日本政界●情報メモ

投稿日:2010/06/30 07:08

【93】「ついに実名告白!週刊ポスト官房機密費マスコミ還流問題」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/06/29(火) 08:58
「ついに実名告白!週刊ポスト官房機密費マスコミ還流問題」

まず、最近の官房機密費関連の私の2つのツイートを紹介したい

≪野中氏が官房機密問題をいきなり言い出したのは、小沢一郎対策からだった。唐突に言い出したので何かあるとは思っていたが、月刊サイゾー最新号に全国紙政治部デスクが匿名で語っている。結局、小沢一郎を擁護している日刊ゲンダイと週刊朝日を脅して引き剥がすことが狙いだったようだ。 (6/24)

日刊ゲンダイが先週と今週でガラっと論調が変わっているのは何故か?気のせいかな?野中元官房長官に脅された?というのは考えすぎか?(6/28)≫

気のせいならいいが、小沢支持から民主党にシフトしているのが気になる。
このサイゾーの記事は、なるほど、とうなずけるもので、ありえる、と野中氏の今までやってきたころから考えれば十分あると思える。

本ブログ5/1エントリー≪野中広務元官房長官の機密費暴露発言にはウラがある≫でも取り上げたが、次のように書いた。

≪野中が議員時代から、この方は稀代の策士で、目的のためなら手段を選ばない人だと思ってきた。また日本をダメにした政治家のトップのグループに入る一人だとも思っている。この人が発言するということは何か「ウラ」があるはずだ。≫

この野中氏という元政治家は、こと小沢一郎については、最後の最後まで恨み、憎しみ、嫌ってきたようだ。
それは自分の政治家としての資質と関連していると思えるが、これについては別の時にじっくり考えてみたいテーマでもある。

その野中氏の意図的な理由により、話題となることになった「官房機密費メディア還流事件」ともいえる問題で、やはり週刊ポストが取り上げている。

(週刊ポスト7/9号)

今週の週刊ポストは官房機密費について元NHK政治部官邸キャップが実名で告白

まずはタイトルまわり

≪元NHK政治部官邸キャップが実名告白「私はこうして官房機密費を手渡された」≫

≪総理外遊先のホテルの部屋に呼び出され、首相秘書官から現金入りの封筒を渡された。驚いて突っ返したら『そんなことしたら仕事ができなくなるよ。あなたの先輩もみんな受け取ってるんだから』といわれた…≫

≪連日、新聞やテレビからおびただしい量の政治ニュースが流されている。もし、それを報じる記者たちが、取材対象である政府からカネを貰っていたとしたら、そのニュースは信じるに値するものだろうか。大メディアの根幹にかかわる問題を問うている本誌のキャンペーン。ついに、元NHKの官邸キャップが衝撃の告白をした。≫

*****政治ブログ***********

内容は買って読んでいただくとして、政治とマスメディアの関係は、なあなあで仲間意識があり、その記事はマッチポンプ記事ということができる。

この元NHK記者というのは、川崎泰資氏で東大を卒業後1959年にNHK入社。政治部や西ドイツ、ボン支局長、甲府放送局長などを経てNHKを退職したということだ。
1960年代から官邸担当として、田中角栄から三木武夫政権でHNKキャップを務めたとのこと。

全体を読んで一番印象的なのはリード文にもある、川崎氏が官房機密費からのカネの受け取りを断った時の首相秘書官が語ったことだ。

1967年佐藤栄作首相が台湾を外遊した時、当時、同行記者団の中で、川崎氏はテレビ・ラジオの幹事をしていて、ホテルに到着すると首相秘書官から封筒を渡してきた時の話。
中には100ドル札が入っていて突っ返すと、首相秘書官の顔色が変わって

≪「あなた、そんなことしたら仕事ができなくなるよ」とはっきりいってきた。「心配することはない。あなたの先輩もみんな受け取っているんだから。断った人はあなたが初めてだ。」というんだ。彼は新聞記者出身だったからね。・・・≫

この伝統ともいえるものが、延々と続いていたということが覗える。受け取って当たり前で、もし受け取らなかったら情報が遮断され、記者として仕事をさせてもらえなくなるということで、最初は受け取らざるを得ない状況で次第にそれが当たり前になっていく。
徐々に官邸や特定の政治家の思惑どおりの記事を書くようになり、決して批判などできなくなっていく。批判したとしてもそれは敵対する別の政治家の意図的報道ということになる。
こんな談合報道というものが連綿と政治ジャーナリズムというものを歪めてきた。

今、テレビに出てエラソーに解説している元政治部記者や現役解説委員など、100%官房機密費からのカネを受け取っているとみて間違いないだろう。

この川崎氏が最後に次のように語っている。

≪私は絶対に機密費の受け取りに応じなかったから、こういうことになった(NHKを中途退職)。だから話せる。他の記者が機密費のことをじゃべらないのは当たり前。悪い記者ならもっとそう。悪いことをしていると思っているからでしょう≫

記者クラブメディアの著名解説委員などは、知らぬ存ぜぬで押し通して、この官房機密費がメディアに流れている件でも一切無視し続けている。

この記事で上杉隆氏は、重大な実名暴露をしている。

1991年から92年にかけての機密費の会計記録の中に与野党議員のパーティー費の項目で
「岩見隆夫パーティー100000」との記載があった、というのだ。
毎日新聞の客員編集委員である。テレビにもよく出ている。この後は毎日新聞としての”いいわけ”が記されているが割愛する。

直接の手渡している場合もあるだろうが、このようなパーティーや会食、ゴルフなど、官邸関係者や政治家、秘書などメディアは一線を引かない限りは、この伝統的癒着は断ち切れまい。

今週の『週刊大衆』にも官房機密費問題が取り上げられていた

*****政治ブログ***********

(週刊大衆7/12号)

≪大臣経験者の大物がブチ撒け!新聞・TV記者「官房機密費まみれ」ギョーテン全貌≫
もらっていたのは政治評論家ばかりじゃなかった!
政府の裏金で”カネと女”を貪っていた、愚かな大マスコミ。その万死にも値する悪行を元閣僚が暴露した!

という、タイトルまわりだが、中味は見開き2ページの少し消化不良ともよべるもの。他のどうしようもない記事に目を瞑り、この2ページのために買うかといわれれば、一応買ってはみたものの、立ち読みで十分。
(しかし、この手の雑誌を手にとり立ち読みはちょっとできないが・・・)

ただ、この問題を無視しつづけているマスメディアから考えれば貴重な一冊であることだけは確かである。

この記事の内容については岩上安身氏のツイートを転載させていただく。

(転載開始)

≪赤城宗徳元官房長官から直接聞いた話。官邸詰の政治部記者たちは、官房機密費に当たり前のようにたかっていて、女房のパンツ代まで三越で買い、官邸につけまをしていたという。こんな癒着が常態化し、長年続いてきた。

大新聞が批判能力を失い、財務省のお手盛りの政策の宣伝機関に大してしまう背景には、記者クラブをつうじての馴れ合いだけではすまない、血税を貪り食う共犯関係があったのだ。増税を求めるはずである。

元大臣の証言。「自民党の記者クラブである平河クラブでは、キャップから番記者までほぼ全員、盆暮れの二回、スーツのお仕立て券30万円が支給されていた」「若い記者が政治部に異動になると機密費から一着10万円分のスーツが4着分プレゼントされる」

朝日は、シラを切るなら、これまでにもらった人が一人もいないことを立証せよ、といいたい。小沢氏に「説明責任を」と延々、迫り続けたように

こんな腐敗した新聞が、財務省と一体となって、消費税増税キャンペーンを張っているのだということを、よく考えるべき。89年に消費税が誕生してから、我々庶民の懐から徴税された消費税額は220兆円。それと並行して同程度の額の法人税減税が行われた。つまり家計から企業にカネが移転。≫

(転載終了)

このメディアと政治の関係を見るとき、日本は三流どころか途上国ということかもしれない。

最後までお読みいただきありがとうございます

参考になったという方はクリっとお願いします

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/06/30 07:03

【92】「伊藤滋座長は「パチンコ団体」の理事長だった。パチンコ業者が作った警察の天下り団体「社会安全研究財団 」の理事長だと。なんなんだ? この男は・・・。(笑) まず、日本国民として、この公営ギャンブル擁護のインチキ座長こそ、相撲協会外部理事から永久追放すべきじゃないのか!!!」

「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-06-29
「伊藤滋座長は「パチンコ団体」の理事長だった。パチンコ業者が作った警察の天下り団体「社会安全研究財団 」の理事長だと。なんなんだ? この男は・・・。(笑) まず、日本国民として、この公営ギャンブル擁護のインチキ座長こそ、相撲協会外部理事から永久追放すべきじゃないのか!!!」

読者からの情報(コメント)によると、以下の通り。この「パチンコ団体理事長」は、警察、検察 と親しい関係にあるということだろう。このパチンコ理事長にとっては大相撲よりパチンコが大事なのだろう。笑うべし。

■「痛いテレビ」ブログ

http://zarutoro.livedoor.biz/archives/51476466.html

■ななし 2010/06/29 21:43

この御仁、パチンコ業者が作った警察の天下り団体の理事長やってるんだから笑える

■悲しいです 2010/06/29 22:19

「痛いテレビ」というブログによると↓↓↓http://zarutoro.livedoor.biz/

『相撲協会の野球賭博を追及している特別調査委員会の伊藤滋座長が、パチンコ関係の団体「社会安全研究財団 」の理事長をしていることが分かった。「社会安全研究財団 」は、寝ててもパチンコ台の特許料が転がり込んで来る、警察天下り官僚癒着の総本山と、週刊ポストで溝口敦さんが指摘していた団体』

・・・とのこと。伊藤滋さんは学校の先生なのに、警察官僚の天下り先で理事長をしながらパチンコギャンブルは守り、相撲協会を叩いていたのですか。このダブルスタンダードを生徒たちにどう申し開きするのか。

そんな伊藤滋さんが相撲協会を断罪し、ヤメ検元官僚の村山弘義さんが理事長代行に就任するとしたら、警察・検察の出来レースに見えてしまう。

角界の賭博騒動で正論を吐く伊藤滋さんの素顔が見えてきた。

厚顔無恥・盗人猛々しいという言葉の意味を辞書で調べておきます。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/06/30 06:55

【91】「「2つの『政府』の権力闘争」(EJ第2845号)」

「エレクトロニック ジャーナル」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年06月30日
「「2つの『政府』の権力闘争」(EJ第2845号)」

 現在の政治状況を理解するには、少し根本的なことを理解する
必要があります。それは「日本という国を実質上治めているのは
誰か」という観点に立って考えてみることです。こういう考え方
もあるというように読み取っていただきたいと思います。
 作家の佐藤優氏は、現在の日本は目に見えない「2つの政府」
による権力闘争が行われているといっています。2つの政府とは
次の通りです。
―――――――――――――――――――――――――――――
         1.民主党政権による政府
         2.霞が関官僚による政府
―――――――――――――――――――――――――――――
 これら2つの政府には基本的な違いがあります。それは、「民
主党政権による政府」は選挙によって国民から選ばれていること
であり、「霞が関官僚による政府」は明治憲法体制から民主党政
権の現在まで、連綿として継続しているということです。
 後者の霞が関官僚による政府とは何でしょうか。これについて
立花隆氏は、次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 明治期、大日本帝国憲法において、天皇と官僚は直接結びつい
 ていました。それに対して、憲法上、政治にはそれほど大きな
 役割が与えられていなかった。天皇にすべての主権があって、
 天皇に直結する官僚が国を動かすシステムだったんです。だか
 ら、政治家は自分たちが政治を動かしているという幻想を持っ
 ていますが、実際にはずーっと官僚が国家運営を切り回してい
 た。これは日本の政治の基本構造で、戦後も実態としては変わ
 っていない。            ──立花隆/佐藤優著
     『ぼくらの頭脳の鍛え方必読の教養書棚冊』文春新書
―――――――――――――――――――――――――――――
 つまり、明治憲法以来現在まで、日本という国は事実上官僚に
よって統治されてきたのです。あらゆる政治の制度がそのように
設計されているからです。
 それなら、自民党時代はどうなっていたのでしょうか。佐藤優
氏は次のようにいっています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 自民党政権時代には名目的権力は政治家、実質的権力は官僚と
 いう棲み分けができていた。しかし民主党連立政権は、本気で
 政治家が日本国家を支配することを考えている。この「暴挙」
 を、ありとあらゆる力を結集して阻止するというのが、官僚の
 「集合的無意識」だ。──副島高彦×佐藤優著/日本文芸社刊
  『小沢革命政権で日本を救え/国家の主人は官僚ではない』
―――――――――――――――――――――――――――――
 明治憲法下には「官吏服務令」というものがあったのです。こ
れは官吏の服務上の義務を規定していた法規のことで、明治20
年(1887年)勅令39号で発布され、昭和23年(1948
年)に国家公務員法の施行により廃止されています。
 官吏服務令においては、官僚は国民ではなく、天皇に対して忠
誠を誓う内容になっていたのです。当時の官僚は表面的には「全
体の奉仕者」の顔をして国民に接しているものの、腹の中では国
民を無知蒙昧な有象無象の存在とし、官僚の「頭脳」に対して国
民は「手足」と考えられていたのです。したがって、官僚は国家
のために必要と考えるとき、国民を平気で切り捨てることに良心
の痛みなどいっさい覚えないのです。
 「官吏服務令」は1948年に廃止され、敗戦によって天皇は
国政に対する機能を失いましたが、明治憲法以来続いてきた官吏
服務令の精神や考え方は、現在の国家公務員法にちゃんと受け継
がれているのです。そして、今や官僚は天皇なき抽象的日本国家
に対して忠誠を誓って行動しているのです。
 もちろん、大手メディアについても、事実上の国家の支配者で
ある官僚組織に対して基本的に服従的姿勢を取り、それを遵守し
ていれば自身は安泰という考え方で報道を行っているのです。こ
れが記者クラブという世界中から嫌われるシステムを生み出した
のです。つまり、官僚とメディアは一体なのです。
 しかし、2009年の衆院選によって政権交代が起こり、鳩山
政権が誕生したのです。この政権は、発足するや自民党時代とは
異なり、本気で政治家が日本国家を支配する権限を官僚たちから
奪い取る手を次々と打ち始めたのです。
 鳩山政権は、まず、事務次官会議を廃止し、事務次官のポスト
もいずれ廃止すると宣言したのです。これは各省庁の司令塔を官
僚から奪い取ることを意味しています。そして事業仕分けによっ
て、官僚をマスメディアの前でさらし者にし、これによって、国
家を支配しているのが政治家であることを官僚に皮膚感覚で教え
込んだのです。
 官僚たちにとってはこれは大問題であり、彼らは自然に「集合
的無意識」による、その「暴挙」を阻止するための行動をはじめ
たのです。それはけっして計画的に行われたものではなく、それ
ぞれの立場で鳩山政権を崩壊に導く手が打たれたのです。
 小沢幹事長に関しては検察官僚が自らの職権を使って追い詰め
鳩山首相に関しては外務官僚と防衛官僚が日米同盟を破壊すると
して、普天間問題で封じ込める──記者クラブメディアはそれに
呼応して嵐のような報道を巻き起こし、一年経たない間に鳩山─
小沢体制を崩壊に追い込んだのです。彼らはまだ小沢氏の権力が
温存されているので、決着していないと考えています。
 この考え方は、副島隆彦氏と佐藤優氏の共著として6月20日
に緊急出版された次の新刊書に展開されているものです。この後
のEJはこの本をベースにして展開していくことにします。
―――――――――――――――――――――――――――――
             副島隆彦×佐藤優著/日本文芸社刊
  『小沢革命政権で日本を救え/国家の主人は官僚ではない』
―――――――――――――――――――――――――――――
              ──[ジャーナリズム論/49]

≪画像および関連情報≫
 ●小沢一郎が「平成の悪党」になる日
  ―――――――――――――――――――――――――――
  「小沢一郎幹事長、あたなも辞めてください」という鳩山発
  言をめぐり、「あれは小沢一郎との刺し違い、道ずれだ」と
  いうメディア論について、副島隆彦氏はご自身が主宰する学
  問道場【言論系のネット革命】の6月4日付の記事で「鳩山
  ・小沢体制を破壊しようとする日本のオール官僚たちのクー
  デターの悪だくみが実現しつつある」と指摘し、今は決戦主
  義をとらずに敵が敷いた包囲網の外側へ逃げることが重要だ
  と説いている。
http://sumichi7878.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-a780.html
  ―――――――――――――――――――――――――――
(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/06/29 07:35

【90】「相撲協会も「元検事」の支配下に…」

「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-06-28
「相撲協会も「元検事」の支配下に…」

朝青龍追放劇に、何やら「きな臭い物」を感じて以来、つまりその追放決定のタイミングに政治的謀略の匂いを感じて以来、相撲協会や理事会、調査委員会の動きを注視している者の一人だが、今回の「大相撲野球賭博騒動」と「調査会」の動きが、明らかに「消費税アップ」と「普天間基地移設問題」を争点とするはずの「参院選挙報道」の隠蔽工作の一環として仕組まれており、しかもその「調査会」や「理事会」の処分発表のタイミングが時期的にいかにも怪しく、さらに結果として、「元検事」の村山弘義外部理事(73)(元東京高検検事長)が「理事長代行」に就任することによって、ついに相撲協会も「検察」の支配下に置かれることになったようである。世間は親方や力士に対する「解雇」「懲戒」「謹慎」などという処分内容に関心があるようだが、僕は、そういうものにまったく関心はなく、相撲協会の「外部理事」と称する連中のあやし過ぎる言動にしか関心がない。ちなみに「調査会」座長の伊藤滋とは何者なのかと思っていたら、作家・伊藤整の長男にあたる人らしいが、この座長の伊藤滋は、その顔つきから見ても、相撲の歴史や文化について、それなりの造詣があるとは思えず、むしろ替え玉であり傀儡だろう。本当の黒幕は、検察あがりの理事と裁判官上がりの理事、つまり二人の「官僚」だろう。この二人が、米国の意向を受ける形で、大相撲を政治的陰謀の道具にしていると見ていい。こういう米国と言う「ご主人さま」に忠誠を誓う植民地文化人をこのまま放置するならば、かつて敗戦直後、剣道や柔道が禁止されたことがあったように、つまり今回の相撲と同様に、その他の日本的文化システムも、次々と不合理な難癖をつけられて解体・消滅させられることになるだろう。「官僚クーデター」は、ここにも・・・。

相撲協会、理事長代行に元検事長…特別調査委推薦・・・6月28日13時27分配信 読売新聞

 大相撲の野球賭博問題に揺れる日本相撲協会の緊急理事会が28日午後、両国国技館で始まった。

 前日、相撲協会の諮問機関である特別調査委員会(座長=伊藤滋早大特命教授)が、名古屋場所(7月11日初日・愛知県体育館)開催への条件として、大嶽(おおたけ)親方(元関脇貴闘力)と大関琴光喜らを懲戒処分とし、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)ら12親方と琴光喜を含む15力士らの謹慎など9項目の勧告案を決めた。理事会では伊藤座長からこれらの勧告案が提出される。

 また、特別調査委は27日の会合で、理事長謹慎による代行については、村山弘義外部理事(73)(元東京高検検事長)を推薦することで意思統一していたことも明らかになり、理事会で報告される。調査委は「力士出身の理事では今の協会を主導していくのが困難」として外部役員の推薦でまとまったという。村山理事の推薦は監督官庁の文部科学省の意向も反映されている。

最終更新:6月28日13時27分

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/06/29 07:09

【89】「「記者クラブの廃止は改革の第一歩」(EJ第2844号)」

「エレクトロニック ジャーナル」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年06月29日
「「記者クラブの廃止は改革の第一歩」(EJ第2844号)」

 EJではここまで何回も記者クラブの廃止と記者会見のオープ
ン化の重要性について書いてきています。なぜなら、それが最善
の日本のジャーナリズム改革になるからです。少なくとも私は民
主党にそれを期待してきたのです。
 しかし、民主党はそれを公約に掲げて選挙を戦いながら、政権
を取ると一部の大臣──岡田外相、原口総務相、亀井前金融相な
どを除いて、真剣にこの公約に取り組もうとしない。しかもこの
公約は実施に当たって財源を必要としないのです。大臣としての
実力があれば、即やれるのです。にもかかわらず彼らはやろうと
しない──大臣として政治主導が何ら果たせていないのです。実
力がないからできないのです。菅総理(財務相時代を含めて)も
まったく手をつけようとしないのです。
 むしろ記者クラブを廃止することによって税金のムダをなくせ
るのです。したがって、記者クラブを事業仕分けにかければいい
のですが、誰もそのようなことはいわない。記者クラブメディア
が報道しないのをいいことにして、彼らは公約を破っても平気な
顔をしているのです。これは裏切りです。
 それに加えて国民もいまひとつ熱心ではありません。どうして
でしょうか。それは、国民自体が記者クラブの存在や実態を知ら
ないからです。記者クラブメディアが、ひたすら記者クラブの存
在を隠そうとしているからです。したがって、それに関わる報道
はいっさいしないのです。亀井前金融相が記者クラブのオープン
化に向けて行動していることをニューヨーク・タイムズ紙が好意
的に伝えていることを知りながら、伝えないのです。そういうわ
けで、大事なことは次の事実です。
―――――――――――――――――――――――――――――
 記者クラブメディアは、自分たちにとって都合の悪いことは
 いっさい報道しない
―――――――――――――――――――――――――――――
 確かに現代はインターネットが発達し、ある程度のことは自分
で調べることができるようになっていますが、そういうことがで
きない人もたくさんいるのです。今でも大手メディアの影響力は
絶大なのです。それにしても鳩山政権時代の記者クラブメディア
の報道は明らかに常軌を逸していたと思います。
 副島隆彦氏は、記者クラブメディアと各省庁の官僚について、
自著で次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 今の日本の民放テレビ5局(全国ネットワーク)と大新聞5社
 の計10社、さらにはNHKまでもが、まったく誹謗中傷とし
 か言いようがない状態です。彼らは、意図的に、民主党政権へ
 の謀略攻撃を仕掛けています。報道の中立性や公平性をかなぐ
 り捨てて、現政権への憎悪感だけで記事づくりをしている。こ
 こまで民主党政権に対して、悪意と憎しみを込めて非難・中傷
 を行なうところを見ると、彼ら、テレビ・新聞の幹部たちはよ
 ほど長年、アメリカに抱き込まれて、育てられてきたと思いま
 す。日本の官僚(高級公務員組織)たちも同じです。彼らは、
 アメリカの国家情報機関であるCIAや、「知日派」と呼ばれ
 るアメリカ人の高官や学者たちに育てられ、若い頃から留学や
 奨学金供与などの便宜や利益を受けてきたのです。そして、彼
 らはこれまで「出世街道をまっしぐら」で、自分たちの地位を
 安泰にしてぬくぬくと生きてきた属国・日本の支配階級の人々
 です。       ──副島高彦×佐藤優著/日本文芸社刊
  『小沢革命政権で日本を救え/国家の主人は官僚ではない』
―――――――――――――――――――――――――――――
 昨日のEJで、亀井前金融相の第2記者会見をそらのちゃんが
生中継することによって、多くの国民が大臣の記者会見を視聴す
ることができる──これこそオープン化そのものですが、とても
意義のあることだと思います。
 ちなみに、亀井氏の後任の自見大臣の記者会見に関しては、記
者クラブ側が折れて、非加盟メディアも参加することを了承した
ので、6月8日以降はそのルールで一回の会見が行われているの
です。これは亀井前大臣の強い姿勢に記者クラブ側が一歩譲った
かたちになっています。他の大臣は何をしているのでしょうか。
 現在、参議院選挙中ですが、「消費税の増税」が選挙の焦点に
なっています。これは、菅首相が選挙前に消費税増税を口にした
からです。問題は、どのようなプロセスを経て、そういう発言に
なったかです。もともと菅氏は、財政再建を明確に口にしていな
かったし、まして増税など主張していない。そんなことよりも、
公務員の数を減らし、給与を下げてムダを徹底的に排除する──
濡れ雑巾を絞って、もう一滴の水もできない状況になってなおか
つ足りないときは国民にお願いするといっていたのです。それが
財務大臣になって変貌したのです。
 それは、財務官僚に洗脳されたという見方も根強くあるものの
ここで増税を口にしておくことの有利さを素早く政治的に判断し
発言したのかも知れないのです。菅氏のこれまでの政治家として
の行動をていねいに見て行くと、その政治的センスというか判断
力が優れていることは確かに読み取れるのです。
 知られざるこんな話があります。1991年4月のことですが
菅氏は自民党の竹下登元首相に呼ばれているのです。当時菅氏は
社民連の政審会長をしていたのです。何のことかと菅氏が竹下氏
の個人事務所を訪れると、竹下氏はいきなり「君は自民党に入る
気はないか」と切り出し、次のようにいったのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
 うちの派閥には小沢をはじめ幹事長の人材は多士済々だが、い
 い総理候補がいない。君なら将来総理になれる。
              ──「週刊朝日」6/18号より
―――――――――――――――――――――――――――――
 竹下氏は菅氏の政治的センスの良さに注目し、自民党入りを勧
めたのです。もちろん菅氏はその場できっぱりと断ったことはい
うまでもないことです。   ──[ジャーナリズム論/48]

≪画像および関連情報≫
 ●菅氏の数学力についての同級生の証言
  ―――――――――――――――――――――――――――
  「成漬はよかった。とくに数学はすごくて、こちらが問題を
  解いてる問に、同じ問窺で2通りの解き方を考えてた。旺文
  社の全国テストでは、約16万人中の2ケタの順位だった」
  (大高さん)「男前で格好よかったけど、ガールフレンドは
  いない感じ。どちらかといえば硬派で、よく正論をぶってま
  した」(別の同級生)  ──「週刊朝日」6/18号より
  ―――――――――――――――――――――――――――

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/06/29 07:04

【88】「アフガン戦略を巡るオバマ政権と米戦争屋の対立激化の真相」

「新ベンチャー革命」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年6月27日 No.147
「アフガン戦略を巡るオバマ政権と米戦争屋の対立激化の真相」

1.オバマ大統領、アフガン戦争の最高責任者を解任

 2010年6月23日、オバマ大統領は、アフガン駐留米軍の最高責任者・スタンレー・マクリスタル司令官を解任しました。解任理由は、同司令官が、雑誌にオバマ政権要人を誹謗中傷する投稿を行ったからです。これは合法的な解任ですし、マクリスタル司令官も予定の行動です。かつて航空幕僚長を解任された田母神氏の例とよく似ています。両者、確信犯です。

 上記の情報から、米国ではアンチ戦争屋のオバマ政権と、アフガン戦争を牛耳ろうとする戦争屋の厳しい対立が起きていることが伺えます。

 親・戦争屋の日本の大手マスコミ(悪徳ペンタゴンの一味)はそろって、オバマのアフガン戦略が行き詰っているかのような報道を繰り返しています。

 オバマ政権は米国連邦政府の財政再建に向けて、カネ食い虫・国防総省の予算の大リストラ(5年で1兆ドル削減)を計画・実行中です。その背景を考慮すれば、オバマ政権が、これ以上のアフガンへの兵力増強を渋り、現場のアフガン駐留米軍責任者と対立するのは当然です。

 いずれにしても、マクリスタルのオバマ政権誹謗中傷は、戦争屋のオバマ政権に対するいら立ちを代弁するカタチになっています。

2.オバマ政権のアフガン戦略とは?

 本ブログでは、すでに2009年8月、オバマ政権のアフガン戦略について分析を行っています(注1)。

2009年8月時点、オバマのアフガン戦略に関して、二つの相対立する見方が存在していました。

(1) アフガンにおける戦争屋の麻薬利権(ヘロインの原料、アヘンの世界生産量の9割)を撲滅させること。

(2) 戦争屋のアフガン麻薬利権を守ること

当時は、戦争屋を煙に巻くため、オバマの本音がどちらなのか、意図的に曖昧にされていました。

 ちなみに、発足当初の日本の民主党鳩山政権は、上記(1)を意図して、アフガンの平和的産業復興援助(5年で50億ドル援助約束、これは日本国民の血税)を表明していました。だから、これをいただくため2010年6月16日、アフガンのカルザイ大統領(戦争屋の傀儡だったが、オバマ・シンパに転向か?)が訪日したのです。日本は巨額赤字国・米国の便利な財布代わりに扱われている代表事例です、念のため。

 さて、国防総省ペンタゴンとCIAを牛耳る戦争屋(デビッドRFがボス)にとって、アフガン戦争の目的は、言うまでもなく、中東で組織化されている反米テロリストの撲滅です。しかしながら、これはあくまで建前上のオモテの目的です。これを掲げないと、米国民の血税を湯水のように浪費してアフガンやイラクへ派遣している大規模駐留米軍を維持することを、あのケチな米国民が到底、許しませんから・・・。

ところが、戦争屋には、アフガンに派遣される一般米兵の知らない秘密のウラ目的が存在します。それは、戦争屋にとって極めて重要な諜報活動や謀略工作活動の資金源の調達です。戦争屋は伝統的に、CIAの諜報活動や謀略工作活動の闇資金をRF財団や麻薬密売で調達してきました。その証拠として挙げられるのが、有名なイラン・コントラ事件(注2)の発覚です。

3.米戦争屋と日本の悪徳ペンタゴンの歴史的共有ルーツ:麻薬密売

米国はオモテ向き民主主義を標榜している関係で、あの凶暴な戦争屋ですらも、民主主義のルールを守る精神は残っているのです。だから、さすがの戦争屋も、CIAのオモテの諜報活動はともかく、ウラの謀略工作活動の闇資金までも国民血税から調達することに気が引けるわけです。そこで、CIAは麻薬密売というウラ・ビジネスで闇資金を調達する伝統があります。

ちなみに、戦前日本の関東軍・満鉄もアヘン密売で謀略工作資金を調達していました(注3)。おそらく、日本の軍部も、戦前、戦争屋系の米国ハリマン財閥(ブッシュ一派の系列)などから、その手口を学んだのでしょう。ちなみに、悪徳ペンタゴンのプロパガンダ機関・大手マスコミのルーツは関東軍・満鉄調査部につながります、根は深い。

 蛇足ですが、日本の場合、悪徳ペンタゴンの一味・自民党と外務省は、国民の血税から予算化される国家機密費を堂々とマスコミの買収に流用していました(野中広務・自民党元官房長官暴露)。悪徳ペンタゴン連中がルーツを同じくする同じ穴のムジナであることがよくわかります(笑)。

ところで、あの凶暴な戦争屋ですら、米国民の血税を使うのを遠慮しているのに、日本の悪徳ペンタゴンがいかに厚顔無恥のあつかましい連中か、国民はよーく思い知るべきです。日本国民はこのように、悪徳ペンタゴンからとことんなめられています、念のため。こんな悪徳ペンタゴンに踊らされる国民がウヨウヨ居ることに腹が立って、腹が立って仕方ありません。

4.米国アフガン戦略のオモテとウラ

上記の背景を前提にすれば、米国戦争屋にとってのアフガン戦略には、隠された目的があるとわかります。それは、上記(2)のアフガンにおける麻薬利権の確保です。

一方、オバマ政権を支援するジェイRF(戦争屋ボス・デビッドRFの米国覇権ライバル)にとって、戦争屋ボス・デビッドRFの息の根を止めるためには、上記(1)のアフガンの戦争屋=CIA麻薬利権の撲滅(中南米や東南アジアの戦争屋麻薬利権も同じ)が必須なのです。ちなみに、日本のマスコミ(悪徳ペンタゴン)が有難がる戦争屋ジャパンハンドラー(悪徳ペンタゴンの首魁)の一人、リチャード・アーミテージは東南アジア麻薬利権の闇の帝王だったと言われています(風貌通り)。

 最近、オバマ政権と戦争屋の対立が険しくなったということは、筆者が懸念してきたとおり、オバマ政権のアフガン増派の目的は、上記(1)であることが戦争屋に気付かれたのです。逆に言えば、オバマのアフガン戦略は“ホンモノ”(正義の戦争)だということです。

その結果、オバマのアフガン戦略目的、上記(1)と、戦争屋のアフガン戦略目的、上記(2)は、真っ向から対立しています。そのため、アフガン戦略を巡って、オバマ政権と戦争屋(国防総省の中の、戦争屋シンパ、ネオコン含む)との対立が日に日に、厳しくなっているのです。なお、国防総省にはオバマ・シンパもいます、念のため。

5.戦争屋はオバマのアフガン戦略の本音に気付いて、怒り心頭

 戦争屋は諜報・謀略の専門家集団です、早晩、オバマのアフガン戦略の本音に気付くのは時間の問題でした。戦争屋からみれば、アンチ戦争屋のオバマを許せません、かつてのJFK(ケネディ)のように、暗殺したいところです。オバマはこれまでさんざん、戦争屋から恐喝されています。筆者の知る限りでも、(1)オバマのメキシコ訪問中(麻薬撲滅のため)の豚フル・ウィルスのバラマキ、(2)オバマ搭乗のエアフォースワンへの戦闘機スクランブル恫喝、(3)ホワイトハウスへの外部者不当侵入ハプニング(ホワイトハウス警備は戦争屋のシマ)、(4)オバマの太平洋諸国訪問阻止に向けてのインドネシア・アルカイダ(戦争屋のでっちあげテロリスト)のテロ恫喝、などです。

 戦争屋にとって、CIA謀略部隊を使えば、オバマ暗殺は可能ですが、彼らはシナリオ発想で動きます、オバマの後任が見つからないのでしょう。副大統領バイデンも戦争屋の味方ではなさそうですし、ヒラリー・クリントンも基本的には、戦争嫌いです。

 オバマの後見人・ジェイRFは戦争屋(デビッドRFの率いるD系戦争屋)のクセも手口も熟知しています。オバマをそう簡単には無力化できないのです。それがため、D系戦争屋のいら立ちが極限に達しています。

6.韓国哨戒艦艇・天安事件:戦争屋のいら立ちが極限に達した結果

 オバマの本音を知った戦争屋は、オバマを暗殺か失脚で無力化したくてウズウズしているでしょう。ところが、ポスト・オバマのシナリオが確定しないため、オバマ無力化作戦が実行できないのです。そのことをオバマ自身もよくわかっています。

 米国覇権抗争の歴史を振り返れば、ポストJFK(戦争屋を潰そうとした)にはジョンソン大統領という戦争屋傀儡がいました。ポスト・ニクソン(戦争屋のいうことをきかなくなったので、ウォータゲート事件で任期途中辞任)のとき、フォード大統領(ラムズフェルド国防長官が監視役)という戦争屋傀儡がいました。デビッドRFのライバル・兄ネルソン(フォード時代の副大統領)はフォード後釜を狙ったのですが、愛人宅で腹上死(暗殺疑惑あり)しています。

 今回、ポスト・オバマの戦争屋傀儡大統領が見つからないのです。そして、この延長線上にて、天安事件が起きたと筆者は思います(注4)。しかしながら、あせっては事を仕損じる、の格言どおり、この作戦は大失敗しました(注5)。

 今、戦争屋は非常に危険な状態にあります(注6)。戦争屋最大の関心事・アフガン情勢あるいはイラン情勢の行方が定まるまで、今の民主党のように、逆らわないようにしておくしかありません。戦後、戦争屋傀儡・自民党政権下、日本は丸腰にされてきたことの無念さをわれわれ国民は再度、かみしめるべきです、安易に変節民主党を批判してもむなしいだけです。長年、戦争屋傀儡・自民党を政権党にしてきた能天気国民の自業自得です。

注1:本ブログNo.13『米オバマの麻薬撲滅の本気度いかに』2009年8月24日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/367007.html

注2:イラン・コントラ事件、ウィキペディア参照

注3:里見 甫(さとみ はじめ)、ウィキペディア参照

注4:本ブログNo.132『風雲急を告げる朝鮮半島:米国戦争屋の極東シナリオを読み解く』2010年5月27日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/14463828.html

注5:本ブログNo.142『日本にとって不幸中の幸い:極東戦争勃発ねつ造作戦失敗』2010年6月15日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/15229447.html

注6:本ブログNo.140『緊急警告:米国戦争屋の対日圧力が凶暴化する危険高まる』2010年6月12日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/15071565.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/06/28 08:27

【87】「フリージャーナリスト岩上安身による、元運輸大臣(羽田内閣)の二見伸明氏への緊急インタビュー」

「ユーチューブ」の「岩上安身氏のインタビュー」から貼り付けます。

(貼り付け開始)

2010年6月27日
「フリージャーナリスト岩上安身による、元運輸大臣(羽田内閣)の二見伸明氏への緊急インタビュー」

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●100627二見伸明氏インタビュー01 2010年6月27日、フリージャーナリスト岩上安身による、元運輸大臣(羽田内閣)の二見伸明氏への緊急インタビュー。消費税の…
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●100627二見伸明氏インタビュー02 2010年6月27日、フリージャーナリスト岩上安身による、元運輸大臣(羽田内閣)の二見伸明氏への緊急インタビュー。消費税の…
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●100627二見伸明氏インタビュー03 2010年6月27日、フリージャーナリスト岩上安身による、元運輸大臣(羽田内閣)の二見伸明氏への緊急インタビュー。消費税の…
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●100627二見伸明氏インタビュー04 2010年6月27日、フリージャーナリスト岩上安身による、元運輸大臣(羽田内閣)の二見伸明氏への緊急インタビュー。消費税の…
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●100627二見伸明氏インタビュー05 2010年6月27日、フリージャーナリスト岩上安身による、元運輸大臣(羽田内閣)の二見伸明氏への緊急インタビュー。消費税の…
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●100627二見伸明氏インタビュー06 2010年6月27日、フリージャーナリスト岩上安身による、元運輸大臣(羽田内閣)の二見伸明氏への緊急インタビュー。消費税の…
13 時間前 再生回数 249 回 iwakamiyasumi 7:05

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●100627二見伸明氏インタビュー07 2010年6月27日、フリージャーナリスト岩上安身による、元運輸大臣(羽田内閣)の二見伸明氏への緊急インタビュー。消費税の…
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(貼り付け終了)

投稿日:2010/06/28 07:34

【86】「官僚目線でブレまくりの菅政権に引導を渡す!」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/06/28(月) 07:13
「官僚目線でブレまくりの菅政権に引導を渡す!」

菅総理大臣は、目標を達成できなかった場合の政治責任について、「基本的には人事を尽くして天命を待つという気持ちであり、人事を尽くすということに全力をあげたい」

といいながら≪参院選で与党が過半数割れした場合について「政権運営がなかなか難しい状況になる。他党といろいろな形で話し合うことが必要だ」と述べ、新たな連立も含めて対応を模索する考えを示した。≫(共同) 
と戦いのさなかでありながら、仮定の話をしていることに開いた口が塞がらなかった。

暑い中で民主党の候補者たちは辻立ちと挨拶・演説とで、選挙区を駆けずり回っている中で、その一番の大親分がつい一日前まで「人事を尽くす」と言っていたが、過半数をとれなかったら新たな連立を考えるとのたまわった。
あくまでも目標議席をめざし、候補者の力を信じて先頭に立っているはずの責任者が言うセリフではない。

国民を落胆させ候補者までも落胆させるような菅政権にとっては、国民生活や候補者などは二の次であり、政権を維持することに、早くも窮しているといえる。

消費税をブチ上げたはいいが、あまりに国民から不評を買ったので、なんとか反らそうと火消しにに躍起になっている。

≪「消費税を含む税制改革の議論を(各党に)呼び掛けるところまでがわたしの提案だ」≫(時事)

などいい訳し、ブレにブレまくっている。

つい先日の6月22日の党首討論では、≪消費税に政治生命をかけるかとの質問には「『国民の皆さんに判断してもらう』と言っていることが一番、政治家が政治生命をかけて申し上げていることだと理解してもらいたい」≫(産経)

と政治生命まで賭けると確かに言っていたのに、舌のねも乾かない内にコレだ。

同じ党首討論でみんなの党の渡辺代表がいったことが本質を突いていた。

≪菅さんの真骨頂は「脱官僚」だったはず。その志を忘れて、草冠(くさかんむり)の取れた「官内閣」になった。このひょう変ぶりにはあきれ果てている。日和見主義だということがよく分かった。≫(毎日)

枝野幹事長も調子にのって≪「行政刷新ならみんなの党。財政健全化では、園田博之たちあがれ日本幹事長と新党さきがけのとき(一緒に)やった。連立は外れたが社民党とも考え方が近い」≫(時事)

とパーシャル連合的なことを言い、同席した国民新党の下地に「選挙後の連立を示唆するような発言は、与党で過半数を確保できないことを認めるメッセージとなるだけでなく、選挙を戦っている候補者の士気を失わせることにもなる」と、現場にも行ってもいない候補者のことを考えず、政局ばかりに気を取られている頭でっかちの無能力幹事長に、一発、最もな正論をかましてくれた。

*****政治ブログ***********

菅政権と癒着する読売も、とうとう菅内閣の支持率50%に続落(参照)  という調査結果を出してきた。
ただ、ここで朝日が妙な数字の調査を出しているのが気にかかる。

≪「消費税が最大争点」19% 参院選、朝日新聞世論調査≫(asahi.com)

では何が争点なのかが書かれてない。

やはり聞き方に問題がある。

≪消費税引き上げの問題は、あなたにとって参院選の一番大きな争点になると思いますか。消費税以外にも大きな争点はあると思いますか。≫

と聞くところに意図的なものを感じる。

「一番大きな」と聞かれれば、そうでもないかも、と答える人は多いだろう。
「争点は何だと思うか」と聞かれた場合「消費税」と答える人が絶対に増えるはずだ。

朝日も”火消し”に一役買っているということか。

鈴木宗男氏が『ムネオ日記』で

≪選挙予想が各紙に出てくるが、選挙中の予想は、ある種選挙妨害の側面もある。それは、「強い」と言われると陣営が緩み、追い上げを受ける。逆に「弱い」と言われると、勝ち馬に乗るということで人が離れていく。
 候補者は選挙前と選挙中、様々な制約を受ける。マスコミ、メディアも、公平、公正の観点からも選挙中の予想はやめることが良いのではないか。これはきちんと検討する価値があると思うのだが。≫

確かに、選挙妨害ともとれる記事も目立つし、選挙期間中に世論を操作しているともいえる。

放送倫理・番組向上機構(BPO)は、この件について、どう思っているのだろうか。まあ内々の機関だから期待することはできないが、一応時間があった時に”追及”してみたいと思う。

念のため連絡先を書いてみる:(BPO)
・電話によるご意見は、 03-5212-7333 受付時間は平日10時~12時、13時~17時
・FAXによるご意見は、 03-5212-7330
・郵送によるご意見は、下記住所宛に送ってください。〒102-0094東京都千代田区紀尾井町1-1 千代田放送会館BPO 視聴者応対 係

よくブログの記事を書くにあたって電話取材をしてみている。と言っても大したことはできていないので、そのことをほとんど書いたことはない。

今までに、東京地検には3回ほどかけたことがある。そのうち2回は、最初に出た女性にうまくあしらわれたが、1回は最初の女性をねじ込んで、特捜部につなげてもらった。

4月中旬だったと記憶しているが、その時に聞いていたのが例の「コソドロ・河村元官房長官の2億5000万円持ち逃げ事件」に関し、市民グループが告訴したにもかかわらず、まだ受理したというニュースはなく、受理したのかどうなのか、と考えられる角度から聞き込んだが、結局は「個別案件は言えない」で押し通されてしまった。

その時に印象深いのは、特捜部で電話に漏れ聞こえてくるザワザワした、築地の市場のような人の声が飛び交っているような騒がしさである。何か大きな案件があったのか、やはり検察審査会の発表前だったからか?

この案件に関しては既に受理していたという情報がもたらされている。

*****政治ブログ***********

「2億5000万円内閣官房報償費刑事告発の正式受理のお知らせ」(上脇博之ある憲法研究者の情報発信の場 2010年06月16日)より 

この記事によると1月に大阪の市民団体が刑事告発し、3月末にに正式に受理したということだ。

だから電話した時には既に受理されていたことになる。報道も一切無しだった。

また先日は陸奥新報に例の小沢さんが青森・平川での発言について聞いてみた。出てきた男性は最初、陸奥新報の記事についてのクレームと勘違いしていたようだが、
はっきりと、読売の記事に文句があって、同じ内容を書いていたのが、御社しか見つからなかったことを言ったら、徐々に話を聞く姿勢になっていただいた。

こちらが聞きたかったことは、2点あった。読売新聞とかなりニュアンスが違っているが、ちゃんとそちらの記者が取材したのか。その違いについてどう思うか。
という取材には程遠いが、返ってくる答えも最初から期待はしていなかった。

ただ、その方が次のようなことを仰った。

≪やっぱり記者も人間ですから、いろいろな主観とかが入るのはしょうがないと思うんですよ。メモしてそれを後で記事にするわけですから、一言一句正確には書けないんじゃないでしょうか(要約)≫と少し青森弁が入り、人がよさそうな方だった。
(私もメモをとったわけではなく、語り口調を要約しているが、これと全く同じことということか)

本ブログにくるコメントなどで、マスコミを批判しつつ、マスコミ情報に頼っているのは矛盾している、という意見を書いてくる方がいる。

一般人には取材網がないし費やしている時間もない。いかに受け手の我々が確かな目をもつこと、同じ記事でもなるべく他社の記事もあわせて読む事、自分自身で考えてみる事など、情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、それを自分の基準で使いこなす、いわゆる情報リテラシー(ウィキペディア) の観点が重要だと思う。

我々一般国民にとって自ら情報を収集する範囲は限られている。

最近、菅政権の批判をするとどうも疲れ、身体もだるくなる。昨年とは雲泥の差であり、書く意欲も全然違っている。

ただ一点、昨日のW杯とのシンクロの記事はたのしく書かせていただいた。(独断とコジツケのオンパレードだったが)是についてはまたあらためて書いてみたいと思っている。

柳の木の菅政権のゆれが益々酷くなっている。やはり「草冠」がとれた「官」政権。市民目線から官僚目線になり、草の根運動を忘れてしまった。

権力にしがみつこうとする者たちは、主義主張が違おうが、政敵であろうが、権力を手に入れるためならなんだってやるだろう。
そんな地獄絵図のような魑魅魍魎とした政局が参院選後にあるかもしれない。

鳩山さんも菅さんも官僚はじめとする内圧と、アメリカを中心とする外圧により、完全にやられてしまった。

小沢さんにも近々検察審査会の二度目の議決がある。それで菅首相は小沢さんに引導を渡すのではないかと言われている。
その前に菅政権に引導を渡さなければなるまい。

小沢一郎でしかこの難局を救い、二つの圧力に抗する政治家は日本にはいないのだから。

最後までお読みいただきありがとうございます

参考になったという方はクリっとお願いします

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/06/28 07:24

【85】「「日本一新運動」の原点(1)」

「平野貞夫の『永田町漂流記』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年6月27日 10:24
「「日本一新運動」の原点(1)」

 「日本一新の会」の発足を呼びかけたところ、想定を超える申し入れをいただいた。この感動を日本の政治に有効に活かしていきたい。

 これからのご協力とご叱正をお願いする。

■「日本一新運動」の原点(1)

 『日本改造計画』(小沢一郎著・1993年5月)を、改めて読んでみた。人間の「生き方」について重要な記述がある。

 「人類は、人間による自然支配という西洋的価値観から、人間は自然の一部であるという東洋的価値観への転換を迫られている。東洋的価値観、とくに古代日本の縄文時代においては、人間はまったく自然と共生していた。人間が自然を支配するのではなく、自然によって生かされていた。」

 この小沢氏の発想・感性が「日本一新運動」の原点である。日本の政治家で「共生」という言葉を使ったのは、私の知る限りではこれが初めてだと思う。1993年5月といえば、小沢氏は自民党幹事長を辞めて二年目、幹事長時代の苦悩の体験を生かすため、『日本改造計画』を世に出した。その思想の根っ子に、「個人の自立による真の民主主義の確立」と並んで「共生」という発想があった。

 小沢氏は2006年4月、民主党代表選で「小泉政治は自由と身勝手を混同した結果、弱肉強食の格差社会という妖怪を生み出してしまいました。本当の自由とは誰もが共に生きていける『共生』の理念が前提であり、それを保証する規律と責任を伴うものであります。その『共生』のルールが公正なのであります」と述べた。

 この理念は、自由党時代の『日本再興へのシナリオ』を起点に、『日本一新11基本法案』を発展させたものである。これが2007年7月の参議院選挙を勝利させた"国民の生活が第一"の真言となり、2009年8月の衆議院選挙で民主党が政権交代を実現した原点である。

 菅政権になったとたんに「国民の生活が第一」という真言は消えた。そして政策も政治手法も「小泉・竹中時代」を連想させ、歴史を逆流させる事態となった。政権交代を求めた国民の生活を漂流させないため、民主党は徹底した理念と基本政策の議論が必要である。

 日本一新運動は、現代情報化社会の時代性を加味して、日本一新基本政策を深化させる試みであり、皆さんもその隊列に加わって頂きたい。

▽   ▽   ▽

■日本一新の会事務局からのお礼とお願い

 「日本一新の会」に多数のお申し込みを頂き、心より御礼申し上げます。

 また、思いがけず多数の皆様からカンパを頂きました。当会運営の為の資金として大切に使わせて頂きます。

 現状は、皆様のご協力・拡散のお蔭もあり、事務局は新規登録に追われており、うれしい悲鳴をあげております。したがいまして、カンパを頂いた方々、拡散にご協力いただきました皆様お一人おひとりにお礼をもうしあげることが適いません。この場を借りて御礼申し上げます。

 当会は緊急的に立ち上げた為、専用システムもなく、セキュリティーも万全でないことから、お預かりした情報から、メールアドレス以外の個人情報(住所・氏名・電話番号等)は削除しておりますのでご安心ください。

 もちろん、皆様方からお預りしたコメントは平野貞夫が全て目を通します。

 今後とも、当会の発展の為に皆様のご助力を賜りたく、よろしくお願いいたします。

 「メルマガ・日本一新」配信の登録・解除は、 nipponissin@gmail.com までお願いいたします。

 お蔭様で上記アドレスは、入会依頼が殺到しております。

 ご意見等のアドレスは、後日別に設定いたしますので、暫くは配信登録に限らせて頂きますので、 何卒ご協力をお願いいたします。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/06/27 05:25

【84】「間一髪で回避された極東戦争」

「新ベンチャー革命」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年6月26日 No.146
「間一髪で回避された極東戦争」

1.韓国哨戒艦艇・天安沈没事件犯人は北朝鮮ではないという決定的証言

2010年6月25日の朝日新聞(ソウル支局:牧野愛博)に地味だが極めて重要な記事が掲載されました。韓国国家情報院(前身はKCIA)の元世勲(ウォン・セフン)院長によれば、5月初め、北朝鮮キム・ジョンイル総書記が中国を突如、訪問した目的は、『3月26日に勃発した韓国哨戒艦艇・天安沈没事件に、北朝鮮は関与していない。北朝鮮はこのような事件を起こす意思も能力もない。ところが、米韓が北朝鮮に濡れ衣を着せようとしている。その際、中国が“盾”となって北朝鮮を守って欲しい。』と、胡錦濤主席に嘆願するためだったとのこと。ああー、やっぱりそうか・・・・。

 筆者は、極東安全保障の見地から天安事件を非常に重視して、本ブログでも、これまでいくつか投稿してきました(注1~注9)。筆者は当初から、北朝鮮犯人説に極めて懐疑的だったので、上記KCIAトップの証言は筆者の見方を裏付ける重要情報です。

 なお、この証言は、イ・ミョンバク韓国政権の“天安は北の魚雷に撃沈された”という公式発表と大きく矛盾する内容です。

2.KCIAトップの証言はキム・ジョンイルの緊急訪中目的を明かしている

 さて、韓国政府調査団が天安沈没事件犯人を北朝鮮(魚雷攻撃)と名指ししたのは5月20日ですが、キム・ジョンイルはこの“濡れ衣”シナリオを5月初めには知っていたのです。そこで、病身の臆病キムは暗殺リスク(現実に、過去、キム訪中時、列車爆破の暗殺未遂事件が起きている)を押して、まさに命がけで中国を訪問し、事前根回したということです。暗殺恐怖症の臆病キム将軍様が命を賭けるのですから、北にとって余程の緊急事態であったと、筆者は容易に想像できました。上記KCIAトップ証言にて、臆病キム総書記の突発的訪中目的は十分、納得できました。その甲斐あって、5月20日、韓国政府による北犯人説のぶち上げに対し、中国がロシアとともに極めて、冷静に対処し、極東戦争に発展しませんでした。普通ならば、韓国政府からこれほど侮辱されたら、北はソウルに向けてミサイルを放ってもおかしくなかったはずです。中国が事前に、キム・ジョンイルに釘を刺しておいたことが奏功しています。

ところで2002年から2004年にかけて、小泉ヒーロー化のための北朝鮮拉致被害者帰国劇の演出(筆者の持論は米国戦争屋の仕掛け説)の分析(注10)を通じて、キム総書記という人物は、日本の下手な指導者よりよほど、したたかで冷静な人間ではないかと思っていましたが、案の定、そのとおりでした。

 彼が狂気の独裁者であれば、とっくに第二次朝鮮戦争が起きていたでしょう。それを未然に防いだ彼はまだ、北の軍事権力を十分、掌握しているということです。

3.韓国は北のミサイル報復攻撃がないと知って、北に濡れ衣を着せた

 韓国政府は5月初旬のキム訪中目的を知った上で、5月20日に、北犯人説をぶち上げたわけで、韓国政府は事前に、北からの報復がないとわかっていたということになります。そうでなければ、5月21日には、ソウルにミサイルが落ちて、それこそ火の海にされたはずです。考えただけでも空恐ろしいきわどい局面だったのです。

 イ・ミョンバク・ハンナラ党は、6月2日統一地方選挙を控えて、天安事件に便乗し、北の脅威(北風)を利用するハラ積もりだったのでしょうが、能天気日本国民と違って、韓国民はハンナラ北風に乗らなかったのです。韓国民は常時、北の脅威に晒されているので、日本国民より、南北情勢を読む力が備わっているのでしょう。イ・ミョンバク政権ハンナラ党は惨敗、韓国民は、政府の北犯人説を疑っていることが見事、証明されました。とってつけたような子供だましの北魚雷証拠品の数々、こんなもの、子供でもだまされません。これにだまされるのは、お人好し日本国民くらいのものです(笑)。

4.米国オバマ政権は韓国政府の北犯人説を認めていない!

 いずれにしても、上記KCIAトップの証言にて、天安事件のウラ事情がかなり明らかになりました。それに追い打ちをかけるように、6月22日、オバマ政権は、北朝鮮に対するテロ支援国家再指定を見送ることが明らかになりました。エエー! 天安事件で50人近い韓国軍人が亡くなったのに?

この報道から、米国オバマ政権は、事実上、韓国政府の北犯人説を認めていないことを意味します。

 それではいったい犯人は誰? 天安事件はまさに、振り出しに戻りつつあります。韓国政府の北犯人説を無条件に支持した日本政府(当時、鳩山政権)の責任はどうなるの? 確かに、2003年、イラクに核兵器ありとするねつ造情報を唯一の根拠に、国連の反対を無視してイラク先制攻撃を強行したブッシュ政権を、即、支持した小泉政権と似た状況です。辞任直前の鳩山政権は、国民の離反に絶望、ヤケクソとなって、かつての小泉従米政権と同レベルまで堕落してしまったのです。

さて、6月9日、NHKで放映されたように(注11)、英国民はブレア首相(ブッシュのポチ・小泉首相と同じく、ブッシュのプードルと呼ばれた首相)のイラク戦争支持責任に対し、厳しい追及を行っています。日本国民とはえらい違いです、蛇足ですが・・・。

5.天安事件:米国戦争屋関与説、再浮上するか

 韓国のKCIAと言えば、米国戦争屋謀略部隊CIAとの関係は深いのですが、KCIAトップが、天安事件勃発当初の、韓国軍部の見解どおり、北関与説の可能性が低いことを改めて認めているわけです。この事実から、いずれ、韓国政府は、北犯人説(魚雷攻撃)を取り下げ、ボロが出たときの逃げとして、予め用意されている座礁説(S.C.Shin説、ご丁寧にもクリントン国務長官にレターを出して、ボロが出たときのアリバイづくり的工作が行われている)に切り替える可能性があり、筆者はすでに、それも読んでいました(注8)。米国政府もその方向に傾いています。

 それでは、天安の座礁説は正しいでしょうか。東大船舶工学科出身の筆者には、天安という鋼船が健全な船殻(せんこく)構造を有している限り、座礁のみで真っ二つ裂ける現象をまったく想像できません。

剛性のある船体を真っ二つに引き裂くには、青竹を手で切断するときのように、何度も上下にクネクネ、折り曲げる必要があります。ところが座礁は1回ポッキリの一方向の衝撃的静荷重の作用のみですから、船底が破壊されても、船殻中央断面の完全剪断破壊には至りません(注5)。ちなみに真っ二つに割れた遭難船が海岸浅瀬に座礁した画像を観ることがありますが、台風時などに起こる大波を受けて真っ二つになって遭難して、海岸浅瀬に座礁したものとみなせます。天安遭難時、黄海が荒天大しけだったとは聞いていません。

 今回の天安事件に関して、幸いにも、韓国テレビKBSの事故直後の取材映像が厳然として存在するわけです。この映像を韓国政府が没収していることから、韓国政府が絶対に公表できない秘密があるのは間違いありません。そして、その映像には、米軍の救助活動が映っており、天安沈没現場とは別の第三ブイポイントに、天安ではない別の物体が沈没している証拠映像が存在していますが、それが何であるか、一切、発表されていません。すでに韓国中に放映された映像を没収しておいて、その点について何の説明もなしに韓国政府の一方的な北犯人説を信用しろと言っても、どだい無理な話です。

 韓国政府にとって、中露を納得させるに十分な北犯人説の立証はほとんど不可能です。そこで、手のひらを返して、座礁説に切り替えれば、また別の矛盾や疑問が噴出するでしょう。いずれにしても、第三ブイ沈没物体(今は極秘に引き揚げられ、撤去されているかもしれない)の正体が何である(または何であったのか)を公表せざるを得なくなるような気がします。

注1:本ブログNo.123『韓国哨戒艇「天安」撃沈:米原潜との誤射相撃ち?』2010年5月8日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/13698185.html

注2:本ブログNo.125『素人だまし日本のマスコミ:韓国哨戒艦艇撃沈が北朝鮮の仕業?』2010年5月15日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/13961537.html

注3:本ブログNo.128『韓国哨戒艦艇撃沈事件:信じられない!今頃、北朝鮮犯人説とは』2010年5月20日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/14196900.html

注4:本ブログNo.129『韓国“天安”事件でわかった日韓両国民の“北朝鮮観”の危うさ』2010年5月21日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/14218455.html

注5:本ブログNo.129『韓国哨戒艦艇の完全剪断破壊:米原潜コロンビアの関与確認できず』2010年5月23日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/14301981.html

注6:本ブログNo.132『風雲急を告げる朝鮮半島:米国戦争屋の極東シナリオを読み解く』2010年5月27日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/14463828.html

注7:本ブログNo.133『極東戦争危機に震え上がる鳩山首相』2010年5月29日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/14536231.html

注8:本ブログNo.135『韓国哨戒艦艇「天安」事件:第二のトンキン湾作戦の失敗だった?』2010年6月1日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/14656817.html

注9:本ブログNo.142『日本にとって不幸中の幸い:極東戦争勃発ねつ造作戦失敗』2010年6月15日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/15229447.html

注10:ベンチャー革命No.263『北朝鮮拉致被害者帰国劇:郵政民営化可決の仕掛けだった?』2008年6月28日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr263.htm

注11:2010年6月9日、NHKクローズアップ現代、『イラク戦争を問う:英国・検証の波紋』

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html

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