ふじむら掲示板
※ログイン後に投稿フォームが表示されます。
Loginはこちら【88】ロシア中央銀行、銀行からの金購入を再開、2022年3月28日から固定価格で支払う予定
かたせ2号です。
「ロシア中央銀行、銀行からの金購入を再開、2022年3月28日から固定価格で支払う予定」というロイター記事を以下に掲載します。
固定価格、というのがミソですね。
(引用開始)
Russian cenbank to restart buying gold from banks, will pay fixed price from March 28
March 25 (Reuters) – The Russian central bank will restart buying gold from banks and will pay a fixed price of 5,000 roubles ($52) per gramme between March 28 and June 30, the bank said on Friday.
The central bank, which suspended gold purchases from banks in mid-March to meet increased demand for the precious metal from households, said the resumption of buying would help ensure sustainable supply and the uninterrupted functioning of gold producers.
($1 = 96.25 roubles)
(引用終わり)
(機械翻訳で引用開始)
記事名:ロシア中央銀行、銀行からの金購入を再開、2022年3月28日から固定価格で支払う予定
2022年3月25日(ロイター) – ロシア中央銀行は銀行からの金の購入を再開し、2022年3月28日から6月30日の間、1グラムあたり5000ルーブル(52ドル)の固定価格を支払う予定であることを明らかにした。
中央銀行は、家庭からの貴金属の需要増加に対応するため、3月中旬に銀行からの金の購入を停止しており、購入の再開は、持続可能な供給と金生産者の中断のない機能を確保するのに役立つと述べた。
(1ドル=96.25ルーブル)
(機械翻訳で引用終わり)
かたせ2号です。
このロイター記事に関する「今後の行方」さんツイッター解説を引用します。
https://twitter.com/way_of_tomorrow/status/1507746420538834944
(午前0:48 ・ 2022年3月27日)
(引用開始)
プーチンの西側DSへの攻撃が止まらない。2022年3月28日からロシア中央銀行が金を固定価格で買取を発表。その意味は、ルーブルの価値が上がるので、今の内に金をルーブルに交換してやる、との攻撃。既述した金による石油の裁定取引が進み、ルーブルの価値が激増している証拠。2022年3月27日時点では、金1グラム=5000ルーブル(約52ドル)。
ロシア石油を金で裁定取引している国は、現在大儲けだが、その事でロシアは金が膨大に増えている金が増えると、ロシアの通貨価値が上がるので、金をルーブルに変え、ルーブル高で更に儲かる。同時に、ロシアは更に金保有量激増へ。DS側は金が枯渇へ
(引用終わり)
以上
【87】田中宇「世界を多極化したプーチン」
田中宇の国際ニュース解説サイトから。
記事名:世界を多極化したプーチン
https://tanakanews.com/
(引用開始)
【2022年3月28日】開戦前、ロシア軍はウクライナ東部2州に入るぐらいで、ウクライナ全体の制空権を奪って支配することはやらないだろうと予測されていた。露軍が東部2州に入るだけだったら、米国は今回のように世界を二分してしまう強烈な対露制裁をやらず、限定的な経済制裁にとどめただろう。プーチンは、世界を驚かすウクライナ全体の電撃支配をあえて挙行することで、米国が強烈な対露制裁をやって世界を二分してしまうことを誘発した。プーチンは世界を二分し、中国やBRICSなど非米諸国の全体を米国覇権から決別させた。米国覇権は「世界全体」から「世界の一部」に格下げされた。プーチンは世界を多極化した。
(引用終わり)
【86】G7、天然ガスのルーブル決済要求拒否 ロシア「無料で供給せず」
かたせ2号です。
これって今後どうなるんでしょうね?
一週間前には想像もつかない対立構図でした。
ロイター通信から。
記事名:G7、天然ガスのルーブル決済要求拒否 ロシア「無料で供給せず」
2022年3月28日11:28
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-g7-energy-idJPKCN2LP1HE
(一部引用開始)
[ベルリン 2022年3月28日 ロイター] – 主要7カ国(G7)のエネルギー相は2022年3月28日、ロシアのプーチン大統領が要求した天然ガスのルーブル決済を拒否することで一致した。
ロシアはガス輸出代金をルーブルで受け取る方法を策定しており、欧州諸国に無料でガスを供給するつもりはないとの立場を示した。
(一部引用終わり)
【85】“円安加速”1日で3円急落…6年7カ月ぶり1ドル125円
かたせ2号です。
日銀は、たとえ円安に振れても長期金利は絶対に上げないぞ、という明確な意思を有している。このようなことを以下の記事で確認できる。
ヤフーニュースから。
記事名:“円安加速”1日で3円急落…6年7カ月ぶり1ドル125円
2022/3/29(火) 10:35配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bd28dd440e299b2459bf3da707e7938370e115e
(引用開始)
1ドル121円から122円台だった円相場は、2022年3月28日午後6時ごろ、一気に125円台になりました。
わずか数時間で3円以上、円安に振れました。
■日銀総裁は「円安は基本的にプラス」
2022年3月28日の債券市場では、アメリカが金融引き締めのペースを早めるという見方から、日本国債を売る動きが出て、長期金利が一時0.245%に上昇しました。
日銀は、長期金利をプラス0.25%に抑えるよう調整しています。
その上限に近づいたことから、2022年3月29日から国債を0.25%の金利で、無制限に買い入れる「指し値オペ」を初めて3日間連続で実施すると発表しました。
国債は、市場で買われると金利が下がるため、長期金利の上昇を抑える効果があります。
しかし、大きな副作用として起きたのが急激な円安なのです。
野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英氏:「アメリカでは、物価が高騰しているので、中央銀行のFRBが金融引き締めを進めようとしている。(一方)黒田総裁は、『円安は基本的にプラス』と言い続けていて、日本銀行は金融引き締めには動いていない。2つの中央銀行の政策の差が、長期金利の差につながっていき、金利の差の分だけ円安が進むということが起こっている。(1ドル)130円あたりは、視野に入ってくる」
■今後は「長期金利の上昇容認か」
「連続指し値オペ」の発表を受け、2022年3月28日は利回りの高い、ドルを買う動きが加速し、東京外国為替市場はおよそ6年7カ月ぶりに、1ドル=125円台を突破しました。
SNS上では、悲鳴とも取れる投稿が相次ぎました。
「ドルで給料くれよ…」「経済制裁、受けたようになってる」
今後は、どうなるのでしょうか?
野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英氏:「長期金利の上昇を認めないと、円安がかなり加速する。日本銀行も、政策を軌道修正しなくてはいけない。最終的には、長期金利の上昇を容認するような姿勢を見せると思う」
(引用終わり)
【84】浜矩子:日銀が金利を上げようとしない理由
浜矩子の以下の論考を読んで納得した。
円安・インフレになっても日銀は今後も、金利を上げないことに全力を尽くすだろう、と。
1.
浜矩子「拡大する日米金利差 放置すれば日本経済は資金枯渇で『ミイラ化』する」
AERA 2022年1月17日号
https://dot.asahi.com/aera/2022011100008.html?page=1
(引用開始)
ついに正念場がやってきた。年明け早々、円安が急ピッチで進んだ。1月4日の段階で、1ドル=116円台という5年ぶりの安値を付けたのである。
今後の展開は、実に予断を許さない。円安進行の要因は、日米金利差の拡大観測である。米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)が、金融大緩和モードからの最終的な脱却を急いでいる。本格的な利上げ実施への準備に入っているのである。
FRBのジェイ・パウエル議長は当初、「物価上昇は一過性だ」と言っていた。だが、いまや、「一過性」は彼の辞書の中から消えた。市場は、FRBの性急過ぎる利上げが、このところの景気拡大に水を差すことを警戒している。だが、パウエル議長の目は足元の景気より、先行きのインフレにはるかに鋭く焦点を合わせている。
米国が明確に利上げシフトに転じれば、日本は窮地に陥る。日本の金融政策は、いまだに「異次元緩和」の世界にどっぷり漬かり込んだままである。そこから動きようがない。なぜなら、日銀が異次元の世界から帰還するということは、日本でも利上げが始まることを意味する。
そうなれば、日本国債の利回りも上がり始める。そして、巨大な借金残高を抱える日本政府は、債務返済負担の急膨張に見舞われる。この事態が現実となることは、許されない。日本政府の財政破綻(はたん)が顕在化してしまうからである。この事実を隠蔽するためにこそ、この間の日本銀行は「異次元緩和」と称して、政府のための国債買い取り機関に徹してきたのである。
かくして日本は利上げが出来ない。だが日米金利差の拡大を放置すれば、日本から資金が流れだす。国内では金利を稼げないジャパンマネーが、日本を見捨てて出稼ぎに行ってしまう。この流れが巨大化すれば、日本経済は資金枯渇でミイラ化する。
利上げをせずにミイラ化を阻止しようとすれば、金融鎖国に踏み切るしかない。その先には、統制経済化が待っているかもしれない。ご都合主義的に異次元に出かけたりすると、こういうことになる。初夢は悪夢の日本経済だ。そして、この悪夢は正夢であるかもしれない。正月早々、物騒な話で恐縮ながら。
(引用終わり)
2.
浜矩子「利上げ全否定モードの日銀 内憂・外患は待ったなしが濃厚に」
AERA 2022年1月31日号
(引用開始)
前回の本欄で、日銀の金融政策について「ついに正念場がやってきた」と書いた。
米国の連邦準備制度理事会(FRB)が金融大緩和スタンスを転換し、本格利上げへの準備に入った。それに伴う日米金利格差の拡大観測が、日本からの資金流出と円安進行をもたらした。だが日銀はひたすら利上げ回避を続けなければならない。前回は、この外患深き日銀の姿に着目した。
ところが、ここにきて日銀を追い込んでいるのは外患だけではなくなった。内憂も深まっている。物価上昇圧力が高まっているからだ。円安と資源高が効いている。2021年12月の企業物価指数は前年同月比8・5%上昇した。企業がこのコスト高にどこまで耐えて、販売価格への転嫁を見送ることができるか。厳しい局面だ。食品業界の中には、既に値上げを予定しているメーカーも出始めている。
この調子でいけば、ひょっとすると日銀の政策目標である「消費者物価の前年比2%上昇」が実現してしまうかもしれない。日銀がこの目標を掲げたのが13年1月。それから9年が経過している。テコでも動かなかった消費者物価が、ついに動き出す気配を示しているのである。悲願成就の日、近しか。
だが、この悲願が成就すると、実は大変なことになる。物価目標が達成されたとなれば、日銀は、現在展開中の「異次元緩和」を止めなければならない。2%の物価目標を達成するための異次元緩和なのであれば、これは当然だ。
その日が来たとき、日銀はどうするつもりなのか。筆者は、異次元緩和が打ち出された当初から、これを考えてきた。日銀による国債の大量購入が、本当に物価目標実現のためなら、ゴールインしたところでの打ち止めが当たり前だ。だが、本当の狙いが国債の買い支えなのであれば、打ち止めはできない。
現に、1月18日に行われた日銀金融政策決定会合後の記者会見で、黒田東彦総裁は「一時的な物価上昇に対応して金融を引き締めることは全く考えていない」「利上げは議論も全くしていない」と全否定モード一辺倒だった。どこまで、これで切り抜けられるか。内憂も外患も、待ったなし感が濃厚になっている。
浜矩子(はま・のりこ)/1952年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。前職は三菱総合研究所主席研究員。1990年から98年まで同社初代英国駐在員事務所長としてロンドン勤務。現在は同志社大学大学院教授で、経済動向に関するコメンテイターとして内外メディアに執筆や出演
(引用終わり)
【83】一旦暴落したロシア・ルーブルは対ドルでどんどん相場が戻ってくる
藤原直哉のツイッターから
https://twitter.com/naoyafujiwara/status/1508626914201993222
「一旦暴落したロシア・ルーブルは対ドルでどんどん相場が戻ってくる」
午前11:07 ・ 2022年3月29日
【82】夏目漱石と牛と副島隆彦
<以下、人物名の敬称は省く>
かたせ2号です。
私が夏目漱石の「牛」の手紙のことを知ったのは、以下の副島隆彦の文章記載によってである。もう20年以上も前である。
今日のばやき「002」副島隆彦から。小山くんへの返事 2000.03.06
(引用開始)
私は、本気で、アメリカ政治思想の分類作業をやりました。これで、私の人生エネルギーの半分は、使い果しました。こんな国にしか、生まれつかなかったことの、運命をのろいつつ、自分の恵まれない環境に抗いながら、こつこつと、やってきました。何事も、努力して、何十年もグイグイと牛のように押してゆかなければ、人々からのほんとうの尊敬は得られないのだ、と、夏目漱石が、書いていました。花火のようにパーッと、騒がせるのに、人々は、振り向きますが、ほんとうの尊敬はしません。
(引用終わり)
かたせ2号です。
この夏目漱石の文章(手紙)の内容を引用する。なお、この手紙は岩波文庫の「漱石書簡集」に収められている。
読書猿Classicサイト。
記事名「牛になる事はどうしても必要です/漱石が若き天才に贈った言葉」
https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-244.html
(引用開始)
1916(大正5)年8月21日、数えで50歳の夏目漱石は、次のような激励の手紙を送った。
勉強をしますか。
何か書きますか。
君方は新時代の作家になる積(つもり)でせう。
僕も其積(そのつもり)であなた方の将来を見てゐます。
どうぞ偉くなつて下さい。
然し無暗にあせつては不可(いけ)ません。
たゞ牛のやうに図々しく進んで行くのが大事です。
そして8月24日に、もう一通。
この手紙をもう一本君らに上げます。
君らの手紙があまりに溌溂としているので、無精の僕ももう一度君らに向かって何かいいたくなったのです。
いわば君らの若々しい青春の気が、老人の僕を若返らせたのです。
(中略)
牛になる事はどうしても必要です。
吾々はとかく馬になりたがるが、牛には中々なりきれないです。
僕のような老猾(ろうかつ)なものでも、
只今(ただいま)牛と馬とつがって孕める事ある相の子位な程度のものです。
あせっては不可(いけ)ません。
頭を悪くしては不可(いけ)ません。
根気づくでお出でなさい。
世の中は根気の前に頭を下げる事を知っていますが、
火花の前には一瞬の記憶しか与えて呉れません。
うんうん死ぬ迄押すのです。
それ丈(だけ)です。
決して相手を拵(こし)らへてそれを押しちゃ不可ません。
相手はいくらでも後から後からと出てきます。
そうして我々を悩ませます。
牛は超然として押して行くのです。
宛先は、当時20代の芥川龍之介と久米正雄。
(引用終わり)
かたせ2号です。
20年前以上前、夏目漱石も副島隆彦も、偉いなあ、と私は素直に思った。それは今でも変わらない。
そして、あれから20年以上たった現在、私的な解釈を以下に追加する。
20年前以上前、私は「人から偉く思われたい気持ち、人の上に立ちたい気持ち」を元手に努力していた。夏目漱石の手紙にある「吾々はとかく馬になりたがる」の状況である。
しかし現在は、そういった願望が全く満たされずとも、それでも前に進めるようになることが、本当は一番大切なのだと実感できるようになった。
そういう心境になるのは、なかなか難しい。
「牛には中々なりきれない」のだ。
しかし、と夏目漱石はいう。
「世の中は根気の前に頭を下げる事を知っていますが、
火花の前には一瞬の記憶しか与えて呉れません。
うんうん死ぬ迄押すのです。
それ丈(だけ)です。」
かたせ2号です。
「牛」にならなければ、すなわち、「人から偉く思われたい気持ち、人の上に立ちたい気持ち」だけ努力しているうちは本当の仕事・成果は残せないのだ。
副島隆彦はこれについて、「花火のようにパーッと、騒がせるのに、人々は、振り向きますが、ほんとうの尊敬はしません。」と表現している。
だから、「人から偉く思われたい気持ち、人の上に立ちたい気持ち」だけでは人生が全く立ち行かなくなったとき、そこからが人生の出発点なのだ。
現在のわたしは以上のように理解している。
「牛」のことを手紙に書いた夏目漱石も偉いし、その手紙に心を動かされた副島隆彦も、やはり偉かったのだ。以上が私の結論である。
<補足>
私が上記の文章を書こうと思ったのは、私の人生の経験の積み重ねのせいでもあるが、
もうひとつ、佐藤優と副島隆彦の以下のやりとりを知ったからである。
佐藤優が「私は、ほんものの「知の巨人」は副島氏であると昔から思っている。」と述べたのに対し、副島隆彦は以下のように返している。
今日のぼやき「1978」 副島隆彦・佐藤優著『「知の巨人」が暴く 世界の常識はウソばかり』(ビジネス社)が発売 2022年1月27日
(引用開始)
この対談本の相手の佐藤優は知の巨人であろうが、私はそうではない。私は九州の田舎から出て来て何とか言論人になろうと、貧乏の中で何のコネもなく自力で這(は)い上がって来た人間だ。だから私は、この世の全ての特権階級、言論お公家(くげ)さま集団が大嫌いである。
私は、世の中で隠されている諸真実を本に書いて暴き立てることで、出版業界で何とか徒食(としょく)して来た。私は自他共に認める"真実暴きの言論人"である。
佐藤氏は、まえがきで私が静岡の私大で12年間教えたことを、私に何か人生戦略が有るかのように書いてくれている。そんなものは、ありません。私は、年収1000万円の収入が欲しかったから大学教師をしていただけだ。私のアメリカ政治研究の能力を評価してくれた政治家が、推薦してくれた。その前の13年間の予備校講師も、ゴハンを食べる(生活費を稼ぐ)ための必要でやっていたのであって他に理由はない。
私は、世の中のごく普通の人々の悲しみと苦しみが分かる人間である。私は、権力者や支配者層の人間たちと闘い続けるから、彼らに同調しないし、身を売らない。
(引用終わり)
かたせ2号です。
副島隆彦の返事は、まったくもって素っ気ない。私にとってはそれがとても印象的だった。
「人から偉く思われたい気持ち、人の上に立ちたい気持ち」という気持ちを原動力にして努力する段階を、とっくの昔に卒業しているのである。わたしはそのことを確認できた。
それでは、現在の副島隆彦の人生にとって、何が原動力になっているのだろうか?
それは、20年来変わらない、知識人としての自らの役割の自覚であろう。
今日のばやき[184] アメリカニズム という言葉の意味を説明する 2001.8.15、
から引用する。
(一部引用開始)
私(副島隆彦)の本の読者になった者たちが、私の本を読み始めた時に受けた衝撃と、脳のずきずきする痛みや、激しい吐き気や、心臓の圧迫を感じたはずだ。そういう人たちがたくさんいる。それは、洗脳された脳が、正常になろうとして、きしみ音を出すような苦痛を感じるからなのだ。麻薬の常習者が、厚生施設で味合わされる禁断症状に近いものだろう。私たち日本人の脳は、グローバリストによって、麻薬付け narcoticにされたのである。
私という人間は、日本国民を、アメリカのグローバリストどもによる計画的な洗脳状態から、解放(脱魔術化 ディスエンチャントメント disenchantment )するために日本国の自己防衛機能が自然に生み出した、「抗体ウイルス」(anti-virus アンチ・ヴァイラス)なのだ。
(一部引用終わり)
かたせ2号です。
これは、現在の日本人ではほぼ絶滅しつつある「知識人としての自覚・使命感」であろう。
この使命感から「人から偉く思われたい気持ち、人の上に立ちたい気持ち」が削げ落ちれば、それはとても貴重なものである。
やはり、副島隆彦はその志と著作内容とによって、「日本の公共財産」である。
以上
【81】プーチン氏、天然ガス支払い「ルーブルで」 非友好国対象
記事名「プーチン氏、天然ガス支払い「ルーブルで」 非友好国対象」
ロイター記事から。
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-gas-putin-idJPKCN2LK1FI
(引用開始)
[2022年3月23日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は23日、「非友好国」に対し、天然ガスの支払いをルーブル建てで行うよう要求した。これを受け、域内のエネルギー不足が悪化するとの懸念から欧州のガス価格が急騰、ルーブルも大きく値上がりした。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2月24日以降、西側諸国はロシアへの制裁を強めているが、制裁に伴い欧州諸国が家庭暖房や経済活動のための資源をロシアの天然ガスに依存する構図は一層浮き彫りとなっている。
欧州連合(EU)内でロシアのエネルギー部門へ制裁を加えるかどうかを巡って意見が分かれる中、プーチン氏は「われわれの天然ガスが欲しければ、われわれの通貨を買え」という明確なメッセージを送ったといえる。
プーチン氏はテレビ放映された閣僚会議で「ロシアは当然、これまでに締結された契約通りの量と価格で天然ガスの供給を継続する」とし、「今回の変更はロシアルーブルに変更される支払い通貨にのみ影響する」と述べた。
1月27日時点で、ロシアの天然ガス大手ガスプロムは欧州などへの天然ガス輸出の58%をユーロで決済していた。このほか米ドルが約39%、ポンドが約3%という。
ロシア政府は7日、同国のウクライナ侵攻に関連して対ロ制裁に踏み切った国・地域を「非友好国」に指定したリストの承認を発表。米国やEU加盟国、英国のほか、日本、カナダ、ノルウェー、シンガポール、韓国、スイス、ウクライナなどが指定されている。
<天然ガスやルーブル上昇>
ロシアの天然ガスは欧州の総消費量の約4割を占め、EUのロシアからのガス輸入は今年に入ってから1日2億─8億ユーロ(約8億8000万ドル)の間で推移している。通貨の変動が取引を混乱させる可能性がある中、この日は欧州のガス卸売価格の一部が最大で30%上昇した。
こうした中、ロシアルーブルは対ドルで一時1ドル=100ルーブルを超えて値上がりし、一時94.9875ルーブルと、3月2日以来の高値を付けた。ただ、2月24日以降では約20%下落している。
コンサルタント会社ライスタッド・エナジーのシニアアナリスト、ビニシャス・ロマーノ氏は「額面通り受け取れば、今回の措置はルーブル相場を下支えするため、天然ガスの購入者にルーブル買いを強制しているように見える」と述べた。
プーチン大統領は、政府と中央銀行が今後1週間で、関連手続きの方策を策定する予定とし、ガス大手のガスプロムにガス契約への対応変更を命じるという。
(引用終わり)
かたせ2号です。
「額面通り受け取れば、今回の措置はルーブル相場を下支えするため、天然ガスの購入者にルーブル買いを強制しているように見える」
には笑った。
「ドル相場を下支えするため、原油の購入者にドル買いを強制している」のが、これまでの世界のしきたりであって、今回のプーチンの措置はそれと寸分も変わらないから。
プーチンが、これまでのアメリカと同じことをしようとしているだけだと、そしてその、ことの重大さを、この記事を読む世界の人たちは気づいているのかな?
プーチンの笑っている姿が想像できる。
【80】私の、世界情勢の見立て
かたせ2号です。
私は世界の状況を以下のように見ています。
・世界にはDS(ディープステート)と呼ばれる勢力が存在し、金融とメディアとを牛耳っている。
・アメリカは、2020年12月の大統領選挙での不正行為を根拠に、現在、戦時体制がとられている。アメリカの実権は、ドナルド=トランプと米軍が握っている。
・トランプとDSは激しく対立している。
・ロシアのプーチン大統領とDSも激しく対立している。
・敵の敵は味方の理屈に従って、トランプとプーチンは、ドル覇権を終焉させる目的で共同戦線を張っている。トランプはドル覇権終焉(ドル暴落)によって、アメリカ国家の借金を棒引きしその損をDSにかぶせることを狙っている。
なお、中国の位置づけの整理がつきません。トランプから見れば、中国はアメリカ大統領選挙の不正に加担した敵、プーチンから見れば中国は頼りになる国、となります。
【79】ウクライナ問題は、ドル覇権を終わらせるかどうかの対立に進みつつある。
重たい掲示板から、副島先生の投稿を一部引用します。
(一部引用開始)
[3369]ウクライナ戦争。8本目。投稿者:副島隆彦 投稿日:2022-03-26 07:46:40
1.資源か、ドルか。 天然資源のエネルギーを持っているロシアが勝つか、世界を支配しているアメリカのドル体制が勝つか。資源とドルの戦い、である。ロシアを世界の悪者に、仕立て上げて、経済制裁(エコノミック・サンクション)と金融決済停止で、世界経済から締め出したつもりが、アメリカは、却(かえ)って自分の方が返り血を浴びて、米ドルの信用の衰退、崩壊につながりそうになって来た。 世界各国で、ドル離れが始まっている。・・・
(一部引用終わり)
かたせ2号です。
上記の通り、ウクライナをめぐるNATO・アメリカとロシアとの対立は、ドル覇権を終焉させるかどうかの深刻な対立に進みつつあります。
これに関係して、ロシアのプーチン大統領は最初からドル覇権の終焉を意図して、行動を起こしたのではないか、という推測記事を以下に紹介します。
(DeepL翻訳(一部加筆・補足)で、前半部分を引用開始)
もし、プーチンが私たち全員を出し抜いたとしたら?
ロシアは21世紀最大の悪魔の計画を実行したのか?
IIINSULA 2022年 3月24日
水曜日(2022年3月23日)、ロシアのプーチン大統領は、今後、米国やEU諸国を含む「非友好国」からのガス販売について、ルーブルでの支払いを求めると発表した。ロシアのガスはヨーロッパの総消費量の40%を占め、そのガス輸入はガス価格の上昇のおかげで1日8億ユーロに達しているので、これは実は報道されているよりもはるかに大きな進展である。
この発言だけで、欧州の買い手は気が気でないはずだ。プーチンは、EUの結束を試すために、より積極的な行動を取るようになったようである。この一件で、モスクワの経済的痛手を増大させようとしている西側諸国の決意を弱めることに成功するだろうか?
陰謀
あるいは、プーチンが望んでいたのは、その正反対かもしれない?制裁を解くのではなく、ロシアと西側の関係を永久に引き裂いてしまうこと。実際、ウクライナでの「特別軍事作戦」以前から、そのように仕組まれていた可能性を示す兆候が多くある。
このような素人的で不器用なミスは、Elvira Niabullina(ロシアの高名な中央銀行総裁で、2015年に『Euromoney』誌の「今年の中央銀行家」に選ばれた)に相応しくないからである。
さらに不可解なのは、ロシア中銀は昨年2021年11月以降、米国債の準備高を増やしており、モスクワがそれを犠牲にする用意があることを示唆していたことだ。ロシアの一部の人々は、紛争終結直後にこれらの資産を最終的に回収することを切望しているかもしれないが、EUの横暴な振る舞いが収まる気配がない以上、このシナリオはありえないように思われる。
また、モスクワは、複雑な金融システムを介して中国の助けを借りているとされる秘密の海外外貨準備を利用することで、いかなる事態にも対処できることを知っていたので、ルーブルの暴落を緩和する能力に自信があったのかもしれない5。また、ロシアがエネルギー輸出によって貿易黒字を瞬く間に回復させ、ハードカレンシーの流入が絶え間なく続くと、制裁も薄れ始める。
<b>結局のところ、プーチンは、ユーロ/ドル決済からルーブル決済に切り替えるという前代未聞の決断をどのように正当化するのだろうか。プーチンは、西側諸国を刺激して(ウクライナで行動を起こして)、世界に深刻な損害を与えるような強力な行動を取らせる必要があるのだ。このような心理的ショックがなければ、プーチンは、G7がロシアの3000億ドルの準備資産を凍結したときに起こったように、いくつかの地域の有力国に、自分(プーチン)の後に従うよう説得するための最高の議論をすることはできなかっただろう。人間は既成事実に対してのみ反応することができ、政治家も例外ではない。このメッセージはようやく伝わったようだ。</b>
トルコ大統領のエルドアンは最近、プーチンに対し、人民元、ルーブル、金で貿易を行うことができると述べた。
インドは、早ければ来週にも導入されるであろうルピー・ルーブル間の貿易メカニズムを用いてロシアとの取引を継続し、人民元を参照通貨として使用する予定である。
サウジアラビアは、中国向け石油輸出価格を人民元建てに変更することを検討していると報道されています。
ロシアの銀行では、中国人民元の普通預金口座の開設が可能になり11 、Visa と Mastercard がロシアの事業を停止した後、Mir-UnionPay の共同バッジ付き支払いカードの発行を計画している 。
モスクワとテヘランは、SWIFTの代替手段を開発中
ユーラシア経済連合(EAEU)と中国、独立した通貨・金融システムのプロジェクト設計を決定
国家議会予算委員会のパヴェル・ザヴァルニー委員長
– ロシアは自国通貨(ロシア・ルーブル)と金でエネルギー資源を "非友好国 "に売ることができる。
一方、『友好国』に対しては、自国通貨(元、リラ、ディナール)&BTCへの移転決済。"
欧米のいわゆる民主主義の価値観を必ずしも受け入れていない多くの国々は、トルコや湾岸諸国、さらにインドのように名目上は米国の同盟国であっても、自国の利益が逸脱し始めるとすぐにドル建て資産が武器になり得ることを認識するようになったのである。長年、脱ドル論が叫ばれてきたが、実現しなかった。プーチンは、誰もが開けたがっていたが、あえて開けなかったパンドラの箱を開け、新たな多極化の機運を先導する冒険家である。
(DeepL翻訳(一部加筆・補足)で前半部分を引用終わり)
以上