重たい掲示板
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Loginはこちら【1920】[2286]さあ、状況がどんどん変化している。日本が遅れないように、私が、世界で最先端の知識、情報を指し示します。
副島隆彦です。今日は、2018年3月13日(火)です。
私は、自分のビジネス(商売)でもある 「金融セミナー」を一昨日、終わってほっとしています。
イイノホール500人の席が満員御礼になった。参加者に感謝します。
この日、12時(正午)から始めて、1時間半(90分)の講演を3つやり(トイレ休憩=きゅうけい=は15分ずつしかない)午後5時で終わればいいのに、会衆者(crowd クラウド。出席者、聴衆 )からの質問には全部答えてあげようと、思って、なんと6時10分まで質問を受けながら話した。
流石(さすが)に、「もういいよ、十分だ」、「あとの用事がある」、「帰りの飛行機に間に合わなくなる」ということで、最後の方は順番に退席する人がどんどん出た。
私は、ちょっとやり過ぎたかな、と反省しています。私の話を真剣に聞きたいと、わざわざ遠いところから来ている人たちに、精一杯、自分の能力の限りお話しなければ、と、サービス精神いっぱいでやりました。
でも、「副島、もう、いい。十分だ。ずっと5時間も話を聴いていて疲れた 」で、おなかが一杯、と同じで、頭(自分の集中した思考力)が一杯になっていたのだろう。人間の脳(思考)はあまりに過重な情報量を一気に入れるとやっぱりパンクするようだ。
脳が自分の判断でシャットダウン(停止)して眠ってしまう。「もう、これ以上のお前の勝手な考えの押しつけや、学校教育での詰め込み授業は止めてくれ」で、脳の防衛機能が働いて、生徒、学生たちは、居眠りを始める。この自己防御反応 は正しい。
それでも、本も読むけど、直(じか)に話を聞きに来ることも大事だと、私は思います。 6月17日(日)に、私たちの学問道場の 定例会( 自力での講演会 )を東京でやります。 詳細は追ってお知らせします。私の略称「北爆本」の運命の帰趨が決する頃です。こっちは、私たちの会員が、知識、思想、学問を論じるところです。
次に。 ここの重たい掲示板の 一つ前の、 下 ↓ の
「 [2285] 今こそ姥捨山の復活を13 投稿者:8067浅川京華 」 の書き手、投稿者の 浅川さんに、私、副島隆彦から言っておきます。
もう、貴女の文章は、私たちの学問道場の総合掲示板である、「重たい掲示板」には相応(ふさわ)しくないので、以後の投稿をやめなさい。 会員をやめなさい、とまでは言いませんが、どこか他のSNSの チャットか、で、ご自分のお仲間を作って、そっちでやりなさい。 以後このことで、私、副島隆彦に、「副島隆彦はおかしい」とか、書いてきても相手にしません。
貴女(あなた)の話は、これまでに十分に聞きました。学問道場は、副島隆彦の本を読むことを中心にして、まじめで真剣な、知識、思想、学問をする場所です。
これまでに、まわりの人々とケンカばっかりしてきたであろう、レズビアン婆さんが、自分勝手な考えを、垂れ流す場所ではありません。どこか余所(よそ)に行ってやりなさい。 あなた程度の知能と文章力では、人々を納得、説得することはできまぜん。女のババアの一番、よくないところがどんどん出てきて、見苦しいから、もう、やめなさい。
頭のいい、ここに来る会員の男たちは、あなたの 我が儘(まま)極まりない、投稿文にうんざりしていました。あなたは、私、副島隆彦の本を、もっと真剣に読むか、どこかに行きなさい。
あなたは、自分が就労している、老人の施設での、老人介護の介護士の仕事を通して、私たちに多くのことを教えてくれた。それで十分です。
障害者とか、病人でもある高齢者の施設の介護とは、 人間の排泄物の処理をする仕事だ。ウンコとオシッコの 手際のいい処理の仕事だ。これが現代という、高度福祉社会で行き着いた、人類(人間)という、救いがたい生き物が至り着いた、悲劇であり、苦しみになっている。
自分の親の在宅介護とかで、10年、20年、寝たきり老人の世話の地獄の 介護をやっている人が、日本だけでも500万人ぐらいいる。私たちのすぐ周りにいる。私たち自身が、そうなっている。あるいは介護される順番に来ている。
この介護の 人間の糞尿処理の仕事が、おそらくこの世の、最下層の仕事だ。それを立派に熟(こな)しているから、この人たちは、尊い職業だとか、崇高な、神さまに近い、人たちだ、と、口で言っても、現実の、人類の生活の実際は、コトバなんかでは、どうにもならないだ。
私は、ずいぶん前にも書いたし、映画評論本の中でも書いたが、フランス詩人のアルチュール・ランボー( 1871年の パリ・コンミューンの時、14歳ぐらいで、浮浪者のようにして、熱病に浮かれてパリに寄せ集まった、若者のひとりだった。ランボーは本当の天才詩人だ。
20歳前でもう詩人をやめて、アラビア半島の先っちょのアデンの港町で、たばこや、武器を扱う商人になって、そして病原菌で死んだ )が、「酔いどれ船」、あるいは、「酩酊船(めいていせん)」という詩集を書いた。
パリのセーヌ川の中心の中之島(シテ)あたりに横付けされていた病院船の、精神病患者=精神障害者 たちを隔離した船だった。パリの人たちは、誰でも知っていたのだ。
この船の精神病院で、カトリックの神父たちが、「この人たちは、神さまに一番、愛されている人たちです」と言って、介護の仕事をしていた。ところが、もう、この仕事の大変さが限界に来たのだろう。ある日、このひどくおんぼろの船は忽然と消えた。
おそらく セーヌ川を流れていって海まで出て、そこで、船ごと焼却処分にされて沈められただろう。これが、近代社会を作った、当時、世界で一番、繁栄していたフランス人がやっていたことだ。
カトリックのキリスト教会こそは、人類の偽善の頂点であり、諸悪の根源である。
ミケルアンジェロ、ニーチェ、モーツアルト という人類最高の知性3人が、一体、何と死に物狂いで闘ったか。私、副島隆彦の本を、もっと真剣に読みなさい。
今、2018年のヨーロッパ政治で、「もう、お願いだから、移民は入ってこないでくれ。北アフリカ黒人もアラブ人、イスラム教徒、カリブ海諸国のクリオール黒人も、もう、面倒見切れない。私たちは、もうキレイごと を言っている余裕が無くなった」と。
あのお高く留(と)まってきたヨーロッパ白人たちが、悲鳴を上げている。それで、この近代500年(1500年代からの)のヒューマニズム=人権尊重主義 の体系が壊れつつある。それが、反移民を掲げる、極右の政党のヨーロッパすべての国での台頭だ。私は、自分に正直に、自分の決断をする人たちが好きだ。
私、副島隆彦もそうだが、ポピュリスト( 人民主義者。反権力、反官僚)の台頭だ。 そして、アメリカ開拓農民魂から生まれたリバータリアニズムだ。誰も守ってくれない環境では、彼らは、自分自身を、猟銃で守った。
だから。NRA (ナショナル・ライフル・アソシエイション。全米ライフル協会)が正しい。トランプは、何に遠慮すること無く、NRAを強く支持している。NRAは、ミリシア(武装民兵運動)とも近いリバータリアン右派だ。リバータリアンには左派もいる。
浅川さん。あなたのような女性はたくさんいる。どうせ女性の敵は女性だろうから、男である私は、あんまりもう、お相手しません。あなたが、目指している、上品で奥ゆかしい老女として生きてゆきなさい。
きっと、あなたは自分のまわりの多くの人とケンカばっかりして生きてきたはずです。それを、学問道場にまでやってきて、これ以上、不愉快な文章を持ち込まないで下さい。あななの人生の悲劇は、あなた一個のものであって、それが深い怨念の外化(がいか)になったものを、エッセーにして、まき散らされるとまわりは迷惑です。
この学問道場は、深い知恵と、人生実感を備えた、真に頭のいい人たちが、副島隆彦の本を読むことを中心に集まって、そして、、知識、思想、学問をするところです。
貴女の頭では、、私が、それとなく前回、教えてあげた、「人間生来変わらない説=nativism ネイティヴィズム 8割 (ナチュラル・ラー派=自然法の 保守の思想 )、 と、 それと対決する 人間は、教育で改善できる説 behaviorism ビヘイヴィアリズム 2割。こっちは、ジョン・ロック主義で、ナチュラル・ライツの思想 」 の大きな思想対立など理解できないでしょう。
私の本を、ろくに読んでいないのです。自分の鬱屈した精神のはけ口として、ここの掲示板に、張り付いています。そろそろやめなさい。
「姨(おば)捨て山」 の 民衆慣行を、現代に復活させたいなら、柳田国男(やなぎだぐにお)をしっかり読みなさい。柳田は、明治の碩学のひとりで、ドイツ農業学 と、民族学(これを 弟子の オカマさんの折口信夫=おりぐちしのぶ=が、民俗学=みんぞくがく=に変えた ) の本には、多くの
姨捨(おばすて)、爺捨(じじすて)の事例が書かれて言います。
それらを、丁寧に、皆に紹介することとかやりなさい。 岩手県の遠野(とおの)市が、現場である、柳田の「遠野物語」では、町からほんの数キロ先の、川の向こうが、姨捨の地で、そこに、担がれて行った老人たちは、そこで死んだ。
なかなか死ねなくて、小屋を作って、農業をして何年か生きた老人たちもいた、その小屋の再現とかが、今は、されいている。いったん捨てられたら、村には、絶対に戻ることは出来なかった。彼らは死ぬまで、村の方をずっと見つめていただろう。
甲斐、山梨の笛吹川 のほとりの、深沢七郎(ふかざわしちろう)が書いた、「楢山節考(ならやまぶしこう)」なら、何度も、映画になったから、日本国民は、知っている。 19歳で大学生だった(1973年)私は、深沢が生きているうちに、なんとか彼が住んだ「ラブミー(自分を愛する)牧場」を訪ねたかった。が無理だった。私の貧しい学生生活には、その余裕が無かった。
欧米白人世界で、当然のように通用している、だが、日本では、高学歴のインテリを気取る連中でも、日本語の壁に守られた、アジア土人だから、いくら、私が、この30年間、努力して、説明してきた、大きな、思想の枠組みを、いくら教えても、分からない。生来、バカなのかな、こいつら、と時々、思います。あるいは、アメリカの戦後支配のソシアル・エンジニアリング(文明化 外科 手術)の、日本人洗脳 というのは、もの凄いものだな、と 思います。
ここで、ネット上に有った 一文を載せます。単純な頭をした、愛国右翼の人が書いた文です。なかなかいい報告文です。
(転載貼り付け始め)
●「ビル・ゲイツが認めた日本人」
2011年9月21日 「 大和心を語るねずさん のひとりごと 」
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1336.html
ある女性のお話をします。その女性は、昭和14(1939)年のお生まれで、今年72歳になります。彼女は、中卒で掃除のおばちゃんをしています。けれど彼女は、あのビル・ゲイツ(Microsoft社社長)と対等に話せ、招待される友人でもあります。
彼女は、幼いころご両親を亡くされました。中学を卒業した彼女は、だからすぐに働きにでなければならなかった。関西で育った彼女は、地元の大手百貨店に就職のための面接を受けに行きます。けれど面接官の人は、彼女が孤児であることから、最初から冷たい。
自分を受け入れてもらえることはない、と確信した彼女は、「私のような者に働き口を提供するのも、あなたがたの仕事なのではありませんか?これで失礼します」と、席を立った。
自分ではどうすることもできないことで、自分が評価され、見下される。14歳の彼女は、辛くて、悲しくて、涙が止まらなかった。いまから60年も昔の出来事です。
彼女は、結婚し、一児をもうけ、家計のためにと働きに出ます。仕事は、掃除のおばちゃんでした。出勤は早朝、時間は不定期で、土日も出社。帰宅が極端に遅くなる日もある。
けれど彼女は一生懸命仕事をして、いつしかマイクロソフト日本支社のビルの清掃責任者となりました。30名余の部下を使い、みずからも清掃を行う。
ある日のことです。男子トイレの掃除を終え、清掃道具を持ってそこから出ようとしたとき、背の高い外人と入り口でぶつかりそうになりました。その外人さんは、’ I’m sorry. ‘と言った。おばちゃんは、おもわず「ヒゲ、ソーリー」と答えた。
日本語のわかるその外人さんは、笑いながら、自分のあごの周りを撫でるふりをしながら「ひげ剃り?」と笑った。おばちゃんも笑った。その外人さんが、ビル・ゲイツでした。
大の日本好きであるビル・ゲイツは、マイクロソフト社の中で、いつも日本の作務衣(さむえ)を着ているそうです。他の社員さんたちは、重役も平社員も、みんな背広にネクタイです。ビルの中で、ビル・ゲイツひとりが作務衣を着ている。
そしてどこに行くにも、常にビル・ゲイツには、二名のボディガードがついています。
トイレに行くときは、ボディガードは、トイレの入り口前に立つ。だからそのとき、ビル・ゲイツは、ひとりでトイレのドアを開けて入って来た。
ほんの、ひとこと二言の会話でした。トイレで鉢合わせし、ヒゲソーリーと冗談を言ったなどというのは、誰でもすぐに忘れてしまうような、ほんの些細なできごと。ところが、それから間もなくしてあったクリスマスイブの社内パーティで、おばちゃんは突然、パーティーに参加するようにと内線電話で呼ばれます。
仕事中だし、他の掃除のおばちゃんたちもいるしと断ると、しばらくしてまた内線がかかってきました。「おばちゃんたち全員、参加してください、ビル・ゲイツ社長からの直々の依頼です」というのです。
やむなくおばちゃんは、当日出社していたおばちゃんたち全員を呼び、みんなでパーティ会場に行きました。おしゃれなんてしていません。普段の作業衣のままです。
こわごわと会場に入って行くと、そこにはたくさんの社員さんがいる。ビル・ゲイツもいる。
普通の社員さんだって、ゲイツと直接会話なんて、なかなかできません。そのビル・ゲイツが、おばちゃんを見つけると、とっても嬉しそうな顔をして、よく来てくださいました、とおばちゃんを抱きかかえんばかりに歓迎した。そしてみんなにも、このおばちゃんは、すごい日本人で、自分が大好きな人ですと紹介してくれた。
一緒にいた他の掃除のおばちゃんたちにも、ビル・ゲイツが単なるおべんちゃらではなく、本気でこのおばちゃんを尊敬し、親しみを込めていることがわかったそうです。
それほどまでにビル・ゲイツはおばちゃんを歓迎した。
この話を聞いて、ボクは大変に感動しました。掃除のおばちゃんたちというのは、会社の中ではいわば日陰の人です。トイレで出会っても、廊下ですれ違っても、その存在自体が意識すらされない。
けれど日本びいきのビル・ゲイツは、どんなに汚い仕事でも、どんなに辛くても、何十年でもそれを誠実に行い、しかも「ヒゲソーリー」というくらい、ユーモアとウイットを忘れず、堂々と自らの仕事に精を出す。そんな本来の日本人の典型を、彼女の中に見いだしたのであろうと思うのです。
作務衣を着て、日本が大好きなビル・ゲイツには、彼女が誠実に毎日の清掃をしていること、自分の仕事に誇りを持って生きていること、そして彼女が胸を張って堂々と生きていることを、瞬間に見抜いた。
だからこそ彼の心の中に、彼女への尊敬の念がわき起こり、トイレであった小さなその事件を忘れず、パーティに全員を招待した。そういうことであろうと思うのです。
世界を知る大人物のビル・ゲイツが、日本でただひとりの信頼できる友人とまで称したこのおばちゃんは、今年で72歳になられます。同じ歳の旦那さんは、ある会社の経理をしていて、定年後もその手腕を買われて会社に残り、たいへんな高級をとっておいでの方です。
つまり、彼女は、別に働かなくたって、十分飯を食って生けれるだけの収入がある。
けれど彼女は言います。「働かないと体がなまるし、働くことで毎日人様のお役に立てれることがとっても嬉しいのです」
明治のはじめ、日本にやって来た外国人たちは、日本人がとってもきれい好きで、庶民たちもとってもよく笑い、とっても明るく、自分の仕事に誇りを持って日々を送っている姿に、たいへんな感動をしています。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 上記の文の、トイレ掃除一筋、60年の、72歳の女性は、本当に偉い人だと思う。こういう人たちが、本当に、世の中を、下の方から、支えている。
そして、私たちは、日頃、それを見ないようにして、関わらないようにして、生きている。トイレ掃除のおばさんと、公共トイレで目を合わす人は、あまりいないだろう。
ビル・ゲイツと 奥さんのメリンダ は、こういう人なのだ。この二人は、ウオーレン・バフェットからの350億ドル(4兆円弱)も受け取って、「メリンダ・ビル・バフェット財団」を作って、アメリカの国税庁の 死んだら相続税狙い の攻撃と闘っている。税理士(タックス・ロイヤー)だけでも、300人ぐらいを雇っているだろう。
ビル・ゲイツは、一昨年、インドの あまりもの貧しい、というか、穢(きたな)い限りのトイレ事情を知っているので、5億ドル(550億円)を財団から寄付して、「インドの公共トイレや、個人のトイレの普及、改善にに使ってください」とインド政府に渡した。きっとその改善ぶりの監視もしているだろう。
ビルゲイツは、1995年から、「ウインドウズ95」というのを作って、インターネットに、べたーと食らいついて張り付いて、「そこへの入り口、出口」を作って、それで個人向けのインターネットによって、世界一の富豪になった。アメリカの司法省に独禁法違反で、八つ裂きにされかかった(かつての AT&Tのように)が、ロックフェラーに屈服する形で、アメリカの世界支配のための、「ネットは、世界情報ハイウエイ」だ」ということで、許して貰った。日本の5大電気会社の、大衆向け通信機部門は、ビル・ゲイツ=マイクロソフトの奴隷のようになった。
つい最近、アマゾンのジェフ・ベソスが世界3位に、ビルゲイツは、第4位に落ちた。 アマゾンを、世界の独禁法違反で、取り締まるべきだ。シカゴ大学の若い女性研究者が、この理論を提出している。
私が、14年前に、インドに、仏教の遺跡とかを調べに行ったときに、現地でたくさん目撃したが、インドでは、まだ田舎では、ペットボトルを手に、朝になると、貧しい農民の女たちが、道路脇の畑との間で、しゃがんで野外排便をやっていた。
ぞっとするような光景を、私は、ガンガー(ガンジス河のこと)のほとりでも見た。さらに先住民の、ほとんど、原始人としかいいようのない特殊な最、最下層の 部族の 何といいっていやら、コトバを失う光景も見た。
だが、よく思い出してみれば、私(64歳)の少年時代の九州でも、くみ取り式便所が当たり前だった。肥だめ、と糞壺(くそつぼ)とかがあった。それを、この間、トランプが、あの正直ぶりで(私は、、この男の突き抜けた、正直ぶりが大好きだ ) 「 shithole シットホウル、クソつぼ しかないような、貧しい国から、アメリカに、どんどん人間が、押し寄せてくる。何とか食い止めなければ」と言った。 このシットホウル が、クソつぼ の、 ポットン便所の、肥だめ用の、便所だ。つい10年ぐらい前まで、東京の都心の目黒区でも、まだくみ取り式の臭い便所があった、と私は知人から、聞いた。
ウンコとシッコ(小便)と、便所の話をもっと、もっとみんなで、公然と話すように、社会が、もっと明るくなるべきだ。だが、穢(きたな)い話は、みな、したがらない。
思い出した。15年ぐらい前のことだ。JR東日本だろうが、ここで、「どのようの鉄道と駅の中を、利用者や外国からの旅行者が、もっと快適に利用できるようにするか 」の審議会のような諮問(しもん)委員会があった。その場で、ひとりの女優が、委員に任命されて出席して言い放ったそうだ。
「 あなたたち。 何を言い合っているのよ。 そんな、議論なんか、どうでもいいから、とにかく駅のトイレをキレイにしなさい。何ですか、あのきたない、不潔な、よごれたトイレは」 と、 この女優は言った。私は、本当に心底、この女優に感心した。誰か、この女優の名前が分かっている人は、教えて下さい。
このあと日本の駅のトイレは、どんどんキレイになって、さらには、臭(にお)いがしない、臭(くさ)さが上に上ってこない、高級な便器で、どんどんキレイになっていった。国民も喜んだ。
そして、去年、中国で、習近平が号令を掛けて、全国の公共トイレをキレイにしなさいの、運動が実施された。あの、20年前に、中国に行ったら、ぞっとするを通り越して、きたない限りの公共トイレが、今は、大都市部では、ずいぶんとキレイになったそうだ。 いいことだ。核ミサイルがどうの、権力者どうしの話し合いがどうの、よりも、本当の本当は、こういう、みんなにとっての公共の課題が、一番、大事なのだ。 そのことを、声を大きくして、議論すべきなのだ。
上記の文で、マイクロソフト社の大富豪のビル・ゲイツが、日本にいるときは、作務衣(さむえ。私、副島隆彦もいつもはこれだ。夏は、甚兵衛だ )で、日本支社のトイレで、知り合った、ビル全部(きっと高層ビルの高級トイレだろう)の トイレ掃除の 責任者の おばさんを 高く評価して、社内パーティの場に呼んで、「あなたが一番、すばらしい日本人です」と抱きかかえて、褒めた、という。
日本人は、民衆ほど、こういう 水戸の黄門さまが施(ほどこ)す、権力者たちによる、民衆への善行や、いたわり に感激する。 それはそれで、いい。だが、この世の現実は、変わらない。
いいですか。浅川さん。私たちの学問道場は、世界で通用している、高度の知識、思想、学問を、学歴のない高卒のひとたでも、分かるように、どこまででも、私、副島隆彦が分かり易(やす)く教える場所です。
文学少女がそのまま大人になって、自分の実感だけで、まわりの人たちに、何か言ったぐらいでは、それで何かの影響を与えることが出来る、などと思わないように。 あなたの判断力、思考力 のレベル は低いのです。このことをもっと、深く自覚して、私の本を、しっかり、30冊ぐらい読みなさい。
そして、「ここに、このように書いているのは、どういう意味ですか」と、聞きなさい。 私は、会員たちからの質問には、ずっと丁寧に答えてきた。私に、私信メールをくれて、さらに切実な質問をして来た人には、必ず、私の知っている限りのことを、返事メールしてきた。それらは、1万通を軽く超えるはずだ。
日本国最高の過激言論人で、キチガイ副島と、よばれようが、この人は、枠(わく)の外の人で相手にしてはいけない、とか、アポロ副島と よばれようが、陰謀=陰毛(いんもう)論者と呼ばれようが、私には、こたえない。何ともない。
私は、ずっと我慢に我慢で、ずっと自分の言論を、貫いて、この土人たちの国に、日本語で、なんとか世界で通用している大きな知識、や思想を伝えよう、教えようとして、30年、頑張ってきた。
そうしたら、最近ようやく、70歳ぐらいの私よりも、5歳ぐらい上の、いわゆる全共闘(ぜんきょうとう)世代の、1970年前後の大学闘争(学園紛争)や、第2次安保闘争を、あまり危ないことまではしなかったクラス活動家程度の人たちが、
「副島隆彦という人は、あっち側(自民党、官僚、体制、支配メディア)に行ってしまった人だと、ずっと思っていたが、どうも、そうではないようだ。私は、彼より少し年上だけど、この人の言うこと、書くことが、どうも一番、優れているようだ 」
ということで、70歳ぐらいのインテリ、リベラル派の人たちが、私の言論に、ようやく注目するようになった。 やれやれで、ある。
ここから、極端に、切り詰めて、最高度の知識を、浅川さん、他の人たちにも、教えておきます。
Y = C + I (ワイ・イクオールズ・シー・プラス・アイ)
という式(方程式、イクウエイジョン)があります。
これが、ケインズ経済学 の神髄です。これさえ分かれば、現代経済学(ただしマクロ・モデルだけ)=近代経済学(モダーン・エコノミックス) = 理論経済学 = 計量経済学(エコノ・メトリックス)これらは全部同じことだ、が、分かります。
この式は、Y(国民所得。イールド。総生産、一国の一年間売り上げ、GDPでもいい) = C(消費 consumption コンサンプション ) + I (投資 investment インヴェストメント。研究開発費 R&D )と、普通は説明されている。
ところが、マルクス経済学(「資本論」の世界) の神髄を表す、式である
X(商品の価値) = C(生産財) + N (労働)
(置塩信夫、森嶋道夫 が作った式)
との共通性から、本気で考えたら、実は、この
Y = C + I の 真実は、 作ったケインズは、ことさらに隠していたわけでは無いけど、 日本で一番、頭のいい人たちでも分かっていない。
Y (世の中の生産活動。人間の営みのすべて)= C ( 経費。cost コスト 。設備のすべて 。労働者、従業員 ) + I (インテリジェンスの i 。有能な社員。本当に技術開発が出来る人間たち。 value バリュー を生み出せる人たち。そして、天才たちのことだ ) です。天才たちが、天才たちだげが、人類を前に推し進めてきた。
それに対して、C(消費 )というのは、本当は、‘ 本当の真実 ’ は、能力のない、工場の設備や、会社の建物にくっついてるだけの 会社の命令通りに動いて、言われた通りの労働をする人たち。労働者、従業員 ) のことだ。
だから、この Y=C+I の C を構成しているのは、会社の建物、工場、機械と、それとあまり変わらない労働者、従業員を足し合わせたもの、だ。
それに対して、 I (アイ。 インヴェストメント )というのは、会社・企業にとっての、価値の増殖 真の生産活動、会社にとっての売り上げ・利益の増大に本当に貢献、寄与している人たち。有能な社員。そして悪賢い、ずば抜けた頭の経営者 たちのことだ。その国で、いろんな分野で、能力のある人たちのことだ。この人たちが、売り上げ、利益、を上げることで、他の能力の無い、大勢の人たちを食べさせている。
と私が、書くと、すぐにカチンと来る人たちがいる。「みんな、自分の力で食べているのだ」と。 いいから、黙って聴いていなさい。
大事なのは、この I(アイ) の方がうまく働かないと、企業でも、一国の経済でも(世界全体でも)、価値の増殖がなくなるから、その会社、国家は、潰れてしまう。
それに対して、C (シー)の方は、固定資産と固定費(毎月必ず、出て行く、家賃、公共料金など) と、 命令通りに動く労働者たち、及び、一般大衆。庶民。 people のことだ。自分たち、パンピーだ。古代ローマでは、ホイポロイ hoi polloi と言った。
彼らに対しては、賃金(給料)を払って、経営者、為政者=支配者 は、厳しいけれども、なんとか食べさせなければいけない。 それだから、パン(食料)とサーカス(オリンピックや万博、野球、サッカーのことだ)を与えて、いいように騙くらかす。
ここからが重要です。 ところが、1917年のロシア革命(レーニンのボリショビキ革命)は、人類の理想、社会主義=共産主義 を、この地上で、実現するのだと、言い張って、人類救済教のイデオロギーすなわち、=宗教 に、狂ってしまって、それで、どういうことをしたか。
モスクワの街の道路清掃人たちに、「労働英雄」にしてレーニン勲章を与えた。「この人たちが、一番、偉いのだ」と。上記のビル・ゲイツと 同じだ。
都市の清掃人や、ゴミ収集人などの最下層の労働者を、他の人たちがやりたがらない一番、いやな仕事をしている 人たちだから偉い、と、崇め奉(あがめたてまつる)ることで、社会主義社会の、人類の 理想の実現を、急激にやろうとした。
そうしたら、その結末は、悲惨だった。ソビエト・ロシアは、反対派狩りの、政治弾圧と、粛清(しゅくせい。リクイデイション。処刑、殺害 )の嵐と、シベリア流刑の 収容所群島 になってしまった。それが、1991年のソビエト崩壊まで続いた。ロシア人に取っては74年間の地獄だった。
理想が、牢獄と地獄になった のだ。中国が、遅れてこのことを真似した。そして、中国でも、同じ巨大な悲劇が起きた。人類の理想社会を目指す、壮大な実験は、こっちでも悲惨な結末を迎えた。大量の人間が、殺されるか餓死した。
毛沢東の大躍進(だいやくしん)運動(1958年―62年。2300万人が餓死 )と、そのあとの文化大革命(1966-76年の10年 )で、合計、一億人ぐらいが、政治弾圧で、殺されたり、自殺したりして、餓死した農民たち死体が、中国全土に転がった。つい40年前までのことだ。
今の北朝鮮も、支配層は、自分たちでは、理想の社会の建設で、「地上の楽園」なのだと、信じ込んでいる。まるで土人の王国だ。はやく、この一番遅れて、まだ、共産主義宗教に狂っている体制を打ち壊して、2000万人いる民衆を救い出さなければいけない。800万人ぐらいは、すでに餓死したようだ。
私、副島隆彦の この判断、考えが、なんとか理解できますか? 日本の土人の国の、左翼、リベラル派 の皆さんも。
だから、Y=C+I の C (コスト)を構成している、能力の無いただの労働者や、一般庶民 を、生きているだけで、大変、すばらしいことだ、で、「彼ら労働者も、価値を生み出す 」として、 カール・マルクスが、自分自身の本心を偽(いつわ)って、剰余価値説(じょうよかちせつ)で、「労働者が生み出した価値の、 上わ前の分を 資本家、ブルジョワジーが、盗む取っているのだ」 という理論を作った。
これを搾取率(さくしゅりつ。イクスプロイテイション・レイト)という。今の日本で苦労している若者たちの切実な用語で言えば、「あの会社は、けっこう、ブラック(企業)なんだよ。騙されて、近寄ったら、危ないぜ」なのだ。
だから、本当に大事なのは、C(シー)ではなくて、I(アイ)に入る、有能な社員と経営者、と 新しい技術で次の新製品を作って、市場に出して、儲(もう)け(プロフィット。すなわち ヴァリュー)を作り出すことのできる I だ。それを、ただ、インヴェストメント(投資)と隠して言うけれども、
本当は、このI ( アイ)は、 新しいものを生み出すことの出来る、能力のある人たち、そのもののことなのだ。 この I に入るか、 C なのかで、実は、人間は、ふたつに別れるのだ。
だから、人間は、平等ではない、のです。
このことを深刻に知っていた、カール・マルクスは、だが、当時の1840年代、50年代、70年だ、80年代の ヨーロッパの悲惨な、労働者階級を救おうとした。ヨーロッパの労働者(農村から、都市に溢れ出してきた元農民たち)が、30歳ぐらいで、重労働と結核で、バタバタと死んでいた。
1848年。この年に、ヨーロッパ全土で、すべての大都市で、労働者たちとインテリ層による民衆暴動、革命 が起きて、ヨーロッパ中が、荒れ狂った。
このとき、マルクスは29歳で、『共産党宣言』というパンフレットを書いて出版した。ドイツ、フランス、イギリスの 労働者たちが、むさぼるように読んだ。ことあと、マルクスは、各国の政府からの弾圧を受けながら、ロンドンに逃げ延びて(31歳)、そのあとの残りの34年間を、「万国の労働者、団結せよ」の組織作りと、コツコツと「資本論」を書くことに打ち込んだ(1883年。64歳で死)。
マルクスの 「資本論」(1864年刊、49歳)は、だから、その真実は、1日12時間、こき使われる かわいそうな 労働者階級(ワーキング・クラス)を解放する(だが、それは、人類は、まだまだ出来ない)ための本ではない。この本は、「資本家になりたい、資本家見習いたち が読むべき本」(佐藤優 が解説して言った)なのだ。
ただし、マルクスは、資本( Das Kapital ダス・カピタール、capital )というものは、人類という生き物の中に生まれた、価値のいろいろな姿、形 であり、それが、いろいろに変態(変身、変形。メタモルフォーシス という)するものなのだ、と、大きな謎を解明した。
資本(キャピタル)は、お金 だったり、商品だったり、土地だったり、生産設備(機械)だったり、それから、資本家そのもの、や、労働者そのものだったりする。これを「労働力商品」という。
だから「体が資本だ」、「私は、自分の体だけが資本で、自分の体を売ることでしか生きて行けない」と、売春婦、商売女が言う場合、この「体が資本」も、また、正しい使い方である。資本(論)というのは、そういう 人間世界で、いろいろな形に変わるもの、の壮大な理論のこと、なのだ。
変態とは、チョウチョや蛾(が)の幼虫である芋虫(いもむし)が、サナギになり、そのあと、脱皮して蝶(ちょう)になることだ。 いうことを解明した本だから、今も、人類の最高級の偉大な本なのだ。
それと、「賃労働 と 資本 の非和解的な、永遠の闘い」の原理も明らかにした。今の中国には、経営者や政府と交渉したり、闘ったりする、労働組合がない。だから、しかたなく裏(うら)労働組合がある。
そうだ。 この 4月28日から、東京の神田の岩波ホールで、映画「マルクス・エンゲルス」が上映されます。真のインテリたちは、この映画を見に行くべきだ。 私は、2カ月前に、試写会で見た。
原題は、” The Young Karl Marx ” 「ザ・ヤング・カール・マスクス」だ。
若き日のマルクスや、当時の 他の 大物の政治活動家の知識人、思想家 たちが、ずらずらと、出てきて、私は、ただひたすら、彼らの姿を 拝んだ。
今、中国の真に頭のいい、若者たちが、ドイツの、フランクフルトの西の、もうほとんd、ルクセンブルク公国に近い、 トリーア の小都市(ライン川の支流の モーゼル川沿い)の、マルクスの墓参りに、たくさん行く。 教祖さまの墓への 巡礼(ピルグリメッジ)だ。
だから、大間違いは、 街の掃除人や、ごみ収集や、トイレ掃除、施設の介護職員たちを、「労働英雄」にして、 それで、世界をひっくり返してして、しまおうと、考えた、過激で、過剰な、理想主義(ジャン・ジャック・ルソーから始まった) が、その後の人類に、どれほどの大きな災いをもたらしたか、だ。彼らを憎んだ体制側、国王たちは、彼ら左翼を血の弾圧で、たくさん殺した。日本でもそうだ。
能力のある人間(I)と、能力の無い人間たち(C)を、きちんと差別して、
Y=C + I の式の、 Iに だれに入れ、 後者の 会社の設備と同じものである、能力の無い人間たちを、C (費用。固定資産。消費するしか能が無い者たち、あれ? ) に、冷酷に入れることを分かること、で、私は、この 巨大な真実を、日本国民に、教えなかればいけない、と、この30年間、孤軍奮闘してきた。
(ここに、あとで、下記の本 の P103 とかを貼り付けます)
上記のことは、私は、最近の自分の金融本にも書いた。真に頭にいい人間になりたい人は、私が、2年前に書いて出した、『 日本が中国の属国にさせられる日』(KKKベストセラーズ 刊、 2016年4月刊)を、真剣に読みなさい。 浅川さんも、この本を買って、しっかり読みなさい。
そして、分からない箇所が出てきたら、真剣に、私に質問しなさい。地頭(じあたま)と、世間知(せけんち)は、十便にあるのだから、一所懸命に、辞書とか引きながら、うんうん言いながら、この本を読みなさい。 それが、いやだ、自分には向かないとか、訳が分からない、あるいは、そんなクソ理論なんか、私は関わらないね、というのであれば、学問道場から去りなさい。
ご自分のウンコ取りの仕事 と、レズビアン(LGBTQ 。この Q は、Queer クイーアで、「その他、変な性行動をする人たち」だと書いたら、また、こいつらから顰蹙を買うのかな?)で、作られているその、牢獄の中からだけ外側を見ていないで、もっと知識人になりなさい。
他の人たちも一緒です。もっと、真剣に私の本から勉強しなさい。そして自分でも考え込んで、それから、皆でここで議論すればいい。会員たちには、私は、いくらでも教えます。
急に 森友(もりとも)問題が再燃して( 誰が、裏から仕掛けているのか。真実は、財務省の主流派の、ドン 長岡實=ながおかみのる=派だろう。1998年に、ノーパンしゃぶしゃぶで、アメリカの卑劣な攻撃を受けて、「大蔵落城(おおくららくじょう)」になった愛国派官僚たち、が、朝日新聞と組んで、ここらで、安倍に引導を渡そう、ということだろう )で、
国会前 に、また若者たちが集まりだして、「安倍やめろ 」の激しい集会を開き始めている。私、副島隆彦も、過激派学生運動あがりだ。 君たちの気持ちは、イヤというぐらい、泣きたくなるぐらい、分かります。しかし、私は、知識人で有り、人生の苦労をたくさん積んだ、もう、いい年の爺だから、まだ、その現場には、行きません。(でも、昨日、帰りに乗った、タクシーをそっちの方に回ってもらって、君たちの姿は見ましたよ。笑)
私は、君たちに、高橋源一郎 やら、上野千鶴子 程度の知能ではない、もっと頑丈で、世界で通用している最先端の政治思想、民衆思想を教えようと思っています。 頑張って、闘って下さい。他の人たちは、自分が生きていく生活の苦労で、打ちひしがれて、何にも出来ないんだ。
最後に、上記の 引用文の ブログを書いている 愛国右翼の 人の文の、最後の部分、
「・・・明治のはじめ、日本にやって来た外国人たちは、日本人がとってもきれい好きで、庶民たちもとってもよく笑い、とっても明るく、自分の仕事に誇りを持って日々を送っている姿に、たいへんな感動をしています」
だけどね。 イザベラ・バードという、イギリスの諜報部員の、元気な探検家、旅行家の 女で、蝦夷(ほっかいどう)にまで、単独旅行をした(ほとんど駕籠に乗ったようだ。ピストル、と 雇った優秀な、ひとりの日本人の若い通訳を連れて ) 記録のことだろうけどね。
イザベラ・バードは、「日本は、ノミ、シラミ、ハエ、蚊で、南京虫だらけで、不衛生で、・・・その他、恐ろしいぐらいに、きたない家の中だ。外国人の 私に、薬をくれと、民衆がせがんでくる」と、
当時の日本の真実も、たくさん書いている。 「過ぎし国のなんかと」みたいな、「 日本は、清潔できれいで、日本人は親切で、屈託なく笑い 」みたいな、自民族崇拝で、礼賛ばかりするのも、いい加減にしなさい。
日本の右翼や、反共保守たちには、リベラル派の人たちが持っている、優れた知能、学問や、知性、現状を批判する精神 が無いのだ。生来、頭が良くなくて、学校でも勉強が出来なかった者たちが、右翼や、反共(はんきょう)保守になるのだ。この人たちを、いつまでものさばらしておいたら、いけない。
今日は、私は、「 共産主義(コミュニズム)は、自分たちでも、イデオロギーだ、までは、認めている、けれども、本当は宗教だ。間違いなく、宗教の一種だ 」 までは 話した。 ところが、どうも、資本主義(しほんしゅぎ。カピタリスムス) もまた本当は、宗教なのだ。 だから、滅びるときには、滅びる。そのあと、人類は、どういう思想を見つけてゆくのか。このことをは、今日は、書きません。
それから、さらに、人権(じんけん)も、ヒューマニズム(人命の過剰な尊重主義)も、デモクラシーも、各種の自由主義思想も、宗教だろう。
そして、何と、物理学と 数学も、宗教の一種、であるらしい。 私は、ようやく分かってきたぞ。こいつらの正体が。大きな真実を、暴き立ててみせる。
あれこれの物理現象 そのもの は、宗教では無い。客観的な実在 (オブジェクテヴ・リアリティ)である。だから、現代物理学(量子力学)が、作った、原爆(=核兵器(初めのものは1941年に、密かにドイツで完成した )そのもの は、実在である。核兵器は、虚妄ではない。
だが、核分裂反応から作った核兵器、以外の、その後の、物理学は、どうも、宗教である。ほとんど何も進歩、発展していないらしい。それと、技術(テクノロジー)の進歩は別である。テクノロジーは、実在である。 私たちの生活の役に立っている、あらゆる技術は、宗教では無い、客観的な実在である。
今の宇宙についての現代物理学の説明などは、宗教そのものだ。何が、ビッグバンだ。量子だ、重力だ。何にも分かっていないくせに。 彼ら 物理学者、数学者 という連中 は、現代の大僧正、大司教(アーチビショップ)どもだ。 私たち人類を幻想と虚妄で、支配する者たちだ。打ち倒さなければいけない。
「 物理学の数学的証明 」というのは、ほとんどは、インチキであり、宗教の呪文、祈祷(きとう)、唱名(しょうみょう)、念仏 お題目と同じようなものらしい。私たち人類を、高級学問。複雑な数式、難解な数式で、騙(だま)くらかすための、「学問」らしい。 共同の幻想(吉本隆明=よしもとりゅうめい=という思想家が、日本でこの共同幻想論を、唱えた)。
原題物理学、数学までが、共同の幻想 =宗教 として、訳も分からず、私たちの脳を支配する。私たちは、奴隷にされている。
私、副島隆彦は、渾身の力を振り絞って、これらを、今から叩き壊してみせる。
副島隆彦拝
【1919】[2285]今こそ姥捨山の復活を13
男優の故Y志が、最後に入所していた老人ホ―ムで働いている友人がいる、という看護師が同僚におり、へ―、あの人(Y氏)どんなだったの?と聞いたら「自分のモノ見せたり、エロじじいだったって」と聞き、やっぱりな―、と思った。Y氏が一人娘に絶縁されている事は有名だった。この娘さんを非難する人もいたようだが(娘さんは、老人ホームにY氏を訪ねる事も、最後までしなかったらしい。余談だが、嫌いな親を捨て切る事が出来ている人は、私の知る限り、全員女だ。男は親を嫌いつつ、完全に捨て切る事は出来ない)、私は勿論、娘さんと面識は無いが、その気持ちは、よく分かるような気がする。
Y氏の女性関係の派手ぶりは有名だった。しかしそれだけで、娘が大人になっても徹底して嫌う筈が無い。確かY氏が離婚した後、某女性誌に、娘さんのインタビュー記事が出ていた。それを読んで感じたが、多分Y氏は、ただ女性関係が乱脈なだけでなく、それを「俺の生き方は正しい!それを認めろ」と、妻と娘に、確信犯で押し付ける人物だったのだろうと思う。「ある時、私の事を、あの子はおかしい、病院に診せたい、と話しているのを聞き、もう許せない、と思った(多分Y氏は、自分を決して認めない娘の事を、おかしい、病院に診せたい、と言ったのだろう)」という旨の話が、先のインタビュー中にあった。それが絶縁の決定打だったのだろう、当たり前だ、と私は思う。ハタから見れば、おかしいのは明らかにY氏だが(そういう生き方をしたいなら、結婚なんぞするな、と、普通思うよな。私はズ―ツと、こういう男をマザコンと言うんだよと、この『重たい掲示板』で言わせて頂いてるんだが、この話は本題と関係無いので、これ以上しない)、Y氏は最後まで「娘に捨てられたのは自業自得」とは、自覚しなかっただろう。「娘に会いたい」「何でここまで(ひどい事を)されなくちゃならないんだ」と言っていた、という話を、周刊誌で読んだ事がある。うっとうしい親父がやっと死んで、娘さんはほっとしたろう。私はそれを、悪い事だとは思わない。
「今時の若い奴はダメだ―」とよく言うが、しかし、それと同じくらい「今時の年寄りはダメだ―」である(いつの時代もそうだろうと思う)。まともな人間は、子供の頃からまともだ。おかしい奴は、子供の頃からおかしい。「ダメな若い奴」が年取って「ダメな老人(ボケ老人)」になってるだけなんじゃないか、そういうケ―スが殆どだろうと、私は思っている(ボケて人が変わってしまった、という人もいるかもしれないが、私はそういう実例は、見たことが無い。年取ったからボケた、と言われてるだけで、いや、あの人はもともとああだ、というのが真実だろう、と思う)。
以前、知人が、自分の嫌いな人の事を「あの人は反省していない」と言うのを聞いて「普通の人間はみんな、反省なんてしないよ。本当に反省出来る人は、相当立派な人よ。それは普通の人じゃない、非凡な人だよ」と言った事がある。
【1918】[2284]川崎重工のトラブルの論考
相田英男です。
話題になっている、川重重工の新幹線台車の削り過ぎの問題についての論考を書きました。タイトルは「勉強が足りないと危険かどうかもわからない」です。
例によって対話形式としたのですが長くなったので、理科系掲示板に載せました。
興味のある方はぜひご覧ください。
相田英男 拝
【1917】[2283]私は、手術して退院して元気です。さあ、頑張るぞ。
副島隆彦です。 今日は、2018年3月4日(日)です。
私は、昨日まで、病院に入院していました。無事退院しました。
都内の病院で、前立腺肥大(ぜんりつせんひだい)の削り取りの手術を受けて、その後の回復を待っていました。
削り取った箇所からの出血がなかなか止まらなくて、血尿がずっと出ました。それで10日間も入院していました。元気で退院しました。さあ仕事を再開するぞ、の意気込みです。 病室ではずっと静かに考えていました。周囲からたいした情報も入りません。その方がいい。体と頭を休めることが何よりも大事だった。
さあ、3月11日の金融セミナーに向かって、最新の世界の金融・経済の知識と情報を整理して、最高度のお話が出来るように準備します。下 の方に、セミナー参加の申し込み詳細を載せます。 ただし、このセミナーは、投資家、資産家向けです。
そうでない、ここの読書人(どくしょじん)の会員たちは、6月に、学問道場の自力での講演会を開きますから、そちらに来て下さい。そこは知識と思想と学問の話をする会です。
この3月2日に発売された拙著『 米軍の 北朝鮮爆撃 は 6月! 』 (光文社刊)の、そのままの内容が実現するであろう、まさしく6月の講演会(定例会)で、ワイワイと皆で盛り上がって、お話しできるでしょう。
米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日
私が、入院している間にも、世界の金融、経済の動きは、裏側で激しく動いていたようです。私は、それらの動きへの、大きな理解にすでに到達しています。それを、満を持して、遠慮無くズケズケと、全面開花(目下、全国で咲き始めている、桜の花のように)させようと思います。
投資家、資産家の皆さんは、いらして下さい。 まだ、席が、少しだけ空いています。
( 加筆します。あと5席あるそうです。当日払いでいいそうですので、予約申し込みの手続きを以下のサイトから行ってください。加筆おわり )
この、日本における「お金の決済(=支払い。セツルメント)」の異常な遅れ」中国、アメリカに相当、遅れてしまった。このセミナーへの申し込みひとつ、即座にネットで決済することさえ、させてもらえない。いちいち銀行の窓口に行って振り込みをしている人が多い。
日本の、愚劣なバカ官僚たちが、ネット決済の技術の進歩に邪魔ばっかりするから、こういうことになったのだ。iモードの お財布ケータイや、スイカ、パスモなど、日本の先端技術にはいち早い、開発力はあるのに、「金融業にしか、お金の決済は許さない」という 官僚、お奉行さまたちの、頑迷で因襲固陋(いんしゅうころう)な、頭が、今の事態を生んでいる。コンビニ決済、スマホ決済の時代になんたることだろう。責任を糾弾すべきことだ。このことも当日、話しします。
一件だけ、最新の新聞記事を載せましょう。
(転載貼り付け始め)
●「日経平均、一時600円超安 米の追加関税や円高を嫌気」
2018年3月2日 日本経済新聞
3月2日の東京株式市場で、日経平均株価が大幅に3日続落した。下げ幅は一時630円を超えた。トランプ米大統領が、鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を発動する方針を表明し、(前日のNYで)米ダウ工業株30種平均が大幅に下落した。投資家心理の悪化が東京市場にも波及した。
午後1時時点の日経平均は、前日比604円18銭(2.78%)安の2万1120円29銭。取引時間中としては2月14日以来、約2週間ぶりの安値を付けた。東証1部の約9割の銘柄が下落している。日経平均は前日までの2日間に665円下げており、3日間の下げ幅は約1300円に達した。
追加関税(ついかかんぜい)の影響が懸念され、新日鉄住金や日本軽金属ホールディングスは4%超下落した。「これまでより踏み込んだトランプ氏の発言で、保護貿易主義が強まるとの懸念が広がった」(三井住友アセットマネジメントの市川雅浩氏)といい、海運などの景気敏感株も売られた。外国為替市場で1ドル=105円台まで円高が進んだことも、輸出関連株の重荷になっている。
株式市場では「米金利が再び上昇したり、円高が一段と進んだりすれば、日経平均は2万円程度まで下落する可能性がある」(東海東京調査センターの平川昇二氏)との声もあった。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 私は、今度の金融セミナーで、 これから、先の3年、さらに3年の計6年の中期レインジでの金融予測、予言をします。
戦争経済(せんそうけいざい。 war economy ウォー・エコノミー)での、アメリカ政府の金融政策(マネタリー・ポリシー)の、大きな画策、景気管理、そして、どこまでは、株式市場を崩しても構わない、という悪辣(あくらつ)な動きも、全部、丸裸にしようと思っています。
それから、CTA を使った、巧妙な Flash crash フラッシュ・クラッシュ暴落 が、また、起こされそうなこと。 ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウエィ)の投資術、投資思想について、それから、最近のノーベル経済学賞を貰った、 ビヘイビアラル・サイエンス( behavioral science ×行動科学)の、オカシナ学問である、「心理学の経済学」である、ダニエル・カーネマン(2002年の受賞者)と、その子分であるリチャード・セイラー(昨年末に貰った)の「 行動(こうどう)ファイナンス理論」とは、何者なのか、をグサリと、分かり易く解説します。
それから、日本にずっといて、日銀と大蔵省の 政策の裏の部分を暴き立てて、 『円の支配者』(2001年刊)で、 量的緩和(りょうてきかんわ。イージング・マネー=副島隆彦が言うジャブジャブ・マネー) の政策思想を作った、 “ QE (キュー・イー) という言葉の生みの親 ” である、
リチャード(リヒャルト)・ヴェルナー(51歳)(私は、彼に2003年に 原宿のオフィスに会いに行っている ) の、驚くべきその後の生き方。それらを話します。
それから、はやりビットコインの仮想通貨(暗号通貨 cipher currency サイファー・カレンシー)の、これからと、未来のことも話す。 私は、この先の、短期(半年)の金融予測と、中期(6年)の予測、そして10年、20年先の 長期での世界が、こうなる、金融市場はこうなる、
も、自信を持って話せる(すなわち予言者)自信で、全身が漲(みなぎ)ってきました。私のこの元気( 気の元。きのもと)を、当日、参加する人たちにお分けしたい。
私の 来たる金融セミナー 3月11日(日)は、東京都心の日比谷公園の南側のイイノホール ( 飯野海運 が持っている立派なビルの大ホール)で行います。 投資家と資産家で、時間とお金のある人は、是非来て下さい。
【副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第15回】
(ここから ↓ 申し込んで下さい )
http://kokucheese.com/event/index/508487/
「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第15回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2018年3月11日(日)
*開場・受付/11:00~ 終了/17:00 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/全指定席
<セミナーの主な内容>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.NY発で株式が暴落を始めた。金(きん)は上昇し始めた。この動きの背後にあるものは何か。
2.戦争の陣太鼓が聞こえる。米国による北朝鮮爆撃は、いつか? この戦争の日本への影響は?
3.トランプ政権の「戦争で経済を刺激する」(ウォー・エコノミー)を、逆手にとって、大暴落した時にドン底値で拾い、終戦の直後の、大暴騰、急騰(きゅうとう)、大値上がりで、さっと売り逃げるの日頃(ひごろ)を教えます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下のページからお申し込み下さい。
http://kokucheese.com/event/index/508487/
( 広告終わり )
副島隆彦です。 私が、以下に載せるのは、ここの学問道場の新規の会員になってくれた人とのやりとりメールです。この人は本当に頭がいい。それで、その内容をここに載せます。
私、副島隆彦の本を真剣に読んで会員になって、ここに結集している皆さんに、「こういう大きな理解をしさえすれば、副島隆彦が、説明している 世界思想 のこれまでの各流派が、ハッと分かるようになるのだ」 と、分かって貰(もら)いたいからです。私、副島隆彦は、世界中で 実際に 通用している、大きな理解を、ずっと、ずっと、皆さんに教えて来たのだ。
それを、そろそろ、一人一人の学問道場の会員が、自覚して、さっさと、この国ごときでは、ずば抜けて頭のいい人間になってください。それが、副島隆彦の願いで有り、学問道場をこの19年間やってきた、私の目的、大義(たいぎ。cause コウズ )でした。
(転載貼り付け始め)
2018年3月4日
○○○○さまへ 副島隆彦から
この度は、私の弟子たちが運営しています学問道場の会員になってくださいまして、私からもお礼を申し上げます。私は、この10日間、前立腺の肥大症で、入院、手術していましたので、お返事が遅れて申し訳ありません。
○○ さまが以下のコメント欄でお書きの、
「 副島さんの著作を読んで分かったことは、人類は誕生の段階から 「権威主義 vs 自由主義」、 「キリスト教会 vs グノーシス派」 、 「自然法(natural law ナチュラル・ラー) vs 人定法( positive law ポズイ(ジ)ティブ ・ラー)」、 「カトリック思想 vs ディオニュソス(=ニーチエ)思想」、「グローバリズム vs リバータリアニズム」と、 歴史を貫く ”2つの思想の対立軸” がある」
と 貴兄がお書きのとおりです。ここまで分かって下さると、本当に、感激です。あなたは生来、頭のいい人です。
ここまで、透徹な 思想の 二項対立、すなわち、=二元論(dualism デュアリズム)、メソドロジー(学問土台学、方法学 )における ダイコトミー( dichotomy 二分法、 にぶんほう) で、大きな理解を、貴兄が、すでに出来ている。 私のこれまでの本から、大きく学び取っている、ということに、 私は、大変驚きました。
この大きな理解に到達している人は、私の会員、読者、弟子たちでも、そんなにはいません。この次元での理解に到達している、ということは、○○さんは、すでに副島隆彦の同志である、ということです。
全国に、私がこれまでに、同志認定した人が500人ぐらいいます。 ほとんどは私と同年齢、同世代で真に頭のいい読書人です。○○さんは、私より一回り下(十干十二支で)ですが、私が弟子入りを勧めるほど、の若さではありません。
お書きの「・・ニーチェは生前、周囲に思想を理解してもらえず、気が狂う思いをした・・・今の官僚支配、白痴化ニッポン、国民覚醒せず立ち上がれないと、ニッポン ジンが世界からゴミ扱いされる」 にも私は強く賛同します。
「 ・・インターネットの登場により、人類の覚醒が始まった。次は暗号通貨の登 場、ゆくゆくは通貨発行権 を公権力から引き離す。やがてさらにAI技術の実用化が進み、量子コンピュータにソフトが乗ってしまえば、 暗記脳データ詰め込み人間たちである官僚達 は、お払い箱」 になり、
「 テクノロジーの進歩により、具体的に未来を見通す事が出来る。近(きん)未来は、リバータリアニズムがメインストリームに違いない」
と○○さん は、お書きです。この未来予測に、私も賛同します。ただし、私は、これほどまではテクノロジー(技術)の進歩、進化を評価していません。楽観論には立ちません。 それは、○○さんが、冒頭で、「人類の誕生から」と書いているとおり、ずっと人間という、このおかしな生き物は変わらない、という考え方を、私はするからです。
私、副島隆彦の考えは、私たち現生人類 自身を、「人類(ホモサピエス)=
「知恵のあるホモ(人)、賢いホモ 」と自分自身を、厚かましくも、ズーズーしくも呼んだ、この 愚か極まりない生き物=キチガイサル、気違い猿( 高等猿類 ape エイプの 次の anthropo アンスロウポウ ) のことをそこまで高く楽観的に評価しない、できない からです。
人間はどうせ、生まれたときから、それぞれの個体ごとに、死ぬまで変わらない、という ネイテビム nativistm 8割。
それに対して、人間は教育と学習、環境の力で変わりうる改善できる とする behavioral science (ビヘイヴィアラル・サイエンス)= behaviorism ビヘイビアリズム (× 行動科学、行動主義。 1940年代からのアメリカの学問統合の立場。 ジョン・ロック主義。日本語の訳語がどうも致命的によくない )の立場 2割。
この「8対2」 の 思想的立場だからです。 ○○さんなら、即座に私のこの考えをを理解してくれるでしょう。
私は、このネイティビズム nativism vs ビヘイビアリスム behaviorism の 大きな対立軸を、 学問道場が始まった 1999年(もう、19年になります)の、今日のぼやきの一番最初の方に、ガツガツ書いているはずです。 それは、やがて、『属国日本論 を超えて』(2002年刊)という本に書いてまとめました。
○○さん、どうぞご自分でお書きの取り、「学問道場に参加、覚醒を促す記事をアウトプットしてゆきたい」のおとり、重たい掲示板に、どんどん遠慮無く、ご自身の理解、見識を書いて表明して下さい。きっと他の会員たちが喜んでくれると思います。
今後とも学問道場を宜しくお願いします。 副島隆彦拝
「副島隆彦の学問道場」会員(新規お申し込み)
On 2018/02/21 11:43, ○○○○様 wrote:
(略) 46歳
ご職業 : 自営業
会員の種別 : 一般会員
コメント: 学問道場の記事、いつも楽しく読まさせて頂いております。副
島さんの著作を読んで分かったこと、 人類誕生の段階から
「権威主義vs自由主義」「教会派vsグノーシス派」「自然法論vs人定法
論」「カトリック的思想vsディオニュソス的思想」「グローバリズムvsリバ ータリアニズム」 呼び名は違えど、人類の歴史を貫く、型が同じ ” 2つの思想の対立軸” が あることが分かった。
これまでは前者がメインストリーム。権威を疑う者は殆どいなかった。
が、インターネットの登場により、人類の覚醒が始まった。次は暗号通貨の登
場、ゆくゆくは通貨発行権を公から引き離す。やがてAI技術実用化進み、量子コ ンピュータにソフトが乗ってしまえば、税金泥棒、暗記脳データ詰め込み官僚達 は、お払い箱。
ニーチェは生前、周囲に思想を理解してもらえず、気が狂う思いをしたが、今は 違う。
テクノロジーの進歩により、具体的に未来を見通す事が出来る。近未来はリバータリアニズムがメインストリームに違いない。しかし今の官僚支配、白痴化ニッポン、国民覚醒せず立ち上がれないと、ニッポンジンが世界からゴミ扱いされるのでは? と危機感を感じる。
そんな中、学問道場に参加、覚醒を促す記事をアウトプットしてゆきたいと考え ています。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。以上の通りです。上記の文から分かるとおり、今年(去年暮れ)のノーベル経済学賞をとった、行動主義(ビヘイビアリズム)の経済学」のリチャード・セイラー(72歳、シカゴ大学教授)たちが、一体、どういう経済学の知識、思想で生きているか、ピンとくるでしょう。
それに対して、「オレはよう。副島さん。そんなムズカシイ学問の話なんか、どうでもいいんだよ。このあと、どういう投資をしたら、カネが儲(もう)かるのか、教えて欲しいだけなんだよ 」 と、ワザと ヒネたことばっかり言っていないで、
私、副島隆彦が、世界で通用している政治思想、経済思想の話を、徹底的に分かりやすくなはしますから、厭(いや)がらないで、分かりに来なさい。
真に地頭(じあたま)がいい、世間知(せけんち)のある、真に賢い人なら、学歴なんか無くても、最高度の世界理解に、一気に到達できるのです。そのために私たちの学問道場は有る。この世の大きな真実を暴き立てるために、私たちの存在理由(レゾン・デートル reason d ‘etre )がある。
副島隆彦 拝
【1916】[2282]日銀の出口戦略について
昨年会員になりました小林と申します。昨日新聞を見ていて驚いたことがあったのでシェアさせて頂きたいと思います。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/180303/mca1803030500002-n1.htm
日銀の黒田総裁が、金融緩和の出口戦略の開始時期について、初めて言及したそうです。黒田総裁になってから始まった異次元の金融緩和というのは、日銀が市中の国債を大量に買うというもので、現在では日銀は400兆円近くもの国債を保有しています。2012年ごろまでの経済本では、日本の負債の量は大きいが、国内の金融機関などが保有しているから大丈夫、という論調が中心でしたが、それが異次元金融緩和が始まってからは、日銀が買ってくれるから大丈夫、という論調に変わっていったものと記憶しております。
しかし、日銀が無尽蔵に国債を買い続けるということは、いわばお金を刷って国の借金を賄うということであり、それが許されるならば、日本の財政規律が疑われることになり、円という通貨の信用にも関わってきます。だから、建前では金融緩和には出口戦略がある、ということにはなっていました。日銀が国債を引き受けるのは、景気が良くなるまでの一時的措置だ、と。そして、実際は景気なんかまったく良くなっていませんが、最近は政府、日銀は失業率など一部のデータだけを見て、デフレ脱却が近づいているといい始めていました。そして、ここにきて黒田総裁が出口戦略の時期について言及し始めました。
しかし、素朴な疑問として400兆円もの国債を、一体だれが引き受けるというのでしょうか。数年前に、副島先生も著書の中で指摘しておられましたが、三菱UFJ銀行が国債のプライマリーディーラーの地位を返上するという報道がありました。客観的に投資家として見て、日本国債は格付けも低いし、少子高齢化が進み、ファンダメンタルズが弱体化していく国の債券など誰もほしくはないでしょう。
年金基金も、すでに株や外債に資金を移動しており、いまさらその資金を引き揚げるわけにはいかない。そうなると、外国人投資家くらいしか書い手はいないということになりますが、それこそが誰もが恐れていたシナリオではないでしょうか。外国人投資家には、日本政府や日本国民を助けるいわれなどありませんから、ある程度まで外国人投資家の国債保有比率が高まった時点で、売り崩してくることも十分にありえるでしょう。そして我々日本人の銀行への預金や保険金の大部分は日本国債に変わっていますから、それは日本人の金融資産が、外国人投資家にごっそりもっていかれることを意味します。
黒田総裁の真意がどこにあるのか、私には知る由もありませんが、もしわかってやっているなら、なかなか見上げた根性だと思います。副島先生も著書の中で黒田総裁は山本五十六になるだろう、とおっしゃっていますが、その通りなのかもしれません。
【1915】[2281]西郷隆盛キリシタン説の補足情報
会員番号1127のヒラタです。ここへの投稿は15年振り位です。恐らく、学問道場の中ではかなりの古参会員だと思います。
今月の11日から個人旅行で宮崎に行くため、山川出版社の『宮崎県の歴史散歩』(2006)を読んでいたところ、興味深い記述に遭遇しました。
西郷は田原坂の戦いで敗れたあと、現在の宮崎市に滞在し、その滞在の記念として「西郷隆盛翁駐在の地」という石碑と西郷揮毫による「敬天愛人」の碑が、宮崎カトリック教会敷地内に残されているとのことです(同書, p. 119)。副島先生が貼り付けていらしたテレビ番組によると西郷はプロテスタント(バプテスト派)でしたが、カトリックとも何かしらコネクションがあったのかもしれません。時間があれば調べてこようと思います。当時、日本においてプロテスタントとカトリックがどのような関係にあったのかも調べる必要がありそうです。
【1914】[2280]『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』の読書感想文
橋本暢(ミツル)と言います。とても良い本だと思うんで『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』の読書感想文を書きます。感想文のテーマは思想がどうしてプラクティカルなのかということです。僕の思想は、民族主義的保守みたいな感じだと思います。(だから本来このウェブページ的ではないようなんですが、安倍総理大臣のようだと日本を売っているようで、このウェブの方が保守的に見えるんでこれも見てるんです)。
思想と聞いた時に何に役立つんだと普通思うじゃないですか。ところが、役立つんです。恐らく今の日本にはとても重要です。なぜかというと。よくウェブのニュース記事の最後に読者用のコメントチャット欄がありますが、外国のウェブニュースにもそういう欄がたまにあるんです。こういう欄を少し読んでみると、議論を戦わしていたりするんです。米国の場合この議論がどうなるかというと、それが存在している思想ならば当然にその思想ごとに議論が戦わされているんです。だから、この本の用に分かれて戦っているようです。例えば、共和党と民主党が戦っている感じだけでなくて、グローバリストとアイソレーショ二ストが議論していると、この本のように少し共和党と民主党の線からズレてる(アイショレーニストな意見が少なくなる)のくらいは僕のtoeic600位の英語力でもなんとか分かります。中国人と日本人のどちらが好きかとか訊いていたら、「どちらも嫌いさ。アメリカが好き」とか答えてる感じでもあります。思想ごとに分かれているんですが、どんな感じで分かれているか、先にわかっていた方が、そのチャットが少し分かりやすくなって、それを読む事で、アメリカ人がどう考えているかほんの少し最初のとこだけわかるんです。素人にはそのような文章からどんな思想があるか判別することは不可能です。
しかし、ここまでだとあまり役に立たないんですが、英語の勉強に良いとお思うんです。英会話学校でインターナショナルを外国人から学ぶでは駄目すぎです(つうか、そんな事も日本人は分からなくなったのかと驚愕しているんですが)。そこで、外国人の感じが先にわかる必要があります。英語が必修なら先にアメリカの思想が必修になるとおもいます。よく知りませんが、多分、米国は人種間の戦いがすごいから、ヒューマニスト(インターナショナル急進リベラル)みたいなフリをしていないと叩かれるんだと思います。それで、表裏みたいなフリが大きくなっているんだと思います。日本人はそういうのが表裏が好きでないし、そういう社会でもまだないですし。このようにプラクティカルに役立つ本だと思います。何とか、日本を巻き返さないといけないですね。日本はかなりピンチだと思います。まずかったら削除してください。
【1913】[2279]俗ニーチエについて 付記 続き
副島先生の『ニーチエに学ぶ 奴隷をやめて反逆せよ!』に、コジマは、前夫との間に子供が二人あった、との記述があるが、これは間違いである。ブランデイ―ヌという娘が一人いた、である。
昔私は、副島先生の「私が日本で一番頭が良い」という発言を読んで「こういうことを言って、全然自惚れ臭が無い人も珍しい」と思った。「絶望的な気持ちで、事実を言っているだけなんだな」と感じた。が、最近の副島先生の「私は頭が良い」「この人は頭が良い、この人は馬鹿」と括った言い方には、正直言って、聞くに耐えないものを、私は感じ始めている。
私なども子供の頃から「頭の良い人、悪い人」と差別して、その前提で、ものを考える所があった。でも、年取るごとに「こういう考え方は、自分好みのものを括って考えた、錯覚でしかないな」という思いが強くなってきている。
人は生まれつきで決まるのか、それとも教育によって決まるのか?という問いについては、私は「人は生まれつきで決まる。教育の力など、無きに等しい。どう見ても、そうだ」と、今まで生きて来て思う。だから、生まれながらの天才、という人種も実在するが、天才も、才能が涸れる、なんて事はザラにあるし、ある点では天才でも、それ以外ではロクでもない人間、というのもザラにいる。選ばれた特別な人間は、一人もいない、これが真実である。ある人の人生のある部分だけを見ると、もの凄く不幸だったり、えらく幸福だったりするが、ト―タルで見れば、誰の人生も、それなりだ。運の良い人、悪い人、など存在しない。
「どこかに私と同レベルの頭の良い人がいると思っていた。この人はそういう頭の良い人、こいつは悪い人」という括り方は、女の子の「どこかに私の理想の王子様がいる」「運命の人がいる」という幼稚な思い込みと、本質的に同じ、と、はっきり言って思う。
本題。『人間の原型は女であるという事実』で私は「(旧約聖書の)イブはアダムの肋骨からつくった、なんて話は大嘘だった、事実は逆だった」と、ちょっと言ったが、この、事実を隠蔽して、、男女差別なる大嘘をでっち上げた(実は)張本人であるという点でも「キリスト教こそ諸悪の根源」というのは事実だ。
【1912】[2277]私の、3月11日の金融セミナーに来て下さい。 緊急に、たくさんのことを話します。
副島隆彦です。今日は、2018年2月15日です。
私の 最新の 金融セミナーのお知らせをします。来る3月11日(日)に、東京の都心の日比谷公園の南側のイイノホール ( 飯野海運 が持っている立派なビルの大ホール)で行います。
投資家と投資家で、時間とお金のある人は、是非、来て下さい。
【副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第15回】
(ここから ↓ 申し込んで下さい)
http://kokucheese.com/event/index/508487/
「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第15回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2018年3月11日(日)
*開場・受付/11:00~ 終了/17:00 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/全指定席
<セミナーの主な内容>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.NY発で株式が暴落を始めた。金(きん)は上昇し始めた。この動きの背後にあるものは何か。
2.戦争の陣太鼓が聞こえる。米国による北朝鮮爆撃は、いつか? この戦争の日本への影響は?
3.トランプ政権の「戦争で経済を刺激する」(ウォー・エコノミー)を、逆手にとって、大暴落
した時にドン底値で拾い、終戦の直後の、大暴騰、急騰(きゅうとう)、大値上がりで、さっと
売り逃げる、日頃(ひごろ)を教えます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下のページからお申し込み下さい。
http://kokucheese.com/event/index/508487/
( 広告終わり )
副島隆彦です。 私は、先週の6日から起きた、ニューヨーク発の 金融崩れ、株式の暴落は、簡単には収束しない、と予測=予言します。 他の多くの金融評論家や市場関係者は、もうすぐ平常に戻り、市場は安定するでしょう、と、ポジション・トークをしている。
根っからの体制派であり、権力の手先である、彼ら業界人間たちは、皆さん、日本のまじめな投資家を瞞(だま)して損をさせるために存在している。彼らは、自分の願望、希望としても、「そろそろ市場は落ち着いて力強く回復基調に戻るでしょう」と言うしかない。
私、副島隆彦は、全く、その逆である。私は、本気で、限られた情報、知識で生きている日本の投資家、資産家たちの利益を守らなければいけない。
NY 発の 暴落の “ 二番底 ” が、もうすぐ来る、と考えています。だから、甘い考えは捨てなさい、と先日書いた。
甘い考えで、暫(しばら)くすればまた元に戻る、と、ほったらかすことで、あいつらに騙される。また大損して、痛い思いをして、泣いて、悔(くや)しい思いをするのは、あなた自身だ。
金融博奕(バクチ、投機 )で、損をする恐怖心のことを経済学として研究して、「損をするのが一番、イヤだ」と「相場は感情で動く」と書いて、ノーベル経済学賞をもらったのが「行動ファイナンス理論」のダニエル・カーネマンと、その弟子のリチャード・セイラー(今年のノーベル賞)だ。こういう話もします。
だが、それよりも、私は、今回の金融セミナーで、気合いを入れて、全身に怒りを込めて、株式用のロボットによる、超高速取引(ちょうこうそうくとりひき)である CTA (シー・ティ・エイ)という ロボット・トレイディング・マシーンの暴走、制御不能から、再びの大暴落が襲ってくることを予想(予言)する。
以下に載せるのは、日経の富田美緒(とみたみお)という女性記者が書いた昨日の記事だ。この記事が、一番、優れている。他の経済記者たちや、経済学者(あ、もう、何も発言しないか。恥を搔くだけだから)や経済評論家たちは、最先端の NY(ニューヨーク)の動きが分かっていない。
(転載貼り付け始め)
○「 底値で買え、黄信号 日本株に「1兆円」売り圧力 」
2018/2/14 日経新聞 証券部 富田美緒
株式市場の動揺が続いている。2月14日の日経平均株価は取引開始直後に120円強上昇したが、午後には290円以上 の下げに転じる場面があった。
下値を拾おうとする投資家の行く手を阻むのが、CTA(商品投資顧問)と呼ばれる海外のヘッジファンドの売りだ。機械的な売りで「二番底」への懸念が強まれば、株価反転には時間がかかる。
「『底値で買え』ではなく『上値で売れ』」と、米ゴールドマン・サックスの株式トレーディング部門の幹部は先週、顧客の投資家に宛てたメールで警告した。変動率上昇による株価の動揺はすぐには終わらず、下げたところで買っても報われないとの意味だ。
背景には、これまでの低い変動率と株高を前提に、先物の買い持ち高を積み上げてきたCTAへの警戒感がある。まだ売り余力を残しているとみるからだ。
なぜか。これを理解するには「トレンド追随型」と呼ばれるCTAの行動パターンを知る必要がある。CTAは機械的に相場の基調を判断し、先物を売買する。相場が上昇トレンドに入れば買い、下落トレンドに入ればすぐ売りに転じる。
相場の下落局面では、CTAの売りは複数の段階をたどる。最初はリスク許容量が減った分だけ、「安全運転」で持ち高を減らす。次に上昇トレンドが終わったと判断したら、(一気に売り払って)買い持ち高そのものをゼロに近づけていく。そしてそのあと、下落トレンドに転換したと判断したら、今度は持ち高を売りに傾ける。
ゴールドマンの推計によると、CTAは、2月上旬時点で世界の株式の買い持ち高を2100億ドルまで積み上げていた。(2月2日から始まった)急落の後の約2週間で900億ドルと半分弱に減った。だが「売りが峠を越すにはもう少しかかる」(ゴールドマン・サックス証券の石橋隆行氏)。
時価総額の構成比率などから単純計算すると、日本株でも1兆円規模の持ち高が残っていることになる。たとえ相場が今後いったん横ばい基調となっても、上昇トレンドはもう終わったと判断して持ち高を減らせば、相場に下げ圧力がかかる。
CTA戦略を手がける、ある海外運用会社は「CTAは中期のトレンドを追うものが多く、下げが始まってから本格的な売りに転じるまで、1~2カ月かかることもある」と語る。過去の日経平均の下げ局面では、こうしたCTAの売りで急落の翌月以降に二番底を付けた。
現時点で「金融市場の混乱が実体経済に波及する経路は見当たらない」(ソシエテ・ジェネラルのクラウス・バーダー氏)。ただ機械的な売りが続けば底値買いの機運はかき消される。急落の「余震」が長引くリスクにも目配りする必要がありそうだ。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。この富田記者の記事では、「下値を拾おうとする投資家の行く手を阻むのが、CTA(商品投資顧問)と呼ばれる海外のヘッジファンドの売りだ」 と書いて、CTAのことを、売りを仕掛けるただのヘッジファンドのことだと勘違いしている。
CTA( Commodity Trading Adviseries コモディティ・トレイディング・アドヴァイザリーズ)というのは、超高速で取引を行う、狂気で、凶器の、ロボット・マシーンそのもののことだ。今は、NYの株の取引の7割は、このCTAが行っている。 これが危険なのだ。それが、フラッシュ・クラシュを起こすのだ。
そして、現に、2月5日の NYの暴落は、このフラッシュ・クラッシュが起こしたものだ。その証拠のブルームバーグの記事を載せる。この時、前日比1600ドルの暴落が起きたのだ。2月5日 午後3時(日本では、6日の午前5時)だ。私、副島隆彦が、この6日の朝、慌てて、騒ぎ出したのは、この 凶器ロボット・マシーン(正確には、machination マシネイション)の暴走 、ぶっ壊れ、が原因だったのだ。以下のブルームバーグの当日の記事が、最も重要である。
(転載貼り付け始め)
「 15分間のダウ下げ加速に「フラッシュクラッシュ」の要素 」
英文原題 Dow’s 15-Minute Plunge Had Elements of a ‘Flash Crash,’ ISI Says
ブルームバーグ 2018年2月5日 ニューヨーク
米株式相場の下げが、米東部時間2月5日午後3時(日本時間6日午前5時)直後に加速したのは、経済情勢への通常の反応といった範囲を超えており、2010年5月に起きた流動性主導の下げ相場と同じ要素を備えている。
「エバコアISI」のポートフォリオ戦略責任者、デニス・ディバッシャー氏がこう分析した。
フラッシュクラッシュ
ディバッシャー氏は「先ほどの20分程度の下げはフラッシュクラッシュだと正式に呼んでもよいだろう」と振り返った。「フラッシュクラッシュ」の大まかな定義は、電子市場で株式の売買注文撤回が相場下落を増幅させる現象。
同氏は、買い手が手を引く「バイヤーズ・ストライキ」が相場急落の原因とみられると指摘した。ダウ工業株30種平均のこの日の下げ幅は、午後3時10分 に1597.08ポイントまで拡大。1000ポイント弱だった10年5月6日より大きかった。日中安値での下落率は6.3%。2010年の急落時は9.2%だった。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。この NYの株式市場で、これから何度でも、暴走して、大爆発をするだろう、ロボット・トレイディング・マシーン CTA については、私は、自分が2010年(今から8年前)の7月に書いて出した、『新たなる金融危機に向かう世界』(徳間書店刊 ) の
第2章 「ゴールドマンサックスの フラッシュ・オーダーの ABACUS (アバカス。そろばんという意味)が、突如、壊された」で、丸々60ページ使って詳しく書いた。 その中の中心的なページを2枚だけ、以下に、画像 の貼り付けで載せる。
2010年5月6日のNYダウ
市場で、突如、CTAが破壊された大事故 の解説
副島隆彦です。 このように、世界の金融業界は、実に生臭(なまくさ)く動いているのである。 こういうことを知らなければ、日本の投資家は、生き残れない。いいように騙されて、滅んでゆくだけだ。
そうなりたくなかったら、私が、一所懸命に、話しますから、3月11日に、イイノホールでの、「副島隆彦の予言者 金融セミナー」に来て下さい。
【副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第15回】
http://kokucheese.com/event/index/508487/
「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第15回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2018年3月11日(日)
*開場・受付/11:00~ 終了/17:00 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/全指定席
加筆します。「今日のぼやき」の「2022」番として、「「米軍の北朝鮮爆撃 は 有る」と 真剣に論じた自衛隊幹部 OB が書いた優れた文を載せる。 副島隆彦 2018.2.15 」を。載せました
。読んで下さい。
副島隆彦拝
【1911】[2276]【連載: GEと東芝は一連托生】リストラ請負人の登場
相田英男です。
空席だった東芝の会長に、新たに車谷暢昭(くるまたにのぶあき)という人物が就任した。元は、東芝のメインバンクの三井住友銀行で、副頭取まで務めあげた方で、次期頭取の有力候補でもあったという。東芝での車谷氏は、会長とCEO(最高経営責任者)を掛け持ちする。綱川氏は社長を続けるものの、CEOからCOO(最高執行責任者)に「降格」する。(CEOの方がCOOよりも格が上である)だから、これからの東芝の事実上のトップは、車谷氏ということになる。
最高経営者を東芝が、外部から招聘するのは、あの土光敏夫(どこうとしお)以来だという。が、技術畑出身だった土光に対し、車谷氏は生粋の銀行員だ。あの時とは事情が全く違う。車谷氏は三井銀行の入社だそうだから、住友ではなく真正の三井派閥だ。つまりは、三井グループ(財閥)が「東芝事件」を、グループ内の重要事項である、とみなした。そして、直接に手を下すためのエージェントを、東芝に送ったという事だ。
今回の人事については、車谷氏自身も三井住友銀行側も「別に思惑などないですよ、成り行きなんですよ」などと、すっとぼけている。が、どう考えても、そんな訳が無いだろう。思惑が大ありだ。
車谷氏は、半導体事業も、ウェスティングハウスも海外に売り渡して、稼ぐ力を失った東芝を、早急に立て直さねばならない。しかし誰が見ても、短時間で東芝に稼げる事業を作るのは難しい。というか、それはほぼ不可能だ。一方で、先にゴールドマンサックスが集めた「物言う株主達」は、当然ながら短時間でのリターンを東芝に要求するだろう。この状況下で、技術を全く知らない車谷会長が打てる手段は、とても少ない。おそらく一つしかない。
東芝にとって、メインバンクも、物言う株主達も納得させ、そして、多くの従業員達の雇用も維持できる方法とは、それはズバリ、GE(ゼネラル・エレクトリック)との合併だ。
実は、合併の必要に迫られているのは、東芝よりもGEの方である。端的に言えば、今のGEにはお金が足りないのだ。おそらくは、それほど日数が経たない内に、GEのフラナリーCEOにより、GEの事業を個別に分社化するスケジュールが発表される。しかし、GEは以前の贅を極めた時代がとうに過ぎ去っており、手持ちのキャッシュが圧倒的に不足している。分社化したところで、各事業会社のそれぞれの台所の裏は、火の車の筈だ。
一方の東芝は、半導体などの有望な事業を全て手放した。しかしその見返りに得たキャッシュにより、4月以降のしばらくの間は、一時的にではあるがかなり潤う状況にある。このキャッシュの使い道が最も重要だ。本来ならば、これを元手に成長する事業を見極めて設備投資に回すべきだ。しかしそうはならない。その前に、東芝はGEと事業統合するだろう。GEが分社する事業会社のそれぞれと、東芝の各事業部が合併する事で、GE側の赤字を東芝のキャッシュが補填するだろう。これが結論だ。
東芝側ではネームバリューがあるGEと、(見かけ上は)対等に合併できるため、投資家の信用が増すのではないか?全ての関係者の間で、Win−Winの関係が成立するのは、おそらくこの方法だけだ。
だから、車谷会長がこれからやる事は、将来の収益に繋がる新規な事業の立ち上げではない。一応やる振りはするだろうが。それよりも、東芝の各事業が直近で、どれだけのキャッシュを作れるかどうかの、地味なリストアップ作業だろう。その情報をフラナリーと共有する事で、お互いの会社間で、合併する事業の組み分け密かに行う。そして、東芝のキャッシュが目減りしない内に、電撃的にGEとの事業の合併を発表し、まとめ上げるだろう。
車谷会長に、三井財閥から(それを背後で操るJPモルガン財閥から)与えられた、真のミッションはGEとの合併だ。「ビリヤード理論」からの結論では、おそらくこうなる。優先されるのは、日本ではなくアメリカ側の事情だからだ。
東芝とGEがくっつくのならば、それはそれで面白い。当然ながら迎え撃つ、日本のメーカー側も対応が必要だ。実は、もう既にやっているようなのだが。そこについては、改めてここに書くだろう。
(引用始め)
2018年2月14日 / 19:08 / 2日前
焦点:東芝CEOに車谷・元三井住友副頭取、モノ言う株主対策とも
[東京 14日 ロイター]
経営再建中の東芝の会長兼CEO(最高経営責任者)に、主力取引行の三井住友銀行元副頭取の車谷暢昭氏が就くことになった。車谷氏は銀行の中枢である経営企画部門が長く、M&A(買収・合併)も熟知する大物バンカー。
<古巣の三井住友銀行もビックリ>
14日に会見した車谷氏は、CEO就任の背景に主力行の三井住友銀行の意向があるのかと問われ、明確に否定した。三井住友銀も車谷氏のトップ就任は「全く聞いていない」(幹部)としており、その他の取引行も「寝耳に水」(首脳)。経営不振企業に、銀行が役員を派遣するケースは珍しくないが、今回はまったく異なる様相を呈している。
車谷氏は旧三井銀行出身で、もともと三井系の東芝とは近しい関係にある。銀行では経営企画が長く、日興証券の買収や英バークレイズへの出資、米シティバンクの日本のリテール事業買収などに携わった。
三井のエースとして将来のトップ候補との呼び声も高かったが、副頭取を最後に自ら探した英投資ファンド、CVCキャピタルの日本法人会長ポストに転じたキャリアを持つ。グループ企業のトップに「天下り」するケースが多い銀行界では、まれな人事として業界の話題をさらった。三井住友銀のある幹部は「プライドも高いが、実力も折り紙つき」と評す。
<モノ言う株主対策の見方も>
就任会見では、綱川智社長兼COO(最高執行責任者)が「二人三脚で東芝の経営に当たる」と説明。車谷CEOが中長期の事業戦略を、綱川COOが業務執行を担当するという。
ただ、取引銀行役員からは、車谷氏起用の狙いについて「モノ言う株主対策ではないか」との声も出る。6000億円の増資で2期連続の債務超過を解消させる東芝だが、その代わりに「モノ言う株主」という火種も抱え込んだ。
引受先の投資家には、エフィッシモ、エリオット、サード・ポイントなどアクティビストと呼ばれる海外大手ヘッジファンドが並ぶ。実際に、香港のアクティビスト・ファンドは同社の半導体子会社売却に異議を申し立てている。
先の役員は「今後、株主対策が重要となる中、車谷氏の金融マーケットに対する知見や人脈が必要とされているのではないか」と話す。
もちろん、期待されるのはそれだけではない。半導体売却と増資で最大の危機を脱しつつあるように見える東芝だが、再建の道のりは長い。「(東芝を)グローバル競争の土俵に復帰させる」と語った車谷氏。メガバンク中枢で磨いた手腕をどのように発揮していくのか、注目される。
布施太郎 編集:田巻一彦
(引用終わり)
相田英男 拝