映画なんでも文章箱
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Loginはこちら【14】NHK大河ドラマ「龍馬伝」
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。
さて、先日NHKの大河ドラマ「龍馬伝」が終わりました。
このサイトを見ている人は、「坂本龍馬はジャーディン・マセソン商会とアーネスト・サトウと深く関係していた」という副島先生の説を知っていると思います。だから、脚色してつくられた坂本龍馬の伝記ドラマなど、あまり興味がわかないかもしれない。
しかし、私は、NHKなりに、「ひとりで維新の改革を成し遂げた偉人・坂本龍馬」のイメージを損なわず、真実をいくつかいれていたと思います。副島先生の書いた「属国日本論」の真実が、ざわざわと世の中に伝わっているというひとつの証(あかし)です。
例えば、ドラマには、アーネスト・サトウが登場しました。坂本龍馬がアーネスト・サトウに向かって、「薩摩と長州のうしろにはイギリスがいるのでしょう」と啖呵(たんか)をきって、パークスやアーネスト・サトウらを慌てさせる場面があった。「おいおい、薩長連合をつくったのはおまえってことになっているんだろう、そんなこと言っちゃあ、いかんぜよ」とつっこみを入れたのは私だけではなかったと思います。ちなみに、アーネスト・サトウこそが倒幕の裏にいたイギリス外交官です。
また、坂本龍馬暗殺の下手人として、それとなく、長州藩の存在を示唆していました。坂本龍馬夫人のおりょうの夢として、長州人に暗殺される場面を映し出していた。また、大政奉還をもくろむ坂本龍馬は、薩摩藩・長州藩にとっては邪魔者でしかないという史実をきちんと描いていました。
最近、NHKは、ドラマの中で、さりげなく、少しだけ真実を暴露するという手法をとっています。白州次郎の伝記ドラマでも、彼とキャノン機関とのつながりを、新聞記者のことばとして暴露していました。白州次郎はキャノン機関をつかって裏の仕事をさせていたようです。
また、この「龍馬伝」の中で、いろいろな歴史の事実が確認できたのがよかった。
例えば、金と銀の交換比率がちがうために日本の金が海外に流れ出したという事実、および、これが志士たちが攘夷に走る理由であることをきちんと伝えていました。久坂玄瑞と坂本龍馬の会話として描いていました。
そして、文久3年5月10日の尊王攘夷決起も確認できた。この日、志士たちは皆、苦労して画策してきた尊王攘夷の活動が、ついに成就するのだと心待ちにしていた。ところが、藩からは何の命令もない。彼らは本当に落胆した。これらのことが確認できました。
坂本龍馬がなぜ大政奉還に走ったかは副島先生が詳しく論述しています。アーネスト・サトウが坂本龍馬の後ろで暗躍していたということが属国日本論を読めばわかる。「船中八策」という坂本龍馬が書いた明治維新の骨格方針はアーネスト・サトウがジャパン・タイムズに寄稿した「英国策論」がもとになっています。アーネスト・サトウは、「日本の元首は天皇であり、そのもとに諸雄藩の連合政権をつくるべきだ」と書いているそうですから、これが大政奉還のもとのアイデアでしょう。したがって、坂本龍馬もこの案のとおり動いている。これはアーネスト・サトウが土佐藩を訪問した直後に後藤象二郎が薩摩藩に大政奉還をかけあっていることからもわかります。
ところが、大政奉還に走った坂本龍馬が暗殺されたことから、急激な状況の変化が起きたことがわかります。いったい何がアーネスト・サトウに起きたのか?
裏読みすれば、最初から騙すつもりだった、大政奉還させて、その後、薩長土肥の軍事力で制圧する筋書きが前もってあったと考えられる。または、フランスの出方によって、2つの場合を想定して、どちらにも対応できるようにしていたのかもしれない。
ただ、アーネスト・サトウの行動を好意的に解釈するならば、彼自身が急激なイギリス本国の方針転換に振り回されたのではないかという理論も成立します。坂本龍馬が暗殺された1867年ですが、その前の3年間というのは世界史でも希(まれ)な激動の時代です。ヨーロッパからアメリカ・アジアまで、いろいろなことが起こっている。オーストリア・ハンガリー帝国(ハプスブルク家)の誕生などいろいろありますが、特に記しておかなくてはいけないのが、「南北戦争の終了(1865年4月)」と「太平天国の乱の終息(1864年)」です。
これによって、武器商人であるジャーディン・マチソン商会は在庫をかかえたまま、武器が売れなくなったはずです。こういう急激な経済環境変化に普通はついていけない。そこで、イギリス本国とトーマス・グラバーが協力して、日本を内乱に導いて武器の在庫を一掃しようしたのではないか、そのため大政奉還の方に走っていたパークスやアーネスト・サトウを転向させ、また坂本龍馬を捨てゴマにしなければならなかったのではないか。これは典型的な「逆コース」といわれるパターンです。第二次世界大戦後の日本でもありました。
副島先生の話だと、イギリスのどこかにこれらの資料がまだ隠されているそうですから、いずれ、真実が明らかになるでしょう。
このドラマをみると、岩崎弥太郎がつくった三菱という会社は、坂本龍馬暗殺によって生まれたことがわかります。実は、いろは丸事件というのがあって、紀州藩が海援隊に8万両(本当は7万両らしい)の賠償金を払ったことになっています。ドラマでもきちんと取り上げていました。しかし、このお金は、いろは丸所有の大洲藩には行っていないらしい。つまり、岩崎弥太郎か後藤象二郎が賠償金を掠(かす)め取ったということです。ちなみに、坂本龍馬が暗殺されたとき、なぜ京都にいたかというと、この賠償金をとりにいったらしい。これらのことは津本陽という人の本で明らかになっています。
これが本当に歴史的な事実なら、いろは丸の賠償金で岩崎弥太郎は大もうけをしたということになります。坂本龍馬が生きていたらそうはならなかったわけで、岩崎弥太郎が創設した三菱は、坂本龍馬暗殺の上に成り立つ会社ということになります。
三菱という会社は、「三菱ゼロ式戦闘機」でわかるとおり、脈々とつながる武器商人でもあります。ドラマでは、そのことを、岩崎弥太郎のことばとして、「戦争こそが金儲けのビッグチャンスだ」といわせていました。
下條竜夫拝
【13】ハンターSトンプソンの映画公開
「GONZO-ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて-」が2011年2月19日から公開されるようです。gonzo-eiga.com
【12】是枝裕和(これえだひろかず)監督作品を見て
「誰も知らない」
これは私が沖縄市に住んでいた頃、公開されたフィルムです。主演の柳楽優弥(やぎらゆうや)が主演男優賞を獲ったり、この作品自体もキネマ旬報で1位になっていますからご存じの方も多いでしょう。
那覇で見損ね、どうしても見たくて、今はなくなっていますが名護シアターという沖縄本島北部の映画館で見ました。往復の高速代金とガソリン代、駐車料金、入場料でかなり散財しました。が、その甲斐あってか傑作でした。
時間の経過がこの映画の見せ所です。
最初と最後で次男坊の顔つき体つきが違っています。かなりのリアリティです。いっぺんに撮影せず、何回かに分けて撮られたと云うことですが、それだけに作り手の本気度を感じます。
母親に新しい彼氏(旦那)が出来、子ども4人をほったらかして出て行ってしまいます。何とか生活して欲しいので、機会あるごとに長男にお金を渡しに来ようとしますが、続きません。長男が「お母さんは帰ってくる」と下の子たちに言い聞かせているものの、それぞれ成長して長男の嘘を見破ります。
‘こういう映画が見たかった’と手を叩きたくなります。
クリスマスケーキを安く手に入れるために、投げ売りが始まるのを待っているとか、カップ麺の残り汁をご飯に浸して食べるシーンなど説得力を持っています。
良くできた映画です。私は日本映画の記念碑と言って良いくらいだと思います。
「幻の光」
それぞれ子どもを抱えた男女が再婚で一緒になり、落ち着くまでを描いた映画です。
監督の処女作、また江角マキコの初主演作品です。
江角マキコ演じる女の元の亭主が自殺する以外は特に大きな事件もなく、淡々と話は進みます。だからといって決して退屈な話ではなく、味わいのあるものに仕上がっています。
欠点としては江角の生活感の無さでしょうか。元々モデルで顔もスタイルも美しい。普通の主婦に見えません。漬け物にするであろう大根を洗いながら近所の人と挨拶を交わすシーンなどで、嫁ぎ先である能登に溶け込ませようという意図は見えますが、空振りに終わっています。私は殆どTVをつけませんが、1度「ショムニ」という彼女主演のドラマをたまたま見ました。やっぱり容姿が奇麗で、周りの女優とは明らかに違う。OLに見えません。手足が長いのです。調べてみると彼女は身長170cmなので、やはり相方には183cmの内藤剛志(たかし)でないと釣り合いがとれなかったのでしょう。
撮影場所を捜すのに時間をかけたのではないかという感じがします。能登の季節感、風俗とかそういったものを出そうと苦心しているなと思いました。
「歩いても歩いても」
力作です。見て約1週間経ちますが、心の中で反芻しています。
さりげない登場人物たちのやりとりが巧く描けています。「幻の光」よりも更に監督の力量がついてきたな、と感じさせます。前述の江角マキコの様に、浮き上がった存在がいません。
長男の法事に故郷に戻ってきた妹一家、弟一家、両親が接する2日間と、短い後日譚だけの話ですが、人物各々の悲喜こもごもが良く出ています。
夏川結衣(ゆい)が非常に上手い演技をしています。阿部寛(ひろし)演じる弟の妻役です。初婚ではなく、先立たれた夫の連れ子を持ち、夫の家族に後ろめたさを感じている。それだけに気をつかって義理の両親、姉の家族に溶け込もうとしている姿がよく表現されていました。
最近、映画誌などに目を通していないので分かりませんが、是枝監督は小津安二郎を意識しているのではないか、と思います。日常的な描写から登場人物の心情を描き出そうとしているところから想像しました。
是枝監督は、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」を撮った中島哲也監督と共に、期待している監督です。※中島監督の「告白」は今ひとつという評判ですが…(なんでかなさん、感想を投稿していただけると幸いです。)
【11】“豪華キャスト”なB級アクション映画『エクスペンダブル』にブラウン管の幻を見た
茨城県つくば市在住の菊地研一郎(会員番号2555)です。
以下は、アクション映画『エクスペンダブル(以下、EX)』の感想です。
日時:先週末の夜(2010年11月13日夜21時)
場所:近所のシネコン「MOVIXつくば」
環境:大人一人で入場。収容約200人の部屋に観客が約25人。
『EX』はシルベスター・スタローンが主演・脚本・監督を務めたB級アクション映画だ。
火薬量が多いだけの取るに足りない暇つぶし映画であり、
例えば近年の名匠クリント・イーストウッド作品等とは対照的である。
この映画は北米では8月に公開され、初週の成績は第一位。
第二位のジュリア・ロバーツ主演『食べて、祈って、恋をして』とは大きな差が付いた。
あらすじ紹介など無価値な映画だが、一応素描する。
民間軍事会社……ではなく、単なるゴロツキ傭兵部隊が
いつものように引き受けた仕事をいつものように遂行して終わり、というもの。
任務は、麻薬製造を始めたメキシコ湾の軍閥の島の壊滅。
裏事情も単純で、ヤメ検ならぬヤメCIA局員が麻薬ビジネスを指導しているため、
世間バレないうちに片付たい、というのが真の依頼主であるCIAの希望である。
ストーリーに関して、それ以上の深みは一切無い。
よって、観る側としても興行的な事柄の方により大きな感心を抱くのが自然だ。
そもそもこの映画の売りのひとつは豪華キャストである。
ブログ『徒然なる日常』の記事「エクスペンダブル 2010年10月22日」から、
出演俳優に関する記述をお借りする。以下、
『徒然なる日常』
「エクスペンダブル 2010年10月22日」
http://blog.livedoor.jp/giuseppe_farina/archives/1503712.html
(引用始め)
ということでキャストの話。主人公のバーニー・ロス役には“イタリアの種馬”ことシルベスター・スタローン。還暦を過ぎたアクションスターの「いい感じ」のショボくれさが哀愁感を誘う。リー・クリスマス役には『トランスポーター』のジェイソン・ステイサム。イン・ヤン役には『ロミオ・マスト・ダイ』のジェット・リー。ガンナー・ヤンセン役に、かつて『ロッキー4/炎の友情』で死闘を演じたドルフ・ラングレン。そして、ツール役に『レスラー』で見事カンバックを果たしたミッキー・ローク。謎の依頼主チャーチ役には『ダイ・ハード』のブルース・ウィリス。さらにトレンチ役として、現カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワレッツェネガーまで出演する豪華なキャスト。その他、ランディ・クートィア、スティーヴ・オースティン、テリー・クルーズ、エリック・ロバーツ、デヴィッド・ザヤス、ジゼル・イティエなど。
本当に豪華なキャストなのだが、ただひと言だけ言わせてもらうなら、ジェット・リーが出てるのに、
何故、ジャッキー・チェンが出てないのだろうか。
(引用終わり)
スタローン、シュワ、ウィリス、ロークにラングレン。
筆者は74年生まれであり、鑑賞中に頭の中が90年前後の
アクション洋画界にタイムスリップした。
いや、木曜洋画劇場や深夜映画の世界と書くのが正確だ。
なぜならば、筆者の脳裏に浮かんだ映像は、
闇の中に浮かぶスクリーンではなく、
明るい居間のブラウン管であったからである。
湾岸戦争の前後だったか、CNNによる戦場の生中継が
いろいろ論議されていたことを思い出す。
もう私の机の周囲からVHSのビデオテープも消えたし、
ブラウン管のディスプレイも同様に消えた。
現在の私は、自室のPCに接続されたカラー液晶の前だ。
スクリーンの向こうにもこちらにもヒトがいるが、
装置ほどには置き換わっていないようにも感じられる。
もっとも、それは錯覚であって、ただ単に私が
見たいもの/見うるものだけを見ているだけかもしれない。
ただ、人間の経年劣化は近年の家電よりも緩やかなのは事実と見えた。
最後にYahoo!辞書/eプログレッシブ英和中辞典から
英単語「expendable」の説明を引用して、送信します。
(引用始め)
ex・pnd・a・ble
【章】(目的達成のために)費消してよい; 使い捨ての; 保存に値しない, 重要ではない;
【軍】(作戦上)消耗してよい〔物資〕, 犠牲にしてよい〔兵員など〕.
The soldiers were regarded as ~.
兵士たちは消耗品として考えられた.
〈普通 ~s〉消耗品(扱いの人[兵]).
[ 新グローバル英和辞典 提供: 三省堂 ]
(引用終わり)
【10】ジョーズを見て思ったこと
スピルバーグ映画を見て思ったことを簡単に書きます。
シンドラーのリスト、プライベートライアン、ET…私はどこが良いのだろうがと思います。
シンドラー…なんで主人公がユダヤ人を救おうと思ったのか、よく分からない。映画館ですすり泣く人が多かったと聞いたが、なぜ泣く?ロマン・ポランスキーの「戦場のピアニスト」は、夢に出てくるほど迫力があった。夢の中でナチスとユダヤ人の銃撃戦に私が加わっていた。怖くてしかたなかった。
プライベート…登場人物に思い入れが湧かない。冒頭のノルマンディ上陸作戦はよく描けていたと思うが、それだけ。
ET…何が面白いのか、さっぱり分からない。興奮も感動も全くない。
その点、ひたすら主人公が謎のトレーラーに追われるDuel(激突!)の方が面白いです。
今回ジョーズを初めて(日曜映画劇場か何かでちらっと見た覚えはありますが)見ましたが、いくつか迫力ある場面はあったものの、「ああ、そうかい」と思うくらいです。まあ、これから後のホラー映画などに与える影響はあったのかも知れませんが、つまらないですね。
結局、視聴率欲しさにおどろおどろしいTV番組を作る連中と大差無いのかも知れません。スピルバーグは迫力ある映像を作る才能はあるものの、幼稚な感じから免れません。
【9】夏のお子様向け映画『ベスト・キッド(The Karate Kid)』
8月22日にリメイクの『ベスト・キッド(The Karate Kid)』を見た。
オリジナルの『ベスト・キッド』は80年代にヒットした他愛のない青春娯楽映画だ。普通のイタリア系の少年が日系人から空手を習ってJocks(体育会系のいじめっ子の意味)に勝つ、という筋。日本でもそこそこヒットし、テレビの洋画劇場でもよく流れていた。
リメイク版ではいくつか設定が変更されている。場所がアメリカから北京に、少年がウィル・スミスの息子ジェイデンに、空手マンがジャッキー・チェンに。武術も空手からカンフーに。異論はあると思うが、ジャッキー・チェンのおかげで“オリエンタリズム”な違和感は少ないだろう。ジェイデンくんも小柄で童顔で、まだ可愛い小学生という容貌である。
映画後半のカンフー修行からトーナメント戦で優勝するまでの流れはスポ魂の定番通りなためコメントの必要が無い。学問道場的に意味があるのは前半だろう。露骨にアメリカ大衆向けの「Welcome to 北京」ビデオしており、北京の意図が透けて見える。例えば、天安門広場を背後にするシーンがあるのだが、さりげなく毛沢東の肖像画が長々と写り込んでいた。
明示はされないが、ボーイのママはデトロイトのGMに勤務していたようである(父は数年前に死亡)。ホームシックのボーイが「中国なんかイヤだ。ホームに帰りたい」と叫ぶが、ママはこう叱る。「帰るところはないの。もうデトロイトの家はないの。ここがホームなの!」どうやら一時転勤ではないようなニュアンスである。続編があれば、その辺りのことがもう少し描かれるかもしれない。オリジナルの続編『ベスト・キッド2』はオキナワが舞台で、日本人にとってはかなり珍妙に見えたのを覚えているが…。
【8】「C・イーストウッドの描くアメリカ保守主義の再興は本物か」
「videonewscom」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2009年05月30日
「C・イーストウッドの描くアメリカ保守主義の再興は本物か」
登録チャンネルを編集 読み込んでいます… 再生のパフォーマンスを向上させるには Flash Player 10 にアップグレードしてください。今すくアップグレードするか、詳しい情報を表示します。
2,978
再生回数 2,978
(転載貼り付け終了)
【7】「「カジノジャック」と「インセプション」に見るアメリカの今と昔とこれから」
「ビデオニュース」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
■マル激トーク・オン・ディマンド 第485回(2010年07月31日)
「「カジノジャック」と「インセプション」に見るアメリカの今と昔とこれから」
ゲスト:町山智浩氏(映画評論家)
5回目の金曜日に普段のマル激とはひと味異なる特別企画を無料放送でお届けする5金
スペシャル。今年2回目となる5金は来日中の在米映画評論家・町山智浩氏と映画特集を
お届けする。
今回取り上げた作品は、まず1本目が町山氏イチ押しのドキュメンタリー映画『カジノ
ジャック』。アメリカで伝説のロビイストとして知られるジャック・エイブラモフの栄
光と転落を通じて、カネとロビイストに牛耳られたワシントン政治の実情を鋭く暴いた
社会派作品で、日本での劇場公開は未定ながら、現在公開中のアメリカでは既に高い評
価を得ているという。
町山氏はエイブラモフ事件を、アメリカの政治が1980年大統領選でのレーガン当選以
来、事実上ワシントンを支配してきた共和党保守派による保守革命の終焉を象徴する歴
史的なできごとと位置づける。
しかし、ニューディール時代の大きな政府の腐敗を批判し、綱紀粛正を主張しつつ、
規制緩和によって小さな政府を実現することが強い経済と社会を再現すると主張してき
たエイブラモフら保守派の重鎮たちが、なぜいとも簡単にその影響力をカネで売るよう
になってしまったのかについては、より詳細な検証が必要だろう。
2本目は今日本でも公開中の『インセプション』を取り上げた。レオナルド・ディカ
ブリオ扮するコブが、人の夢の中から企業秘密を盗み出すことを専門とする産業スパイ
という設定で、人の夢に入り込み秘密を盗み出したり、それを守るために夢の中でガー
ドマンを雇ったりと、ややSF的な設定。
初っ端に映画素人を自認する神保哲生が、SFとは言えあまりに現実味のないストー
リー設定に「子供騙しとしか思えない」と酷評したところ、宮台真司、町山智浩の2人
が口を揃えて大反論。なぜストーリーを意図的に荒唐無稽にしているかや、「夢の中
の夢の中の夢」という概念の奥深さなどを説き、全面的にこの作品を擁護する一幕も。
今回の5金映画特集は、この2作品を入り口にアメリカ政治の現実とオバマ当選の
意味、そして本当の現実とは何か(今、自分が現実だと思っているものが、本当に現
実であるという証拠はあるのか)などについて、町山智浩氏と語り合った。
<今週のニュース・コメンタリー>
・死刑廃止論者の千葉法相が死刑執行を命じたことの意味
・政権の方向性を示さない菅氏
リーダーシップ欠如に不満の声相次ぐ
<関連番組>
■マル激トーク・オン・ディマンド 第472回(2010年04月30日)
5金スペシャル 映画特集 豊かな国日本がかくも不幸せなのはなぜか
ゲスト:寺脇研氏(映画評論家、京都造形芸術大学教授)
http://www.videonews.com/on-demand/0471480/001421.php
マル激トーク・オン・ディマンド 第387回(2008年08月30日)
5金スペシャル 映画とイラク戦争と大統領選挙
ゲスト:町山智浩氏(映画評論家)
http://www.videonews.com/on-demand/0381381390/000790.php
マル激トーク・オン・ディマンド 第335回(2007年08月31日)
5金スペシャル映画特集 マイケル・ムーアは終わったのか
ゲスト:森達也氏(ドキュメンタリー作家)
http://www.videonews.com/on-demand/0331331340/000737.php
(転載貼り付け終了)
【6】「ウォール街」
オリバー・ストーンフィルムです。
映画館で見たのは社会人になる直前か、直後かそのあたりだったと思います。
今回、「特別版」を改めて見直しましたが、基本的なストーリーに代わりはないものの、最初に公開された物の方が良かったのかな、という気がします。
作品としては、マイケル・ダグラスが良い味を出しているし、チャーリ・ーシーン、マーチン・シーン親子も上手い演技をしていて、最後まで飽きなく見させてくれます。
惜しむらくはダリル・ハンナ演じる女がどういう過去や背景を持っているのか知りたい気になります。
当時と違い、今は実際に私も生計の為に株売買をします。
株式取引をインターネットを通してされた経験のある方はお分かりだと思いますが、金のあるところには、たんとあります。寄り前の板がストップ高近辺、逆にストップ安近辺にあったりするのは珍しいことではありません。いわゆる「仕手」が日本で一番時価総額の大きいトヨタの株価を操作するなんてのは、朝飯前でしょうね。
映画かでは当時はかなりコンピューターは導入されていることは伺えるものの、一部分でしかありません。今の方がよりスピーディーに、巧妙な仕掛けがあるのかも知れませんが。
実は、株取引しているなんて私は親父には言えません。この作品に出てくる、ひたすら身を粉にして働くマーチン・シーンと被さってしまいます。
強欲greedと、親子の情の間で揺れるチャーリーに共感を覚える人は少なくないと思います。
オリバー・ストーン映画では異色作ですが、良くできていると思います。
【5】失敬。
「赤いスイートピー」です。ご免なさい。
