重たい掲示板
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Loginはこちら【1913】[2279]俗ニーチエについて 付記 続き
副島先生の『ニーチエに学ぶ 奴隷をやめて反逆せよ!』に、コジマは、前夫との間に子供が二人あった、との記述があるが、これは間違いである。ブランデイ―ヌという娘が一人いた、である。
昔私は、副島先生の「私が日本で一番頭が良い」という発言を読んで「こういうことを言って、全然自惚れ臭が無い人も珍しい」と思った。「絶望的な気持ちで、事実を言っているだけなんだな」と感じた。が、最近の副島先生の「私は頭が良い」「この人は頭が良い、この人は馬鹿」と括った言い方には、正直言って、聞くに耐えないものを、私は感じ始めている。
私なども子供の頃から「頭の良い人、悪い人」と差別して、その前提で、ものを考える所があった。でも、年取るごとに「こういう考え方は、自分好みのものを括って考えた、錯覚でしかないな」という思いが強くなってきている。
人は生まれつきで決まるのか、それとも教育によって決まるのか?という問いについては、私は「人は生まれつきで決まる。教育の力など、無きに等しい。どう見ても、そうだ」と、今まで生きて来て思う。だから、生まれながらの天才、という人種も実在するが、天才も、才能が涸れる、なんて事はザラにあるし、ある点では天才でも、それ以外ではロクでもない人間、というのもザラにいる。選ばれた特別な人間は、一人もいない、これが真実である。ある人の人生のある部分だけを見ると、もの凄く不幸だったり、えらく幸福だったりするが、ト―タルで見れば、誰の人生も、それなりだ。運の良い人、悪い人、など存在しない。
「どこかに私と同レベルの頭の良い人がいると思っていた。この人はそういう頭の良い人、こいつは悪い人」という括り方は、女の子の「どこかに私の理想の王子様がいる」「運命の人がいる」という幼稚な思い込みと、本質的に同じ、と、はっきり言って思う。
本題。『人間の原型は女であるという事実』で私は「(旧約聖書の)イブはアダムの肋骨からつくった、なんて話は大嘘だった、事実は逆だった」と、ちょっと言ったが、この、事実を隠蔽して、、男女差別なる大嘘をでっち上げた(実は)張本人であるという点でも「キリスト教こそ諸悪の根源」というのは事実だ。
【1912】[2277]私の、3月11日の金融セミナーに来て下さい。 緊急に、たくさんのことを話します。
副島隆彦です。今日は、2018年2月15日です。
私の 最新の 金融セミナーのお知らせをします。来る3月11日(日)に、東京の都心の日比谷公園の南側のイイノホール ( 飯野海運 が持っている立派なビルの大ホール)で行います。
投資家と投資家で、時間とお金のある人は、是非、来て下さい。
【副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第15回】
(ここから ↓ 申し込んで下さい)
http://kokucheese.com/event/index/508487/
「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第15回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2018年3月11日(日)
*開場・受付/11:00~ 終了/17:00 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/全指定席
<セミナーの主な内容>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.NY発で株式が暴落を始めた。金(きん)は上昇し始めた。この動きの背後にあるものは何か。
2.戦争の陣太鼓が聞こえる。米国による北朝鮮爆撃は、いつか? この戦争の日本への影響は?
3.トランプ政権の「戦争で経済を刺激する」(ウォー・エコノミー)を、逆手にとって、大暴落
した時にドン底値で拾い、終戦の直後の、大暴騰、急騰(きゅうとう)、大値上がりで、さっと
売り逃げる、日頃(ひごろ)を教えます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下のページからお申し込み下さい。
http://kokucheese.com/event/index/508487/
( 広告終わり )
副島隆彦です。 私は、先週の6日から起きた、ニューヨーク発の 金融崩れ、株式の暴落は、簡単には収束しない、と予測=予言します。 他の多くの金融評論家や市場関係者は、もうすぐ平常に戻り、市場は安定するでしょう、と、ポジション・トークをしている。
根っからの体制派であり、権力の手先である、彼ら業界人間たちは、皆さん、日本のまじめな投資家を瞞(だま)して損をさせるために存在している。彼らは、自分の願望、希望としても、「そろそろ市場は落ち着いて力強く回復基調に戻るでしょう」と言うしかない。
私、副島隆彦は、全く、その逆である。私は、本気で、限られた情報、知識で生きている日本の投資家、資産家たちの利益を守らなければいけない。
NY 発の 暴落の “ 二番底 ” が、もうすぐ来る、と考えています。だから、甘い考えは捨てなさい、と先日書いた。
甘い考えで、暫(しばら)くすればまた元に戻る、と、ほったらかすことで、あいつらに騙される。また大損して、痛い思いをして、泣いて、悔(くや)しい思いをするのは、あなた自身だ。
金融博奕(バクチ、投機 )で、損をする恐怖心のことを経済学として研究して、「損をするのが一番、イヤだ」と「相場は感情で動く」と書いて、ノーベル経済学賞をもらったのが「行動ファイナンス理論」のダニエル・カーネマンと、その弟子のリチャード・セイラー(今年のノーベル賞)だ。こういう話もします。
だが、それよりも、私は、今回の金融セミナーで、気合いを入れて、全身に怒りを込めて、株式用のロボットによる、超高速取引(ちょうこうそうくとりひき)である CTA (シー・ティ・エイ)という ロボット・トレイディング・マシーンの暴走、制御不能から、再びの大暴落が襲ってくることを予想(予言)する。
以下に載せるのは、日経の富田美緒(とみたみお)という女性記者が書いた昨日の記事だ。この記事が、一番、優れている。他の経済記者たちや、経済学者(あ、もう、何も発言しないか。恥を搔くだけだから)や経済評論家たちは、最先端の NY(ニューヨーク)の動きが分かっていない。
(転載貼り付け始め)
○「 底値で買え、黄信号 日本株に「1兆円」売り圧力 」
2018/2/14 日経新聞 証券部 富田美緒
株式市場の動揺が続いている。2月14日の日経平均株価は取引開始直後に120円強上昇したが、午後には290円以上 の下げに転じる場面があった。
下値を拾おうとする投資家の行く手を阻むのが、CTA(商品投資顧問)と呼ばれる海外のヘッジファンドの売りだ。機械的な売りで「二番底」への懸念が強まれば、株価反転には時間がかかる。
「『底値で買え』ではなく『上値で売れ』」と、米ゴールドマン・サックスの株式トレーディング部門の幹部は先週、顧客の投資家に宛てたメールで警告した。変動率上昇による株価の動揺はすぐには終わらず、下げたところで買っても報われないとの意味だ。
背景には、これまでの低い変動率と株高を前提に、先物の買い持ち高を積み上げてきたCTAへの警戒感がある。まだ売り余力を残しているとみるからだ。
なぜか。これを理解するには「トレンド追随型」と呼ばれるCTAの行動パターンを知る必要がある。CTAは機械的に相場の基調を判断し、先物を売買する。相場が上昇トレンドに入れば買い、下落トレンドに入ればすぐ売りに転じる。
相場の下落局面では、CTAの売りは複数の段階をたどる。最初はリスク許容量が減った分だけ、「安全運転」で持ち高を減らす。次に上昇トレンドが終わったと判断したら、(一気に売り払って)買い持ち高そのものをゼロに近づけていく。そしてそのあと、下落トレンドに転換したと判断したら、今度は持ち高を売りに傾ける。
ゴールドマンの推計によると、CTAは、2月上旬時点で世界の株式の買い持ち高を2100億ドルまで積み上げていた。(2月2日から始まった)急落の後の約2週間で900億ドルと半分弱に減った。だが「売りが峠を越すにはもう少しかかる」(ゴールドマン・サックス証券の石橋隆行氏)。
時価総額の構成比率などから単純計算すると、日本株でも1兆円規模の持ち高が残っていることになる。たとえ相場が今後いったん横ばい基調となっても、上昇トレンドはもう終わったと判断して持ち高を減らせば、相場に下げ圧力がかかる。
CTA戦略を手がける、ある海外運用会社は「CTAは中期のトレンドを追うものが多く、下げが始まってから本格的な売りに転じるまで、1~2カ月かかることもある」と語る。過去の日経平均の下げ局面では、こうしたCTAの売りで急落の翌月以降に二番底を付けた。
現時点で「金融市場の混乱が実体経済に波及する経路は見当たらない」(ソシエテ・ジェネラルのクラウス・バーダー氏)。ただ機械的な売りが続けば底値買いの機運はかき消される。急落の「余震」が長引くリスクにも目配りする必要がありそうだ。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。この富田記者の記事では、「下値を拾おうとする投資家の行く手を阻むのが、CTA(商品投資顧問)と呼ばれる海外のヘッジファンドの売りだ」 と書いて、CTAのことを、売りを仕掛けるただのヘッジファンドのことだと勘違いしている。
CTA( Commodity Trading Adviseries コモディティ・トレイディング・アドヴァイザリーズ)というのは、超高速で取引を行う、狂気で、凶器の、ロボット・マシーンそのもののことだ。今は、NYの株の取引の7割は、このCTAが行っている。 これが危険なのだ。それが、フラッシュ・クラシュを起こすのだ。
そして、現に、2月5日の NYの暴落は、このフラッシュ・クラッシュが起こしたものだ。その証拠のブルームバーグの記事を載せる。この時、前日比1600ドルの暴落が起きたのだ。2月5日 午後3時(日本では、6日の午前5時)だ。私、副島隆彦が、この6日の朝、慌てて、騒ぎ出したのは、この 凶器ロボット・マシーン(正確には、machination マシネイション)の暴走 、ぶっ壊れ、が原因だったのだ。以下のブルームバーグの当日の記事が、最も重要である。
(転載貼り付け始め)
「 15分間のダウ下げ加速に「フラッシュクラッシュ」の要素 」
英文原題 Dow’s 15-Minute Plunge Had Elements of a ‘Flash Crash,’ ISI Says
ブルームバーグ 2018年2月5日 ニューヨーク
米株式相場の下げが、米東部時間2月5日午後3時(日本時間6日午前5時)直後に加速したのは、経済情勢への通常の反応といった範囲を超えており、2010年5月に起きた流動性主導の下げ相場と同じ要素を備えている。
「エバコアISI」のポートフォリオ戦略責任者、デニス・ディバッシャー氏がこう分析した。
フラッシュクラッシュ
ディバッシャー氏は「先ほどの20分程度の下げはフラッシュクラッシュだと正式に呼んでもよいだろう」と振り返った。「フラッシュクラッシュ」の大まかな定義は、電子市場で株式の売買注文撤回が相場下落を増幅させる現象。
同氏は、買い手が手を引く「バイヤーズ・ストライキ」が相場急落の原因とみられると指摘した。ダウ工業株30種平均のこの日の下げ幅は、午後3時10分 に1597.08ポイントまで拡大。1000ポイント弱だった10年5月6日より大きかった。日中安値での下落率は6.3%。2010年の急落時は9.2%だった。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。この NYの株式市場で、これから何度でも、暴走して、大爆発をするだろう、ロボット・トレイディング・マシーン CTA については、私は、自分が2010年(今から8年前)の7月に書いて出した、『新たなる金融危機に向かう世界』(徳間書店刊 ) の
第2章 「ゴールドマンサックスの フラッシュ・オーダーの ABACUS (アバカス。そろばんという意味)が、突如、壊された」で、丸々60ページ使って詳しく書いた。 その中の中心的なページを2枚だけ、以下に、画像 の貼り付けで載せる。
2010年5月6日のNYダウ
市場で、突如、CTAが破壊された大事故 の解説
副島隆彦です。 このように、世界の金融業界は、実に生臭(なまくさ)く動いているのである。 こういうことを知らなければ、日本の投資家は、生き残れない。いいように騙されて、滅んでゆくだけだ。
そうなりたくなかったら、私が、一所懸命に、話しますから、3月11日に、イイノホールでの、「副島隆彦の予言者 金融セミナー」に来て下さい。
【副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第15回】
http://kokucheese.com/event/index/508487/
「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第15回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2018年3月11日(日)
*開場・受付/11:00~ 終了/17:00 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/全指定席
加筆します。「今日のぼやき」の「2022」番として、「「米軍の北朝鮮爆撃 は 有る」と 真剣に論じた自衛隊幹部 OB が書いた優れた文を載せる。 副島隆彦 2018.2.15 」を。載せました
。読んで下さい。
副島隆彦拝
【1911】[2276]【連載: GEと東芝は一連托生】リストラ請負人の登場
相田英男です。
空席だった東芝の会長に、新たに車谷暢昭(くるまたにのぶあき)という人物が就任した。元は、東芝のメインバンクの三井住友銀行で、副頭取まで務めあげた方で、次期頭取の有力候補でもあったという。東芝での車谷氏は、会長とCEO(最高経営責任者)を掛け持ちする。綱川氏は社長を続けるものの、CEOからCOO(最高執行責任者)に「降格」する。(CEOの方がCOOよりも格が上である)だから、これからの東芝の事実上のトップは、車谷氏ということになる。
最高経営者を東芝が、外部から招聘するのは、あの土光敏夫(どこうとしお)以来だという。が、技術畑出身だった土光に対し、車谷氏は生粋の銀行員だ。あの時とは事情が全く違う。車谷氏は三井銀行の入社だそうだから、住友ではなく真正の三井派閥だ。つまりは、三井グループ(財閥)が「東芝事件」を、グループ内の重要事項である、とみなした。そして、直接に手を下すためのエージェントを、東芝に送ったという事だ。
今回の人事については、車谷氏自身も三井住友銀行側も「別に思惑などないですよ、成り行きなんですよ」などと、すっとぼけている。が、どう考えても、そんな訳が無いだろう。思惑が大ありだ。
車谷氏は、半導体事業も、ウェスティングハウスも海外に売り渡して、稼ぐ力を失った東芝を、早急に立て直さねばならない。しかし誰が見ても、短時間で東芝に稼げる事業を作るのは難しい。というか、それはほぼ不可能だ。一方で、先にゴールドマンサックスが集めた「物言う株主達」は、当然ながら短時間でのリターンを東芝に要求するだろう。この状況下で、技術を全く知らない車谷会長が打てる手段は、とても少ない。おそらく一つしかない。
東芝にとって、メインバンクも、物言う株主達も納得させ、そして、多くの従業員達の雇用も維持できる方法とは、それはズバリ、GE(ゼネラル・エレクトリック)との合併だ。
実は、合併の必要に迫られているのは、東芝よりもGEの方である。端的に言えば、今のGEにはお金が足りないのだ。おそらくは、それほど日数が経たない内に、GEのフラナリーCEOにより、GEの事業を個別に分社化するスケジュールが発表される。しかし、GEは以前の贅を極めた時代がとうに過ぎ去っており、手持ちのキャッシュが圧倒的に不足している。分社化したところで、各事業会社のそれぞれの台所の裏は、火の車の筈だ。
一方の東芝は、半導体などの有望な事業を全て手放した。しかしその見返りに得たキャッシュにより、4月以降のしばらくの間は、一時的にではあるがかなり潤う状況にある。このキャッシュの使い道が最も重要だ。本来ならば、これを元手に成長する事業を見極めて設備投資に回すべきだ。しかしそうはならない。その前に、東芝はGEと事業統合するだろう。GEが分社する事業会社のそれぞれと、東芝の各事業部が合併する事で、GE側の赤字を東芝のキャッシュが補填するだろう。これが結論だ。
東芝側ではネームバリューがあるGEと、(見かけ上は)対等に合併できるため、投資家の信用が増すのではないか?全ての関係者の間で、Win−Winの関係が成立するのは、おそらくこの方法だけだ。
だから、車谷会長がこれからやる事は、将来の収益に繋がる新規な事業の立ち上げではない。一応やる振りはするだろうが。それよりも、東芝の各事業が直近で、どれだけのキャッシュを作れるかどうかの、地味なリストアップ作業だろう。その情報をフラナリーと共有する事で、お互いの会社間で、合併する事業の組み分け密かに行う。そして、東芝のキャッシュが目減りしない内に、電撃的にGEとの事業の合併を発表し、まとめ上げるだろう。
車谷会長に、三井財閥から(それを背後で操るJPモルガン財閥から)与えられた、真のミッションはGEとの合併だ。「ビリヤード理論」からの結論では、おそらくこうなる。優先されるのは、日本ではなくアメリカ側の事情だからだ。
東芝とGEがくっつくのならば、それはそれで面白い。当然ながら迎え撃つ、日本のメーカー側も対応が必要だ。実は、もう既にやっているようなのだが。そこについては、改めてここに書くだろう。
(引用始め)
2018年2月14日 / 19:08 / 2日前
焦点:東芝CEOに車谷・元三井住友副頭取、モノ言う株主対策とも
[東京 14日 ロイター]
経営再建中の東芝の会長兼CEO(最高経営責任者)に、主力取引行の三井住友銀行元副頭取の車谷暢昭氏が就くことになった。車谷氏は銀行の中枢である経営企画部門が長く、M&A(買収・合併)も熟知する大物バンカー。
<古巣の三井住友銀行もビックリ>
14日に会見した車谷氏は、CEO就任の背景に主力行の三井住友銀行の意向があるのかと問われ、明確に否定した。三井住友銀も車谷氏のトップ就任は「全く聞いていない」(幹部)としており、その他の取引行も「寝耳に水」(首脳)。経営不振企業に、銀行が役員を派遣するケースは珍しくないが、今回はまったく異なる様相を呈している。
車谷氏は旧三井銀行出身で、もともと三井系の東芝とは近しい関係にある。銀行では経営企画が長く、日興証券の買収や英バークレイズへの出資、米シティバンクの日本のリテール事業買収などに携わった。
三井のエースとして将来のトップ候補との呼び声も高かったが、副頭取を最後に自ら探した英投資ファンド、CVCキャピタルの日本法人会長ポストに転じたキャリアを持つ。グループ企業のトップに「天下り」するケースが多い銀行界では、まれな人事として業界の話題をさらった。三井住友銀のある幹部は「プライドも高いが、実力も折り紙つき」と評す。
<モノ言う株主対策の見方も>
就任会見では、綱川智社長兼COO(最高執行責任者)が「二人三脚で東芝の経営に当たる」と説明。車谷CEOが中長期の事業戦略を、綱川COOが業務執行を担当するという。
ただ、取引銀行役員からは、車谷氏起用の狙いについて「モノ言う株主対策ではないか」との声も出る。6000億円の増資で2期連続の債務超過を解消させる東芝だが、その代わりに「モノ言う株主」という火種も抱え込んだ。
引受先の投資家には、エフィッシモ、エリオット、サード・ポイントなどアクティビストと呼ばれる海外大手ヘッジファンドが並ぶ。実際に、香港のアクティビスト・ファンドは同社の半導体子会社売却に異議を申し立てている。
先の役員は「今後、株主対策が重要となる中、車谷氏の金融マーケットに対する知見や人脈が必要とされているのではないか」と話す。
もちろん、期待されるのはそれだけではない。半導体売却と増資で最大の危機を脱しつつあるように見える東芝だが、再建の道のりは長い。「(東芝を)グローバル競争の土俵に復帰させる」と語った車谷氏。メガバンク中枢で磨いた手腕をどのように発揮していくのか、注目される。
布施太郎 編集:田巻一彦
(引用終わり)
相田英男 拝
【1910】[2274]株の暴落はまだまだ続きます。急いで売って逃げなさい。 それと、私の新しい本のこ出版のこと。
副島隆彦です。 今日は、2018年2月12日(月)です。
私に取りまして、嵐のような一週間が過ぎた。今、ようやく時間が取れましたので、ここに書きます。
私は、一週間前の、2月6日の早朝、午前4時から8時まで、ずっと、この重たい掲示板に急いで書かなければ、と、必死になって書いていた。その内容は、 2月5日の朝の4時(日本時間)に、NYの金融市場が終わって、暴落がおきていた。 その値幅(ねはば)で、1600ドルの暴落が起きたことを私は、早朝に知った。
それで「さあ、来たぞ。ついに次の暴落が来たぞ。10年ぶりの大暴落だ。これは大きなガラ、巨大な 金融崩れの 先触れだ」と、 私の頭のアラームが鳴り響いた。
トランプ当選(2016年11月9日)の、数日前からアメリカの株式は、密かに上昇を開始していた。それからは、激しく高騰した。それが、ずっと、続いて、やがて、1年4カ月になる。それが、ようやく崩れた。今のところは、まだ、トランプたちの、手に負えていて、政権の金融政策の高官たちが、コントローラブル、舵取りの管理可能の範囲である。しかし、それが、もうすぐ、そういう訳にはゆかなくなる。
だから、この朝の4時間、私は、ずっと、「 今、自己資金1千万円、2千万円を株式で運用している、年金暮らしの高齢者たちは、急いで、持ち株を処分しなさい。利幅(=儲け)があるうちに、売って逃げなさい。 このNYの暴落は、必ず、東京市場に響くから、東証の株価も暴落する。急いで売りなさい 」 と、書いた。
大きな暴落が次に来た時に、その時に、ドン底値で買い直せばいいから、その時期は、また、私が教えるので、それまでは、自己資金を上手に避難させなさい、と書いた。 その他のこともたくさん書いた。
今度のNY初の株崩れは、大きな結節点だ。今から丁度10年前の、リーマンショックの再来である。日本人は、本気でこれに備えよ。甘い考えは捨てなさい、と、私は、慌てながら書いた。
その他のこともたくさん書いた。 ところが、何と、私が、この自分が書いた、重たい掲示板の書き込み文章を、最後にアップロードしようとして、クリックしたら、あーあ、途端に、全部消えた。私は、愕然としたが、もうどうにもならなかった。
私は、そのまま、30分ほど、何とか自文(私、副島隆彦は、自分の書いた文章のことを自文=じぶん=と呼んでいる)を復旧させようとして、弟子たちに頼んで、あれこれ復旧の操作をやってもらったが、もう、無理だった。
私が懸命に書いた4時間分の、重要な文は消えてしまった。いつものように、用心して、ワード WORD で 書いて、それを掲示板に貼り付ける、というやり方をしておけばよかったのに。それを怠(おこた)った自分の怠慢だ。 自分の所為(せい)である。残念無念、と地団駄踏んでもどうにもならない。
私は、そのあと、気が抜けたようになって、一週間、何も書けなくなった。なぜなら、もう書いたから。そして、それらの、長文の、私が一所懸命に書いた、もの凄く気合いの入った文章は、消えて無くなった。
私は、その日(6日)、そのあと用事がいくつもあって、急いで出掛けなければならなかった。タクシーを待たせてあった。それで、そのまま、東京に出て、東京の中を動き回って、いくつも順番に仕事をこなした。だいたいはいろんな出版社との本書き、本作りの打ち合わせである。
私は、もうひとつ個人的な問題を抱えていた。私は、前立腺(ぜんりつせん)の肥大の症状が出ている。排尿障害だ。典型的なジジイ(爺)の病気で、これを診てもらいに病院に行って、入院、手術が決まった。
こういうことは私的なことなので書きたくないが、これが、私の身体の現実である。女性の子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)と同じようなものだろう。この痛い、尿道からの肥大部分の削り取りの手術を、以前は、2泊3日ぐらいでやっていたのに、今は、一週間入院だ。私は2月中に、この予定も熟(こな)さなければいけない。
私がずっと調べたら、NYダウ の株価の 史上最高値は、26,616ドルだ。これを1月26日に付けている。もうこれ以上、上にはゆかない。 これで終わりだ。
このあと、そのまま、26,000ドル台を、2月1日までは付けていた(26,186ドルが終値)。 そのあと、2月2日に、下落が起きた。私は、このとき、この2日に、「お、何かかが起きたな」と気づいた。これはアメリカのFRBが、「利上げ観測」というのを、公然と出した日だ。 私は、アメリカは、緩和政策(ジャブジャブ・マネー)の継続に、見せかけていながら、その実、全く逆の、急いで引き締め(金利上昇。資金の出し手の縮小。米国債の市場からの買い戻し)に転じる気だ、と分かっていた。トランプ大統領にも、そうする、と伝えてあった。
そして翌、2月3日(土)に、ジェローム・パウエルが、新FRB議長に就任した。この日だ。株式の暴落は、この時に、すでに計画されていた。
そして、NYが月曜日(2月5日)で、市場が開けた9時から、暴落が起きた。2月5日の始め値から、800ドル落ちていた。25,500ドルを抵抗線にしていた。それが後場になって、一気に、NYダウは25,000ドルを割った。
ここで、フラッシュクラッシュ flash crush が起きた。24000ドル近くまで、一瞬で、1000ドルが落ちた。このことは、今は、もう書かない。この直後に、きっと慌てた市場管理者が、FRBと合意して、これを食い止めて、買い支えた。それでも、下落は、翌日の 2月6日にも、開始の始め値のところで起きた。
このときに、 最安値の 23,778ドルを付けた。 NYダウは、23000ドル台の抵抗線での攻防戦を続けて、これからの数週間を過ごすだろう。政府の強力な買い支えが入る。だが、支えるのがやっとだ。 本当の攻防戦は、2万ドル割れだろう。
この動きは、明日からの 2月13日(火)からの相場でも続く。今日の夜、午後10時からのNY市場の動き如何(いかん)で、そのまま、東京市場がまた崩れる。金融当局(日銀と、金融庁と東証)は、必死で、これを買い支えて、まるで何ごとも無いかのように、装うだろう。が、もうそう言うわけには行かない。
日本の株価(東証の日経平均)は、1月23日に付けた、24,129円が、最高値である。2011年以来の最高値だ。 この24,000円台から少しだけ低い、23486円の高値を、2月1日までは付けていた。ここから崩れた。
2月5日は23,300円ぐらいで、小康状態で、まだ動かなかった。
始めから崩れたのは、私が、この朝、重たい掲示板に、「みんな、逃げろ、逃げろ、ガラ が来るぞ 」と予想したとおり、9時の開始値から、どっと800円落ちて、ようやく値が付いた。22,000円台を割った。
そして、21,000円も割りそうになった。 最安値は、あとで私が調べたら、21,078円である。 もう少しで、21000割れだ。そしてそれは、もうすぐ来る。 このあと、7,8,9日には、21,000円台を維持して、何かと危機を防いで株価を平穏に保ったように言う、が、それは、ウソだ。 この暴落は、日本でもさらに続く。一瞬の2万円割れまではすぐに行く。
巨大な金融崩れが、私たちに襲いかかろうとして、ひしひしと近づいている。 皆、甘い考えは捨てなさい。 もうすぐ、大きな金融崩壊が、アメリカに近づいている。 それを、阻止しようとして、トランプ政権は・・・・。
だから、まさしく、戦争経済(せんそうけいざい。 war economy ウォーエコノミー) を仕掛けるのだ。この「ウォー・エコノミー」、すなわち、戦争で経済を押し上げる。 ブースト boost する ” War boosts ecnomy.” という言葉の 意味が分からない人は、私、副島隆彦の本の熱心な読者では無い。 いよいよ、緊急事態から脱出するためのアメリカの、いつもの手口の、お手の物の、戦争経済 が始まる。
欧米では、頭のいい高校生でも知っているこの war economy 戦争経済 を、日本では、経済学部を出た市場関係者 や経済学者でも知らない。 ところが、本当は、政治学の学者たちでさえも、日本では誰も知らない。知識人層が、バカと低脳の国なのだ。
戦争経済とは、だから、それが、まさしく、「米軍による北朝鮮への爆撃」だ。これで世界は目眩(めくら)ましにあって、 「戦争景気が来るぞ」 と、3月のオリンピックの時期が過ぎて、4月になったら、一斉に 囃(はや)し立てるだろう。
3月18日に、平昌(ピョンチャン)オリンピックの パラリンピックも終わる。それまでは、アメリカも中国も北朝鮮には、手を出せない。 世界の祭典と人道主義(ヒューマニズム)を誰も邪魔できない。そして、南北統一、民族統一という崇高(すうこう)な理念を、世界に向かって、喧伝(けんでん)している。
世界中の人が、「朝鮮・韓国の統一に味方、賛同してください」というドラマを見せつけると、アメリカ(トランプ)も中国(習近平)もロシア(プーチン)も、何も言わない。音無しの構えだろう。
その間にも、金融市場の巨大な崩れは、ヒタヒタと、そのファンタメンタルズ ( 隠し込んでいる 巨額の累積の政府負債 60兆ドル。と、民間大銀行たちの隠れ負債 60兆ドルの、合計120兆ドル。1.4京円 )から崩れてゆく。
米国債の利回り(=金利。 その指標(インデックス)の「10年物の財務省証券 =TB=トレジャリー・ビル)が、じわじわと、4%台にまで、上がってゆくだろう。すなわち、ドルの暴落、ドル紙幣の信用毀損 である。それには、あと3年はある。だが3年後の2021年には、トランプ政権の2期目であり、そのときは、「ドル体制の崩壊」が始まる。
それは、さらに、その3年後の2024年に、これは決定的になるだろう。そのとき、世界は、新しい世界体制に移行する。新しい世界銀行と新しいIMFが、ユーラシア大陸の中心に出来る。この問題は、今は、もう書かない。教えない。これまでに、私の本で、このことを、私は何回も、何回も書いた。
ビットコインは、2月5日頃、64万円まで大きく下落した。そのあと、値を戻して、84万円(2月7日)になっている。2月12日では、92万円にまで戻している。私、副島隆彦は、昨年11月初に出した「銀行消滅」(祥伝社刊)のなかで、60ページに渡って、ビットコインのことを説明した。
あの私の本での説明を今からでも、真剣に読みなさい。あそこに、その後に起きた、100万円から、200万円までの急上昇。そして、12月16日の暴落。ここでファンドの連中は、必死で売り逃げて、それ以来の、奇妙な動きになっている事が分かる。
私、副島隆彦は、2月6日の早朝に、自分が眦(まなじり)を決して書いた、「みんな、逃げろ、逃げろ。津波が来るぞ 」の文章が、アップロードしようとして、パッと消えてしまったあと、放心状態になって、その後の、数日、立ち直れなかった。私には、その後の 小さな暴落の繰り返しは、目に見えていた。今から言っても、どうにもならない・・・。それと自分の前立腺肥大の 手術のことだ。
私は、あの2月5日(月)に、やっとのことで、一冊の本を書き上げていた。それの最終の打ち合わせもあって、6日は、出版社をいくつか回っていた。気落ちして、落胆していたが、もう、その日の東京市場の崩れのことは、私には、自明のことだったので、もう、どうでもよかった。私には自明のことだ。
私が、書いた本は、もう、アマゾンでは宣伝が出ている。その本のことも、2月6日の朝に私は書いたのに、文章が消えた。消えたら、もうあまり思い出せない。
それは、『 米軍の 北朝鮮 爆撃は 6月 ! 』という本である。
『米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日』
副島隆彦、光文社
米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日
副島隆彦です。 私は、この本に賭けている。
3月2日発売で、全国の書店に並ぶ。読みたい人は、早めに手に入れてください。 私は、自分の言論予言者としての能力に掛けている。 3月の終わりぐらいから、今は、オリンピックの平和、友好ムード一色で、和気藹々とやっている。
が、そのあと、一気に雲行きが変わるだろう。ガラリと世界の様子が変わる。 その時のことを、私は、自分の予言者( predictor プレディクター。 プロウフェット prophet =預言者=ではない) としての運命を、今度も試そうと思っている。
私は、昨年末の12月9日に、以下のようなメールを出版社の編集長宛てに出している。 それをここに載せることで、今度出る、私の最新作の 『 米軍の 北朝鮮爆撃 は6月! 』という本が出来るまでの経緯(けいい)を公表する。 副島隆彦 記
(転載貼り付け始め)
From: 副島隆彦
Sent: Saturday, December 9, 2017 7:07 AM
Subject: Re: 企画案をご検討のお願いです。
**社 ****編集長へ
****役員へも ***くんへも
副島隆彦から
私の主張の結論です。 **編集長。 急いで、私を**君と北朝鮮 に送ってください。 平壌(ピョンヤン) だけ3泊4日でいいです。急がないと、もう入国できなくなります。
「著者が、決死の 現地 潜入レポート ! 緊迫する 北朝鮮 情勢、 真実は何か 」とか、何とかで やってください。私は、そのあと1か月もかけないで、1冊、「副島隆彦の 世界政治の大きな分析の本」 を書き上げて出版できます。これを御社から出してください。
一昨日、貴兄から電話があったときに、怒鳴りまくって申し訳ない。私は、情勢が緊迫すると、軽い発狂状態、狂躁(きょうそう)状態になることが、ときどき有ります。あのとき、どんどん 私の頭が回って、どんどん自分の中で話が飛んで行って、「どうして、私に、北朝鮮に入って来い。それからすぐに 本を書け、と 言えないのだ。 **、お前は、それでも編集長か!」と 喚(わめ)き続けました。・・・ゴメンね。
私、副島隆彦は、この日本チビコロ国家では、 天才級の頭をしているから、自分が司令官( 最高責任者)だから、大事なことは自分で判断します。私のまわりにいる人たちは、私の参謀(さんぼう。ドイツ語でシュターフstaff )に過ぎない。 私は参謀たちの意見を真剣に聞く。私は、いつも、自分のまわりにる各社の編集長たちに、「今度の私のこの本の企画と発想、激しい思い付きは、正しいか」 と聞きます。厳しい意見を求めます。
それで、そのあと再度、自分で自分の頭の中で考え続けて(反芻=はんすう=する)、それから決断します。どんな国の 古来の戦争で侍大将(司令官)は、現場での判断で、そのようにして来た。
その戦闘、戦(いくさ)に負けたら、自分たちが殺される。だから本気だ。 その場では、もう裏表(うらおもて)のある駆け引きなんか やっていられない。だから、どんな大企業でも、会長、社長の独裁者は、役員会議で、 他の役員たち(参謀だ)の意見を真剣に聞く。そして決断するのは社長自身だ。
「あなたが、優れた編集長だったら、今の日本国の一番の緊要の 国民全部の 大心配のイライラする重大事は、何だかわかるだろう。 やはり北朝鮮のことだ」 日本に核兵器(核ミサイル)が飛んできて、自分たちに襲い掛かることはないのか、です。私の弟子たちが、そのように4日前に言いました。
だから、私は、学問道場の重たい掲示板に、「動揺するな。 米軍の北朝鮮爆撃は 来年4月。私の予言どおり」 を 昨年の4月に続いて、年末の12月5日に書きました。
私が、もし 出版社の名編集長、大物の切れ者編集長だったら、編集部の若いのに向かって、「おい。○○。お前、カメラマンを連れて、北朝鮮に行ってこい。 死んでもいいから。 までは言わないけど、まあ、決死の覚悟で行ってこい」と言う。それが、国民の一番の 密かな関心事の中心にあるからだ。
日本は、アメリカの属国で、打ちひしがれていて、何の力も、軍事力も、交渉力もない。だから日本人は、無気力症の 病人のような国民になり果てている。だから「自分たちには、何にもできないよー。 北朝鮮のことでは、黙っているしかないんだよー」で、上 (支配階級、権力者層 establishment エスタブリッシュメント)から、下(一般国民)まで、うちひしがれている。
だから北朝鮮のことは今は、みんな何も表(おもて)だっては話さない。ヒソヒソと話す。ところが、そのくせ、「北朝鮮 の 金正恩への暗殺爆撃が、12月18日にある」 とかの、くだらないガセネタの扇動言論をわざと作って、それで、週刊誌、新聞の 売上商売をする。 ビクビクする経営者や金持ちたちが、私、副島隆彦にも、電話してきて 「先生、大丈夫ですか」 と 言ってくる。
私は、「心配するな。私の予言どおり。 あなたは、私の言うことを信用しないのか」 と、叱りつけた。 「いえ、先生の 書くことを信用しています」 となる。
私が、**君。君を、電話口で 怒鳴り始めたのは、君が、あのとき、
「本の企画なのですが。どうして、副島隆彦は、世界の政治の動きを、あんなに的確に読んで、どうやって世界の最先端の情報を収集して、分析して、書いているのか。その技術を公開する本はどうですか」 と、 言った。
だから、私が、「バカー。 そんな秘密情報なんかない。私に情報の分類、整理 の技術なんかない。それは、私が、天才だからだ。天才だから、先が読めるから、何でも書けるんだ。予言して当てることが出来るんだ 」
と言いました。 そのあと、私は、「**君は、今、日本人が一番、関心をもっていることは、何だと思うのか」と 聞いたら、君が、フニャフニャ と わけのわからないことしか言わないから、だから、私が激高した。
やはり、北朝鮮から核兵器を取り上げる問題でしょう。そして今の金正恩(キム・ジョンウン)体制を作り替えなければいけない。 だから、この問題から始めて、どんどん 他の国の 政治問題も書いて、大きく世界情勢の全体を概観(がいかん。アウトルック)して、近(きん)未来予測(=予言)をしてゆくべきなのです。
アメリカの トランプ大統領の当選後のこの1年2か月の動きを、たらたら解説文で書いても、誰も感心、関心しない。だから本が売れません。
私、副島隆彦は、いまのような本当に本が売れなくなって、地獄状態になっている、出版業界と、書店業界の、それこそ断末魔の阿鼻叫喚の業界事情を、腹の底から知っている。 この地獄を、まず自分だけは、なんとか脱出しようと必死だ。だからとぼけた感じのバカなことをいう人間が目の前に現れると、わめき散らす。
それで、あの時、私は、どんどん神経が高ぶって「どうして、私を北朝鮮にやる、と言わないのだ」と急に思いついて言い出したのです。
私は、本気です。 もし君の**社が、高い見識がなくて、根性なしで、ノータリンの ふにゃふにゃ野郎の集団で、副島隆彦を北朝鮮に やって現地を見て来させよう、という判断が出来ないなら、 そのときは、私は他社に頼んで行きます。それだけのことだ。
私は、今は中国本を書いている。これを12月中に粗く書き上げるので元旦そうそうから、北朝鮮に行ってもいい。椎野(しいの)さんというライターがいて「北朝鮮の現状は、日本のテレビ、新聞が書いているような悲惨な状態ではなくて結構、豊かだ」という本を、 講談社現代新書 ? で、書いている。
私は今年の春ごろだったか**社に頼んで、私を北朝鮮にやってくれ、と頼んだ。そうしたら**社の****編集長( 編集権をもってる執行役員 )が、「副島さんが、日本赤軍の連中(日本人村、という。現在は日本からの客たちの対応係)と会って意気投合して帰らない、と言い出したらどうするんだ。わが社の責任になる」 という抱腹絶倒の奇妙な理由を挙げたので、この企画は流れた。
編集者の**氏は、この椎野氏をよく知っていて来週も会うそうだ。それと**書店の***編集長も椎野氏を知っているので彼にも頼んで、すぐにでも、私は準備を始めようと思います。 北朝鮮との友好商社 や友好旅行業者 に頼んで「急いで行くとして、いつ頃 、ビザが下りて行けますか」と聞きます。私は、やる、と言ったらやります。
2011年の3.11の大地震の直後、福島第一原発の前まで、すぐに「現地をまず見なければ」と行ったのは、私と弟子たちだ。決死の覚悟で行った。ふにゃふにゃの雑誌記者どもとは、根性がちがう。
トランプ当選までの 激しいジェットコースターのような乱高下でした(**くん、君のことばだ) を経て、言論予言をしてトランプ当選を当てて勝ったのも私だ。
2007年のアメリカの サブプライムローン崩れ、2008年リーマン崩れの大金融恐慌を、直前に予言して次々に本に書いて、すべて正確に当てたのも私、副島隆彦だ。これらは私の実績だ。
私は、だから北朝鮮に行きます。連れて行ってください。**編集長の方は、この半年の、私の動き(活動)を知らないだろうか、とにかく、私が、学問道場に(2017年の)4月10日に書いた以下の、 「 心配するな。 日本には北朝鮮の核ミサイルは、飛んでこない」 「米軍の核関連施設への一斉爆撃は、来年の4月。 そして中国軍が侵攻(進撃)して、体制変更をする」 と書いた文が、 勝手に Youtube に転載されているので、以下の URLを クリックして読んでください、と 伝えてください。
https://www.youtube.com/watch?v=38SKfejwyYo
4日前の12月○日にも、その ダメ押し文を私は書きました。それは君が読んでいます。
私は、今から、「サウジアラビアで11月4日に起きた 上からのクーデター ( palace coup d’eta 、宮廷革命 )のこと。 それから「 トランプの エルサレムをイスラエル国の 首都と認める発言」の 大きな全体背景も書きます。 それから、イランの動きも書きます。私は、一昨年の9月に、**社の****編集長に連れて行ってもらって、
テヘランと アブダビ、ドバイやらを調査しました。恥ずかしいことながら、私は、何と、テヘランで1時間、拘束された。本当に危なかった。テヘランの旧アメリカ大使館の周囲と裏側を、写真を撮っていたらあの恐ろしいイランの革命防衛隊(レヴュリューショナリー・ガード。民兵組織。イラクで戦闘をしている)に捕まった。若い兵士たちの他に、しばらくしたら、恐ろしい形相の、熊五郎のような大男が出てきた。責任者だった。この男は、きっと何十人も戦場で人を殺している、と、睨み付けられただけで、私は分かった。
本当に、あの時は、「ああ、2カ月ぐらい拘束されるかな」と思った。日本がイランの友好国でよかった。三井物産が偉いのだ。 イギリスの外交官たちは動き回っているが、アメリカ人は、とてもではないが、イランでは動けない。捕まってしまう。 私は、冗談では無くてすんでのところで、命拾いをしたのです。この事件のあれこれ細かい経緯(いきさつ)はそのうち話します。
ウクライナ問題から最新のヨーロッパ情勢までを全体観察します。 そしてアメリカの国内の対立、トランプ政権の権力闘争のことを書きます。 それで「副島隆彦の世界情勢 の本」だ。 だが、その冒頭の1章、2章は、やはり北朝鮮への現地ルポだ。これ以外には、考えれません。
ですから、おそらくこの本の書名は、 「北朝鮮への米軍の爆撃は 4月」 とズバリと直截(ちょくせつ)にやるべきでしょう。「アメリカと中国 そして、ロシア(プーチン)( =第2次ヤルタ会談体制) による 北朝鮮処分(処理、片付け 、穏健な国家への作り変え)に、日本人は脅えるな 」と 帯に書くべきでしょう。
あるいは、「副島隆彦の予言どおり」とやりますか。そして実際の米軍の爆撃が、5月、6月にまで、延びても、 このまま緊迫した情勢が続きますから、予言が外(はず)れ、とはならない。 これでどうですか。
大型台風が来る、来るで、毎回、大騒ぎ( 電車が止まる。水害が起きる )しているのに、台風が過ぎ去ったら、もう何にも無くなって、まったくみんな知らん顔だ。世の中は、いつもこんな感じです。 過ぎ去ったことには見向きもしない。
それが人間という愚かな生き物の習性です。過去を懸命に遡(さかのぼ)って、そこから教訓を得て、その次の未来予測の足しにする、という優れた知性の人間が本当にいなくなりました。 私、副島隆彦は、いつも 白(しら)けきった感じで、じっと、世の中を見ています。こんな属国(ぞっこく)奴隷ども、どうでもいいよ。俺はもう知らないぞ、と。
でも、私もこのアメリカの属国である日本という「猿の惑星」“ The Planet of the Apes ”「ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」の中の、一番、頭のいい、優秀な猿だからなあ、という感じで生きています。
私は、この 10月、11月に「霊(れい)、霊魂(れいこん) は、最新の物理学では、5次元に存在する」論 というのを書いて、それと、数学・物理学の勉強をして、十分に分かるわけはないのに、この歳で、がむしゃらに、私の周りの若い、私の弟子の、現役の物理学者や数学者たちに食らいついていって、あれこれ聞いて質問して、相当に、脳が苦しみました。
寒くなる季節の変わり目で、軽度のうつ病にもなって苦闘しました。 しかし、 この苦悩から、12月5日に、「ユダヤ人とは何か? イスラエルの首都エルサレム問題」が起きて、私は急いで、原稿を2本書いて、ようやくその軽度のうつ病から脱出しました。
ところが、12月8日に、君からの電話があって、私は狂躁状態になって、ごく軽度の精神分裂病(周囲の人に当たり散らして、喚=わめ=く症状)が 出て、君からもらった電話に、「私を北朝鮮に連れていけ。死んでも、殺されても、構わない」と、言い放って、ああいうことになりました。まことに申し訳ない。それでは、12月15日にお会いするときに、いろいろ決めましょう。 副島隆彦拝
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 最後に、アメリカのNYで始まった、2月5日からの株式崩れのことについての、10日前の、古い新聞記事を 一本だけ 載せてて起きます。 今度の暴落は、以下の、2月2日の日経新聞の記事が、一番、よく、その後の10日間を予見している。
(転載貼り付け始め)
「 米で利上げ加速論 パウエルFRB議長、2月3日始動 」
2018/2/2 日経新聞 【ワシントン=河浪武史、ニューヨーク=大塚節雄】
米連邦準備理事会(FRB)は3日、パウエル次期議長を中心とする新体制に移行する。資産価格の高騰と物価の停滞という相反する難題が残るなか、大型減税などで米景気は上振れ観測があり、利上げペースの加速も課題となる。財政赤字の拡大に伴う米国債の需給悪化への懸念から長期金利の上昇に拍車がかかっており、新体制は難しい船出を迫られる。
パウエル次期FRB議長=AP
FRBはパウエル次期議長が3日付で米連邦公開市場委員会(FOMC)の議長となり、新体制に事実上移行する。パウエル氏は5日の宣誓式を経て第16代のFRB議長として正式に就任する。
パウエル氏も参加した1月31日のFOMCでは、利上げ加速の可能性を議論したもようだ。会合後の声明文では、伸び悩んでいた物価について「今年は上向くだろう」と断言し、金融政策も「さらなる段階的な利上げ」を予告した。「さらなる」との文言は今回付け加えられ、年3回としていた利上げ回数が上振れする可能性が出てきた。
同日の米長期金利は一時2.75%とほぼ3年10カ月ぶりの水準に上昇した。利上げペースが速まるとの見方に加え、米国債の需給悪化への懸念がくすぶる。
米財務省が同日発表した計画によると、2~4月に米国債の発行を計420億ドル(4.6兆円)増やす。10年債、30年債を含めて幅広い年限で発行が増え、長期金利の基準となる10年債は月10億ドルずつの増発となる計算だ。事前には10年債の発行額は据え置くとの予想があっただけに、一時的に売りがかさんだ。
FRBは過去の量的緩和で大量に買った米国債を段階的に縮小しており、市場が消化しなければならない金額は増える。さらに米議会が成立させた10年で1.5兆ドルの大型減税ものしかかる。パウエル氏はまず、神経質な動きを見せ始めた市場と向き合う必要がある。
法律家としてウォール街で経験を積んだパウエル氏は2012年から理事を務めてきた。イエレン議長の政策判断に反対票を投じたことはなく、市場はイエレン氏と同じ「ハト派」とみてきた。
もっとも、パウエル氏を知る中銀首脳OBは「同氏は金融理論に偏らない現実派」という。昨年11月の米議会の指名公聴会でも「インフレが予測より低いと判断すれば(利上げペースを)緩めるし(逆なら)速めることもある」と強調した。
物価上昇率は直近でも1.7%と目標の2%に届かないが、米経済は完全雇用状態にある。大型減税など財政刺激策で賃上げ圧力がさらに強まり、景気が想定以上に過熱する可能性がある。それがFOMCで利上げ加速論が浮上する背景だ。
金融市場にも行き過ぎ懸念があり、グリーンスパン元FRB議長は「株式市場と債券市場はバブルだ」と指摘する。市場参加者は「18年の利上げ回数は4回」(ゴールドマン・サックスのヤン・ハチウス氏)と引き締め加速を織り込み始めた。
側近への“口撃”も辞さないトランプ大統領も壁の一つだ。同氏は「低金利人間だ」と自称する。新議長にパウエル氏を選んだのは、利上げに慎重な「ハト派」とみなしたため。トランプ政権の景気刺激策をFRBが利上げで冷やすちぐはぐな動きになる恐れもある。
米景気は拡大局面が9年目を迎え、持続力が問われる。利上げを急ぎすぎれば、FRBが自ら景気の腰を折りかねない。政策金利は今なお1.25~1.50%で、景気後退局面での利下げ余地も乏しい。エコノミストでないFRB議長は約40年ぶり。足元の経済環境はイエレン氏も「ミステリー」と評した。新体制はいきなり難路で始まる。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦 拝
【1909】[2273]【特集:GEと東芝は一連托生(笑)】今度は年金が足りない
相田です。
天下のGEのグズグズさが、さらに度合いを深めて来た。先月末は、保険事業の損失から1兆円(!?)の赤字を17年度3Qに計上しものの、4Qでは何とか黒字に持ち直す見込みだ、と報道された。ところが、これで一安心とはいかないのが、今のGEの情け無いところだ。今度は、年金の積立が3兆円(??!!)も足りないときた。
(引用始め)
米GEの復活阻む3兆円超の壁、見落とされていた年金不足の巨大な穴
ブルームバーグ 2/8(木) 2:05配信
126年前に創業した米資本主義を象徴する製造業大手、ゼネラル・エレクトリック(GE)では、ジョン・フラナリー最高経営責任者(CEO)が深刻な頭痛の種を抱えている。会社分割を検討し、なんとか巻き返しを図る同氏の努力に、310億ドル(約3兆3900億円)という年金積み立て不足という壁が立ちはだかる。
61万9000人を超える社員に年金給付の責務を果たすのは容易ではない。昨年8月にジェフリー・イメルト氏からCEOが交代して以来、GEの株価は40%下落。本来ならば、ここまで大きく手を広げたコングロマリットを分割すれば、弱い部門が強い部門の足を引っ張ることがなくなり、それぞれの事業の財務的自立が促され、埋もれていた株主価値を高めることが可能になるはずだ。
しかしGEの場合、年金不足の規模があまりにも大きく、一歩間違えれば分離後の事業部門は最終的に履行不能になるような責任を背負わされかねない状況だ。
「GEの積み立て不足は突出しており、対応は困難かつやっかいになりかねない」と、ベイカーホステトラーのパートナー、ジョージャン・ピーターズ氏は語る。「積立額が十分であれば、誰も騒ぎたてはしない。著しい積み立て不足と著しい潜在債務は、事業再編において大きな要素になるだろう」と述べた。
GEはブルームバーグに電子メールで、「戦略の選択肢を評価するにあたり、当社は常に相乗効果と非相乗効果を検討し、株主に有意な価値を生み出す選択肢のみを追求する」とコメントした。GEは1月、長期介護保険事業の古いポートフォリオに関連して、予想を上回る62億ドルの費用を計上すると発表。その後、フラナリーCEOはアナリストとの電話会議で、GEの主要事業である航空、発電、ヘルスケア部門をそれぞれ分離・上場させる案などを検討すると言明した。
原題:As GE Breakup Talk Heats Up, a $31 Billion Problem Is Overlooked(抜粋)
(引用終わり)
相田です。名門企業のGEともなれば、年金の支払いも、合わせれば相当の金額にならざるを得まい。フラナリー新社長は、低迷する株価を上げるために、ついに事業の分割に踏み出した。しかし、電力プラント、ヘルスケア、輸送機器などの、事業毎の別会社に分割した場合に難題が持ち上がった。年金支払い負担の各会社への振り分けが、どうやっても、上手く行かないようだ。分社したどこかの事業で、年金の原資が不足し、退職者達との間で訴訟に至るのが避けられないらしい。
GEは、新たな資金を急いで調達しなければならない。が、近々GEはダウ銘柄から外される事が必至だ。すると、会社の格付けがまた下がるため、資金調達も次第に困難となる。泥沼は深まるばかりだ。さすがは、東芝の親会社だけのことはある。グズグズさのスケールがケタ違いだ。
GEともあろう会社が、この状況を予想出来ないなど、おそらくあり得ない。イメルトの時代から、今の凋落を想定して、その対策として、最初に東芝を潰したのだ。半導体事業を売って儲けた2兆円を、そのままGEの年金の穴埋めにつぎ込めば、丁度辻褄が合う。
2兆円が東芝に入った後で、東芝とGEの両方の事業を適当に分割して、くっつけ合えば、2兆円はG Eに丸々わたるではないか。
まさか、というなかれ。東芝の新たな株主には、ゴールドマンサックスの息がかかった「物言う株主」達が首を連ねている。彼等が強硬に出れば、東芝はGEとの事業合併を拒否できない。メインバンクの三井住友も、JP モルガンから直々に命令されれば、従わざるを得ない筈だ。というか、最初からその筋書きだったんだよな?
ロデリックも志賀元会長も、その筋書きに沿って、アメリカで色々やったんだよな。
まあ、せいぜい悪逆の限りを尽くせや。俺は騙されんぞ。
相田英男 拝
【1908】[2271]今こそ姥捨山の復活を12
2258、2270等で取り上げられている立花孝志氏について。私は、地元が町田なので「NHKから国民を守る」とやっているのを、連日目撃している。で、友人と「NHKなんて言われなくとも一度も払った事無いわ!NHKじゃなくて、税金から国民を守る、税金を払わない方法を教えますと言え!そうしたら、チラシを貰ってやる!」と話していた。私の立花氏についての印象は、今の所、こんな感じである。
本題。ある、職場の暴力ボケ婆さんに「この生ゴミ」と言ったら、同僚が「よくこの仕事やってるよね」と言ったので「あなたに言われたくないね、自分の仕事を『私のやっている事は素晴らしい』なんて思ってる人間なんていないよ」と言った。で「本当にそうだな」と自分で思った(自分の仕事を『私のやっている事は素晴らしい』と思ってる人間に、ロクな奴はいない)。所で『ボケ』『痴呆』という言葉は、実は、今は使用禁止である。平成27年より『人間の尊厳』の見地より『ボケ』『痴呆』は『認知症』と、正式に名称変更したそうである(笑)。人間は、自力で排泄出来なくなった時点で、普通の意味での『人間の尊厳』など保てない。以前、、認知症という言葉はおかしいですね、との指摘を受けたが、その通り、意味不明である。『ボケ』『痴呆』(更に昔は『耄碌』と言っていた)私が作った『老人性依存症』、これらの言葉こそが的確だ。つまらない誤魔化しなんぞするな、そんなものは何の役にも立たない,だ。
【1907】[2270]立花孝志氏が「人類の月面着陸はウソだ」論に当たり前のように賛同した
立花孝志氏が以下のyoutubeで、副島先生の文に反応しています。
話が多岐に渡って面白かったので、主な話題と該当時間を以下に書き出しました。
0:00~ 2月18日告示の東京都【町田市】議会議員選挙に【NHKから国民を守る党】から【深沢ひろふみ】が立候補します。
1:18~ 副島隆彦さんは知らなかった。立花氏は本を読むのが苦手で、生涯で20冊すら読んだことがない
3:29~ かしことアホについて。「僕(立花氏)はアホの方です」
7:12~ 重たい掲示板の副島先生の文面の紹介
12:56~ 一柳 洋 元市議への反論
21:23~ 立花氏の「地方自治とは何か」論
34:40~ 「副島隆彦さん」の何がすごいのか(立花氏が副島先生にピンと来た理由)
①立花孝志を褒めている。
②「アメリカ人が月面に降り立ったのは大ウソだ」と言っている。
(立花氏:「その通りなんです(笑)」「人間が月面に着陸できるはずがないでしょう?」)
37:33~ 9.11もアメリカ(政府)の自作自演だ。
44:20~ 政治も経済も正解(良い悪い)はない。人生にも正解はない。利害の調整があるに過ぎない。
48:42~ 「今の日本経済はピラミッド構造がハクション大魔王のツボのようになっている」論
2:23~ 「僕(立花氏)は右でも左でもないと思ってます」
3:14~ 「副島隆彦さん」の何がすごいのか(立花氏が副島先生にピンと来た理由)
③本を百冊以上書いているのにテレビに出ていない。
【1906】[2269]NHKをめぐる若干の考察
村上春樹の小説『1Q84』はBOOK1からBOOK3の三巻の作品であり、二人の主人公が登場する。第一章には青豆(あおまめ)という名前の女性の主人公が、第二章には天吾(てんご)という名前の男性主人公が登場する。以後、奇数章には女性主人公(青豆)が、偶数章には男性主人公(天吾)が登場し(BOOK1とBOOK2においては)一巻ごとに24章あり交互に12章のパートという構成になっている。
一枚の絵としてみれば、シンメトリックな構図のしっかりとした絵画作品に例えることができる。
この絵は宗教という名前の色(絵具)で下地が塗り込まれ、独特のマチエール(画肌)の上に様々なモチーフ(素材)が確かなデッサンで描かれている作品である。
読みだせば、誰もが思い当たる宗教団体やカルト集団、過激派の名前(オーム真理教、エホバの証人、ヤマギシ会、連合赤軍など)が仮名で登場する。しかしなぜかNHKだけは実名で登場することが興味深い。
女性の主人公青豆の両親は「証人会」という宗教団体の信者で彼女は三歳のころから母親に連れられて、布教のため戸別訪問のお供をさせられている。それは小学校5年の時、家出して両親と縁を切るまで続いた。
一方の天吾の父親はNHKの集金人で同じく幼少期から集金のために父親のお供をさせられて戸別訪問をする。小さな子供を連れている方が、集金がし易くなるからという理由からである。小学校5年生の時、ずいぶん考え抜いた末に、父親に向かって宣言した。もうお父さんと一緒にNHKの集金業務について回るのは嫌だと。
ここで注目すべきことは、(少なくとも普通の人には)馬鹿げた終末論を説く宗教団体やカルト集団や過激派とNHKが並列して描かれていることである。
天吾の父親は敗戦後、定職がなかった時に知人の逓信省の役人の紹介でNHKの正規集金人として採用され、公共放送としてのNHKの役割と受信料を収めることの意味を正しく説明するための講習を受け、NHKの制服を着て、与えられたノルマを我慢強くこなす優秀な集金人として描かれている。
・・・・・・・・・・・・・・・・
敗戦当時のNHKはマッカーサーが連れてきたニューディーラーたちの指導と影響を受けてある意味で理想の公共放送を目指したのではないかと私は思う。
しかし、それはあくまでも建前上であり、国民に説明する理想の公共放送とは裏腹に、結局は権力者のスピーカーであったことに間違いない。
その最も強烈な最初の事例は極東国際軍事裁判に関する放送だろう。私が一歳のころ行われた極東国際軍事裁判を当然、私は知らない。
極東国際軍事裁判(1946年5月~1947年11月)をNHKはどのように報道したのだろうか?それは実況中継されたのだろうか?それとも、ニュース速報的に逐一報道されたのだろうか?
そして、何よりもそのオープニングの曲に何が使われたのか、私は知りたいと思う。(きっと正義の神が最後の審判を下すような演出が注意深く計画されたであろう)
当時は普通の日本国民の手紙が検閲のためアメリカ軍により開封されていた時代である。(大戦中は日本軍により検閲されていた)
私の手元には昭和22年に東京にいた祖母が関西に住んでいた私の父に宛てた封書が残っているが、この封筒の下部はカッターで公然と開けられ、更に検閲済みであることを示す文字が印刷された透明テープで閉じられている。
ここから類推すれば、極東国際軍事裁判に関するNHKの放送はアメリカ軍により細部に至るまで管理されていたであろう。そして、その放送は絶対権力者であるビッグ・ブラザーの声として、この時代の日本人は聞いたであろう。
この時、日本民族の脳に刻まれたサイコロジカルな傷は癒(い)えることがあったのだろうか。
【かっては国民の求心力の要であったNHK】
敗戦のショックからようやく立ち直りかけた国民にとって、NHKのラジオ番組の音楽や笑いやスポーツが最も安価な娯楽であり、ラジオは戦前と比べようもないほど広く普及していった。だから、NHKは受信料を集めて回る現場の人間を大量に必要とした。そして、このころの集金人は真面目に公共放送NHKが国家や企業のお金で運営されるのではなく、国民から広く集めた受信料で支えられている意義を根気よく丁寧に説明して集金する人たち、いわばエバンジェリスト(伝道師)であった。
一方、国民の側もNHKのラジオ番組を楽しみにして聞いていた。青木一雄アナウンサーの「私はとんち教室の青木先生です」で始まる『とんち教室』や土曜日の夜七時半から放送されたクイズ番組『二十の扉』(アメリカのクイズ番組『Twenty Questions』がモデル)は圧倒的に人気があった。『話の泉』『私は誰でしょう』などの夜の番組。
そして、何と言っても多くの国民にとって忘れられないのは昭和27年(1952)~昭和29年(1954)放送された、菊田一夫の名作連続ラジオドラマ『君の名は』だろう。真知子と春樹のすれ違いのストーリーが続くメロドラマで毎週木曜日の夜8時半から9時までの30分間放送された。
当時は自分の家に風呂がない人がほとんどだから、たいていの人は銭湯に行くわけで、『君の名は』が始まると銭湯の女湯が空っぽになる(風呂に入っていた女性たちが放送を聞くために脱衣場にあるラジオの前に集まった)といわれるほど女性に人気のある番組であった。
日曜日のお昼には『のど自慢素人演芸会』(後の『NHKのど自慢』)が人気があった。宮田輝アナウンサーの名司会が際立った。大晦日の『紅白歌合戦』の司会も通算15回に渡って担当し、国民に慕われた。
だから、昭和49年(1974)参議院選挙の全国区では当然のように宮田輝がトップ当選した。『紅白歌合戦』は一年を締めくくる国民的行事であり大晦日の夜は家族そろってラジオの前に集まってゆく年を惜しんだものである。
私の記憶に鮮明に残っている昭和30年代頃の『のど自慢素人演芸会』は出場者が今の倍以上いて、(時間内に出場者全員に歌わせるため)最初の一小節を歌い終わっただけで、鐘一つで落とされる人が続出していた。鐘が三つ鳴るような、とても上手な人やキャラが際立っている人だけが最後まで歌うことができ、宮田輝と話をしていた。
そして敗戦後10年以上経ったこのころでも必ず『リンゴの唄』を歌う出場者が二人や三人はいた。それほどよく歌われた曲(サトウハチロー作詞 万城目正作曲)である。敗戦の年、昭和20年(1945)に並木路子が歌い、敗戦でボロボロになった日本人の心に明るい光を灯(とも)した歌であった。
私の母がこの歌を初めて聞いたのは、昭和22年(1947)3月、大連から舞鶴港に向かうの引揚船の甲板の上であった。(昭和21年12月から昭和22年3月までの4か月間に大連から20万人の日本人が引き揚げてきた)戦争中大連に住んでいた両親は生後六か月の私を背負って、大連から舞鶴港に帰還した。
その時、引揚者の世話をする為に内地から迎えに来てくれた青年たちがいて、その青年たちが「いま、内地ではこの歌が流行っています」と言ってアコーデオンの伴奏で『リンゴの唄』を歌ってくれた。そしたら、舞鶴港に着くまで船中でみんながこの歌を口ずさみ、何度も何度も歌ったと、母はその時の感激を話してくれた。
スポーツではプロ野球中継と大相撲の中継があった。
古関裕而作曲の『スポーツショー行進曲』のオープニング曲で始まる夏の夕方のプロ野球中継を男の子たちはみんなわくわくして聞いていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
このように戦後から昭和50年代(1975~84)位まではNHKは多くの国民から信用されていたと思う。公共放送の意義を伝える伝道者であるNHKの集金人の説明を国民の大半はある程度受け入れ、進んで受信料を払う人たちも沢山いた。NHKの集金人も公共放送の意義を心底信じて、まるで伝道者のごとく家から家へ集金に回る真面目な集金人(NHK側のNHKの信者といってもいい人たち)が沢山いたのだと思う。
私の実家も親戚の家も独立後の私自身もなんの迷いもなく当然のごとく受信料を払っていた。やがて、テレビの時代が始まり、白黒テレビはいつの間にかカラーテレビとなって行ったが、私の場合は50歳代半ばまでニュースはNHKしか見なかった。事件があればNHKのニュースで必ず確認をするという習慣があった。それほどNHKを信頼していた。(国民の側にもNHKの信者は沢山いる)
昨年の11月のこと、立花孝志氏(政治家、ユーチューバー 元NHK職員、元船橋市議会議員 現葛飾区議会議員、NHKから国民を守る党党首 50歳)が東京都葛飾区議会議員選挙に立候補した。その際、駅前で「NHKをぶっ壊す!」と選挙演説をしていると、それに対する反応(特に高齢者)が二極化していたとユーチューブの動画で伝えている。
一方は少ない年金でガツガツの生活をしている高齢者がNHKの集金人(NHKの集金は今では下請け業者に請け負わせているのがほとんどで、本当に質の悪い人たちが多い)に脅されて無理やり受信料を払わされているNHKの被害者であり、立花孝志に助けを求めてくる人たち。
もう片方は「受信料を払わなければNHKがつぶれるではないか」と本気で抗議してくる(NHKの信者の)高齢者も沢山いる。
とにもかくにも、立花孝志氏は定数40人中33位で当選した。
平成30年1月31日投稿
(つづく)
【1905】[2268]今のうちに、以下のことを、のちのちの備忘(びぼう、メモ)として書いておいた。
副島隆彦です。 今日は、2018年1月27日(土)です。
政界の ”たぬきおやじ”、だった 野中広務(のなかひろむ)が死去したという。
野中広務は、竹下登(たけしたのぼる)という、田中角栄(たなかかくえい)の寝首を搔いた、極悪人の政治家のの名代(みょうだい)として、1993年から、2001年までの約10年間ぐらい、この男が、日本の最高実力者だった時代がある。
あれこれ書いて、明らかにしなければいけないことが、ある。 この 恐ろしい男に、私は、京都まで呼ばれて、面と向かってあれこれ話したことがある。それらを、そのうち書きます。
私は、今は、「米軍の 北朝鮮爆撃は ○月 !」という本を、急いで出すために、書いています。
私が、今朝、4時頃に起きて(だいたい毎朝4時に起きます)、今、このことを書いておかなければ、と思ったことがあります。 それを書きます。
頭が悪い、ということはどういうことか。 という課題(テーマ)で書く。
ここの学問道場 を読みに来る、会員たちと、盗み読みにくる人たちに、ズケズケと、ここで、私、副島隆彦から書いて伝えておきます。
頭が悪い、 知識が遅れている、ということを、理解するために、次の2つの 例を 書いて示します。
( 1 ) 日本のリベラル派、で、読書人階級の人たちで。 自分は、貧しい者たち、労働者たちの味方の人たちだ。
この人たちは、ヒラリーが、大統領選挙に出ていたとき(2016年の間ずっと)、ヒラリーは女で、女の味方で、「ガラスの天井(男たちによる長い支配のこと)」を壊して、女たちのためになることをする、ということで、ずっと、ヒラリーを訳(わけ)も分からず、民主党だから、女だから、というだけの理由で、足りない自分の頭で、ずっとヒラリーを応援していた、という人たちが、あのとき、日本にたくさんいた。
この人たちは、自分が、リベラル派、反自民党、であり、なんとなく、ずっとヒラリーを応援することが当然だ、と思ってきた。私、副島隆彦の周りにも、この、世界の動きの最新のことを、何も知らない、分からない、そのくせ、自分は、一応大卒の、高学歴でインテリだと、思ってる人たちが、たくさんいる。
私は、長年の自分の友人である、この人たちに、うんざりしている。こんなやつらばっかりだ。いい歳(とし)をして、もう老人だろうに。 もと大学教授だったり、出版社の編集者、新聞記者、大企業の幹部社員だったりしたような人たちだ。
この人たちは、その後、去年から、だんだん考えが変わった。トランプ当選のあと、次のように考えを変更した。
「なんだか自分の考えは、間違っていたようだな。ヒラリーという女は、どうも、相当にワルい女で、危険な性格をしている。 この女が、米大統領になっていたら、世界中で争いを起こして、大きな戦争をしそうだった。どうも、自分の考えは甘かった。おかしなことばかり書く、副島隆彦の方が、どうも正しいようだ。しかし、自分の 知恵の足りなさや、判断力のなさは、恥ずかしいことなので、黙っていよう」 と態度を変更した。
こういう人が、私のまわりに同世代でも、いる。私は、もうあまりこの愚鈍な人たちと話したくない。もう70歳に近くなって、頭はハゲて、年金暮らしになっている。それなのに、社会問題、政治問題にそれなりに関心があって、一端(いっぱし)の偉そうなことを言う。
この人たちの知恵の足りなさを、なんとかしようとして、私は、ずっと本を書いてきたのに、あまりもう、私の本を読まない。私も読んでくれ、とは言わなくなった。この程度の頭で、日本で、インテリ読書人を気取っているのだ。 私はずっとあきれかえっている。
( 2 ) 2つ目の連中は、 保守あるいは、右翼の連中である。
ネトウヨと呼ばれる、ネット上に、おかしな愚劣で、下品な、書きちらしを名無しの権兵衛で、やっている 本当に、生来、頭のワルい人間たちを含む。
この人たちは、北朝鮮は、中国の子分である、と頭の奥から信じている。確かにこのことは事実である。だから、アメリカが、北朝鮮に軍事行動を取る(核施設に爆撃する)ということが、どうしても信じられない。だから、毎日のアメリカ政府の動きをニューズで見ていて、何が何だから訳(わけ)が分からない。
北朝鮮のうしろには、中国がいるから、アメリカが攻撃したら、中国がそれを助けるはずだ、と、長い間、頭の芯(しん)のところにこの考えがあるので、もう、フラフラして、何が何だか分からなくなっている。 頭の中が、混乱して、一体、世界はどうなっているのか、分からない。
分かっているのは、自分の 堅い信念である、反(はん)共産主義 の立場だ。この反共(はんきょう)の思想は、絶対的に正しい、大きな真実であって、人類普遍の大真理だ、と、信じ込んでいる。これは宗教のレベルになっている。そして実際に、気色の悪い特殊な宗教団体に、彼らは結集している。
彼らは、年季のはいった、北朝鮮嫌いだから、北朝鮮の今の、世界から見たら、気持ちの悪い、奇妙奇天烈(きみょうきてれつ)な、政治体制を、ものすごく嫌悪して、唾棄(だき)していた。
それなのに、今の、この事態で、「オレは、北朝鮮の 発狂している共産主義体制を、破壊するために、米軍と一緒に戦う。自分で漁船を仕立ててでも、北朝鮮に対して、軍事行動をする」と、いうネトウヨを含めた、反共右翼が、たったの一人も出てこない。
私、副島隆彦は、この、今の、日本国内の、しらーと白けきった、無口の状態を、じっと一人で、凝視している。 なぜ、石原慎太郎が、「なに 。北朝鮮が、日本に核攻撃することがあり得る、だと。許しがたいことだ。オレは、ひとりででも漁船をチャーターして、北朝鮮に乗り込む」と言わないのか。
( その昔、・・・年に、石原は、尖閣諸島に、機関銃をもった人物たちと、麻薬を吸いながら、元気いっぱいで、船で近づいた。そのあと警察に調べられた。不起訴処分。さすがに、このときは石原も、しゅんとなっていた。おもしろいことが、いろいろあったなあ、石原よ。
私が、もし、まだ若い石原慎太郎で、意気盛んな、” 反共の闘士 ”だったら、「今こそ、北朝鮮の共産主義体制のもとでで、ずっと虐(しいた)げられた、民衆を救い出しにゆくぞ」と、漁船を仕立てて、日本海から出港するだろうに。
「 副島、おまえ、言ったな。本当に 行けよ」というネトウヨたちが、きっといるだろうから、おまえ を誘うから、私と一緒に行こうや。北朝鮮まで。どうせその前に海上保安庁か米軍に、捕まるだろうけど。 費用はなんとかして集める。寒い、冬の日本海で遭難したら、そのときは、それまで、だな。
石原慎太郎(85歳)も、ボケと、見苦しい老醜のハゲ頭を通り越して、本当に死につつあるのだろう。100歳の中曽根康弘と、どっちが先に逝くだろうか。
石原慎太郎が、まだ70歳だったら、青嵐会(せいらんかい)の精神で、かならずやったであろうことを、どうして、たった一人の反共右翼も、反共宗教団体の構成員も、言い出さなないのか。私は、このことが不思議でならない。
あれほど、日頃、「今の日本は、腐り果てている。日本人の魂は、どこへ行った」と、西部萬もボケてこういうことをずっと言っていたが、このように 悲憤慷慨(ひふんこうがい)して絶叫するのが、(頭は悪いが、何が悪い)右翼というものだろうに。
誰も、何にも、騒がないで、じーっとして、黙りこくって、みんな、もぐもぐ おいしく夕食をたべている。 ホントに、いい国だなー、馬鹿ども。私は、この事実を、今、はっきりと書いて残しておきたいのだ。
本当なら、アメリカは、中国とこそ、いますぐ 戦争を始めるべきなのだ。という 正論 ( 特殊な宗教団体に乗っ取られている産経新聞のこと)を言う立場が、実は、あるのだ。
ヒラリーが大統領になっていたら、本当に、南沙諸島(スプラットリー・アイランズ)の中国が建設した、軍事人口島、4つに、米空軍が、爆撃をしていただろう。
日本版NSC(=最高国防会議 ) の谷内正太郎(やちしょうたろう。外務官僚あがりの“国家戦略家” )の、ワルは、ヒラリー当選を当て込んで、自分が、その突撃隊長の「中国攻め」のサムライ大将を任じるつもりだったのに、今は、「総理。世界の流れを見て親(しん)中国でゆくしかありません」の
首相補佐官の 今井尚哉(いまいなおや? よしや か ?) に、負けてしまって、どうして、いいか、分からなくなっている。盟友だった「あら、ヤチさーん」のスーザン・ライス(黒人女で、安全保障担当 大統領補佐官だった)も消えていなくなった。
昔、外務省の アフリカ局の幹部で、「谷内正太郎さんは、国士で、いい人ですよ。谷内さんは、副島さんの考えをよく分かっていますよ。お会いしませんか」と、私に寄ってきて、私を買収しようとしたバカ野郎がいた。
この谷内が、「自由と繁栄の弧(こ)」という、中東にまで伸びる、日本の権益「圏(けん)」として、中国包囲網の戦略を 2008年(麻生政権のとき)に作った。 日本が、海洋国家として、大きく中国を包囲する、という荒唐無稽の国家戦略だっ。この 「自由と繁栄の弧」は、同時に、かつての、日本の愚か極まりない、大東亜共栄圏(だいとうあきょうえいけん。ザ・グレイト・イースト・エイシア・コウプロスパリティ・スフェイア) の愚劣な、漫画じみた焼き直しだ。谷内というのは、大きな世界の中の、ちっぽけな日本、という現実を理解しない、バカ野郎だ。
この谷内の、「自由と繁栄の弧(こ)」は、世界史のキーワードのひとつである、古代の中東世界の構図だった、ぐるりとパレスチナからシリア、バビロニア(メソポタミア)につながる、大きな「肥沃なる三日月 地帯」 (ファータイル・クレセント furtile crescent )の模倣だ。
ところが、、谷内のこの、反中国の包囲網の 戦略は、今は、なんと、半分に縮んでしまって、「アジア・太平洋圏構想」になってしまった。 とても、中東にまでは届かない(笑)。
せめてインドだけでも、で、インドにカネを配って、ただで、原発と新幹線(デリーからムンバイまでの一部)を作ってあげて、こっち側に取り込もうと必死だ。だが、インドのモディは、「ただでくれてありがとう」だけで、日本なんか相手にしない。国民は今も貧乏なくせに、インドは、自分のことを大国だと思っている。今の弱体化して、経済も弱くなった、チンコロ国である日本の、ひどく落ちた国力では、インドどころか、どこの小国も、見向きもしない。
谷内は、もう、ぼろぼろで、安倍に何度も、NSCの事務局長を辞任したい、と懇願している。が、安倍がまだ首を切らない。
次の日本版NSCのトップは、自衛隊の幹部(軍人)にするようだ。そうしないと、アメリカの、マティス国防長官 や、ジョン・ケリー首席補佐官、マクマスター安全保障補佐官ら、バリバリの軍人たちと、話が合わない。米軍の北朝鮮への空爆に合わせて、日本側の受け皿の準備として、戦争人足、荷物運び、すなわち、後方支援活動(ロジスティカル・サポート)の対応をしなければいけないからだ。
世界基準の政治歴史学(ポリティカル・ヒストリー)では、「ドイツと戦争するべきではなく、ソビエト・ロシアと戦いを開始するのが、自由主義世界のするべき決断だったのだ。ドイツや日本を戦争をするべきでは無かった」という見方がある。確かにこの世界政治学上の重要な、事後の研究がある。
だから。アメリカの、田舎の白人保守おやじたちの代表の、ステーィブ・バノンが、昨年末(12月15日前後)、一週間近くも、日本にいて、「アメリカは中国と対決すべきなのだ。攻撃すべきは北朝鮮ではない」
という、秘密の戦略略会議(アメリカの反共右翼団体との共催)を、日本の統一教会の幹部たちと開いていた。
それを、トランプに見抜かれて、「バカ、お前は、何をやっているんだー」で、バノンは、愛想づかしをされて、影響力を失った。
だから、反共右翼とネトウヨたちが、北朝鮮問題で、自分たちの態度の取り方が、訳が分からなくなって、混乱して頭がおかしくなっている。世界情勢がどんどん変化していることを、自分たちの頭でついて行くことが出来ない。
あるいは、北朝鮮こそは、自分たちの心底の祖国なのだ、ということが、自分たちのおかしな、ふらつく脳から、まわりにバレてしまうことを怖れているのだろう。 副島隆彦、チューセンジン、と言いつのっているが、お前たちこそ チューセンジン だ、違うのか。安倍晋三と奥さんの昭恵の方が、私よりも、ずっとチューセンジンだ。
私が、なぜ、アメリカと中国が、さっさと今の北朝鮮の 残酷な体制を軍事力で破壊して、もっと穏やかな政治体制に 作り替えることに賛成なのか。 北朝鮮の強硬な政治体制を、今のミャンマーのように、軍事独裁政権から、温和な、資本主義の体制に作り替えて、外資をたくさん呼び入れて、急いで豊かな国になるように作り替えなければいけないと、思うから。だから、私は、もうすぐ北朝鮮で起きる、「管理された小さな戦争」managed small war に賛成する.急いで体制を変更して、北朝鮮の国民を、絶望的な飢餓状態から脱出させなければいけない、と考える。 この自分の考えを、1年後に振り返るために、このようの書いておく。
以上、(1)と(2)の2種類の 具体例を挙げることで、私、副島隆彦は、現下(げんか)の情勢を、克明に記述しておく。
一年後に、あの時、どういうことが起きていて、日本国民は、全体の雰囲気として、どのように考えていて、それを、誰にも話さないで、じっと自分の脳の中にしまっていた、ということを、あとあと、一年後に、私は、確認する。そのために、私は、以上の通り、のちのちの備忘(びぼう)、、メモとして、書いた。
なぜ、私、副島隆彦が、どんどん進行してゆく、今の世界政治の全体像を、これほどに的確に把握して対処出来るのか、不思議でならない、という人は、私、副島隆彦の主著 である、
『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』
(講談社+α文庫、1999年刊)
を買って読みなさい。この本を、一冊、きちんと読めれば、世界政治の、各思想 の流派のことは、全部わかります。 私が、23年前(1995年)に書いた本だ。これさえ読んで、しっかりと分かれば、日本人の、インテリ層は、本当に、相当に頭がよくなるのだ。
今の、50歳から下の、 日本の若い政治学者どもは、全員、私のこの本を、読んで、そして、世界をなんとか分かったのだ。 まさか、そんな、と思う人は、とにかく、この本を買って読みなさい。
学問道場の会員たちであっても、まだ、この本を読んでいない、という人は、。読みなさい。皆さんは、十分に、副島隆彦の世界(ソエジマ・ワールド)に入っている人たちなのですから、 他の人たちよりは格段に、容易に、すんなりと、この本を読解できるでしょう。
そうなったら、一気に、ものすごく頭のいい人間になるでしょう。なぜなら、世界基準での政治、および政治思想というものが、分かるでしょうから。そうなったら楽ですよ。いろいろくだらない情報で、惑わされることがなくなるから。 私が、このことを保証します。
そのうち、この本の、紹介文とか、書評とかを、載せます。
副島隆彦拝
【1904】[2267]会員からの 感想メールを転載します。
副島隆彦です。
学問道場の会員で、私に個人的なメールで、読後の感想を送ってくるひとたちがいます。あまり遠慮しないで、出来るだけ、この 掲示板に載せてください。
自分一個の、個人的な問題では無い 課題にであれば、会員は、この重たい掲示板に書いて下さい。 以下のメールは、「載せ方がよく分からない」とのことでありましたので、私が、転載、貼り付けします。 副島隆彦記
(転載貼り付け始め)
From 堤達(№1295)
10人程度のメンバーに出している私的mailですが、西部萬 について書きました。
貴兄に比べるとセンチメンタルで甘いですが、ひと言私からも申し上げようと思いました。
西部邁へのセンチメンタルな感想
本日(2018/01/22)の朝刊で西部邁の死が報じられた。入水自殺のようである。 西部の本を熱心に読んだのは、80年代半ばであったと思う。多分、現在までに10冊以上は読んでいると思う。
20年以上前だろうか。「朝まで生テレビ」もしばしば電波観戦したように思うが、やがて彼の物言いが下品になる頃、番組それ自体への興味も同時に失せた。
中沢新一を東大に迎えるかどうかで揉めて、西部や舛添要一が同大の教員を辞めるという事態が生じた頃、職場の同僚が「東大の先生なんてあんなものかよ」と呟いた言葉に対し、柄にもなく本気で「俺は西部の本を6冊以上読んでいるけど、あいつは立派なヤツだ」と反発したこともあったのだ。
彼の本を読まなくなったのは、ある時点からである。題名は失念したが、回想記風の文章の中で、"侠客"となった幼なじみが当時西部の住んでいた団地に訪れて、自分と妻も 一緒に3人で覚醒剤を注射した体験を読んでからだ。侠客が「東大の先生に覚醒剤を薦めるなんて」と呟くシーンであった。
覚醒剤を注射したことや、それを正直に告白したことが問題ではなかった。文脈から「ああ、彼はもう何をいわれてもどうでも良くなったのだな」とガッカリしたのである。少なくとも評論家として禄を食む以上「何を言われてもどうでも……」というのは致命的である。
繰り返し彼が引用したチェスタトンの箴言 は記憶に焼き付いている。
「狂人とは理性を失った人ではない。理性以外の全てを失った人なのだ」
西部が感じた幼少時のエピソードに、戦後、小学校で集団で戦争記録ものの映画を観に行ったときのものがある。子どもたちがアメリカ軍に拍手したのであった。「子どもたちでさえそうだ」というこのどうしようもない違和感が西部の原点であったように思う。
手元にある印象的な対談から引用する。
(引用開始)
吉本…… 僕は西部さんの、『六〇年安保 センチメンタル・ジャーニー』というご本を大変面白く読みました。とくに唐牛健太郎(全学連元委員長)に対する理解の深さ、一種の情緒的な好意・シンパシィといいますか、それらを含めて、おれは唐牛健太郎に対する正当な評価と.正当なイメージをはじめて見たよと思いました。
だけどたった一つ「おやっ」と思ったことがあるんです。西部さんの本の中には一箇所も「大衆」というのが出てこない。この人たちは自分たち全学連と大衆の運命とを共感せしめることがどこかになかったのかなという疑問ですね。
西部 たしかに僕の書きっぶりの中に、大衆――僕の言葉でいえば庶民――の具体的な問題が出ていなかったといわれればそうかもしれません。しかし僕のいう庶民は、実は東大教授であり、道化であり、記者であり、清掃業者であり……そうしたいっさいの可能性をすべて持っていて、かろうじてバランスを保ちつつ生きている人たちのことなんです。ですから、おれはほんまは庶民なんだ、少くとも庶民になりつつあるんだ、と僕は思っているんです。
吉本さんは、三島由紀夫について「資質の宿命」といわれましたが、福田恆存氏はあるエッセーで「気質」という言葉をつかっています。気質というのは英語で「ヒューモア」なんですね。もともとは人間の体の中に流れている体液をヒューモア=気質という。気質が何ゆえに「ユーモア」になったのか。僕はこう考えるんです。ホルモンの流れ、血液の流れ、そういった体液の動きによって人間は支配されているにすぎない。
なんだ、そうなのか、おれってそれだけなのかという、やっかいとも滑稽ともいえる自覚。こうした気質の宿命を知らざるを得ない人間から、ユーモアが生じるだろうと思うんですよ。
おのれが持って生まれた気質に支配されていることを知った上で、それをユーモアにまで高めてしまうという、本当にすごい才能をもった人びとを僕は「庶民」と名づけたいんです。ついでにいえば、そういう庶民が、戦後、日本ではどんどん消え去るばかりであることに三島由紀夫的にアタマにきているところがあります。
吉本 実感としてはよくわかります。僕が大衆という言葉を使っていて、いまその言葉に該当する存在をどこに求めていくかとなると、どこにもないじゃないかということになります。ですから僕の場合もイメージとしての大衆です。……
(引用終了)
対談 吉本隆明VS.西部邁「自決から20年 三島由紀夫の思想と行動 いま知行合一は可能か?」『文藝春秋 90年12月号』
どこかでまた、触れてみたい話題である。
西部邁、嫌われた人でもあった。それは認める。ご冥福を祈る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上です。三橋貴明についても興味深く読ませていただきました。ご自愛のほどお祈り申し上げます。
From堤達
メールをありがとうございます。載せていただければ幸いです。
やり方が良く分からないということがあります。慌て者なのでメルアドが載ってしまいそうで遠慮していました。最早、年金生活者なので、名前も載せてもらっても構いません。
( 返信のついでに少しまた思い出しましたので…… )
今、その名が思い出せそうでもうちょっとというところですが、わたしと同じくらいの年齢の某氏が西部を「孤独な説法師」と著書で書いていました。全くそのとおりでした。私も説法されるのが好きだったのでしょう。
妹の事故に責任を感じて吃音者となり、それがアジ演説の際、治っていることに気付いたいうことなど、どちらかと言えば、彼の負の体験みたいなものに惹かれていたのかも知れません。
鷲田小弥太( わしだこやた 札幌大名誉教授・1942- )という人が、同じ村落に住んでいて、若かりし頃の西部の姿を活写していましたが、「やや傍若無人風だが憎めない」ような描き方だったように記憶しています。
貧しき時代に開催された集落単位の夜間映画会に窓から堂々と無賃侵入してきたというような話だったと記憶しています。鷲田自身ははっきりとは言っていませんが、自分は東京には行きたくはなかったので、大阪大学に入学した、と書いています、やはり? 周囲を「敬して遠ざける趣」が西部にはあったのではないかと、邪推しています。
呆れてしまった事件を思い出しました。
「朝生」で有田芳生に対して「あんな女のハダカが載っているダブロイドに書いていて恥ずかしくないのか」と吹っかけたのでした。とにかく、しつこかった。
このときばかりは有田に同情しました。有田も「あなたの『発言者』は立派だろうけど…… 」みたいな反論をしていましたが、まさかそんなことを言われるとは思っていなかったようでした。
『発言者』最初の4年間くらい購読しておりました。
最初、季刊と勘違いしていて、振り込んだ購読料が違っているとの指摘の電話が自宅にありました。多分、あれは奥様だったのでしょう。「もうちょっと話しておけば良かったな」とは後の祭りでした。
なぜか、勘違いしたのでした。多分、毎月読むのはツライと思っていたのでしょう。でもまあ、あそこに寄稿した人々の考え方は分かったような気になりました。
長くなりますので、この辺で失礼します。わたしも昨年12月で67歳になりました。有名無名を問わず、70歳前後でお亡くなりになる方も少なくありません。副島さん、学問道場の方々、くれぐれも健康にはご留意下さるようお願いします。
(転載 貼り付け 終わり)
副島隆彦 記