日本政界●情報メモ

投稿日:2010/07/22 05:53

【183】「対日心理戦の凄みをうかがわせるM・グリーンの論評」

「永田町異聞」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年07月21日(水)
「対日心理戦の凄みをうかがわせるM・グリーンの論評」

米国は民主党政権を、自民党に代わる傀儡とするために、日本官僚組織とのネットワークを使って世論工作を進めた。

米国の意に反する態度を示せば、政権はもたない。そういう恐怖感を民主党政権中枢が抱くようになれば、工作は成功したも同然だ。

いまの日本の政治状況は、そんな米国の思惑通りだろう。

鳩山政権を追い詰めた米国の心理作戦の凄まじさを間近に見た菅直人は、対米恐怖症に陥っているかに見える。

鳩山政権に対して、米国政府ならびに情報機関がマークしていたキーワードは主として「政治とカネ」、「普天間」だった。

日本のメディアが執着する世論調査。とりわけ内閣支持率、政党支持率を低く誘導するために、過去の経験からもっとも手っ取り早いのが「政治とカネ」だった。

それがいかなる形であれ問題化して、支持率が下降曲線を描けば、均質的な日本国民の心理は一斉にネガティブに向かう。単細胞で、弱者の味方を気取る金持ちのキャスターや司会者が毎日のように、落下へ向けてはやし立ててくれる。

米国はこれまでにも、日本の検察へのロッキード関係資料提供によって、日本独自の資源外交を進めようとした田中角栄の抹殺をはかった前歴がある。

米情報機関と検察との関係は深く、検察のお先棒を担ぐメディアとの連携で、たえず「政治とカネ」疑惑は、米側に都合よく利用されてきた。

メディアと米情報関係者の関係についていえば、戦前に駐日米大使をつとめたジョセフ・グルーら「ジャパンロビー」といわれる連中が、戦後も日米政財界のフィクサーとして、日本テレビ創設にもかかわり、この国のメディアに影響を与え続けたことが知られている。

早大大学院教授の有馬哲夫氏は著書「日本テレビとCIA」のなかで、「ポダム」というCIAの暗号名が付けられた読売新聞の正力松太郎が日本テレビを開局するまでの過程や、ジャパンロビー、CIAとの関係を詳述している。

有馬氏の下記の指摘は重要である。

「アメリカは占領を終結させながらも、アメリカ軍を駐留させることで、日本を軍事的に再占領した。そして、日本テレビを含めあらゆるメディアをコントロールして心理戦を遂行する体制を築くことによって、日本を心理的に再占領した。最後の仕上げが、保守合同による安定的な親米保守政権基盤の確立という政治戦による再占領だった」

米軍駐留、メディアコントロール、自民党政権という三つの「再占領」により、米国は日本をずっと支配してゆく基盤をつくったというわけだ。

自民党政権という「日本再占領」の一角が崩れた以上、民主党の「自民党化」は米国にとって至上命題であった。

そのためには、日本の旧体制の基盤であり、米国と人的交流を深めてきた官僚機構と手を結び、横並び報道でコントロールしやすいメディアを働かせて、民主党政権を心理的に追い込む必要があった。

その恫喝に「普天間移設問題」は恰好の材料だった。「普天間」を象徴とする日米の上下関係に従い、これまでどおり米国に恭順の意を表すか否か、その回答要求を鳩山政権の喉もとに突きつけたのである。

外務省、防衛省の官僚たちは、ハナから「辺野古」を動かす気はなく、国外、県外移設を指示する鳩山首相を無視してサボタージュを決め込んだ。

そして5月末と言う鳩山発言に乗じ、得意の「ロジ」(日程管理)の手法で時間切れ寸前に追い込み、自分たちの思い通り、すなわち米国の望み通りにコトを運んだといえる。

政治資金収支報告書の記載ていどの「政治とカネ」問題や、普天間をめぐる「日米危機」を煽りたてるマスメディアの嵐のような報道でついに刀折れ矢尽きた鳩山首相は退陣したが、米国側がより歓迎したのは小沢一郎という厄介な人物も同時に政権中枢から去ったことだろう。

こうした経過に恐れをなした菅直人は、政権の座に就くや素早く、「日米共同声明の踏襲」を宣言し、米国の歓心を買った。

鳩山から菅への政権移行、小沢幹事長の辞任に関連し、日本のメディアに最も重宝されているジャパンハンドの中心人物、マイケル・グリーンは、20日の日経新聞に「日本の現実路線に期待感」と題した論文を発表している。その一部を以下に抜粋する。

「米政府は鳩山政権がとった一連の行動に衝撃を受けた。最初のショックは鳩山氏が就任ほどなく新たな東アジア共同体構想を打ち出し、米国のアジアへの影響力に対抗する意図を示したこと。・・・次が、普天間基地移設問題である」

「普天間問題は日本の民主党政権初期におけるガバナンスの重大な欠陥を2つ表面化させた。第一は、民主党の過剰な反官僚姿勢である・・・官邸が政策立案の経験に乏しい評論家から過大な影響を受け、官僚を蚊帳の外に置くという事態だった。第2の欠陥は小沢一郎前幹事長の息のかかった影の政府が党内に存在したことである」

日本の外務、防衛官僚、マスメディア連合体と全く考えを共有する論評である。いかに日米安保マフィアの結束が固かったかという例証でもあろう。そして、菅直人新政権についてこう述べる。

「菅首相は就任後すぐに日米同盟が日本外交の基軸であることを再確認し、普天間問題については日米共同声明を踏襲すると確約した。また、小沢氏を遠ざけ、政策調査会を復活させて・・・。こうした最初の動きは、まことに心強い」

鳩山政権に対する態度と180度違う好意の示し方は、「対等な日米関係」の実質的進展をあきらめた菅首相の頭をなでて、さらに対米追従姿勢を強めるよう求めているようにさえ感じる。

マイケル・グリーンやリチャード・アーミテージが、史上最高の日米関係と賞賛しているのがブッシュと、ブッシュの戦争に加担した小泉純一郎の時代だが、戦争の根拠となったイラクの大量破壊兵器、サダム・フセインとアルカイダのつながりは、全くのでっち上げだったことは、いまや明らかである。

アーミテージ自身が、「対テロ」を旗印にチェイニーやラムズフェルドの主導した戦争に反対だったのだから、内心、どれほどブッシュ・小泉関係を評価しているかも、実際のところは疑わしい。

いずれにせよ史上最高の日米もたれあいの日々は、冷戦後の虚構に満ちた新たな戦いを生み出し、世界の平和を破壊した偏執狂的蜜月であったことを、つねに我々は肝に銘じておかねばならない。

新 恭  (ツイッターアカウント:aratakyo)

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投稿日:2010/07/21 06:41

【182】「マスゴミは主権者国民の敵 ネットから徹底抗戦」

植草一秀の『知られざる真実』

(転載貼り付け開始)

2010年7月20日 (火)
「マスゴミは主権者国民の敵 ネットから徹底抗戦」

烈暑が日本列島を覆っている。

水分とともに塩分を取ることも忘れてはいけない。直射日光を長時間浴び続けることは極めて危険であり、海山での行動も注意を怠らないようにしないといけない。
 
 政権交代を実現したあの夏から1年が過ぎようとしている。
 
 政権交代とは何であったのか。それから1年経って何がどう変化したのか。  
 
 7月11日の参院選では民主党が大敗した。菅直人氏が民主党代表に就任して、民主党が変質したことが原因だ。
 
 小沢一郎氏に対して「辞めろ」コールを叫び続けたメディアが、菅首相に対しては「辞めるな」コールを懸命に送る。歪んだメディア。歪んだ情報。
 
 主権者国民は、毎日、操作された情報の海に漂わされている。操作された情報に汚染されないわけがない。
 
 政局のヤマ場は、9月民主党代表選に移った。
 
 米国、官僚、大資本が支配する日本政治構造維持を目指す悪徳ペンタゴンは、菅首相続投を目指し、菅主導の民主党とみんなの党の連携を目指す。小泉竹中政治の流れを引き継ぐ、自民党内市場原理主義グループとの連携をも視野に入れる。
 
 350兆円の国民資産収奪を最終目標とする「郵政民営化」は、昨年の政権交代により、ぎりぎりのところでブレーキがかかった。国民資産収奪を回避するには、郵政改革法を成立させなければならないが、今後の政局のひとつの焦点としてこの問題が浮上することになる。
 
 昨年の政権交代は、一言で言えば「小泉竹中政治の否定」だった。
 
 小泉竹中政治によって日本社会は変質した。この変質に対する全面的な否定。これが政権交代を実現させた原動力である。
 
 小泉竹中政治とは、
①弱肉強食奨励=市場原理主義=弱者切り捨ての経済政策
②対米隷属外交
③大企業と政治権力の癒着
④官僚利権の温存
⑤政治権力による警察・検察・裁判所・メディア支配
を基本特性とする政治構造だった。
 
 この構造を刷新することが政権交代に託された五つの課題である。
 
 対極にある基本特性とは、
①セーフティネット重視=共生重視の経済政策
②自主独立外交
③大企業と政治権力の癒着排除
④官僚利権の根絶
⑤警察・検察・裁判所制度およびメディアの近代化
である。

日本政治構造が刷新されれば、米国、官僚、大資本は、巨大な政治利権を喪失することになる。米官業のトライアングルは手先のメディアと政治屋を総動員して、日本政治構造の刷新を阻止するために死に物狂いの活動を展開している。
 
 日本政治構造刷新を推進してきたのが小沢一郎氏、鳩山由紀夫氏だった。悪徳ペンタゴンは、小沢氏と鳩山氏を標的と定めて、激しい攻撃を繰り返してきた。
 
 その成果として、小沢氏と鳩山氏のダブル辞任と菅政権誕生が実現した。しかも、発足した菅政権は、民主党内対米隷属派で固めた体制であり、日本政治刷新の偉業を根こそぎ覆すものになった。
 
 悪徳ペンタゴンは、9月民主党代表選で菅直人氏が敗北することを回避し、対米隷属派が支配権を確保する民主党と同じく対米隷属派に分類されるみんなの党との連携による、対米隷属政権の再確立を狙っている。
 
 このシナリオを踏まえれば、マスゴミが今後どのような情報誘導を行うのかは目をつぶっていてもはっきりと分かる。
 
①民主党が敗北した責任は菅氏の消費税発言だけにあるのではない。「政治とカネ」問題が大きく影響した。
②参院選期間中に小沢前幹事長が民主党執行部を批判したことはよくなかった。
③小沢一郎氏の説明責任は十分に果たされていない。
④日本が置かれた現状、民主党が置かれた現状を踏まえれば、いま、民主党内で抗争を展開する余裕はない。
⑤小沢一郎氏は国会の証人喚問に応じるべきだ。
⑥頻繁に首相が交代するのは日本の国益に反するから、菅首相は続投すべきだ。
⑦菅首相の消費税発言は民主党敗北の原因になったが、消費税率引き上げを必要とする世論は拡大しており、超党派の税制論議を開始すべきだ。
 
 マスゴミが主張する内容はすでにはっきりしている。
 マスゴミが実施する世論調査では、あらかじめ誘導する回答が明示されているはずだ。誘導尋問によって、あらかじめ決められた結論の方向に調査結果が誘導されているのだと思われる。
 

各社とも世論調査に余念がないが、主権者国民の意思を問うべき普天間問題で主権者の意思を問う世論調査はほとんど行われなかった。
 
 メディアは主権者国民の敵であることを認識しなければならない。
 マスゴミなのだ。
 
 マスゴミは第二次世界大戦中、メディアは事実を報道しなかった。主権者国民を欺き、日本を誤った方向に誘導した。正義も公正もないのが日本のマスゴミである。
 
 主権者国民は9月民主党代表選に向けて、まず、マスゴミとの闘いに勝たねばならない。もっとも有効な方法は、マスゴミの見解に耳をふさぐことである。
 
 御用評論家、御用芸人、御用司会者しか存在しないが、これらの有害人種の発言に耳を貸さないことである。
 
 真実の情報はネットと単行本にしかない。
 
 あとは、口コミで真実の情報を伝播させるのだ。
 10万人が共有するネット情報を、一人が十人に、その十人がまた別の十人に、そしてその十人が別の十人に情報を伝播することで、一億人に真実の情報を伝えることができる。
 
 悪徳ペンタゴンが電波を支配している限り、主権者国民は口コミの輪を広げるしかない。支配者に抵抗する主権者国民のレジスタンスの力を見せつけねばならない。
 
 主権者国民レジスタンス戦線は、口コミの輪で悪徳ペンタゴンを粉砕しなければならないのだ。

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投稿日:2010/07/21 06:26

【181】「「『期ずれ』は必然で違反ではない」(EJ第2859号)」

「エレクトロニック ジャーナル」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年07月21日
「「『期ずれ』は必然で違反ではない」(EJ第2859号)」

 陸山会の小沢一郎名義の4億円の定期預金は何に使われたので
しょうか。これについてはすでにEJでは書いていますが、整理
をしておきたいと思います。
 世田谷の土地購入のときは、陸山会には資金がなかったので、
小沢氏から4億円を現金で借り、それで土地代金を支払い、同時
に銀行には定期預金を担保にして4億円の融資の手続きをしたの
です。小沢氏に返済するためです。
 小沢氏から4億円の現金を借り、それを小沢氏名義の同額の定
期預金を利用して返済するのはおかしいではないかという人もい
るでしょう。それでは、小沢氏から8億円借りたのと同じではな
いかと。実際に、検察は小沢氏から借りた4億円と銀行借り入れ
の4億円の計8億円を収支報告書に記載していなかったとして、
収支報告書虚偽記載で石川知裕議員を起訴しているのです。
 これは想像するしかありませんが、恐らく陸山会の小沢氏名義
の定期預金は、同会の政治活動において、不意の資金繰りに使っ
てもよいという了解を小沢氏から受けているのではないかと思わ
れるのです。小沢氏の政治活動ですから、別に不思議なことでも
何でもないと思います。
 検察のいう8億円の虚偽記載のうち、小沢氏から借りた4億円
は収支報告書にちゃんと記載があるので、問題はないのです。そ
れでは、定期預金を担保に銀行から借りた4億円の記載はなぜな
いのでしょうか。
 結論からいうと、これは記載しなくてもよいのです。なぜなら
小沢名義の定期預金を担保にして銀行から借り入れた4億円は、
政治資金収支報告書の「収入」には該当しないので、記載する必
要がないからです。
 これもEJ第2766号で述べていますが、繰り返して説明を
します。政治資金規正法第4条の政治団体の「収入」の定義は、
次のようになっています。
―――――――――――――――――――――――――――――
  「収入」とは、金銭、物品その他の財産上の利益の収受で、
  第八条の三各号に掲げる方法による運用(銀行預金など)の
  ために供与し、又は交付した金銭等の当該運用に係る当該金
  銭等に相当する金銭等の収受以外のものをいう
               ――政治資金規正法第4条より
―――――――――――――――――――――――――――――
 法律用語はわかりにくいですが、要するに政治団体が手元資金
を銀行預金で運用し、それを担保に相当額を借り入れても、その
借入金は政治資金規正法上の「収入」には該当しないのです。
 そうであると、残りの4億円も問題がないことになります。そ
れでは、石川議員はどうして逮捕・起訴されたのでしょうか。
 想像ですが、政治資金規正法の「収入」の定義については、石
川議員は、知らなかったと思います。そのため、そこを検察から
指摘されると「記載していない」ことを認めてしまったものと思
われます。だから、虚偽記載とされたのです。
 しかし、記載する必要がないものを記載しないことを訴因とし
て逮捕・起訴されてはたまったものではありません。検察はそれ
ほど乱暴な捜査をやったことになります。もっとも裁判になれば
石川氏の弁護陣はそこを衝くでしょうから、虚偽記載は錯誤にな
り、無罪になると思われます。しかし、それは先の話です。無罪
の判決が出る頃はほとんどの国民は忘れています。検察としては
小沢氏を貶めることが目的なので、それでいいのです。「小沢に
退場してもらう」ことに目的があるとしたら、ひどい話です。
 そうすると、小沢氏から借り入れた4億円は記載があり、銀行
借り入れの4億円は記載が不要なら、石川議員は何をもって起訴
されたのでしょうか。
 なお、陸山会が保有している小沢一郎名義の4億円の定期預金
──この定期預金の使い方については別の考え方もあります。そ
れは、5月4日付のEJ休日特集号第2号に詳細に書いたので、
関心があればそちらを参照していただきたいと思います。これも
石川知裕議員の無罪を立証しているのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
≪EJ休日特集号第2号/2010年5月4日≫
http://electronic-journal.seesaa.net/article/151320192.html
―――――――――――――――――――――――――――――
 さて、特捜部としては、何をもって石川議員を有罪にしようと
して起訴したのでしょうか。
 そうして出てくるのが、土地を購入した時期にその記載がなく
登記をした時期がずれているという、いわゆる「期ずれ」だけと
いうことになります。
 世田谷の土地を購入して代金を支払ったのは、2004年10
月29日のことです。ところが、その土地の登記が行われたのは
2005年1月7日なのです。購入と登記に2ヶ月のずれがあり
しかも年度をまたいでいる──したがって、政治資金収支報告書
の虚偽記載であるというわけです。
 しかし、それには理由があるのです。これについては既に5月
28日付のEJ第2822号で次のことを指摘しています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 それは、2004年10月時点の世田谷区の土地の地目は農地
であることです。そうであるなら、小沢氏の名義は「所有権移転
請求権」に過ぎず、小沢氏に所有権は移転していないのです。そ
して2005年1月に農地転換が完了し、地目が宅地になった時
点ではじめて小沢氏名義の本登記が完了されているのです。
 したがって、陸山会における事務所費計上は、農地では法的に
困難であるので、農地時点での10月の事務所費記載は記載され
ていなくて当然なのです。そうなると、「期ずれ」ですらないと
いうことになります。一体どこに犯罪性があるのでしょうか。
             ──5月28日付EJ第2822号
―――――――――――――――――――――――――――――
              ──[ジャーナリズム論/63]

≪画像および関連情報≫
 ●うろたえるメディア/1/10のサンデープロジェクト
  ―――――――――――――――――――――――――――
  財部:僕はやっぱり星さんと岸井さんにお尋ねしたいんです
  が、いま郷原さんの04年の収支報告書に4億円の借入れ記
  載がちゃんとあるというのはちょっと衝撃的で、新聞はない
  と報じていますよね。それはあまりにも事実と乖離し過ぎま
  せんかね?
  岸井:
  そうですね。そこは確認しなければいけないけれども、少な
  くとも04年も05年もあるんです。同じ4億なんですね。
  財部:
  でも新聞は04年が問題だと言ってるじゃないですか。
  岸井:
  だからその辺の捜査の仕方がなんか変だな、という所はね。
  それと今や本当に実力者ですから、小沢さんは。政治をあれ
  しているわけですから。私もずっと取材していて感じるんだ
  けど、田中角栄さん、金丸さん、竹下さん、つまり政治は力
  と思っていて、それは数だという所に必ずお金が絡んできて
  しまうわけでね。それでみんな失脚したでしょ。
  田原:
  私は率直に言いたい。どうも毎日新聞を始め、日経新聞、読
  売新聞。検察の肩を持ち過ぎているんじゃない?
  岸井:
  いやそんなことはないです。けっこうメディアというのは検
  察とは緊張関係ですから、いつも。
    http://ameblo.jp/hirokane604/entry-10431618730.html

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/07/21 06:22

【180】「菅さんや内閣が動けば動くほど、国民からは乖離していく。「新自由党」に期待したい」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/07/21(水) 00:59
「菅さんや内閣が動けば動くほど、国民からは乖離していく。「新自由党」に期待したい」

昨年の平成21年度予算は自民党がほとんど骨格を決め、政権交代後のゴタゴタで民主党独自の国民のための予算が組めず、来年こそは独自予算が組めると期待していた。

そんな様々な期待を次々と裏切り続けられるとは、いったい誰れが予想しただろうか?

早速、国民と約束したマニフェストの見直し作業に入るようだ。

理由は、すべて予算に反映すると予算約71兆円を大幅に超えるからということで、この秋に特別会計にメスを入れるとした事業仕分けを控えているが、既に「事業仕分けで切り込むのはムリだ」「削減などできない」と、やらない前から宣言しているようなものである。

民主マニフェスト「予算編成と並行して見直し」(朝日) 

●予算編成、「党高政低」必至=求心力低下でかすむ菅首相(毎日新聞 2010年7月20日 21時38分)  

 ≪2011年度予算編成作業が本格化する中、民主党が発言力を強めている。参院選敗北による菅直人首相の求心力低下を踏まえ、歳出増へ圧力を掛ける構え。首相は財政再建と経済成長の両立を図るため、「官邸主導」をアピールするが、首相の存在感はかすみがちだ。
 「あくまで政治主導、官邸主導で概算要求基準を作ってもらいたい」。首相は20日の閣僚懇談会で、仙谷由人官房長官と、民主党政調会長を兼ねる玄葉光一郎公務員制度改革担当相が中心となって、政府・与党内の調整に当たるよう重ねて指示した。
 しかし、同日の同党政策調査会の拡大役員会では、予算編成に関する議論はなく、参院選の際の首相の消費税発言や衆院選マニフェスト(政権公約)を修正したことに対し、党内に首相批判があることが報告された。この後、開かれた党常任幹事会で、首相は「わたしが消費税に触れたことで厳しい選挙結果を招いたことをおわびする」と低姿勢に終始せざるを得なかった。
 党側には、首相が唱える「官邸主導」について、「口先ばかりで、財務省の言いなりだ」(国対幹部)との疑念が強い。同党幹部は「官邸が自分たちで勝手に進めようとすれば、党とのあつれきは大きくなる」とけん制。実際、概算要求基準を23日に閣議決定したいとの首相の意向に対しても、「参院選の総括が先だ」と押し返した。
 首相としては、法制化のめどが立たなくなった「国家戦略局」創設に代え、仙谷、玄葉両氏を中心とする政策調整機関を内閣官房に新設し、主導権を確保したい考えだ。ただ、こうした構想にも党は「明確なマニフェスト違反」(幹部)と反発。閣内からも「どこが政治主導なのか」(前原誠司国土交通相)と批判の声が上がり、首相の立場は厳しさを増している≫

また、国家戦略局を縮小させ、財務省主導の予算が組まれることが確実となってしまった。

それに何故か前原が噛み付いた。

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●「どこで政治主導やるのか」国家戦略室の役割縮小に疑問 前原国交相(産経ニュース 2010.7.20 15:37)

≪前原誠司国土交通相 前原誠司国土交通相は20日の閣議後の記者会見で、予算の骨格策定を担うとしてきた国家戦略室の役割が縮小されたことに対し「どこが政治主導でやっていくのかという疑問が、閣内にいる私でさえ浮かんでくる」と述べ、疑問を呈した。
 その上で前原氏は「政治主導の予算編成は政調会長が代わって行うというが、機能するのか。選挙前に約束したことをしっかりやれないと、政権交代を期待した国民への冒涜になる。変えてもいいが説明が必要だ」と強調した。
 民主党は昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で、国家戦略局を設置し政治主導で予算の骨格を策定すると明記。政権交代後に戦略室を設けたが、首相に政策提言をするブレーン機能に特化させる方針に後退した≫

菅さんや内閣が動けば動くほど、国民からは乖離していく。

もう、何もやらないほうが国のためになるのではないかと思えてくる。

代表選を9月5日としているようだが、もう、早めたほいうがいいのではないか。その間やらせるだけ、マイナスである。じっとしていてくれたほうがよい。

ここにきてその代表選まで決まらないという情報まで出てきた。いわゆるニゲ菅炸裂か?それも個人事情のようだ。

●民主党:代表選の日程決められず…小沢氏動向はかりかね(毎日jP 2010年7月20日 23時28分)

 ≪9月に予定される民主党代表選の日程調整が遅れている。菅直人首相は20日の常任幹事会で参院選大敗の総括のための両院議員総会開催を要請、敗戦処理を早急に終えて代表選への道筋を付けたい考えだが、首相側が希望する9月5日の日程はこの日の役員会・常幹では決まらず、求心力の低下で主導権もままならない状況にある。【念佛明奈】
 「いろんな議論をしてもらったうえで、両院議員総会で私自身の気持ちを話したい」。菅首相は常幹で表明した。参院選の敗戦ムードを断ち切り、政権運営で「攻め」に打って出たい狙いがにじむ。
 しかし、常幹では代表選のための中央選挙管理委員会の発足を了承したが、枝野幸男幹事長は日程について記者会見で「相談をしたり判断をしたりという段階に、まだまったくなっていない」と述べるにとどまった。
 鳩山由紀夫前代表を引き継いだ菅代表の任期は9月末までで、代表選はその30日前以降に実施される。今回の代表選日程は秋の臨時国会の召集日や会期にも影響する。9月5日の場合、内閣改造・党役員人事を経て、翌週の13日に召集する案が有力。「ねじれ国会」を受け、可能な限り会期を確保する狙いだ。一方、1週間遅らせて12日とした場合、9月下旬のニューヨークでの国連総会に首相が出席すると、召集がずれ込む可能性がある。
 日程が固まらないのは菅氏への対抗馬を擁立する可能性がある小沢一郎前幹事長の動向をはかりかねているためだ。7月中に予定された小沢氏に対する検察審査会の判断は秋に先送りされるとの観測がある。「起訴議決」となるかどうかが焦点で、複雑な思惑がからむ。党執行部はぎりぎりまで情勢を見極める構えだ。
 一方で、小沢氏側も明確な動きを見せていない。小沢氏のグループは独自候補擁立を模索し、原口一博総務相や、海江田万里衆院議員らの名があがる。小沢氏自身の出馬を求める声もあるが、まだ大勢は固まっていない。
 今回の代表選は、8年ぶりに党員や、党員ではないが投票資格を有するサポーターが投票に参加する。9月5日の投開票の場合、告示は2週間前の8月22日。国会議員1人2ポイント、地方議員に計100ポイント。党員・サポーターには計300ポイントが配分される。党員・サポーター票は国会議員150人分の比重があり、勝敗への影響は大きい。今年5月末に締め切られた党員・サポーターの登録数は約35万人だが、小沢グループの衆院議員は「党員・サポーター集めの熱心さが小沢グループの特徴だ」と自信を見せている。≫

********** ******

●民主敗因、「消費税」が過半数 都道府県連幹部調査(asahi.com 2010年7月20日4時30分)

≪ 民主党の参院選敗北を受け、朝日新聞社は同党の都道府県連幹部を取材した。敗北の原因について、半数以上が菅直人首相(民主党代表)の消費税発言と指摘。8割超が首相続投を支持したものの、9月の代表選での首相支持を明確にしたのは半数に満たず、代表選の情勢を見極めようとする意見が目立った。

 取材は原則として47都道府県連の幹事長を対象に16日から19日まで実施。参院選敗北の原因について、半数以上の25府県が「首相の消費税10%発言」と回答。このうち、山形、島根、熊本など13県が改選数1の1人区だった。

 「政治とカネ」をめぐる問題を挙げたのは福島、静岡、鳥取など7県。沖縄は普天間移設問題を敗因とした。その他の14都道県は「様々な要素が複合的に影響」(秋田)、「民主党政権10カ月への評価が敗因」(鹿児島)などと指摘した。

 党執行部が敗北の責任を取るべきかどうかを尋ねたところ、16県が責任をとるべきだとし、18府県は必要ないと回答した。ただ、首相続投に賛成したのは39都府県(83%)で、反対は岩手の1県だけだった。枝野幸男幹事長の留任についても、27都府県(57%)が賛成し、反対は岩手、愛知、福岡など6県だった。

 次の衆院選も菅首相で戦うべきだと思うかどうかも尋ねた。「思う」は東京、三重、奈良など21都県。岩手、山梨、愛知、香川、熊本の5県が「思わない」とした。「その他」の21道府県のうち宮城、神奈川、京都、兵庫、長崎など11府県が「代表選の結果次第」と回答した。

 代表選は9月に予定されている。菅首相の再選を明確に支持したのは23都県で最多だった。香川、愛媛が岡田克也外相とし、岩手、熊本が小沢一郎前幹事長を挙げた。小沢氏が党中枢に復帰することの是非を聞いたところ、「賛成」と「反対」が9県ずつに分かれ、29都道府県が賛否を明確にしなかった。≫

枝野が自分の蒔いた種と経験不足と人間力の無さで総スカンをくらっている

●野党から総スカン 居丈高な態度が「あだ」? 満身創痍の枝野幹事長 (産経ニュース 2010.7.20 22:29) 

 ≪「(改選1の)1人区の皆さんを中心に建設的かつ厳しい意見を承っている」
 枝野氏は20日の記者会見で、終わったばかりの県連代表からの参院選ヒアリングをこう振り返った。
 党内随一の論客といわれ、鼻っ柱の強さが売りの枝野氏だが、ヒアリングでは「本当に申し訳なかった」と平身低頭の連続だ。21日からもブロック別議員懇談会がほぼ連日開催され、針のむしろは続く。
 ヒアリングでは面と向かって枝野氏に辞任を求める声はなかったとされる。だがこの沈黙も、「9月の党代表選後の人事で枝野氏の幹事長続投はない」(小沢グループ中堅)と、見切られていることが大きい。
 枝野氏は20日の政府・民主党首脳会談で、9月の党代表選の準備に着手する考えを表明した。これにも「参院選で勝っていれば、枝野さんは菅直人首相の無投票再選の準備をしたかっただろうに」(参院若手)と言われてしまう始末だ。
党内で求心力を下げるだけでなく、野党対策でもまだ力を発揮できていないのが枝野氏の現状だ。
 参院で過半数割れしたことで生じた「ねじれ国会」対策は腕の見せ所。同日の記者会見でも「(秋の臨時)国会で個別の法案の審議が始まる段階までに(野党と)議論ができる環境をつくる努力を進めている」と語るが、その成果に期待する声は少ない。
 交渉相手となる野党からも冷たい声が飛ぶ。
 みんなの党の江田憲司幹事長は、同日の会見で「前国会は(菅首相就任に伴う)予算委員会も各閣僚の所信表明もしない異常事態だった」と、民主党への不信感を改めて強調した。
 先の通常国会最終盤で予算委員会を求める野党側に対し、「協議が整わなかった」と、あっさり閉会させた責任者が他ならぬ枝野氏自身だからだ。
 「もともと寝業(=水面下の交渉ごと)が得意ではない」(党幹部)とされる枝野氏。成果がなければ、求心力を下げ続けることになる。正念場の夏になりそうだ。≫

●「枝野氏が革マル幹部と覚書」月刊誌報じる(産経ニュース 2010.7.17 10:52)  

≪民主党の枝野幸男幹事長が平成8年の衆院選に立候補した際、警察当局が左翼過激派の革マル派幹部と判断している人物との間で、「推薦に関する覚書」を交わしていたと、17日発売の月刊誌「新潮45」が報じた。
 枝野氏が覚書を交わしたのは、JR東労組大宮支部の執行委員長で、警視庁公安部が革マル派のJR内秘密組織の幹部と判断している人物としている。枝野氏は覚書で「私はJR総連及びJR東労組の掲げる綱領(活動方針)を理解し、連帯して活動します」などとしている。≫

●「菅体制の不徳」枝野幹事長が連合に陳謝(産経ニュース 2010.7.15 16:31)  

≪民主党の枝野幸男幹事長は15日午後、都内で開かれた連合の中央執行委員会であいさつし、参院選大敗について「大変なご尽力を頂きながら結果に結び付けることができずに申し訳なく思っている」と陳謝した。
 枝野氏は菅直人首相の消費税発言に触れ「発言の仕方に不十分な点が多々あった。私を含めて菅体制の不徳の致すところだ」と述べた。≫

一度、信頼をなくしたものは、何をやっても批判の対象でしかなくなる。
蚊帳の外の時には好き勝手を言って小沢批判ばかり繰り返してきた輩も、実力も経験も器もないのに引き受けた幹事長職に、今、その重さに潰されようとしている。

既に、参院選の責任を取らされることが確実な、いわば、何の権限もないものに対して、野党も交渉しようとは思わないだろう。

それと同じことが、菅総理にも言える。

日々動く政治から出てくることは、その全てが官僚目線になってきた。聞けば聞くほどにガッカリさせられっぱなしである。
まあ、いいものは表にでにくいのかもしれない。

こうした鬱積したなんとも癒えぬ政治状況の中で、週刊ポストと日刊ゲンダイが、一服の清涼剤を与えてくれている。

********** ******

●小沢 党を割って「最後の奉公」 「自由新党」の名前まで流れる
(日刊ゲンダイ 2010/7/20)

≪前原グループ主導に嫌気

参院選から1週間余りがたった。菅首相の支持率急落は止まらず、求心力は低下。ねじれ解消のメドも立っていない。頼みの綱は小沢ひとりだが、選挙後は沈黙を貫いている。さて、どう動くのか。

◇現政権下では復権の目なし この3連休、大新聞、テレビは小沢前幹事長を追いかけ回していた。釣り好きの小沢の後を追って八丈島まで飛んだほどだ。
「小沢グループは民主党を割って出るのではないか」
永田町では今、こんな物騒なウワサが流れている。一挙手一投足に注目が集まるのも当然だ。
「民主党の執行部は、菅がダメなら次は前原国交相と考えてます。官房長官の仙谷と政調会長の玄葉が予算編成の中心になる体制づくりを急いでいるのも“小沢外し”とみられている。小沢グループが現政権の下で復権する目はなく、飼い殺しの状態が続くことになります。一方で、グループの新人議員らは仙谷官房長官や枝野幹事長らの切り崩しにあっている。このままでは小沢グループが解体されかねません」(民主党関係者)
一転、小沢グループが民主党を飛び出せば、一気に政界のキャスチングボートを握る可能性が出てくる。
「小沢グループの脱党で民主党は何もできなくなります。一方、小沢グループは民主党と手を組むこともできるし、揺さぶりをかけることもできる。自民、公明と結ぶことも可能。民主党を割って出れば、小沢グループはフリーハンドを得るのです。これは小沢グループにとってもっとも良い選択肢といえます」(政界関係者)
カネも自由だ。幹事長と官房長官を前原グループに押さえられている現状では、政党助成金も機密費も握れないが、自ら党を立ち上げれば、少なくとも助成金は思い通りに使うことができる。

◇衆参合わせて70人以上が同調
切り崩しが続いているとはいえ、「衆参合わせて70人以上の議員は確実に小沢と行動をともにする」(事情通)。官僚支配を終わらせる大改革の実現のためにも、分裂はきわめて現実的な考え方だ。
永田町に詳しいジャーナリストの小林佳樹氏がこう指摘する。
「民主党の連立相手である国民新党が郵政民営化法案で、社民党が普天間基地移転問題で存在感を存分に示しました。小沢グループは両党に比べたらずっと大きい。連立を組めば、小沢グループが目指す政策を堂々と要求して実現できるのです」
菅民主党が小沢新党との連立を拒否しても、自民党に次ぐ勢力として政局のカギを握る存在になる。永田町ではウソかホントか「自由新党」「新自由党」などの政党名まで流れている。

「最後のご奉公」を口にした小沢。八丈島での釣りは決意を固めるためだったか。 ≫

「新自由党」と聞いただけでワクワクしてくるのは私だけか?

少数精鋭の政策集団「自由党」の復活を思わせるに足る命名である。

(週刊ポストは第二部として、本日エントリーする予定)

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/07/21 06:16

【179】「三宅久之の顔に「官房機密費」と描いてある?(笑)」

「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-07-20
「三宅久之の顔に「官房機密費」と描いてある?(笑)」

相変わらず、恥も外聞もなく、テレビの政治番組に出まくって、怪し過ぎる謀略情報をネタに面白おかしく「民主党批判」や「小沢一郎批判」等を喋りまくる、新聞の政治記者上がりの政治評論家の三宅久之だが、彼の下品な顔とハゲ頭を見るたびに、僕は、「官房機密費、官房機密費…」とつぶやきたくなるのだが、はたして、それは、僕だけだろうか。おそらく日本全国の善男善女たちが、テレビ画面見つめながら、今日も、「官房機密費、官房機密費…」とつぶやいているはずではなかろうか。つまるところ、三宅久之なる新聞記者上がり(毎日新聞出身)の「政治評論家」がやっていることは、「新聞記者上がりの政治評論家」というものが、いかに信用出来ないか、いかにカネに汚いか、そしていかに官房機密費まみれの御用評論家であるか…という事実を、日々、具体的に証明して見せているということのようだ。むろん、怪しいのは「新聞記者上がりの政治評論家」だけではなく、テレビ朝日の番組に頻繁に登場して、必死になって、小沢一郎をこき下ろすという、御主人さまに命じられた役割を、忠実にこなしている田崎史郎(共同通信)や星浩(朝日新聞)などの現役の新聞政治記者も同様だろう。しかし、「官房機密費」問題を「新聞記者」や「政治評論家」だけに限定して論じていると「官房機密費」問題の本質を見失うことになる。たとえば、元外務省情報分析官・佐藤優氏は、「新潮45」に連載中の「外務省に告ぐ」で、現役外務官僚の「賭博汚染」の実態とともに、「官房機密費」が外務官僚にも渡っていることを、現金を受け取った経験者として生々しく証言している。

・・・一試合で数万円が動くこともある。昼休みに大使館の応接室で花札賭博をしたこともある。大使公邸で、一晩に数十万円が動く賭け麻雀が日常的に行われているので賭博に対する感覚が麻痺していた。特に麻雀隙で有名なのは丹波實氏だった。ソ連時代、モスクワの大使館に公使として勤務していたときの賭け麻雀は有名だった。当時、外務省では普通のサラリーマンが行う麻雀を「社会党レート」と呼んだ。これに対して、一晩で数十万円、時には100万円を超えるカネが動く麻雀を「自民党レート」と呼んだ。丹波氏の麻雀は「自民党レート」で有名だった。・・・

数十万、ときには数百万円負けた経験がある外務官僚はたくさんいる。・・・大使館、総領事館、日本政府代表部に勤務する外務官僚は「在勤手当」という第二給与が支給されるので、そのカネをためることで、博打の負け金の穴埋めをすることができる。「在勤手当」は外交活動を行うための経費だが精算義務がない。それだから堂々と博打の支払いに充てることもできるのだ。もちろん「在勤手当」の原資は日本国民の税金である。大相撲の賭博問題がこれだけ深刻になっているのだから、岡田克也外務大臣におかれては、外務官僚の賭博汚染についても本格的調査をされることをお勧めする。

マスコミや世間は、「大相撲野球賭博事件」で大騒ぎしているが、力士達がやっているという「大相撲野球賭博事件」」が大問題だというなら、外務官僚の「賭博事件」も大問題だろう、むしろこちらの方こそ「大事件」と言うべきだろう、というわけである。以上は「日々坦々」ブログ(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-553.html)からの孫引きだが、「官房機密費」問題については、同じく「日々坦々」ブログ氏は、佐藤優氏の文章を引用した上で、こう書いている。

官房機密費がマスコミに流れていることを本ブログでも再三取り上げているが、この官房機密費が官僚にも還流している実体を自らの体験をもとに指摘している。

橋本龍太郎政権時に当時首相秘書官で現みんなの党幹事長である、江田憲司氏から官房機密費30万円を渡されたことは、先に告白していたが、この記事の中で、さらに1998年当時外務審議官であった丹波實氏から

『「橋龍から、君に1本渡してくれということだ。俺には別途1本きている」と言って、白色の封筒を渡された』

ということだ。その中には新札で100万円が入っていて、当時、国際情報局の分析官だった佐藤氏は、

『「これでロシアにもっていくお土産やロシア要人に掴ませるカネができてよかった」と喜んだ』

と書いている。

この全額を仕事のために使ったと佐藤氏は言っているが、官僚やマスコミなどのモラルの低さ、程度がよくわかる。

また、主要国首脳会議など首相に同行して海外に出張する外務官僚には、ランクに応じて「金一封」が配られ、お小遣いになっていた、ということだ。

それはあくまでも収入であって税金を支払う義務があり、確定申告で贈与として届けでなければ、れっきとした脱税だと佐藤氏は指摘している。

(「日々坦々」ブログ…http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-553.html)

おそらく、これが「官房機密費」と官僚との関係の実態だろう。この側面からも徹底的に追求していくべきであるが、しかし、僕は、「官房機密費」の問題はこれでも不十分だろうと考える。実は、「官房機密費」問題は、「新聞記者」や「政治評論家」、あるいは「官僚」にとどまらず、いわゆる「b層」を狙ったマスコミ対策としての「テレビタレント」たち、特にお笑い番組やバラエティー番組等の司会などを担当している「お笑いタレント」たちにも、深く及んでいると考える。たとえば、ビートたけし、爆笑問題、テリー伊藤・・・。彼等には、「官房機密費」から直接的に現金は渡っていないかもしれないが、出演料などの名目で密かに渡っているはずであり、あるいは、彼等がレギュラーを勤める「テレビ番組」自体が「官房機密費」に深く汚染されている可能性すら否定できない。東京には、ビートたけしが司会を務め、三宅久之が常連の「テレビ・タックル」という限りなく怪しい討論番組があり、関西には「何でも言って委員会」とかいう、これまた、司会、出演者ともに怪しすぎるメンバーを揃えた討論番組があるが、これらの番組が、つまり番組総体として「官房機密費」と関わってるだろうことは容易に想像出来ることであって、全く無関係と言い切れる人はいまい。証拠書類や怪文書、あるいは当事者達の告白などに基づいて「官房機密費」問題を追及するだけでは、「官房機密費」問題の本質を見失うと言うか、逆に現在、今、ここで、起っているところの「官房機密費」問題の現場、その現場の隠蔽作業に貢献することになりかねない。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/07/20 06:04

【178】「規制改革要望書は2008年10月分が最後だった。&2009年9月23日鳩山・オバマ初の首脳会談の記事等採録」

「雑談日記(徒然なるままに、。)」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/07/19
「規制改革要望書は2008年10月分が最後だった。&2009年9月23日鳩山・オバマ初の首脳会談の記事等採録」

 以下、内憂外患です。

【録画版】7月11日19:00~ 参院選2010 民主党政権審判の日
http://opinion.infoseek.co.jp/article/932
* 2010年07月07日 18時00分

 ↑高野孟、田中良紹対談部分中、35分48秒からの田中さんの発言注目です。(リンク先で画面下のタイム進行部分をクリックすると簡単に移動できます)僕自身、先日規制改革要望書を米大使館HPで検索し、2009年からのがないので、「あれ何でないのだろう」と不思議でした。春先に出ているのもありますが、殆どが10月頃に出ていて、2009年度分については出ていれば有るはずと思ったからです。民主党政権に政権交代して変わった最大の点と田中さんも仰ってます。その通りだと思います。

※Twitter仲間のふわちゃんの情報で2009年版も出ているのが分かりました。以下です。

日米規制改革及び競争政策イニシアティブ・8年目の報告書(概要)

 

※関連:↓各年度の規制改革要望書のリンクまとめエントリーと、2009年2月4日国民新党下地議員の舌鋒鋭い国会質疑についてのエントリーです。下地議員の国会質疑は中々迫力があり、まさに圧巻でしたが衆議院 Internet TV は1年前までなので既に見られなくなっています。YouTubeでも見つかりませんでした。

1994年から始まっている規制改革要望書、見つからなかった1994年分をやっと見つけた。外務省もHPで置け。

2月4日の国会会議録、2か月過ぎてもアップされず、もう諦め忘れていたのだが、「政権交代したのだから」と見たら出てました。

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 左サイドにある をクリックすると、阿修羅政治板のリンク集(僕の手作りまとめ集です)に飛びますが、何と鳩山・オバマ会談についての記事投稿はゼロです。こんなことも有るのですね。

 以下、資料として採録。

日米同盟の強化確認、鳩山・オバマ初の首脳会談
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090923-OYT1T00811.htm
特集 鳩山内閣
オバマ大統領と会談する鳩山首相=小西太郎撮影

 【ニューヨーク=小林弘平】鳩山首相は23日午前(日本時間同日夜)、就任後初めてオバマ米大統領とニューヨーク市内のホテルで約35分間会談した。

 両首脳は日米同盟の一層の強化を確認し、北朝鮮の核問題や核軍縮、気候変動問題への対応での連携で一致した。

 首相は会談後、記者団に「大統領と私との間で、何らかの信頼関係のきずなが出来た」と語った。

 日米同盟について、首相は「これからも安全保障の基軸だ」と述べ、大統領は「両国の安全保障、経済繁栄の基盤だ」と応じた。

 日米地位協定改定や在日米軍再編計画の見直し、来年1月で期限が切れる海上自衛隊によるインド洋での給油活動の扱いなどについての具体的なやりとりはなかった。大統領は「きょうから長い付き合いになるので、一つ一つ解決していこう」と述べた。首相は「トータルで何ができるか最善のものを考えたい」として、アフガニスタン復興支援で農業支援や職業訓練など民生支援を行う意向を示した。

 両首脳は北朝鮮の核保有、核開発は「容認できない」との認識で一致。首相は米朝協議に関し、「核問題をめぐる6か国協議の枠組みの中で行われることが重要だ」と指摘、日本人拉致問題の解決に向けた協力を要請した。

 気候変動問題では、首相が2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減するとした中期目標について説明、米側の取り組みを要請した。また、大統領が4月に「核兵器のない世界」を提唱したことを評価し、大統領と核軍縮・不拡散での連携を確認した。

 鳩山政権のアジア政策については「日米同盟を基軸としてアジア諸国との信頼関係の協力強化と地域協力を促進していく」と説明。大統領は「歓迎する」と応えた。

 日米首脳会談の要旨はこちら。
(2009年9月23日23時44分 読売新聞)

日米首脳会談の概要【外務省】
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/visit/0909_sk.html
平成21年9月23日

 米国東部時間23日午前9時10分(日本時間23日午後10時10分)より約35分間、国連総会出席のためにニューヨークを訪問中の鳩山総理は、オバマ大統領との間で日米首脳会談を行ったところ、概要以下のとおり(日本側:岡田外務大臣、松野官房副長官、藤崎(さきは立つ)駐米大使他同席、米側:クリントン国務長官、ライス国連常駐代表、エマニュエル大統領首席補佐官、ジョーンズ国家安全保障担当大統領補佐官他同席)。
1.日米関係

 冒頭、鳩山総理より、自分の内閣でも日米同盟を日本外交の基軸として重視していく考えを伝達し、両首脳は日米同盟の一層の強化で一致した。
 地域の課題及びグローバルな課題についても、建設的で未来志向の日米関係を築き、従来にも増して協力の幅を広げていくことを確認した。
 日米安保に関し、鳩山総理より、日米安保体制はアジア太平洋地域の平和と安定の礎であり、日米安保を巡るいかなる問題も日米同盟の基盤を強化するかたちで、緊密に協力したいと述べ、引き続き緊密に協議していくこととなった。
 金融・世界経済に関し、両首脳は世界経済の回復を確実なものとし、またその持続可能な成長を実現するため、緊密に連携していくことで一致した。
 オバマ大統領より、11月の訪日を大変楽しみにしており、その機会を含め、今後何度も総理と会談を行っていきたい旨述べた。
2.アジア太平洋地域情勢

(1)総論
 鳩山総理より、日米同盟を基軸としつつ、アジア諸国との信頼関係の強化と地域協力を促進していく考えを伝えた。これに対し、オバマ大統領より、歓迎の意が表明され、日米で緊密に連携していくことで一致した。

(2)北朝鮮
 北朝鮮に関し、北朝鮮による核保有や核開発は容認できないことで一致し、六者会合がこの問題解決の最も有効な枠組であることでも一致した。鳩山総理よりは、米朝協議が六者会合の枠内で北の核放棄に資する形で行われることが重要であると述べ、拉致問題についても引き続いての支持を要請した。両首脳は、拉致・核・ミサイル問題の包括的な解決が重要であり、連携を一層強化することで一致した。

(3)インドネシア
 鳩山総理より、我が国はアジアに民主主義や人権といった普遍的価値を定着させることを重視しており、その観点からインドネシアのユドヨノ大統領が「バリ民主主義フォーラム」を推進していることを高く評価している、この取組を後押ししていきたい旨述べ、オバマ大統領より総理の発言に賛意を表した。
3.グローバルな課題

(1)気候変動
 気候変動問題に関し、鳩山総理より、すべての主要国による、公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を前提として、2020年までに1990年比25%削減を目指すことを伝達し、COP15に向けた国際交渉を進めるために、密接に協力していくことで一致した。

(2)アフガニスタン・パキスタン
 アフガニスタン・パキスタンの安定と復興はテロの撲滅と世界の安定に関わる重要な課題であることで一致した。鳩山総理からは、日本としても自らの問題として、民生支援、農業支援等の日本のでき得る復興支援に積極的に取り組んでいくことを伝達した。

(3)核軍縮・不拡散
 核軍縮・不拡散に関し、鳩山総理より、オバマ大統領と「核兵器のない世界」を追求するとの目標を共有している、大統領のプラハ演説に多くの日本国民は感激した、明日予定されている安保理サミット開催に向けた貴大統領のリーダーシップに敬意を表すると述べ、核軍縮・不拡散分野において日米が緊密に協力していくことで一致した。

オバマ大統領、鳩山首相と会談、国連で演説【米大使館】
http://tokyo.usembassy.gov/j/policy/tpolicyj-archive2009-09.html

 オバマ大統領は9月23日、ニューヨークで鳩山首相と会談した。大統領は会談後、記者団に、経済危機を克服し、一般市民に機会が与えられるよう日米は緊密に連携していくことの重要性を認識し、核拡散、北朝鮮情勢、アフガニスタン・パキスタンの安定化、気候変動問題など、国際的脅威となるさまざまな問題についても同様に協力することを約束した、と述べた。また、オバマ大統領は同日、国連総会で演説し、相互の利益と尊敬に基づく新たな時代への取り組みを求めた。

関連文書

* 大統領の鳩山首相との会談後の発言(英文)(※以下英文)
* 大統領の国連総会での演説(英文)
* 大統領の国連気候変動サミットでの演説

掲載 2009年9月24日

(※)THE WHITE HOUSE
Office of the Press Secretary
___________________________________________
For Immediate Release September 23, 2009
REMARKS BY PRESIDENT OBAMA
AND PRIME MINISTER HATOYAMA OF JAPAN
AFTER BILATERAL MEETING
Waldorf Astoria Hotel
New York, New York

9:35 A.M. EDT
PRESIDENT OBAMA: Hello, everybody. Good morning. Let me just make a very brief statement.
I want to welcome the new Prime Minister of Japan, Prime Minister Hatoyama. I want to congratulate him for running an extraordinary campaign and his party leading dramatic change in Japan. We had a very good preliminary discussion about the critical importance of the U.S.-Japanese alliance. It has been a cornerstone of the security of both nations as well as the economic prosperity of both nations for almost 50 years.
And we pledged that we wanted to strengthen and deepen that relationship. As the world’s two largest economies we recognize the importance of coordinating closely to continue to move beyond the current economic crisis and to focus our attention on how our economies are actually providing opportunity for ordinary citizens. And we also pledged to coordinate very closely together on a range of international threats — everything from nuclear proliferation, the situation in North Korea, how we can help to stabilize Afghanistan and Pakistan, and how we address transnational issues like climate change.
So I’ve been very impressed with the knowledge and determination of Prime Minister Hatoyama. I know how it feels to have just been elected and form a government and suddenly you have to appear at a range of international summits; I went through this nine months ago. But I’m very confident that not only will the Prime Minister succeed in his efforts and his campaign commitments, but that this will give us an opportunity to strengthen and renew a U.S.-Japan alliance that will be as strong in the 21st century as it was in the latter half of the 20th century.
PRIME MINISTER HATOYAMA: (As translated.) Well, President Obama has talked all — everything about our meeting, so I have nothing to add to what Mr. President has said. But I told during the meeting to Mr. President that I came across the Pacific Ocean to express my gratitude for President Obama and the American people for the American people to exert courage to select President Obama. That sentiment came across the Pacific Ocean to Japan, which brought about the change of government in Japan. And I expressed my gratitude for the change and that the American people have (inaudible) to the Japanese people.
And I told President Obama that the Japan-U.S. alliance will continue to be the central pillar, key pillar of the security of Japan and Japanese foreign policy. And I expressed my ideas of our contribution to the issue of Afghanistan and Pakistan, and my ideas on the issue of North Korea. And we will proceed in dealing with these issues in a cooperative manner.
And on other global issues, like global environment and nuclear non-proliferation and disarmament, I highly approve of President Obama’s leadership in courageously (inaudible) nuclear non-proliferation and disarmament. As the only country that suffered nuclear attacks, we will work together with the United States toward a world without nuclear weapons. And on the issue of climate change I made a speech yesterday, and on this issue, too, we would like to work closely together with the United States. And I confirmed these ideas with President Obama.
PRESIDENT OBAMA: Thank you so much. Welcome to the United States. I look forward to visiting with you.
END
9:44 A.M. EDT

鳩山首相が普天間見直し明言 JAL支援に含み
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090925-00000549-san-pol
http://www.asyura2.com/09/senkyo71/msg/870.html
9月25日13時18分配信 産経新聞

 【ピッツバーグ=今堀守通】訪米中の鳩山由紀夫首相は24日夜(日本時間25日昼)、市内のホテルで同行記者団と懇談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「私のベースの考えを変える必要はない」と述べ、県外移転を前提に移設計画を見直す考えを表明した。

 日本航空(JAL)の経営再建については「再建計画が現実的かも含めて、徹底的に新政権なりの目で見る必要がある。運航計画に影響を与えてはいけないので慎重に判断する。何らかの公的支援も必要もあるかもしれない」と述べ、早期に結論を出す考えを示した。

 臨時国会の召集時期に関しては「野党(自民党)の総裁も決まっていないので、決めるには至っていない。最低限必要な法律もあると思うが、臨時国会を今年中に開く必要があるかどうかも含めて考えたい」と述べ、開催するかどうかも保留した。

 また、東京が招致を目指す2016年夏期五輪の開催地を決める10月2日の国際オリンピック委員会(IOC)総会(コペンハーゲン)への出席については前向きの姿勢を示した。首相は「日程的に都合がつけば、うかがうことを真剣に考えたいと思い始めている。首相としての役割があるとすれば、うかがうことを考えたい」と語った。

鳩山首相:米へ出発
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090922ddm001010015000c.html
http://www.asyura2.com/09/senkyo71/msg/720.html

 鳩山由紀夫首相は21日夜、国連総会や主要20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)などに出席するため米国に向け出発した。22日午前(日本時間同日夜)に、ニューヨークでの国連気候変動ハイレベル会合開会式で、日本の温室効果ガス排出量削減の中期目標を「2020年までに90年比25%削減」と表明し、途上国の温室効果ガス削減支援などを含めた「鳩山イニシアチブ」を提唱する。

 出発に先立ち鳩山首相は記者団に「日本の首相として、他の首脳に信頼いただけるよう、力まず自然体で臨みたい」と抱負を語った。在日米軍の再編問題など日米間の課題には「信頼関係の中で結論を出していく」と語った。

 鳩山首相は24日昼(同25日未明)の国連総会でも演説し、オバマ米大統領の「核なき世界」構想への支持と、世界の非核化推進を打ち出す。23日午前(同23日夜)にオバマ大統領と初の日米首脳会談を行うほか、21日夜(同22日朝)に中国の胡錦濤国家主席、23日昼(同24日未明)にロシアのメドベージェフ大統領とも会談する。

 鳩山首相に先立ち21日午前、岡田克也外相も米ニューヨークでの主要8カ国(G8)外相会議などに出席するため米国に向け出発した。21日夕(同22日朝)、クリントン国務長官との日米外相会談に臨む。【野原大輔】

※参考:

鳩山がオバマに怒られていた!普天間問題【日刊スポーツ】
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp2-20100419-619857.html

 鳩山由紀夫首相(63)が12日(日本時間13日)、ワシントンでオバマ米大統領と非公式会談した際、米軍普天間飛行場移設問題の5月決着に協力を求めたところ「何も進んでいないではないか」と、強い不信感を示されていたことが分かった。大統領自身が鳩山首相の対応に不満を持っていることが鮮明になり、首相が掲げる「米国の理解」を含む5月決着は絶望的。18日、政府が移転先に検討する鹿児島県徳之島では、1万5000人が集まり反対集会が行われ、地元の理解を得ることも困難な状況となった。

 鳩山首相とオバマ大統領のやりとりは、日米関係筋が明らかにした。

 核安全保障サミットの夕食会の合間、日本側の再三の要請で、ようやく約10分間だけ開かれた非公式会談。オバマ氏の隣席に着いた鳩山首相は、普天間飛行場移設問題の5月末までの決着と、沖縄県の負担軽減に理解を求めた。

 これに対しオバマ氏は、「何も進んでいないではないか」と、露骨に不信感を表しただけでなく、昨年11月の東京での首脳会談で、鳩山首相が「トラスト・ミー(私を信頼して)」と話したことに触れて「キャン・ユー・フォロー・スルー?(最後までやり通せるのか)」と応じたという。このほか、オバマ氏は「責任を取れるのか」と、首相に迫ったともいわれる。

 鳩山首相は具体的な移設の提案に言及しなかったが、オバマ氏は日本側の新提案に関し、地元自治体や連立政権内の合意取り付けを促した形。その後、会談はイラン核開発問題に関する話題に移ってしまったという。

 首相は会談後、記者団に「どのような話をしたのか申し上げるべきではない」とオバマ氏の発言内容を伏せ、「5月末までに決着させると私から申し上げ、その思いの下で努力することになった」と述べた。帰国後の15日には「不信感を示されたとの認識はない」と語っていたが、米紙ワシントン・ポストは、鳩山首相を「(核安全サミットで)最大の敗者」「オバマ政権高官に不信感を与えた」と皮肉り、米側の強い不信感を“代弁”していた。

 米政府は普天間移設に関し、06年に日米合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市)への現行計画が「最善」との立場。鳩山首相はこれまで再三、5月決着を明言して自らハードルを上げてきたが、米国との溝はますます深まっており、解決に至らなければ責任問題に発展するのは避けられない。

 [2010年4月19日8時45分 紙面から]

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/07/20 05:58

【177】「「4億円関連の虚偽記載はない」(EJ第2858号)」

「エレクトロニック ジャーナル」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年07月20日
「「4億円関連の虚偽記載はない」(EJ第2858号)」

 まず、産経新聞の記事を以下に掲載します。これは他の新聞も
同じことを書いています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 東京地検特捜部は2月、陸山会が16年10月に東京都世田谷
 区の土地を購入した際、土地代金の原資として小沢氏から借り
 た4億円を収入として政治資金収支報告書に記載せず、土地代
 金約3億4千万円の支出も記載しなかったなどとして、元私設
 秘書で衆院議員の石川知裕被告(32)らを起訴した。
           ──2010年7月16日付、産経新聞
―――――――――――――――――――――――――――――
 この記述には事実と異なることがあります。それは「土地代金
の原資として小沢氏から借りた4億円を収入として政治資金収支
報告書に記載せず」の部分です。これは事実誤認です。
 陸山会の2004年(平成16年)度政治資金収支報告書には
次の記載があるからです。考えられないことですが、検察はこの
記載を見落したのでしょうか!?
―――――――――――――――――――――――――――――
   2004年10月29日:小沢一郎 借入金4億円
―――――――――――――――――――――――――――――
 既にEJ第2767号で述べていますが、1月10日(日)の
サンデープロジェクト(テレビ朝日)において、郷原信郎名城大
教授(元特捜検事)が実物を見せておりますし、私もそれを自分
の目で見ています。なぜ、この時期になっても、事実と異なるこ
とを大新聞は平気で書くのでしょうか。
 実はここが問題なのです。一般の人のアタマには政治資金収支
報告書(以下、収支報告書)は公開されていて、誰でも見ようと
思えば見ることができると思っています。ましてTVや新聞社な
どのマスコミは、職務上当然チェックできる立場にいます。
 ところがです。結論から申し上げるならば、現時点では誰も見
ることはできないのです。なぜでしょうか。
 理由は2つあります。1つは、総務省は収支報告書の公開を過
去3年分に絞っていることです。したがって、2004年分の収
支報告書は誰も見ることができないのです。
 2つは、2009年3月の大久保公設秘書の逮捕にからんで小
沢事務所を家宅捜査したとき、検察は2004年分の収支報告書
の原本を押収していることです。つまり、もはや陸山会の収支報
告書は、小沢事務所の人も見ることはできないのです。
 見ることができるのは、特捜部の検事だけです。特捜部の検事
は、事情聴取のさい、石川議員に4億円の未記載の理由を聞いて
います。6年も前の帳簿の数字の話です。原本を押さえておいて
「記載していないじゃないか」と問い詰められれば、誰でも記載
しなかったかもしれないと思うのではないでしょうか。
 普通であれば、6年も前のことですから、原本を調べて返事す
ると答えるでしょうが、それはできないのです。検察の卑劣なこ
とは、押収した収支報告書を石川氏に見せ、記載されていないこ
とを指摘していないことです。検察としてはそれはできないはず
です。なぜなら、それはきちんと記載されているからです。
 そうすると、大きな疑問が生じます。郷原信郎氏はそのことを
何で知ったのかです。郷原氏は検察関係者だから知ることができ
たと考える人が多いと思います。さらに、郷原氏がテレビで見せ
た書類は何であったかです。
 実は、収支報告書は官報に記載されるのです。官報とは、政府
が公式に発行する政府機関紙であり、法律、政令、条約などの公
布、国や特殊法人などの諸報告や資料を公表する文書です。郷原
氏がテレビで公開したのは、おそらく官報であろうと思います。
以下にそのPDFを示します。これは「オリーブX!ニュース」
の徳山勝氏がサイトで公開されているものです。
―――――――――――――――――――――――――――――
 ≪官報/号外第223号≫
 http://www.soumu.go.jp/main_content/000047155.pdf#page=162
―――――――――――――――――――――――――――――
 「陸山会」が出ているページは247ページです。スクロール
すると表示されますが、面倒な人もいると思うので、その肝心な
部分は添付ファイルとして付けておきます。
 収支報告書が官報に載っていることを知っている人は限られる
と思います。検察としては、まさか元特捜部の検事がそれを暴く
とは考えてもいなかったと思います。それだけ、検察の郷原氏を
見る目は今後厳しくなると思われます。
 いずれにせよ、2004年(平成16年)の収支報告書に4億
円は、小沢一郎からの借入金としてちゃんと記載されているので
す。しかし、石川議員はその収支報告書の虚偽記載──ミスを認
めたので、逮捕・起訴までされているのです。当然のことながら
これは錯誤であって、公判では確実に無罪になります。
 陸山会が土地取引をしたのは、2004年10月29日のこと
です。前後のお金の流れから見ると、土地を購入する資金が陸山
会にはなかったので、石川議員は小沢氏にそのことを話し、4億
円を現金で借り、陸山会に入金したのです。土地の代金支払いに
はその金が使われものと思われます。
 収支報告書に上記の記載があるので、土地購入に関する陸山会
の手続きには何も問題がないことになります。つまり、虚偽記載
でも何でもないということです。
 ここで、もうひとつ事実があります。陸山会には小沢一郎名義
の4億円の定期預金があるという事実です。石川議員はその4億
円を担保にして銀行から同額の融資を受けているのです。
 メディアはこれを「複雑な資金操作」と書いて批判しています
が、陸山会によると、お金が足りなくなると、この定期預金を担
保にして銀行から資金を借り、その後の陸山会への政治資金の入
金の中から銀行に返済することは何回もやっているのです。別に
違法ではないし、「複雑な資金操作」などではないのです。
              ──[ジャーナリズム論/62]

≪画像および関連情報≫
 ●衝撃の郷原発言/サンデー・プロジェクトより
  ―――――――――――――――――――――――――――
  田原:
  この土地を買ったという4億円が、どうも小沢さん側が言っ
  ているように銀行から融資を受けたんではないと。どうもこ
  れは小沢さんの金ではないかと。
  郷原:
  私も最初はこう理解していたんですね。2005年に土地を
  買ったということになっていたけれども、実際には2004
  年に買っている。2004年の土地を買った原資のことが、
  全然収支報告書に出ていない。だから不記載だ。だから石川
  さんは違反だ。ということかと思っていたんですね。ところ
  がよく見てみると、2004年の収支報告書には小沢さんか
  らの4億円の借入れの記載は、あるんです。
  田原:
  えっ。ちょっと大変なことだ。何ですか?
  郷原:
  2004年の収支報告書には「小澤一郎 400,000,000」 と
  いうのは書いてあるんです。
  田原:
  この4億円が全く書かれていない謎の金ではなくて。ちょっ
  とアップしてください。郷原さんの持っている紙。どこに書
  いてありますか?
   http://ameblo.jp/hirokane604/entry-10431618730.html
  ―――――――――――――――――――――――――――

サンプロでの衝撃の発言/郷原 信郎氏

陸山会/2004年収支報告書

(ここに写真が貼り付けられています―直)

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/07/20 05:52

【176】「昼休みに大使館の応接室で花札賭博、外務審議官の丹波實氏を通じて官房機密費100万受け取った、と佐藤優氏が告白!」

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/07/20(火) 00:00
「昼休みに大使館の応接室で花札賭博、外務審議官の丹波實氏を通じて官房機密費100万受け取った、と佐藤優氏が告白!」

日本列島、梅雨が明け一挙に猛暑。

ひとたび政治に目を転ずれば、いつまでも雲に閉ざされ、ジメジメ、グジャグジャの暗雲たる状況である。

炎天下の街を近所の書店まで歩いたら、もう汗ダクダクで頭がクラクラ、ようやくたどり着いた本屋さんはまさにオアシスだった。

目的は、新潮45を立ち読みすること。

この雑誌は、文藝春秋と並び『小沢一郎批判メディアの急先鋒』で、タイトルだけみても読む前から論点が想像できる過激なものが多かったし、一冊まるごと小沢批判の別冊も出している。

こんな雑誌などは読む気ににもならないのは今でも変わらないのだが、どうしても読みたい記事が最新号にあったので、しょうがなく立ち読みしようと思ったのだった。

その記事のタイトルが≪「池田大作は金日正」と嘯(うそぶ)いた外務官僚が国連大使に大抜擢された理由≫である。

(新潮45・8月号)

佐藤優氏の連載≪外務省に告ぐ≫の特別編で、記事の意図するところは、編集のそれに沿っているかどうかはわからない。また佐藤氏本人の意図も推察する範囲でしかわかりえない。

立ち読みで全て読了しての感想は、佐藤優氏や編集部の意図するところは無視しても、記事の中にある佐藤氏の告白内容は、外務省をはじめとする官僚と政治の癒着構造が見え隠れし、元官僚の実体験の暴露という、驚愕的なものであり、今後大きな問題になる可能性をはらんでいると感じ、最後まで悩んだが、今まで2回ほど買ったことがある『新潮45』を買うはめになってしまった。(笑)

その驚きの内容とは次の2点である。

①在外の大使公邸で賭博が公然と行われていたこと。

②外交機密費があるにもかかわらず、外務省官僚や外交官が官房機密費を政治家からもらっていたこと。

********** ******

①については、大使公邸で、日常的に麻雀、ポーカー、ルーレット、花札などの賭博が行われている、として佐藤優氏自身もやっていたと告白している。

≪・・・一試合で数万円が動くこともある。昼休みに大使館の応接室で花札賭博をしたこともある。大使公邸で、一晩に数十万円が動く賭け麻雀が日常的に行われているので賭博に対する感覚が麻痺していた。特に麻雀隙で有名なのは丹波實氏だった。ソ連時代、モスクワの大使館に公使として勤務していたときの賭け麻雀は有名だった。当時、外務省では普通のサラリーマンが行う麻雀を「社会党レート」と呼んだ。これに対して、一晩で数十万円、時には100万円を超えるカネが動く麻雀を「自民党レート」と呼んだ。丹波氏の麻雀は「自民党レート」で有名だった。・・・
数十万、ときには数百万円負けた経験がある外務官僚はたくさんいる。・・・大使館、総領事館、日本政府代表部に勤務する外務官僚は「在勤手当」という第二給与が支給されるので、そのカネをためることで、博打の負け金の穴埋めをすることができる。「在勤手当」は外交活動を行うための経費だが精算義務がない。それだから堂々と博打の支払いに充てることもできるのだ。もちろん「在勤手当」の原資は日本国民の税金である。大相撲の賭博問題がこれだけ深刻になっているのだから、岡田克也外務大臣におかれては、外務官僚の賭博汚染についても本格的調査をされることをお勧めする。≫

国民の血税により給与が支払われている公僕が、その国民の血税により運営・管理されている公邸で、昼間から花札賭博とは・・・。佐藤氏は国民に対して懺悔が必要であるし、関わったものの実名を公表するとともに、外務省に対しては自身の責任においてとことん追及すべきである。

また②については、官房機密費がマスコミに流れていることを本ブログでも再三取り上げているが、この官房機密費が官僚にも還流している実体を自らの体験をもとに指摘している。

橋本龍太郎政権時に当時首相秘書官で現みんなの党幹事長である、江田憲司氏から官房機密費30万円を渡されたことは、先に告白していたが、この記事の中で、さらに1998年当時外務審議官であった丹波實氏から

≪「橋龍から、君に1本渡してくれということだ。俺には別途1本きている」と言って、白色の封筒を渡された≫

ということだ。その中には新札で100万円が入っていて、当時、国際情報局の分析官だった佐藤氏は、

≪「これでロシアにもっていくお土産やロシア要人に掴ませるカネができてよかった」と喜んだ≫

と書いている。
この全額を仕事のために使ったと佐藤氏は言っているが、官僚やマスコミなどのモラルの低さ、程度がよくわかる。

また、主要国首脳会議など首相に同行して海外に出張する外務官僚には、ランクに応じて「金一封」が配られ、お小遣いになっていた、ということだ。
それはあくまでも収入であって税金を支払う義務があり、確定申告で贈与として届けでなければ、れっきとした脱税だと佐藤氏は指摘している。

********** ******

ちょうど昨日、本ブログで取り上げた中国新大使について、鈴木宗男議員の見立てを次のように紹介している。

≪「外務省は、中国大使ポストを丹羽さんに譲る代わりに、西田を国連大使に昇格させる取引をしたな。これで、外務官僚主導体制が強まるだろう」≫

注目の中国大使人事と同時に国連大使に就任した西田恒夫氏はどのような人物なのか?

この西田氏について、佐藤優氏はこの記事のなかで、次のように評価している。

≪西田氏がロシア課長だった細川政権当時「小沢一郎はアロガント(ゴーマン)だ。コケればいい」≫

と発言したと紹介し、それを小沢氏本人に直線説明し、外務省にもその情報を流したと書いている。

また、西田氏が安部政権当時、北朝鮮ミサイル事件の取り組みが弱いとして外務審議官を事実上更迭されたことに関し、その西田氏本人が週刊現代で首相を批判したとされる記事の中で、もう一つの重要な発言をしている、と紹介している。

公明党・創価学会についてである。

≪「学会の会員数は大きく減っていると聞いている。書籍や雑誌など電車の中吊り広告をかなり出しているのは、その危機感の現れだろう。そもそも池田大作は金正日と一緒だ。北朝鮮のマスゲームも、学会を真似たらしいね。
学会員の名簿を選挙で勝手に利用するのは個人情報保護法に触れる可能性があるのではないかと、民主党が必死になって研究している。公明党は来年の参議院選挙はかなり厳しい戦いになるんじゃないか。統一地方選と同じ年にある参院選では与党が負けるというジンクスは本当だ。衆参同一選という可能性も十分ある」≫(『週刊現代』2006年11月18日号)

またこの中で佐藤氏は、外務省人事課の同僚が「上司に言われ外務省内の創価学会員の名簿を作成したことがある」と自分に打ち明けたと書いている。

********** ******

外務省には『大鳳会』という外務省の創価学会員の組織があるというのは有名な話で、外務省内での信者数は400人を超えるとも言われている。
池田大作の世界戦略に一役かっているともいわれ、各国での式典などの手配や情報収集、池田大作の名誉勲章授与などに、この大鳳会のメンバーが活躍しているということも様々に伝えられている。

創価学会は、小さい頃より将来官僚にすべく英才教育をさせていて、現に多くの信者を官僚へと意図的に送り込んでいる。検察、外務、財務が多いといわれているのも、国を司ろうと思ったら、一番権力が集中しているところへ戦略的に送り込むのが早道だと考えているだろうことは容易に想像できる。

参照:≪これでよいのか日本外交 創価学会と外務省との深い仲≫  
ブラジルでの移民100年のイベントに出席された皇太子の写真の横のほうに池田大作ジュニアがいたことは有名で、その式典自体も主催が学会によるものだとも言われている。

≪【サンパウロ6月23日】ブラジルへの日本人移住100周年を慶祝するパラナ州の記念式典が6月22日(現地時間)、同州ローランジャ市の「日本移民センター」に隣接する広場で盛大に開催された。ここでは、ブラジルSGI(創価学会インタナショナル)の青年部約500人が演奏と演技を披露した。式典には、皇太子さま、ジョゼ・アレンカール副大統領、パラナ州のロベルト・ヘキオン州知事、アントニオ・ウエノ元連邦下院議員らと、式典委員会の招聘を受けた池田SGI会長の名代として池田博正SGI副会長が出席した。式典を観賞する来賓。左から、アレンカール副大統領、皇太子さま、ヘキオン州知事、同夫人、サイトウ空軍司令官、島内駐ブラジル日本大使、ウエノ元連邦下院議員、池田SGI副会長、式典委員会のニシモリ委員長≫(聖教新聞)

参照:本ブログ2009/12/15 ≪旧態官僚体質の象徴、羽毛田信吾宮内庁長官の力の源泉≫

宮内庁ナンバー2で時期長官候補の風岡典之宮内庁次長は、創価学会員とのウワサがある。(参照)

この西田氏の小沢氏に対する評価は、人それぞれだからいいが、創価学会については警戒するのは当たり前のことで、この記事全体と、佐藤氏の意図はよくはわからない。

ただ佐藤優氏は、創価学会に対して、しばしば擁護している論説が見受けられる。

この記事も全体としては、何を言いたいのか明確ではなく、この西田氏に対してのスキャンダル記事を書きたかっただけなのか、とも思えるし、創価学会マネーが動き、反学会的人物の攻撃材料に使われたのか、と疑いたくなるような内容である。

佐藤優氏の記事や本は、よく参考にはさせていただいているし、特に検察に対しては自身の体験から、鬼気迫るものがあると評価している。

だが、時々、主催者や報道各社、出版社などの意図を忖度してリップサービスをしているのかな、と疑問に思うほど、主義・主張が散漫としている、という個人的印象を持っていることを最後に付け加えさせていただく。

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/07/20 05:47

【175】「小沢に「離党勧告」した身の程知らずは鳩山辞任のA級戦犯

「ゲンダイ的考察日記」

(転載貼り付け開始)

2010/07/19(月) 21:08:14
「小沢に「離党勧告」した身の程知らずは鳩山辞任のA級戦犯
牧野聖修議員~「徳之島」交渉失敗の張本人
この男はナニ様なのか――」

民主党の牧野聖修衆院議員(65)だ。16日、党本部で行われた参院選敗北を総括するヒアリングで、「小沢一郎前幹事長が拡大路線を取ったことが失敗の原因。小沢氏が責任を取らないのなら、離党勧告すべきだ」と言ってのけたのだ。牧野は静岡県連会長。小沢の打ち出した「2人区2人擁立」に猛反発した急先鋒だ。

しかし、小沢よりアンタが責任を取る方が先じゃないか。牧野は、米軍の普天間移設問題で鳩山前首相を辞任に追い込んだ張本人だからだ。

「普天間問題で浮上した徳之島への移設案の交渉役が牧野さんでした。しかし、進め方が悪く、現地の反対運動がエスカレートして進退窮まったのです。徳之島での行き詰まりが、鳩山政権の足を引っ張ったのは間違いない。牧野さんは『補償費など条件次第で徳之島は賛成する』と楽観的な見通しを出していました。鳩山官邸はされに乗せられたのです」(民主党関係者)

徳之島を降り立った牧野は「私は総理に最も近い立場」と自己紹介していた。これには鳩山グループの鳩山側近も苦笑するしかなかったという。

静岡市議、県議を経て国会議員になった牧野。初当選は93年、日本新党からだ。結成メンバーで「党員番号1番」を今もアピールしている。96年と05年の2度落選し、現在は4期目だ。

参院選敗北を小沢のせいにしているが、実際、2人区に2人擁立したことで民主党の比例票は伸びた。むしろ、牧野や連合が支援する現職と小沢が擁立した新人の対立がメディアで頻繁に取り上げられたことの方が、民主党の選挙にマイナスだった。

つくづく反省のない男である。

(日刊ゲンダイ 2010/07/17 掲載)

——————————————————————————–
★民主党静岡県連牧野聖修会長こそ辞めろ!-民主党を弱体化させる新自由主義者
以前から静岡民主党の狂った体質をニガニガしく思っていたが、今回は怒り心頭にきている。
それは牧野民主党県連会長の上の発言である。
恥を知れ、といたい。 そんな偉そうなことを言えた義理か。
 (⇒記事全文)

(転載貼り付け終了)

投稿日:2010/07/19 07:07

【174】「亀井静香痛快譚」

「心に青雲」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年07月19日 | ひと 
「亀井静香痛快譚」

以下は国民新党・亀井静香氏のホームページである。
http://www.kamei-shizuka.net/home.html
 いきなり亀井さんの歌がはじまる。
 むちゃくちゃ下手だ。どういうセンスしているのかと疑う向きもあろうが…。
 でもなんとなく心にしみる。歌はへたでも、これでいいのだと思う。

「♪おなかこわすな 風邪ひくな
 雨のふる日は 傘となり
 雪のふる日は ぬくもりを あたえてくれた
 おかあさん」

 この ホームページにある「おかあさんの歌」は、高橋清隆氏の新著『亀井静香が吠える』(K&Kプレス 新書判 800円)で知った。
 
 同書は副題に「痛快言行録」とあって、亀井氏が1009年9月に発足した鳩山内閣で郵政改革・金融担当大臣を務め、2010年6月11日に民主党に裏切られて辞任するまでの約8か月の発言を中心に集めてある。 閣僚から去ったことは残念なことだった。
 
 鳩山内閣は、首相自身がお坊ちゃまで、ほかの民主党の大臣はみんな影が薄く、とりわけ千葉景子法相なんかいるのかいないのかわからないほどだったが、亀井氏だけは情熱的に仕事をこなし、強烈な個性を発揮していた。
 その愛すべきキャラクターを特長づける言行録を、高橋氏がジャーナリストの視線で見事に採取してみせてくれている。

 高橋清隆氏はこう語る。
 「確かに、顔立ちはお世辞にも端整とは言えず、体型もずんぐりして見える。しかし、亀井氏は現代の政治家の中で、最も国民のことを考えている一人であることは間違いない。」
 「実際の亀井氏は、気さくでユーモアにあふれている。質問に答える際は、事務的な見解を言いっ放しすることはない。相手の顔を見詰め、納得したか確かめる。記者に話しかけ、冗談を向けたり。「ソープランドつくるわけにはいかんだろう」「金髪大好き」など、現職の大臣の発言とは思えない話も飛び出す。テレビなら、毎回放送コードに引っかかるだろう。」

 こういうインタビューしていても「一緒に飲んでいるかのような気にさせてくれる」くだけた亀井氏の大臣時代の言行が紹介されているのだ。

 いくつものエピソードが紹介され、論じられているなか、私が最も印象に残ったのは、酒席での亀井氏を描写したくだりであった。

 亀井さんは在任中、よく時宜を捉えて酒席を設けたそうである。会場は金融庁の16階庁議室。職員だけでなく、クラブ記者やフリー記者も招いてくれる。情に厚く、とても寛大だそうだ。大塚副大臣や田村政務官も、金融庁長官も同席する。
 最初は職員に亀井大臣が15分ほど訓示をし、終わるとそのまま、亀井氏は勝手にマイクを持って歌を歌い始める。
 ホームページにある「おかあさんの歌」。「兄弟仁義」もおはこだそうで。

 職員から「よっ!」とかけ声がとびだす。全員が手拍子。おわって万来の拍手がおきると、ただちに「それじゃあもう一曲」と言って「兄弟仁義」を歌う。というより、がなる。
 歌いながら取り囲む職員に握手してまわり、懐から自作のCDを出して職員にプレゼントすると、職員は小躍りして喜ぶそうだ。忘年会では「一昨年、レコード大賞を取り損ねた」と冗談を言って、周囲の笑いをとる。

 自分が歌い終わると、金融庁長官、副大臣、政務官の順にマイクを持たせて歌わせる気遣いをする。最初に指名された金融庁長官は、大臣より数段うまい歌唱力で歌う。地味な役割の長官に、こういう席で光を当てて、花を添える粋なはからい。

 次は、大塚副大臣。大塚氏は『明日があるさ」を歌います、と替え歌を。
 「♪ 亀井静香が来ると聞き どうなることかと思ったら
  実は細かい 実は鋭い 大臣はすごい人
  すて~きな大臣  すて~きな大臣 金融庁はパタダイス」
 座はおおいに受ける。

 次の田村政務官は東大出の堅物、亀井氏がなんか歌えというと、「はあ、でも…」なんて言っている。大塚副大臣が「『もしもし亀よ』でもいいんだから」と言うと、
「じゃあ」と歌いだす。
「もしもし亀よ亀さんよ、世界のうちでお前ほど あゆみののろ…」で言葉が詰まった。大臣を前にこれ以上は歌えない。失礼になる。しかし田村氏は「♪ こんなにすごい人はない どうしてこんなにすごいのか」と即座に替え歌を歌った。

 霞ヶ関では、こんなふうに飲み会の場を省庁で催す大臣はいないそうである。
 しかし亀井さんのおかげで雰囲気はすごくいいと、職員たちは喜んでいる。
 酒席のみんなが笑顔でいるとのこと。個々の能力と性格を認めてくれるトップの下で、気持ちよく働けるのだろう。

 酒席がはじまって20分ほどすると、大塚副大臣が「宴たけんわでありますが、この辺で中締めしたい思います」といって、手拍子で締める。
 そこで別れの挨拶を亀井さんがする。

 「まだみなさんと飲みたいんですが、彼女がシャワー浴びて待っているので、湯冷めさせるといけないから、わたしはこのへんでおいとまします」
 実にすばらしい文句だ。側近に気を遣わせない配慮の言葉。それをユーモアたっぷりに、また酒席を盛り上げるちょっと艶のある冗談をひとつ言って立ち去る。
 ここまで気配りのできる人は少ないだろう。

 こういうエピソードが高橋清隆氏の『亀井静香が吠える』に満載されている。
 高橋氏が金融庁の女性に「庁内では大臣はどうみられているのですか? やっぱり亀井大臣に魅力を感じておられますか?」と尋ねると、
「当たりまえじゃないですか。それは愚問です。亀井さんは最高です。みんな大ファンです」と答えたそうだ。
 金融庁の女性たちはみんな亀井大臣を慕っている。

 それはそうだろう。官僚の実権を握るワル以外は、彼ら役人だってまじめな仕事をし、国民のために役立ちたい者が大半を占めるであろう。売国奴はキャリアばかりなのだ。

 というわけで、亀井氏のこの見事な気配り、私は圧倒される。
 座がほぐれないといけないから、まず自分が下手な歌をうたって、それも1曲ではまだみんなが遠慮するから、2曲歌う。マイクを独占すれば嫌われるが、適当なところでさっと切り上げ、部下を持ち上げる。
 歌いながら部下と握手して回るなんて、実にすごい。人心をあっという間に掌握するでだろう。その優しさというより人間味と配慮を女性職員は、するどく見抜く。
 
 『亀井静香が吠える』で高橋清隆氏は、亀井静香氏の人情味だけを取り上げているのではない。
 亀井氏は、売国奴政権である小泉・竹中が議会制民主主義を踏みにじって強行した郵政民営化法案、すなわち郵政米営化に強硬に反対して、綿貫民輔氏らと自民党を脱退して、国民新党をつくり、筋をとおした立派な政治家である。

 いっときは郵政民営化に反対しながらも、ビビって賛成に回ったのが麻生太郎や鴻池祥肇、中曽根弘文らであったし、選挙後、頭を垂れて自民党に復党させてもらったみっともない輩が大勢いた。
 郵政民営化とは、改めて説くまでもなく、郵貯と簡保あわせて350兆円を民営化することで、建前上は自由に外国国債でも買って運用することができる体制にするのであるが、実質はアメリカの(ユダヤ)金融会社に貢ぐのが目的である。
 いまだに日本のマスゴミは、この事実を国民に知らせない。なぜかならば、2005年の「郵政選挙」では、アメリカの保険業界が自民党を勝たせるべく、広告代理店・電通を通じて5000億円も投じて世論工作をしたからである。

 亀井氏は、2005年総選挙のときに、日本の資産をアメリカに奪い取られないようにするため、郵政民営化法案に反対票を投じ、信念を通したのだった。わずか4人で国民新党を立ち上げ、自ら新橋駅前でビラ配りまでしたそうだ。
 その亀井氏が、小泉・竹中・飯嶋らの売国奴集団と5年間闘って、ついに郵政民営化=米営化を叩き潰す寸前まできたのに、鳩山や菅に裏切られた。民主党はわざと参院選で敗北し、郵政改革法案が廃案になりそうな気配濃厚である。

 国士・亀井静香の心中、察するにあまりある。

 亀井氏は警察官の出身である。浅間山荘事件では陣頭指揮をとり、目の前で部下を殺されている。そのまま出世すれば警察庁長官も視野に入っただろうが、途中から政治家を目指した。
 警察は社会の出すゴミを掃除する役割だと亀井氏は言う。そして社会の出すゴミを掃除するより、ゴミをださないようするために政治家を志した、とのこと。この言葉が、『亀井静香が吠える』のなかで最も心に響いた言葉であった。

 亀井氏に期待し、また好きな方には、お奨めの書である。
 植草一秀氏もそのブログ「植草一秀の『知られざる真実』」(7月16日付け)
 http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-31a0.html
 で詳しく紹介している。

 だが、この本はアマゾンで1週間以上「一時的に在庫切れ」が続く異常な状態にあるそうだ。
 かつて関岡英之氏の『拒否できない日本』が郵政民営化決議まで「在庫なし」にされたのと同じ理由でないかと推察できようか。それだけ権力側が亀井氏を煙たがっている証左だろう。

(転載貼り付け終了)