重たい掲示板

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磯貝 太 投稿日:2017/12/03 04:26

【1874】[2229]本音がはっきり解りました。

男女共同参画などへの企画に尽力してきましたがすべて辞めます。

磯貝 太 投稿日:2017/12/03 04:03

【1873】[2228]浅川様

当方が誠心誠意を込めて書き込んでも、個人的感情のの思い込みが激しいと判断されてました。
会話不能です。すいません。さようなら。

磯貝 太 投稿日:2017/12/03 03:30

【1872】[2227]ムツとされた

私は浅川様の御主張にケチをつけたり興味本位で貶したりつもりは全くありません。
これは何度も記載しています。
ご了解下さい。
引用元がわかりやすく、はっきりと解りましたので納得しました。
ケチをつける訳ではありませんが、出来れば厚生労働省のお役人からの暴言などであれば説得力が増すと思います。
それだけです。事を荒立てるつもりは全くありません。
大手新聞でも社会保障部があり、現場最前線で良心的な記者は体当たり取材をし、介護や、精神、身体障害者の現状を訴える記事を本気で書いて掲載されています。
当方、介護関連取材担当で20年以上前から直接取材に行きました。
当時、施設介護施設が少なく在宅介護が当たり前の時代でした。
当方、末端の地方記者ですが、連日、在宅介護を取材し介護が必要な方々にこれから何が問題になるのかというものです。
取材する側は、先方に失礼がないように背広にネクタイを締めていきます。
けれども、在宅介護の現場では、現場の方々から、
「お上の視察と思われ介護する側、介護される方の営業妨害になる」
というご指摘があり、制服をお借りして取材をしました。
取材は取材先の信頼関係がないとまともな記事が書けない、介護従事者と同化しないと肝心の写真撮影も出来ないので、入浴、余り書きたくはないのですが下のお世話もやりました。嘘だと思うなら過去記事をご紹介するので、図書館等でご覧下さい。
個人的に介護に関して問題提起したいのは人件費です。
運営側では100人程度の施設だと20人程度の短期入所が一般的です。
ところが、インフラが整備されていても人材が揃わない。人手不足ですね。
待機者50人程度がいる100人入所可能な施設でも法的基準で90人しか受け入れられない。
仮に無理をして受け入れると資格者がいる事にするレセプトの不正請求が発生します。
ただし、これが表に出ると施設側は、よかれと思った事が社会的に一方的に叩かれますね。
私、個人としては、浅川様に重箱の隅をつつくような事ではなく、一般的に言う老人の介護施設で(特老、介護施設、認知症グループホームなどの分類は死ぬほど知っています、当方父が県職員保健所所長勤務の天下りで介護老人保健施設の事務長をしているので、延命は絶対にやるなと言われています)の素朴な疑問を期待しています。
繰り返しで恐縮ですが、浅川様のあら探しだとか、ケチをつける事は全くありません。
藤森さんの暴言もなるほどなと感じている次第です。
個人的には、おばさんよりも、社会的地位がある方のご意見を現場からやり込める方が爽快感があると思います。
それだけです。
浅川様の益々のご活躍を御祈念しています。
ここまで書いても、
「磯貝はどうしても許せない変な奴だ」
という事であれば、今度、飲みに行きましょう。電話番号もお伝えしていますので、以上、宜しくお願いいたします。
浅川様に因縁をつけるような度量器量もない小心者です。
大変申し訳ないのですが「磯貝馬鹿やろう」とあまりいじめないで下さい。

8067浅川京華 投稿日:2017/12/03 01:50

【1871】[2226]今こそ姥捨山の復活を おまけ

磯貝氏に、簡潔に答える。私が2221で批判した「施設が老人を寝たきりにさせているのは、そのほうが管理しやすいからだ」発言の出所は、学問道場のLINK集の『藤森かよこの日本アイン・ランド研究会』の『藤森かよこの日々の雑感ブログ』中の『私が買って良かったもの17ノルデイツクウオ―キングのポ―ル』である。私は以前、2120、2125『ママチヤリ(バカ親)を法律で処罰しろ』という投書をしたが、無名の一般人のやる事だろうが、無名の知識人の言う事だろうが、総理大臣の言う事だろうが、等しく、批判の対象になり得る。
磯貝氏は、私の「現場を知らない世間知らずのインテリに、こういう知ったかぶりをされるのは、現場の人間として、もの凄く迷惑だ」という言葉にムツとされたようだが、この事に、私は会心の笑みを浮かべた。私の狙いは、それである。

磯貝 太 投稿日:2017/11/30 04:56

【1870】[2225]重ね重ねお詫び申し上げます。

繰り返しになりますが、浅川様、土井様には、無遠慮で大変申し訳無い事をしました。

重ね重ねお詫び申し上げます。

土井様から「このようなケチのつけ方」というご指摘がありましたので、責任をもってご回答します。

私は商業雑誌の取材記者をしています。
日常的に事件モノを書いてますが、固有名刺を出すケースは2種類あり、良い意味で出す。悪い意味でだすの2通りです。中間は全くありません。ないです。

悪い意味でだす場合、ほんの少しでも間違いがあると先方様から重箱の隅をつつかれ名誉毀損で訴えられる事になりますので、業界で言う「裏を取る」作業に念を入れ、繰り返し繰り返し行い慎重に進めていきます。

ここで、一旦、話を変えますのでご了承下さい。
私の高校来友人が学問道場に顔写真入りで大きく掲載された事があります。
彼の場合、米国CSIS勤務後、船舶系財団に勤務しました。
副島さんが指摘されているジャパンハンドラーズ日本人部隊最前線です。
竹中平蔵氏の持ち上げ係の事実上トップクラスでまさしく最前線の仕事をしていましたが、その内情を副島先生が正確に指摘したので全く反論が出来ません。
当時、竹中平蔵氏の絶頂期で毎週日曜日に放映されていたテレビ朝日の「サンデープロジェクト」に毎週出演していた常連で竹中応援団の最前線にいました。

竹中平蔵氏、曽根綾子(笹川良一の娘さん)氏など鉄壁の要塞の中にいるレベルの人でも「副島隆彦の学問道場」には完璧に降参してしまったということです。

当方が副島先生の知り合いと知っており、本当に困ったと泣きつかれました。
かなり昔の話ですが、今日のぼやきを検索して下さい。必ず出てきます。
本題とそれますので、興味があればご自身で探して下さい。
どうしても見つからないときは、私の携帯が、
090-3369-0086
ですのでご遠慮なくご連絡下さい。
友人が今も現役でテレビに結構でており、本人の立場もあるので直接私に聞いて下さい。
ほかにも、知人のおかしな政治家が木っ端微塵に粉砕されましたが、それも興味があればお話しします。

ということで、この場で固有名詞を出すときは、その方の社会的地位、いつ何処で話した、例えば、新聞の論説などで書かれたと明確に記載しないと怪情報、あるいは、興味本位の誹謗中傷に受け止められます。

固有名詞を出し、その方を悪く書くということは「どうして書くのか」「裏はとったのか」が、職業的に真っ先にやらなくてはいけない優先課題ですので、書いた方が些細な事と感じたかは別にして大変気になりました。

同業の会員も多いので、このように感じた方が殆どだと思います。

冒頭から固有名詞が出てきましたが、「どうして出したのか」、「どうしてあのような内容になったのか」が、もの凄く気になったので掲示板に「どうしてですか、何かあったのですか」と書き込んだ次第です。

浅川様、土井様の、お考え、ご意見、御主張には全く異存はありません。

ですが、自分以外の固有名詞を悪い意味で安易に書き込む事は、繰り返しですが奇妙な違和感を感じます。

以上、「このようなケチのつけ方」への回答になります。

それでも、「言い訳だ」、「お前の自己満足で不十分だ」とお感じであれば、逃げも隠れもしません。
重ね重ねですが「何が何でも磯貝は許せない」というご意見はは十二分にお伺いしますので直接、
090-3369-0086
にご連絡下さい。

あまり、他の方にご迷惑をおかけしたくないでの直接ご連絡下さい。

メールアドレスを記入すると、たまに変なメールが今でもくるのでメールアドレスはお電話でお伝えします。

以上、宜しくお願いいたします。

では、時節柄ご自愛の上お過ごしください。

磯貝 太 投稿日:2017/11/30 02:05

【1869】[2224]お詫び

浅川様のご意見の趣旨は尊重していますし、土井様のご指摘もごもっともだと思います。

一般論になりますが、安倍総理や小池都知事のような公人で、非常に大きな公権力のある方々から、
「施設が老人を寝たきりにさせているのは、そのほうが管理しやすいから」
という旨のお話しだったら、私も怒り心頭になります。

ただし、私の知っている限り(間違えていたらご指摘下さい)、藤森さんは、数年前副島講演会の前座でお話しされていた、ただの翻訳家のおばさんだったと認識しています。

私も私人ですが、もし、このような場で、
「磯貝は世間知らずのインテリでしったかぶりで現場に迷惑をかけている」
といきなりレッテルを貼られると反論が出来ませんし、どう対応して良いかわかりません。

読んでいて、立場のある人間に物申すという内容とは、かなり違和感を感じただけです。

他意は全くありませんし、公人、私人の区別、引用元等の指摘も不用であれば、全く問題ないと思います。

不愉快な思いをさせ大変失礼したしました。

土井 投稿日:2017/11/29 22:13

【1868】[2223]磯貝様へ

会員番号1091の土井と申します。

磯貝様が投稿された[2222]について申し上げます。
あなたは、浅川様の投稿[2221]が、この掲示板の趣旨を誤解していると仰りたいのだと私は理解しましたが、私から言わせれば、誤解しているのは磯貝様の方です。

この掲示板の趣旨は、「投稿規定」にもありますように「自分の関心のあることを限定してみんなに提起する」だと考えます。

浅川様は、老人福祉施設での勤務から得られた知見を基に、ご自身が感じた意見を述べられているのだと思います。

恐らく磯貝様は、浅川様のご意見に賛同できず、何か文句を言わずにはいられなかったのでしょうが、それにしても、このようなケチのつけ方は、議論の場にはふさわしくありません。

浅川様の意見に、堂々と反論されてはいかがでしょうか。

磯貝太 投稿日:2017/11/29 20:38

【1867】[2222]素朴な疑問

-掲示板からの引用
「藤森かよこ先生が、施設が老人を寝たきりにさせているのは、そのほうが管理しやすいからだ、という旨を述べておられたが、はっきり言うが、世間知らずのインテリに、こういう知ったかぶりをされるのは、現場の人間として、もの凄く迷惑だ。『寝たきりにさせている』のでは無い『最初から寝たきり状態』で、入所して来るんですよ(笑)。」
-引用終わり

-また、引用
[投稿する前に]
■■■投稿規定■■■
・この掲示板に投稿するためには、下記のすべての条件を満たし、遵守する必要がある。【副島隆彦に議論を挑みたい場合の条件】
・礼儀正しく、自分の立場や政治思想(思考)を明らかにしてからする。
-引用終わり

と記載されています。

つまり、この掲示板は、
「副島隆彦に議論を挑みたい」
の場だと思料されます。

「副島隆彦に議論を挑みたい」という会員の場だと理解していますが、そこに、「藤森かよこ先生」といきなり出てくると「何で藤森某」????となります。

主語と述語を組み合わせると、
「藤森某→世間知らずのインテリ」
「藤森某→知ったかぶり」
「藤森某→現場の人間としてもの凄く迷惑」

組み合わせると「藤森某は・・世間知らずのインテリ・・で、知ったかぶり・・で、現場の人間としてもの凄く迷惑」

という構成になります。
そうなると、素朴な疑問ですが、
「藤森某は、何かをした、それをによってもの凄い迷惑を与える行為を現場の人間に与えた」
と結論付けされてしまいます。

一体全体、どのような具体的手段で藤森某が現場に迷惑をかけたのか。
これを基にどうやって、副島隆彦に議論を挑むのか?
「副島隆彦に議論を挑みたい」と考える一会員からは、素朴ながらかなり違和感を感じます。

わかりやすく表現すると「副島隆彦に議論を挑みたい」という会員が共有する公共の場で、どうして何故か突然、藤森某が出てきたのかがよくわかりません。

一応、その根拠をご説明された方が誤解がなくなると思いますが。

どのような理由なのでしょうか。

どうしても、「副島隆彦に議論を挑みたい」よりも、個人的感情かが先に何かあるのではないかとどうしても感じられるのですが。

8067浅川京華 投稿日:2017/11/27 21:43

【1866】[2221]今こそ姥捨山の復活を 9

藤森かよこ先生が、施設が老人を寝たきりにさせているのは、そのほうが管理しやすいからだ、という旨を述べておられたが、はっきり言うが、世間知らずのインテリに、こういう知ったかぶりをされるのは、現場の人間として、もの凄く迷惑だ。『寝たきりにさせている』のでは無い『最初から寝たきり状態』で、入所して来るんですよ(笑)。人間は、生物学的に言って、110歳以上は生きない、という話を聞いた事がある。どんなに丈夫な人でも、死なない人はいない。「金さえ払えば健康だって買える」というのは大嘘だ。もっと正確に言うと「金さえ払えば健康にしてもらえる」なんて安易な事は存在しない。マスコミや、現場を知らない知識人の言う事を鵜呑みにしているのか、100近い婆さん、爺さんをつかまえて「うちのお父さん、お母さんは、施設の都合で寝たきりにさせられている」と言う愚かな家族が後を絶たない。100近い寝たきり老人が、本当は元気になれる筈なのに、施設が努力していない、などとオメデタイ事を考えている。どこまで他人のせいにすれば気が済むのか。以前、職場の上司に「病院も、病人は嫌なんですよね」と言った。上司は、笑って頷いた。

『俗ニーチエについて 付記』続き
澁澤龍彦氏は『ババリアの狂王(「異端の肖像」所収 河出文庫)』で、ル―トビヒ二世とワ―グナーの関係について、以下のように述べている。引用する「王の同性愛的傾向を、ワグナ―が知らなかった筈がない。しかしワグナ―は、自尊心と虚栄心とから、そのパトロンの自分に対する熱愛に、性的なものはないと信じ込むふりをしていたようである。確かにその通りだったかもしれない。というのは、ワグナ―に対する場合にのみ、王はその欲望を昇華させることができたからである。これは異例な事であり、音楽家の天才を証するものであろう。音楽家と王との関係が潔白であったという事は、後年、王がその日記の中に、肉の欲望に負けまいとして、ワグナ―の名前を呪文のように引用している事によっても知られる。もし音楽家が王の罪の共犯者であったならば、決して王は彼の名を、純潔の守護神のごとく紙の上に喚起したりはしなかったであろう。」「用心深いワグナ―も、手紙の中で失策をやっている。ある女友達に宛てて『王の愛情があるからと言って、私に女があきらめられましょうか?むろん、そんなことはできやしません。でも、女なしで過ごせたらばよいがと思います。そして王の写真を見ていると、それが出来そうな気がしてくるのです』と書いているのだ。」ニーチエとワグナ―の関係も、多分こういうもの(肉体関係は無い)だったろう、と思う。普通の人なら、こういう関係は「同性愛的ではあるが同性愛そのものではない」と言って逃げる。しかし副島先生は、ニーチエとワグナ―のそれを「同性愛だ」と断言している。やはり、副島先生は天才である。

相田英男 投稿日:2017/11/21 16:07

【1865】[2220]東芝の危機は「人災」ではない

相田英男です。

東芝が定評のあったテレビ事業(レグザ)を、中国メーカーについに売り渡すという。さんざん話題となった半導体(フィラッシュメモリ)事業も、アメリカの投資会社率いる企業連合体に2兆円以上の巨費で売却する方向で、交渉されている。ついでに「サザエさん」のスポンサーからも降りるらしい。

なす術なく破綻への道を辿りつつある東芝だが、この状況についての満足ゆく説明はなされていない。巷で売られている「東芝本」は、「歴代の社長、重役達の失策だ、つまるところ人災だ」と、押し並べて連呼している。でも私は思う。東芝の関係者達もそこまで間抜けばかりであろうか、と。

フラッシュメモリ事業は、非常に収益を挙げられるのは明らかだ。だからメモリだけは手元に残して再建を図るべきだ、それが得策だと、誰もが考えるだろう。しかし、あっけなくアメリカの投資会社連合に明け渡してしまった。メインバンクからメモリ事業の売却を強要された結果だとしても、銀行側も東芝という企業の存続を考えてアドバイスしているとは、到底思えない。

アイン・ランドの代表作「肩をすくめるアトラス」を読んだ人は、あまり多く無いだろう。千ページを超える大作小説だ。あの話の主要人物の一人で、フランシスコ・ダンコニアという実業家が登場する。ダンコニアは、多数の銅鉱山を所有する世界最大の銅採掘企業の、跡取りオーナーだった。ダンコニアは優れた資質を持つ経営者として期待されていたが、放蕩の生活にのめり込んだ挙句に、会社を倒産させて失踪してしまう。しかし、実はダンコニアは立派な人物だった。ダンコニアは、刎頚の友であるジョン・ゴールト(ニュートンとアインシュタインとエジソンを足して10倍した位の能力を持つ天才技術者)の意向を汲み、新世界を創生するために、意図的に自分の会社を潰したのだった。

今の東芝の状況を見ていると、私はこのダンコニアを思い出す。「お前は、誰かが東芝を意図的に潰そうとしていると言いたいのか?」と聞かれたら、私は「そうだ」と答える。今の東芝の危機は意図的に作られたものだと、私は 断言する。

またバカな妄想を言っていると誰もが思うだろう。しかし私は自信がある。東芝の周辺にいた関係者達には、東芝を潰さなければならない切実な事情があるのだ。その証拠の一つが、以下の記事だ。

(引用始め)

大丈夫かGE? 優等生企業の苦境は日本にとって朗報なのか
11/15(水) 21:20配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171115-00004485-toushin-bus_all&p=2

【急落を続けるGE株】
世界の製造業を代表する米国ゼネラル・エレクトリック(GE)が苦境にあえいでいます。11月13日の同社の株価は前日比▲7%安で引け、年初来安値を更新。年初来では▲40%の下落率、時価総額では約12兆円が失われており、世界的な株高が続くなかで特異なアンダーパフォームとなっています。

GEは航空機エンジン、発電機、医療機器などを手掛ける複合企業ですが、元をたどれば日本でも有名な発明王のエジソンが1878年に創業した照明会社で、非常に歴史の長い会社です。また、1981年から2001年まで20年間、同社のCEOを務めたジャック・ウエルチ氏は、在任中に株価を30倍に上昇させたことなどから、日本でも名経営者としてよく知られています。

その名門企業に何が起きているのか?まずは、13日に行われた投資家向け説明会の内容から探ってみたいと思います。

【予想以上に厳しい業績見通しが示された13日の説明会】
今回の説明会は、2017年8月1日に前任のジェフ・イメルトCEO(2001年~2017年)を引きついでCEOに就任したジョン・フラナリー氏らの新経営チームによって行われた初の投資家向け説明会でした。プレゼンテーション資料は57ページに及び、全社だけではなく各事業の戦略が詳細に説明されましたが、主要なポイントは以下の3点でした。

第1は、2018年度(2018年1月~12月)の業績も低迷が続くとされたことです。具体的には、M&Aを除いた自律的な売上成長率は0~3%増に留まるとされ、調整後一株利益についても、2017年度見通し1.05~1.10ドルに対し、2018年度も1~1.07ドルとほぼ横ばいの見通しが示されています。

GEは、イメルト氏が退任する直前の今年の夏までは2018年度に2ドルを目指すとしていましたが、経営陣が変わっても、短期業績は急速には回復しないことが示されたことになります。

第2は、配当が引き下げられたことです。2017年12月に予定される四半期配当から、0.12ドルと従来比で半減となることが発表されています。GEは、1892年にニューヨーク証券取引所に上場以降、安定的に配当を行っており、減配は1929年の世界恐慌時と金融危機後の2009年の2回だけです。今回は外部環境が好転するなかでの減配であるため、内部的に大きな問題を抱えていることが改めて強く印象付けられることになりました。

第3は、航空、ヘルスケア、電力の3事業に経営資源を集中させ、200億ドル(約2.3兆円)規模の資産売却(鉄道、照明、産業ソリューションなど)を今後1~2年で行うとしたものの、具体策は明らかにされなかったことです。以上3点から、改革の意志は強く感じられるものの、その実行についてはなお見極めが必要という印象が避けられません。

【パワー(発電事業)の改革は有言実行で】
日本でも、最近発表された決算では三菱重工やIHI の火力発電事業の収益が悪化していましたが、GEも例外ではなく、コア事業として残したこの事業の立て直しが今後の回復のカギを握ると考えられます。

今回の説明会では、その再建策として、規模の適正化、ホリスティックな(体系的な)サービスへの集中、「say/do ratio」の向上(有言実行)などの考えが示されました。やや概念的過ぎることが気になるところではあるものの、この事業の改革に近道はないことをここから読み取ることができます。

GEの時価総額は今年に入り大きく下落したとはいえ、なお約19兆円と、日立の約5倍もある巨大企業であり、まだまだ侮ることができない存在です。また、新たな施策を”小出し”にするのも、従業員の危機意識を高め改革を加速させる狙いがあるとも考えられます。

和泉 美治

(引用終わり)

東芝とはGE(ゼネラル・エレクトリック、アメリカ最大の総合電機メーカー)の子会社である。だから「東芝問題」を考える時には、まず「親会社」であるGEの動向を分析しなければならない。これが私のかねてからの主張である。この前提に異論がある方は、まずは私の著書「東芝はなぜ原発で失敗したのか」をご覧いただきたい。ウィキペディアにある「東芝」と「GE」の記載を読み比べてみても、ある程度の事情はわかるだろう。

この「親会社」のGEが不振に見舞われている。理由は火力発電事業の売上の低迷だ。特に主要製品として重点投資してきた、発電用大型ガスタービンの販売が芳しく無い。福島原発事故以来、原発建設にブレーキが掛かった事で、ガスタービンによる火力発電が活発化すると期待されていた。アメリカでの「シェールガス革命」による天然ガスの価格下落も、追い風になる筈だった。しかし、世界市場でのガスタービンの売れ行きは良くない。

私の本に書いたが、ガスタービンによる発電は、相当なメンテナンス費用が毎年かさむのだ。だから高額な大型ガスタービン(出力100メガワット以上)をわざわざ買わずに、古い石炭火力発電設備を当面動かし続けることが、電力会社の規定路線になっている。そのようである。出力が100メガワット以下の、中小型のガスタービンは、それなりに需要があるらしい。しかし中小型のタービンでは、あまり売上には寄与しない。

発電用の大型ガスタービンを製造できるのは、GEの他にはドイツのシーメンスと、日本の三菱重工(実際には日立製作所との合弁会社の三菱日立パワーソリューションズ、MHPS)の、三社しかない。この三社を合わせて、年間で400台の大型ガスタービンを製造できる設備を持っているという。ところが予想される大型タービンの需要は、世界中合わせても、ここ数年間は年間100台程度しかないらしい。当面の市場は1/4にシュリンクしてしまうのだ。完全に過剰投資になってしまっている。

よって、GE、シーメンス、三菱重工の三社は、いずれも厳しい状況にある。ブルームバーグの記事によると、シーメンスはガスタービン工場のリストラにより、6000人以上の人員削減を行うという。しかし、最も危ない状況にあるのがGEだ。2015年からGEは、最大の稼ぎ頭だった金融事業の切り離しを決断し、本業の社会インフラ事業への転換を進めていた。そこでの収益の柱となるのが、長年にわたり開発資源を重点投資してきた、大型ガスタービンと、それによる火力発電プラント建設だった。しかし、その期待の事業で収益を挙げる見込がなくなったのだ。

GEは東芝や日立のような、とりあえず何かの製品を作って売れば良いだけの、単なる製造会社ではない。アメリカを代表する、誇り高い歴史とブランド価値を持つ会社がGEだ。最先端かつ独創的な技術とビジネスモデルを打ち出して、優れた業績を挙げること、それにより投資家に高いリターンを与え続けることが、GEには宿命付けられている。しかし、株価が急落している今のGEを、投資家達は見放しつつあるようだ。ウォーレン・バフェットは今年に入り、持っていたGEの株を全て売却した。ムーディーズは11月16日に、GEの格付けをA2(ダブルエー)まで落とした。アメリカの投資家達は既に、GEをシングルAと同等の会社としか見なしていないという。創業以来の最大の危機的状況に、今のGEは陥りつつある。

グローバルな見地からは、東芝のような田舎企業の赤字や倒産よりも、GEの収益悪化の方が深刻なことは明らかだ。GEのオーナーはJ.P.モルガン財閥(欧州ロスチャイルド財閥の米国の出先)だ。GEを救済するために、モルガンの中で幾つかのプランが数年前から立案され、その一つが現在実行されている。東芝の危機はそのGE救済プランの余波を受けたものだ。そのように私は考えている。

ジャック・ウェルチ時代の稼ぎ頭だった金融事業(GEキャピタル)の売却を、GEが発表して大規模なリストラに着手したのは、2015年4月だった。ほぼ同時期に東芝では「不正会計問題」が発覚して、破綻への道を辿り始めた。両者が同時期に起きたのは偶然ではない。東芝の一連の優良事業の売却と、GEのリストラはリンクして進んでいると考えるべきだ。

東芝がこれまで支払った一連の巨額な費用、同時に優良事業の売却により受け取る費用は共に、巡り巡ってGEのリストラに使われることになるのではないか。フラッシュメモリ事業などはGEには必要ない。残さずにさっさと売って、キャッシュを受け取って、リストラ費用に回すのがGEにとって得策だ。最終的には、東芝の火力発電事業(GEガスタービンのメンテナンス部隊でもある)を、東芝から分離させてGEの直接の傘下に入れるまで、東芝のリストラは続くことだろう。その頃には、老朽化した火力発電プラントのリプレース用途に、大型ガスタービンが売れる可能性も出てくるかもしれない。それまで、モルガン財閥による東芝への締め付けが、じわじわと続くことになると、私は予想している。

巷の「東芝本」はどれも、東芝の危機の原因は、これまでの無能な社長達が経営判断を間違えたからだ、という主張で一貫している。しかしである。サラリーマンや公務員の方々は、自分たちの組織のトップが、一体どんな人物達なのか想像してみれば良い。一連の本で描かれる東芝の社長達よりも、立派な経営者達がどれだけいるというのだ?どれも似たり寄ったりの、性格の悪い連中ばかりではないのか?東芝の「内部の」関係者達は、事態の収拾に向けて良くやっていると思う。しかし「外から」のバイアスが強烈すぎて、彼らにもどうしようもないのだ。石坂泰三や土光敏夫が今の社長でいても、何ら状況を変えられないだろうと、私は思う。

「あいつらはバカで俺は賢い」と悦に浸らずに、「もしかすると、俺もバカだったのかもしれない」と、疑ってみることだ。天動説から地動説に考えを切り替えないと、状況を見誤るぞ、と私は訴えたい。

相田英男 拝


東芝はなぜ原発で失敗したのか