< アメリカ政治情報メモ >
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(c)世界キリスト教情報 連絡先E-mail:cjcpress@gmail.com
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2010年6月7日(月) 第1011信(週刊・総合版)☆☆
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= 目 次 =
▼英エディンバラで100周年記念世界宣教会議
▼教皇、キプロスを司牧訪問、中東シノドス準備と対話へ
▽「和平」と「和解」願う教皇のキプロス「巡礼」
▼フィンランド福音ルーテル教会に初の女性監督
▼バチカンもガザ支援船団拿捕でイスラエルに懸念表明
▼トルコのカトリック司教会議会長殺害される
▼テッド・ハガード牧師が新教会設立
▼『神と人について』がカンヌ映画祭で「グランプリ」
▼《短信》
▼《メディア展望》
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◎英エディンバラで100周年記念世界宣教会議
【CJC=東京】英エディンバラで1910年に『世界宣教会議』が開催され
て100年を記念する会議が6月2日から6日まで、「今日、キリストを証する」
を主題に開かれた。100年間の信仰の歴史を振り返り、世界規模でキリスト教
の将来を展望しようというもの。
会議には、プロテスタント、正教会、カトリック、聖公会、福音派、ペンテコ
ステ派など多彩な伝統を持つ諸教派が参加した。現地のエディンバラ大学、スコ
ットランド教会、スコットランド・ACT(教会一致行動)、ローマ・カトリッ
ク教会、スコットランド福音同盟、エディンバラ2010評議会が共催した。
世界中のキリスト教音楽や賛美歌がスコットランド特有のバグパイプと共に歓
迎会場に流された。開会までに登録したのは60国、297人。さらに来賓10
0人やスタッフが会場を埋めた。
2日目の開会祈祷では、世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トゥ
ヴェイト総幹事、世界福音同盟(WEA)のジョフ・タニクリフ国際会長が総括
講演を行った。
トゥヴェイト総幹事は、「宣教と一致は一つのものであり、キリストにあって
一つとなることは、キリストを共に証することである」と確認した。タニクリフ
会長は、この1世紀の進展にも関わらず、「教会の宣教が完全な所は世界のどこ
にもない。全教会への神の召しは、全世界に全福音を届けることであり、その召
しは私たちの全ての世代に新たにもたらされる」と語った。さらに、今なおキリ
ストの福音を聞いていない人がいる一方で、欧州などでは「再福音が本当に必要」
とされている、と指摘した。
祈り、賛美、討議、交わりなど多彩なプログラムをこなし、会議は不義に対し
てキリスト者が行動するよう呼びかけて6日閉幕した。
英国国教会ヨーク大主教のジョン・センタム氏は閉会式の礼拝で、キリスト教
の真価は、信徒の双肩にかかっている、と述べた。十字架にかかる前のキリスト
をペテロが知らないと言ったことに触れ、センタム氏は、「イエスは今日、私た
ちの発言と生き方のためにこの世界の法廷に立たされている。イエスと彼の福音
が裁判されている」のだ、と語った。
閉会式は、教会の多様性を明らかに示すものとなった。各派聖職の服装や民族
衣装の参加者が式場にあふれた。祈りはいくつかの言語で行われ、賛美歌もアフ
リカ、アジア、南北アメリカ、オセアニア、またヨーロッパ各地の文化的背景を
もった曲が歌われた。
さらに宣教の相互性が必要なこと、西洋は東方のキリスト者から学ぶことが多
くあり、「北」は、謙虚さと意欲を示すことに、「南」から学ぶ必要があること
が強調された。
エジンバラ2010会議は、ネット時代とあってウェブサイトが開設された。
《関連速報》
▽英エディンバラで『世界宣教会議』設立100周年記念会議開催の直前、同会
議のダリル・バリア国際会長(南ア出身)の職務執行を停止された。
▽福音と社会的正義は結びついている、と英エディンバラで開催された世界宣教
会議の席上、インドのギーヴァルゲーゼ・モル・クーリロス監督が語った。□
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◎教皇、キプロスを司牧訪問、中東シノドス準備と対話へ
【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は6月4日から6日まで、キプロス
共和国の司牧訪問、パフォス、ニコシア、ラルナカの3都市を訪れた。教皇がキ
プロスを訪問するのは史上初めて。今回の訪問はベネディクト教皇の16回目の
海外司牧訪問。
4日午後、空路パフォスに到着した教皇は、ディミトリス・フリストフィアス
大統領と共に歓迎式に空港での歓迎式に臨んだ。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は、栄光ある歴史を持ち、文化
と宗教の交差路としての役割を果たしてきたキプロスが、その精神遺産をヨーロ
ッパや世界に反映させることを期待する、と挨拶した。
使徒パウロとバルナバの足跡をたどる巡礼者としてキプロスを訪れたと述べた
教皇は、この訪問で正教会をはじめ諸宗教との対話と友好を強めたいと語った。
その後、教皇はパフォス市内の『アギア・キリアキ・クリソポリティッサ教会』
へ移動、キプロス正教会クリゾストモス2世大主教に迎えられて、聖堂内で祈っ
た後、教会前で正教会とカトリック教会関係者による集いに参加した。
教皇は。キリストのすべての弟子の一致を恵みとして神に祈り求め、今日の世
界に福音の証しを強めなくてはならないと述べた。
4世紀の初代バシリカ跡に中世以降建てられた同教会は、正教会に属するが、
カトリックと聖公会の典礼にも開かれている。
教皇は5日午前、ニコシア市内の聖マロン小学校の校庭で行われた集いに出席
した。キプロスの各教会から聖職者、修道者、信者らが参加した。
教皇は、キプロスの信者との温かい出会いに感謝を述べ、これからもキリスト
における信仰を固く保ち、使徒的伝統に忠実であるよう励ますと共に、皆への祈
りと支えを約束した。特に、教皇は、同国のカトリック教会が他のキリスト教教
会間との友好・協力を育てると同時に、キリスト教以外の宗教との対話をも進す
ることで、平和な社会の構築に貢献して欲しいと希望した。
トルコが支配する北部から訪れたマロン派の信者たちに「キリスト者は希望の
民」と語った教皇は、分裂に苦しむキプロス島のために善意の人々の努力を励ま
し、すべての住民によりよい生活が一日も早く訪れるよう祈った。
その後、大統領官邸でフリストフィアス大統領と会談、続いて同国の政治関係
者・外交団と会見し、キプロスが文明の共生の模範、民族・文化の交流の場とし
て発展することを願った。その後、キプロス大主教館にキプロス正教会クリゾス
トモス2世大主教を表敬訪問した。同大主教は2007年6月にバチカンを公式
訪問し、教皇と会見している。
教皇はキプロス正教会が東西の教会間の対話に積極的な姿勢を打ち出している
ことを称賛、キプロスのすべての住民が神の助けのもと賢明さをもって諸問題の
正しい解決と、平和と和解、信教の自由を含む基本的権利がすべての人に保証さ
れる社会の構築に努力することを祈り、闘争状態の続く中東に平和がもたらされ
るよう共に働き、困難な状況にある聖地のキリスト者たちが平和と発展を享受す
ることができるよう支え祈りたいと語った。
この後、教皇はキプロス北部から訪れたイスラム教スフィ派指導者シャイフ・
モハメド・ナジム・アビル・アルハカニ師と会見した。
キプロス訪問の最終日の6日朝、教皇はエレフテリア・スポーツセンターでミ
サを行った。シリア、ヨルダン、レバノンからの巡礼、インド、スリランカ、フ
ィリピンからの移住労働者も含め約1万人が参加した。中東シノドス参加国の各
典礼派からの使節も一堂に会し、地域に息づくキリスト教の長い歴史とその豊か
な伝統を示すものとなった。式中、ギリシャ語、ラテン語、アラブ語、アルメニ
ア語、英語など多言語が使用された。
多くの国の教会で『キリストの聖体』が祝われたこの日、教皇はミサの中でキ
リストの聖体をテーマに説教を行った。
式の中で、教皇は代表の司教らに『中東のための特別シノドス』の討議要綱を
手渡され、この会議が中東のキリスト教共同体が置かれた状況に対する国際社会
の認識を高め、長い闘争によって苦しむこの地に正しい恒久的な解決を求める努
力を励ますものとなるようにとの希望を表明した。
教皇はこの席で、緊張の続く中東地域、特に聖地に対するアピールを新たにさ
れ、流血の惨事をこれ以上広げないためにも、国際社会のいっそうの働きかけを
要望した。
中東各地から集まった司教たちと昼食後、教皇は、マロン典礼教会大聖堂を訪
問した。
教皇は同日夕、ラルナカ空港での送別式を経て、キプロス航空機で帰国した。
□
◎「和平」と「和解」願う教皇のキプロス「巡礼」
使徒パウロとアンデレが宣教したことが聖書(使徒言行録)に記されているキ
プロス島は、地中海北東部に位置していることから、政治的、宗教的に複雑な歴
史と現状を抱えている。
中東各国を席巻した原理主義に立つイスラム教過激派のテロ活動は、イスラエ
ル排除の動きと共に、欧米のキリスト教社会に反発を呼んだ。各国の政治も宗教
と部族が利権にからみ複雑な様相を見せている。
キプロス島は現在、北部約3分の1はトルコ系住民による『北キプロス・トル
コ共和国』が存在し、実質的にトルコの支配下にある。中南部がギリシャ系住民
によるほぼ単一民族国家『キプロス共和国』を形成している。ギリシャとの関係
が深いものの、住民の大多数を占める正教徒は、コンスタンチノープルのエキュ
メニカル総主教やギリシャ正教会に属さず、キプロス正教会として自立している。
のもとに自治を行っている。さらにマロン典礼、ラテン典礼、アルメニア典礼な
ど典礼は正教会の方式を守りつつ、ローマ司教(教皇)の管轄下に入った『東方
帰一教会』が少数ながら混在する。
教皇のキプロス訪問は、あくまで「巡礼」旅行であるとの姿勢を貫き、この9
月に開催する『中東特別シノドス』への準備を強調している。しかし特別シノド
ス開催自体が、パレスチナとイスラエルの抗争から、核疑惑を主題とした米国な
どのイランけん制など、緊張激化の中で、和平を指向するものなのは確か。一方
で、中東に影響を与えている正教会との「和解」も視野に入れたものとなった。
教皇の「巡礼」旅行は経費も多額になる。緊縮を迫られているバチカン財政の
中で、マルタに続く今回の訪問の資金手当も関心を呼んでいる。(CJC)
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◎フィンランド福音ルーテル教会に初の女性監督
【CJC=東京】フィンランド福音ルーテル教会はイーロ・フォヴィネン監督
の引退に伴い、6月3日、イリヤ・アスコラ牧師(57)を後任に選出した。同
派最初の女性監督。監督就任は9月1日。ルーテル世界連盟のイシュマエル・ノ
コ総幹事は「重大な1歩」と評価している。
アスコラ氏は591票、対抗馬のマッティ・プウタイネン氏は567票だった。
5月の弟1回投票で5人の候補者がいずれも過半数を得られず、上位2人の決戦
に持ち込まれた結果。
現地紙によると、候補者2人は結婚に関しての違いが際立った。アスコラ氏は
同性間の結合祝福に前向き、一方でプウタイネン氏は、結婚は1人の男と1人の
女の間だけという立場。
アスコラ氏は、1975年神学修士、88年聖職に叙階、91年から99年ま
でジュネーブで欧州教会会議の活動に従事した。エスプーのミッコ・ヘイッカ監
督の神学関係特別補佐を務めていた。
同教会は、フィンランド総人口の8割以上、約450万人を信徒としている。
86年以来、女性聖職を認めている。これまでにも監督候補として女性が挙げら
れたことがあったが、実現したのは今回が初めて。□
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◎バチカンもガザ支援船団拿捕でイスラエルに懸念表明
【CJC=東京】イスラエル軍がパレスチナ自治区のガザに向かっていた支援
船団『自由艦隊』を拿捕、多数の死傷者が出た問題では、親イスラエル各国から
も非難の声が上がっている。
バチカン(ローマ教皇庁)報道担当のフェデリコ・ロンバルディ神父は5月3
1日、「生命の不必要な損失」と強い懸念を表明した。教皇ベネディクト16世
もクレタ島司牧訪問を控え、中東の情勢を多大な関心を持って注視している、と
言う。
《関連速報》
▽バチカン(ローマ教皇庁)が、イスラエルのパレスチナ占領を「市民に政治的
不義を課した」とする文書が発表される、とイタリアのANSA通信が報じた。
▽教皇ベネディクト16世は、6月2日、水曜日恒例の一般接見の際、イスラエ
ル軍によるガザ支援船団拿捕事件について、この悲劇的な事件の犠牲者を悼み、
中東平和の進展に今回の出来事が与える影響に憂慮を示した。対話による正当な
解決を求める努力を呼びかけた。
▽国際カリタスのレスリー=アン・ナイト総幹事も、イスラエルのガザ救援船拿
捕について「暴力と生命損失に至った」ことを遺憾とし、これ以上の対立を回避
するための対話を呼び掛けた。□
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◎トルコのカトリック司教会議会長殺害される
【CJC=東京】カトリック教会トルコ司教会議会長のルイジ・パドヴェーゼ
司教(アナトリア代牧区代牧)が6月3日、運転手兼護衛のムラト・アルトゥン
(26)にイスケンデルンの自宅の庭で殺害された。
教皇は、キプロス訪問の途上、同司教のシノドス準備における貢献、エキュメ
ニカル・諸宗教対話の推進、勇気ある信仰の証しを想起し、同司教のために祈っ
た。□
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◎テッド・ハガード牧師が新教会設立
【CJC=東京】スキャンダルで、自ら創設した『ニューライフ・チャーチ』
を辞任した、テッド・ハガード牧師が6月2日、米コロラド州コロラドスプリン
グスの自宅で新たな教会の「出発会」を行うと発表。「もう一つメガチャーチを
作ろうというのではない。数人でも参加してくれれば幸せだ」と語った。
新教会『セント・ジェームズ・チャーチ』はゲイル夫人と設立したもの。6日
の礼拝には100人以上が出席した。
『ニューライフ・チャーチ』はハガード氏が辞任した時には信徒1万4000
人と言われていた。□
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◎『神と人について』がカンヌ映画祭で「グランプリ」
【CJC=東京】アルジェリアでイスラム教過激派に誘拐、砂漠の中で殺害さ
れたシトー派修道会の修道士7人を取り上げた『神と人について』(仮題、グザ
ビエ・ボーボワ監督)が5月23日に閉幕した第63回カンヌ国際映画祭で第2
位の「グランプリ」を受賞した。1996年に実際に起こった事件を取材したも
の。また、カトリックとプロテスタントの選考者によって決定される『世界教会
審査員賞』も受賞した。
最高賞の「パルムドール」にはタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督
の『ブンミおじさん』が選ばれた。□
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《短信》CJC通信Twitter速報『cjcpress』から。
▽全世界に6900言語あるとされる中でなお2000言語には聖書が訳出され
ていない。『ウイクリフ聖書翻訳協会』は、今後15年で、全ての言語に聖書を
訳出する計画を打ち出した。
▽ベトナムで3月に殺害されたキリスト者の未亡人が5月3日、警察から遺児2
人の親権を放棄するよう迫られたことが分かった。夫妻はベトナム中央部高地に
住む少数民族。
▽パキスタンのラワルピンディ近郊のサニア・ジャメスさん(33)はキリスト
者。4月5日誘拐され、イスラム教徒の男性と結婚、改宗するよう脅迫されてい
たが脱出した。父親には身代金25万ルピー(約26万円)支払いを要求されて
いた。
▽パキスタン政府は、イスラム教の教祖ムハンマドの戯画につながるから、と5
月19日から接続を遮断していたSNSのフェイスブックへの接続を31日認め
た。
▽リトアニアのクライペダ市裁判所が、ナチス・ドイツのシンボルだった「かぎ
十字」について「バルト民族文化の価値あるシンボル」との判断を示した。リト
アニアでは集会での「かぎ十字」の掲示は禁止されている。
▽ドイツ司教会議会長のロベルト・ツォリッチ大司教が、1960年代に起きた
聖職者の性的虐待問題を知りつつ、適切な対応を取らなかったとして、検察の取
調べを受けている、と報じられた。
▽イタリアの考古学者エマニュエル・アナーティ教授は、聖書に記されているシ
ナイ山が、エジプトのシナイ半島ではなく、イスラエルのネゲブ砂漠にあるとい
う自説がバチカンにも近く認められる、と5月28日語った。
▽キプロス正教会の首長、クルソストモス2世大主教は、教皇ベネディクト16
世のキプロス訪問歓迎式典に欠席する主教を処罰する、と警告した。
▽アイルランド・カトリック教会の性的虐待問題を「恥ずかしく、責任を感じる」
としていた教皇ベネディクト16世が正式調査団を5月31日、任命した。ウエ
ストミンスター前大司教のコーマク・マーフィー=オコナー枢機卿やニューヨー
クのティモシー・ドーラン大司教らが調査にあたる。
▽教皇ベネディクト16世は5月31日、ナイジェリア・ベニン市のリチャード
・バーク司教(アイルランド出身)の辞任を認めた。20年間、女性との関係を
維持していたことが明らかになり、聖務執行が停止されていた。
▽英クエーカー派の年会が5月31日終わったが、今回初めて同派以外のジャー
ナリストの取材を認めた。
▽『ナルニア国物語』で有名な作家C・S・ルイスの死去50年を記念して、そ
の伝記の決定版を英神学者アリスター・E・マクグラスが執筆、2013年にテ
ィンダル・ハウス出版社から刊行の予定。
▽イスラエルの失われた12部族の末裔を捜していたテューダー・パーフィット
教授(ロンドン大学中東アフリカ研究学部)が、南アにたどりついた、と発表。
またジンバブエで『契約の箱』の複製を発見した、と語った。
▽米聖公会のキャサリン・ジェファート・ショリ総裁主教は6月2日、カンタベ
リー大主教ローワン・ウィリアムズ氏による提案は、バチカンの監督に反対して
生まれた組織に「中央集権という厄介な巻き返し」だと述べた。世界聖公会共同
体内の分裂回避を意図した大主教の書簡に反発したものと見られる。
▽米宗教専門RNS通信のダニエル・バーク記者が、米宗教学会の2010年度
「宗教に関する詳細報道」賞を受賞した。米国のシンクレティズム(混合宗教)、
聖公会初の女性総裁主教選出、大統領の教会出席傾向分析などの報道が評価され
たもの。
▽米コネチカット州ブリッジポートのジャネット・ホール連邦地裁判事が5月3
1日、公立高校2校の卒業式を、ブルームフィールドのメガチャーチで行うのは
違憲、と判示した。
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《メディア展望》
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=カトリック新聞(6月6日)=http://www.cwjpn.com
★アジアの女性に関する問題=教会の取り組みを研修=FABC信徒家庭局主催
=台湾
★カトリック召命チーム=青年と集い、声を聞く=東京
★2011年ワールドユースデー=日本事務局公式ホームページ公開
★日本カトリック女性団体連盟=広島で総会開催
★司教ら講師にシンポジウム=信教の自由と政教分離=「20条の会」主催=宮
城・北仙台教会で
=キリスト新聞(6月5日)=http://www.kirishin.com
★《賛美歌工房》=日本人の作詞・作曲で創作開始=9月の学会発表に向け調整
★「正義と平和委員会」20周年で池住氏=“イラク戦争は終わっていない”
★NCC部落差別問題委=春の人権文化セミナー=「と場」見学で差別を身近に
★「東方落語」を海外に=今野家東氏=ニュージャージーで初公演
★青山学院=理事会は「建学の精神」堅持=“「声明」は危機感煽る”
=クリスチャン新聞(6月6日)=http://jpnews.org
★日本も対策急げ=教会乗っ取る異端「新天地」=韓国異端相談所長が警告
★造園家・三井宣太郎さん国際ショウで3度目受賞
★半世紀経たクリスチャン学生寮「東京ティラナスホール」=卒業生会発足
★青海省大地震被災地で中国ボランティグループ活動=日本国際飢餓対策機構が
応援
★名曲と名画で聖書の真髄味わう=「名曲で描く聖書の世界」コンサート=東京
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☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
……………………… http://www.kohara.ac/church/ ────────────────────────────────────
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【2】鳩山首相の辞任は「オバマ大統領の冷たい対応」
RC:親米メディアのアリバイ的記事と解釈しました。第一に、自分たちでは、できない米国批判を米国人を使って行っている。第二に、自分たちが、鳩山おろしに加担している事を読者に知られたくない、あくまでも不偏不党(フィクション)である、という意図を感じました。
「読売新聞」から貼り付けます。
(貼り付け開始)
鳩山首相の辞任は「オバマ大統領の冷たい対応」
【ワシントン=小川聡】米国の日本問題専門家らの間で、沖縄の普天間飛行場移設問題を巡るオバマ政権の厳しすぎる対応が、鳩山首相を辞任に追い込んだとする論評が相次いでいる。
スティーブ・クレモンス新アメリカ財団戦略問題部長は1日、自身のブログに「ハトヤマを引きずり降ろすオバマ」と題する論文を掲載し、「オバマ大統領は、会談に応じないといった氷のように冷たい対応を維持して、鳩山首相に強烈な圧力をかけた。首相はその圧力に耐えることができなかった」と分析した。
外交問題評議会のシーラ・スミス上級研究員も2日、「(日本の)民主党は米軍基地の駐留に関して従来とは異なる対応をしたいと願っており、米側はこの問題の繊細さにより深い配慮が必要だ」と指摘した。
米政府筋は、「オバマ政権は十分に辛抱強く対応したし、辞任は国内問題が原因だ」と反論している。
(2010年6月5日18時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100605-OYT1T00610.htm
(貼り付け終了)
【1】鳩山首相辞任の“黒幕”は親米メディアと米国―中国紙
「レコードチャイナ」から貼り付けます。
(貼り付け開始)
鳩山首相辞任の“黒幕”は親米メディアと米国―中国紙
モバイル版URL : http://rchina.jp/article/42623.html
2010年6月2日、中国の英字紙チャイナデイリー(電子版)は、鳩山由紀夫首相が辞任に追い込まれた原因は日本の親米メディアと米国だとする、中国社会科学院日本研究所の馮昭奎(フォン・ジャオクイ)研究員の解説を掲載した。
馮研究員の解説によれば、鳩山首相は就任前から沖縄の米軍普天間基地を宜野湾市から「県外」もしくは「国外」に移転させると約束していたが、今年4月あたりから日本のメディアが大々的に「中国の軍事力増強」に対する懸念を書きたてるようになった。これと同時に民主党内でも普天間移設問題に対する意見が分かれるようになり、鳩山首相は同問題に対する立場を変更せざるを得なかった。
馮研究員は、鳩山政権が様々な新政策を打ち出したにも関わらず、日本の親米メディアはこうした努力のマイナスの影響ばかりを報じたと指摘。地元で大規模な普天間県内移設反対デモが開かれたり、社民党が連立政権から離脱したりするなどの混乱が生じたのも、こうしたメディアの助長があったからだとの見方を示した。
また、今後の日本の政局への影響については、民主党の方針や政策に大きな変化はないとしながらも、鳩山首相が掲げていた「友愛外交」路線が引き継がれるかどうかは分からないとした。(翻訳・編集/NN)
2010-06-02 18:08:38 配信
この記事のURL : http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=42623
(貼り付け終了)