気になる記事の転載掲示板

◆巻頭言◆

新設されたこの掲示板(BBS)は、私、副島隆彦宛ての読者からの個人メールの転載サイトです。私の「今日のぼやき」ではとても対応できない状態になりましたので、このように拡張しました。

学問道場への入門許可の意味も含みます。別に自分は入門したい訳ではないという人もいるでしょうが。私宛てに挨拶を兼ねた簡略な自己紹介文を寄せてくれた人々と、ここの先進生たちとの情報共有の意味と更なる情報開示方針決定に従う趣旨もあります。以後は積極的に各掲示板の方へ書き込み投稿して下さい。(2001年4月1日記)
会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/11/03 07:00

【55】訃報 ジャーナリスト・黒木昭雄氏死去 現時点での阿修羅まとめ1

 会員番号4655の佐藤裕一です。今日は2010年11月3日(水)です。

 せっかくの素晴らしい、中国や韓国とは比べ物にならないほど進んでいる、絶賛すべき美しい日本「文化の日」だから、合わせて何か文化的な書き込み、もしくは文化人類学関連の投稿をしようと思っていたが、やめた。馬鹿らしくなった。現実を見ると気力がそがれる。

 鳥越俊太郎氏が今年5月のザ・スクープのスペシャル番組において三井環氏逮捕の背景を解していたが、同番組後半部分で黒木昭雄氏が独自調査している「岩手少女殺害事件」をも取り上げていたことを印象深く記憶している。

 同姓同名が関係しているらしい身代わり殺人と、その更に身代わりで容疑者とされた男性を消すのに、確か地元の刑事も絡んでいるのではないかという、例の事件だ。警察とヤクザは裏で、というか半ば公然と地続きだからそうなるんだろう。元来ヤクザと同じような性質の人間が公務員になったのが警察官、特に刑事警察という国家の公的暴力団だ。それだけの違いで、当然根っこは同じである。

 それで案の定あれから警察が捜査に動いたとか、日本刀を口に突っ込んだというヤクザを逮捕したという話を聞いたことがないので進展はないのだろうが、その独自調査にあたっていた黒木昭雄氏が「死亡」したという。故人の死因は練炭の一酸化炭素中毒なのかどうか、そして本当に「自殺」であったのかどうか。最近ますます銃所有による各自自衛の必要性を感じる。

 日本という国はこういう国なんだなとあらためて感じる。今日は日本という暗黒国家の「文化の日」である。

 コメントも含めて、2回にわけて阿修羅掲示板から転載貼り付け致します。

(佐藤裕一による転載貼り付け始め)

警察ジャーナリストの黒木さん、車内で死亡 練炭自殺か
http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/590.html
投稿者 taked4700 日時 2010 年 11 月 02 日 17:33:58: 9XFNe/BiX575U

警察ジャーナリストの黒木さん、車内で死亡 練炭自殺か2010年11月2日16時43分

. 2日午前11時5分ごろ、千葉県市原市今富の寺の敷地内に止まっていた乗用車内で、ジャーナリスト黒木昭雄さん=同市郡本5丁目=が死亡しているのを家族が見つけ、119番通報した。

 県警市原署によると、黒木さんが自分の車の助手席でぐったりとしているのを家族が見つけ、「自殺している」と通報したという。救急隊員が駆けつけたときには、黒木さんは既に死亡していた。車内で練炭を燃やした跡があったといい、同署は自殺の可能性もあるとみて調べている。ここ数日、所在が分からず、家族が探していたという。

 黒木さんは元警視庁職員。退職後は警察ジャーナリストとして活動していた。
.
http://www.asahi.com/national/update/1102/TKY201011020315.html

**********************

黒木さんのデータはウィキにも載っていない。
黒木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション, 検索
黒木(くろき、くろぎ)

ハイノキ科の植物 →クロキ
カキノキ科の黒檀の別称 →コクタン
針葉樹、または針葉樹林のこと
皮の削っていない木のこと。対義語は赤木もしくは白木。
日本の姓のひとつ
黒木知宏(野球選手)
黒木瞳(女優)
黒木メイサ(女優)
日本の地名のひとつ
福岡県八女郡にある町。黒木城があり、黒木駅が存在した。 →黒木町
福島県相馬市にある地名
宮崎県東臼杵郡美郷町北郷区にある地名
岡山県井原市美星町にある地名
岡山県津山市加茂町にある地名
岡山県苫田郡鏡野町にある地名
奈良県宇陀市大宇陀区にある地名
奈良県吉野郡下市町にある地名
愛媛県大洲市にある地名
長崎県大村市にある町
鹿児島県薩摩川内市祁答院町にある地名
徳島県名西郡神山町阿野にある地名

つまり、彼自身がもともと、警察による世論コントロールのための存在だったはずだ。

三宅議員の転落事故といい、何か変なことが続発している。背景にあるのは傀儡政治家の悪あがきだろう。オバマ大統領がたぶん色々焦ってやっていることと関係があるのかどうか、どちらにしても傀儡政治家自身が少し考えて行動しないといっぺんに自分自身の首を締めることになると警告をしておこう。  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
01. 2010年11月02日 17:37:33: cNTQxcUeqA
犠牲者なのですね。。

02. taked4700 2010年11月02日 17:52:43: 9XFNe/BiX575U : lGNDKvYXUp
すいません。ウィキにのっていました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/黒木
黒木昭雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション, 検索
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現在の記述内容が正しいとは限りません。ノートで合意が形成されるなど、保護を解除できる状態になった場合、保護の解除を依頼してください。

黒木 昭雄(くろき あきお、1957年12月19日 – )は東京都出身、元警察官のジャーナリスト。

目次 [非表示]
1 人物
2 名誉棄損訴訟
3 著書
3.1 監修
4 脚注
5 外部リンク

人物
1976年3月、修徳高校卒業後、警視庁採用 警視庁巡査
1977年4月 警視庁警察学校卒業、本富士警察署配置
1983年 この頃巡査長
1986年7月 警視庁第二自動車警ら隊へ異動
1995年2月 警視庁荏原警察署へ異動
1999年2月 巡査部長に昇任。退職 
23年間の警視庁在籍中、23回もの警視総監賞を受賞。

退職後は、捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で解析し捜査する。

名誉棄損訴訟
週刊現代で、元警視庁公安部員を自称する北芝健が批判された際、記事に識者として名が挙げられた事が発端となり、北芝を名誉毀損で、損害賠償を求めて東京地裁に提訴。北芝が黒木非難の記事を多数書いたため。判決は北芝の名誉棄損を認定し賠償を命じる[1]。

著書
警官は実弾を込め、撃鉄を起こした
警官は狙いを定め引き金を弾いた
警察腐敗 警視庁警察官の告発
警察はなぜ堕落したのか
栃木リンチ殺人事件~警察はなぜ動かなったのか
いきなり、誰かが襲ってきたら?
葬式の値段にはウラがある
栃木リンチ殺人事件 ~誰が貴方を救ってくれるのか?~
臨界点
神戸商船大院生殺人事件
秋田連続児童殺害事件 ~警察はなぜ事件を隠蔽したのか~
監修
名探偵コナン防犯テクニック
脚注
1.^ 2008年2月7日 共同通信報道
外部リンク
Kuroki Akio Homepage

03. 2010年11月02日 17:57:11: 1EQxiOkWEA
背筋が寒くなりました。
たしか、ツイッターで警察の例の事件を追及していましたね。
ご冥福をお祈りいたします。

04. 2010年11月02日 18:00:14: 9tO6ocLtfo
復元【3-34】実物1 警察書類が懸賞金の謎を暴く 2009.8.23 – 黒木昭雄の「たった一人の捜査本部」 – Yahoo!ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/kuroki_aki/17626560.html

05. 2010年11月02日 18:05:09: 8tL3ykfAm2
・小原勝幸さんの失踪と岩手県警の事件隠蔽追及
・警視庁内部資料流出問題
辺りが臭う

06. 2010年11月02日 18:12:31: 08nEERf2TA
黒木昭雄さんはツイッターをやっています。
11月2日18時現在、彼のツイートを見ました。以下のとおりです。
http://twitter.com/kuroki_akio
【転載・拡散】本日、手配中の容疑者小原勝幸の懸賞金が300万円に増額されました。岩手県警の請託を受けた警察庁が隠したかったのはこの事実です。税金が警察の犯罪隠しに使われています。皆さん、追及の声を上げて下さい。お願い申し上げます。http://bit.ly/cpQ993
約14時間前 ついっぷる/twippleから

つまり18時からおよそ14時間前、上のとおりのツイートを送っています。その人が自殺ですか?????????

07. 2010年11月02日 18:22:04: i2cnZwIho2
 
【永田寿康元議員死亡時の噂】
 
http://www.mudaijp.com/wp/3699.html
 
http://blog.livedoor.jp/chyku/archives/50517075.html
 

08. 2010年11月02日 18:22:20: YbMVvhGx7A
手術したご母堂がいて、その介護のことも気にかけていた。
その記事を載せたのが、たったの半月前。
http://blogs.yahoo.co.jp/kuroki_aki/archive/2010/10/15
そんな人が、このタイミングで自殺するはずがない。

09. 2010年11月02日 18:23:09: chxXzpgwok
三宅議員の事故もちょっと考えられない
タイミング良過ぎ
一番、外側にいるものから消していけば脅しになると?

10. 2010年11月02日 18:23:29: 08nEERf2TA
6です。続きを掲載します。
http://blogs.yahoo.co.jp/kuroki_aki/17626560.html
拡散と転載を希望します

小原容疑者に懸けられた懸賞金が今日、11月1日、300万円に増額されました。
小原勝幸をめぐる事件に、謎が多い事はこれまでに散々書きました。
しかし、「捜査中」の一言で、つぶされてきた事も事実です。ですが、この懸賞金の掛け方についてだけは、私は強力に抗議します。

もとより懸賞金はポスターの一枚に至るまで税金で賄われます。
ならば、懸賞金が懸けられた経緯を知る権利が国民にあります。しかし警察庁は答えず、
5月の決算委員会で質問すると約束した藤田幸久代議士も質問しませんでした。

「岩手17歳女性殺害事件」の裏にはとてつもないウソが隠されています。しかし、それを暴く為には個人には限界があります。私は、全ての国会議員に、なぜ小原に懸賞金が懸けられたのかの追及を要求します。その経緯がつまびらかになれば、「岩手17歳女性殺害事件」の謎も解き明かされると信じるからです。

警察庁は岩手県警の請託を受けて小原に懸賞金を懸けた。
わたしは、そう思っています。

なお、こjのブログは削除される可能性が非常に高く、前回不正に削除されたその目的は、「警察書類が懸賞金の謎を暴く」と題する本稿の抹殺と思われます。
どうか皆さん、転載をお願いします。そして、マスコミがこぞって立ち上がり追及することを望みます。

黒木昭雄

11. 2010年11月02日 18:26:47: 8tL3ykfAm2
警視庁内部資料流出問題に関連して
>>02
>1977年4月 警視庁警察学校卒業、本富士警察署配置

ソースはないが本富士警察署は警備採用が配属される警察署だと耳にしたことがある。
とすれば公安警察とも接点があったことになる。

12. 2010年11月02日 18:28:05: PvNYgtRuNY
以下黒木さんのツイートから。
「ロスタイム」という表現で自殺を示唆しています。
自殺か他殺かわかりませんが、いずれにせよ、妄想で勝手なことを言わないほうが良い。
いまだ頭の蠅も追えぬ私に有意義とは難しい(汗) RT @ikeuchihiromi: 有意義なロスタイムを!w
RT @izumi_m: あー、なんとなくその感じ!いま、まさに。RT @ikeuchihiromi: 子育てを終わった
私たち世代特有かもしれませんが、ロスタイム
Sun Oct 17 2010 11:27:30 (Japan Standard Time) ついっぷる/twippleから

@sicd @sapporo_info @izumi_m @ikeuchihiromi 新しい命を生み出す事が、究極、生きる事の意味ですよね。
動物も草花も。だから子育てを終えた私などはロスタイムと感じる。そう理解しても良いのでしょうか?
Sat Oct 16 2010 13:34:36 (Japan Standard Time) ついっぷる/twippleから sicd宛

小さな子供の手を引く家族連れに目尻が下がります。@sicd RT @ikeuchihiromi: あ、それ分かります。
変な意味ではなくて。子育てを終わった私たち世代特有かもしれませんが、ロスタイムとは言いえて妙!
RT @kuroki_akio: 自分的には、人生のロスタイムに
Sat Oct 16 2010 12:21:05 (Japan Standard Time) ついっぷる/twippleから

自分的には、人生のロスタイムに入っていると自覚してます。 RT @ikeuchihiromi: バ~ン!と奥ちゃまに
言いつけよう(笑)RT @kuroki_akio: あっ、そういう意味ね(汗) RT @ikeuchihiromi: 義を持って仕事
する殿方は、いい男です。いくら時
Sat Oct 16 2010 12:02:29 (Japan Standard Time) ついっぷる/twippleから

13. 2010年11月02日 18:42:54: rfkq8sE6WI

”「ロスタイム」という表現で自殺を示唆しています。”
 妄想で勝手な事言っているのはお前だろう!!

 背景の不可解な事件はスルーしてな!!

 お前の書き込みは非常に怪しいな!!

14. 2010年11月02日 18:43:07: XKnY4yBUBE
すいません。「自殺を示唆しています」というのも勝手な妄想だと思います。
「人生のロスタイム」の様な表現は、歳を重ねた人の会話の中で度々聴きます。
ご冥福をお祈りします。

15. 2010年11月02日 18:46:46: 7SXzOjtrCY
怖い・・
自殺とは到底思えない
それでも「健康上で悩みを抱えていた」「親の介護で精神的に参っていた」といった警察発表がされて、自殺で終わらせるんだろうな。
しかもコメント欄にロスタイム=自殺を示唆と無理矢理な解釈と勝手な妄想で書き込む単発が出てくるところも怖い・・。

16. 2010年11月02日 19:37:17: MrrLjK3ILU
死人に口なし。
自民党のだれかさんが、言っていましたね。
だれだったかな?伊吹だったかな?
思い出しました。怖い世の中になりましたね。

17. 2010年11月02日 19:44:45: WRbIVHQh9o
何が自殺だ!絶対殺されてるじゃないか。
自殺するようなヤワな男じゃないよ、見ればわかる。
岩上さんのインタビューにも出てた人だよね。
今年の3月27日に。

トチ恐ろしい世界だな。
怖いというのを通り越して憤りを感じる。
なんという国なんだ日本は。
こんな露骨な暗殺ねーだろ。

18. 2010年11月02日 19:48:21: sNdrwBpvYc
>>16
伊吹の「死人に口なし」発言の証拠画像は
下記の記事に載ってます。
  ↓
http://www.asyura2.com/07/senkyo37/msg/822.html

19. 2010年11月02日 20:12:04: RP3akH3l2A
怪しすぎる、これを軽く自殺で流すマスゴミ。
こんな日本のテレビ新聞を昔は信じていたなんて。
どうやら警察が腐敗した官僚制の核心のようだ。

20. 2010年11月02日 20:14:29: ZxigmR1pCE
弱い者が権力者に対してするのがテロ。
権力者が弱い者に対してやるのは逆テロ?
やれれたらやりかえせ!
と言うしかなくなってしまいますよね。困ったもんです。
権力者のみなさんもういい加減にしてくださいよ。
あんまりやりすぎるといくら馬鹿国民でも黙っちゃいないですよ。

21. コメント転載 2010年11月02日 20:20:17: MoFQpdshZnhO. : X04jKWAWPk

みなさんへ

昨夜、当ブログの重要部分が根こそぎ削除されていることが判明しました。
ツイッター http://blogs.yahoo.co.jp/kuroki_aki/folder/613711.html
でつぶやいた事のみお伝えします。

岩手県警、警察庁、中井、元国家公安委員長らに関する記事が
狙い撃ちされた如く削除されています。
誰が、どんな意図のもとこのような愚業に出たかはわかりませんが、
復元に努めますので皆さんも注視下さい。

10月1日
Yahoo!ブログ内の記事が本人の意志とは関係なく削除される
      ↓
10月5日より
記事の復元作業開始、順次記事が復元アップされていく
      ↓
昨日の11月1日時点でもまだ復元作業中だった
      ↓
11月2日
練炭自殺

22. 2010年11月02日 20:24:16: ZnI43bNMyw
遺書が無いのに自殺と判断するマスゴミ。
練炭は用意して遺書は無いw
これで警察が司法解剖をしないで自殺と認定したら警察も仲間の可能性大。
日本はヤバイ段階まで来ている事を自覚すべき。

23. 2010年11月02日 20:32:17: sNdrwBpvYc
>>20
テロという言葉は、本来、フランス革命で権力を握った革命勢力が
行なった恐怖政治(テロリスム)を指す言葉でした。
だから政府が人民に暴力や恫喝を行なって統治を行なうことが、言葉の
本来の意味(正しい意味)でのテロリズムなのです。

ところがレーガン政権の頃からだったと思いますが、米国が中南米や中東などの
反動勢力を後押しして、民主政府を圧殺しようとしたことに対して、
現地の人々が抵抗運動を行なったことに対して、それを誹謗中書するレッテル
として、本来の意味とは正反対の「テロ」という言葉が乱用されたのです。

以来、権力のチンドン屋にすぎない糞マスゴミや御用学者などが
「悪しき権力に抵抗する人民の闘い」を「テロ」だと言い募り、この
歪曲された用語法が、すっかり定着してしまいました。

ゲッペルスはかく語りき――「嘘でも百ぺん繰り返せば真実になる」。

「テロ」という言葉をめぐる宣伝と洗脳の歴史的現実は、ゲッペルスの
言葉そのままなのです。

オーウェルの小説「1984」に、戦争ばかりしている役所を
政府が「平和省」と呼ばせている、といった類の皮肉めいた洗脳語用法が
いくつも出てきますが、まさに現実世界で「テロ」という言葉が、本来とは
正反対の意味で乱用され、世界じゅうの人々を洗脳してきたわけです。

米国その他の政府の語用法や、マスゴミの語用法に従えば、
宗主国イギリスから独立するために闘った北アメリカ植民地の「独立戦争」は
まさに「集団テロ」だったということになるし、ナチス占領下のフランスで
戦われた抵抗運動も「テロ」だったということになる。 支配する側の歪曲的な
語用法に従えば、人民が不当な権力に抗して戦う行為が「テロ」呼ばわりだ。
でも本当は違うのですよ。

権力者が弱い者に対して行なうのが、言葉の正しい意味での「テロ」です。
そして、弱い者が権力者に挑んで戦うのは、けっして「テロ」ではなく、「レジスタンス」です。

24. 2010年11月02日 20:38:54: sNdrwBpvYc
>>22
911事件直後にはブッシュ政権の公式発表に疑義を差し挟んだ
NHK解説委員の長谷川さんがNHK社屋から「飛び降り自殺」していますし、
今年の8月半ばには同じくNHK解説委員の景山さんが局内で「首吊り自殺」してますね。

読売新聞の記者が、ありえない「SMオナニー」の格好で「自殺」していた、という
不思議な事件もありました。

チンドン屋の枠をはみ出たジャーナリストは、ありえない形で「自殺」するのが
日本の習俗です・・・

25. 2010年11月02日 20:50:23: X04jKWAWPk

黒木氏ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/kuroki_aki/2566842.html

ブログの魚拓
http://megalodon.jp/2010-1102-1733-56/blogs.yahoo.co.jp/kuroki_aki/17626560.html

26. 2010年11月02日 20:52:37: X04jKWAWPk

ジャーナリスト田中龍作のツイート

http://twitter.com/tanakaryusaku/status/29454790073

黒木氏とは夜更けまで飲んだ思い出がある。
警察官出身の氏は警察の暗部を知り尽くしていた。
恐らく自殺に見せかけて始末したのだろう。
@asahi 警察ジャーナリストの黒木さん、車内で死亡 練炭自殺か

tanakaryusaku
田中龍作

27. 2010年11月02日 21:06:04: clxwIOiaG2
この人の息子は、海上保安庁にいるらしいが
ビデオとの関連は?

28. 2010年11月02日 21:23:35: VqnMzTb9Rk
小泉政権に近づいている。

29. 2010年11月02日 22:00:33: DrzhhXeKsc
恐すぎる・・・・

30. 2010年11月02日 22:11:27: sEvVpqBKKo
朝日よ。墓穴を掘ったな…。
広く報道された本件によって,果たして国民は目覚めるのか。拡散希望。
以下引用
↓↓↓↓↓↓
385 名前: オノデンボーヤ(千葉県)[] 投稿日:2010/11/02(火) 17:55:40.06 ID:gelNaWFD0 [2/3]
http://www.asahi.com/national/update/1102/TKY201011020315.html
記事本文にある「ここ数日所在が分からず」って、
そもそも直前までTwitterしてるだろw

401 名前: ニックン(東京都)[] 投稿日:2010/11/02(火) 17:57:30.23 ID:G2vdqAUt0 [4/4]
>>385
どこに所在がわからずなんて書いてあるんだ?

428 名前: 陣太鼓くん(岐阜県)[] 投稿日:2010/11/02(火) 18:00:06.86 ID:qwj4V M 0 [5/6]
>>401
え…俺が記事をコピペした時(>>162)は

「ここ数日、所在が分からず、家族が探していたという。」

という文章が間違えなく書かれていたぞ…
ああ怖い

481 名前: 陣太鼓くん(岐阜県)[] 投稿日:2010/11/02(火) 18:06:58.14 ID:qwj4V M 0 [6/6]
朝日の記事に「ここ数日、所在が分からず、家族が探していたという。」が書かれていた時のキャプ画像

http://uproda.2ch-library.com/310015Erv/lib310015.png

31. 2010年11月02日 22:14:07: O9RLpkwgVI
taked4700さん、凄いです!!
阿修羅に投稿された記事の内容が、いつの間にかリンク先の記事の内容が改変されています!!!
現在はこのようになっています
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
警察ジャーナリストの黒木さん、車内で死亡 練炭自殺か
2010年11月2日20時33分

 2日午前11時5分ごろ、千葉県市原市今富の寺の敷地内に止まっていた乗用車内で、ジャーナリスト黒木昭雄さん(52)=同市郡本5丁目=が死亡しているのを長男が見つけ、119番通報した。

 県警市原署などによると、黒木さんが自分の車の助手席でぐったりとしているのを長男が見つけ、通報したという。救急隊員が駆けつけたときには、黒木さんは既に死亡していた。後部座席で練炭を燃やした跡があったといい、同署は自殺の可能性もあるとみて調べている。

 関係者によると、黒木さんが発見されたのは、父親の墓がある寺。黒木さんは1日、「仕事の打ち合わせがある」と言って外出し、家族に「東京都内に泊まる。墓参りをしてから帰る」などと連絡したという。遺書らしきものも見つかったという。

 黒木さんは警視庁の元警察官。退職後は警察ジャーナリストとして活動していた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

>ここ数日、所在が分からず、家族が探していたという。
このコメントが削除されています。
一体誰が発言したのか!
翌日墓参りしてから帰ると言う事なのに、翌日の昼前から家族が探していたというのは変!
朝方に戻るといっていたのであればまだしも、そういった事実確認も無く、遺書があったとされるという不自然さ。

権力による殺人事件か!?

32. 2010年11月02日 22:32:10: sEvVpqBKKo
三井 環さんが指摘する検察裏金の構図が警察にもあって,漏れると困る輩が
まわりまわって国のトップまで達するのだろう。
検察や警察の報償金は一銭も情報提供者には支払われない。
全て裏金になって庁舎の金庫で現金管理だ。
ウエに割り振られた裏金の達成額によって出世も決まる。

年間800枚ほど偽造する架空の領収証につく印鑑は,警察署の近所にあるハンコ屋でレンタルだ。
たくさんあるハンコ屋は,レンタル料だけで食っていける。

今回は犯人に仕立て上げられた人間の死を時間差で確認して報償金を山分けというところか。
偽犯人を恐喝していた殺人犯Zにもいくらか入るのかい。

気になったら徹底的に自分でしらべることだ。
国民一人一人が,点と点を線でつなげ。

33. 2010年11月02日 22:37:33: I6eE6f4iDE

おかしすぎる・・・・・・

売国奴外相犬のアメリカ指示による
ありえない奇行。
三宅議員のありえない事故
警察内部を知りつくした男の死。

あくまで個人的な脳内の話だが
日本を巻き添いにして沈没しかけの亡国と
その指示で今まで動いてきた半島連合軍が
浮かびあがる。
まるで、両者とも指導者を失い
統率力が崩れたかのようだ。

34. 2010年11月02日 22:44:26: 3UWyUeUgH2
黒木昭雄と確執があったファンタジー男の三日前のブログエントリー
http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/612.html

35. 2010年11月02日 22:46:03: qlfkavH3js
これは早く黒木氏の遺体を画像診断(AI)して死因を検証すべきだ。
警察に全てを任せていたら遺体を切り刻んで火葬される可能性がある。
ご遺族の方は信用ある病院で死因を検査する前に黒木氏の遺体を決して手放してはならない!!!

36. 2010年11月02日 22:46:52: J0o6rialnc
>12. 2010年11月02日 18:28:05: PvNYgtRuNY さん
>以下黒木さんのツイートから。
>「ロスタイム」という表現で自殺を示唆しています。
>自殺か他殺かわかりませんが、いずれにせよ、妄想で勝手なことを言わない
>ほうが良い。
ロスタイム」という表現で自殺を示唆しています、と言ったかと思うと、自殺か他殺か分りませんが、って言っているけど、要するに何言っているんだか分けの分らない人だな~。

37. 2010年11月02日 22:58:19: sNdrwBpvYc
「ロスタイム」というのは、たとえば歳をとってから
一生かかっても達成できるかできないか見当がつかないほど大きな目標を
見つけたときに、若い時分から取り組んでこなかった自分を
残念がる、後悔の念をしめすときに使う言葉ですよ。
自殺とか死とは、むしろ正反対の、失われた時間を惜しむ言葉だ。

そんなこともわからない人が、他人の人生について発言するのは
傍で見ていて腹立たしいね。

黒木さんは、一生かけて行なうべき巨悪の大きさを思い、
それに対する自分たちの闘いの微力さに、嘆きながらも
自らを励ましている。 彼が「ロスタイム」という言葉を用いた
本心はそこにあるのでしょう。

自殺とか人生への失望とは正反対の、これから生涯かけて巨悪と
戦うぞ!という、一種の闘争宣言とも言えるような表現なのですよ。

38. 2010年11月02日 23:14:46: uteB9iQwZU
何だかゾッとしますね。
小沢氏は無事でありますように。

39. 2010年11月02日 23:41:27: sNdrwBpvYc
>>35
画像診断では死因を正確に究明するには力不足です。
脳内出血のような病変は見えるでしょうが、昏睡状態や
無呼吸状態(=死後)に練炭の一酸化炭素を吸い込んだかどうかは、
解剖と病理検査を行なわねばハッキリしたことは判りません。

殺されたり薬を盛られて昏睡状態になってから、「練炭自殺」を
偽装された可能性もあるのだから、解剖検査を徹底的に行なって
ほしいと思います。 さもなくば、警察関係者に殺されたという
疑惑が永久に語り継がれるでしょう。

40. 2010年11月03日 00:32:42: sEvVpqBKKo
阿修羅も三宅雪子議員の偽装転落事故に関する記事ばかりではないか。
黒木さんの背負っていたものを,拡散せずして何が真実だ。

41. 2010年11月03日 00:35:58: kiYgKEPYGM
遺体を解剖、死因を特定すべきだ。

42. 2010年11月03日 00:57:12: pufQrOKRSg
すごい!黒木昭雄ブログの魚拓を開けるとフィッシングサイトの警告が出た。怪しい、怪しすぎる。謀略のにおいがする。

43. 2010年11月03日 01:13:12: FIAFzrvYra
今年放映した三井事件の特番のとき、岩手の事件もやっていて、黒木氏が出演されていましたね。普通の人は、真っ先に「殺された」と思うでしょう。

44. 2010年11月03日 01:16:47: pufQrOKRSg
黒木氏は鳥越俊太郎のザ.スクープにもしばしば登場、元警察官の視点から様々な事件の闇に迫る良質の取材活動をされていた。印象深いのは栃木県で起こったリンチ殺人事件での県警の捜査ミス、不作為、隠ぺい、ねつ造を鋭く追及していた。。
 やはり不審が残る。

45. 2010年11月03日 01:34:29: BmiF8heMLw
もうじっとしている事は私には出来ない
私の人生は後せいぜい二十年だろう
老いもあるので体力気力徐々に落ちるだろうが
余生は正義の為に戦う
敵の姿はだいたい検討がつく
政財官のトップと警察公安のトップ更に裁判所や検察のトップまでが
お金と利権の為に癒着してついでにマスゴミのトップもお仲間だ
それら悪行がばれそうになると日頃から裏で繋がっている893に殺しを依頼する

46. taked4700 2010年11月03日 02:13:25: 9XFNe/BiX575U : lGNDKvYXUp
30さん、
記事に引用したものと現在の報道では最終校正時刻が異なるのですね。「ここ数日、所在が分からず」の部分は校正で消されてしまったのでしょう。ただ、確かにもともとの情報源がどこだったかと言う疑問が残りますし、泊まり掛けで出かけてその翌日にすぐに家族が探し回るというのもおかしいと言えばおかしいですね。

そして、更におかしいことに遺書が見つかっていないという記事が外にあることです。まず、朝日の最新版を引用し、次に遺書が見つかってはいないという記事を引用します。

http://www.asahi.com/national/update/1102/TKY201011020315.htmlより引用:
警察ジャーナリストの黒木さん、車内で死亡 練炭自殺か2010年11月2日20時33分

 2日午前11時5分ごろ、千葉県市原市今富の寺の敷地内に止まっていた乗用車内で、ジャーナリスト黒木昭雄さん(52)=同市郡本5丁目=が死亡しているのを長男が見つけ、119番通報した。

 県警市原署などによると、黒木さんが自分の車の助手席でぐったりとしているのを長男が見つけ、通報したという。救急隊員が駆けつけたときには、黒木さんは既に死亡していた。後部座席で練炭を燃やした跡があったといい、同署は自殺の可能性もあるとみて調べている。

 関係者によると、黒木さんが発見されたのは、父親の墓がある寺。黒木さんは1日、「仕事の打ち合わせがある」と言って外出し、家族に「東京都内に泊まる。墓参りをしてから帰る」などと連絡したという。遺書らしきものも見つかったという。

 黒木さんは警視庁の元警察官。退職後は警察ジャーナリストとして活動していた。
.
以上引用終わり。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101103k0000m040064000c.html?link_id=RAH03より引用:
黒木昭雄さん:自殺か 元警察官でジャーナリスト
 2日午前11時5分ごろ、千葉県市原市今富の寺の近くに止めた乗用車内で、元警察官でジャーナリストの黒木昭雄さん(52)が倒れているのを長男が発見し、119番した。救急隊が駆け付けたが既に死亡していた。車内から燃えた練炭が見つかり、県警市原署は自殺を図ったとみて動機などを調べている。

 同署などによると、練炭は後部座席にあり、黒木さんは助手席で亡くなっていた。外傷はなかった。遺書などは確認されていない。黒木さんは元警視庁巡査部長で、事件や警察内部の問題などをテーマに活動していた。黒木昭雄・調査取材事務所によると、黒木さんは1日、家族に「仕事の打ち合わせに行って来る」と言って車で外出し、帰宅しなかったため、家族が行方を捜していたという。【中川聡子】

毎日新聞 2010年11月2日 20時42分(最終更新 11月2日 21時29分)

以上引用終わり。

朝日の言う遺書らしきものとは一体何か?

47. taked4700 2010年11月03日 02:19:45: 9XFNe/BiX575U : lGNDKvYXUp
もともとの朝日の記事と最新のものでは、次の点も異なります。
>県警市原署によると、黒木さんが自分の車の助手席でぐったりとしているのを家族が見つけ、「自殺している」と通報したという。

 家族が見つけて、家族が「自殺している」と言うだろうか、と言う疑問が出てきますね。何かやはり、この事件もおかしい点がある。

48. taked4700 2010年11月03日 02:37:11: 9XFNe/BiX575U : lGNDKvYXUp
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101102-OYT1T01014.htm
警察ジャーナリスト・黒木昭雄さん、練炭自殺か
 2日午前11時5分頃、千葉県市原市今富の寺の敷地に止まっていた乗用車の助手席で、元警察官でジャーナリストの黒木昭雄さん(52)(同市郡本)が死亡しているのを家族が見つけた。

 市原署によると、車内には練炭を燃やした跡があったという。同署で自殺の可能性があるとみて調べている。

 黒木さんの事務所によると、黒木さんは1日、「仕事に行く」と家族に言って外出。2日朝になっても帰宅せず、家族が捜していたという。黒木さんは警視庁の元警察官で、退職後、警察ジャーナリストとして事件や警察の内部問題などについて執筆していた。

(2010年11月2日21時29分 読売新聞)
***********************
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101102/crm1011021942027-n1.htm
元警察官ジャーナリスト、黒木昭雄さん練炭自殺か 千葉
2010.11.2 19:40

このニュースのトピックス:自殺
 2日午前11時10分ごろ、千葉県市原市今富の寺の敷地内から「車の中で父親が倒れている」と119番通報があった。消防隊員や市原署員が駆けつけると、乗用車の助手席で男性が死亡していた。

 同署の調べでは、男性は市原市郡本の元警察官でジャーナリスト、黒木昭雄さん(52)。息子が通報した。後部座席には燃えた練炭があったことから、同署は自殺とみて調べている。遺書は見つかっていないという。

 事務所によると、黒木さんは1日に「仕事の打ち合わせに行く」と家族に言い残して外出。その後、帰宅しなかったという。黒木さんは元警視庁巡査部長で、警察組織内部の問題や事件、防犯などをテーマに執筆活動していた。

**********************
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110201000781.html
黒木昭雄さん自殺か 元警察官でジャーナリスト
 2日午前11時10分ごろ、千葉県市原市今富の寺の敷地内で、元警察官でジャーナリストの黒木昭雄さん(52)=市原市郡本=が乗用車内で死亡しているのを黒木さんの息子が発見、119番した。市原署は、車内に燃えた練炭があったことから自殺とみて動機を調べている。

 市原署や消防によると、黒木さんは助手席に横たわり、救急隊員が現場に着いた時には既に亡くなっていた。練炭は後部座席に置かれていた。

 黒木さんの事務所によると、1日に「仕事の打ち合わせに行く」と家族に言い残して外出し、帰宅しなかったという。

 黒木さんは元警視庁巡査部長で、警察組織内部の問題や事件、防犯などをテーマに執筆活動していた。

2010/11/02 19:06 【共同通信】

******************************
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00187215.html

警察ジャーナリスト・黒木昭雄さん、車の中で死亡しているのが見つかる 練炭自殺か

警察ジャーナリストの黒木昭雄(52)さんが、千葉・市原市で車の中で死亡しているのが見つかった。警察は、自殺とみて調べている。
2日午前11時すぎ、市原市今富の寺に止めてあった車の中で、黒木さんが死亡しているのを家族が見つけ、「車の中で自殺しています」と119番通報した。
車内には、練炭を燃やした跡があり、警察は黒木さんが自殺したものとみて調べている。
黒木さんは元警視庁の警察官で、退職後、警察ジャーナリストとして活動していた。
(11/02 18:02)

***************************

(佐藤裕一による転載貼り付け終わり)

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/11/01 09:15

【54】近代日本文明ヴァイラス

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 ● 『文明の生態史観』読書感想

 故・今西錦司の『生物の世界 ほか』(今西錦司著、中央公論新社刊、2002年6日10日発行)と故・梅棹忠夫の『文明の生態史観 ほか』(梅棹忠夫著、中央公論新社刊、2002年11月10日発行)を読み終わった段階で、自分なりの意見を書き込もうと考えていたが、既に何年も前にここの旧・ふじむら掲示板において優れた見解や解説が幾つも示されていた。旧・ふじむら掲示板で「今西錦司」「梅棹忠夫」などの単語でワード検索をかければ詳しく出てくるので、あらためてここに転載はしない。

 私は今西、梅棹両氏の著書を1冊ずつ読んだだけなので、その道の専門家でもなんでもないし、単なる読後感想文程度に留めることにする。

 個人的な好き嫌いをいうと、私は今西錦司の本の方が好きだ。本を通しての感覚だが、おそらく人物・学者としても今西に好感を抱いた。話の分かり易さにおいては圧倒的に梅棹に軍配が上がる。学説が正しいかどうかは別として。

 学問業績については、比べてみても仕方ないことだろう。というのは両氏ともに人類学者であるが、同時に生態学その他各関連領域に精通しており単純ではなく、簡単には比較出来ない部分が多い。著書についても同様であり、主題からして重なる部分がないわけではないが、特徴も方向性もかなり異なってくるのは当然である。

 この投稿では梅棹から。その主著『文明の生態史観』についての感想を書くが、色々な意味で「なるほど」と思った。読み進めていくと、梅棹の独自性、学説の斬新さ、その本領発揮である比較文明論展開の鮮やかさに爽快感が溢れ出てくる。ここまでくると本当に文化人類学者というよりも「文明学者」と称されるのに相応しい。日本知識人批判の部分も面白かった。

 人によっては、読む前と読んだ後とでは、文明観や世界観がすっかり変わってしまう程の影響力があるだろう。私のように心構えが猜疑心・懐疑心・警戒心の塊のような人間でさえ、いたく感心してしまった程なのだから。確かにただ者ではないし、凡百の学説ではなく非凡だ。第一地域と第二地域の分類も見事なまでの説得力だ。

文明の生態史観 – wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/文明の生態史観

 そして見事に「近代日本文明ヴァイラス」の感染源の1つとなり、日本国中に撒き散らして伝播・大流行・発症するのに大いに貢献したのだろう。特に生来感染しやすい体質の日本知識人や言論人にとっては、大学者のお墨付きがほしい。

 梅棹の『日本とは何か-近代日本文明の形成と発展』『日本語と日本文明』『近代世界における日本文明-比較文明序説』『日本文明77の鍵』という一連の著作群となっていくわけだ。「日本文明」の連発、洪水、大氾濫である。「近代日本文明ヴァイラス」の直接の感染経路が、梅原である人は当時多かっただろう。

 だが「近代日本文明ヴァイラス」が全て梅棹の責任に帰すというのは当たらないだろう。彼一人が蔓延の元凶というわけではない。ウィキペディアの「日本文明」の項目で日本文明関係の参考文献が沢山掲載されている。

日本文明 – wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/日本文明

 ● 外国人学者による「日本文明」

 まぁ他にも探せば有象無象にあるだろうが、挙げられているうちでは私はサミュエル・P・ハンティントンの『文明の衝突』しか読んだことがないし、読む気も起きない。先生によれば正しくは『(諸)文明(間)の衝突』(The Clash of Civilizations)だということだ。この中で影響力というか、日本知識人の心の拠り所として最重要なのも、欧米人の大学者であるハンティントンであろう。

 まぁハンティントンにとってはどうでもよかったのだろうが、深く考えもせずに日本を「孤立文明」だとする最悪の置き土産を残していった。これですっかり公認された感じになってしまった。

 前述のウィキペディア「日本文明」の項目ではハンティントンの他にカール・ヤスパース、アルフレッド・ヴェーバー、フィリプ・バグビー(九大文明と判断し、中国と日本、東方正教会と西欧を分類するなら11)、マシュー・メルコ(日本、中国、インド、イスラム、西欧と分類)、アーノルド・J・トインビーらが紹介されている。

 オスヴァルト・シュペングラー以来、日本は「一国一文明」説だとする文章もネット上でちらほら見受けられた。本当かどうか知らないが。他にもエドワード・W・サイードとか、色んなことを言ったり主張したりする外人学者がいるわけだ。

 歴史学者のアーノルド・J・トインビーは若泉敬や池田大作などと共著があり、梅棹にも刺激を与えている。トインビーによれば日本は「衛星文明」(satellite civilization)であり、中国の「独立文明」(independent civilization)からの派生として分類されるという。「中心文明」「大文明」とその派生である「周辺文明」「小文明」という捉え方でもいいだろう。

 トインビーの「独立文明」と、ハンティントンの日本が「孤立文明」などという、つまらない概念を一緒にしてはいけない。島国に孤立して発生する文明など本当に有り得るのか。大陸以外の、島で発祥した文明という例はあるのか?

 どうやら、外国人学者の学説において「日本文明」が言及されることは全く一切皆無、ということでもないらしい。ごくたまにオマケ程度で述べられることもある、くらいの認識が実際のところなんじゃないだろうか。

 ● 世界基準と国内基準

 世間受けを狙って珍奇なことを言ったりして一世を風靡したり、いい加減な言論商売をしているのもいるということを注意しなければらなない。これは日本人の専売特許というわけでもない。学問、学説、学者につきものの、負の側面である。

 それは何も珍説に限らず、欧米白人の大学者だからとて同じであって鵜呑みにしてはならない。日本人が気をつけなければならないのは、彼等自身いかに先人によって既に確立された旧説を打ち倒して、新しく規定される学説として打ち立てるか、その学問業績が評価され学者として死後も後々まで名を残せるか、そういうことを四六時中苛まれながら学問研究に取り組んでいる人種がいる、ということを理解しておかなければいけない。

 だから大学者であっても、既存の枠組みを完全に理解把握した上で、新語(造語)を試しに使ってみたり、新説やら珍説を観測気球として繰り出したりすることもあろう。もちろん慎重に試行錯誤の上でということが多いだろうが、電撃的に発表したりすることもあるだろう。真の大学者ともなれば巨大なところで勝負をかけるのだ。だから間違う際にも盛大に間違うことがある。後世の判定を待たねば分からないこともある。
 
 欧米白人の大学者が多少「日本文明」と書いたことがあるからといって、それが世界基準の通常認識や用語だから採用しようという考え違いをするのは早とちりであろう。ドドンとデカいことや新しい自説を展開したりする大学者よりも、むしろ堅実な欧米の中堅学者や世界の知識人の方が、きっと普通のものの考え方を率直に日本人にも教えてくれると思う。

 同様に理解の補助線として参考までに言及するのだが、先生や中田安彦さんが熱心に「ポピュリズム」という言葉の正しい意味や使い方を伝えようとしている。こっちは誤訳訂正運動の一環であるが、国内基準の「大衆迎合主義」(この日本語自体が罠じゃないのか)とするのは誤訳であり、日本語に適切に訳すとすれば「人民主義」とでもなるわけだ。

 しかしながら、世界でも「ポピュリズム」をワザと曲解したり、危険だと喧伝したり(誰にとって危険なのやら)、悪い意味に転じさせようとする勢力がいるだろう。それならそれでおおもとの理解をした上で、反対解釈もあるよ、と紹介すればいいのであって、反対解釈や捻じ曲げ解釈、偏った少数意見などを本義にすり替えても日本人の思考が混濁するだけであり、百害あって一理なしである。

 まず第一には通常の世界基準で通用する言葉を正しく理解し身につけることが大切だということだ。私も言葉使用の判定をかけるようになってきた。そろそろ日本語もそういう時期にさしかかってきたと思う。

 ● 猿のプラネタリウム

 前出のトインビーの「衛星文明」で思ったのだが、余談というか余計な話をすると、小松左京の『日本沈没』のパロディ作品で、筒井康隆の『日本以外全部沈没』という短編小説があるのを本屋で見かけたことがある。どちらも私は実際には読んだ事がないので詳しくは知らないが、題名を見れば内容は誰にでも見当はつくだろう。

 両方ともに分かりやすくてインパクトのあるタイトルである。日本人の潜在的な願望というか、口には出さないが現実になったら面白いだろうなと、読者に思わせられる部分がある。

 それで『日本以外全部沈没』であるが、もし地球が全人類にとってそんな状態になったと想像する。もちろん生き残っているのは日本人が最大多数であり、日本在住の外国人(もう外国は滅びたのだから難民か)を圧倒している。

 そうなってしまえば、「日本文明」という言葉を捏造しても許されるであろう。公言して憚らなくても問題ないどころか、生き残っている日本人の歴史家と歴史学者の多数派によって追認されるし、それどころか積極的に肯定されていくであろう。当然視される。

 その世界では当然に日本人の価値観と行動様式が支配するのであるから、言葉についても同様であり公認されるだろう。もちろん例えそんな事態になったとしても、日本人がはじめに文明を興したわけでも何でもないのだが、自己肯定と歴史の改竄、美化の作業が行われる。そうなれば本当に地球が『猿の惑星』になるわけだ。トインビーの「衛星文明」がここに重なってくる。

 先生は、映画『猿の惑星』とは日本のことであると解き明かしましたが、『日本以外全部沈没』的状況にならない以上、現実の日本人にとっては地球支配権は手に入らないし、いくら日本が世界だと現実と切り離して思い込んでみたところで、日本は惑星の表面の一部に過ぎない。

 だから日本は『猿の惑星』どころか「猿のプラネタリウム」だ。プラネタリウムの星空を見上げて、この宇宙空間の中で自分達が文明を興して、支配していると思い込んでいる。プラネタリウムの外側では中国とアメリカが仕切っているわけだが、内側からは遮られてしまって、管理者以外は外が見えない仕組みになっている。

 ● 「エジプト文明」は存在しない?

「近代日本文明」と言われても、日本人は何の違和感を感じないまでに定着している。私も先生の本を読まなければそうだった。問題は大きく「近代」(modern)と「文明」(civilizaiton)の2つに分かれるが、「近代」については今回は触れない。

 私が小学校以来習ってきたところでは、文明というのは4つあって、それが「世界四大文明」である、というものだ。

 それはウィキペディアに書いてあるように「メソポタミア文明(チグリス・ユーフラテス川)」「エジプト文明(ナイル河)」「インダス文明(インダス川)」「黄河文明(黄河)」の4つであり、それぞれ大河川付近の地域で発生した、というものである。

 そもそも「文明」という言葉の定義からして明確にあるのかどうかすらよく分からないし、日本語の「文明」が英語の(civilizaiton)と正確に対応しているかどうかも分からない。

文明 – wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/文明

世界四大文明 – wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/世界四大文明

 ところが私が色々な本を読んでいると困惑するのだが、「世界四大文明」で言及される中で「西洋・ヨーロッパ文明」とか「白人・キリスト教文明」、「地中海文明」、「ギリシャ・ローマ文明」などといった記述によく出会う。

 かわりに外されているのは決まって「エジプト文明」である。

 シュメールからの世界最古の「メソポタミア文明」を外すわけにはいかないし、インドと中国はメソポタミアからだいぶ離れている。メソポタミアに影響を受けているにしてもそれぞれ明らかに際立って異質な特徴があり、存立に疑いを容れない。

 翻ってエジプトは現在のイラクと距離も近いし砂漠ばかりで、スエズを挟んでいるといってもたいしたことはない。当時の遊牧民でも軍隊でも十分行き来出来る。「エジプト文明」というのは「メソポタミア文明」から派生した亜種に過ぎないのではないか、という疑問があるらしい。外すとすればエジプトだ(まぁ地中海に面してはいるが)。

 エジプトでよく分からないのはピラミッドだ。

 といってもスフィンクスとか、一生懸命マネしたのであろうボロくていっぱいあるピラミッドもどき群はどうでもいいのだが、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の墓(ほんとかよ)とされる壮大なギザの三大ピラミッドがあるから、オリオン座の位置が当てはまるとかいろんな話があるが、あの意味不明さと謎に惑わされていけない。大ピラミッドを建造するために周辺一帯が砂漠化したという説もあるが、本当なのかどうか。

 ちょっと前にフランスの建築家のジャン・ピエール・フーディンという人が、大ピラミッドが論理的に造れることを発表して、内側から外側に向かって作る建築方法という画期的な新設ということで話題になった。

 一体全体、なにゆえ人類史上最高の学問と世界最新の設計技術を持つ現代人が考えに考え抜いてやっと考えつくような方法を古代人が実践して成功したというのか、いまだに納得いく説明を聞けた試しがないが、それは仕方がない。

 何しろ実際にその手順通りだったかどうか、大ピラミッドを解体出来ないので完全には証明のしようがないから、あくまで説得力のある仮説の1つにとどまるしかない。壁の向こう側に行けないのだから。物理的な壁だけでなく、政治的な壁もある。

 神武天皇陵(うそこけ)や始皇帝陵(水銀だらけ?)と同じで、宗教や遺跡保護の観点で政府が進入や解体を許可しないため、制約や限定がきつ過ぎて考古学調査が遅々としか進まないからだ。一度バラしてしまえば後で修復しても完全には元に戻らない。爆破衝動や発破解体願望に駆られる考古学者は結構いると思う。壊せばいいんだ、権威と一緒に。

 とっても大ピラミッドの場合はエジプトの象徴だからエジプト人の国民感情が破壊を到底許さないが、日本の古墳や陵墓なんかは日本の国民感情に抵抗はほとんどないと思う。木っ端役人とつまらん保守派文化人くらいだろう反抗するのは。偉大だなんてとサラサラ思わないし、尊敬崇拝の念を感じないどころか、普段から意識にのぼらないしイメージすらあまり湧かない。どこそこにあるという論争にも興味がない。漠然と前方後円墳の鍵穴を思い浮かべるだけである。それが平均的な日本人の感覚だろう。青森県のキリストの墓と一緒に全部発掘調査したらどうだ。歴史的に日本人は良くも悪くも、建築物や建造物の偉大さに対する執着が薄いし精神的依存度が薄い。その実そんな対象になるシロモノが無いからだと思う。

 しかしながら、何も私は日本だけを殊更にこき下ろしたいわけではない。日本は伝統的に木造建築が主だったから時間が経過すると腐敗してしまうし、原形を留めて長期間保存するのが難しかったからそういった考えが生まれにくかったのだ……と、一応言い訳を書いておく。何も過去の遺物でなければ価値が低いというわけではあるまい。これからだって造ればいいのだから。

 現在のエジプト人達が、大ピラミッドを誇りに抱き、造ったのが自分達の偉大な祖先である古代王朝だと信じたい気持ちは分かるが、私はかなり怪しいと思う。むしろ大ピラミッドが何らかの理由で先にあって、後から来てその壮大さを崇拝したファラオや神官、人民達が集って王朝を建設したのではないか。

 是非、手段を選ばずに謎を解明してほしい、けど外国人だから何も要求する権利や資格はないが。なんにせよ大ピラミッドがあるからといって、果たして「エジプト文明」があったということには直結しないだろう。しかし「日本文明」があるくらいだったら「エジプト文明」もあるだろう。

 ● 新世界の「古代文明」

 ところで私は「文明」やピラミッドの話題になると、子供の頃にファミコン移植版の『太陽の神殿 ~ASTEKA II~』(開発は日本ファルコム)という、現代の設定のはずなのに異様にシュールでやたら難解なソフトが大好きで遊んでいたことをなつかしく思い出す。多分だが不人気ソフトの部類に入ると思う。

「メソアメリカ文明」の1つで、中米で最後期の「アステカ文明」がサブタイトルに用いられているが、雰囲気でつけたんじゃなかろうか。舞台はユカタン半島のチチェン・イッツァの遺跡なので、世界的にも有名な「マヤ文明」の遺跡群の1つだと思うのだが。アステカ王国は南米の「アンデス文明」最後のインカ帝国共々、スペインの侵略によって征服されことごとく滅ぼされた。その所業許すまじ。

チチェン・イッツァ – wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/チチェン=イッツァ

 子供時代の思い出深いゲームソフトの影響からか、私にとってはエジプトの大ピラミッドなどよりも、チチェン・イッツァの方がよっぽど古代のロマンと魅力を感じるし、行ってみたい。ウィキペディアの項目「チチェン・イッツァ」に写真が載っているカスティーヨというのが一番見事な形で残っているピラミッドであるが、私としては戦士の神殿という遺跡がかっこ良くて好きだ。ちょっと生け贄の習俗ばかりは受け入れ難いのだが。

 それで私は昔から「世界四大文明」に漠然とした疑問を抱いていた。「マヤ文明」どうするの? ということである。はじめから「世界四大文明」は新大陸を除外して考えられているわけだ。梁啓超という人が最初に唱えたらしい。

 もはや「世界四大文明」なんていうものは、現在ではほぼ学説として否定された仮説であったに過ぎない、という文章をよく見かける。確かにヨーロッパ世界をエジプト文明の後継と見るのはいかにも無理があるか。

 そもそも「文明」を無理に一定の数で括ろうとすること自体が無意味ということになるだろうか。「●大文明」に入る数が変わっているのを見掛けるたびにそう感じる。アーノルド・J・トインビーは26もの文明を識別するそうで、それだけあれば「日本文明」もエントリー出来るだろうと思った。

 ● 「日本文明」は言葉として間違いであり、尚且つ日本は文明国である

 先生が学問道場や著書でも繰り返し×「日本文明」(Japanese civilizaiton)(ジャパニーズ・シヴィライゼイション)という言葉など、世界では通用しないということをおっしゃっています。この断定に反感を抱き反発する人は多い。

 この日本国は文明国ではなく、野蛮国か未開国なのか? 日本人は文明人ではなく、野蛮人か未開人だというのか?

 そんなことはない。日本国は文明国であり、日本人は文明人である。日本国が文明国であることと、「日本文明」という言葉が間違っていることは、矛盾しない。

 それはこの「●●文明」という言葉には、「発祥」や「起源」という言葉が隠れているからだ。

「世界四大文明」を例にすれば「メソポタミア(において発祥した)文明」「エジプト(で発祥したとされる)文明」「インダス(を起源とする)文明」「黄河(が起源である)文明」である。

 このように「●●文明」の●●の部分は地名だったり大河川だったりするが、これは表現の仕方の違いで使い分けがあって、例えば「中華文明」と言えば「黄河文明」より古いと言われる「長江(揚子江)文明」も含めた用法だろう。文明が繁栄、発展してくるに連れて影響圏も次第に広がってくるため、河川周辺に限定した言い方だとしっくりこないことがあるからだ。

 だから「日本文明」が無いというのは、「日本(で発祥した)文明」「日本(を起源とする)文明」が無い、ということである。

 もし単に、既に文明がもたらされている地である、という意味で用いるのであれば「日本文明」は正しいだろう。だがそれでは言葉自体の存在意義がない。今現在の地球上に、進んでいるにせよ遅れているにせよ、文明化の波が訪れていない地域など皆無に等しいのだから。国の数だけ「●●文明」が出来てしまう。

「日本文明」がなかったところで、日本が現在も未だに未開の地であるとか野蛮人の地だということではない。日本は「中華文明」の影響を受けて既に「文明化」(civilized)された土地である。「教化」されたとも言っても同じだ。明治維新と敗戦で「西洋文明」の教化も受けた。

 現代日本人は「西洋文明」の影響を完全に受けいれている。影響を認めることに何の抵抗もない。何故ならばマシュー・カルブレイス・ペリーの黒船来航以来、もっと前に遡ったとしてもせいぜい種子島の鉄砲伝来(日本発見)やフランシスコ・ザビエル来日の辺り以来のものであって、それ以前に「日本文明」が成立していたことと衝突しないからだ。

 それが「中華文明」の影響となると事情が異なる。「日本文明」概念と真っ向から衝突することとなる。ここを指摘されるのが嫌だし、感情的に許せないから意地でも「日本文明」で通すことになる。これは日本人の伝統であり防衛本能であり遺伝子でもある。実質的な日本建国の時点で、天皇と神話を作って、日本列島に立て篭もり戦略で大陸に自己主張して対抗したからで、これを今現在でも引き摺っているのだ。このことを岡田英弘先生の学説として副島先生も支持されている。

 ● 岡田英弘先生の「対抗文明」(counter-civilization)(カウンター・シヴィライゼイション)について

 ところで、副島先生の読者でありかつ歴史に興味がある読書人階級の人間であれば気付くことだが、世界基準の歴史学者である岡田英弘先生は「日本文明」という言葉を使う。それで少し混乱してしまう人もいると思うのだが、岡田先生の場合はそこらの「日本文明」派とは言葉の使い方が違うのだ。

 参考までに岡田先生の著書『日本人のための歴史学 こうして世界史は創られた!』から言及箇所を一部引用させて頂きます。読み易いように段落ごとに改行します。ルビは省きます。

 

(佐藤裕一による引用始め)

『ヒストリアイ』と『史記』と『日本書紀』
――歴史はここに始まった

 歴史とは何か

『史記』に始まる中国人の歴史観を論じる前に、先ず一般に、歴史とは何かというところから話を始めよう。

 歴史というものは、単なる「過去に起こった事実の集積」ではないし、また「事実の忠実な記録」でもない。定義すれば、歴史は「人間の住む世界を、時間と空間の両方の軸に沿って、それも一個人が直接体験できる範囲を超えた尺度で、把握し、解釈し、理解し、説明し、叙述する営みのことである。」(岡田英弘著『世界史の誕生』ちくま文庫、三二頁)

 人間の住む世界は、無数の偶発事件から成り立っていて秩序はなく、そのままでは理解しがたい。この無秩序な世界に構造を与えて理解しやすくする解釈が、歴史である。言い換えれば、歴史は言葉であり、決して、外界に存在する実体ではなく、何かの事件が起こった時に成立するものでもない。歴史を創るのは、英雄でも人民でもなく、歴史家である。歴史家が文字を使って世界を記述した時に、歴史が創り出されるのである。その意味で、歴史は思想であり、文化の一種である。

 しかもこの歴史という文化は、世界のあらゆる文明に普遍的に存在する文化ではない。文明には、歴史のある文明と、もともと歴史を持てない、歴史のない文明の二種類がある。歴史のある文明の中でも、自生の歴史文化を持つ文明は、世界に二つしかない。一つは地中海文明であり、もう一つは中国文明である。それ以外の歴史のある文明は、対立する他の文明から歴史という文化を二次的にコピーした、対抗文明 counter-civilization (岡田の造語)である。

(中略)

 こうした地中海文明の歴史の枠組みは、その後、対抗文明であるイスラム文明に借用され、さらにイスラム文明の対抗文明である西ヨーロッパ文明が、イスラム文明から歴史の枠組みを借用して、その上で自分を地中海文明の直系の後継者と主張した。西ヨーロッパ文明の系列に属するフランシス・フクヤマが、米ソの対立・抗争そのものが歴史であり、ソ連の滅亡による東西対立の解消が「歴史の終焉」であると見なすのは、まったくヘーロドトスと「ヨハネの黙示録」以来の地中海文明の歴史観である。
(中略)

 日本人の歴史観

 ヘーロドトスに始まる地中海=西ヨーロッパ型の歴史は、日本に輸入されて変形を受け、いわゆる「西洋史」の原型となった。司馬遷に始まる中国型の歴史は、日本のいわゆる「東洋史」の原型である。もともと枠組みが違うから、「西洋史」と「東洋史」をつきまぜても、一本の世界史にはならない。「日本史」に至っては、「東洋史」とすら無縁だが、これは日本最初の歴史『日本書紀』が創り出した、中国型ながら独特の枠組みのせいである。

 日本の建国は六六八年、天智天皇が近江の京で即位して、最初の天皇となった時であった。それ以前には日本は存在せず、日本史はまだ始まっていない。日本列島の住民が記録に登場するのは、紀元前一〇八年、前漢の武帝が朝鮮王国を併合して、韓半島を直轄領とした後である。五七年、後漢の光武帝が博多の倭人の酋長を「漢委奴国王」に封じて、初めて倭王が出現したが、倭王は中国皇帝の公認を経てなるものであり、二三九年の「親魏倭王」卑弥呼も同様であった。三〇四年に起こった五胡十六国の乱で中国皇帝が消滅した後、三六九年に百済王国の公認を経て、仁徳天皇が難波で倭王となった。これが畿内の倭国の起源である。しかし倭国の王権は、日本列島を統合したことはなかった。六六〇年、唐・新羅の連合軍が百済を滅ぼし、倭国の援軍も六六三年、白村江の海戦で壊滅した。中国による侵略の危機に対抗して、日本列島の多くの種族は天智天皇を中心として結集し、日本を建国したのである。

 建国の動機が中国の侵略に対する自衛運動だったから、天智天皇の弟の天武天皇が命じて編纂が始まった『日本書紀』も、対抗文明の歴史らしく、『史記』に始まる「正史」の枠組みを全面的に採用しながら、中国からの影響を完全に否認している。日本建国の年代を、百済の滅亡の翌年六六一年辛酉(「辛酉革命」)から一千三百二十年前の紀元前六六〇年辛酉に置き、日本列島はその時以来、常に天皇のもとに統合されていたとする。一千三百二十年は、後漢の鄭玄の理論では文明の一サイクルの長さである。『日本書紀』がこのサイクルを採用したのは、『史記』の、黄帝に始まり紀元前一〇四年に終わるサイクルという、中国史の枠組みの換骨奪胎である。しかも仮想の日本建国者・神武天皇から、皇統は万世一系で『日本書紀』編纂当時の天智天皇・天武天皇兄弟までつながるとしている。これは「正統」の日本版である。

 このように、『日本書紀』は、構造は中国型だが、記述の目的は、中国史とはあい容れない、日本独自の「正統」を主張することである。日本が建国以来千二百年、ついに中国と正式の国交を持たず、明治の開国まで鎖国を貫き通したのは、『日本書紀』が創った日本文明のアイデンティティが反中国を性格とするものだったからである。『日本書紀』の枠組みを継承した「日本史」が、「東洋史」とも「西洋史」ともなじまないのは当然である。

 司馬遷の『史記』は、『日本書紀』の枠組みを通して、日本文明の独自性という形で、現代日本人のアイデンティティに影響を与え続けているのである。

(佐藤裕一による引用終わり)(『日本人のための歴史学 こうして世界史は創られた!』岡田英弘著、ワック出版刊、2007年5月24日初版発行、37、38、44、48~50頁)

 

 ● 「対抗文明」と「対抗文化」

 このように「対抗文明」は岡田先生の造語であり、「自生の歴史文化を持つ文明」と「本来歴史のない文明」の間にあって「対立する他の文明から歴史という文化を二次的にコピーした対抗文明」という歴史学の観点から見た用語である。「日本文明」は「中国文明」に対抗して後からつくった、ということであって、古代のことに理解が限定されてしまいがちな「文明」概念に、時間軸を導入して正しく把握している、ということだ。誰か岡田先生に対抗出来る学者はいるのか。

「対抗文明」は、前述のアーノルド・J・トインビーの「衛星文明」とも近い。影響圏から抜け出せ切れない、という意味においては「衛星文明」は実情を示していて上手いといえば上手い。

 だがやはり「対抗文明」の方が概念として上だろう。それは「対抗文明」には伝染元の文明に対して、自己主張と反感・反発・対抗意識がある、という点を見事に表現していて優れているからだ。それで自作・自前の歴史と文明を創ろうとする先人達の涙ぐましい努力があるわけだ。

 日本人はそれほどまでに中国の文明圏に属するということ自体が嫌なのである。朝鮮半島の檀君神話を作るのと同じだが、日本は民族神話を作って信じ込むというか思い込み、しかも作った経緯自体をも忘れるということにかなり成功してしまった。これで喉元過ぎれば忘れっぽいという国民性が出来上がっていったのだろう。

 このように日本の場合、神話『日本書紀』を作って、はじめから「中国文明」に属していないことに、してしまった。建前上。なのに中華文明圏から脱け出そうと知識人や学者がもがいている。脱け出そうと努力しているということは、つまり日本は中国文明圏内にいるということなのである。今更、遡り民族神話を新たに捏造したところで状況は変わらない。

 今でも世界では文明ごとにそう規定されると副島先生が言っていることの意味を考えるが、かなり難しい。世界が「西洋文明」に席巻されて統一の「世界文明」が出来るかと思ったのだが。

 私としては、「対抗文明」としての「日本文明」という用語法であっても、現在のところは賛成出来ない。いちいち「私がここでいう日本文明とはあくまで対抗文明としての現代日本人の対抗意識を表現する意味合いで使用しているのであって云々」などと、とてもじゃないが煩わしくて断っていられないし、「日本対抗文明」などという言葉を使うのも変な違和感がある。「日本衛星文明」ではあまりに自虐的過ぎる。「対抗文明」概念は重要だが「日本文明」は使わない、というのが現時点での私の判断である。

 とにかくあまりに奇異なのだ「日本文明」では。中国と日本、文明は同じだけど文化は違う、それでいいじゃないのということだ。文明が共通だからといって国も同じでなければならないという道理はない。文明は文明、国は国である。どうしても中国に吸収合併されるという恐怖や自衛本能が働くのだろう。

 それで岡田先生以外の大多数の「日本文明」派では、「起源」「発祥」までは言わないにしても、「単一」「固有」「独自」といった言葉を主張する場合も出てくる。いまいち「日本文明」の出自に自信が持てないものだから、こういう単語が頻出するようになる。

「日本(固有の)文明」「日本(独自の)文明」というわけだ。これはもちろん、副島先生によって既に「日本文化」(Japanese culture)(ジャパニーズ・カルチャー)のことであると何度も確認されている。日本にあるのはその実「対抗文化」、カウンター・カルチャーだ。意識面だけでは「対抗文明」なのだが。

 まずもって「固有」とか「独自」などという表現がなされるに相応しい言葉といえば「文化」であって、「文明」は歴史観を除けばそういう表現を必要としない。「固有の文明」とか「独自の文明」とか言ってみても仕方ない。

 だいたい日本列島を起源として発祥した単一で固有で独自の文明があるのならば、何故自分達だけで創り出した文字が無いのだ。現に普段使っている文字は「漢字」、つまり中国語の輸入拝借であって、ひらがなもカタカナも漢字を参考に崩して作ったものである。外の世界から見たらそうとしか見えまい。最初に漢字を作ったのは実は日本人であるという主張もあるらしいがお好きにどうぞと言うしかない。

 ……文明の話になるとどうしても歴史の話になるし、岡田先生を抜きにしての議論など成り立たないので引用したのだが、本格的に岡田先生の話を採り上げると全編そればっかりになってしまうので、このくらいにしておく。梅棹の『文明の生態史観』の読書感想文のつもりが、岡田先生の話に逸れてしまった。

 結論。

 日本で発祥したのは「日本文明」ではなく、「近代日本文明ヴァイラス」に感染してしまって、ありもしない「近代日本文明病」が発症しただけの話である。

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/10/23 21:00

【53】阿修羅掲示板から転載「小沢問題があぶり出す「恐ろしい国・日本」の仕組み(誰も通らない裏道)」

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 阿修羅掲示板から転載貼り付け致します。

(佐藤裕一による転載貼り付け始め)

小沢問題があぶり出す「恐ろしい国・日本」の仕組み(誰も通らない裏道)
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/916.html
投稿者 判官びいき 日時 2010 年 10 月 21 日 18:16:48: wiJQFJOyM8OJo

http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/

昨日、弘中惇一郎弁護士が小沢一郎の弁護を引き受けるというニュースが流れた。これは久しぶりのグッドニュースだと思う。なによりも、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」とばかりに、やりたい放題やっているメディアに対して一定の歯止めになるだろう、、、

その数日前には、小沢一郎側が申し立てていた強制起訴議決の執行停止を東京地裁がアッサリと却下した。私はこのニュースを見て、「やっぱりこの国は恐ろしいナ」と改めて思った。というのも、この決定を下した裁判長に検事の経歴があることをネットで知ったからだ。http://www.google.co.jp/gwt/x?q=川神裕&resnum=2&ei=mpPNS5CdOoi87APmjsDPAQ&sa=X&oi=blended&ct=res&cd=2&hl=ja&source=m&rd=1&u=http://www.e-hoki.com/judge/849.html?hb=1

かねて私は当ブログで「日本は北朝鮮などとは比べものにならない、高度に洗練された独裁国家である」と主張してきた。その日本的独裁のエッセンスは民主主義の皮をかぶっているという点にある。したがって、一見するとすべての事柄が民主主義的な法手続きに則って行なわれているように見える。が、実はその随所に巧妙な罠が仕掛けられているのが日本的独裁の特徴だ。

総理大臣を目前にした有力政治家でさえも、罪を捏造することで権力の座から引きずり下ろすことができる国・日本。しかも、最終的に検察が起訴できなくても、法律に則って選ばれた(年齢不詳の怪しげな)一般人が「起訴するべき」という議決を出せば起訴されてしまう国・日本。

「いくらなんでもこれはおかしいだろう」ということで、その議決の停止を求めても、法律に則って(元検事、つまり検察の身内である人間が)それを却下する国・日本。一見すると、すべては法手続きに則っているが、そのすべてに作為がある。だが、民主主義的な手続きを踏んだ結果なのだから小沢は政治家を辞めるべきだと主張するメディア。しかし、そのメディアが流す情報は権力と一体化した記者クラブによってしっかりと統制されている国・日本。

見事といえばこれほど見事なシステムはない。しかし、だからこそ国民はまさかこの国の本質が独裁であるとは思いもしなかった。ゆえにこのシステムによって被害を受けた人や少しく疑問を持った人たちでさえ、「これでは民主主義国家とは思えない」という民主主義を前提とした感想を述べるしかなかった。しかし小沢問題は、完璧なシステムに隠れている独裁の罠のありかを逐一国民に教えてくれる。その意味では、小沢一郎氏には大変申し訳ないが、今回の氏をめぐる一連の問題は非常に有意義だと思うのである。

(佐藤裕一による転載貼り付け終わり)

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/10/22 22:59

【52】植田信氏公式サイトから転載「戦後世代の時代が来ても、なぜさっさと対米従属を終わらせることが出来ないのか」

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 植田信氏公式サイトから重要な投稿文章を転載貼り付け致します。

(佐藤裕一による転載貼り付け始め)

戦後世代の時代が来ても、なぜさっさと対米従属を終わらせることが出来ないのか 投稿者:ウエダ 投稿日:2010年10月22日(金)16時24分17秒 編集済
 こんにちは、皆さん、植田です。

 今週の最大の旬の話題は、羽田国際空港の開業もありますが、為替レートでした。
 今週は、かろうじて81円の前半に踏みとどまりました。
  ドル(円)81.09-81.12±0.00(22日、15:19)

 瞬間風速では、今週はロンドンでも、ニューヨークでも、東京でも80円台に入りました。
 きょうのところは、ただいま韓国で開催中のG20の結果待ちです。
 その結果次第で、来週はいよいよ80円台に入り、それが常態になるか、というところです。

 さて、話題は変わって、戦後世代に期待する、というさきほどの続きです。
 何を期待するか。
 といえば、もちろん、さっさと対米従属を離脱して、日本を普通の主権国家にしよう、です。

 実際に戦争をした世代には、無理でした。
 敗戦は彼らの現実であり、それゆえに東京裁判も現実でした。
 日本人の戦争は間違っていた、と。
 だから、憲法9条は当然である、となりました。
 おまけに、丸山真男は、憲法9条は世界で最先端の憲法であると主張しました。日本は世界に先駆けているのであり、やがて世界が日本に追いついてくる、と。もちろん、アメリカ軍に保護された中での主張ですから、「天皇無責任体制」の指摘とは異なり、誰も真面目に受け取りませんでしたが、しかしそれにしてもここまでの居直りの姿勢は見事と言うしかありません。この点では、丸山氏は、ルーピー鳩山由紀夫氏など霞んでしまうほどのルーピーぶりを発揮しました。

 しかし、丸山氏も1996年に死にました。
 だから戦前の世代のことをあれこれ言う必要は、もうありません。
 死んだ人は、あの世で、この世の出来事を静かに見守ってください、チーン。

 だから、戦後世代なのですよ、期待できるのは。いや、するしかないのは。
 で、不思議なのは、この世代はなぜ今も日本を普通の主権国家にしないのか?
 さっさと憲法9条を改正して、駐留米軍にご帰国してもらわないのか。
 そうすれば、アメリカがなんだかんだ、という議論も必要もなくなるだろうに。

 反米だろうと、嫌米だろうと、親米だろうと、戦後のすべての日本人のアメリカ問題は、安保・吉田体制の中での話です。だから、アメリカに対する自分の立場がどうであろうと、日本の社会体制そのものがすでにアメリカに従属している中での話です。
 このことをまったく気にせずに、戦後の日本は独立・自立した主権国家であると考えてきた戦後世代がいるとしたら、今度の尖閣諸島・漁船衝突事件は少しばかり目覚まし時計になったかな。
 中国は、また監視船を巡回させています。もう彼らには尖閣諸島は中国の領土である、という認識でしょう。その証拠に、日本は自分の非を認めて、船長を釈放したではないか、と。
 「それでもまだ日本が尖閣諸島は日本の領土だと言い張るとしたら、日本の傲慢だ」、という論理を組み立ててくるでしょう。

 戦後世代は、この中国の論理に押されるのか、押し返すのか。
 それをするには(押し返すには)、アメリカがなんだかんだ、という以前に、憲法9条の改正と、集団的自衛権の行使の公認が不可欠ですが、なぜ戦後世代はこれをやらないのか?
 私には、戦後史の大きな謎です。

 で、この問題をよくよく考えた結果、私は、原因は、軍隊の問題、あるいは武力の問題にあるのではないと結論しました。
 戦前の日本を振り返れば、日本人と軍事は、あまりに親密でした。
 だから、いったん戦後の日本人が軍事の公認に踏み切れば、たちまち軍事力と仲良くなることは請け合いです。
 だから、問題は、軍事そのものではなく、なぜ自分でそれを公認しないのか、です。なぜ自制しているのか。

 日本人はここらでストア主義者に変貌したのか。
 人生の幸福は、禁欲にある、と。
 だから自分の軍隊を持たないでいることは、主義主張としての幸福の獲得となる、と。

 それは冗談ですが、私が見つけた答えは、戦前とのバランスです。
 戦前の日本人が軍国主義という非道をしたのであれば、それにバランスが取れるまでは戦後の日本人には、軍事の公認はできないだろう、と。
 だから、それまでは、とにかくなんであれ、日本問題はアメリカ問題である、ということになります。これは、誰が考えてもそうなります。日本の安全保障を管理しているのは官邸ではなく、ワシントンですから。
 あとは、アメリカに好感を持つ人は親米の発言したり、反感を持つ人はアメリカをくそみそに言ったりすることになりますが、基本は同じです、戦後の私たちは全員吉田茂体制という「対米従属丸」に乗っています。

 だからアメリカは冷戦終了後に国際戦略を変えましたが、ーソビエトが消滅した以上、ごく当然の変化ですー、日本人には何の変化もありません。アメリカに保護されたままです。

 戦後世代はどうしちゃったのか?
 大いに気になるところです。

 対米従属は、もう、永遠にどうすることもできないと、戦後世代は、全員、ふて寝することに決めたのか。
 だから、政権交代という国内問題がやっと解決した途端、政治主導の脳死ぶりが明らかになった、というわけでした。民主党が元気だったのは、もともと権限のない霞が関官僚からその権限を奪うという事業だけでした。それが終わったら、脳死です。

 で、以上の話題、ここで終わると、愚痴です。
 自然理性人が、話題を愚痴で終わらせてなるものか。
 さて、ここからが本論です。

 なせ戦後世代は、ふて寝をするしかないのか、と行きましょう。
 なぜ脳死してしまったのか、と。

 今や「故」という冠詞を付ける必要が出てきた小室直樹氏ですが、戦後の日本のことを「アノミー」と名づけました。昭和天皇が人間宣言をしたことで、権威がなくなり、日本人は頼るものがなくなってしまった、という事態です。もちろん、精神的支柱がなくなった、という意味です。
 これはいかにアメリカ軍が日本国の安全を保障してくれても解決できない問題です。日本人の精神の問題ですから、ここにはアメリカの軍事力はタッチできません。

 で、私は、それは「アノミー」というなまやさしいものではなかった、と最近思います。
 菅政権の脳死ぶり、国会審議のお通夜ぶりを見て、あれはアノミーなんてものではなく、戦後日本人にとっての、文字通りの「神の死」だったのだ、と。
 自分が最も大切にしていたものが消えた以上、ふて寝するしかなくなってしまったのも当然です。
 アメリカ軍が日本に駐留するもしないも、どうでもいい、と。
 精神の支柱が折れてしまったのだから、もうあとはどうでもいい、と。

 では、戦後の経済高度成長とは何だったのか。
 といえば、あまりに大きな喪失感を忘れるために、他のことに夢中になっただけのこと。
 つまり、一種の精神安定のための一心不乱の行動だった、と。
 だから、高度成長してしまったあとは、虚脱感に襲われ、デフレ時代の到来、と。

 まさに昭和の時代が終わったとたんに「デフレ」時代が始まりました。
 虚脱感が支配する時代です。

 ということは、戦後世代も、要は、律令理性の世代だったのか?
 そこまでアマテラス神話の信者だったのか?

 そうではないと、戦後世代が言い張っても、事実が証明しています。
 戦後世代も、アメリカを頼るしかない、という事実です。
 自前で自国を守ることが出来ない精神。
 精神の支柱を失っている結果です。

 ではどうしたらいいか。
 自然理性人になれば、事は簡単ですが、しかし、西洋人が自然理性人になるには、2000年がかかりました。
 これを明治からの150年で達成できるか、といえば、到底無理です。だから、無理なことを現実が証明しています。
 「経済成長して、先進国に追いつけ、追い越せ」とはわけが違う問題です。

 戦後世代には、この問題が気づかれていませんでした。
 いや、私も、やっと気がついた次第です。
 菅政権の脳死ぶりを目のあたりにして。

 「脱官僚」問題が終わった後、「脳死」問題が浮上しました。
 日本人の精神の支柱が折れている、という問題です。
 それゆえに、戦後世代の時代が来ても、対米従属を如何ともしがたい事態が続く、と。

(佐藤裕一による転載貼り付け終わり)

 植田信氏公式サイト
http://www.uedam.com/

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/10/21 20:59

【51】阿修羅掲示板から転載「勘が鈍いエリートを大量生産した日本社会=検察・マスコミの妄想執着症候群(太陽光発電日記)」

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 阿修羅掲示板から転載貼り付け致します。

(佐藤裕一による転載貼り付け始め)

勘が鈍いエリートを大量生産した日本社会=検察・マスコミの妄想執着症候群(太陽光発電日記)
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/888.html
投稿者 判官びいき 日時 2010 年 10 月 21 日 09:54:44: wiJQFJOyM8OJo

http://yokotakanko.cocolog-nifty.com/blog/
多くの人間が”政治と金”という言葉を聞いて思い浮かべるのは、”勧善懲悪ドラマ時代劇”のお約束である私腹を肥やす悪代官と悪徳商人の構図であり、公共工事の受注業者が政治家に大金を与え、工事受注で便宜をはかってもらい税金で払われる工事代金から不当な利益を得る構図だと思います。

しかし、現実的に考えたとき、実際の政治がそんなもので動いているかというとはなはだ疑問です。旧知の工事業者が不景気で四苦八苦している姿に胸を痛め、なんとか力になれないかと情をかけることはあるかもしれません。しかし、私腹を肥やすために公益を害するような”勧善懲悪ドラマ時代劇”の登場人物みたいに、我田引水で行政選択を歪めるような政治家が存在していると本気で思い込んでる人は、正直いって安っぽいテレビ番組の見すぎじゃないでしょうか?

本当に私利私欲の塊の政治家ならば、人望がないので十分な支援は集まらないでしょうし、工事業者にしてみても、バブル崩壊後の失われた10年には、粗利率15%~20%くらいのところで戦っていて、20億30億の工事の受注のために、役に立つかどうか分からない献金を1億も出すというのはありえなく、いかにも現実離れした話です。

こうしたマスコミ・検察のストーリーを冷静に見てみると、逆に、彼らが現実の社会といかにかけ離れた生活感覚をしているかということがよくわかると思います。本当は冤罪でありながら、司法の面子のために有罪にさせられた鈴木宗男さんの事件、ますます冤罪であることが露呈しつつある福島県知事の事件なども、現場感覚がなく、デスクでテレビばかり見ていて現実ばなれした妄想を肥大させているマスコミ編集幹部と、同じく司法以外の社会経験ゼロで、生きた社会常識が欠如した両者が、タッグを組んだために創作された”妄想ストーリー”の賜物だったんじゃないでしょうか。

反社会勢力が流したガセネタが一人歩きして、あたかも公共工事受注の見返りのやみ献金が存在しているかのような妄想が連日刷り込みされている小沢氏の政治資金めぐる”陸山会事件”なんか、単なる会計処理の期ずれをよくここまで一大汚職事件のように印象誘導できるものだと空恐ろしさを感じてしまいます。

最近の日本では、なぜこんな馬鹿げたことがまかり通る社会になってしまったのか?・・・といいますと、暗黙知が欠如したいわゆる”勘が鈍い人間”がエリートになれ、でかい顔をできる社会構造になっているからにほかなりません。平面的な情報知識の記憶能力とつじつまあわせの能力しかない人間でも、有名大学の入学試験に合格すればエリートになれ、おとなしくエスカレーターに乗っているだけで権力中枢にまつりあげられていく・・・、一面の評価基準でしかないはずの入試成績を、極端に偏重する社会構造。そうした片手落ちの構造が生んだ当然の帰結が、現在の日本の姿なのだと思います。

たちが悪いことに、司法にしてもマスコミ編集幹部にしても、”スーパー”がつくほど勘が鈍くて、世間知らずの自分の無能さに無自覚で、絶対に自ら非を認めることはありません。現実社会は、勧善懲悪ドラマ時代劇のわけがないのですが、自分の優位性の証である、平面的な論理整合性の要塞にこもりながら、自らの非を省みることなく、現実離れしたストーリーを強引に押し通しています。

そして、日本の未来を背負う有能な政治家を、ちんけな司法公務員とか、大新聞編集幹部とかの体面を守るためのいけにえにする、という大罪をおかしているわけです。彼らは訳知り顔でよく言います!収益を日々追求する事業経営者が見返りがないのにそんな大金を払うわけがない!と・・・たしかに損得勘定で生きている彼らの周りの人間には、見返りがないのに大金を献金する人間はいないかもしれません。しかし、現実の世界では、義侠心に駆られ、意気に感じ、見返りを求めず大金を寄付する人が、実際に存在するんですよ。

ある意味ではエリートといわれる彼らが、政治家の心意気に感じ、私財をなげうって支援するという、無償の行為の存在を疑問視するような、狭い了見の持ち主でしかないというのは残念なことです。人間はいつかはかならず死にます。限りある命を実感できるからこそ、損得勘定を越えた無償の行為に、永遠の価値を見出せたりするわけです。自らが無に帰する宿命を悟った人間であるからこそ、もうひとつの命である”こころ”を未来につなぐリレーに、生きた証を託そうとするものです。

日本の風土の中で、何千年と紡がれてきた民族の”価値観”を喪失し、エリート面した勘が鈍いKY連中が、あらゆるものを損得勘定の論理整合性の中に塗りつぶしていく様は、日本人の血を引き継ぐものとして容認しがたいものがあります。

現場経験がない人でも、”勘がいい”人間というのは、畑違いのことでも、根本をとらえる能力に優れているものです。ですから、現場経験がない=無能というつもりはありません。しかし、問題は、エリート面した”勘が鈍い”連中が、その偏狭なプライドゆえ、間違った自説にこだわり、世間に多大な迷惑をかけまくってるということなんです。情報知識の記憶力が優れていても、理屈のつじつまあわせに優れていても、勘が鈍い人間は、一言・・”使えねえ!迷惑!”に過ぎません。

すでに多くの人生の達人は見抜いてます・・・”政治と金で汚染された古い金権政治家”レッテルをはられ、袋叩きされている”小沢一郎”とクリーンと連呼している市民派を気取る政治家と、どちらが”人間としての精神の潔癖さ”をたたえているか?マスコミお勧めの市民派政治家のほうが、人間としてよっぽど腹黒くダーティーであるという皮肉な現実はマスコミが唱える”クリーンな市民派”という言葉の空虚さを如実に伝えてくれます。
 

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コメント
01. 2010年10月21日 11:02:09: kiYgKEPYGM
太平洋戦争は軍務官僚が先導した、今文官官僚が先導している。検察を先頭にたてて。それと税務署。権力の源泉だ。それに警察、裁判所がぐるとなって支える。根は深い。小沢さんも政治家なら分かっていたとおもう。もっとうまく崩せなかったのか。小沢さっを支える諸葛孔明が望まれる。こんど決めた弁護士がその役を担ってほしい。

02. 2010年10月21日 12:54:46: EW6OfI5HdY
執筆者様にまったく同感です。日本人は戦後外交・政治はアメリカ様にお任せしてきたせいか、政治のセンスを全く磨けないできたということがここに至って明らかになってきました。外交・政治は生身の人間を知り抜いてこそできることです。今の民主党の中心にいる人たちは、自分の狭い了見で他人を見ることしかできない人たちだと思います。
小沢さんに献金するのは小沢さんを見込んでのこと、見返り欲しさだとしか考えないのは、自分がそこまで評価されたことがないからわからないのでしょう。
小沢さんは中国の習近平氏が天皇に会えるように尽力し、中国の次期首相となるはずの方とも親交を結んでこられたとか。息の長い先を見た外交ができるのは小沢さんだけです。年齢からいって、仙谷氏も菅氏も小沢さんよりそう若いわけでもないのに、彼らにはそういう蓄積は全くないようです。昔、寿岳彰子さんが中曽根康弘氏のことを「カンナ屑を燃やすようなペラペラな人間」だと言ったことがありますが、まさに菅・仙谷両人にもあてはまることです。早く燃え尽きて灰になって吹き飛ばされていって欲しいものです。

03. 2010年10月21日 17:10:12: 9SbwCldWiI
 公務員は採用の時から階級社会。上のものに疎まれたら特権階級には上がれない。いつも比較され、競争で一番にならなければいけない、と思い込まされてきた人たち。出世しないとお母様や奥様もうるさいことだろう。今の世の中変だ、と思う人がいたとしても、批判なんてとんでもない。そんなこと、とても口に出来ない。個人情報もしっかり握られている。公務員の世界は独裁国家と同じなのだ。
 おまけに上級公務員の世界に苦情を言うお客様はいない。一般庶民を相手にしているのは自分とは縁のない、遥か下の階級。世の中のことなど分かるはずもない。階級社会だから上級公務員は若いときからちやほやされ、自分はとても偉い、と勘違いする。
 そんな人たちに対してエリートのお仲間でない政治家が、公務員改革を進めようとしたらどうなるか。俺様にたてつく者は犯罪者だ、と心の底から思うことであろう。小沢氏を叩くのは、ほとんど宗教と同じレベルになっているのではと考える。

(佐藤裕一による転載貼り付け終わり)

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/10/20 21:01

【50】「判検交流」を法改正で全面禁止せよ

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 阿修羅掲示板から投稿文章「〔小沢失脚〕東京地裁の「川神裕」裁判長は元・検事である!(低気温のエクスタシー)」を転載貼り付け致します。

 コメント04番氏の意見に賛成する。アメリカの司法制度も考えて迷っていたが、もうこれで嫌という程はっきり分かった。「判検交流」は、法律を改正して禁止すべきだ。日本の前近代司法の現状では到底うまく作用しない。有害無益、百害あって一理なしだ。司法腐敗の諸悪の根源の1つである、法務検察支配の現場における最たる手段がこれだ。裁判所が法務省の出先出張所に成り下がっている。

「判事から検事」に転出するのはまだいいとしても、逆の「検事から判事」になるのは改正法をもって、今後一切の例外なく全面的に禁止しなければならない。法務省の運用方針上の措置で控える、などという生温いことでは駄目だ。

 現在の「検事出身判事」「検事経験済判事」には、検事に戻るのか、判事として残るのかを選択させるようにせよ。最高裁判事にも検事から任命するのを禁止しなければならない。

 故・小室直樹先生によれば、検察官(原告側公選法廷代理人)を裁くのが近代刑事司法である。裁判所は被告ではなく検察官を裁く。その裁判官が身内同然の元検察官では、日本人の性格からしてどうしようもない。

 ところが検事出向組の判事がいなくなると、最高裁の動向ばかり仰ぎ見るヒラメ裁判官が、硬直化した組織に大量に残ることになる、という何とも情けない懸念が発生する。それについては「判検交流」とは別問題である、最高裁事務総局支配を、法改正によって制度ごと抜本的に変更しなければならないだろう。裏金プール問題追求と合わせて大胆かつ大幅な刷新が必要だ。

 それにしても日本の最高裁は酷すぎる。権威失墜どころか、そのじつ何の権威もない。一体全体、何の仕事をしているのか。却下の紙ペラ一枚送付するだけなら、どんな引き篭もりにも出来るだろう。高裁と最高裁は地裁から上がってきた書類審査しかしない、それで当然、などというふざけきったことをやっている。これで日本に失望と無気力が蔓延するのだ。

 しかしながら、いくら日本の裁判所が悲惨すぎるからといって、行政側である法務省が司法側である裁判所を上から押さえつけ牛耳っていいわけはない。法務検察による司法支配は許されるべきではない。給料も法務省から出ないようにすべきだ。

 そのためにまず裁判所を法務検察支配から解放してやり、それを実行した後で改めて本格的な司法制度改革を法改正によって着手すべきである。陪審員でもなんでもない裁判員制度などは目くらましの小手先改革でしかない。

 それでは阿修羅掲示板から転載貼り付け致します。

(佐藤裕一による転載貼り付け始め)

〔小沢失脚〕東京地裁の「川神裕」裁判長は元・検事である!(低気温のエクスタシー)
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/765.html
投稿者 らくだ 日時 2010 年 10 月 18 日 22:31:59: bZcL6nRNDZWPQ

http://alcyone.seesaa.net/article/166186285.html

岩上安身(ジャーナリスト)
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/27728920607
なるほど。検察審査会は、最高裁が所管。判検べったり。

☆小沢元代表 強制起訴の執行停止却下 即時抗告の方針
(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101018-00000098-mai-soci

http://www.asyura2.com/10/lunchbreak43/msg/269.html

民主党の小沢一郎元代表が自身を政治資金規正法違反で強制起訴すべきだとした東京第5検察審査会の起訴議決の取り消しなどを求めた行政訴訟に絡み、東京地裁(川神裕裁判長)は18日、判決が出るまで強制起訴手続きの執行停止を求めた小沢氏側の申し立てを、却下する決定を出した。

(略)

検察官役の弁護士を指定することについての「仮差し止め」も却下した。

《データー》

http://www.e-hoki.com/judge/849.html?hb=1

川神裕

所属:東京地方裁判所部総括判事

異動履歴

H.22. 4. 1 ~       東京地裁部総括判事
H.18. 4. 1 ~ H.22. 3.31 最高裁上席調査官
H.17. 4. 1 ~ H.18. 3.31 最高裁裁判所調査官
H.14. 4. 1 ~ H.17. 3.31 大阪地裁部総括判事
H.10. 4. 1 ~ H.14. 3.31 大阪地裁判事
H. 5. 4. 1 ~ H.10. 3.31 最高裁裁判所調査官
H. 4. 4.13 ~ H. 5. 3.31 東京地裁判事
H. 4. 4. 1 ~ H. 4. 4.12 東京地裁判事補、東京簡裁判事
H. 1. 4. 1 ~ H. 4. 3.31 福岡地・家裁判事補、福岡簡裁判事

S.62. 4. 1 ~ H. 1. 3.31 検事

S.60. 8. 1 ~ S.62. 3.31 最高裁行政局付
S.57. 4.13 ~ S.60. 7.31 東京地裁判事補

 

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コメント
01. 2010年10月18日 22:59:33: CHUHCA6muA
こりゃ駄目だ。
建前上の3権分立という病巣をはっきりさせただけ。

02. 2010年10月18日 23:11:30: LT1dnnkPFA
私も、そう思う。
この裁判官では、アカン、ということを、

裁判所首脳は、考えなかったのでしょうか。

検事経験者をもってくるとは、信じられないミスだ。

法的理由は、妥当だが、世論がどう観るか、検討しなかったのでしょうか。

これは、問題を起こすね。

03. 2010年10月18日 23:39:20: g3SMprqdyU
シナリオ通りになんとしてでも、作っていく。怖いね~、日本という国。
今まで何人の冤罪者を作り、死刑にしていったのだろう。

04. 2010年10月19日 00:34:39: jfFAZGb6iI
「ブルータスお前もか…」の心境ですね。
もうこうなったら、どこまで腐っているかトコトン見せてもらおうじゃありませんか。
とりあえず判検交流は違法としなければなりませんな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/判検交流

05. 2010年10月19日 01:26:31: z621O3EtxE
この裁判官の名前を皆できちっと後々まで覚えておき、その他の売国奴のリストに加えて措きましょう、世の中はちょっとしたキッカケでどう転ぶか分かりません、その時が来たらキッチリ制裁を加えてやろうではありませんか。

06. 2010年10月19日 02:04:58: o6BKrDIEj2
 この川神裕なる裁判官をもってきたのは、絶対に上のミスじゃない。連中の思惑通りにやるための、適材適所の人選だ。汚れ仕事にうってつけの人物をもってきただけだ。これでどんな卑劣な結果を出そうとも、小沢氏も運が悪かったで済ませることもできる。裁判所全体が独裁体制の中で腐敗しているわけじゃないというポーズをとりたいのだと思われる。
 しかし、本質はロッキードのときと同じ。検察は一体だ。裏金問題を葬り去る(裁判所も検察に接待されていた)ため、現在の米属国体制を守るため、奴らは小沢失脚までひた走るつもりだ。

07. 2010年10月19日 02:56:22: MzJ9MXsBEc
寒気がする。小沢抹殺のストーリーらしいが、裁判所には憲法に忠実たれとまず言いたい。

08. 2010年10月19日 07:27:58: oZXeaJPEaU
日本の裁判所はアメリカ管轄下ですからw
例の日米安保条約は憲法違反判決がアメリカの意向によって
覆った。

09. 2010年10月19日 07:51:35: VkVkCMw7Qg
こんなやらせの八百長試合を認め、崩そうとしない、組織の不正義をどうやって崩壊させるか。馴れ合い、組織防衛、利権確保・・官僚手口の打破をされちゃ困るからな、なんて薄ら笑いが見える

10. 2010年10月19日 09:49:48: p75dV2wG02
決議書がミスだけの件を考えると、裁判所が一番ずさんな気がする。違憲丸出しの国民審査制度(実効性皆無)に守られ、違法性の上にあぐらをかいた権力者はどこの時代でも腐敗する。

11. 2010年10月19日 12:46:42: caZikWRvVs
皆、どんどん裁判所へ圧力掛けようよ!

12. 2010年10月19日 14:15:12: BADNg89Moc
これが日本国の内実。いままで、法治国家と思い込まされていただけの話。権力者にとっても危機状況でメッキが剥がれてきただけだ。せめて、思いを裏切られたことに対する民衆の怒りの激しさだけが救い。

13. 2010年10月19日 14:18:39: BADNg89Moc
もう強制起訴で有罪を下す裁判官も決まっているだろう。ヤメ検。法律や裁判に期待してもはかない片想いにす過ぎないことは、鈴木宗男事件で証明済み。

14. 2010年10月19日 16:43:55: r7tigk2mVg
いっそ、オランダ辺りの裁判官でも入れてくれ!

15. 2010年10月19日 16:48:19: O70yqRQHLM
こりゃだめだろ!
どなたか東京地裁のTEL番号FAX番号を
教えてください!

16. 2010年10月19日 18:14:58: XE2ZOxaTjU
米軍にもう一度出て来てもらって東京裁判やったら?
被告は今のクズ裁判官全員。無罪か死刑の二択でいいよ。
さんざん神様気取りで判決ごっこに興じたし、税金で酒池肉林の生活できたし、家族にもうなるほど蓄財したし、思い残すことはないだろう。

17. 2010年10月19日 18:24:15: JNt4FPkdeY
小沢は、今の弁護団の中に、弘中弁護士を入れるべき、ないし、弘中弁護士の編成による新しい弁護団を早急に結成すべきだよ。小沢さんもお人よしだよ。言い換えるならば、馬鹿。(笑)これも、仁義を重んじるから故の?然し、そんな、場合じゃないだろう!きずけよ~!小沢よ!このまま、売国奴らの策謀に、葬られるつもりかい?お前は、お前だけじゃないのだ~!日本国民の幸せが掛かっているのだ~!しがらみは、捨て、大道を選択せよ!俺だって、大道を重んじるからこそ、弘中さんを推薦しているのだ!

18. 2010年10月19日 19:40:26: dz4Kfforc6
裁判所は昔から検察の天上がり?になっている部署なので裁判所に期待しても無理のようです。
起訴されたら90数パーセントが有罪判決になるのも一体となっているからだと思います。
地裁で裁判長が無罪を出すと大概の人が地方に飛ばされ出世の道がかなり遠のくそうです
地方から戻ってからも無罪を出すとまた飛ばされると思うとなかなか無罪判決は出せないと言います。有罪にして高裁に判断をゆだねた方が無難な決断と言います。
裁判所に本当の正義何ってないと思った方が良いと思います。
小沢事件、村木事件のでっち上げ
三井環事件、鈴木宗男事件、高知白バイ事故事件、福島県知事事件、枚方市副市長事件等デッチ上げで逮捕収監された方は上げたらきりがないと思います。
これも、検察起訴=裁判所有罪が一体となっている証だと思います
前田のFD偽装が問題になっていますが、一つの問題であって根本の解決には何もなっていないでしょう。
事情聴取の時からの取り調べの全面可視化を取りあえず早急に始めるべきです。
法務省はいつまで勉強会をやってるでしょう?本当にやる気アンノ

19. 2010年10月19日 20:01:46: Nm0I6ZWtzA
裁判官なんて公平な判断を下せるような
人間がやっているのかい。

上の方を見ながら判断しているのじゃないか。

裁判官、検察官、弁護士は、みんなグルになって

弱者からカネをフンダクッテいそうだな。

20. 2010年10月19日 20:49:10: zvFYPaBVt2
>S.62. 4. 1 ~ H. 1. 3.31 検事
怖い。

21. 2010年10月19日 22:06:29: FN1zC6nnJI
今回の検察審査会のミスはあまりにも酷いので、裁判所には逃げるしか手がなかったのだとは思いますが、検察審査会準司法機関論というのは小沢弁護団にとっては一番崩しやすいパターンで出て来たのではないですか。

22. 2010年10月19日 22:21:53: XulxZp2YXs
小沢氏の逮捕し連行シーンを大々的に放映→新たな事実判明!とメディアの煽り→世論調査で小沢辞めるべき90%→電光石火の離党勧告→間髪入れずに除名へ。
司法・検察・官邸(官僚)による陰謀のレール上を走っているようだ。
こんな思いたくもない場面が必ず来る。
そのとき、私たちも覚悟を決めないといけなくなる。

23. 2010年10月19日 22:27:23: cgLFoaYwA6
単に筋道を通して却下しただけのように見える。(行政訴訟と刑事訴訟)全てが不具合のある人間であるとは思えない。もう少し長い目で見ようではないか。ただ検察審査会のあり方は少々是正すべきである。『起訴相当』を出せるなら『不起訴相当』『逮捕拘束不当』も有っても良いのでは。

24. 2010年10月19日 23:12:41: Z7hCaXgzuI
裁判所、検察のタッグがあれば何でもできる。自分たちの思うまままだ。そこにマスコミが加わるからますます始末が悪い。司法が思いこむ正義が国家にとって真の正義なのか、それは別の側面から見れば単なる自己保身のためのエゴなのではないか。検察の意のままに判断を下す裁判官はこれまでどれだけの冤罪を生んできたのだろうか。司法の闇は深い。

25. 2010年10月19日 23:46:32: MhbFVl6bhc
19日の毎日新聞にー検察審査会の強制起訴制度ーというテーマで和田武士記者がごくまともな記事を書いている。毎日はあの冤罪太鼓持ちの元記者のような者だけでなく、このようなまともな記者が存在する。
朝鮮総連の土地売買にからむ詐欺事件でも前田検事が携帯電話の着信記録を不正に削除した疑惑が指摘。前田の大久保等からの供述が捏造され、パソコン内の記録が改竄された可能性が強い。マスコミは「村木冤罪報道」の続編を踏襲する事になる。
新聞・テレビについての1千人アンケート(7.特捜検察の証拠改ざん編)
http://enq-maker.com/5Ucqrm1
報道オンブズマン日本
http://gomisoji.web.fc2.com/

26. 2010年10月19日 23:50:28: nZIe4X8gmA
『この川神裕氏は法体系に無知な或いは恣意的な劣悪判事である。』
<川神氏>の決定的な“誤謬”は“準司法”という却下理由である。
<川神氏>はこの“準司法”という法概念とその法的根拠について説明すべき責任がある。「オレはこう考えるからいいんだよ」って訳にはいかない、氏の判事としての資質を問われる問題である。
言い換えれば、ここにこそ、“検察審査会ナルモノ”の「欺瞞性」が露呈している。<アワ狸氏>も誤解或いは曲解しているよううだが、「刑事訴訟・民事訴訟・行政訴訟」は、「被害者の権利」を保障するために、相互に補完すべき法体系であるって事を全く見失っている“六法全書バカ”である。例えば、刑事訴訟と民事訴訟で正反対の判決が出る(出てしまう)法的な「論拠」を示せ!ってんだ。
「法の不備」や「時代錯誤」や「恣意的な運用」は日常茶飯事…枚挙に暇が無い。その最も典型的な例が、一世紀近く放置されていた「アイヌ土人法」である。
こうした事柄の諸悪の根源は、須らく、“六法全書バカ”の官僚サマと一部国会議員サマの「癒着・談合体質」によるものである。「カンカラカン政権」は“六法全書バカ”に牛耳られている限り、「真正民主党支持者」のバックアップを失い、「社会党」や「さきがけ」と同じ轍を踏むことになる。
嘘だと思うんなら「解散総選挙」を“消費税アップ・法人税ダウン”を争点としてやってみなさい。総理も官房長官も主要閣僚も“枕を並べて討ち死に”って前代未聞の惨憺たる結果に陥ります。

27. 2010年10月19日 23:59:32: J9BPgCdEgQ
http://mkt5126.seesaa.net/article/133043442.html
誠天調書 2009年11月16日: 襲名による最高裁判所長官の名跡が続く人事 が日本へ与える災厄
三権分立を言うのならば その三権の一つの司法の長が誰なのか?
という事すら一般には殆ど知られていない段階で、
阿修羅民ですら その名前が 此処のコメントで ここまで出てこない段階で、
敵は もう高笑いが止まらないだろうけどねwwwwwwwwww

ま 敵の一味の正体はバレバレなんですけどねwww

28. 2010年10月20日 00:00:56: WTZNiHWxg2
東京地裁は「検察審査会は準司法機関であり、議決は行政処分には当たらず、行政訴訟の対象とはならない」と判断。これって、出鱈目で嘘つきじゃないの。
検察審査会は行政機関が妥当な解釈だろう。
{検察審査会事務局に情報開示請求を行う場合は、上記に掲げる「裁判所の保有する司法行政文書の情報開示請求事務要綱」等は適用にならず、別途、「検察審査会事務局の保有する行政文書の情報開示請求事務要綱」等が適用になるということである}
この取り決めから推測すると行政文書に指定されてわけだから検察審査会は行政機関だろう。検察審査会が司法機関だったら独自に裁判が出来るだろう。
議決が行政処分じゃなければ何の処分なのだ?やはり、嘘つきは泥棒の始まり裁判官も裏金泥棒か。

29. 2010年10月20日 01:11:53: yDU8du61ZA
ウォルフレンの中空の権力構造なんぞ大間違い。
マスゴミ(中心に電通)+ 警察・検察・裁判所

が日本の官僚闇権力の総本山。外国同様、権力の裏にはしっかり「嘘」と「暴力」の担保がありました。非常に堅固な構造です。

嘘 = マスゴミ→全テレビ局新聞社、マスゲームのように一糸乱れぬ凄い統制ぶり。
暴力 = 警察・検察・裁判所→取調室の密室に連れ込まれたら最後、無法地帯の何でもあり。

で、これを可能にしていたのがアメリカ政府の後ろ盾。具体的には国防総省とユダヤ金融の利益を代表するCIA。

この壁を崩さぬ限り、働く者が納税奴隷のバカを見る日本は絶対に変わらない。せめて国営暴力団三悪の「警察・検察・裁判所」に属する官僚が、国民と同様、法律を犯せば犯罪者として直ちに裁けるようにしなければお話にならない。現実は末端に過ぎない一警官までが「職務上」を口実に事実上の不逮捕特権を有している。

30. 2010年10月20日 08:36:51: O70yqRQHLM
小沢氏の主任弁護士に弘中弁護士が就任!
良かった良かった!
阿修羅の声が届いたのでしょうか(笑)

31. 2010年10月20日 10:30:27: f8mLlBQEWM
この腐った司法を改革するには、小沢氏が総理になること。
裏切り者、菅、仙では無理。

32. 2010年10月20日 13:00:21: cBRCBRB1CY
日本は検事も判事も一味同然で正義は無い。検察審査会の市民11人はどこの誰か住所。氏名を公表すべきです。小澤さんは村木厚子さんと同じで完全無実なのに「検察勢力を使い政敵を追い落とす謀略」に嵌められています。残忍な市民11人のリンチ決議まで悪用して。

33. 2010年10月20日 13:59:49: 9tT5KVCF6M
司法も自民党も民主の渡部、石井、藤井も、仙谷一派もみんなみんな、
小沢さんひとりを潰すために必死だ。
それだけ、抜きん出た人物ということを示している。
志を失ったマスゴミは去れ!
日本がここまで腐っていたとは。
日本の真の夜明けのために、小沢氏を守り、
偏向報道に流されない、民衆が声を大にするしかない!
弘中弁護士を応援しよう!

34. 2010年10月20日 16:25:01: NgSHpNXshs
日本国民よ!目を覚ませ!ネットから拡散しよう。最大の癌はテレビ・新聞・マスゴミは一切信用できない。

35. 2010年10月20日 18:11:16: ya9SIoXCVA
元検事が裁判長はちとマズイですよねえ。どうしても検察の意向に沿った
判決になるという疑いがぬぐえない。他にもこういうケースは多いんですかね。
裁判官の信頼性の無さについても、以前から批判があるので、この際
裁判官についても批判の矛先を向ける必要がありそうで。

検察と裁判官の癒着はまさに冤罪の温床になりかねず、放置するのは
危険ですね。

36. 2010年10月20日 18:41:20: 9tT5KVCF6M
話は飛ぶが、検察と裁判官の癒着のいい例が、
高知のスクールバスの運転手さんの冤罪だ。
停止していたという乗客の証言は無視され、
白バイにぶつかったとされ、
スリップ痕などが捏造され、懲役刑になった。
再審請求が出された。応援したい!

(佐藤裕一による転載貼り付け終わり)

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/10/20 21:00

【49】検察から「捜査権」を取り上げよ

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 阿修羅掲示板から転載貼り付け致します。

(佐藤裕一による転載貼り付け始め)

〈検証レポート〉 これが「立件すれば99.9%有罪」の真実だ "最強"地検特捜部の劣悪捜査 『週刊ポスト』10/29日号
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/776.html
投稿者 行雲流水 日時 2010 年 10 月 19 日 05:52:50: CcbUdNyBAG7Z2

「週刊ポスト」10.29日号
平成22年10月18日(月)発売
小学館 (通知)

"極悪人"扱いされた被疑者たちが続々証言 
「愛人バラす」「息子をパクる」「左向け、左」
"最強"地検特捜部の劣悪捜査 
〈検証レポート〉これが「立件すれば99.9%有罪」の真実だ

●ジャーナリスト伊藤博敏

───────────────────

「最強の捜査機関」といわれてきた地検特別捜査部。政界、財界、官界と、"聖域"を摘発することにレゾンデートルを示してきた。しかし、皮肉なことに、権力の闇に切り込む側だった「特捜部」が、深い闇を残す"最後の聖域"として残ってしまった。20年以上にわたって検察捜査を取材してきたジャーナリストの伊藤博敏氏が実態を明かす。

───────────────────

(写真)大林宏・検事総長と前田元検事

 現場の捜査経験はほとんどなし

 東京、大阪、名古屋の各地検に置かれた特捜部が、「最強の捜査機関」だというのは幻想である。 検事、判事、弁護士(主に検事OBのヤメ検)の法曹三者と、司法マスコミで築き上げた特捜部主導の司法秩序が、特捜部創設63年を経て、制度疲労で崩壊寸前の状態だ。
 一人一人の検察官は、任官の時から「公訴権」と「捜査権」を与えられている。だが、通常の検事の仕事は、警察などから上がってきた事案に対し、起訴するか否かを決めるといった事件処理が中心。現場の捜査経験はほとんどない。そんな検事が特捜部に抜擢されてくる。
 実際に捜査のほとんどを行なうのは、全国の警察、国税、証券取引等監視委員会、公正取引委員会などの捜査監督官庁。それに外部のヤメ検や、検察を担当する司法マスコミを加え、彼らから持ち込まれた「筋のいい事件」を選択、見込み捜査で走る。
 見込み捜査とは、「シナリオ捜査」である。もたらされた情報に若干の補充捜査を加えて、事件を組み立てる。これを「筋を読む」というが、その筋に沿って、供述調書が作成される。
 捜査経験がないから供述調書に頼り、それしかないから取り調べがエキセントリックになる。被疑者を自供させなければ事件は成立しない。検事は必死だ。かつては、殴る蹴るを厭わなかったし、今でも肉体的、精神的に苦痛を与えて証言を引き出そうとする。
 そんな捜査機関が「最強」といわれたのは、"司法秩序を共に担っている"という意識を持つ裁判所が99・9%の有罪判決を出し、司法マスコミが捜査を称え、容疑者を徹底的に貶めたからである。
「今太閤」の田中角栄、新興ベンチャーの"走り"だったリクルート、政界のドンの金丸信、官庁の雄だった旧大蔵省、安保の要の防衛省、日本的経営風土のゼネコン談合、経済秩序の"破壊者"だった堀江貴文と村上世彰……。
 これらを絶大なる権力で打ち破ってきたのは検察だが、皮肉にも自らがタブーとなって、制度疲労を起こし、弱体化していった。
 前田恒彦・大阪地検特捜部元主任検事の稚拙な証拠改竄は、この組織が腐っていることの証明であり、むしろ国民目線でいえば「最後のタブー」を追い込む、いいきっかけである。

「女も友達もみんなパクるぞ」

 特捜検事が、自供の供述調書を取ろうと必死になるあまり、殴る蹴るの暴行を加えていたことが明らかになった事件がある。93年に事情聴取中の参考人を暴行したとして「特別公務員暴行陵虐致傷罪」で告訴され、懲戒免職処分を受けた金沢仁検事(当時33)のケースである。
 殴る蹴るだけではない。
「半殺しにしてやる!」と叫び、椅子を蹴飛ばして転げ落とし、床に正座をさせる。また、気をつけの姿勢でカベから15センチの至近距離に立たせ、目をいっぱいに開かせて、少しでも動くと尻を蹴ったのだという。
 この"拷問"は、特捜部の伝統のようで、リクルート元会長の江副浩正氏が上梓した『リクルート事件・江副浩正の真実』(中央公論新社)には、神垣清水・東京地検特捜部検事(当時)の凄まじいまでの取り調べが記されている。
(『立てーつ! 横を向けっ! 前へ歩け!左向け左!』
 壁のコーナーぎりぎりのところに立たされた私の脇に立って、検事が怒鳴る。
『壁にもっと寄れ! もっと前だ!』
 鼻と口が壁に触れるかどうかのところまで追いつめられる。
 目をつぶると近寄ってきて耳元で、『目をつぶるな! バカヤロー! 俺を馬鹿にするな! 俺を馬鹿にすることは国民を馬鹿にすることだ! このバカ!』)
 密室での取り調べ。20畳ほどの検事の部屋にいるのは検事と被疑者を除いては、"置き物"と化してパソコンでメモむ取る検察事務官だけ。証拠は残らない。
 過去、事件化した非道の取り調べは、金沢元検事の事件以外は、94年に元市議が検事に机を投げつけられて腕に全治3週間の怪我を負った「つくば市汚職事件」や、同年に検事が会社幹部の顎を殴って重傷を負わせた「国際航業事件」など、外傷が残った湯合に限られる。
 90年代半ば、若手検事によるこうした暴行事件が続いたことから、検察幹部は取り調べでの暴力禁止を徹底、さすがに最近はその種の被害は開かない。だが、自白させるために何でもする体質に変わりはない。
 まず検事が攻めるのは異性関係。銀行口座、証券口座をすべて洗い、公私のメールをチェックする。手帳やメモの類を押収しているから、特捜案件に浮上する「地位ある人」には何かしら異性の彰を見つけることができる。検事はそこをつく。
 脱税捜査を受けた50代会社経営者の述懐──。
「愛人のところに、知人の会社を通じてカネが流れていた。『なんだコレは。脱税したカネだろ。女も友達も、みんなパクるぞ。それでもいいのか!』と責められた。指摘された脱税とは全然関係ないカネだったが、他人に迷惑をかけたくないので認めてしまった」
 会社の家宅捜索で、密かに隠していたSMグッズやバイアグラなどを押収された者もいる。60代前半の会社経営者。30代の検事に侮辱の言葉を投げつけられたという。
「何だ、お前。いい年してよ! ナンに使うんだ。奥さんじゃないだろう。会社に置いているんだからな。その趣味があるのかどうか、バイアグラを使っているかどうか、奥さん呼んで確かめようか!」
 検事は、取調室でまず高圧的な物腰を取る。年齢は関係なしに「お前」呼ばわり。それだけでも屈辱だが、SMグッズを持ち出されれば誰しもへこむ。
 会社経営者は、今も屈辱に身が震える。
「そんなものを置いといた自分が悪い。だけど、それと女房を材料に責めることはないだろう。若造に頭ごなしにバカにされ、あんなに悔しく情けなかったことはない」
 女以外で最も効果的なのは家族。特に、息子や娘である。
 数年前に特捜部が摘発した官庁の汚職事件で、「キーマン」と目されながら、あらゆる疑惑をクリア、特捜部も打つ手がないと諦めていた被疑者がいた。ところが、「息子の関与」が明らかになる。「認めなければ息子をパクるぞ!」と脅された「キーマン」は、罪を認めざるを得なかった。
 振り返る検案開係者は自慢気だ。
「危ないところだった。息子の会社が事件に関与していたのは事実ですが、名義貸しだけで、経営にはノータッチ。逮捕は脅しでしかなかった。でも、当時、息子は大きな仕事を抱えていて、新聞にスキャンダルで登場するだけで社会的にアウトだった。"親父の愛"をうまく利用したわけです」

 公認会計士の細野祐二氏は、高血圧でもあり水の頻繁な摂取を医者に命じられていた。しかし、東証一部上場企業の株価操縦事件の被疑者として取り調べられた時、検事に水を呑むことを許されなかった。
 著書の『公認会計士VS特捜検案』(日経BP社)に、「お前がSESC(証券取引等監視委員会)にしゃべったことはすべてウソだ!」と怒鳴りまくる検事が、何をいっても「ウソだ!」と認めず、細野氏がペットボトルの水を求めると、「ダメだ!」とはねつける様子が描かれている。
 殴らなくなっただけで、肉体的弾圧は今も変わらない。
 灰皿や書類や資料が、被疑者スレスレに投げつけられ、大声で威嚇されて椅子が蹴飛ばされ、机がパンパン叩かれる。
 脚の一本を短くした丸椅子に座らされ、「絶対に音を立てるな!」と、無理なことをいわれ、長時間、背の曲がった姿勢を余儀なくされて腰を痛めたゼネコン談合事件の被疑者もいた。
 密室での優位性を利用、プライドを傷つけ、屈辱を与え、さらに肉体的苦痛を強いるのは、特捜部の「お家芸」なのだ。

「公訴権」と「捜査権」の分離を

 特捜部の「最強神話」を支えたのが、密室捜査であり、誰も刃向かえない強大な権力だった。
 大蔵・日銀の接待汚職事件で70回近くも参考人聴取を受け、へとへとになった銀行幹部が、14年前を振り返る。
「接待が文化だった時代に育ち、MOF(大蔵省)担だった私が接待するのは当然の業務だった。それが犯罪だという。連日の呼び出しは拷問に近かった。そこまでする権力を検察に与えていいものかと疑問に思ったものです。今の惨状をみて、やっぱり彼らはおかしいと感じています」
 その権力行使が許されたのは、中央政界の監視役が特捜部しかないという現実からだ。300人以上の捜査員を抱える警視庁捜査2課でも、旧厚生省事務次官逮捕、外務省官房機密費流用の摘発といった「金星」はあるものの、衆参の国会議員を逮捕したことはない。
 しかし、証拠改竄に、冤罪まで明るみに出たのでは、特捜部は一度、解体、再生して出直す必要がある。取り調べの可視化を法案化して解決する問題ではない。
「シナリオ捜査」以外に手のない特捜部は、可視化の段階で無能化するのは目に見えている。
 では、解体的再生に最も必要なのは何か。「公訴権」と「捜査権」を分けることだろう。
 捜査をする"プレーヤー"と、起訴するかどうかを判断する"アンパイア"を兼ねるから、特捜検察は"お手盛りのジャッジ"を出しやすい安易な"プレー"に走る。つまり、罪を作り上げる。
 新たな組織は、検察内部に作るのか、警察の特別部隊に委ねるのかといった論議も含めて、真剣に考える必要がある。
 この一年を考えてみても、「小沢事件」の東京特捜、「村木事件」の大阪特捜とも、日本に混乱をもたらすだけに終わった。検察は、今回の事件を大阪特捜の「特殊な事情」として終結させようとしているが、弱っている今だからこそ、改革を迫るべきなのだ。

(写真)取り調べを可視化した時点で特捜部は崩壊する(可視化シミュレーションの様子)
 p-48
 

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コメント
01. 2010年10月19日 06:35:02: FTg1JTWicA
裁判官がグルなのだから、どう仕様もないのが現実ではないか。
何をしても誰にもチェック出来ない司法の仕組みを変える事すら出来ない現実。
一国民として、何も出来ない自分が情けない。
残された手段は、国民ストライキしかない。
しかし、従来のストライキでは駄目だ。
フランスのように全員参加で全ての交通基幹を止めてしまうように、全国規模でやるしかない。
日本人よ目を覚ませ!

02. 2010年10月19日 07:16:22: TPsx5f7J3M
次は、裁判官の実態を暴いてくれや。
どうやると、99.9%を有罪できるのか?
裏金を何に使ってんだ?

03. 2010年10月19日 08:39:31: B1ZhhZMSbM
裁判官の身分保障のため報酬をもっとフラット化して最高栽事務局の裁量を減らす
のが一番大事。無罪判決を出す裁判官の報酬を上げずに、その分を裏金にしてる
ことを世に知らしめることも大事

04. 2010年10月19日 09:06:27: DmCC9k6hHM
 日本は三権分立どころか、全く機能していない非民主主義国家である。マスコミと警察、検察、裁判所がぐるになって小沢氏を貶めようとしている。小沢氏を支援する人々にとっては、もう、並の抵抗では済まない。
 毎日、国会デモを繰返して抗議行動をすべき時が来た。捏造記事で食い代を稼ぐマスコミはまったく信用ならない。

05. 2010年10月19日 09:15:55: Qmr742hN4I
そういえば、石川議員の取調べに関して、事務所の女性が、取調べで、たいへんなめにあいましたが、むべなるかな日常茶飯事な出来事だったわけですね。
忘れてはいけないことですね。

06. 2010年10月19日 09:16:17: Bfy14IO3uQ
そうだな、国民も傍観者ではいられなくなった!自らの生活防衛に活動しなくては世界の笑い者になるは必至。

07. 2010年10月19日 09:54:38: kFyPdez0NA
法の番人が無法者であった。天地がひっくり返った現実をもつと顕かにしなくては。

08. 2010年10月19日 10:27:30: ADQ93Hgs9M
フランスのデモは凄いです。
トラックのデモ隊が本当に幹線道路ならび高速道路の入り口を閉鎖してしまうんですよ。国の交通手段が麻痺すると経済もすストップ、政府は嫌でも、デモ国民と交渉するしかない。
この国を変えるには、これまでの従来方では何も変わらないし、進歩もしない。
国民がここまで我慢できない状況にある事を国を麻痺させてしまう位の行動を示さない限り、ここまで腐った利権に絡む政府裏社会民を引きずり降ろす事などできない。

09. 2010年10月19日 13:05:41: tvTVcpKrKQ
足のない組織に逮捕、起訴までできるようにしているから、結局、脅迫、長期拘留、
暴行の自白で無理矢理冤罪をつくることになる。特捜部なんてあるのは日本だけ。
こんなものなくとも治安に関係ない。

10. 2010年10月19日 13:35:07: d6lapTQMSg
もう日本人も目を覚まさないと手遅れ状態になりますよ!!それでいいのかな・・
あまりにも平和ボケしすぎてんじゃないよ。

11. 2010年10月19日 18:59:24: oqvKKr1A9Q
週刊ポストの暴露記事のように自民党(清和会)の疑惑議員達も尋問してほしいですな。

12. 2010年10月19日 20:50:44: ggfbhKHFvY
36. 2010年10月19日 13:47:02: 8nKnLV5HjA
「準司法的機関」であるから、行政訴訟の対象にならないというのが、
地検の判断のようだが、これは非常に疑問である。
それならば、司法機関が起訴権を持つということになるのか?
もし最高裁の管轄であるので、準司法機関であるとするならば、
強制起訴権限を持つことは違法になる。
検察の起訴権限は行政権のひとつになっており、
検察審査会の「強制起訴」の権限も同等に
行政権と考えるのが普通ではないか?

通常「準司法的手続き」は特定の行政機関に認められているので、
「準司法的行政機関」と位置づけるべきではないのか?

49. 2010年10月19日 16:28:03: sUpHQ8Q75g
>>36
>準司法機関であるとするならば、強制起訴権限を持つことは違法になる。
その通り、司法機関として起訴を決定するなら
三権分立を蹂躙することになり、検察審査会の設置自体が憲法違反になる
政治的中立性をかなぐり捨てた東京地裁の裁判官は懲戒免職もの。

13. 2010年10月20日 10:02:04: f8mLlBQEWM
司法改革、何とかしないと。で方法は?
裏切り者仙石の、あの古賀氏への恫喝を見ていると、とても司法改革など出来るとは思えない。今後、検察の捏造を糾弾し可視化を訴えていくしかないが、仙石が権力を握っている間は絶対改革は出来ない。とりあえず、仙石の辞任と追放を求めよう。

14. やまお 2010年10月20日 10:22:31: BaKUWri/ahmDg : NJ44qW7WRY
裏金の使い道について少々。
もともと裏金というのは幹部クラスが、職務上対外的に金銭の必要な案件に対して個人では払いきれないので創られたと聞いています。
具体的には、葬式や結婚式なんかの職務上の出費を公費でまかなうというような趣旨だと聞いています。
役所の上層部は転勤族で、赴任先に地縁も血縁もないのに役所の上層部ということで招待を受けたり、役所の代表として参加せざるを得なかったりと、中々大変なのです。
例えば10件葬式や結婚式があったとして、社会的な地位を加味すれば1件5万くらいはかかるでしょう。
10件で50万円。1000万クラスの公務員の手取り月収が約70万程度。これじゃあ何の為に働いてるかわかんないですよね。
しかもそのへんの費用は建前上公費では賄えない。
でも慣例があるので突然付き合いをすべて絶つことも出来ない。
いっそ総理大臣が世論を煽って香典やらお祝いなんかを前面禁止にして、厳罰化でもすれば裏金も取り締まりやすくなるのではないでしょうか?
ここまでなら必要悪だと私は考えていますが、システマチックに裏金が作られだすとだんだん貯まってきます。
たくさん貯まると使いたくなります。例えばキャリア官僚なんかが自分たちの施設にやってくると、夜は親睦のためにも接待をする。
日本的なウエットな関係というやつです。
で、情報交換や陳情なんかもそこでされます。なかにははしごして女抱かせて、タクシー代やこずかい渡したりなんてかんじです。 
官官接待が問題化したあとは外部の目に触れにくいところで賭けマージャンしたり、時代に合わせて変化をしています。
私は検察や裁判所の実情は知りませんが、行政職も公安職も大して変わらないようですので、多分同じようなものだとおもいます。
現職の方の書き込みを期待しています。

15. 2010年10月20日 10:41:48: ijthPXrwME
総選挙の際支持政党の有無に関わらず選挙権ある国民は皆投票し、選挙は白票でもなんでもよいが同時に行なわれる最高裁裁判官の国民審査では、全員を連帯責任で不信任し全員罷免交代させるようにすれば、国民が直接最高裁を全員罷免で改革できるプレッシャーを司法に与えて司法が判検癒着判決を出せなくなるので、2,3回の国民審査で今の奇形死法も正常化するだろうね。
政権が何処であろうと日本の奇形死法を改革しない限り政治三流国家から脱却することは不可能だからね。まずは全国民が最高裁判所裁判官を国民審査で直接全員罷免することが国民にとって最優先の先決事項だ。

小沢氏は一刻も早く30人ばかりの自由党を再結成して民主党を割り、今国会で対中対米外交の失政と為替無策を理由に内閣不信任決議案を提出して解散総選挙を誘導して欲しい。そうすれば国民審査による国民の直接司法改革が実現できるからね。
小沢氏の今後の裁判闘争にとっても現状よりずっと公明正大に争えるようになるから、彼の政治家としての名誉にとっても民主党内閣不信任はいいことである。>総選挙時の国民審査。

16. 2010年10月20日 11:00:52: E8BmcvGKOo
検察の取り調べ
ゴロの恐喝そのもの。

日本の検察組織こそ巨悪の根源だ

17. 2010年10月20日 11:22:24: tupaI4KOnQ
>この一年を考えてみても、「小沢事件」の東京特捜、「村木事件」の大阪特捜とも、日本に混乱をもたらすだけに終わった。
これほど、検察庁の「真実」をさらけ出させた事件は、かってなかった事であり、腰を引く「マスゴミ」でさえ、表面化せざるをえなかった事実の重みは、多くの国民の知るところとなったと思います。

日本国が、傀儡の手先に「いいようにあしらわれてきた」ことも広く知れ渡り、あらゆる面での「国の大掃除の時来る」の感を強くします。

もう少々時間が必要ですが、リーダーは、小沢さんしかいませんね。

相手は自滅していきます。焦らず、一歩一歩の前進です。

18. 2010年10月20日 11:22:59: DCHDReL3A2
検察と警察と裁判所の組織自体を解体しないとダメでしょう
癒着が絶対に出来ないシステムを皆で考えないと

19. あんぱん 2010年10月20日 13:20:11: hfqLgQeSEOEYI : uodtWcnY4s
小沢さんだから耐えられた。
次はいつ警察検察の暴力が自分に向いてくるか。裁判所も弁護士も当てにならない。
こんなシステムで万が一自分や家族が逮捕起訴されておとなしく有罪を待てるか?いまこそ国民一丸となり改革を迫るべきだ。次は自分かもしれないという想像力、不当な扱いで苦しむものへの配慮、不当な扱いをする国家に怒るという感情が日本人には著しく欠けている。
既に国家は国民に対し何の配慮もしていない。国家とは、官僚であり公務員、
税金で禄を食むものすべてだと思う。国民の支持の不要な顔の見えない官僚は特に国民をないがしろにする。国家試験に合格した時点で一線を自分で引くようだ。
東大といっても世界で何位だ?エリートを気取っていても馬鹿なのだよ。そのたかだか記憶復元試験に秀でた、それ以外の能力感情に著しく欠けた人間が官僚となり国民支配をもくろむ。
青春を無駄にしたせいか、成長に伴い通常獲得する感情、情緒が欠如してしまっているのではないか?
官僚の選抜方法を変える必要があるな。そして今こそ国民すべてがこの問題を認識し改革するべきだ。

20. 2010年10月20日 13:36:29: bj5HsHUDkU
国民へのテロ行為。地特捜部を抹殺する。

21. 2010年10月20日 14:56:05: ijthPXrwME
>癒着が絶対に出来ないシステム
は作れないが、癒着しないよう相互に監視しあう運用を刑罰をもって義務付けることは現行制度でも十分にできるね。

22. 2010年10月20日 16:34:29: 8C7STsfgTc
>>15
最高裁裁判官の国民審査について、
あと追加で、「○を記入」のみ信任、「×やその他を記入」「空欄」はすべて不信任と改正すべき。有権者のはっきりした意思で信任してもらわなければ罷免されるようにする。

ま、国民の代表である小沢氏の逮捕が秒読みのこの国では、この程度でも夢物語のひどい体たらくだが。

23. 2010年10月20日 17:17:37: QDOXlxmHrs
害のみ特出する特捜検察を早急に廃止すべし。なまじか手直ししても、狡猾なやつらは、必ず元の木阿弥だ。

24. 2010年10月20日 17:50:28: uodtWcnY4s
少なくとも親小沢民主党員には、もっともっと頑張って声を上げてほしいな。
ただ見ているばかりでは、伝わらない。
捕らせるつもりか?
捕られてからでは遅いぞ。
我々庶民は力がないので、力のある良識を持った人にはどんどん動いてほしい。
正義は小沢にある。国民はついてくる。迷わないでほしい。
意見広告でも一面に入れればいい。反応がきっとあるぞ。

(佐藤裕一による転載貼り付け終わり)

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/10/19 22:00

【48】今西錦司の『生物の世界』に悪戦苦闘

 会員番号4655の佐藤裕一です。

「副島隆彦の論文教室」において管理人の古村治彦氏による最新論文が掲載された。

 

副島隆彦の論文教室
http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/okotowari.html

「0106」 論文 社会科学とは何か―「法則」の発見を目指して 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2010年10月19日
http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/files/ronbun110.html

 

 鴨川光氏の「サイエンス=学問体系の全体像」諸論文と同じく、近代学問を正しく提示し捉え直すという、素晴らしい試みがなされている。

 その基本参考文献であり骨格理解となるのは、先生の『新版 決然たる政治学への道』(副島隆彦著、PHP研究所刊、2010年3月8日 第1版第1刷発行)である。

 この作品は日陰にあるべきではない重要な本である。売り切れでもないのに在庫がないとか、大きい書店でも取り寄せなければ入手出来ない、などという状況があるとすれば、はなはだ遺憾である。すぐに手に入るべきであり、政治学志望者に限らず、これからの学問の有志(志が有る者)必読の書である。

 

Amazon.co.jp: 新版 決然たる政治学への道 副島 隆彦 本
http://www.amazon.co.jp/新版-決然たる政治学への道-副島-隆彦/dp/4569776396

 

「副島隆彦の論文教室」がもっと注目され「副島隆彦の学問道場」とともに発展していくことが日本の利益である。

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 さて、私は故・今西錦司の『生物の世界 ほか』(今西錦司著、中央公論新社刊、2002年6日10日発行)と格闘中。カチコチに固まったパンを齧るがごとく読解に悪戦苦闘する。吉本隆明先生ほどの難解な言い回しではなく、執筆された時期を考慮すれば比較的平易な文章だとは思うのだが、やはり書き方なのかな。棲み分け理論がなかなか頭に入っていかない。

 ……なんか棲み分けが経済の話になると競争原理否定とか資本主義否定とかに援用されそうで正直嫌なんだよな~。先生も何年か前のぼやきで船井幸雄氏との関連でそんな話をしているみたいだし。そういえば先生も京都学派の暴露追撃を最近止めている感じがする。この辺でいつでも反撃を繰り出せるよう、注意警戒を怠らずに理論武装の準備をせねば。競争原理断固肯定。

 とにかく今西が主著の『生物の世界』の序で、第四章にあたる「社会について」が中心だと述べているのは、その通り隠れ社会生物学者だということなのだろう。棲み分け理論には、弱肉強食や自然淘汰とは別の種類の残酷さが潜んでいる気がする。人間社会に適用して考えていく、という恐ろしさが必要だろう。今西説の理論や仮説が将来正しいことが分かる日が来る可能性もあるが、まだまだ現状の段階では方法がないので証明のしようがないだろう。

 

Amazon.co.jp: 生物の世界 ほか (中公クラシックス) 今西 錦司 本
http://www.amazon.co.jp/生物の世界-ほか-中公クラシックス-今西-錦司/dp/4121600320

 

 それから京都学派、といっても西田幾多郎、田辺元、和辻哲郎、梅原猛ら哲学の系統にはさっぱり興味が湧かないが、新・京都学派の、中でも今西学派門下で西北研究所組であり、今年の7月3日に亡くなった故・梅棹忠夫の『文明の生態史観 ほか』(梅棹忠夫著、中央公論新社刊、2002年11月10日発行)も読む予定。こっちも読み進めるのが大変そうだ。

 人間の文明を「生態観察」するという観点で論じているということで、やはり今西の系譜を受け継ぐ学統なのだろうが、梅棹が最後の大物なのかな。はたして後継者はいるのだろうか。他にも日高敏隆、竹内久美子らの動物行動学もこっちだろうが、そろそろこういう危ない学問・研究が、もう表に出てきてもいい頃合の時代になってきたのか。

 

Amazon.co.jp: 文明の生態史観ほか (中公クラシックス) 梅棹 忠夫 本
http://www.amazon.co.jp/gp/product/412160041X/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4122030374&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=1ATG7482JE2JZX3W095B

 

 それにしても、中公クラシックスはいい仕事してると判断してもいいんじゃないだろうか。赤いカバーの本でまとめられてて、世界と日本の名著を改訂新版で出しているが、各人物に焦点をあてているところなんかも良い。もはや世界の偉人の著書群も、岩波文庫の専売特許というわけではないというわけだ。

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/10/18 23:32

【47】冤罪国家日本

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 執行停止申し立て却下か。こんな時ばかり迅速なことだ。

 

小沢氏の執行停止申し立て却下 強制起訴議決で東京地裁 – 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101801000750.html

 

 このネット記事に「決定に先立ち、国側は「刑事司法の中で争うべきだ」として却下を求め、地裁に意見書を提出」とある。「国側」って一体誰だ?

 適切に集められた有罪に足る証拠が完全に揃っているか、その前に不法捜査などの違法行為が無かったか、更にその前に刑事訴訟手続きにおいて一切の瑕疵も認められないかどうか。全てが合法で通過してやっと裁判になり、はじめて有罪かそうでなければ無罪か、有罪ならば量刑は、という話になる。それが「刑事司法」の精神じゃないのか。「近代刑事司法」じゃなくて「前近代刑事司法」の精神に則っているのか。

 デュー・プロセス・オブ・ローはどうなった、元々なかったのか、ロッキード暗黒裁判以来消滅したのか。あまり好きな表現じゃないが、小室直樹先生が草葉の陰で嘆いているであろう。田中角栄擁護論の展開からさき、あれだけずっと頑張って懸命に唱えても、日本人は一向に気付く様子なし、聞く耳持たず、それこそが日本の危機なのだと。

 これから行政訴訟が別にあるのか詳しく分からないが、どうせ例のごとく「訴えの利益が無い」とか何とか言ってよこすんだろう、目に見えていて実につまらない。どんどん日本人が裁判所の無力さを知っていくことだけが良いことだ。

 現状がいかに悲惨であるか、もっともっと実態が露呈し判明していって、広く知れ渡っていくべきだ。まだまだ日本人の多くが裁判所に幻想や希望を抱いている。暴露と幻滅度合い、失望度合いが足りないのだ、これだけ無残でも。

 その裁判所の上に居る法務検察の思い上がり、横暴、不適切な尋問、不当捜査の横行。それを漫然と認め続ける裁判所とマスコミ、検察を審査するはずが被告を審査している検察審査会(横審とどっこいどっこい)、そして無関心な国民と政治家が更なる冤罪被害者を見逃し続ける。

 国民の代表が理不尽な暗黒裁判を受ける国家の未来は暗い。暗黒国家の国名が日本、日の本など悪い冗談である……と思ったが、「暗」という漢字には「日」が二個あるな。二本の日。

 そういえば毎年恒例の、今年の漢字という企画がある。12月12日が漢字の日なんだそうだ。その年を象徴するような一文字の漢字が選ばれて坊主が書いてみせる。2009年は「新」だった。今年2010年はどうなるか、という予想が既にあるわけだ。暑い夏が続いたから「暑」、異常気象の「異」などの候補が挙げられている。そうすると晴れた天気が続いたから「暗」は無理だな。

 私としては「歪」もしくは「官」かな。歪んだ官僚主権国家であるということを、国民に見せ付けたという意味で。今に始まったわけじゃないが、ちょど首相も「菅」さんだから。もしくは検察の「検」か。しかし主催者がどんな基準で選考しているのか知らないが、そんな勇気は到底ないだろうね。領土の「領」とか、チリ落盤事故奇跡の救出の「救」とかもあるかな、順当なところでつまらんが。

 私が1つに絞るとしたら「冤」にする。「免」ではない。冤罪と免罪とでは天と地ほども違う。冤罪地獄の上に官僚天国が成り立っている。

 

今年の漢字 – wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/今年の漢字

 

 ついでに今年の四字熟語を1つ選べと言われたら「針小棒大」にする。

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/10/17 18:00

【46】阿修羅掲示板から転載「三井環氏"樋渡前検事総長、伊藤次長検事以下、最高検・大阪高検の決裁ラインの6人を追加告発"岩上安身氏ツイート 晴耕雨読」

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 このあいだ三井環氏の『検察の大罪 裏金隠しが生んだ政権との黒い癒着』(三井環著、講談社刊、二〇一〇年七月二八日 第一刷発行)を読了致しました。

 

Amazon.co.jp: 検察の大罪 裏金隠しが生んだ政権との黒い癒着 三井 環 本
http://www.amazon.co.jp/検察の大罪-裏金隠しが生んだ政権との黒い癒着-三井-環/dp/4062164507

 

 最近の動きを阿修羅掲示板から転載貼り付け致します。コメントやレビューも良いので今回はそのまま載せます。

(佐藤裕一による転載貼り付け始め)

三井環氏"樋渡前検事総長、伊藤次長検事以下、最高検・大阪高検の決裁ラインの6人を追加告発"岩上安身氏ツイート 晴耕雨読
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/532.html
投稿者 行雲流水 日時 2010 年 10 月 14 日 16:49:21: CcbUdNyBAG7Z2

http://sun.ap.teacup.com/souun/3474.html 
2010/10/14

「三井環氏、樋渡前検事総長、伊藤次長検事以下、最高検、大阪高検の決裁ラインの6人を追加告発」岩上安身氏のツイートより。

起訴になった段階で社会的制裁を下す社会では、検察審査会のように、まずは起訴して裁判にかけてしまえ、というやり方は危険。

> 葬っているのはマスコミですよね。。。

そうです。

メディアスクラムは犯罪に近い。

> 検審の平均年齢が、33.91歳に訂正されましたが、足し忘れていた方が37歳という報道を鵜呑みにすると、今度は計算が合わなくなるのです。

辻褄合わせのはずが、辻褄があわなくなっている。。。

ボロボロの検審茶番劇> 検審サイドも批判が気になってるみたいですね。

謎の市民団体が申し立てし、謎の検察審査会が、謎の議決をする。。。。

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> この訂正報道は一体何のためなのでしょう??

それを僕に聞かれても。

どうせなら、議決の対象とした犯罪事実を訂正すればよかったのに。

> 岩上氏の記者会見での質問がすげぇw「前田元検事が最高検と取引でもしたんじゃないですか?」ってw (http://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=crmas&p=#iwakamiyasumi
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi#utm_campaign=sun.ap.teacup.com&utm_source=3532343&utm_medium=social )そりゃ、フツーに聞きますよ。

誰でも疑うことだもの。

> 「政治とカネ」では少しも経済はよくならない。

九月の消費者態度指数、三ヶ月連続で悪化。

誰のせいだろう? 鳩山政権になってから、景気は復調していたのに。

三井環さんが、昨日の12日付けで、大林検事総長に追加の刑事告発を行なった。

被告発人は、樋渡前検事総長、伊藤次長検事以下、最高検、大阪高検の決裁ラインの6人。

告発事実は、村木事件の取り調べにあたった検事が、取り調べメモを廃棄し、証拠隠滅、公用文書等毀棄の罪にあたる犯人であることを認識しながら、これを隠避したこと。

告発の経過。

取り調べを担当した6人の検察官は、今年3月の公判にて、「取り調べメモを廃棄した」と証言したが、その証言結果は中尾検事長、樋渡検事総長、千葉法務大臣に公判経過報告がなされている(三長官報告)。

従って、今回告発した6人は、検察官6人が証拠隠滅罪等の犯人であるかとを十分承知していた。

犯人隠避罪は、不作為によっても成立する。

結論。

以上の告発案件はいずれも組織的犯行であって、逮捕、勾留、接見禁止を付して取り調べないことには、罪状隠滅のおそれが極めて強い。

従って、被告発人を逮捕、勾留して、真相を解明し、起訴されたい。

引用したように、結論の文言がすごい。

息を飲む。

今の大林検事総長は、東京高検検事長だったので、かろうじてこの決裁ラインから外れている。

あとは検察庁NO2の、伊藤次長検事以下、決裁した当事者である。

最高検は、最高検自らを裁けるのか。

それが問われることになる。

三井環氏が、樋渡前検事総長など検察庁幹部6名を追加で告発しました。

告発状
—————–
平成 22年 10月 12日

大林宏検事総長殿

告発状

一 告発人

三井環(元大阪高検公安部長)
電話 03-****-****
Fax/03-****-****
携帯電話 080-****-****
e-mail:info@***********

平成 22年9月 22日、同月 27日付告発状に本件告発状を追加して告発する。

二 被告発人

①樋渡利秋 (検事総長)

②伊藤鉄男(次長検事)

③鈴木和弘 (最高検刑事部長)

④中尾功(大阪高検検事長)

⑤太田茂(大阪高検次席検事)

⑥榊原一夫(大阪高検刑事部長)

三 告発事実

被告発人樋渡、同伊藤、同鈴木、同中尾、同太田、同榊原は共謀の上、林谷浩二(大地裁検事)、坂口英雄(同庁副検事)、國井弘樹(同庁検事)、遠藤祐介(同庁検事)、高橋和男(同庁副検事)、牧野善憲(同庁副検事)は平成 21年 2月頃から同 22年 3月頃までの間、大阪地方検察庁において「取り調べメモ」を廃棄し、村木厚子事件の証拠を隠蔽するとともに公務庁の用に供する「取り調べメモ」を毀損した証拠隠滅ならびに公用文書等毀棄の罪に当たる犯人であることを認識しながら、これを隠蔽したものである。

四 罪名及び罪状

犯人隠避、刑法第 103条、第60条

五 告発の経過

平成 22年 9月 27日付告発事実③において小林敬(大阪地方検察庁検事正)、玉井英章(同庁次席検事)、大坪弘道(同庁特捜部長)、佐賀元明(同庁特捜部副部長)、については犯人隠避罪で告発しているが、その上級庁である当時の幹部 6人を追加告発する。

平成 22年 3月の村木厚子事件の公判において上記 6人の検察官が「取り調べメモを廃棄した」旨証言したが、その証言結果は小林検事正名義で中尾検事長、樋渡検事総長、千葉法務大臣に公判経過報告がなされている(三長官報告)。

従って、その公判経過報告によって被告発人 6人は証言した検察官 6人が証拠隠滅罪および公用文書等毀棄の罪に当たる犯人であること十分認識していた。

それは公判経過報告の決済書類によって明らかである。

犯人隠避罪のついては不作為によっても成立すること疑う余地はなく、最高検における捜査が充分に行われるため、あえて告発するものである。

六 結論

以上の告発案件はいずれも組織的犯行であって逮捕、勾留、接見禁止を付して取り調べないことには罪状隠滅のおそれが極めて強い。

したがって被告発人を逮捕、勾留して真相を解明し、起訴されたい。

以上

投稿者: 早雲

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コメント
01. 2010年10月14日 16:56:39: NKGBUbkb9A

三井さん頑張ってください!
郷原さんと三井さんは最強のヤメ険。

02. 2010年10月14日 18:34:20: Zuo9mHMINl
検察首脳・検察審査会及び事務局・最高裁など、阿修羅その他でやり玉に挙がっている人物(疑惑、不適格者など)に対し、告訴、懲戒請求、裁判官弾劾請求等を用い強制退場を図るのは権力や法を濫用し居座すわる悪党連中には強力な対抗手段だ。
このような告訴や懲戒請求が行われれば、三井氏に追加告訴された伊藤次席検事が、10/13日の最高検記者会見で

「自分は被疑者であり決裁ラインや捜査から外れなければならない。あとは唯一告訴されてない大林検事総長が行う」

と無念発言したように、告訴を起こされた者は被疑者であり追い落とすことが可能だ。

このように訴えを起こされた者を、居座らせたり使ったりはさすがに出来ない組織の弱点を徹底的に利用すべきだ。相手が権限を濫用した不当な居座りや自分らに都合のいい人事をやり続けるなら、対抗方法を封殺されている市民としてはこういう手段を使うのもやむを得ない。

次から次と告訴、懲戒請求、裁判官弾劾裁判など仕掛ければ、例えば検察であれば被疑者となった現首脳はみな退場させられ、強力な捜査能力と権限を持たせた第三者機関による検察全体の捜査に着手出来る可能性が一段と現実味を帯びる。

もちろん告訴、懲戒請求などは十分な理由が受理の条件だが、阿修羅などでやり玉に挙がっている連中は、その条件を十分満たしている連中ばかりだから心配はない。

三井氏や宮崎氏のようにみなでドンドン告訴、懲戒請求、裁判官弾劾裁判を起こそう。小沢氏の起訴が小沢氏の動きを止めるため縛り付けるのが目的なら、その手口をこちらもありがたく活用させてもらおう。目には目をだ。

03. 2010年10月14日 19:20:14: KCsvGAOQ4g
三井さん、ありがとうございます。
悪はどんどん告発して下さい。

04. 2010年10月14日 21:14:27: G7B5Cmo0XU
凄い人ですね。その精神力に頭が下がります。頑張って下さい。

05. 2010年10月15日 01:02:28: kbjD6Oqr1Y

三井環さんを応援しています!

06. 2010年10月15日 02:26:37: 2ZQ5cpxlQM
三井環様
なんて清々しい方でしょう。

こんな生き方をする人は、絶対人生に後悔はないですね。

子供たちにも、お孫さんたちにも、その先ずーっと三井家の誇りとなるでしょう。

小泉や、竹中や、飯島やテレビで腐ったコメントをしているやつらの、虐げられた国民の怨念で末代まで祟られる暗黒の人生と比べれば、どちらが勝利者か、判定は決まっています。

07. 2010年10月15日 02:50:09: 8uI7n2xUwE
最初が私憤でも、道筋がつけば、公のものになるってことだなあ。
応援する。

08. 2010年10月15日 04:45:52: bsRbGGO7nw
「検察の大罪(三井環著)」より一部抜粋
法務検察の裏金作りの実態を簡単に説明しておこう。
裏金の原資となっていたのは法務省予算である調査活動費である。本来は情報提供者に謝礼として支払う予算である。だが、これがすべて裏金に回っている。
そのからくりはこうである。
架空の情報提供者をでっちあげて領収書を偽造し、支払ったことにして金をプールする。領収書偽造のほかにも、架空の支出伺書などの虚偽の公文書を作成する。そしてプールした金は、地検であれば事務局長、高検の場合は事務局次長が自分の部屋の金庫に保管する。裏金を使えるのは地検であれば検事正、高検であれば検事長、最高検であれば検事総長、法務省であれば事務次官、刑事局長、官房長だけである。
したがって、次席検事や事務局長などは、領収書の偽造や裏金の保管なぢにはかかわっていても、一切使うことができない。その裏金は検事正などの遊興飲食代、接待費、ゴルフ代、マージャン代、観光費などに使われる。一晩に40万円くらい使う場合もある。マージャン代として10万円を毎月その裏金からもっていった検事正もいたほどだ。
全国一律に、このようなからくりで裏金作りが行われていた。年間の調査活動費予算は全国の検察で6億円ないし7億円であった。1円も本来の用途に使われていない。すべてが裏金として使われていた。

平成13年10月、法務省は加納駿亮大阪地検検事正を福岡高検検事長にすべく森山真弓法務大臣に上申していた。しかし森山真弓法務大臣は、加納駿亮大阪地検検事正が裏金作りで刑事告発されていることを理由に、この人事に難色を示した。
だが、元検事総長である土肥孝治が動いた。原田検事総長に対し、加納を検事長にすべしと、検察OBが人事に口を出したのだ。

平成13年10月末、法務検察の世紀最大の汚点が実行された。
元法務大臣の後藤田正晴に近い筋からの情報によると、原田検事総長と松尾邦弘法務事務次官、古田祐紀刑事局長が後藤田の事務所を訪ね、加納人事が承認されないと裏金問題で検察がつぶれると、泣きを入れたと言われる。これを後藤田は後に「けもの道」と名付けたといわれる。

法務検察の小沢幹事長に対する捜査の真の意図は、何だったのだろうか。
法務検察は自民党政権と一体となって、自らの組織を維持してきた。
ところが、政権交代があり、法務検察にとって好ましくない事態に陥った。
検事総長の国会承認案件、民間人起用、取り調べの可視化法案の成立、無駄遣いの一掃・・・・・。
そしてなにより、これまでひた隠しにしてきた「検察の組織的な裏金作り」や、これまでの政権との癒着、つまり「けもの道」の実態が暴かれることは必至だ、と法務検察は恐れたに違いない。検察はどうしても表に出せない汚物を自民党政権と共有してきたからである。

09. 2010年10月15日 05:47:33: tgSIyKFYQk
 気付いたときには正義が失われていた国、日本。
日本に正義と民主主義を取り戻してください。国家存立の基本です。

果敢に立ち向かう三井環氏を応援します。

10. 2010年10月15日 06:40:03: U3lEfrS2ka
>>02さんの,おしゃるとうり、相手が汚い手を使ってくるのなら、
こちらも、公家作法ではなく、宮崎学さん流の喧嘩作法ですね。
無論法律の場でですが。目には目を、歯には歯を。  

11. 2010年10月15日 06:53:40: 9XZxRH6hNs
一般的に多くの国民は司法手続きに関しては無知である。
三井氏のような立場にある「正義」をもった人の「前例の無いアクション」により
「新たな前例」が作られ阿漕な不正に対抗可能な手方が確立する。

開かれた「隙間」で可能性を「模索」し「思考」し「対抗策」を見つけ出す。

まだまだ対抗策はあるだろう!

12. 2010年10月15日 09:56:10: J0o6rialnc
>08. 2010年10月15日 04:45:52: bsRbGGO7nw さん
>法務検察の小沢幹事長に対する捜査の真の意図は、何だったのだろうか。
>法務検察は自民党政権と一体となって、自らの組織を維持してきた。
>ところが、政権交代があり、法務検察にとって好ましくない事態に陥った。
>検事総長の国会承認案件、民間人起用、取り調べの可視化法案の成立、
>無駄遣いの一掃・・・・・。
>そしてなにより、これまでひた隠しにしてきた「検察の組織的な裏金作り」
>や、これまでの政権との癒着、つまり「けもの道」の実態が暴かれることは
>必至だ、と法務検察は恐れたに違いない。
>検察はどうしても表に出せない汚物を自民党政権と共有してきたからである。

なるほど。
そして菅民主党はその「獣道」を共有する事で、検察や官僚、果ては野党やマスコミの助けを借りて、無能政権の維持を図ったと言うわけですね。
要は悪魔に魂を売った売国政権って事ですよね。

13. 2010年10月15日 12:28:29: k5KdIkvw2A
三井氏を心から応援します。
また、

宮崎学氏のブログを拝見して即刻、東京第五検察審査会の審査補助員である吉田繁実弁護士の懲戒請求書を作成し郵送しました。

(普通郵便では心配なので簡易書留にしました。)

各位もご賛同いただいて懲戒請求書の送付を是非お願い申し上げます。

14. 2010年10月15日 12:41:40: F9boAmeB4Y
漆間さんも参加させてくださいよ!
仲間はずれじゃかわいそうじゃないですか。

15. 2010年10月15日 13:51:36: vCZf6zvrfU
三井環さん! 悪質官憲が使う最後の手段に注意!!!!!!
で、「捜査は自民党には及ばない」みたいなこと言った漆間某は?!

16. 2010年10月15日 13:55:49: Y3MLOFoPfs
三井環書 検察の大罪 一部抜粋から ようーく判りました。成程こう言う流れなんですね。この事をどうしても公にされたら検察は撃沈。自民と検察は自分たちの
地位保全のために 罪のない一政治家を陥れることに今でも躍起になっている。それに肩入れしてるのが、マスごみ ゴミ売り キャスター コメンテーター諸々というわけですね。週刊朝日を買いに行きましたが売り切れ ポストを買いました。
検察の大罪を買ってみようと思います。三井さんこれからも頑張って下さい。回し読みしていきたいと思います。

17. 2010年10月15日 14:01:06: S2puFz0hDc
三井環さんがんばつて下さい。三井さんなどの真に正義と勇気のある法曹界の至宝のおかげで、徐徐にでは有りますが、司法の闇が払われつつあることを感謝します。村木厚子さんだけではなく三井環さんも小澤一郎さんも冤罪の犠牲者だと見ています。日本のおかしいところは、自分たちに都合の悪い人達を「検察権力を使い追い落とす謀略」が横行しそれを大手メヂイア11社などの既得権益勢力が全面支援して、事実のごとく垂れ流すことです。日本には真の良心的メデイアは存在しないか、希少です。これは日本のメデイアがアメリカによる事実上の日本支配を続けるための情報工作と情報操作が主な仕事であるという理由が有ります。「真の独立国にはある筈の自国の「外交。軍事。政治。金融経済。など」の支配権。指揮権。が有りません。残念ですが日本はアメリカの隷属国に過ぎません。鳩山さんや小澤さんなどの愛国者が「対等の日米関係」をめざし改革を志たがため「ルーピーだのたわけもの」だのとののしられ追い落とされました。しかも小澤さんはリンチそのものに会わされています。残忍なシロウト市民をどこからか借り集めて検察審査会の審査なる茶番劇を開き、邪推と妄想で新しい疑惑までデツチあげ小澤さんを起訴相当にしました。人民裁判よりひどい話です。市民感覚と目線で「怪しい〉「あいつはクロだ〉「人相も気に入らん」と片端から起訴して一味の裁判官に有罪の判決をださせて政敵を「オザワの息の根を止めて殺処分にしてやる〉9,30号週刊新潮など参照。と言うのですから、日本は世界に例を見ない残忍で野蛮な国です。bラツクボツクスの審査会の解明と糾弾と11人の市民や申立人の住所、氏名の公表が必要です。

18. 2010年10月15日 16:34:50: Qz87sJNvtQ
メディアを告訴する方法伝授してもらいてえなあ、ついでにメディアに肩入れしている企業もさ。
なーんで一家の大黒柱を平気で犬にできるんだってのな。
あのコマーシャル見ているだけでほんに腹たつわー。

19. 2010年10月15日 16:48:06: Vzaqjd4ugI
15.さん >「捜査は自民党には及ばない」みたいなこと言った漆間某は?!
ヤツはダイワハウス(一部上場企業)に天下りして余生をヌクヌクと優雅に楽しんでいるみたいです。

まさに「善が滅んで悪が栄える、石が流れて木の葉が沈む・・・」

分かりやすい政官業癒着天国ですな。

なんとしても叩き潰しましょう!

20. 2010年10月15日 17:17:40: R46cLYXlJA
日光江戸村に平成濡れ衣コーナーを作りましょう。きっといい勝負になります。

21. 2010年10月15日 18:05:18: X9iTZPQ5bc
 >>15,>>19コメント氏へ、漆間前官房副長官が天下ったのは、ダイワハウス傘下のダイワハウジング。この会社、業態不振により目下「会社更生法」申請中。漆間某の余生?こんなネズミ男の行く末なんか知った事ではないが 官房副長官当時、職権影響力を行使し得る身であったことは明白であり、「公務員職権濫用罪」で訴追できる可能性はあるわな。
 

22. GM 2010年10月15日 20:29:12: 5V73fogPrYxxM : t2sLGJSxmc
私も宮崎氏のブログにより吉田繁実弁護士の懲戒請求書をすぐ送りました。
三井さんがんばってください。

23. 2010年10月15日 22:29:13: ChMd3tAHQI
平成の大塩平八郎、三井環氏頑張れ
http://zoome.jp/utaro/
三井環氏犯罪でっち上げ逮捕起訴務所にぶち込んで以来
大阪は無法地帯放置国家になったようだ
おまわり弁護士検事判事4身一体で犯罪捏造でっち上げ不当逮捕不当起訴
不当判決多発
大阪地裁所長襲撃事件でも無実の人間逮捕して最高裁で無罪確定
真犯人は闇の中
三井氏逮捕をやくざに協力してもらった結果やくざにも舐められ
やめ検猪狩俊郎マニラで暗殺
猪狩死亡ニュース直後おまわり検察庁、弘道会さんに宣戦布告
次々と資金源を潰しにかかっている
http://www.youtube.com/watch?v=f7x0BzrAE5o

三井さん一人では相手がでか過ぎる

24. 2010年10月15日 22:58:24: Uf4VNDCVW2
>18. 2010年10月15日 16:34:50: Qz87sJNvtQ
メディアを告訴する方法伝授してもらいてえなあ、ついでにメディアに肩入れしている企業もさ。
小沢氏は、司法問題が決着したら、嘘八百で小沢氏を攻撃したマスゴミを名誉毀損で訴えると思いますよ。マスゴミに肩入れしていれる企業は電通です。

マスゴミが小沢氏を叩きをしたもう一つの理由は、小沢氏がクロスオーナーシップと記者クラブの廃止を模索していたからだと思います。

三井さんの告訴を検察は受理したのでしょうか。もし、受理しなかったら...
新たな問題提起になりますね。

司法界に精通した三井さんだからできることです。三井さんの勇気に心から尊敬しております。

25. 2010年10月16日 03:59:20: 1eZXxxJrYg
今思うのは、検察のやっている事とヤクザのやっていることを比べると
ヤクザがまともに見えてくる、彼らはリスクを負いながらしのぎをしているが

検察や高級官僚はなんのリスクもなく、リスクを国民に押しつけている。

弘道会も集中攻撃を受けているが、なにか裏があるような気がする

なぜか、弘道会を応援したくなる。

その位今の、この国の法が60年異常も異常だったと言う事だけは確かだな。

26. 2010年10月16日 06:04:32: LfyuVMD3Oc
25さん
私もなぜあえていま弘道会?と非常に不思議に思っています。特にこの10年、小泉自民党と強く結託して、日本社会のあらゆる官僚組織に深く入り込み一大勢力を作り上げたのは稲川会のはず。しかし肝心のこちらの取り締まりの話はまったく聞きません。

むかし神戸大地震で自衛隊がぐずぐず1週間も被災地に来なかったとき、地震の次の日には山口組が自前でヘリやトラックを出して、政府の代わりに被災地で救援物資を配給していたのを思い出します。日本のすべてのマスコミはあの時も小沢報道と同様、報道規制を敷いてこれを全く報道せず、私はアメリカのテレビニュース経由で山口組の組を挙げての活動を初めて知りました。

それぞれの背後の勢力の何らかの事情で、警察・検察・防衛省などの官僚と山口組・弘道会はもともと距離があるのだろうと思ってはいました。なぜ今対決なのか、政権交代と何か関係あるのかもしれません。

27. 2010年10月16日 06:37:33: t6TedPRmtc
そうですか。
山口組、弘道会を応援する気になりました

正真正銘本物の右翼ってのも存在しますよね。日本人の心の本質からして。

28. 2010年10月16日 06:56:04: Mhnxv3E5ys
せめてもの救いは・・言論の自由、出版の自由があること。中国だったら、ノーベル賞もらった人のようになっちゃうからね。

29. 2010年10月16日 08:56:56: O70yqRQHLM
小沢氏が検察審査会を提訴したのは一歩ですが
新聞、TVは裁判所がこの提訴を門前払いする可能性大!
との報道です。
世論誘導のようです。
仙谷は裁判所への政治介入も辞さないような昨日の会見!
国民が裁判所に対して検察審査会の解明を求める必要がありそうです。
小沢氏の提訴を後押ししましょう!

30. 2010年10月16日 09:50:20: s5uis36hXg
三井環先生。応援してます。
今の日本の不法治国家を建て直して本当の法治国家にしてください。
現在の司法改革できるのは三井様以外いないでしょう。
 どんな人でも最後は公正、正義感のある人に引き付けられます。
それが、三井さんです。

31. 2010年10月16日 11:25:49: yFWCGPhyYQ
弘道会は務所にいる組長に忠誠を示すため相撲協会に取り入り維持員席でTVに
映った
一方身内三井環氏をやくざに協力要請して務所にぶち込んだ検察
その逮捕に関わった大坪を今度は逮捕して懲戒免職にするようだ
猪狩暗殺写真を弘道会さんは検察上層部に郵送したのではないかw
震え上がった検察上層部は末端おまわりを使って弘道会さん撃滅を謀る
三井さんが獣道(けものみち)に入ったと比喩されたがなるほどと思った
もはや偏差値やくざ検察VS正統派やくざの全面対決に入ったのだ
http://www.youtube.com/watch?v=f7x0BzrAE5o

32. 2010年10月16日 12:27:27: 5MtVAP0MtM
>官僚組織に深く入り込み一大勢力を作り上げたのは稲川会のはず。しかし肝心のこちらの取り締まりの話はまったく聞きません。
稲川会は検察おまわりと蜜月
しかし弘道会さんは検察おまわりとは相容れず徹底的に戦う姿勢を示しておられる。
だから検察おまわりは必死

33. 2010年10月16日 17:45:45: Gzlx3rwPSo
>>21様
ぜひこやつも、「公務員職権濫用罪」で訴追すべきですね。何様なんだよコイツはって。人民に選ばれたわけでもないイチ厄人が偉そうに。

34. 2010年10月16日 23:42:19: Mhnxv3E5ys
確か、検察組織全体の内部告発を、三井氏が鳥越キャスターの番組に出演する朝かなんかに、三井氏は検察に逮捕されたと聞きます。1年以上、牢屋に入れられたんですよね。普通、そんなにミエミエやるか?世の中、メチャクチャ馬鹿にしていないか?

コメントレビュー

2010/10/15 20:49:28 By ゴンゲン
 まさに法治国家である証明だ。検事総長が”法”に触れれば裁くのが民主主義。
検察は、どう出る。組織がらみの犯罪、国策捜査の集団が、白日のもとに晒される。

 もし、ここで法をないがしろにした行動に出れば、もう、誰も検察を信用しない
だろう!
 三井さん、本当に、いいことをしてくれる。心ある法曹人は、法を重んじるプロ
として、民衆の良心の証として、三井さんの後に続いて、如何わしい最高検、高等検察
地検の行動に、正義の眼を光らして、片っ端から、告発、広報して欲しい。
 我々が、全国民に向けて、拡散する。

(佐藤裕一による転載貼り付け終わり)