国国民の前に、真面目に項垂(うなだ)れている、朴槿恵(パククネ)大統領の中に、本当の本物の政治家の姿があるのだ。
彼女の父親の朴正煕(ぼくせいき、パク・チョンヒ。日本の陸軍士官学校卒だ)が、韓国を豊かな国にした。韓国民が、一番、尊敬しているのは、韓国を復興させた朴正煕だ。 彼は、自分の引退の花道に、「韓国は、自分で自分の国を守るために、核保有する」と計画して、それで、アメリカに、1979年に、殺された。
K-CIA (韓国CIA) の幹部(長官)が、4人だけの宴席で、突然、朴正熙を射殺した、ということになっている。
アメリカと「特別な二国間関係」であるはずの、イギリスの メイ首相からの、当選のお祝いの電話に対して、トランプは、“ Call next , May “ 「また、(そのうち)掛け直してくれ、メイ」 と言って切ったそうだ。
同じ、英語(を話す)国民で、19世紀の大帝国のイギリスと、20世紀の大帝国の アメリカとの 特別な関係は、なくなって、落ち目のイギリス(ロスチャイルド家も落ち目だ)は、「英米も、ふつうの国家関係」に落とされてしまった。
選挙の最中に、トランプの悪口を、さんざん言った、ボリス・ジョンソン英外相などは、どうやって、トランプと口をきいたらいいか分からなくなっている。同じ英語国民どうしだから、何を言ったか、正確に、お互い、筒抜けになっている。 英独立党(UKIP 、ユーキップ 民族主義右翼政党 ) のナイジェル・ファラージュ(おかまちゃんである。英議会の議員の5分の1は、おかまだ)
と、トランプは、とっても仲良しで、ファラージュが、トランプの応援演説にも駆けつけている。ファラージュから、トランプは、イギリス政界の裏側のことは、何でも聞いて知っている。
かつ、6月だったか、トランプは、スコットランドに行った。そこで、老舗(しにせ)の古式ゆかしいゴルフ上を買収して、オープニングの記念式典をやった。そのときに、ルパート・マードック(オーストラリア出身の新聞・メディア王。スコットランド系。アメリカのFox channel も持っている。FOX の援護射撃で、トランプは勝った)と親しく、バグパイプの演奏を聴いていた。
トランプの母親は、スコットランド移民だ。だから、彼女を、このときも連れて行っている。そのことを、スコットランド人、およびイングリッシュは、よく知っている。
トランプ当選(勝利)に対して、リスクヘッジ(保険を掛ける)をして置かなかった国の政府は、困り果てている。「どうせ、グローバリストのヒラリーが勝つ、と決まっているんだ。我が国は、その言うことを聞けばいいんだ 」と、安易に考えていた。トランプの出現、台頭に嫌悪感を示していた、ヨーロッパの各国の首脳たちの、歯切れの悪さが、一番、おもしろかった。 NATO のドイセンベルグ事務総長たちは、どんどん辞任、解任されるだろう。
ヒラリーは、どうせ、ブタ箱(jail ジェイル)入りだ。この仕事は、NYの検事長あがりで、市長をずっとしていた、老練なルディ・ジュリアーニにやらせればいい。ニュート・ギングリッチ(元下院議長)とジュリアーニがトランプに付いているから、アメリカ政界も、官僚どもも、いい加減な動きは出来ない。今や、合計で4千人の、ワシントンの各省の幹部たちの、ひとりひとりの言動に、自分自身の首がかかっている。
アルルくんが、言っていたが、トランプは、さっそく、NYから指令を出して、まだ大統領でもないのに、ワシントンのロビイストたちは、一切、ロビー活動(利権あさり、産業界、圧力団体の根回し業)をするな、させない、と命令を出したらしい。かれら汚れたロビイストども(元下院議員ととか、官僚だった者たち)一万人ぐらいが飯の食い上げになって、失業する。
「議会は、マイク・ペンスに任せておけ」 だ。ペンス次期副大統領が、一昨日、ジョーバイデン副大統領と、引き継ぎの打ち合わせをした。「TPP(の廃案)も議会の仕事だ」と。
日本には、アメリカのニューズの受け売りで、「トランプ政権への政権移行(トランジション)チームの中で、内紛」とか、書いているが、実際は、トランプと、キッシンジャーのふたりで、何でも決めているのだ。
キッシンジャーが、「ドナルド、外交の人事は、こうやってくれ」と言ったら、トランプは、「分かった、そうするよ」と言う。ここが分からなければ、「政治を見る目」の無い人間だ。
私、副島隆彦が、この5月22日に、アメリカの最高権力の動きの、この大きな構造体を見破った。「トランプ大統領と アメリカの真実」本に書いた。トランプが、5月17日に、ヘンリー・キッシンジャーに「ドナルド、ちょっと来てくれ」と、同じ、NYのアッパーイーストの自宅に呼ばれた時に、まだ存命の、”実質の世界皇帝”のデイヴィッド・ロックフェラーの支持をもらったから、だから、トランプの勝利は、この時、決まったのだと、私は、はっきりと書いた。 だから、日本では私の勝利だ。
トランプの閣僚人事のことは、追って、追々、書く。
トランプタワーからの、ニューヨークの綺麗な夜景を見せられて(これだけだ、他には何も中身はない)、ご満悦の安倍晋三は、自分自身の、「汝(なんじ)の時(とき)は、数(かぞ)えられたり」にまだ気づいていない。
副島隆彦 記
【1715】[2053]介護業界にも真実を
米大統領選の翌日、友人と「これから日本は独立する。米軍よ、サツサと日本から出て行ってくれ」と喜びあった。多分本当に、これから日本は、否が応でも、米国からの独立の道を歩む事になる。第二の明治維新が、、とうとう本当に来る。安部現総理は最後の将軍、そして多分、副島先生率いる学問道場の面々が、かつての薩長軍になるだろう。荒唐無稽な事を言ってるなぁ、と、ふと思ったが、事態は、本当に、こういう方向に進むだろう。フィリピンの大統領が先月来日した時「暴言大統領」という見出しをあちこちで目にし、ああ、トランプタイプのやつか、こういう本当の事を言うタイプの人間が台頭する時代がきたのか、これからはもう、本当の事を言える人間でなければダメなのだ、ああ、良かった、最後まで、どうなるか分からないものだ、と思っている。私は職場で、よく毒舌家、などと言われるが、そう言われるたび「私は本当の事を言ってるだけだ、本当の事を毒とは言わない」と、本気で怒った。私の仕事、介護業界についても、本当の事を言わなければならない。それをしないからこそ、今年起きた、障害者施設での、元職員による大量殺人、ああいう事件が起きのだ、と、断言する。
【1714】[2051] ヒラリー は、必ず逮捕、投獄される。 そして、不正選挙が行われていた。
副島隆彦です。 今日は、2016年11月17日です。
始めに。トランプは、必ず、ヒラリー・クリントンを、逮捕、投獄して、裁判に掛ける。
このように、はっきりと、私は、副島隆彦は、予言しておきます。
今の、この時点(11月17日)で、私、副島隆彦が、改めて日本国民に向かって言って
置かないといけない。「ヒラリーさんは、選挙に落ちたんだから、もう、許してもらえるん
じゃないの」と、甘い考えを言っている者たちは、生来の弱者(じゃくしゃ)で愚か者だ。
あるいは、愚劣極まりない、グローバリスト globalist 「地球支配(しはい)主義者」
の手先で、安倍晋三の子分たちだ。
今からでも、私が書いた『 (We must )Lock Her Up ! ロック・ハー・アップ !
ヒラリーを逮捕、投獄せよ』(光文社 、2016年10月10日刊)を買って読みなさい。
そこに全部、これからの手続きとか、訴因(そいん)=起訴理由(きそりゆう)とかを私が
細かく書いている。
11月15日に、トランプ次期大統領は、CBS (今は、MSCBS と名乗り、ビル・ゲイツ
のMS マクロソフト社が親会社のようだ)の 60minutes 「 シックスティ・ミニッツ」
という調査報道(インヴェスティゲイティブ・ジャーナリスト)の看板番組に出て、
「私は、彼女を傷つけたくない。 傷つけたくない」 ” I don’t want (to) hurt
her .” 「アイ・ドン・ワナ・ハート・ハー 」 と 2回言った。 「あー、トランプ
さん、いい人だ」とアメリカ人たちでも、ほっとしたかもしれない。
だか、その時の、トランプの 表情の奥には、例のあの、ベロッと、舌なめずりする爬虫
類の獰猛さが、あった。私、副島隆彦は、それを見逃さない。 甘ちゃんの、一般人間ども
(日本のメディアや有識者と称する 脳タリンたちを含む )は、黙って遠くの方からこの恐
ろしい政治ドラマを、じっと見ていなさい。
さて、今日、私が、どうしても 書いておかなければいけないことは。
私は、これを、11月9日の大統領選挙の投票結果が出たあと、ずっと、やっている。
それは、どうも、ヒラリー勢力は、 不正選挙の 違法、犯罪、集票マシーンを動かして、
実際にやったようだ、という ことの 徹底的な調査だ。選挙結果の発表から一週間がたった。
米大統領選挙では、やっぱり 不正選挙( rigged election リグド・エレクション )
が行われていた。 この不正選挙の別名は、違法な集票マシーンの作動(voter fraud
ヴォウター・フロード)である。この犯罪集票マシーンは、統計学のデータ・サイエンスの
データ処理 の技術を駆使して作られた、高度のコンピュータ・ソフト埋め込んだものだ。
極悪人で犯罪者の国際投資家のジョージ・ソロス の政治活動団体の Open Society
「オープン・ソサエティ(開かれた社会)」が持っている会社 Smartmatic Groupスマー
トマテッィク社が、全米の各州の選挙管理委員会に集票マシーンをリースで納入して、
メンテナンスも行っていた。
この選挙得票の集計マシーンに組み込まれた、ARISTOS System アリストス・シス
テムという 犯罪ソフトが、作動して、トランプに投票した人の投票(vote ヴォウト)が、
機械の違法な操作で、自動的に、ヒラリーの方に流れるようになっている。 英語では、
「投票(vote ヴォウト) が盗まれる」と も言う。
この不正選挙が、実際に行われたようだ。その 票数は、全米の合計で、600万票
ぐらいである。
そして、トランプは、それらの違法、犯罪、集票マシーンに負けなかった。トランプが、
8月から、「不正選挙がおこなわれる。すでに 期日前投票( absentee voting アブ
センテイ・ヴォウティング)の時から、不正選挙が行われている」と、たびたび、演説の中で、
警告を発した。
トランプは、この巨大な悪巧みを見事に、打ち破った。そして、自分たちが、常に権力(パ
ウア power )を握り続けるのだ、という権力盲者の権力犯罪者 (パウア・クリミナル
power criminal 、ヒラリーを形だけ、頭に戴いているいるワル)どもを打ち負かした。
ヒラリーは、私の本を読めばよく分かるが、国際社会が裁くべき、戦争犯罪人( 戦犯。war
criminal ウォー・クリミナル。 戦争を計画的に始めて、残虐なことをたくさんした人間)
でもあるのだ。特に、中東、アラブ世界で、ヒラリーが、国務長官だったとき、そのあとでも、
ヒラリーがやったことは、本当に、アラブ人、イスラム教徒たちにとっては、許しがたい。
この8年間で、数百万人の中東、アラブ世界の人々を、戦火の中で逃げ惑わさせ、死なせた。
ヒラリー(そして、ビル・クリントンも)は、アメリカ国内だけでなく、国際刑事裁判所
(ICC アイ・シー・シー )で、戦争犯罪人(ウォー・クリミナル)としても、裁判に掛けて
裁かなければいけない、凶悪な犯罪者なのだ。 この戦争キチガイたちを、処罰しなければ
いけない。
もし、トランプが、ヒラリーたちの犯罪証拠である、ヒラリー・メールのうち
、ヒラリーたちが証拠隠滅で、壊した(しかし、FBI と司法省が、復元してある)3万3千通
を公表せず、「絶対に、公表できない国家機密(ステイト・シークレット)だから」と
して、いい加減に葬り去るようだと、私、副島隆彦は、トランプ大統領を批判しなければいけ
なくなる。
このことが、まだ分からないような人間は、学問道場に近寄るのをやめなさい。
トランプは、この「奪われた600万票」が有っても、それでも猶(なお)勝った。 そ
れは、アメリカの民衆、国民が、「犯罪者のヒラリーを勝たせたらいけない」と、必死の思
いで、いつもは、「 政治なんか嫌いだ。選挙なんか、行くものか 。政治家と官僚どもは、
全員、悪い人間たちだ」」と、政治に絶望して、そっぽを向いていた人々が、「今度だけは、
違う」と選挙(投票)にいった。
アメリカの民衆の波が、 その不正選挙の、違法操作の 600万票を、乗り越えて、民
衆の怒りの大波が、防波堤を乗り越えて、波が押し寄せるように、トランプを勝たせたのだ。
ヒラリーたち犯罪者どもは、悪の限りを尽くして、徹底的に、鉄壁の防御の構えで、「絶
対勝利」を仕組んだのだ。それでも、負けた。 だから、開票得票のテレビ中継でも、「裏
の真実を知っている 、アメリカの大テレビ局の速報番組に出ていた、コメンテイターども
が、真っ青になって、体を強張(こわ)ばらせて、「こんなはずでは、無かった。一体、何
が起きたのだ」と 驚愕していた。自分たちは、大失敗を犯した、と、気づいた。
だから、当然、ヒラリー勢力の忠実な日本の子分どもである、安倍晋三たちは、安心して、
「自分の脳が、アメリカによって、プログラミングされた通りに」 そのまま、ヒラリー勝
利で、動き続けたのだ。今頃になって、「あらゆる事態を想定していた 」などと、外務省
を 怒鳴りつけた、とか、いろいろと言い訳をしている。
だが、お前たちの脳は、忠犬、ワンころ のようにプログラミングされているのだから、
「自分の脳で考えています」などとは、とても言えないのだ。
ヒラリー勢力は、2大、犯罪システムである、 ① 世論調査会社( pollsters ポ
ールスター) と、 ② 不正選挙用の 違法集票マシーンの 、この2つで、絶対に勝
つ、と確信していた。
支持率の人為的、人工的な、違法の操作マシーンのコンピュータ で、アメリカ国民を、
ずっとこの一年半の間、 「ヒラリー・クリントン氏、6ポイント差で支持率で優位。トラ
ンプ氏の追い上げをかわす」と、この世論調査会社どもの、雇い主であり親会社である
テレビ局 と 大新聞社 は、言い続け(書き続け)た。
トランプは、怒って、事あるごとに、「ウソばかり報道する ニューヨーク・タイムズと
ワシントンポストの記者は、私の記者会見に来るな」と、言い渡した。そういう報道は、
日本では全く、なされない。
テレビ局で一番、悪質だったのは、CNN であり、その子会社の 世論調査会社(ポ
ールスター)の Real Clear Watch リアル・クリア・ウォッチ社 である。
CNNは、あまりもの偏向報道(へんこうほうどう)をやり続けたので、怒った、アメリ
カ国民が、このケイブル・テレビの契約を打ち切る者が、” Cut the Cable “ で、も
のすごい数で出ている。CNNは、きっと経営が傾くだろう。CNNは、まだ何らかの
反省とか、謝罪の声明を出していない。 まだ、まだ、このまま、やる気だ。
私、副島隆彦は、それらの 票の 計算を、各州の、各カウンティ( county 郡)ごと
まで、ずっと調べて、集計のし直しを、自分でこの一週間、やっている。
アメリカ政治の 行政区分の中心は、この郡(カウンティ) である。 大きな都市は、
それをひとつの郡と数えたり、さらの その大きな都市の中を、10ぐらいの カウンティ
に分けて行政区分とする。イギリスのロンドン市も、 グレイター・ロンドン (広域ロンドン市)
といってその中が、20ぐらいの市に分かれている。
アメリカの選挙区は、この郡(カウンティ)を中心にして、人口40万人で、ひとりの選挙人
、という感じで出来ている。だから、一票の格差問題は、すぐに選挙区区割りの変更で、
是正する。そこから一人ずつ、下院議員が出ている。
これらの全米50州の 各郡(カウンティ)の得票数は、すべて公表されている。選挙結果の
調査会社のサイトの数字をずっと拾って 計算している。 私は、これらを眺めて、もう一週間
ずっと、集計の作業をやっている。
以下の3つのサイトが有名な、アメリカの選挙結果の 調査会社だ。どこもワルである。
1.リアル・クリア・ポリティックス Real Clear Politics
http://www.realclearpolitics.com/elections/live_results/2016_general/president/
2.Politico ポリティコ
http://www.politico.com/2016-election/results/map/president
3. クック・ポリティカル・レコード Cook Political Record
http://cookpolitical.com/story/10174
だ。これらのページを次々に開いて、皆さんも、細かく、今度の大統領選挙の 得票の結果を自分で、
見なさい。 ここに全部出ている。
(転載貼り付け始め)
「 ポリティコ 」から
Hillary Clinton (D) 232 Electoral Votes
61,324,576 Popular Votes
Donald Trump (R) Winner290Total
Electoral Votes 60,526,852 Popular Votes
270 of 538 Electoral Votes needed to win
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 このように、総得票数は、ヒラリーが、6千1百32万票 である(11月17日
現在、集計は、まだ終わらない。変な国だ)。 それに対して、トランプは、6千52万
票である。
その差は、79万7千票だ。3。の「クック・ポリティックス」では、100万票の差が
出ているようだ。
それで、だ。どうするんだ。このあと。票の数え直しをするのか。 ヒラリーの方が、得票数
で、80万票も多い。これは、選挙制度のおかしさだ、選挙のやり直しだ、得票数を数え直し
( ballot recounting バロット・リカウンティング) をするのか ?
誰が、一体、その 選挙のやり直し、とか、得票数の数え直しとかを、言い出すのだ。言い
出したら、それこそ、藪蛇(やぶへび)で、本当に「藪(やぶ)から蛇が、出てくる」ぞ。
それでもいいのか。 だから、負けたヒラリーの周辺の、中心的なワルたちから、誰もこれを言い
出す者が居ない。
もし、日本で、 この 「ヒラリーさんの方が、得票数は多かったのですから、変ですよね。
得票数の数え直しをするべきではないですか」 と、 言い出す者が出たら、皆で、じっと
その人を見つめるといい。 その人物は、きっと、真実の真実、 裏の真実を知らない、アホ
なのだ。
あるいは、 きっと、頓馬(とんま)のいい人だ。 日本側でも、グローバリストの手先た
ちは、悪質な人間たちだから、「ヒラリー陣営は、集票マシーンの操作までやって、必ず勝ち
ますから」と初めから知っていた。強い確信を持っていた。テレビに出て、したり顔で、今も
まだ、偉そうなことを言っている者たち、全員だ。違うのか。
私、副島隆彦を、テレビに出したら、面と向かって、こいつらに、名指しで、吠(ほ)えか
かるに決まっているではないか。だから、私を、本気では、テレビに出さない。怖くて仕方が
無いのだ。日本国民に、私が、こういう恐ろしいことを 伝える機会を与えては絶対に、いけ
ないのだ。
私、副島隆彦が、 「あたなたちも、日本でも、国政(衆議院選挙)や、都知事選(〇〇さん
が、いきなり300万票とかおかしいでしょう) や、小沢一郎を民主党の代表にしないための、
党首選のときの奇妙な結果とか。いろいろやって来たでしょう」 と、 私は、必ず言う。
だから、日本の選挙も、これからは、国際選挙監視団を呼び入れて監視させないといけない
のだ。
それでも、私の存在が気になるらしくて、やらせ、や、すかし の連絡だけは今も取ってくる。
「本気で、私に、本当のことを、あなたの局は、話させるのか。それほどの度胸があるのか」と、
私は、いなす。 それで、おしまいだ。 ” 日本のトランプ ” である、副島隆彦を舐(な)
めるなよ。
以下の、おかしな新聞記事が、出るようになった。いいだろう。得票数の数え直しをやれば
いいではないか。
(転載貼り付け始め)
●「敗者が100万票以上リード=民主に制度見直し論-米大統領選」
2016年11月16日 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161116-00000096-jij-n_ame
米インターネットメディア「クック・ポリティカル・リポート」によると、8日に行われた米
大統領選の開票で、民主党候補だったクリントン前国務長官の得票数でのリードが15日、100万票
を超えた。
民主党内では、選挙結果は民意を反映していないと批判し、大統領選挙人制度の見直しを求める声
が出ている。
米大統領選は全米50州と首都ワシントンに割り当てられた計538人の選挙人のうち、過半数の270
人を獲得した候補が当選する仕組み。ただ、選挙人の割当数は完全には人口に比例しておらず、2州を
除いて、得票1位の候補がその地区の選挙人を総取りするため、得票数と獲得選挙人数の逆転が起きる
ことがある。
同リポートの集計では、クリントン氏は15日夜の時点で6231万8079票を獲得している。これに対し、
共和党候補だったトランプ次期大統領の得票数は6116万6063票。しかし、獲得選挙人数ではトランプ
氏が290人で、232人のクリントン氏を上回っている。
米メディアによると、得票数と獲得選挙人数の勝者が食い違ったのは史上5例目。開票作業はまだ続い
ており、クリントン氏のリードは最終的に200万票を超えるとの推計もある。
民主党のボクサー上院議員は15日、声明を発表し、「選挙人制度は時代遅れで、非民主的だ」と強調。
選挙人制度を廃止し、得票数で勝者を決められるようにする憲法改正案を上院に提出した。ただ、共和党
内で賛同する声は出ておらず、成立の可能性は極めて低い。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。
私が、調べた「おかしな動きをしている 州の 得票数」で、指摘すべき主要な州は、
とりあえず、以下の10ぐらいの州である。
1. 大接戦(元から激戦州だ)となった、 フロリダ州 では、総得票数は、ヒラリーが
448万票で、トランプは、460万票だ。 その差、12万票である。
この 接戦は、怪しい。 おそらく、この州で、違法集票マシーンが、「プログラミング
された通り、正常に、正確無比(むひ)に 動いて」(笑) で、それで、ヒラリーの方に、
50万票ぐらい流れただろう。
2.大都市 シカゴを抱えるイリノイ州は、ヒラリー 297万票。トランプ、211万票
である。ここも怪しい。 本当は、ヒラリーは、260万票で、40万票ぐらいを、トラン
プから盗んでいる。 ほんの僅差で、勝つように、コンピュータを仕掛けたはずなのだ。
3.一番、怪しいのが、 ミシガン州だ。 トランプが、227万9千票、でヒラリーは、
226万9千票だ。 その差、わずかに、11500票だ。 ここは、まさしく、「 錆
さ)び付いた地帯」 rust belt の中心で、” 自動車産業の都 ” デトロイトがある。
寂(さび)れまくって、人影もない、潰れた自動車部品工場が、どこまでも続く地帯だ。
ここの失業した怒れる白人労働者層の、怒りそのものが、 どうしても、トランプを勝たせ
る、と 投票所に向かった。
それなのに、たったの 1万票の差、でトランプが勝ち、ということはない。ここも50万
票ぐらいが、盗まれている。よくもまあ、こんなにきっちり、かっちり コンピュータで、仕
組むものだ。そりゃあ、不正、違法、犯罪がバレたら大変なことになる。関係者は、自分の首
の辺りを、冷たい汗が流れる思いで、こういう 犯罪をやったのだろう。あわれな人間どもだ。
4.「 ここで、負けたら、負けだ」と、ヒラリー派が、匙(さじ)を投げたのが、オハイオ
州だ。 ヒラリーが232万票で、トランプは、277万票だ。 30万票の差で、トランプ
が勝った。 おそらく、この州では、違法集票機械は、動かなかっただろう。予想通りの、正
確な数字で、トランプが勝っている。
5.ヒラリー派が、本気で、「負けた」と 感じたのは、ペンシルベニア州だ。 ここは、
ボストンと並んで古都で、独立戦争の中心地である フィラデルフィアがある。日本で言えば、
京都や奈良の感じだ。
それでもペン州には、内部に、ピッツバーグがあって、この“鉄鋼の町 “ も rust belt
「錆び付いた地帯」で、寂れ果てたアメリカ鉄鋼業の、製鉄所と鉄工場の廃墟が続く。 ここの
怒れる白人層の、うねりが、ニューヨークのグローバリストどもに、大波となって襲いかかった。
ここは五大湖 周辺ではないが、ラスト・ベルトである。 トランプが、五大湖周辺に絞り込
んで、最重点地帯として、徹底的に、遊説して、選挙運動の集会には、どこでも2万人以上が集
まって、トランプへの共感と、必勝の、そして、 「ヒラリーを逮捕、投獄せよ」の大合唱が湧
き起こった。 ヒラリーの集会は、どこでも、500人ぐらいしか集まっていない。
最後の、11月7日の、フイラデルフィアの集会のときだけは、カネをかけて、バカ芸能人
たちを呼んで、2万人集めて、オバマも来たので、格好を付けた。バカ芸能人たち、すなわち
河原乞食(かわらこじき)たちを呼んで、若者を集めてはみたものの、どうにもならない。
それに比べて、トランプが言った、「私には、あなたたち(国民、有権者)が居てくれれば、
それだけでいい」 のコトバは、ズシーンと腹に響いた、はずだ。
このアメリカの熱烈なトランプ支持の、アメリカ国民の、怒号の前に、アメリカの威張り腐った、
驕(おご)り高ぶった 権力者、支配者どもは、大敗北したのだ。
トランプが勝った途端に、新聞記事の中に、「私たちエスタブリッシュ(支配階級)の負けだ」
と、何と、「支配階級」という訳語を付けて、日本の新聞が書くようになったのには、私、副島隆
彦が驚いた。 「支配階級」とか、「既成勢力」(である私たち)などという左翼、反体制の側
が使うコトバは、これまで、徹底的に、忌避(きひ)され、絶対に使われない新聞用語だった。
それが、解禁になった。私にとっては、青天(せいてん)の霹靂(へきれき)だ。
このペンシルバニア州で、トランプが、激しく競(せ)りあって勝った。勝ったのは、日本時間
15時16分だった(現地NYでは、真夜中の午前1時16分)。
それなのに、得票差は、たったの7万票だ。おかしい。ここでも、30万票ぐらいの ヴォウター
・フロード が起きている。
6. クリス・クリスティ知事がいる、ニュージャージー州(ニューヨークの西と言うか、大きく
は南側で、日本で言えば、東京都から見たら、隣の貧乏な埼玉県のようなところ)が、これも怪し
い。 違法集計コンピュータが、作動している。
ヒラリーが、202万票取っている。トランプは、153万票だ。こんなはずはない。 ここで
は、60万票以上の、票が、盗まれている。 本当は、ここでもトランプが、勝っていたはずなのだ。
7.アリゾナ州も、怪しい。ここは、ヒラリーが、93万票、トランプが、103万票で勝った。し
かし、ヒラリーにこんなに票が集まるはずはない。40万票ぐらいが盗まれている。
メキシコとの国境問題を抱えている、この州の州民は深刻に考え込んでいる。 ヒラリーが、この
州に近寄れるはずがない。靴や卵ではなくて、石を投げられるだろう。
ネバダ州と、 ニューメキシコ州も、精査しないといけない。
8.大きな州であるテキサス州は、 トランプが、468万票。ヒラリーは、387万票だ。その差
80万票で、この数字は、きっと正しいだろう。
9.案外、南部のジョージア州で、不正投票の証拠が出たと、騒がれている。
10.ニューハンプシャー州 という 東部の 古い州で、小さな州に秘密が隠されている。ここは、
人口は、130万人ぐらいしかいない。 このニューハンプシャーが、東部だから、
一番、早くから開票作業をするのに、いつまでもダラダラと、集計作業を終わらない、不思議な州だ。
ここで、ヒラリーが、34万9千票を取り、トランプが、34万5千票取った。
その差、たったの 3千2百票だ。 ここもかなり怪しい。 極めて正確に、違法コンピュータが作動
したようだ。
11.大きな州の、 カリフォルニア州と、ニューヨーク州については、今は、言及しない。 このふた
つは、別格で、始めから、ヒラリーの民主党圧勝と言われている。
60%が、民主党に入れて、共和党には、30%だ、とされている。今回も、そのとおりになった。
大きな州だから、なかなか、ボロは出ないが、細かく 各郡(カウンティ)の投票行動を見ていると、
これから、違法選挙の 証拠が出てくるだろう。これぐらいにしておく。
以下に、最大のいちゃもん付けの記事がある。 やっぱり、ニューズウイーク誌が、アメリカでも一番
の、強硬な CIAの 御用達(ごようたし)メディアだ。
というよりも、ニューズウイーク誌の 記者や、寄稿家(コントリビューター、書き手)を気取ってい
るが、ほとんどが、CIAのエイジェント(国家情報官ども、インテリジェンズ・オフイサー)だけのこ
とはある。一番、この期(ご)に及んでも、往生際(おうじょうぎわ)ワルく、「得票数では、クリント
ン氏が勝っている。
カレッジボウト(実際の投票をする、古式ゆかしい、儀式。100年前は、馬車で、ワシントンに集ま
って、各州の選挙人が、投票した)では、ヒラリーが、トランプと対(たい)になって、269票 対
269票で、議会が出てくる、、などど、バカなことを書いている。
本当に、投票数の計算のし直し、をする、というのなら、いいだろう。その時は、違法集票マシーンが、
満天下に暴かれるときだから、覚悟せよ。
トランプに投票した600万票が、ヒラリーの方で数えられていなければ、トランプの正しい得票は、
6500万票から、7000万票になる。選挙人では、340人ぐらいになっただろう。 ヒラリーは、
4000万票(本当は、3500万票だろう)がいいところだ。獲得選挙人では、190人ぐらいのも
のだったろう。
(転載貼り付け始め)
●「米大統領選、クリントンはまだ勝つ可能性がある──専門家」マックス・カトナー
2016年11月11日 ニューズウィーク by マックス・カトナー
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161111-00180528-newsweek-int
一部の激戦州の票は今カウント中、既に勝敗が決したとされる州や僅差の州で
は再集計が必要な場合もあり、12月の選挙人投票ではクリントンがトランプと引
き分ける可能性もある。その場合は議会がどちらかを大統領に選ぶ。先例もある。
AP通信によると、木曜日の時点で、ニューハンプシャー、ミシガン、アリゾナ
の3つの州では選挙人の獲得数が拮抗している。もし民主党候補のヒラリー・ク
リントンがそれらの州を制して合計31人の選挙人を新たに獲得したとしても、大
統領の当選に必要な過半数の270人には届かず、279人を獲得したドナルド・トラ
ンプを上回ることはない。
だがAP通信のアナリスト・マイケル・マクドナルドは、ウィスコンシン州でト
ランプが勝利したとする同社の集計結果を疑っている。彼はフロリダ大学の教授
も兼務し、USエレクションズ・プロジェクトを率いて日々選挙データを集計して
きた。仮にクリントン側にウィスコンシンでの勝利が舞い込み、接戦の3つの州
も制することができれば、選挙人の獲得総数は両候補とも269票の同点となり、
トランプとの引き分けに持ち込める。
「クリントンはウィスコンシン州で勝っているかもしれない」とマクドナルドは
言った。「メディアが当確を出したからといって、それが本当の選挙結果だとは
限らない」
彼は、不確定要因として不誠実な選挙人の存在を指摘する。11月8日に選ばれ
た選挙人団は、形式的とはいえ12月の選挙人投票を経て最終的に大統領を選ぶ。
問題は、稀に、どの候補に投票するかの誓約を破る選挙人が出てくることだ。非
営利組織フェア・ボートによると、1787年の選挙人団設立以来、不誠実な選挙人
は157人いたことがわかっている。
選挙人投票でタイも
もし12月の選挙人投票でトランプとクリントンの獲得票数が引き分けになれ
ば、大統領を決めるのは議会。クリントンの勝機もある。ペンシルベニア州フィ
ラデルフィアにある国立憲法センターによると、過去に2度、1800年と1824年に
そうしたケースがあった。
アリゾナ州務長官は木曜日(11月10日)、開票率99.9%の時点で、クリン
トンの45.3%に対してトランプは49.64%の票を獲得し、得票数の差は8万5257
票だと発表。一方、 州当局は本誌の取材に対して、水曜日の時点で期日前投票や
暫定投票などによる 62万7000票が未集計だと語った。
マクドナルドは「(アリゾナの結果は)不確実 な要素が十分にあり、クリント
ンがトランプを逆転する可能性が残っている」と 言う。(米ケーブルテレビCNN
の集計結果によると、アリゾナ州はトランプが制 した)
AP通信によると、ニューハンプシャー州では開票率100%の時点でクリントン
の得票率は47.5%、トランプは47.3%だった。ただしクリントンの勝利は確定
ではない。
両候補の得票差がたった1614票のため、誤差の範囲としてトランプが再 集計
を求める可能性がある。再集計が認められるのは得票率の差が20%以内の場
合だ(CNNによると、ニューハンプシャーではクリントンが勝利した)。
ミシガンで追いつく?
ミシガン州務長官は、開票率100%の時点でクリントンの得票率は47.3%、
トランプが47.6%、得票差は1万3107票だと発表した。同州は12年の大統領
選で 2675票の暫定投票(投票資格などをチェックする必要があるものなどま
だカウン トされていない票)があったと伝わるため、今回もそれと近い数字
になる見込み だ。
とはいえ仮にそれだけの票が加わったとしても、ミシガン州では得票差が
2000票かそれ以下にならなければ自動的な再集計を行わないため、必ずしも
再集 計の要件には達しない。それでもマクドナルドはこう言う。「一定の暫
定投票は あるはずだから、クリントンはミシガンでトランプに追いつけるか
もしれない」
そうなれば残るのは、AP通信がトランプの勝利を伝えたウィスコンシン州
だ。 両候補の獲得票数の差が僅か2万7257票であることからも、マクドナル
ドはその 結果を疑っている。同州で再集計が行なわれるのは得票率の差が
0.5%以内の場 合だが、多くの暫定投票が集計されていない状況を踏まえれ
ば、再集計が必要に なる可能性があるとみている。
とはいえクリントンはすでに敗北を認めた。それでも彼女は大統領になれ
るの だろうか。「敗北宣言に法的拘束力はない」というのは国立憲法センタ
ーの会長 兼CEOのジェフリー・ローゼンだ。
彼はその最たる例として、2000年の大統領選 挙で民主党候補のアル・ゴア
が、いったんはジョージ・W・ブッシュへの敗北を 認めたが、後に敗北宣言を
撤回してフロリダ州で票の数え直しを求めたエピソードを挙げた。当時は再集
計の結果、わずか537票差でブッシュが勝った。
マクドナルドは、トランプが大統領選を制した可能性が高いと認める一方、
僅差が伝わる州では得票数を正確に数えて結果を明らかにしなければならない
と 言った。「何としてもダブルチェックが必要だ」
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦 記
【1713】[2050]放射線医学の権威、長瀧重信(ながたきしげのぶ)氏が死去。深く追悼します。
副島隆彦です。 今日は、2016年11月15日です。
さっきNHK のニューズで、長瀧重信(ながたきしげのぶ)氏が死んだ、と聞いた。84歳だった。
私は、遂にお会いすることはなかったが、日本の 戦後の 放射線医学の権威の死去に際し、彼が
本当の専門家として、日本国民に訴え続けたことを思って、深い哀惜の念を覚える。
民衆、国民の方が、あまりにバカが揃(そろ)っていた。
長瀧重信氏を追悼する。
(転載貼り付け始め)
●「長崎大名誉教授の長瀧重信さん死去 原発事故の被害調査」
2016年11月15日 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASJCG61Z0JCGULBJ013.html
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に伴う健康被害調査などに取り組んだ長崎大学名誉教授の長瀧重信(ながたき・しげのぶ)さんが12日、胸部動脈瘤(りゅう)破裂のため東京都内の病院で死去した。84歳だった。
通夜は16日午後6時、葬儀は17日午前10時から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は妻幸(ゆき)さん。葬儀委員長は佐々木康人・元放射線医学総合研究所理事長。
東京大医学部卒。長崎大医学部長、放射線影響研究所理事長などを歴任した。長崎大時代に原爆被爆者の調査にあたり、その経験を踏まえてチェルノブイリ事故での支援活動や、茨城県東海村で起きたJCO臨界事故での周辺住民の健康管理にかかわった。
東京電力福島第一原発事故では、内閣府の有識者会議「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」の共同主査として報告書をとりまとめた。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 長瀧氏は、「福島の原発事故で、100ミリシーベルト以下なら、全く体に心配はいりません。みんな安心して下さい 」と 日本の放射線医学の、最高の学者として、日本国民を説得し続けた。
それなのに、国民の側が、知恵の足りない恐怖心に囚われて、長瀧氏を頂点とする日本の射線医学者たちの総体(ほとんど全員)の意見に、静かに耳を傾けなかった。本当に、今からでも、日本人は、深く反省すべきだ。
長瀧重信が、敗戦後の東大の放射線医学を作った人であり、広島、長崎の原爆の人体への被害の研究者として、草分けである。山下俊一(やましたしゅんいち、長崎大学)、佐々木康人(ささきやすひと、アイソトープ協会常務理事)、神谷研二(かみやけんじ、広島大学)、中側恵一(なかがわけいいち、東大)たちを育てた先生である。
長瀧重信は、確かにずっと体制側、権力側の人である。しかし、科学=近代学問(science サイエンス、スシャンス)としての放射線医学( もう一つが、原子力工学) が築いてきた学問上の諸事実を、突き詰めてきた人だ。
何十年も研究してきた専門家たちの意見を、国民が、しっかりと聞かないから、大きな混乱が起きたのだ。
体制側であれ、反体制(反権力)側であれ、 前提としての 学問上の諸事実(facts ファクツ)を確認することから始まって、思考を積み上げなければ、一体、何に依拠して、自分の思考を作るのか。
日本政府は、原発事故の直後に、正しく判断して、長崎大の山下俊一を、放射線医学の専門家の最高人材として、緊急出動した自衛隊のヘリコプターで長崎から福島に運んだ。そのあと山下俊一が、福島県立医大で陣頭指揮に当たった。 彼らの判断がすべて正しかった。
「放射能、コワイ、コワイ」で騒いだ愚か者たちは、福島の現地でも、山下俊一を、いたぶって虐(いじ)めた。「お前の孫を連れてきて、福島で暮らさせろ」 山下「はい、その通りにします。もう大丈夫です。子供たちも、みんな外で遊んでもいいです」と、山下は専門家として、説得を続けた。
「放射能、コワイ、コワイ」で、恐怖心に囚われて、何の学問的な基礎も、知識も、経験のない者たちが、専門家たちの言うことをきかず、逆に襲いかかった。ネット上には、今も、それらの証拠が、ずっと残っている。
これらの間違った意見表明をした人たちは、今からでもいいから、自分の間違いを認めて、反省と謝罪の文を書くべきだ。 自分の名前と職業も書かないで、匿名で書き散らす者たちの、自分自身の その臆病者の生き方を、反省しなさい。 これが、民衆、国民の側の 総敗北(そうはいぼく)をもたらした。
「甲状腺癌で、10万人の福島県人が死ぬ」と、書き続けた者たちを、私たちは、処罰しなければいけない。 誰一人、作業員ひとり、幼児ひとり、福島原発の事故で死んだ者はいない。発病した者もいない。 私、副島隆彦と、このことでケンカしたい人は、今からでもいいから、私に メールなり、電話なり下さい。お相手します。
私たち学問道場は、原発事故のあと、ただちに動いて、福島の現地に向かった。事故を起こした第一原発の正面玄関で、放射線量を量ったりした。そして、原発から20キロの田村市都路(みやこじ)に現地活動本部を置いて、現地の様子をずっと記録した。これらのことは、ここの 「今日のぼやき」の6年前から 文章と 画像にすべて残っている。
国民生活にとって重大なことが起きたら、そのことが気がかりなら、その真偽を確かめるために、優れた人間なら、まず、現地、現場に行かなければいけない。絶対に行かなければいけない。として自分の目と体で現地の真実を、自分で確認しなければいけない。
恐ろしいもの、怖(こわ)いものには、立ち向かってゆかなけばならない。逃げてはいけないのだ。 逃げて、脅(おび)えと恐怖心に駆られて、自分の臆病者(おくびょうもの)と怠惰(たいだ)を、恥じないで、居丈高に、
「放射能、コワイ、コワイ」の絶叫をやった。 その次は、「政府は、国民に真実を隠している」の大合唱だ。
あのとき、おのれの臆病と恐怖心を棚に上げて、集団ヒステリーの渦の中に嵌(は)まった者たちは、深く反省せよ。
私たち学問道場は、事故現場の事実を確認するために、自分の命を賭けて、現地に行った。
東京まで高濃度の放射性物質が広がってくるのなら、それを阻止する工事の手伝いにゆく、と、私、副島隆彦は決めたからだ。 私は、何も危険は無い、安全と分かった、3回目には、若い人たちを引き連れていったので、中には、ぶるぶる震えていた者もいた。そうしたら、「副島は、若者たちを殺そうとしている。死にたければ、自分だけ死ね」と悪口を書いた者たちがいた。
「キャーキャー、コワイコワイ。放射能は目に見えないからコワイ」と言い続けた、愚か者たちは、社会的な弱者である。 特に生来、頭の悪い女たちと、女の腐ったような奴らに多かった。 自分の知能の低さが、「放射能、コワイ、コワイ、キャーキャー」になって顕(あら)われた。
民衆、国民の側が、専門家のコトバを聞かず、何の知識も無く、キャーキャー、コワイ コワイで騒ぐことで、民衆の側が敗北したのだ。 人々を現地に近寄らせなくして、福島の人たちを孤立させることで、(ただし、福島の親分衆には、ひとり数億円ずつ出した。国民に課した復興税を東電経由で出した )、廃棄物処理のために、異常な高額の資金は掛かる、ということで、また、GEとかアレヴァ社に、多額の不必要なカネを払い続ける仕組みを作った。 ワルいやつらの考えることだ。
民衆の側が、恐怖心で脅(おび)えたら、その根本のところで、闘いにならない。最後は、「カネをくれー」、「哀れな私たちを大事にしてくれー 」の 物取り運動になる。この社会的な弱者の運動は、絶対に駄目なのだ。 愚かな弱者たちのひがみ根性と、ねたみ、恨み根性(これがニーチェが言ったルサンチマン、resentment リゼントメント)を組織する者たちの運動は、絶対的に悪(あく)なのである。 社会的弱者の、一番、よくない面が出る。
ドナルド・トランプが、今度の大統領選挙で、一番、厳しかった、10月10日に、自分を裏切って、自分に対する包囲網の謀略に加わった、ポール・ライアン下院議長(46歳の若造)に向かって、
“ You are weak , and inefficient . “ 「ユー・アー・ウイーク・アンド・インイフィーシエント」 「お前は弱い。そして、能力が無い 。私が、本当の戦いというものを、そして、勝ち方を教えてやる」と 言い放った。
弱い人間が指導者になってはいけない。弱者は、後(うし)ろに引っ込んでいなければいけない。そういう臆病者の、知能の足りない、ひがみ根性の人間たちが、人類のあらゆる営みの中で、しゃしゃり出てきて、大切な国民運動を内部から、腐(くさ)らせる。
私は、福島原発事故について、「これは、日本の民衆、国民の側の敗北である。真実を皆で追求しようとせず、愚かな恐怖感に囚われて、騒いだ時に、大きな敗北が起きたのだ」と書いた。
私と私たち学問道場の弟子たちが13人で、書いて出した『放射能のタブー』( 2011年11月刊、KKベストセラーズ )を今からでも読んで下さい。
長瀧重信 と 山下俊一の 悪口を、バカのくせに書き続けた者たちは、ひとり、ひとり、原発事故から6年後の今、出頭して、名乗り出て、反省の文を書きなさい。愚か者の、知能の足りない者たちの、知能弱者たちが、大手を振って、いつまでも、「自分たちが正しい。絶対に正しい」などと言えないことを、私、副島隆彦が、徹底的に、お灸(きゅう)を据えてあげます。
以下は、「長瀧重信」で、ネットで検索したら出てきた文章たちの一部だ。ここに載せて、纏(まと)めて、折檻(せっかん)、成敗(せいばい)してくれる。
副島隆彦 記
(転載貼り付け始め)
#山下俊一・長瀧重信・高村昇の責任を追及せよ hashtag on Twitter
twitter.com/…/山下俊一・長瀧重信・高村昇の責任を追… – キャッシュ
福島原発の被害が顕著 甲状腺癌の増加が顕著で被害が拡大中。国と東電は因果関係 がはっきりしているので、治療・入院・通院費用と見舞金を支給すべきだ。 #この状況で 再稼働ができるのか? #山下俊一・長瀧重信・高村昇の責任を追及せよ …
放射能からの避難区域は年間20ミリシーベルト: もと地質技術者のつぶやき
geocivil.asablo.jp/blog/2011/12/16/6245644 – キャッシュ
2011年12月15日に内閣府の有識者会議「低線量被曝のリスク管理に関する ワーキンググループ」(共同主査:長瀧重信・長崎大学名誉教授,前川和彦・東京大学 名誉教授)が報告書をまとめました.その中で,避難区域の設定基準,年間20 …
– 本当は恐ろしい、私の住む世界
hyoutan0311.blog.fc2.com/?tag=永瀧重信 – キャッシュ
「それって、何でそうなるの?」に対する答えを探し始めると、出てくる出てくる、私の知ら ない魑魅魍魎たち・・・
「病は気から」と放射能
福島県立医大副学長・山下俊一先生以下、安全デマ組の話の中にしばしば登場するのが、
「放射能を気に病むことの方がよほど体に悪い」 というもの。山下先生は「放射能は笑っている人のところには来ない。クヨクヨしている人のところにだけやって来ます。」
といった趣旨の発言をしており、以来、これを揶揄するようなパフォーマンスが反原発サイドでは大人気(?)。
私自身、山下センセーやその師匠の長瀧重信センセーあたりが、本当のところ、純粋に学問的にそう信じていることを表明しているだけなのか、やはり原発推進・容認ありきでそう言っているだけなのか、実のところ、まだよくわからないでいる。
副島隆彦さんは、一貫して長崎大一派の安全デマ組を信じて、さっさと福島の復興を進めないと取り返しがつかなくなると主張。何しろ副島さんですから、例によってキワモノ扱いであまり話題になることもないよう ですが、話題になるかどうかはマスゴミが重用するかどうかで決まるだけなので、主張の価値とは関係ない。
私の周囲でも、放射線に恐れおののいている人たちは、間違いなく既に強いストレスにさらされており、どう考えても精神衛生上好ましい状態ではない。もし長く続けば、おそらくその影響で健康を害するだろう。
しかし、何で怖いのかと一歩踏み込むと、要するに「何だか分からないから怖い」「政府に騙されているようで 怖い」「子供やその次の世代にまで悪影響が及びそうで怖い」といった系列になるのだが、ここにあげた三つの
例は、本質的にはどれも同じ次元の恐怖で、いずれの不安に対する答えもただ一つ。
「その通りかもしれないし、そうでもないかもしれない。」 ということに尽きる。つまり、何が何だかわけもわからず、マスゴミや噂として垂れ流される情報に振り回されているだけの人も、それ相応の学力を持って自ら真実にたどり着こうと努力した人も、皮肉なことに、「究極的にはまだよく分からない」という放射線の正体不明ぶりに行きあたって、とりあえず立ち止まらざるを得ないのである。
西洋医学一辺倒の医学教育を受けた医師が大半の世の中で、しかも保険診療は制度上診断名とそれに対応した。 対症療法をセットにして、報酬を認める仕組みになっているため、患者は自分が言い渡された診断名が、実は学問的に普遍的なものではないことの方が多いことや、見掛け上の症状・症候の名称を診断名の代わりに暫定的に用いられているにすぎないことを、ほとんどの場合理解していない。
だから、「病は気から」的なことを言う医者を、真実を言う医者ではなく、いい加減な医者と評価してしまうのも、日常茶飯である。でも、実際には、人間のように高い精神性を持った生き物では特に、心のありよう、心の持ちようと身体的な健全さは、まさに不可分の関係にあり、長期にわたって解決の見込みのない問題についてひたすらに思い悩み続けるような心構えは、交感神経の緊張を通して、極めて深刻な健康上の問題を引き起こし得るというのが真相。
したがって、放射能ノイローゼは、山下センセーのおっしゃる通り、間違いなく、危険で、病魔を呼び込みやすい状態なのである。
じゃあ、安全デマを信じればいいのか?
そこが難しいのだ。私が、この段階でも「安全デマ」と表現しているのにも、もちろん意味がある。
鬱々と思い悩むことが、たとえば癌のような深刻な病気を引き起こすという視点は、まったくもって科学的に正しいとみてよかろう。しかし、同じ尺度でものを見るなら、「大丈夫かどうかわからないもの」を前にしたときの、科学的に正しい態度とは何かを考えると、「念のため、避けておく」もしくは「最悪の見通しに基づいて判断する」ということになる。
これは近代社会における合意事項であり、それに従わない者は野蛮で、啓かれていない愚か者だと、今日まで諸外国はみなしてきたのである。3.11以前の日本国もそうだった。
低線量の放射線が及ぼす影響は、現時点で未確認の部分が多く、公然と大規模に人体実験を実施できない以上、統計学的な有意差を根拠にしようとする限り、「安全性」も「危険性」も立証が難しいのである。山下センセーは最近、その「自然科学史に例を見ない大規模な研究」がまさにこれから福島で始まろうとしていると発言し、被曝中の県民のひんしゅくを買ったわけだが、確かに壮大な実証実験が進捗中であることは間違いない。
だとすれば、このおそろしい実験が一定の結論を叩きだすまでの間は、「放射線は低線量でも危ないかもしれないから、避ける方向で過ごそう。」
「内部被曝に至っては、ことによるとものすごく危ない可能性もあるので、
しっかり回避する方向で過ごそう。」というのが、どう考えても科学的である。
上記の実験が始まったばかりの現在、見てきたかのように「安全だ」「危険だ」と言う人がたくさんいる現状において、受け手が取るべき行動は、どっちの主張を前提にした場合に、よりリスクやダメージが大きいかを考えて、自らの身の振りを決するのが妥当だということが見えてくる。
比較的被ばくの程度が軽微である人たちは、「危険だ説」を採用しても、それほど失うものが無い場合は、念のため、不確実性に対する科学的な大原則にのっとり、安全の側に立つのがいい。ヤバそうなものは、極力口に入れないなどの対策を取るべしということ。
一方、福島や周辺地域のいわゆる高濃度汚染地域に生活の拠点がある人の場合、「危険だ説」を全面的に採用しようとすると、ローンが残ってる家を退去しなければならないとか、転職に難色を示すダンナと子供を案ずる奥さんが対立して離婚問題に発展するとか、多感な時期の子供にとって転校自体が著しいストレスになり得るとか、親子が別居しなければならないだとか、実にさまざまな負担が待ち受けていて、失うものが極めて大きく多岐にわたるのである。
そういう場合、「危険だ説」に従って失うものと、「安全だ説」に従った際に背負うリスクが、かなり均衡してくる可能性がある。本当に、原発がもたらした現状は、福島の人たちにとって残酷で無慈悲なものである。
何事もなかったような顔をして日々を送る福島県民をつかまえて、バカ呼ばわりする言説まで散見されるが、何も考えずに大事な問題も人任せにして過ごすような姿をバカとみなすなら、バカの出現率は福島も東京も差が無い。これは断言できる。事故前から「バカだから」今ものんきに過ごせる人もいない訳では無かろうが、今現在福島で表面上平穏に暮らしている人が「バカだ」というのは、そう言っている側が「バカ」なだけである。世の中そんなに単純じゃない。
安全デマで背負うリスクと、失わずに済む物の大きさが、汚染のひどい地域では往々にして拮抗しているかもしれないという視点が、ほとんど見受けられないことを、私は嘆かわしく思う。
「病は気から」 どちらの言い分を採用したほうが、自分としては生きやすいか(何も考えず安易に人任せにするという意味 ではない。あくまで、自らの責任において生きるという前提)、失うものの大きさはどの程度か、そこを自分
自身で問いただして、答えを出した以上は、クヨクヨせずに建設的に考えるのが、誰にとっても正しい選択。
目下のところ、安全デマと原発推進・容認が一体になっているので、よけい見え辛いのだが、本来は、低線量放射線のリスクと、発電方式として今後も原発を採用する社会がいいのかどうかとは、別々に考えなければならない。
私自身は、「危険だ説」を採用しても、今のところ面倒で煩わしいとか、食費に始まり割高な買い物を強いられるとか、子供の保育園や幼稚園の園庭が汚染されてないかや給食をどうするのかを悩むくらいの負担で、
まあどうにか暮らせている。現状ではローンの残った家を追われる状況にもないので、福島の人よりのんきである。だから、安全の側に立つ余裕があり、「安全デマ」を退けても暮らしてゆける。ただそれだけである。
私がそうだと言うだけで、それ以上でもそれ以下でもない。人それぞれ、抱えている事情がバラエティに富む以上、それぞれの事情に応じて、それぞれが立場を決めるしかない。
そして、人が決めた立場を、他人が横からどうのこうの言ったりするのは、まさに筋違いで愚かな行為。だから、「危険だ説」を採った人は、「安全デマ」を取った人のことを論じる必要はないし、逆も真なり。
「危険だ説」を信奉し放射線の恐怖を訴える人のことを、安全デマを根拠に嗤うなどもってのほかである。
こんな形でそうなってしまったのは本当に不本意極まりないが、もしこの状況の中からでも日本民族が生き延びて行けた暁には、原発爆発事件を境に日本人は文化的にも、歴史ある欧州にも匹敵する「厚み」と「奥行き」を
手に入れることになるだろうというくらい、いま、一人ひとりが深い思索を巡らせる必要に迫られているのである。
暑中お見舞い申し上げます。 | 栃木県宇都宮市の人間ドック・乳がん治療 …
ucc.or.jp > … > お知らせ・トピックス > たまに更新長生きコラムブログ – キャッシュ
長崎大学の長瀧重信、弟子の山下俊一さんがどういうことをしてきたのかもよく書いて あります。 いま、トリチウム汚染水を海に放出する話が話題になっていますが、実は、 線量計でβ線を計測することはできません。したがって、福島などに設置してある線量計 はγ …
http://www.facebook.com/kitagawa…/976316625795276
長滝重信:元放影研理事長、山下俊一が追い出された後この人が意思決定する国の 委員会の面倒を見ている。 山下俊一:ミスター100mSv。 田中俊一:おなじみ、2人の 俊一のもう片割れ、除染マニア。 この人たちを信じるのか??? 広島でアメリカのいい なり …
原発抜きで日本経済は成り立たない、危険であるという前提で、ウソを …
blog.goo.ne.jp/shinjo…/6bea0ea5c244e4f54cac6abbcf699496 – キャッシュ
放射線影響調査研究所の長瀧重信・元理事長の話も紹介していた。 31日の読売朝刊 一面トップに「1~4号機「廃炉」、福島第一、東電会長が陳謝」と「冷却に数年」{原子力 安全委員会}という文字が躍っていた。震災の翌日、東電がプラント …
甲状腺がんは多発だ!安倍首相は緊急に対策をとれ!福島県民は …
ameblo.jp/monmidki/entry-11555050400.html – キャッシュ
国際機関が確認したという科学的とする見方を背景に永瀧重信氏は、甲状腺がんは 原発事故の影響ではないし心配する必要はないと断言する。福島での住民の被ばく量 はチェルノブイリ原発事故での被ばく量よりはるかに低いというが、福島 …
さくらんぼ*ブログ
甲状腺がんは多発だ!安倍首相は緊急に対策をとれ!福島県民は愚か者か?
2013-06-18 13:22:15
テーマ:怒れ、ニッポン!大震災
1 12人もの甲状腺がんは原発事故の影響はないと、なぜウソをつく
「甲状腺がん診断確定12人に 放射線の影響否定 県民健康管理調査検討委で座長」、福島民報新聞記事の見出し(2013年6月)だ。甲状腺がんが2月には3名だったものが9名も増えて4倍の12名となり、疑いが15名と増加し疑いも含めて27名となった。
だが、原発事故の影響ではないのだという。元放射線影響研究所理事長の肩書で長瀧重信長崎大名誉教授の談話が載っている。長瀧氏は事故後政府の原子力災害専門家グループや、低線量被ばくに関するワーキンググループ等の重責を務め、重要な局面で専門家として政府の政策にお墨付きを与える。
「福島での住民の被ばく量はチェルノブイリ原発事故での被ばく量よりはるかに低く、健康に影響を及ぼすレベルではないことが国連科学委員会などの国際機関でも確認されている」がひとつ。次に、「新たに分かった福島での甲状腺がんは、科学的に見て原発事故の影響によるものではないと考えられる」。第3は「今回の結果について心配する必要はないということを県民に十分に説明しなければならない」である。
国際機関が確認したという科学的とする見方を背景に永瀧重信氏は、甲状腺がんは原発事故の影響ではないし心配する必要はないと断言する。福島での住民の被ばく量はチェルノブイリ原発事故での被ばく量よりはるかに低いというが、福島県の汚染状況はチェルノブイリと比べても決して低くはない。人口密度が高いだけ汚染地にたくさんの人が住んでいて危険度は高い。
座長の山下俊一氏が任を解かれ長崎大に戻っても師匠が登場しコメントした。県民健康管理調査検討委員会の体質はやはり変わらなかった。新たに座長に就いた星氏は述べた。チェルノブイリ原発事故に起因するとみられるがんが見つかったのは4~5年後以降だから、「現時点で、放射線の影響とは思えない」と。
また、調査主体である福島医大の鈴木真一教授は「検査機器が高性能になり、検査対象も広いためではないか」とし、因果関係の知見を得るには、「時間をかけて調査を継続し、結果を積み重ねていくことが大事」と語った。
2 甲状腺がんは「多発」だ
こうした報道について、東洋経済記者岡田広行(おかだひろゆき)氏は「がんの発見率は85~100倍、なのに原発事故と無関係」と疑義を呈している。100万人に一人か二人という鈴木真一教授の説明からすると、85~100倍とかなり大きい数字である。2次検査の対象者のまだ3割にも満たない検診の結果なのだから、実際は患者数はもっと多いと考えられる。
木野龍逸氏はブログで、がんと確定した人数は2011年度7人、2012年度5人を100万人あたりに直すとそれぞれ171人、28人となるとする。木野氏は2月の段階の3名のがん患者で「多発と言わざるをえない」と指摘する。「科学的に説明しないまま、放射線の影響を否定するだけでなく、多発かどうかの科学的、学術的検証をしない検討委員会の姿勢に疑問を感じざるを得ない」と言う。
3 長瀧氏らへの反論
(1)津田敏秀(つだとしひで)教授は、環境省が青森県、山梨県、長崎県の子供を対象に行った甲状腺超音波検診の結果と福島県の結果が「同様」だったことを原発事故との関連を否定する材料にする解釈があるが、「原発事故や放射線被ばくと甲状腺がんの発生」の因果関係は検証できないうえに、4500人という数では甲状腺がんをも検証するには少なすぎると述べる。
(2) 岡田氏は、「放射線被ばくによる甲状腺がんの過剰な発現は考えにくい」とする国連科学委員会の見解が前提とする甲状腺被ばく量は、データの寄せ集めに基づく推計値に過ぎないとその見方を否定する。国会事故調報告書はその発言を裏付ける重要な事実を明らかにした。
ヨウ素131の実効半減期は乳幼児・小児では5~7日程度であるから、早期に測定を行わないと初期の被ばく実態を明らかにできない。
チェルノブイリ原発事故の経験から、放射性ヨウ素の内部被ばくに関する、初期の緊急的な被ばく評価が重要であることは明らかなはずだった。しかし福島原発事故においては初期被ばく評価が不十分であった。原災本部が安全委員会の依頼を受けて、3月26日から30日にかけて、いわき市、川俣町、飯舘村で1080人の子供を対象に実施したが、簡易なモニタリングで、精度が低いものであったと安全委員会自身も認めている。
「本人家族及び地域社会に多大な不安を与えるおそれがある」等の理由で原災本部は調査の拡大を望まず、それ以上の小児の甲状腺被ばく量の検査は行わなかった。また、福島県は当時単独に住民の甲状腺被ばくの検査を行っていた研究者に対して、内部被ばく検査の中止を要請している。
このように原災本部も県も内部被ばく検査を実施していないために、「住民の放射性ヨウ素による初期の内部被ばくの実態が明らかになっていない」。初期の被ばく量が不明であることは評価の上で弱点になっている。
意図的に調査しなかったのではと疑うのは間違いだろうか。ないからこそ、国連科学委員会などがしゃしゃり出てきて、福島での住民の被ばく量はチェルノブイリ原発事故での被ばく量よりはるかに低く、健康に影響を及ぼすレベルではないなどと科学的事実に基づかない推測を出すのだ。
(3)津田敏秀教授はまた、「多発と因果関係―原発事故と甲状腺がん発生の事例を用いて」(『科学』2013年5月)という論考を発表している。有病割合と発生率という医師国家試験に出題されたことのある基本的な式で3例の発症を78・7倍と算出している。その他の式によっても多発という結論を出し、「現段階では多発と考えて次の段階の立案をすべき」と提案する。鈴木真一教授らが原発事故との関連を否定することに科学的根拠は見当たらないと言う。
3 安倍政府と官僚は緊急に対策をとれ
津田教授は、「原発との関連を言葉上否定しても、小児甲状腺がんの多発は残り、いずれにしても拡大調査や対策は必要になる」とする。「日本では、相当の根拠があっても対策がとられず、因果関係の有無が議論されて対策が先延ばしにされる」との津田教授の言葉は過去の公害において政府と官僚が因果関係を認めず犠牲を放置して来た実例を思い起こさせる。
「因果関係がない場合にも安全性の証明や根拠が求められるのに、それは行われない例が目立つ」として対策をとることを強く求めている。
検討委員会、政府と環境省、政府寄りの専門家長瀧重信(ながたきしげのぶ)氏らは、甲状腺がんが多発していることを認めない。また、原発事故との因果関係も認めない。長瀧重信氏の言説のとおり原発事故の影響ではないから心配する必要はないとそれこそ科学的な根拠もないことを県民によく説明することが大事だと政府・官僚は先延ばしにする。
2次検査対象のわずか3割の検診で甲状腺がんが「多発」している事実に、政府・官僚・県知事ら首長は目をつむるのか。これから爆発的に増える事態になっても、長瀧重信氏のように国際機関だの科学的だのを隠れ蓑に虚偽を言い続けるに違いない。
政府・官僚は専門家の言説に隠れて、実は政治的、経済的判断で行った自らの責任を免れようとする。国際機関や科学は実態を伴わない言葉だけの言い訳に過ぎない無責任な言説なのだ。
原子力や放射線防護学の専門家が、原発推進側に立って、放射線が人体には良い、放射線の影響は少ない、閾値はあるとする研究を電力会社提供の潤沢な資金で日本が世界に先駆けて行ってきた事は島薗進氏の著書『つくられた放射線「安全論」』に詳しい。
4 福島県民は愚か者でいいのか
東電原発事故によって、政府や官僚、医学、科学等の学問、そして国際機関という権威は一挙に地に落ちた。本来なら総退場すべき人々が事故前と同じ位置に座って、例えばこの甲状腺がんの多発を認めないという悪質な役割をいまだに果たしている。福島県民はがまんを強いられ犠牲となっている。それでも黙っているほど、長いものに巻かれろ式の、あきらめが早い、愚か者なのだろうか。
(以下、略)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦 記
【1712】[2049]トランプ当選を 正確に選挙分析して予測していた頭のいい人の文を転載します。
副島隆彦です。 今日は、2016年11月14日です。
ドナルド・トランプが米大統領選で勝利する(当選する)と、きわめて正確に予測していた人の文を 見つけましたので、紹介します。 渡瀬裕哉(わたせ・ゆうや)という人です。この人は、私の遠くからの判断で、本当に頭がいい。 しかも元気いっぱいで、これまでも日本国内のあれこれの選挙に関わっている人のようです。 まだ40歳ぐらいの若い人です。
この人が、自分のブログに書いた記事である、
「 2016年11月10日 なぜ、有識者は「トランプ当選」を外し続けてきたのか」
とか、「「トランプはヒラリー・クリントンに勝つ!」5つの理由 」とか「トランプがヒラリーに勝てることは数字で予測することができる」があります。
これらを読む前に、それより先に、私が以下に貼り付ける、大統領選挙投票日の前に書かれた文を読む方がいいでしょう。 私はそのようにしました。 副島隆彦 記
(転載貼り付け始め)
「 数字で分かる!トランプの大統領選挙・勝利の方程式とは 」
2016年05月07日
切捨御免!ワタセユウヤの一刀両断!
http://yuyawatase.blog.jp/archives/9102996.html
渡瀬 裕哉
トランプの予備選挙勝利を予測することができない理由は「数字」を見ないからさて、筆者は前回の記事ではトランプ氏がヒラリーに勝てる定性的な根拠を示しました。
しかし、筆者が「トランプ勝つかもよ?」と述べても、メディアや知識人などの既存の権威を信じる頑迷な人たちはクリントン勝利を漠然と信じていることでしょう。
でも、よく考えてみてください。みなさんが信じているメディアや知識人はトランプの予備選挙勝利を何ら予測することができなかった人たちです。なぜ、彼らは「専門家」であるにも関わらず予測を外してしまったのでしょうか?
その理由は簡単です。なぜなら、彼ら自身が既存の思い込みから抜け出ることができず、数字的な根拠もなく思い込みを述べていたからに他ならないからです。
昨年中のテレビの大統領選挙の解説などで「ブッシュが本命」って何度も聞きましたよね?今となっては公共の電波で根拠が何もない素人以下の見解が垂れ流されていたわけです。
また、大統領選挙について解説する有識者らのトランプ氏を批判することを目的とした「分析の体裁を取った罵倒」に何の意味があるのか、今でもさっぱり理解できません。そこにあるのは知性ではなく冷笑・嘲りなどの知的傲慢そのものだと思います。
そこで、今回はトランプ氏がヒラリーに勝てる根拠を数字で示していくことで、メディアと有識者の皆さんによる米国政治に対するミスリードから読者の皆さんの意識を修正していきます。
アメリカ大統領選挙では各州に割り当てられた選挙人団の過半数を獲得することで勝利することができます。全部で538人の選挙人団が存在しており、そのうち270人以上の選挙人団を確保すればゲーム終了ということになります。
前回の オバマVSロムニー の選挙人獲得数では、オバマ332名 とロムニー206名 ということで大差でロムニーが敗北しています。実際の得票数は オバマ・約6591万票 VS ロムニー・約6093万票 なので得票割合は極めて競っていましたが、一部を除いて各州勝者総取り方式なので両者の獲得数に大きく差が出た形です。
ロムニーは共和党内では必ずしも良く思われていないモルモン教の信者であり、人気が特別高かったわけでもないので、今回の分析ではトランプ氏の最低獲得選挙人数を基礎票としてカウントするものとします。
ロムニーの選挙人獲得数は206名なので、トランプ氏の獲得選挙人数が過半数の270人に達するためにはトランプ氏は幾つの州で追加の勝利をする必要があるかを考えていきます。
まず、オバマに取られていた選挙区で共和党が取り戻す可能性が高い州は、
・オハイオ州(ケーシックの地盤)18人
・ウィンスコンシン州(スコット・ウォーカーの地盤)10人
だと推測されます。これで206+28人=234人です
ケーシック氏は大統領候補者になった場合ヒラリーに勝てるという世論調査結果があり、彼が副大統領または要職で迎え入れられた場合、同州での勝利は比較的手堅いものになるでしょう。
ウィンスコンシン州は最近の大統領選挙では民主党支持層が厚い状況ですが、予備選挙にも出馬していたスコット・ウォーカー氏が州知事であり、なおかつ最近では上下両院選挙でも共和党が優勢な状況となっています。
(副島隆彦の割り込み加筆。このスコット・ウオーカー知事は、自分のウイスコンシン州で、公務員の労働組合、特に教員組合から、州知事室に監禁されたりしながらも、公務員たちの横暴と闘って、彼らを押さえつけた。このことで、全米で有名になった。ものすごく評判の高い、将来、大統領にもなれる大物(おおもの)の人物だ。
スコット・ウオーカーは、さっき、首席補佐官(チーフ・オブ・スタッフ)になることが決まったレインス・プリーバス共和党全国委・委員長と、もう一人の上院議員と、3人で、激戦州(トスアップ tos-up 硬貨を投げ上げて決着を決めること )となった ウイスコンシン州で、よくトランプを支えた。 そういう人物だ。副島隆彦の割り込み加筆、終わり )
続いて、他のスイングステート(共和・民主の勝敗が入れ替わる州)の状況を見ていきます。それらの州のうち、現在、共和党知事在職&勝率がそれなりに高い州は、
・フロリダ州29人(トランプ予備選圧勝
・ネバダ州6人(トランプ予備選圧勝)
・アイオワ州6人(トランプ僅差負)
・ニューメキシコ州5人(5月7日現在・予備選未実施)
ということになります。これらを合計すると46名になるため、この時点でトランプ氏の獲得選挙人数は280名に到達します。その上で、通常運転では民主党有利&共和党知事がいる下記の州で万が一勝利できた場合、
・ミシガン州16人
・ニュージャージー州14人
・メリーランド州10人
・メイン州4人
がトランプ氏の獲得選挙人数に加わることになります。これに加えて、民主党知事が存在する、ペンシルベニア州20名、コロラド州9名、ニューハンプシャー州4人などのスイングステートでの勝ち負けを考慮に入れるなら、トランプ氏が十分に大統領選挙に勝利する可能性があると言えるでしょう。
共和党が渋々トランプ氏名を認めた理由は「予備選挙参加者数の激増」にある
上記のように、大統領選挙のルールを概観した場合、トランプ氏が大統領選挙に勝利できる可能性が当たり前に存在することが理解できたと思います。その上で、読者の疑問はそれらの諸州でトランプ氏は勝利することができるのか?ということに尽きるでしょう。
その疑問に回答する数的根拠は「共和党予備選挙参加者数の激増」を取り上げたいと思います。
実は、2016年の共和党予備選挙は2012年時よりも圧倒的に多くの米国民が参加しています。2012年時の参加者総数は18,682,820名でしたが、今回は5月3日のインディアナ州での予備選挙が終わった段階で参加者総数26,639,737名に激増している状態となっています。理由は言うまでも無く、トランプ氏が新たな共和党支持者を発掘したからです。
上述の通り、米国大統領選挙に当選するための人数は6500~7000万人程度です。したがって、トランプ氏の加入によって共和党予備選挙参加者及び見込み残だけで約45~50%近い人々が今回の大統領選挙で共和党に一定のコミットを行ったことになります。
たとえば、スイングステートであるフロリダ州では、2012年の大統領選挙本選では、オバマ424万票、ロムニー416万票の僅差で共和党は敗北することになりました。
そして、今回のフロリダ州の共和党予備選挙では 2012年・167万人から2016年・236万人まで増加しています。一方、民主党は2008年・175万人⇒2016年・171万人と予備選挙参加人数が減っている状況です。共和党は盛り上がっているけれども民主党はそんなでもない、ということを数字が語っています。
前回の大統領選挙本選でオバマ、ロムニーの差が約8万票しかなかったことを考えると、トランプ氏の加入による共和党予備選挙による支持者掘り起し効果が大統領選挙本選に与える影響の大きさが分かりますよね。
もちろんトランプ氏を毛嫌いする層からの得票が逃げ出すことも予想されますが、それを補って余りある数字をトランプ氏が叩き出している状況が現実なのです。
トランプ氏が負けるとする人々はトランプ加入による得票増よりも忌避票が多いと考えています。しかし、トランプ氏による得票増は数字で証明されていますが、トランプ氏に忌避票が実際にどの程度になるかは分からない状況があります。
共和党指導部は当然に上記の状況を理解しているため、トランプ氏を無下に共和党から追い出すこともでき無い状況です。上記の分析から、既存の共和党支持層が我慢してトランプ氏に投票することで共和党の勝利は極めて濃厚だということが言えるでしょう。
日本の米国政治に関する分析は「木を見て森を見ず」の典型だ
筆者はトランプ氏の発言などに一喜一憂するメディアや知識人の様子は、まさに「木を見て森を見ず」の典型みたいなものだと思っています。
米国要人の重要なコメントも価値の低いコメントもごちゃ混ぜ、なおかつ数字もろくに見ない米国通とされるコメンテーターに無根拠な見解を語らせるテレビや新聞の酷さは見るに耐えかねるものがあります。
冒頭にも申し上げた通り、予備選挙で「(ジェブ・)ブッシュが本命」という誤った無根拠な情報を述べていた人々は何の責任も取らず、いまだに米国政治の専門家然としています。一体何なんでしょうか。
少なくとも今回の大統領選挙がトランプVSヒラリーになった場合、トランプ氏が勝てる可能性は極めて高い、ということは数字で証明できることです。ヒラリー勝利の根拠として援用できる数字は、現在の全米支持率のマッチアップでヒラリーがトランプ氏よりも優位に立っていることのみだと思います。(それはそれで有力な証拠ではありますが。)
以上の通り、今回の記事では数字でトランプ氏がヒラリーに勝てる可能性は十分にあることを論証してきました。トランプ氏は既に共和党の指名候補になることが確定した状況においては、候補者個人のパーソナリティーはもちろん、共和党・民主党の党勢の推移についても注目していくべきでしょう。
http://yuyawatase.blog.jp/archives/9102996.html
渡瀬裕哉(ワタセユウヤ)
早稲田大学公共政策研究所地域主権研究センター招聘研究員
東京茶会(Tokyo Tea Party)事務局長、一般社団法人Japan Conservative Union 理事
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦 記