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相田英男 投稿日:2017/03/14 21:47

【1757】[2107]だから言っただろう、広瀬隆よ、あんたの負けだ

相田です。

東芝の赤字問題が巷を賑わしているが、もっと重要なニュースの記事が、あまりにもさりげなく掲載されていた。以下に引用する。

(引用始め)

米原発賠償、141億円=仲裁機関、三菱重の主張認める
時事通信 3/14(火) 13:00配信

三菱重工業は14日、米原発での放射性物質漏えい事故をめぐり、米電力会社から損害賠償を請求されていた問題で、仲裁機関の国際商業会議所(ICC)から約1億2500万ドル(約141億円)の支払いを命じる裁定を受け取ったと発表した。三菱重工側の主張に沿った内容で、2017年3月期業績への影響は軽微という。電力会社側は66億6700万ドル(約7500億円)の支払いを求めていた。 

(引用終わり)

何の話かというと、アメリカの古い原発の修理の際にに、不良部品(蒸気発生器)を納めたから原発が壊れた、責任を取れ、とエジソン何とかという電力会社から、三菱重工が7000億円の賠償を要求されて、それはないだろうと、外部機関に調停を依頼した結果が、今日になって出たということだ。

昨年、広瀬隆という大先生が出版された「東京が壊滅する日」とかいう、おどろおどろしい題目の本の中で、「三菱重工の技術力が低いために原発が壊れた。トラブルを抱えた原発の廃炉を決めたアメリカの電力会社は素晴らしい、日本の電力会社とは大違いだ」と、書いていた。立ち読みしただけなので、詳しくは私も覚えていない。

それを受けて私は、広瀬の言うことがあまりにオカシイと頭にきて、「三菱はそんなうかつな会社ではないだろう。7000億円はアメリカの電力会社が、ハッタリで吹っかけているだけだ。冷静に判断したら、裁判では三菱が勝つだろう」とここで書いた。その結果が上の記事という訳だ。私と広瀬の主張のどちらが正しいか、一目瞭然だろう。

裁定を下した国際商工会議所というのは、フランスに本部がある組織で、日本にもアメリカにも肩入れしない第三者としての判断を期待されていたらしい。結果は三菱の主張が全面的に認められた。電力会社は訴えを続けるかもしれないが、どうせ多分負ける。三菱揃えたエビデンスを論破することは出来ないだろう。これで決着だ。

菅直人とか小泉純一郎とかも 、確か以前に、「こんな大金を請求されて三菱重工はもうダメだ、日本の原発会社は無責任だ」とかいう趣旨の発言をしていた筈だ。一体どちらの態度が無責任なのか、胸に手を当てて考えてみたらどうか?

言うまでもないが、この事件は東芝がアメリカで抱えている、AP1000のトラブルと全く同じ構図になっている。東芝は泥沼から抜け出せず、三菱は苦労しながらも何とか切り抜けた。違いを分けたのは何だったのか、よく研究する必要がある。

それにしても、三菱はやはりしぶとい。三菱がウェスティングハウスを買ってAP1000を作ったら、赤字が出たにしても、何とか自前で完成させただろう。GEはそうなることを予感して、三菱を警戒して、東芝にWEC(ウェスティングハウスの正式略称、三菱重工と三菱電機は単にW社と呼ぶ)を無理矢理買わせて、共倒れを狙ったのだ。今のところは、GEの書いた筋書きに沿ってコトは進んでいるが、辛うじて今回三菱が持ちこたえた、という状況だ。

東芝は予想通り、今日の正式な発表を延期した。世耕経済産業大臣もアメリカで話を付けて来るみたいなので 、もう少し時間がかかるだろう。GEはさっさと東芝をぶっ潰したいのだ。自分の先生、というか親同然の筈だったGEから、思い切りハシゴを外されて、途方にくれているのが、今の東芝だ。

東芝のニュースを読むと、最近では何だか、山崎豊子の「華麗なる一族」を見ている気持ちがする。最近のTVドラマだと、追い詰められる息子のキムタクが東芝で、親父の北大路欣也がGEだ。ドラマの最後で父親は息子への仕打ちを後悔していしたが、GEは東芝をぶっ潰しても全く反省したりしないだろう。

相田英男 拝

副島隆彦 投稿日:2017/03/07 09:25

【1756】[2105]私は、今、ニーチェについての本を書いている。

副島隆彦です。 今日は、2017年3月7日です。

 私は、うんうん苦しみながら、「ニーチェについての本」を書いている。書きながら、ひどく苦しんでいる。 フリードリヒ・ニーチェという、私が、少年時代から読んでいる、ドイツの大思想家(普通、哲学者=フィロソファー=)と呼ばれる。


フリードリヒ・ニーチェ(1844~1900)

 私、副島隆彦は、Philosophyを「哲学」などと訳(わけ)の分からないコトバに訳した、井上哲次朗、富井政章 たちが大嫌いだ。science サイエンス、スシャンスを X科学 としたのもきらいだ。近代学問だ )の ことをずっと、苦しみながら書いていた。

 どうやったら、本当のニーチェの思想の理解 に、私たち日本人は、行き着くことが出来るか。日本人にはニーチェは、未(いま)だに分からないのだ。

 ニーチェは、今でも、隠然としているが、カール・マルクスと同格の大思想家である。

 服飾ブランドの エルメス や ココ・シャネルよりも 100倍はすごい、人類の巨大ブランドなのだ。なぜなのか? 分かりますか。

 ニーチェの本の日本語への翻訳に自分の人生の50年を費やしたドイツ語学者(ドイツ文学者を名乗る)たちが、戦後だけで数百人はいる。きっとドイツ語の壁で、ヒドく苦労しただろう。

 彼らは、日本の勉強秀才である。ドイツ語、あるいはフランス語の本をずっと読み込むことに、自分の人生を入れあげたのだから。だが誰(だれ)一人、ニーチェを、大きく分かった人はいない。

 ニーチェ研究者としてドイツ文学者を始めた、西尾幹二(にしおかんじ)は、他の翻訳学者たちに較べたら、格段に優れた、ニーチェの翻訳をしている。 その西尾でも、「私には、ニーチェは分からない」と言ったそうだ。 それに、私、副島隆彦は、今、挑戦している。

 このことの苦しみが、分かるほど頭のいい日本人はいない。みんな、自分の目先の生活の苦労と、あるいは、ネットで遊んでいるだけだ。  

 頭が悪いくせに、「自分は、頭がいいんだ」と、勝手に思い込んでいるバカが、多すぎる。 頭がいい、ということは、死ぬほど苦しんで、苦しんで、考えて、そして、発狂するほどになることだ。この苦しみが分かる人間から上を、超人(ちょうじん。ウーバーメンシュ)という。英語で言えば、スーパーマンだ。

 バカのくせに、「自分は頭がいい。そして、いい人だ」と思い込んでいるバカが、あまりに多い。 すべて、ローマ教会キリスト教 が、「虐(しいた)げられた、弱者たちほど神(ゴットGot 、Goot )は愛されます」という、巨大な、偽善の思想を作って、人類(人間)に押しつけ、だまし、洗脳したからだ。 さらに今のローマ教会キリスト教は、イエズス会に乗っ取られている。

 イエズス会(Jesuit ジェズイット、Society of Jesus , ソサイエティ・オブ・ジーザス)こそは、人類の諸悪の根源だ。 ナザレのイエス( Jesus ジーザス )という、ただの男、ただの人間(家族がいた)を、Christ (キリスト、救済者 Messiah メシア、メサイア)ということにして、神棚に飾って、神殿に入れて、「この人を拝め、拝め」と強制した。それが、ローマ教会キリスト教だ。

 イエスは、ただの男で、ただの人間だ。 12人のアホな弟子たち(アポストル)を従えて「私は、ユダヤの王(INRI)だ」と、言って回って、「今こそ、ローマ人からの独立を、民族の解放を」と扇動していた人だ。イエスの弟子でかつ奥様だったのが、マグダラのマリア Magdalene Maria 、マリア・マッダレーナ だ。

 世界中で、「マリア様、マリア様。どうか、この哀(あわ)れで、惨(みじ)めな、私を助けてください。助けてください」 と、拝んでいる、多くの人間たち、とくに女たちは、イエスの奥さまだった、マグダラのマリアを拝んでいるのだ。母親の「聖母マリア」なんかではない。断じて、ない! 私、副島隆彦は、そのように断言する。そのように、自分の本にずっと書いてきた。

 最近、はっと気づいて、調べているが、江戸の吉原(よしわら)の女郎、遊女(公的職業の売春婦)たちは、京都の島原(しまばら)にちなんで、自分たちのことを、隠語で、島原(しまばら)と呼んだ。島原の乱(1638年)から採ったコトバだ。

 どうも彼女たち、えた非人に落とされた、女たちは、隠れキリシタンだったようだ。その流れが、郭(くるわ)の中で、連綿と300年続いたのだ。吉原の隅(すみ)にあった(今もある)、鳳(おおとり)神社(今も残っている。祠=ほこら=)は、キリシタンの祭壇だ。「私たち、あわれな女を、どうか、マリア様、助けて下さい。助けて下さい」と、必死で、彼女たちは祈ったのだ。

日本人が、どうして、あれほど、必死に、神社仏閣で(今は、ただの習俗だ)祈ったのか。それは、「マリアさま。助けて下さい、助けて下さい」と、泣きながら、本気で願ったからだ。

 それが、救済(サルべーション)のための宗教のすごさだ。だから、ドカーンと、世界中に広まったのだ。 それを、ローマ教会キリスト教の、クソ坊主(僧侶)どもが、食い物にした。許せん。日本の仏教の各宗派の坊主どもも全く同じだ。

 中国発祥とされる、道教(タオイズム)、神道(シントウイズム)も、本当は、紀元2世紀(西暦184年、太平道、五斗米道=ごとべいどう=) に、パレスチナから到達した、キリスト教の 変態(へんたい。メタモルフォースズ)だ。

 副島隆彦は、断言する。 ローマ教会キリスト教よ、お前たちが、人類(人間)を、奴隷にしたのだ。「悪(あく)」と、「罪(つみ)」を作ったのも、創作したのも、お前たちだ。ペテロとパウロだ。とくにパウロだ。この男が、最悪である。

 そのように、ニーチェが、1870年代に、大きく見破って、書いたのだ。それがヨーロッパ中に広がった。だから、ニーチェは偉大なのだ。

 イエスは、ただの男であり、ただの人間であり、家族がいた。自分のことを、「神の子」だ、などと言っていない。イエスは、ただ、「Lord (主よ)、Lord (主よ)、私のご主人さまよ。私はどうしたらいいのですか」と、天(てん、heaven ヘブン)向かって、嘆きのコトバを言っている。この天(heaven )は、ギリシア語では、ゼウス(デウス、Zeus 、Deus)だ。

 戦国時代( 1549年から1643年までに来た連中)の日本に、日本を布教=洗脳=乗っ取り=支配しに来た、ローマ教会キリスト教とりわけ(ほとんどは)イエズス会の会士(神父、パードレ=ファーザー)たちは、 このゼウスばかりを言っている。英語、ドイツ語のゴッド、ゴットと、全く言っていない。

みんな、時間とカネがあったら、マーチン・スコセッシ監督の最新作の映画「Silence沈黙」を見に行きなさい。まだ全国の主要な映画館でやっているだろう。


映画「Silence沈黙」から

 この映画は、スコセッシが、ローマ法王とイエズス会の厳しい監視下に置かれながら、ようやくのことで、作って、公開された映画だ。日本では、このことにピンと来て、気づいている人間は、私だけだろう。

 今のローマ法王の馬鹿野郎(フランシスコ)が、日本に来る、その露(つゆ)払い、前(まえ)宣伝で、公開された。安倍晋三が、森友学園事件で、ひっくり返ったら、それもうまくゆくかな。

 私は、この馬鹿野郎の、人類の偽善者(ぎぜんしゃ、ヒポクリット)の頭目の男が来たら、世界基準での行動として、石を投げに行こうかを、思っている、と書いたら、思想警察(ソート・ポリス)が、私、副島隆彦をマークするから、石は投げない。しかし、激しく抗議する。

 このスコセッシの「沈黙」の中にも出てくる、隠れキリシタンたちが、拝んでいるゼウスさま、は、オリンポス12神(本当は、天)の筆頭の大神(天、そのもの)だ。私、副島隆彦は、「神」というコトバが、嫌いだ。 「神(シン)」とは、中国語で、占い師、まじない師のことだ。

 ニーチェと、ミケランジェロと モーツアルト、(ドストエフスキーも入れていいがちょっと問題あり)の3人で、私、副島隆彦が、世界基準(world values 、ワールド・ヴァリューズ)で拝む、たった3人の、人類の偉大なる人だ。だから、今も巨大な世界最大級の ブランドで、この3人は、有り続けているではないか。

 この3人だけは、ローマ教会キリスト教が、どんなに、悪であり、諸悪の根源であるかを、知った。そして生涯を掛けて闘った。だから、私、副島隆彦はこの3人を拝む。
 
 そして、ローマ教会キリスト教=イエズス会 が、今の、中東世界の人殺し集団である、IS ( ISIS, サラフィーヤ。サラフィスト。熱狂的な集団生活主義者 )を作ったのだ。 

 ムーニー Moonies がキリスト教世界のばい菌(凶悪なウイルス)であるのに対して、その イスラム教世界向けが、IS(サラフィーヤ。1773年のサウジのワッハーブ派、ワッハービヤ も始めから、破壊的で暴力的で、アラブ民衆にひどく嫌われた)だ。

 イスラム教とは、どういう宗教なのか、私、副島隆彦は、まだ、分からないので、今は、まだ語らない。そのうち解明する。私が生きているうちに、日本人として、分かりやすく解明する。

 このイスラム教徒たち(世界中で18億人いる。キリスト教は、多くても5億人だ。ほとんどの西欧白人は、イヤになってキリスト教を棄てている) の中に潜り込ませて、そして、イスラム教を内部から破壊しようとしている。

 それを阻止しようとして、ロシア(プーチン)と、中国(習近平)と、アメリカの賢明な人たち(代表、ドナルド・トランプ)が、団結して、ISと、戦っているのだ。 私は、本気で、この3人の露、中、米の3巨頭会談が開かれることを望んでいる。

そうなると、第2次ヤルタ会談(チャーチル、ローズベルト、スターリンの会談の再来)だ。新たな世界体制が出来る。本当に黒海沿岸のヤルタで開いたらいい。

これは、まだ、裏(うら)情報だが、4月に、習近平が、ワシントンを訪問することが決まった。トランプとホワイトハウスで会談するだろう。プーチンとは、どうなるか、だ。 

 新しい3巨頭会談が、出来ると、一体、世界は、何と戦う、何を敵とするのか、だ。人類の大きな敵は何か? 本当に、おまえが、頭がいいと思ったら、このことを、真剣に考えろ。

 IS(アイエス、イスラム国)を作ることに資金を出したのは、始めのうちは、イスラエルとサウジ王国(サウド家のアラビア。ワッハーブ派と一体化している)だった。しかし、自分たちに咬(か)みつきに来た。困った。そしてヒラリー(ただし、この女は、ただのお飾り)たち、アメリカの Moonies ムーニー(ズ)、統一教会 たちだ。 
 その日本の、片割れ、子分どもが、安倍晋三たちだ。だから、この勢力を、人類(人間)は、打ち倒さなければいけないのだ。

 私、副島隆彦が、書いた、 1.「隠された歴史 そもそも仏教(ぶっきょう)とはなにものか?」(PHP、2012年8月)と、2.「隠されたヨーロッパの血の秘密 ルネサンス(思想運動)と ミケランジェロの真実」(KKKベストセラーズ、2012年11月)の2冊。

 この2冊は、私にとって、きわめて重要な本です。 私が、ガリガリと何を、必死になって、泥だらけになって、穴を掘り進んで、一人で、巨大な穴を開けてきたか。人類の巨大な謎に迫るために、真実の灯(ひ)を、灯(とも)しながら、洞窟をひとりで進んだかが、分かりたい人は、絶対に、この2冊を読んで下さい。

 日本人が拝む 観世音菩薩(かんぜおんぼさつ。観音さま。世界基準では、アバロキャティシュバラーという。すべての宗教辞典にそう書かれている。ゾロアスター=ツアラトストラ=教 の天帝であるアフラ・マズダの長女だ。アヴェスター聖典 )は、紀元100年からあとは、まさしくマグダラのマリアさま だ。 この観世音菩薩を、日本人は長く拝んでいる。

 この観音さまのことを書いているのが、法華経(ほけきょう)すなわち、南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)なのだ。妙「法」蓮「華」(みょうほうれんげ)の「法と華」だけに縮めて短く、法華経(ほけきょう)と言う。 この経典で、拝まれている中心の神(女神。めがみ)が、観世音菩薩だ。

 だから、観世音菩薩を、世界基準では、どこの仏教国でも、「オン・マニパドメ・フーム」 Onmanipadomehoom 、On Mani-padome Hoom と 唱えるのだ。 これが、日本語では、「なむ、みょうほーれんげ、きょー」なのだ。

 私、副島隆彦が、この大きな秘密を、日本人として、初めて暴き立て。発見したとは言わない。日本の天台(てんだい)法華(ほけ)経、 や、日蓮宗(にちれんしゅう)の系統の奥の院の学者たちが、秘密にして言わない。

 妙法蓮華(みょうほうれんげ)とは、マニパドメ manipadome と言って、
「この妙法、あるいは正法という ダルマ、真理を体現する蓮華(はすのはな)」が、人の形を取って、観世音菩薩(かんぜおんばさつ)、観音さまなのだ。 だから、法華経は観音さまのことを書いている本だ。 だから、「オン(帰依します)マニパドメ(観音さま-)フーム(有り難い教えの経典)」のことだ。

チラと、突拍子もないことを書くが、このマニパドメは、映画「スター・ウオーズ」の中に、出てくる、惑星ナブー
のアミダラ女王の 警護隊の女が、パドメで、アミダラとパドメは、さっと入れ替わる。 分かるか? 私、副島隆彦が何を書いているか。

 岩波書店の岩波文庫の「法華経(ほっけきょう)」(全4冊)という中国語の原文と日本語訳では、たしか、「巧妙な教えの蓮の花(赤い花と、白い花がある)」と訳していた。

 私、副島隆彦は、この「オン・マニパドメ・フーム」の読経(どきょう)、声明(しょうみょう)、お題目(だいもく)を、インドでも、ネパールでも、ベトナムで、モンゴルでも、中国のシーアン(西安)でも、新疆ウイグル(ウルムチ)でも、タイでも、マレーシアでも、自分で現地に行って確認してきた。それぞれの現地の仏教寺院で、密やかに、その声明を聞いた。 だから証明済みだ。 

 この「オンマニパドメフーム」は、日本では「なむー、みょーほーれんげーきょー」なのだ。分かった? この巨大な真実は、私、副島隆彦しか、皆さんに、教えないからな。このことで、大きなショックを受けるだけの能力のある人間だけ、ショックを受けよ。

 あとのアホたちは、鼻を垂らしたまま、「私は、でも、しっかり者で、しっかり生きているのよ」と生きていろ。 
 ついでに。浄土宗(じょうどしゅう、浄土門。中国で3世紀からある)の系統の、阿弥陀如来(あみだにょらい。アミターバー Amitahba .ブッダの女弟子の中に実際にいた )も、「大乗仏教という紀元1世紀の、北パキスタン=ガンダーラ地方=で、キリスト教(アリウス派。アタナシウス派=三位一体説という巨大な虚構を作った=では、断じてない)が、変態(メタモルフォーシス)して、仏教に変形したのだ。 

 だから、観音さまと、阿弥陀さま(「なむ(帰依しますー信じますー)、あみだ、ぶつ」「なんまんだー」)は、女神(めがみ、ゴッデス godess )さまの兄弟神で、姉妹神だ。これが中国経由で、日本にやってきた。

これ以外に、弥勒菩薩(みろくぼさつ。マイトレーヤ。この仏陀の女弟子も実在した)が、いる。この弥勒菩薩、という女神は、来迎神(らいごうしん)で、天から、下界(げかい)の人間どもを一斉に救済するために、降りてくる。ヴァーグナーの オペラ(楽劇。ムジーク・ドラマ)の大作「ニーベルングの指輪」の中の、天から、雲に乗って、軍団を率いて降りてくる、ブリューンヒルデの救済神と 全く同じだ。

 比叡山延暦寺(ひえいざん・えんりゃくじ)の天台法華宗(最澄、さいちょう。804年、中国留学) と同格の、高野山の真言(しんごん)密教(みっきょう。僧侶たちだけの秘密の修行。ローマ教会と同じ)の、空海(くうかい。804年に、最澄と同じ船で中国行き)もだが、「弥勒下生(みろくげしょう)」と言って、「弥勒菩薩が迎えに来たので、それに乗って天に行きます」という 経典(大論文)を、このふたりは、たくさん書いたのだ。それだけのことだ。 何が、こいつらが、そんなに偉いのか。すべて、ローマ教会キリスト教の 変種だ。

 空海、最澄が学んで持ってきた、チベット仏教(密教がほとんど。坊主たちだけの、秘密の護摩=麻薬パーティ)は、7世紀からしかない。 チベット仏教(ラマ教。モンゴルにも広がった)は、まさしくローマ教会の亜流だ。 

考えてみなさい。どうして、お釈迦さま(ゴータマ・ブッダ)以外に、この2人の女がいて、この女たちの方を、どうかすると、お釈迦さまよりも、お釈迦様そっちのけで、日本では、拝むのか。よーく、考えろ。

 本当に、みんな、よーく、考えてみなさい。こういうことを。あ、確かに、ヘンだな。観音さまとお釈迦様と、阿弥陀さまは、全部、混ざっちゃったのかな。ヘンだなー、と 本当に、生来、優れた頭をしている人間なら(学歴なんかどうでもいい)、気づくはずだ。 そろそろ 気づけ!

 副島隆彦の真実暴(あば)き教の信者になってもいい、と言うほどの人たちなら、そろそろ、ハッと気づきなさい。 そして、上記の私の本を読みなさい。この2冊は、副島隆彦が死んでから、経典(キャノン、canon)になる本だ。そして、それに続く3冊目の 「ニーチェとは、本当は、何者だっかのか」の本を、今、ひどく苦しみながら、私は書いている。 

 それなのに、金融本も書いているから、世界の金融と経済の動きを調べている。トランプが何をする気かを、本当に真剣に考えている。 国務省(CIA含む)や米司法省や、米メディア(大テレビ、大新聞)たちの中に、トグロを巻いて、巨大な勢力になっている、ムーニー Moonie たちを、たたき殺したい、と思って、スティーブ・バノンを総大将(現地派遣司令官) にして、トランプが、バノンに全幅の信頼を置いて、「ネオコン内潜り込みムーニー」を掃討する、激しい闘いをしている最中だ。

 この人類の最悪の、害毒の大蛇どもは、なかなかのことでは、始末できない。 背後に、ローマ教会キリスト教 という 巨大な悪魔がいるからだ。私、副島隆彦は、もう、怒ったついでに、いままで、我慢して言わなかったことを、ガリガリ、すけずけと、言ってやる。 私が、ニーチェの日本での再来だからだ。

 “狂犬(マッド・ドッグ)”と呼ばれる ジェームズ・マチス国防長官(米海軍とはちょと違う海兵隊の大将=4つ星=あがり)たちでも、この「第2次ネオコン内ムーニー」どもの 悪魔性に勝てなくて、脅(おび)えて、闘えない。

 だから、“死神 Death “ バノン Steve Bannon が、髪を振り乱して、 トグロを巻いて襲いかかってくる八岐大蛇(やまたのおろち)めがけて、その鎌首(かまくび)を跳ね切るべく、草薙の剣(くさなぎのつるぎ)を振るって、必死の闘いをやっている。これが今のアメリカだ。 バノン、がんばれ。 


(深刻に話し込むトランプと、スティーブ・バノン首席戦略官兼上級顧問。NSC、外交軍事の権限もバノンが握った。さらに、「経済ナショナリズム」で、金融・経済にも口を出す。従来のよごれ、ダニ、吸血虫の官僚たちの権力を叩き潰す)

 アメリカの国民大衆は、お笑いテレビ番組の「サタディナイトライブ」に、死神の姿で、トランプ(アレック・ボールドウィン演じる。彼は有名な名優だ。それなのにこんなのに出ている)の横に、バノンが立って、とトランプに助言している、これを見て、笑い転げている。それが今のアメリカだ。優れたテレビ脚本家(プレイライツ)たちは、政治の裏側の動きまで、描けるスバ抜けた頭をしていないと、アメリカでは通用しない。


(サタディナイトライブ から)

 こういう重要な、知識、情報を、どうして、日本国民に誰も伝えないのだ。 バカの一つ覚えで、「トランプさんて、大丈夫(な人)なの」と、言い合っている。この東アジア土人どもは。何(なん)も分からないのだ。誰からも教えてもらえないのだ。上(支配階級)から下まで、バカが揃(そろ)っている。

 ただの男だったイエスを、神棚に入れて、神聖だとして、ひたすら、拝め、拝めと拝む対象にしたのは、何度でも書くが、ローマ教会(カトリック)キリスト教である。人類の諸悪の根源である。そして、 その中枢を握っているイエズス会が、今の 欧米白人キリスト教世界に潜り込ませるために作ったのが、ISである。 

 日本では、「キリストの幕屋(まくや)」といううす穢(きたな)いユダヤ教の集団が、同じく、日本の神道(しんとう)系の団体に潜り込んだ。「新しい歴史教科書を作る会」の中にも、この20年間ヒドく潜り込んだ。 だから西尾幹二は、会長をやめた。小林よしのりも会の幹部をやめた。

 そのように、小林よしのりが、私に、18年ぐらい前に、「諸君!」(文藝春秋)という言論雑誌( あまりにもヒドい内容だったので、トヨタ社長、経団連の会長もした奥田ひろし氏ら、財界人が怒って、廃刊にさせた)で、対談したときに、私に、はっきりと、小林よしのりが言った。

イエズズ会=統一教会=世界反共(はんきょう)同盟 というのは、おそろしい連中なのだ。
どこにもで潜り込んでくる。この500年間、これをやっている。

今朝、私が、カッとなったのは、以下の内容を、メールを、私に送ってくれ人がいたからだ。

ここに、中田考(なかたこう)という男が出てくる。以前は、同志社大学の教授もしていた男だ。イスラム教徒 だと、名乗っている。極めて危険ない男だ。こいつが、私のことに言及していた。

(転載貼り付け始め)

中田考 @HASSANKONAKATA ・ 2月27日
https://twitter.com/HASSANKONAKATA
https://twitter.com/HASSANKONAKATA/status/836159329149448192

以下副島先生のブログ http://ln.is/www.snsi.jp/bbs/page/d7gw1
… より転載→ 森友学園の問題で、安倍政権はすぐにでも倒れる、ことがはっきりした。
投稿者:副島隆彦
投稿日:2017-02-27 18:37:08

(承前(しょうぜん)) 世界のジャーナリストは、安倍晋三が、いくら、猫なで声で、アメリカのトランプ大統領に、近づいて、ワイロの裏カネと、日本からの「アメリカのインフラを作ってあげますので」の上納金でも、トランプが、だまされないことを知っている。(続く)

(承前)トランプは、「安倍は、ムーニーだろ。ヒラリー・クリントンの忠実な子分だった」と知っている。そのことを、欧米のジャーナリストたちも、はっきりと知っている。日本国内を、安倍たちの勢力が、押え付けることが出来ても、世界を押え付けて、騙くらかすことは出来ない。(続く)

(承前)ところが、安倍たち(ごろつき政治家)を、政権から一掃して、「野に放つ」と、これはあこれで、大変、陰険な集団だから、何をするか分からない。その危険な暴力団、極右翼の体質、そして、狂信的な宗教団体の構成員としての、凶暴さが、目立ってくるだろう。(続く)

(承前)今度の、東京の都議会(とぎかい)選挙(7月2日)で、大きく増える予定の、小池百合子の勢力も、まさしく、この人たちだ。(副島先生のブログからの転載終わり)

最近(といってもこの十年ほど)の副島先生は希望と事実の区別がつかなくなっており分析の目が曇っているので、安部政権が直ぐに倒れるとの予想には私は与しないが、問題の大きな構図の把握は正しいと思う。いずれにせよ愚物の安部は使い捨ての露払いで、真に恐ろしいのは次に出てくる者なのは確かだ。

(転載貼り付けおわり)

副島隆彦です。 私は、この中田考(なかたこう) イスラム教名、ハッサンが、
私のことを、「 最近(といってもこの十年ほど)の副島先生は希望と事実の区別がつかなくなっており分析の目が曇っている・・・・問題の大きな構図の把握は正しいと思う」と、書いている。

 中田考 に 私から、言って置きます。 私は、お前のような、イスラム教徒を名乗りながら(本当の裏の所属を証拠付きで、まだ突き止めていないが)、ISの日本における活動家として、公然と動いている、この危険な男とは、絶対に、私は、無関係である。私への言及や、評論も禁止する。こういう 極度に危険な人間と、わずかでも関わりを持つこと、それ自体が危険だ。

 ハッサン中田考は、5年ぐらい前に、騒がれて、日本の公安警察に、取り調べを受けた。ひとりの北海道大学の学生を、イスラム過激派の宗教に入信、折伏(しゃくぶく)して、ISの活動家として、実際にイラクかヨルダンに送ろうとした。その勧誘、仲介をして、現地のISと連絡を取ったのが、この中田考だ。

 中田考は、10年前に、私に、分厚い本を数冊、送ってきた。「イスラム教学者から見たユダヤ教」のような、わけのわからない奇妙な、本だった。この男の、狂った精神は、その背景に何があるのか。こいつ自身が、潜り込み人間だ。どこからどこへの? 

 この男は真に危険である。4年ぐらい前に、私たちの会員の講演会のあと、真面目な学生のようなメッセンジャーを私に送ってきて、「中田先生と話をして下さい」と言った。私は断った。私は、こういう中田考のような人間には、絶対に近寄らない。

 こういう、ネチャーエフのような、宗教勧誘をして、真面目なしかし知恵の足りない人間たちの人生を、狂わせる、人間のばい菌が、この世には本当にいる。 みんな、気をつけて下さい。

 世の中には、近寄ってはいけない、付き合ってはいけない、人間というのが、本当にいる。恐ろしい人間たちだ。ニコニコと、いい人である振りをして、近寄って来るから、本当に気をつけなければいけない。本人は、本当に、自分のことを善人(ぜんにん)だと、信じ込んでいるのだ。

 どっぷりとおかしな宗教に、どっぷりと漬(つ)かって、浸(ひた)っているくせに、まるで、爽(さわ)やかな人間である、と軽やかに装って、近づいてくる。

 たとえば、安倍昭恵(あべあきえ)がそうだ。 安倍晋三首相の夫人である昭恵は、ウズ(アメノウヅメから採ったそうだ)という居酒屋を、東京の内神田で、経営していて、そこで、自分の仲間たちと楽しく過ごしてるようだ。 

 そういうばい菌(悪性のウイルス)の巣に、近寄っていって、自分が、どっぷりとヘンな宗教に取り込まれてゆくのだ、ということに、自覚がない。新聞記者やテレビ局の職員(エリート一族の、裏口入社の者たち)が、そうやって、たらし込まれてゆく。

 安倍昭恵は、私にも、5年前に近寄って来た。さる研究会の講演で、私が話したあと、彼女は、寄ってきて、「副島先生。きっと、うちの主人のことを、きらいでしょう。でも、私を、福島の原発の事故のそばまで、連れて行って下さい」

 と、 私に言った。2011年の3.11の大津波のあとの福島原発の事故のあと、6月ぐらいのことだ。私、副島隆彦は、弟子たちと学問道場の会員の有志たちで、現地活動本部を作っていた。原発から22キロの地点の、田村市都路(みやこじ)という村(町か)だ。

そこで、なんだ、だーれも死なないよ。こんな微量の放射能では。かえって健康にいい。さあ、福島の人は家に帰って、復興するぞ、という運動をやっていた。 
「私は、主人(の安倍晋三)とはちがって、原発は危険だ派です」と、あちこちで書いて、昭恵は、活動家のようでもある。なんなのだ、この夫婦は。すれちがいの仮面夫婦であることは、自分でも平気であちこちでしゃべっている。

 そして、雑誌記者たちからは、「昭恵夫人が、どうも危ない。あそこから安倍政権は崩れるだろう」と4年前から言われていた。

 安倍昭恵は、私に、「主人も、副島先生の本を読んでいます。とくに、あの 『世界権力者図鑑』を、ずっと読んでいました」と、言った。 安倍晋三は、ちょっと難しい漢字が読めない(難読症。なんどくしょう、ディスレクシア dyslexia )である、だからいわゆる「学校の勉強が出来ない金持ちの子」の典型である。

 と、まさに、その『権力者人物図鑑』のブッシュ・アホ息子のページに、私は書いたのだ。その本だ。この本も、シリーズで4冊あるが、今読んでも、いい本だ。

 私は、安倍昭恵に、即座に言った。 「 あなたのご主人の、秘書をふたり連れて、大きな黒い車で、行けばいいでしょう。現地は、誰でもどこでも入れますよ (貴女だっら、原発の施設の中にも入れるのではないですか)」と言った。これでおしまいだ。

 もし、私が、あのとき、「いいですよ。お連れしますよ。あちこち福島の現地を案内しますよ」と、ホイホイと安請け合いしていたら、今頃、どうなっていたか。あの、にっこり微笑む、誰にでも優しい、みたいな、態度で、その本性(ほんしょう)は、「鬼龍院華子(きりゅういんはなこ)の生涯」の、「なめたら、いかんぜよ」の 大暴力団の、大(おお)姉御(あねご)である真の姿を、誰も気づかない。 私は、一瞬で分かったから、即座に断った。

 そうしないと、自分にばい菌が移るのだ。 前述した中田考と同じだ。私に頭の中で、アラームが鳴り出す。その人と、たった一日、仲良く時間を過ごしただけでも、恐ろしい伝染病に罹(かか)る。これは本当のことだ。

 60歳を越すまで生きてきて、本当に、この世の中は、恐ろしい。ばい菌だらけ、騙(だま)し、詐欺(さぎ)だらけだ、と思う。気をつけないといけない。

 だから、この間(あいだ)の、2月10,11日の、安倍晋三のトランプとの、ゴルフ会談(馬鹿にされているのだ。よし、オレのゴルフに付き合え。この誰よりも、一番先に尻尾を振ってきた属国のポチ公 )のときも、昭恵夫人は同行したが、メラニアは、昭恵と行動を共にしなかった。「異例のことだ」という新聞記事が、日本でも載った。そのうち載せる。

 安倍昭恵は、アメリカの政府の中でも、要注意人物となっている。まあ、私、副島隆彦が、電通(でんつう)が作成している ブラック・リスト(本当に表紙は黒色だそうだ)で、日本のテレビ、新聞で使うことが好ましくない人物リストの1ページ目に入っていることと、同じだろろが。

 だから、集合写真で、夫たちとみんで並んでの写真はあるが、メラニア夫人との施設や、小学校への同行の写真はない。それは、ミシェル・オバマから、前大統領夫人から、次期夫人への申し伝え事項、として、 「日本の安倍昭恵夫人には、会ってはいけない。ムーニーだから、自分が汚れるので」と、なっているのだ。 

 アメリカのワシントンの官僚やロビイストや、テレビ、新聞記者たちの中にも、ものすごい数で、このムーニーMoonies が、山ほどいる。日本にも山ほどいる。見るからに柄の悪い、がちゃ目の人間のほとんどは、これに属する。まさしくトグロを巻いているマムシの群れだ。こいつらは、人類に、大戦争(ラージ・ウォー larage war 第三次世界大戦)を起こさせたくて、起こさせたくて、仕方がないのだ。生来、そういう連中だ。

 ヨーロッパのNATO(ネイトー、ヨーロッパ軍)の将軍たちや事務局に中にも、たくさんいる(WACL, ワックルという)。そしてロシアと戦争を始めたがっている。バルト3国が、次の戦場になる、と決めているようだ。

それを、トランプたちが、まず首都のワシントンで、自分たちの足下で戦って、退治、始末してやる、と目下、激しい闘いをしているのだ。その抗争のようすは、一般人である、堅気(かたぎ)の衆(しゅう)である私たちには、見えない、だけのことだ。 

 私が、こういう、ぞっとすることを書くと、本当か、どこから、そんな話を聞いてきたのだ、と言うことになる。自分に、アメリカ人の友達で、政治のことに関心がある人がいたら、その人に聞いてご覧なさい。本当に、その人が大人(おとな)だったら、知っているよ。 

 どうして、日本は、こんなに、70年間も、アメリカの檻(おり)に入れられて、大きな外側世界の誰でも知っている知識を知らないのか。 本当に、私は、もう、いやになる。

 ミシェルも、その前の、ローラ・ブッシュ(このローラは、賢夫人。学校の図書館司書をしていた。母親のバーバラ・ブッシュが選んだ。バーバラも賢夫人。息子のジョージは、アホ 。だがワル。安倍晋三と同じ)から、「昭恵と会ってはいけない」と、2007年に、申し送りされている。

 人と会っただけでも、いけないのか、それはあんまりだ、と思うのは、それは、自分が、あまりにも庶民(しょみん)だからだ。ある程度の立場が出来ると、ある人と会うだけで、その人のばい菌が移る。騙される。あとあとひどい目に遭う。 

 弱者と、暴力団と、宗教団体の勧誘は、「自分を大事にして親切にしてくれた人に、あとで、どうしても、迷惑をかける。必ずべったりと近づいて、迷惑をかける」という構造をしている。 私は、今日は、本当に、いやーな、ことを書くようだが、これが、私自身が、いくつも痛い目に遭って来て、分かった、この世の真実だ。

 最後に、お口直(くちなお)しに、と言っては何だが、私が、昨日ネットで見つけた、私への言及のブログの文を載せる。私は、こういう、私と距離を取りながらも、遠くから、冷ややかに、私の文章、本を、読んでくれている、「この人は、本当の読書人だ。頭がいいんだろうなあ」と思う人がいる。

 そういう人たちが、全国にいてくれる。心づよい味方だ。 ああ、これだけ書いて、今日は、ようやく、清清(せいせい)した。 午前3時から書き始めて、もう、9時半だ。

 私の同志は、皆さんだ、ここに集まってきてくれている。ばい菌の敵たちも、いるが(笑)。

(転載貼り付け始め)

 「 トランプ大統領だが、20年前から副島隆彦が、その登場について延々と予言していたことについて 」

2017年1月21日

「 新・リストラなう日記 たぬきち最後の日々 」 というブログから
http://tanu-ki.hatenablog.com/entry/2017/01/21/090907

トランプ大統領が就任したらしいが、いまだにトランプが当選したことを"アクシデント"や"愚かなこと"と認識してる人がいるのかね。

目の前で起きていることを、事実そのままに認識するのが辛い、という生理がヒトにはある。ヒトはいろんな性向・傾向(バイアス)を持ち、それに適合しない事実(刺激)は認識したくない(反応)、という心理サイクルが起きることがある。きわめて単純な生理・心理反応にすぎないんだが、それが「民主主義」とか「人道」「倫理」といった政治的なバイアスをまとうと、ことがこじれる。

2011年の震災と原子力発電所の事故以来、どんな素人も政治性にさらされ、旗幟(きし)を鮮明にするよう迫られ、ストレスを受け続けている、という気がする。
   *  *  *
それはさておき、トランプだ。トランプが大統領になったのは、アメリカの一般民衆の底流、通奏低音、物言わぬ大衆、積年の憾みからして当然だ、と、なんと20年近く前に断言していた本があった。 副島隆彦の『ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ(下)』である。

元の本は、1998年とか2000年に出ている(文庫は上下巻だが、底本は正編と続編、それを文庫化の際、再構成しているようだ)。だからおおかた20年前に、と言っても間違いじゃない。

僕も底本が出た時に好きで読んでいたのだが、最近図書館で軽い気分転換のつもりで読んだら、"トランプ"という文字こそ出ないが、冒頭からどう考えてもトランプのことばかり書いていると気づいて驚愕したしだい。

(引用)
クリント・イーストウッドは、「リバータリアニズム」Libertarianismというアメリカの民衆型の保守派政治思想を体現する人物である。リバータリアニズムとは、「社会福祉を推進し、貧しい人びとに味方し、人権を守る」と主張しているリベラル派の人間たちの巨大なる偽善と闘うために出現した、庶民的な保守思想である。

現代においては、左翼リベラルたちは、キレイごとだけをいう偽善の集団に転落してしまっている。現代の思想弾圧は、人権とヒューマニズムを旗印にしてリベラル派が行うのである。(p.16)

( 引用 おわり)

トランプが、リバータリアンかどうかはよくわからんけど、この引用で重要なのは後段(こうだん)だ。つまり、「リベラルの偽善に対して怒りが積もっている」ということ。

(引用)

私 は、このようなヒューイ・ロングが大好きである。彼に体現される政治行動を「ポピュリズム」populismという。そのまま訳せば「人民主義」である。ポピュラーという言葉のイズム形であるから、一般大衆に大変人気のある庶民的な政治ということである。

このポピュリズムが荒れ狂うときに、アメリカの支配階級であるエスタブリッシュメントの人々は、憂鬱になり不安な気持ちに襲われる。なぜなら、ポピュリズムは政治家や官僚や財界人たちに対して激しい不信感を抱いて沸き起こる、民衆の怒りの感情そのものを意味するからである。(p.102)

(引用おわり)

なんだ、トランプ登場ってそういうことだったんじゃん、と明快にわかる一段落。20年近く前にこれを読んでいたのに、今回トランプの当選に当惑してしまった自分がなさけなくなる。
   *  *  *
去年の大統領選で目立ったのは、ヒラリー支持派が「私たちはトランプ支持者よりも頭が良い」と思っていたことが印象的だった。ダダ漏れだったよね、この感じ。つまりあの人たちは、「私はお前のようにバカではない」と思っていたのだ。そんなこと思う人はまぎれもない「バカ」だよね。

現今の「左翼リベラル」の苦境も、ここに原因があると思う。リベラルは理想主義であり、自分らは保守派や民族派よりも合理的で進歩的で頭が良い、と思っている。その鼻持ちなら無さに、政治的でありたくない一般民衆が嫌悪感を抱き始めた。というのが日本の2016だったんじゃないかと思う。

副島は本書でヒューイ・ロングの他にポピュリストとしてロス・ペロー、パット・ブキャナンを挙げている。他にロン・ポールもいた(インターFMの陰謀論好きドイツ系米人DJデイヴ・フロムが2012に支持していた)。ポールはリバータリアン党からの大統領候補だ。こういう人達はこれまで第三極から立候補していたので民主党対共和党の争いに割り込めなかったが、トランプは共和党から出たためについに大統領の座を射止めた、ということだろう。
 
  *  *  *

副島は、こんな風に政治的予測がよく当たる。経済的予測も、金地金の高騰などを見事に当てている。

それだけではない、吉本隆明(よしもとりゅうめい)が死んだ時は、「自分以上に吉本を理解している人間はいない」などと、堂々公言し、自分の思想遍歴を隠さない、男らしさがある。

(引用)

私は学生時代から二十年間ずっと吉本思想に入れ上げた。しかし、この四、五年前から、彼の思想に興醒めするようになった。果たして、思想が変わらずに一貫しているということは、そんなにも意義深いことであろうか。

私自身は、昔も今も、自分は時代に合わせて変わっていく存在でしかないと考えてきた。むしろ、時代の感覚のもっとも研ぎ澄まされた部分で誰よりも潔く変化し、思考転換を図っていこうと思っている。その際に大切なことは、自分の考えや思想的な態度がどのように変化していったかを、克明に正確に記録していくことである。

私にとって思想とは、どこかから新しい知識を仕入れてきて、偉そうに人々に上手に売りさばくことではない。思想とは、自分の思考がどのように変わっていったかを、まず自分自身に対して偽らず正直に記録していくことである。思想とは、これ以上のものではない。私は、この結論に四十歳頃に到達した。 (p.79-80)

(引用おわり)

この"偉そうに人々に上手に売りさばく"という一文で、浅田彰や中沢新一、当時はまだ論壇に居なかった内田樹(うちだたつる)に至るまで、日本の思想家(輸入業者)をなで切りにしている辺り、すごいよね。
 
  *  *  *

僕も副島には、心服したり、反発したり、やっぱり帰依したり、離反したりしてきた。今やっぱり、「この人は面白いし、熱い。この人の本は読むべきだ」と思っている。 拙著でも、二箇所ほど副島について触れている。もしよければ、書店で手に取ってみてください。

(転載貼り付けおわり)

副島隆彦 拝

関本克良 投稿日:2017/03/04 20:27

【1755】[2104]安倍首相に“第二の森友学園”疑惑!

安倍首相に“第二の森友学園”疑惑!
親友が経営、昭恵夫人が名誉園長の学校法人に特区指定、37億の土地がタダに
http://lite-ra.com/2017/03/post-2957.html

以下、引用
_________________________

自民党の大物政治家である鴻池祥肇氏への口利き依頼が発覚した学校法人森友学園をめぐる国有地売却問題。国民の関心は安倍首相と政権幹部の関与の実態に集まっているが、じつはもうひとつ、森友学園と似た構図の疑惑が安倍首相にもちあがっている。

 昭恵夫人が名誉園長を務め、自分の親友が経営する学校法人のために規制緩和をして、結果、この学校法人が経営する大学に約17万平方メートル、開発費も含めると37億円におよぶ土地が無償譲渡される予定になっているというのだ。
____________________

以上

副島隆彦 投稿日:2017/03/03 11:20

【1754】[2103]「 副島隆彦の “予言者” 金融セミナー第13回 」 が、3月26日(日)に開かれます。

来たる3月26日(日)に、「第13回 副島隆彦の“予言者”金融セミナー」が開かれます。

私は、目下、次の自分の金融・経済本の書き上げに集中しています。

ドナルド・トランプというポピュリスト運動(反官僚の民衆叛乱)から出てきた、希代の大統領が何をやるか、やらかすか。心配で仕方が無い人たちが、今も日本にもたくさんいる。自分たちには理解できない種類の人間だからだ。これまでの自分の経験と知識では、とても対応できない野獣のような人間だ。 

 私、副島隆彦だけが、日本では自信をもって、「この金髪ゴリラは、こういう男であり、こういう信念(人生観)で動く。だから、これから、こういうことをする」とはっきりと説明できる。私の、この30年間のアメリカ政治思想研究の成果から言える。

「ど穢(ぎたな)いまでの、トランプ・マジック(魔術)で 世界経済は、おそらくこのあと少しは良くなる。「秘密のアッコちゃん の、秘密の株つり上げ」を、NYの自分のお仲間の、どきたない大物経営者、博奕うち、企業乗っ取り屋たちが談合して、トランプ当選の前から、さっさと秘密で(笑い)実行した。これで、爆上(ばくあ)げで330兆円(3兆ドル)儲かった。と、トランプ自身が、自慢げに、3月1日の演説でしゃべった。 世界中の投資家たちにとっては、儲かったから良いことだ。素直に喜ぶべきことだ。

「トランプのやることは、不可解だ。信用ならない。あいつは危険な人間だ」などと、言っている者たちは、負け組だ。人の足を引っ張ることしか知らない負け犬だ。このほか、あれこれ、たくさん私は話すことが山ほどはある。

 この特異な人物であり、本当に先見(せんけん)の能力のある、優れた指導者である、金髪ゴリラだからこそ、いろいろ世界の、一番上の、裏のことも全部分かるのだ。しかもこいつが、米大統領という公式権力( こん棒、腕力、破壊力)まで手に入れてしまった。世界は完全に、この男に、振り回されている。

 これから先の予想が付かない。だからコワイ。従来の支配者たち( establishment 、エシタブリッシュメント) は、今も、「トランプを殺したい。早く暗殺してくれ 」と思っている。日本でも、だ。だから専門家、有識者、インテリどもが、偉そうな金融分析、経済評論文を書けなくなって、みんな困り果てている。それでトランプの悪口と、悲観的な予測ばっかりが溢(あふ)れている。「トランプさんって、大丈夫なの」と、一般国民も心配している。それよりも、自分の心配をした方がいいのではないか。

 私、副島隆彦 は、世界の政治勢力としては、トランプ支持でトランプ派だ。だから、トランプたち、とんでもない博奕うちで、大物汚れ実業家たちだから、だからこそ、 トランプが、大戦争( ラージ・ウォー、WW3、第三次世界大戦)をしないで、世界民衆のために、なんとか世界を維持するのなら、それに賛成する、という立場だ。 

「アメリカは、もうカネがない。外国を助ける余裕はないんだ。大借金だらけで首が回らない。だから、諸外国は自分のことは自分でやってくれ。オレは、アメリカ国内の立て直しで手一杯だ。自国内の問題に対応することで、精一杯だ(これが、アイソレーショニズム。=国内問題優先主義。外国になるべく関わりたくない) 」が、トランプの本心の、一番重要で、すべての出発点だ。 アメリカ・ファースト! とは、「アメリカ国民のことが一番大事(ファースト)。外国のことは、セカンド」という意味だ。みんな、そろそろ分かりなさい。

3月1日の演説でも、「私は世界の代表ではない。私はアメリカ合衆国の代表だ」と、トランプは言った。

 それに対して、従来のままの延長で、「まだまだ、お札と国債を刷り続けるべきだ。この緩和マネーで、国家帳簿の帳尻を合わせるしかないんだ」と、ヘリコプター・マネー(ヘリマネ)派の 、従来の インタゲ(インフレ目標値政策)論者どもは、言っている。

それを、最近は、クリストファー・シムズというノーベル賞学者が言い出している。

 それを、アデア・ターナーという英国の金融官僚が援護射撃して、これを、極(ごく)悪人のジョージ・ソロスが、吹聴して回っている。1月6日に、来日して、安倍晋三に、ソロスが、ターナーを連れて来て、「ヘリマネ(じゃぶじゃぶマネー)をもっとやれ」とご進講に来た。これに、浜田宏一(はまだこういち)も、「毒を食らわば皿(さら)まで」で、さっさと追随したそうだ。この者たちは、すべて、ヒラリー派だ。

 このシカゴ大学系の マネタリスト( その中の一派が、合理的期待形成仮説派=合理的な経済の予測は出来る派)の、極(ごく)悪人の「主流派」経済学者たちは、まだまだ、じゃぶじゃぶマネーをやって、行くところまで、行く気だ。その果てに何があるのか。この「 前人未踏の (イスカンダル星を目指す) 宇宙戦艦ヤマトの 波動砲(はどうほう)の人たち」は、あーあーあーで、・・・・あるいはやっぱり大戦争 かな。こいつらは、フェイク・マネー(ニセのお金)だ。人類を大きくだます者たちだ。

 それに較べれば、トランプたち、どぎたない大物実業家たちが、世界首都(ニューヨーク)で連合して談合でやっている、インチキくさい経済活動の方が、ずっと、リアル・マネー(本物のお金)を、動かしている。さあ、どっちが勝つのか、だ。副島隆彦は、これから先の 世界の金融と経済の動きを、大きく読み破ったぞ。

 だから、来たる3月26日(日)の私の金融セミナー(東京)に来て下さい。私が、5時間しっかり、私の知っている限りのことを、全部、話します。徹底的に分り易(やす)く話します。そのあとその内容を、本にします。

 ただし、この金融講演会は、投資家と、小(こ)金持ち、小(しょう)資産家層のための講演会です。5月28日(詳細はまだ未定)に、学問道場の会員向けの、読書人、インテリ向けの講演会をやりますので、会員たちは、そっちの方に結集してください。

 この金融セミナーでは、この他に、日本の年金をアメリカに差し出して、ぶったくられて、「アメリカ国内のインフラ整備(日本の新幹線を通勤新線で通す、とか。ただで日本に作らせる)に使う」とかだ。

エネルギー政策では何をするか。「景気を回復させる」には、何が必要かなども、話します。
 トランプ(アメリカ)の、外交・軍事(安全保障)が、世界の各地域(リージョン、region)を、どのように処理するのか、とかも大きな観点から話します。

今度の金融セミナーは、やはり、ひと言でいえば、「ムニューチン財務長官の チョップ・ショップ  chop-shop。マグロの解体ショーだ」だ。何のことだか,分からないでしょうが、私が、当日すべて話します。投資家の皆さん、どうぞお集まり下さい。

あ、それから、この3月9日に、私の今度の、新刊『 税金恐怖政治(タックス・テロリズム)が 富裕層を追い詰める』(幻冬舎=げんとうしゃ=刊)が全国の書店で発売になります。金持ち、資産家たちに、まさしくタックス・テロリスト(徴税テロの実行者たち)である 国税庁、税務署との 闘い方(あるいは、上手な逃げ方)も、私が気合いを入れて、本気で話します。

 副島隆彦の金融セミナーは、以下の要領です。

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■「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第13回」

 会場:ヤクルトホール 東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル

 日時:2017年3月26日(日) 

 開場・受付/10:00~ 終了/17:00(予定)

 受講料:15,000円(税込)/全指定席

   参加したい人は、以下のサイトから申し込んでください。

   http://kokucheese.com/event/index/456484/

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  今度の金融セミナーの会場の「ヤクルトホール」は、東京の新橋駅のすぐそばです。

  世界の最新の政治変動 と連動する、金融・経済予測(予言)を、副島隆彦が思いっきり話します。
これからの投資のためと、自分の大切な金融資産を守りたい人は、3月26日に来てください。

 副島隆彦 記

「副島隆彦の学問道場」事務所 投稿日:2017/03/02 16:50

【1753】[2102]“激安国有地”の「森友学園」、現地の写真

「学問道場」会員の方から、「森友学園」の現地の写真を
ご提供いただきましたので、こちらに掲載いたします。
まことに有難うございます。

(メッセージここから)

写真は豊中市野田に森友学園が建設中の「瑞穂の国記念少学院」です。

道路を挟んだ反対側には野田中央公園があります。

昨日(2017/02/28)、今日(2017/03/01)と現地を訪れてみましたが、
建設予定地の回りには野次馬もなく、とくに警備員が配置されている様子もありませんでした。

ただ、日によっては、マスコミ関係者が多数押しかけて、道路が渋滞することもあったと地元の人が言っていました。

木造の立派な建物自体は既に完成しており、庭の整備をしているような感じでした。






(ここまで)

関本克良 投稿日:2017/02/28 10:35

【1752】[2099]Re : 安倍政権と森友学園

[2097]森友(もりとも)学園の問題で、安倍政権はすぐにでも倒れる、ことがはっきりした。

昨日、森友学園の幼稚園での子どもたちの選手宣誓がテレビ放映された。
その内容は驚愕すべきものだ。

「安倍首相がんばれ!安倍首相がんばれ! 安保法制 国会通過良かったです!」と、明確な政治的思想内容を子どもに洗脳していることは間違いない。
もはや、カルト教団的な分に気すら感じる。どこかの独裁者と同じ雰囲気だ。

森友学園の幼稚園の運動会 安倍首相がんばれ 菊門尿太郎
https://www.youtube.com/watch?v=emqjG4qiDnI

安倍晋三首相は17日の衆院予算委員会で、妻の昭恵さんが名誉校長を務める学校法人「森友学園」が、近隣地の10分の1の価格で国有地を払い下げられていたとされる問題への関与を問われ、「私や妻は一切関わっていない。もし関わっていたら間違いなく、首相も国会議員も辞任するということを、はっきり申し上げる」と述べた。
http://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1780438.html

先生のおっしゃる通り、すでに安倍政権に逃げ場はないだろう。

安倍政権がとうとう、米国のジャパン・ハンドラ―から、見捨てられるようだ。
トランプ政権の影響も関係しているだろう。

私は安倍政権を支持しない。

「云々」を「でんでん」と読むような首相は恥ずかしいから
いいかげんに辞めてほしいい。

関本 拝

8067浅川京華 投稿日:2017/02/28 06:01

【1751】[2098]マイナンバ―について その後

私の最初のここへの投書は「1893番マイナンバ―について」である。その後私は、今だにマイナンバ―など貰わず(勝手にこんな不必要なモノを作って、それをワザワザ役所まで取りに来いとは何だ!こんなバカなモノを作った事だけでも、私は安部現総理を許さん)、去年の暮に、年末調整に必要だから、マイナンバ―を提出しろと職場にしつこく言われた時(繰り返すが、私の職場は、老人介護施設である)、マイナンバ―がないと年末調整出来ないならしなくて良い、自分で税務著に行くと言ったら、いえ、なくても出来るんです、と意味不明な事を言う事務に、私はマイナンバ―などおかしいと思うから貰う気はない。それに、こういう個人情報を、職場が提出しろなどと言うのもおかしいと思うから、提出しないと、はっきり言ってやった(ちなみに、マイナンバ―を出さないまま、ちゃんと年末調整はされていた)。職場に言われるまま、マイナンバ―を出したら、管理がずさんで紛失したとか、その他、マイナンバ―をめぐるトラブルは色々聞くが、私のような、職場への提出拒否をやった人の話は聞いた事がないから、私ゃどうなるかな?クビになったとして、別の職場に行っても、又、マイナンバ―を出せと言われるだろうから、面倒くさいし、カネと時間がかかるばかりで嫌だが、クビにされたら、訴えるしかないと思っていたが(ちなみに仕事仲間にこう言ったら、その程度でクビにはならないでしょと言ったやつがいたので、馬鹿者、くだらない文句ばっかり言ってないで、こういう肝心の所で戦えと言ってやった)、今の所、クビにはなっていない。

副島隆彦 投稿日:2017/02/27 18:37

【1750】[2097]森友(もりとも)学園の問題で、安倍政権はすぐにでも倒れる、ことがはっきりした。

副島隆彦です。 今日は、2017年2月27日です。

 安倍晋三政権は、森友(もりとも)学園への違法な国有地払い下げ問題が、命取りになりつつある。 

建設中の瑞穂の國記念小學院

 もはや、どんなに安倍晋三と 妻の昭恵(あきえ)が、足掻(あが)いても、
もう収(おさ)まらない。 まだ、NHKその他のメディアを押え付けて、警察が捜査に入ることを押さえつけて、「この逆風を乗り切る」気だろうが、もう、無理だ。


答弁する安倍晋三首相


瑞穂の國記念小學院の名誉校長だった安倍昭恵夫人

 政治家(国会議員)たちと取り巻き新聞記者たちの、内輪の専門用語で、「これは政局(せいきょく)になったね」というコトバがある。「政局になる」とは、安倍内閣(政権)が、倒れる、ということである。 

 その倒閣、政権の崩壊の時期は、私が、以下に、並べて載せる、新聞記事たちの一番最後にある 3月5日( すぐだ)の、自民党党大会で、安倍の3期目(ここで、総裁の任期が2年から、3年に変更される)が、始まる、と目されているが、これを、まず、乗り切れるか、だ。

 同じ記事の中にあるとおり、今日2月27日に、来年度の予算案が衆議院を通過したので、内閣としての仕事の一番、重要なものは、終わった。 だから、安倍が、さっさと退陣(首相をやめる、と公表すること)を、いつ、発表してもおかしくない。

 警察を 安倍政権が押え付けることが出来なくなって、「国有地の不正売買(払い下げ)の汚職事件(涜職罪、とくしょくざい)で、疑獄(ぎごく)事件だ」として、犯罪捜査で、動き出す前に、政権を放り投げて、逃げることもあり得る。だが、ここは、安倍晋三に、踏ん張ってもらって、ヘビの生殺しのように、あと半年ぐらい、暴れ回ってもらったほうが、私は、いいと思っている。

 首相を辞任して、国会議員も辞職したからと言って、この汚職事件から、簡単には、逃げられるものではない。森友学園に現われる、日本会議の幹部たち=勝共連合=統一教会(ユニフィケイション・チャーチ、今は「家族連合」に改称)の勢力が、消えてなくなるわけではない。 以下の毎日新聞の記事(2月24日)が、網羅的で、一番よく、今度の大きな政治事件を、説明している。

(転載貼り付け始め) 

●「 森友学園 土地取引、際立つ異例さ…国会で紛糾 」

毎日新聞 2017年2月24日

「森友学園」に売却された国有地で建設が進む「瑞穂の国記念小学院」=大阪府豊中市で2017年2月24日午後3時20分、本社ヘリから森園道子撮影

 大阪市の学校法人「森友学園」が小学校用地として取得した国有地の取引の異例さが際立っている。2月24日の衆院予算委員会では、開校時期や財務状況に配慮した前例のない手続きが明らかになり、野党は「政治家が関与していると国民が疑念を持つ」と批判した。

焦点は大阪府豊中市の土地の鑑定額9億5600万円から、ごみ撤去費など8億2200万円を減額した財務省の裁量だ。

 ごみ撤去、確認不要? (副島隆彦注記。ゴミ撤去代、として、8億2千万円を、財務省が、大きく減額した。その費用の明細は、買い手の森友学園が、本当に、いくらかかったのかの、証明をしなければいけない。 副島隆彦注記終わり)

 問題の国有地は約8770平方メートル。近くの伊丹空港の騒音対策区域だったが、航空機の性能向上で役割が終わり、2013年に売却先を公募。森友学園が手を挙げた。
 
 審議での焦点の一つは、減額算定した約8億円に相当するごみの撤去が実際に行われたかを、政府として確認する必要がない、とする政府側の答弁だ。

 財務省の佐川宣寿理財局長は24日の答弁で「新たにどんな地下埋設物が出てくるか分からない中、土地の売買契約で『隠れた瑕疵(かし)』(想定外のごみ)も含め免責する、という特約付きで適正に時価を反映した」と説明。「どう撤去したか確認する契約上の義務はない。学校建設の中でどういう状況になっているかは学校側の経営判断だ」と答弁した。


答弁する佐川宣寿理財局長

 野党は猛反発する。民進党の玉木雄一郎氏は「8億円ディスカウントしておいて、ダンプで(ごみを)運び出す作業をしているかは知らないし、調べる義務もない、という答えだ」と批判した。

  売買契約、類例少なく

 売却前の賃貸契約も異例だ。23日の質疑で佐川局長は、売却を前提にした「買い受け特約付きの定期借地契約」と呼ばれる契約事例が、過去に2例しかなかったと答弁。財務省の事務処理要領に基づくもので、(1)その後の買い受けが確実(2)賃貸借契約をすることがやむを得ないと財務局長らが認める--との要件を満たしたと説明している。

 さらに24日の質疑では、土地代金の分割払いを認めて当面の支払額を年額約1100万円とし、賃貸時と同額程度に抑えた今回の取引の前例がなかったことも分かった。

 佐川(さがわ)局長は「建設途中で新たな埋設物が出た事例はなく、(学園の)財務状況を勘案して分割払いにした。初めてだ」と認めた。

   前例ない国直接算定

 23日の質疑では、大阪航空局が行った約8億円の減額算定に関し、国が直接算定した前例がなかったことも判明。佐川局長が「今のところ(同様の)事例は確認できなかった」と明かした。

 また、佐川局長は24日の答弁で、学園側の要望に沿ったと説明。「(新たにごみが確認された)昨年3月から今年4月の開校まで1年で、国が全部撤去すると入札が必要だ。先方は『待てない。撤去費用を控除した値段で買って、(ごみ)撤去も建設も(自分で)して一気にやりたい』という意向だった」と明らかにした。こうした手続きには「普通は不動産鑑定士ら第三者に頼む」(日本維新の会の足立康史氏)などの批判が出た。

   200万円で実質取得?

 また、売却前の昨年4月に政府が学園側にごみの撤去費用として約1億3200万円を支払っていたことも野党は問題視している。政府の調査で判明したヒ素や鉛による土壌汚染と地下ごみに関し、学園側は土地取得前の借地契約の段階で独自に撤去や除染を行い、その費用を後で受け取った。

 民進の玉木(たまき)氏は24日の質疑で「1億3400万円の土地代金との差額の約200万円で土地を手に入れている」と指摘した。これに対し、佐川局長は「性質が異なり、比較して計算するのは適当ではない」と反論した。

  教育勅語を朗唱

 森友学園が運営する幼稚園は、戦前の教育勅語を唱和させる独特の教育内容で知られ、差別的発言の疑いがある言動には懸念が出ている。

 学園が運営する「塚本幼稚園」(大阪市淀川区)のホームページ(HP)には「毎朝の朝礼において、教育勅語の朗唱、国歌“君が代”を斉唱します」とある。右派論客を招いた教育講演会にも力を入れている。


塚本幼稚園

 幼稚園の保護者への配布文書に「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」などと記載していたことや、HPで一時、元保護者とのトラブルに関連して「韓国・中国人等の元不良保護者」と表現していたことが分かり、府が1月、籠池泰典理事長から事情聴取。その後、HPの表現は削除された。


籠池泰典理事長

 府私立学校審議会の22日の会合では委員から文書配布の件で懸念が出たほか、23日の衆院予算委員会では民進党の今井雅人議員が、園から「私は差別をしておりません。ですが心中、韓国人と中国人は嫌いです」との内容の手紙を保護者が受け取ったことを紹介した。

 元園児の保護者からは訴訟も起きており、保護者らは元園児は幼稚園の職員から「犬臭い」と非難され、「犬を処分しなさい」と言われたと主張している。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 すべては、この大阪の豊中(とよなか)市の、森友学園の問題に掛っている。 この数日で、欧米のメディアの、各社の第一線の記者(ジャーナリスト)たちが、どんどん日本に来ている。


2017年2月24日付『ニューヨーク・タイムズ』紙に掲載された森友学園の記事
タイトルは「日本のファーストレイディーとつながる幼稚園での人種差別と詐欺行為のスキャンダル」

 これで、安倍晋三政権は、終わりとなることが、はっきりした。

 世界のジャーナリストは、安倍晋三が、いくら、猫なで声で、アメリカのトランプ大統領に、近づいて、ワイロの裏カネと、日本からの「アメリカのインフラを作ってあげますので」の上納金(じょうのう)でも、トランプが、だまされないことを知っている。 

 トランプは、「安倍は、ムーニーだろ。ヒラリー・クリントンの忠実な子分だった」と 知っている。 そのことを、欧米のジャーナリストたちも、はっきりと知っている。 日本国内を、安倍たちの勢力が、押え付けることが出来ても、世界を押え付けて、騙(だま)くらかすことは出来ない。 

 安倍辞職で、内閣(政権)の崩壊の時期が、本通常国会の 期限である、6月18日にまで、ずるずると伸びても構わない。

 安倍政権は、もう5年目だ。みんな、嫌気がさすを、通り越して、怒っている。ウソばっかり付いて、景気はまったく上向かないで、失政ばかりだった。 安倍を支えてきた連中までが、一斉に離れつつある。

 あとは、強固に安倍支持勢力として残ってる、奇っ怪な宗教団体の勢力である。欧米メディアは、はっきりと、 「安倍晋三は、日本の極右(日本のネオナチ)勢力である、日本会議や、勝共連合=統一教会 Moonie ムーニー の を背景にしている政治家だ。

 妻の昭恵も、この統一教会の強固な、幹部活動家である」 と、はっきりと、どんどん記事にしつつある。

 文鮮明(教祖、ぶんせんめい、ムン・サンミョンの ムン Moon から、世界中では、Moonie  「ムーニー」 と呼ばれる)は、北朝鮮籍で、今の北朝鮮の政府の最高幹部たちの中にも、彼の教えに従っている者たちがいる。 

 彼らは、日本や韓国、そして、アメリカの首都ワシントンでも、政府高官たちの中にまで、入り込んで、国際反共産主義(こくさいはんきょうさんしゅぎ)の運動をしている。気持ちの悪い宗教団体である。一応、キリスト教の一派を名乗る。 

 安倍晋三たちは、「日本会議(にほんかいぎ)国会議員部会(350人ぐらいもいる。民進党にもいる)」を表面の政治団体にして動いているが、裏側は、ムーニーである。 「幸福の科学(ハッピー・サイエンス)」と 幸福実現党も、その片割れ、表面団体である。

 彼らは、恐ろしいほどの、「潜り込み人間たち」だから、出身母体(キンキュベイター、保育器)となった 生長の家(せいちょうのいえ)青年局だけでなく、今や、立正佼成会(りっしょうこうせいかい)をも乗っ取りつつある(だから、あの小池百合子の片腕の、元東京地検の検事だった若狭勝(わかさまさる)が、立正佼成会の全面支持で当選している)。

 恐るべきことに、創価学会(公明党)の中にまで、どんどん潜り込んで、幹部たちの中にもかなり入っている。ということは、政治家(国会議員)たちだけで無く、日本政府の外務省や、財務省、警察官僚たちの中にまで、たくさん、潜り込んで ( mole モウル、もぐら、潜入者、間諜)育っている。

 世界中の優れた、一流の ジャーナリストは、このことを、よーく知っている。 日本国内では、あまりにも、恐ろしい話で、あまりにも穢(きたな)らしい話なので、あまり口にしないことになっている。
 
 安倍晋三自身が、おじいさん(祖父)の岸信介(きしのぶすけ)以来、その最高幹部のひとりであり、彼を強固に支えている者たちも、そうである。だから、今回は、もう、安倍たちは、世界からの監視の下に置かれたので、もう、簡単には、逃げられない。

 日本の 極右、ネオナチ、で、憲法改正して中国と戦争を始めるべきだと、動いている、カルト・オブ・靖国(ヤスクニ)集団は、まさしく、安倍晋三を頭目とする集団である。彼らは、血に飢えた、戦争勢力である。チャンコロ(中国人)、チューセンジン(北朝鮮、韓国の国民)のことを、「イヌ臭い」から、あっちに行ってくれと、公言するような、日本の、最下層の、きたならしい 最低の人間たちである。 生来の暴力団体質の人間たちだ。

 そういうのが、私たちのまわりに、日常生活でも、たくさんいる。これが、私たちの現実の日本社会だ。彼らが日本では、今の政権を支える多数派の国民であるように見えるのだ。

 本当に、日本は、なんという、汚れきった国になってしまったことだろう。 彼ら安倍支持勢力は、日本が、アジア人どうしで戦争をすることを、本気で望み、そのために蠢(うごめ)き、いろいろと画策している者たちだ。

 だから、私たち日本国民の中で、安倍晋三を、熱烈に応援して、自分が安倍シンパであることを隠さない者たちは、この特異な、奇っ怪な政治的宗教勢力の人間である。

 私、副島隆彦が生きている、出版業界にも、そういうのがごろごろいる。私は、ずっと極めて不愉快なまま、この20年を生きてきた。私が、このようにはっきり書いていることを、いやがり、「そんなことはないよ。安倍首相は日本のために、頑張っているよ」と、言う人とは、私は、はっきりと対立する。

 だから、私たちのこの学問道場の会員の人で、「私は、安倍晋三の強固な支持者だ」という人は、退会してください。 私たちの学問道場に、近寄らないで下さい。
 
私、副島隆彦は、一日も早く、安倍晋三が首相辞任して、自民党ハト派の政権に代わるべきだと思う。ハト派の自民党の、本当に温厚な政治家たちは、ものごとを、じっくりと慎重に考える能力をもっている。私は、まだ今は、誰とは言わない。

ところが、安倍たち(ごろつき政治家)を、政権から一掃して、「野に放つ」と、これはこれで、大変、陰険な集団だから、何をするか分からない。その危険な暴力団、極(きょく)右翼の体質、そして、狂信的な宗教団体の構成員としての、凶暴さが、目立ってくるだろう。 それを、どうやって、「彼ら野に放たれた アジア人種差別 の狂信的な宗教勢力」を、私たち国民が、どうやって見分けて、注意するかが、次の問題となる。彼らは、500万人もいない。その10分の1で、50万人ぐらいの勢力だ。今度の、東京の都議会(とぎかい)選挙(7月2日)で、大きく増える予定の、小池百合子の勢力も、まさしく、この人たちだ。 テレビに映る、彼らの風体(ふうてい)や、目つきのおかしさを、見ているとそういうことが、分かってくる。私たちは、こういう「頭のご病気」の連中に騙されないように、気をつけるべきだ。

(転載貼り付け始め)

● 「 森友学園  財務省、土地交渉「記録を廃棄(はき)」」

毎日新聞 2017年2月24日 21時14分

「森友学園」に売却された国有地で建設が進む「瑞穂の国記念小学院」=大阪府豊中市で2017年2月24日午後3時19分、本社ヘリから森園道子撮影

 大阪市の学校法人「森友学園」が小学校用地として大阪府豊中市の国有地を鑑定額より大幅に安く取得した問題を巡り、民進党の玉木雄一郎氏は24日の衆院予算委員会で、土木業者の証言を基に、建設現場から掘り出したごみの一部が敷地内に埋め戻されたのではないかと改めて追及した。財務省の佐川宣寿理財局長は「契約上、確認する義務はない」と答弁した。一方、国有財産を管理する財務省近畿財務局が学園側との交渉記録を既に廃棄したことも明らかになった。

<森友学園>土地取引、際立つ異例さ…国会で紛糾

<業者が証言>「ごみ埋めた」 森友学園建設用地に
 玉木氏によると、業者は昨年11月から12月まで約2週間、建設現場で作業。掘り出した約2000立方メートルの汚染土のうち半分程度しか敷地外に搬出せず、残りは運動場予定地に埋め戻したという。
 この業者は毎日新聞の取材に対し、建設現場には生活ごみなどが交じった土が山積みになっていたと語り、「発注元の指示で敷地内に穴を掘り、その土を埋めた」と証言した。ごみは空になったしょうゆやマヨネーズの容器、靴、衣類などだった。土はアンモニアのような異臭を放ち、食事はのどを通らなかったとも説明した。

 大阪府の松井一郎知事は24日、こうした処理が適正だったかどうか、調査権限のある豊中市に事実確認を求める考えを示した。
 また共産党の宮本岳志氏は24日の衆院予算委で、2015年9月4日午前10時から正午にかけて近畿財務局9階の会議室で、同局幹部が森友学園と撤去費用などを具体的に議論したという独自の調査結果を示した。

 佐川氏は「一般的に随意契約をする場合にはいろいろな会議を開く」と会合があったかどうかを明言せず、「近畿財務局と森友学園の交渉記録はなかった」と答弁した。

 財務省の行政文書管理規則によると、面会などの記録の保存期間は1年未満で、事案の終了時に廃棄するという。佐川氏は「16年6月の売買契約締結で事案は終了したので、記録は残っていない」と説明した。菅義偉官房長官は記者会見で「著しい弊害があれば見直す必要があるが、そこについてはなかった」と述べ、近畿財務局の対応に問題はないとの見解を示した。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 

上記の記事で、財務省の理財局(りざいきょく)という 国庫のお金の計算(国債の発行残高とか、アメリカへの貢ぎ金の 隠し場所とか)の専門の部署が、国有地の管理もしているのだが、その理財局長(りざいきょくちょう)の 佐川宣寿(さがわのぶとし?)が、衆院予算委で、「(たった2年前の)交渉の内容の文書は、すべて破棄した」と答弁した。この異様さが、これから問題となる。証拠隠滅(しょうこいんめつ)である。

ところが、記者たちの話では、財務省が、どんどん、情報を記者たちに、裏から渡しているそうである。 自分たちが、捕まらないで住むように、必死で、「本当の土地払い下げの、契約の当事者の意思、や根回しや、金銭(これがワイロだ)の授受や、隠蔽工作」などを、財務省自身が、逃げを打つために、安倍政権から離反する動きをしている。

しかし、ここには、財務官僚(中級だろう)でありながら、森友学園に、9・5億円の国有地をほとんどただ(森友学園が実際に払ったのは、200万円)で、売却したことの、犯罪性は明らかとなった。

この土地の隣に隣接する土地は、森友小学校よりも少し広い土地を、14億円で、豊中市が、公園用地として、国(くに)から買っている。もう、安倍晋三たちは、逃げられない。

この問題を、ずっと追いかけている 菅野完(すがのたもつ)氏という、優れた、独立ジャーナリストがいる。菅野氏は、今も、大阪の現地で、取材と調査を続けている。彼のツウイターが、注目の的である。 菅野氏が、この問題での、ヒーロー・ジャーナリストである。


菅野完氏

菅野完氏のツイッターアカウント↓
https://twitter.com/noiehoie

菅野(すがの)氏の、名著「日本会議の研究」 (2016年5月刊、扶桑社)は、大変、すばらしい本だ。他の、真似(まね)本は、くだらない 追随本だから、読む必要は無い。


日本会議の研究 (扶桑社新書)

この菅野氏と、私たち学問道場 は、1月27日(金)に、渋谷であって、私が、彼と2時間近く、対談した。中田安彦くんが、司会をした。その動画は、今日にも、「今日のぼやき」で、一部を公開します。 対談の内容の全文は、学問道場の 会員ページに載せます。

(転載貼り付け始め)

●森友学園  国が減額算定、前例なし 国有地取得で理財局長

毎日新聞 2017年2月24日

 森友学園に売却された豊中の国有地(白線内)=大阪府豊中市で、本社ヘリから貝塚太一撮影

「国有地貸し付け+売却」の事例、過去に2件
 大阪市の学校法人「森友学園」が小学校用地として国有地を格安で取得した問題で、財務省の佐川宣寿理財局長は23日の衆院予算委員会で、ごみ撤去費用を約8億円と見込んだ作業を国の機関が直接行ったことについて「今のところ(同様の)事例は確認できなかった」と述べ、前例のない手続きだったと明らかにした。

 日本維新の会の足立康史氏への答弁。足立氏は、土地の鑑定額9億5600万円から差し引かれた額が巨額だと指摘。佐川局長は「地下埋設物がある国有地売却の場合、撤去費用を専門業者が見積もり、それを踏まえて売却価格を算定する方法が一般的だ」とも説明した。

他の議員への答弁では「何が出てくるか分からない状況で、『国がさらなる責任を負わない』という特約を前提に積算した」と語った。国土交通省によると、撤去費用は近畿財務局の依頼で大阪航空局が見積もった。足立氏は「普通は不動産鑑定士や専門業者ら第三者に頼む。こんなことをやったのは前にも後にもこれだけだ」と指摘した。

 また、佐川局長は、民間に国有地を貸し付けた上で売却した事例が過去に2件だったと明らかにした。佐川氏は「(今回のも含め)学校法人で2件、社会福祉法人で1件」と説明。財務省の事務処理要領の「国有財産の買い付けが確実と見込まれ、それまで賃貸借をすることがやむを得ないと財務局長らが認める場合」に当てはまるとした。

 足立氏は「政治条項だ。政治が動いた時の『隠し玉』としか思えない」と批判した。

●「 森友学園 不認可の可能性言及 大阪知事 」

毎日新聞 2017 年 2/25(土)

 大阪市の学校法人「森友学園」が小学校用地として大阪府豊中市の国有地を鑑定額より安く取得した問題に関し、松井一郎知事(日本維新の会代表)は25日、「森友学園が安定した経営ができないようであれば認めるわけにはいかないというのが府教育庁の立場だ」と述べ、小学校設置を認可しない可能性に改めて言及した。大阪市内であった党の会合で語った。

 また松井氏は建設現場から掘り出したごみの一部を運動場予定地に埋め戻したとする土木業者の証言を踏まえ、豊中市に対し、再調査して早急に報告するよう求めたことを明らかにした。

● 「 森友学園  「妻、名誉校長辞任」 首相、寄付金集め抗議も 」

毎日新聞 2017年2月24日

 衆院予算委員会で学校法人「森友学園」と昭恵夫人との関係について民進・福島伸享氏の質問に答える安倍晋三首相(右)=国会内で2017年2月24日午前9時40分、川田雅浩撮影

 安倍晋三首相は24日午前の衆院予算委員会で、大阪市の学校法人「森友学園」が開校予定の小学校に関し、昭恵夫人が名誉校長を辞任したと明らかにした。同法人が「安倍晋三記念小学校」という名前で寄付を集めていたことについても抗議したと述べた。

 首相は「妻が名誉校長を引き受けたことで、子供たちやご両親にかえって迷惑をかけるので、辞任させてもらうと申し入れた」と語った。

 小学校の名称については「寄付を募る紙をみて、私も非常に驚愕(きょうがく)した」と述べ、再三断ったにもかかわらず、小学校に名前を使われたのは「極めて遺憾だ」と強く抗議したと説明。同法人は「申し訳ない」と謝罪したという。

 首相は「土地の売却に私や妻、事務所は全く関わっていない」と改めて強調した。民進党の福島伸享への答弁。

 また、財務省の佐川宣寿理財局長は、小学校用地の売買を巡る法人と近畿財務局との交渉記録を2016年6月の売買契約成立後に破棄したことを明らかにした。
 佐川氏は「売買契約締結をもってすでに事案が終了しており、記録が残っていない」と述べた。共産党の宮本岳志氏への答弁。

 佐川氏はまた、土地鑑定額からごみの撤去費用として差し引かれた約8億円の使途について「適正な価格で売却しており、どういう撤去をしたか確認する契約上の義務はない。残ったごみをどうするかは、建設工事中なので学校側の経営判断だ」と述べた。

●「ごみ埋めた」業者証言

毎日新聞 2017年2月24日

「森友学園」に売却された国有地で建設が進む「瑞穂の国記念小学院」(左手前)=大阪府豊中市で2017年2月24日午後3時16分、本社ヘリから森園道子撮影

 森友学園の小学校用地として売却された大阪府豊中市の国有地を巡る問題で、地下のごみ処理に関わったという関西地方の土木業の男性が24日、毎日新聞の取材に応じた。建設用地には生活ごみなどが混じった土が山積みになっていたといい、男性は「敷地内に穴を掘り、その土を埋めた」と証言した。

 この証言は国会審議で取り上げられ、国側は産業廃棄物として撤去費を見積もったと明らかにした。

 男性は昨年11月、知り合いの業者に紹介され、建設現場に出入りするようになった。校舎は既に建ちつつあり、敷地南側に約2000立方メートルの土が山積みで、空になったしょうゆやマヨネーズの容器、靴、衣類などが混じっていた。発注元の業者からの指示で、周囲の地面を2~3メートル掘っては土を埋める作業を繰り返したという。

 ごみが混じった土はアンモニアのような強い異臭を放ち、昼食などはのどを通らなかったという。男性は「子供が遊ぶ場所で問題だと思った」と語った。

 大阪府の松井一郎知事は24日、調査権限のある豊中市に事実確認を求める考えを示した。府(ふ)は学園に確認したが「工事で出たごみを埋め戻すなんてあり得ない」と否定したという。豊中市は「掘り起こして調査する予定はないが、速やかに業者に処理状況を確認したい」としている。

 府(ふ)私学課は「今の状況で問題ないと言い切るのは難しい」としており、松井氏は「認可権限は教育長にある」とした上で「入学希望者が別の学校に行く手続きができる時期に、答えを出すことになるだろう」と話し、開校認可の先送りや不認可の可能性に言及した。

 また、安倍晋三首相が24日の予算委で、学園が寄付金を集める際に「安倍晋三記念小学校」の名称を使用していたことに不快感を示したが、松井氏は「首相の発言が認可に直結することはない。ごみ処理が適切か、学校運営の財務状況はどうなのかを冷静に判断すべきだ」と強調した。

●「 安倍首相、1強の余裕 支える菅(すが)氏、霞が関の人事掌握 」

(副島隆彦注記。以下の記事は、一ヶ月前のだ。ここで、安倍晋三の、慢心の、有頂天の「一強」のお祝いのあった。この1月24日 から、一気の 高転(たかころ)び、である。

 安倍晋三 が、天皇と美智子皇后に対して、「天皇のわがままな、譲位(じょうい)は許さない」と、傲慢な態度を取ったことで、「最近の安倍さんは、平清盛(たいらのきよもり)のようだね」と、政財界人から、言われ出していた矢先のことだ。この1月末の記事でも、森友学園のことが、うしろに入っている。 副島隆彦注記終わり)

2017年2月27日 朝日新聞 

 官庁街に囲まれた東京・日比谷公園にある洋食の老舗・松本楼。1月24日夜、自民党の役員約20人が集まった。安倍晋三首相の通算在職日数が歴代6位になったことを祝う会合。あいさつに立った首相の口調は、なめらかだった。

 「山口出身の総理は私以外に7人います。そのうち在職期間ベスト10人に入っているのが5人います」そして続けた。「長ければ良いってものではありませんが、一番長いのは、桂太郎です。こんなことは東北では言えませんが」

 明治から大正にかけて3度も首相を務めた桂。長州・山口の出身で、通算在職日数2886日は歴代1位。戊辰戦争では官軍の一人として東北で戦った。安倍流の「お国自慢」で笑いに包まれた宴席は乾杯に移り、安倍首相は牛ヒレ肉のステーキを平らげた。

 その姿を眺めながら、幾人かが同じ感慨を抱いた。「ずいぶん余裕なんだな」
 その後も日米首脳会談ではトランプ氏との蜜月をアピールし、内閣支持率は安定。自らを直撃した学校法人「森友学園」への国有地売却問題でも「私や妻が関係したとなれば、首相も国会議員も辞める」と言い切るほどの自信をみせた。

 3月5日の党大会で総裁任期の延長が決まり、安倍首相は来年の総裁選で3選をめざす立候補が可能になる。強力なライバルが見当たらず、党内では勝利が確実視されている。

 国政選挙で勝ち続けることが前提とはいえ、2019年11月に、桂を抜き、21年9月まで通算10年、3500日超という憲政史上例のない超長期政権も射程に入る。

 この「1強」はいかにして生まれ、この国の政治に何をもたらしているのか。それを探るには、首相の権限を強めるための改革を積み上げた「平成の楼閣」に迫らなければならない。

●「 園児に「首相がんばれ」宣誓 森友学園運営の幼稚園で 」

2017年2月27日13時08分 朝日新聞 

衆院予算委で、民進党の福島伸享氏の質問に答弁する安倍晋三首相= 2月27日午前、岩下毅撮影

  衆院予算委員会は2月27日、2017年度政府予算案を自民、公明両党の賛成多数で可決した。予算案は同日午後の本会議で衆院を通過し、憲法の規定で参院送付後30日で自然成立するため、今年度中の成立が確実になった。

衆院予算委では野党が大阪の学校法人「森友学園」への国有地売却問題を追及し、同学園理事長の参考人招致を求めた。

 17年度予算案の歳出規模は97兆4547億円で、高齢化による社会保障費の膨張や防衛費などの増大で5年連続過去最大となる。27日に衆院を通過すれば戦後2番目の早さに並ぶ。

 この日午前の衆院予算委は、全閣僚が出席しての締めくくり質疑。民進党の福島伸享氏は、同学園が大阪市で運営する幼稚園の運動会で、園児に「安倍(晋三)首相がんばれ。安保法制、国会通過よかったです」と選手宣誓させていたと明かし、教育基本法で「特定の政党を支持し、またはこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない」と禁じている政治的活動に当たると指摘した。

 これに対して首相は、「(森友学園の)学校の考え方としていろいろ取り組んでいるものと思う。この学校の教育については、所管の大阪府が監督するもので、文部科学省が事実関係を確認している」と述べた。松野博一文部科学相は「一義的には所轄庁である大阪府が判断し、適切に指導を行うものと考えている」とした。

 福島氏はさらに、国有地の売却を随意契約としたことや、値下げした根拠としたごみ処理費の算定を第三者ではなく大阪航空局が行ったことなどを取り上げ、「特別な便宜が森友学園に国から図られている」と指摘。佐川宣寿・財務省理財局長は「適切な手続きにのっとって手続きをした」などと答えた。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 私が、下 ↓ の 「2095」番で、鳩山由紀夫氏と、対談した動画の 一番、うしろの方で、「だから安倍政権を打倒する運動をはじめなければいけません」と、予言したことが、こんなに早く、実現しつつある。

副島隆彦 拝 

「副島隆彦の学問道場」事務所 投稿日:2017/02/24 15:38

【1749】[2095] UIチャンネルLIVE対談 鳩山友紀夫×副島隆彦(副島国家戦略研究所)「トランプ政権は世界を変える」

(公式)第183回UIチャンネルLIVE対談 鳩山友紀夫×副島隆彦(副島国家戦略研究所)「トランプ政権は世界を変える」

 2017/01/24 に Youtube 公開 されました。

 第183回 UIチャンネル放送は、1月16日(月)20時から副島国家戦略研究所(SNSI)主催の副島隆彦氏をゲストにお招きして、鳩山友紀夫×副島隆彦(副島国家戦略研究所)「トランプ政権は世界を変える」をお送り致します。

 副島隆彦先生が、鳩山由紀夫(いまは友紀夫)元首相と、1時間20分にわたって、楽しそうにお話していいます。
どうぞ、のんびりと ご覧下さい。 画像の真ん中の 三角印 △ をクリックしたら、自動的に、映像が始まります。

この番組は2017年1月16日に放送されたものです。

副島隆彦の学問道場 事務所

六城雅敦 投稿日:2017/02/20 21:39

【1748】[2094]近代は「天体原理主義」から「数学原理主義」の転換であり、これからは「特徴ベクトル原理主義」へ

会員番号2099六城雅敦です。本日は2017年2月20日(月)です。

昨日発行された下條竜夫氏の最新刊「物理学者が解き明かす思考の整理法」(ビジネス社)を読みました。

目次
第1章 なぜ日本人は哲学がわからないのか
第2章 星占いの科学
第3章 歴史の謎を天文学から明らかにする
第4章 金融工学とはどういう学問か
第5章 現代物理学は本当に正しいのか?
第6章 STAP事件の真実
第7章 AIとは何か
第8章 なぜ日本人は論理的な文章が書けないのか?

この本は大学の教養課程の学生向けに書かれ、内容が盛りだくさんですが、各章どれも深い中身でどれも、新たな事実があり息つく間もなく、これでもかと下條氏が直球で投げ込んで来る力作です。

冒頭からいきなり哲学論になりますが、別に難しい話ではありません。

■アリストテレス哲学が、イスラム哲学経由で、キリスト教の中に入り込んでいった

 数学史の本を読めば分かるのですが、科学(数学)と宗教の関係は普通ではありません。
宗教(信仰心)に、科学的(論理的)な思考が入る余地はないはずだった。それを無理やり入れていった。

ギリシア哲学を、無理やり、信仰の「神」(ほんとうはこの言葉は不適切)の教理の中で、体系的に
合体させようとした神学者たちがいた。本来、整合性は無い。

神学者(僧侶の中で、神の存在を証明しようとした者たち)により、新しい宇宙観や自然観が新たに加わる度に、神学者(哲学者)は、ローマ・カトリック教の教義との整合性を、無理やり、見つけることで、信者を納得させていかねばならなかった。整合するはずはなかったのに。

<B>■ギリシア哲学は、キリスト教(ローマン・カトリック)の神学とは、論理矛盾なく整合できるはずはなかった 

 本書の解説では、15世紀(1439年)に、東ローマ帝国(ビザンチン帝国)が、イスラム教のオスマン・トルコ帝国によって崩壊させられかかっていた次期に、ローマ教会との統合の話をする会議のために、フィレンツエにやってきた、デミストラ・プレトン(ギリシア語を話し、コンスタンチノープルからやってきた、当時、最高のプラトン研究者)という哲学者が、唱えた考え方が支配的だった。

プラトンの考えは現世とは別の理想世界が存在している。その(神の)世界は観念(イデア)でしか我々は知ることができないとされていた。

ところが、プラトンのあとの(プラトン本人から学んだ)アリストテレス哲学は、現世(現実)こそが神の造った世界であり、現実(リアリズム)でしか、神(これを無限なるものとして、アリストテレスでも認めていた))の存在を知る手だてはないとした。

 それまで、1000年の間信じられたプラトン哲学のイデア論よりも、アリストテレス哲学のほうが、現実世界を矛盾無く説明できる、現実的な解決であったので、ローマ・カトリック教会の僧侶(神学者)たちの中に、取り込まれていった。それでも、信仰と、理性の整合はつかない。融合はできない。
アリストテレスの世界観を引き継いだユークリッド幾何学が神学者たちの中で、大きな議論を生むようにになった。それがスコラ論争(1300年代まで)だ。

<B>アリストテレスのいう神の世界観はメソポタミアが発祥である

 太陽や月と 星座 との動関連を研究する、占星術(いわゆる星占い)がある。これが古代の天文学だ。
やがて、近代の天文学や物理学になっていった。

これら自然科学がペルシャ地方で発達して、当時のイスラム教の中のイスラム哲学が、北アフリカからイベリア半島(今のスペイン)に、はいって(後=ご=ウマイヤ朝。アッバース朝と対立した)、アラビア語から、ラテン語に翻訳がすすんで(キルヒ一族によって、翻訳都市、コルドバでなされた)、そうやって、北アフリカ経由で、ヨーロッパ世界に、辿り着いたものが、近代(15世紀、1400年代)の西洋思想の始りだった。

 プラトン( 紀元前399年に、自分の長年の先生のソクラテスが、毒杯をあおいで自殺した)から、アリストテレスの主張にパラダイムシフトしたのが近代(modern、モダーン)だ。この説に私も同意します。 ただし、1493年から始まった、フィレンツエでの、前述したプレトンたちを招いての、ルネサンス運動は、プラトン哲学を使っての「人間復興(ルネサンス)」、すなわち、ローマ・カトリック教会に、激しく、反対して、ローマ教会の教義を打ち破る、運動であった。これが、同時代の、北ドイツ、オランダでの、北方ルネサンス運動(激しく湧き起こったプロテスタントの、宗教改革運動と同じ時代だ。ルター派とカルヴァン派が内部で対立した)に影響を与えて、北方ルネサンスから、ヨーロッパ近代が生まれた。

<B>■天体の研究では中国文明が1000年以上進んでいた 

(副島隆彦注記。ここから先は、六城くんの、mおかしな文に、訂正および加筆はしません。私、副島隆彦は、少し、六城くんの、雑駁な知識に、怒っている。彼は、理科系の数学と物理学はよく出来て、分かっているのだが。副島隆彦注記おわり)

第二章では古代の天体観測はメソポタミア文明とならんで中国も進んでいたというお話です。奈良の高松宮古墳やキトラ遺跡の北斗七星が描かれた壁画、そして中国由来である大阪天王寺と法隆寺にも類似した絵が残っているそうです。

中国の天文学が奈良時代以前にも伝えられており、奈良時代には宗教祭事として重要視されていたと言うことです。
天皇という称号は、北極星の中国の名称であり、天の支配者という意味から中国では最高支配者にも使われていたと言うこと。それを大和朝廷の華僑系日本人が真似たということ。

<B>■中国発祥の古代天文学は道教となって日本にも定着した

古代史の重要な鍵として星々の動きが政治中枢から民間信仰にまで強い影響を与えていたことを下條氏は地元西播磨の神社を調査したことで明らかにしています。

天皇の補佐には陰陽師家があり、庶民も妙見(みょうけん)信仰があります。いまでも大阪北西部(能勢町)でも星祭りと称した妙見信仰が盛んです。発祥は大阪府南部(南河内郡太子町:聖徳太子の墓がある)です。私(六城)の故郷でもあるので話題となって少し嬉しいです。

<B>■神社が北斗七星の形に配置されているのは偶然ではない

西播磨には秦河勝(はたかわかつ)が祭られた大避(おおさけ)神社があります。大避とは中国語では「ダビデ」という意味だそうで、ユダヤ人と日本人が同じ種族であるという「日ユ同祖論」では有名だそうです。ここの関連神社も北斗七星で配置されていることからも北極を模したことで、権力を表していたということです。

古代人にとって天球の写し鏡が地上であったのです。このような人間の考えは脈々と受け継がれてきたのです。

<B>■天体原理主義を打ち破ったパスカル

ブレーズ・パスカル(1623-1662)「人は考える葦(あし)である」という言葉と液体の圧力はどこにも同じに働くという「パスカルの原理」で知られているパスカルは科学者兼哲学者です。

パスカルは賭けにおいては神の采配よりも「確率」を研究していきます。やがて期待値や確率という学問体系が生まれていきます。金融工学もパスカルが発祥なのだと下條氏は説明し、それは単に正規分布(釣り鐘型の分布)をもとにした売り買いでしかない。

取引の根拠として数学の手法が用いられてきたのが20世紀の時代であったと言われる日がやがて来るだろうと述べています。

世界の中央銀行(日銀も含む)による量的緩和で景気が良くなる数学的根拠は大ハズレもいいところです。

<B>■物理学における数学とは思考を節約する道具でしかない

播磨のSpring8(大型電子加速器)の研究者である下條氏の発言にはびっくりしました。
物理学者にとって数学(数式)は、言いたいことを表す道具(表現)の一つでしかないということです。

説明しやすいから数学を使うのです。別の方法で説明できればそれでも良いと言うこと。

氷から水になる現象をエントロピー式で表したり、流体にレイノルズ数を使うのは理学者や工学者にとって想像(実感)しやすいからです。

<B>■科学者の悪い癖「一定の条件下において・・・」という前置き

副島先生が科学者の悪癖を鋭く指摘しています。
それが「~の条件下において・・・」といった前提をおいて話を始めると言うことです。

下條氏もそれは認めており、相手も同じ土俵に引き上げていかないと生産的な議論にならないという制約でもあり、伝統的でもあるということ。

しかしこの副島先生の指摘は重要だと私は考えます。というのも
私(六城)が最近読んだ本に「エントロピーの常識が崩壊した!―科学における人間の復権と21世紀科学革命」千代島 雅(ちよじま ただし)著 晃洋書房 (2001/02) という本があります。

哲学者による「エントロピーは増大する一方だ(熱力学第二法則)」という説はとても恣意的だという指摘をした本です。

実験において初期条件が全く人工的な状況だからです。そしてほら無秩序になったでしょという解説も人の目によるものだからです。

(たとえばトランプをシャッフルすれば無秩序になったというが、別の秩序になったという見方もできる)

<B>■科学の業績は政府や国家間の陰謀(Conspirancy:共同謀議)でもある

あ~あ第一線の科学者がこんなこと言っちゃっていいのか?というお話です。

STAP細胞騒動でうごめいたハーバード大学とそれになびいた世界のメディア、そして裏では「金のなる木」としての特許とそれに絡む国際金融によるファンド(つまり強欲な世界)を解説しています。

こうして有能な科学者や実験屋は強欲者によって奉られたり、つぶされていくという闇深い話も存在するということです。この掲示板を読まれる方には理解していただけるかと思います。

<B>■「数学原理主義」から「特徴ベクトル原理主義」へ

中国の天文学から星占い、金融工学から人工知能まで、まあなんて引き出しの多い方なんだと驚きながら読み進めます。

最近特に強くなりすぎた将棋ソフトも題材としています。

将棋の最善手を求めるための手法としてプロ棋士を真似るために考案されたのが「特徴ベクトル(特徴表現)」という数値化技法です。

ボナンザを造った天才プログラマー保木邦仁(1975年-)氏がプロ棋士の最善手をプログラムで再現するために導入した概念です。

保木邦仁氏は下條氏と同じ物理化学の研究者であり、化学反応の量子化学計算プログラムを将棋ソフトに流用したと解説されています。

ブレークスルーは、プロ棋士の棋譜を人間が入力するのではなく、コンピュータ自身で「特徴ベクトル(特徴表現)」を見つけるプロセスを持ち得たことであると説明しています。

<B>■教師なしで学習していく学習過程のブレークスルー

深層学習という手法でビッグデータで自動学習ができるようになったAI(人工知能)は「特徴ベクトル(特徴表現)」の精度を増やしていくだろうということ。

人間の脳の学習過程の解明にも役立ちますが、かつての論理計算しかしなかったコンピュータが経験で自動的に学び、まさに「人工知能」になる時代へと突入したということ。

<B>■論理的な文章とはPowerPointでのプレゼン資料のことだ

私(六城)もロジカル・シンキングとか論理的文章入門といった類の本を何冊か買ったことがあります。

数ページ読んだだけで本棚の肥やしです。

下條氏は<説明に落ち度がなく、論破されない文書が論理的な文章ではない>と述べています。

欧米人の論理的とは、流れ(Flow)がわかりやすいことが第一であることなのだそうです。

パラグラフでまとめて、それが次のパラグラフへつながる連鎖構造が「論理的文章」だということ。

良い例はプレゼンで使われるパワーポイント的な構成であるということです。

これは意外と若者の方が向いているかもしれませんね。これはそのまま副島先生のいう文書家業(文書修行)と重なっているといえます。

「理科系からみた文科系の世界」という帯びこそが、ほんとうはこの本のタイトルにふさわしいと思います。

たいへんお奨めです。自分自身の思想/思考の源流を考える上でも、ヒントが満載です。

六城雅敦拝