ふじむら掲示板
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Loginはこちら【179】EUの羊たちが、「ロシア産エネルギー年内輸入停止」の柵の中から、逃げ出している。
かたせ2号です。
ドイツを「ロシア産エネルギー年内輸入停止」の柵の中に追い込むために、DS最高幹部の意思の代弁者であるウクライナのゼレンスキー大統領とイギリスのトラス外相とが、2022年4月の1ヶ月をかけて奮闘する姿を、私はこれまで、この掲示板の投稿の中で追いかけました。
そして、その最終結果として、以下の記事を掲載します。
ドイツによるDS最高幹部への降伏文書調印式の様子です。やっとここまで来ました。
ロイター通信のサイトから。
記事名:ドイツ外相、ウクライナ訪問 キーウの大使館再開へ
2022年5月10日配信
(引用開始)(下線部はかたせ2号が引いた)
ドイツのベーアボック外相が2022年5月10日、ウクライナ入りした。ロシアのウクライナ侵攻後にウクライナを訪れたドイツ政府関係者としては最高位となった。
ドイツ政府は当初、ウクライナへの重火器の供与に消極的で、関係が悪化していた。しかし、ドイツはウクライナが目指す欧州連合(EU)加盟に支持を表明し、ロシアへのエネルギー依存低減を鮮明にするなど、関係修復に動いている。
ベーアボック外相は、ロシアからのエネルギー輸入をゼロとし、「永続させる」ことを目指すと述べた。
さらに、米英の動きに追随し、ウクライナの首都キーウの独大使館を再開させる方針を表明した。
また、ドイツがオランダと連携し、ウクライナに榴弾砲(ハウビッツェ)12両を供与する方針を示した。
ウクライナのクレバ外相は共同会見で、「ドイツがウクライナの平和、領土保全、主権のために立ち上がったことは歴史的転換」とし、独政府に謝意を表明した。
(引用終わり)
かたせ2号です。
これでDS最高幹部がドイツを屈服させて正式な決着がついた。それは確かな事実です。
ただし、これで一段落ついたなと、個人的には思っていたのですが、全然、そんなことはなかった。
甘かった。
以下に記事を3本掲載します。
<その1>
藤原直哉さんのツイッターから。
https://twitter.com/naoyafujiwara/status/1525246525529411584
2022年5月14日のツイート。
(引用開始)
要するに欧州は引き続きロシアのガスを買えるわけだ(大笑)
ロイター通信サイトから。
記事名:欧州委、ロシア産ガス支払い方法で従来の指針踏襲
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-eu-gaspayments-idJPKCN2MZ1T9
記事本文: 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のティム・マクフィー報道官は2022年5月13日、域内企業がロシアへの制裁措置に違反せずにロシア産ガスの代金を支払う方法について、これまでの指針を踏襲し、必要に応じてさらなる説明を行うために各国政府と連絡を取り合っていると述べた。
指針の更新に関する質問に対し「その件に関するわれわれの立場は揺るぎない」と指摘。「欧州委は指針の更新について話し合ったが、状況説明という点で全ての加盟国と対話を続けている。しかし、以前発表された法令とその法令がわれわれの制裁体制とどのように関連するかに関する指針に変更はなく、この問題について加盟国と緊密に協力し続けるという立場に変わりはない」とした。
(引用終わり)
<その2>
田中宇さんのツイートから。
https://twitter.com/tanakanews_com/status/1524580188788760576
2022年5月12日のツイート
(引用開始)
ロシアの天然ガスを輸入する欧州諸国のほとんどは、プーチン提案のルーブル口座をこっそり作ってガス輸入を続けていると伊首相が訪米時に暴露。みんなEUの対露制裁法に違反。実はロシアを制裁してない欧州。
記事名:欧州の制裁は吹き飛んだ。ドラギ総裁、「ほとんどのガス輸入業者がガスプロムにルーブル建て口座を開設している」と発言
https://www.zerohedge.com/markets/european-sanctions-blown-bits-draghi-says-most-gas-importers-have-opened-ruble-accounts
記事本文:3週間前、我々は、いくつかのヨーロッパのガスバイヤーがブリュッセルの制裁に違反して、ロシアが要求したように静かにルーブルで供給を支払うようにヨーロッパの偽の統一戦線が速やかに亀裂を入れたことを報告し、すぐにヨーロッパの事実上すべての人が彼らの足跡に続いて、同様にEU制裁を回避すると予測した。先程、欧州で最もパワフルな人物の一人、元ゴールドマンのパートナーでECBのトップであるマリオ・ドラギが、まさにそれを確認したのである。
ジョー・バイデンとの会談後、ワシントンD.C.で記者会見したドラギは、ヨーロッパのガス輸入業者はすでにガスプロムにルーブル建ての口座を開設していると述べたのである。
イタリア首相は、イタリアが制裁に違反することなくガス代を支払うことができ、したがってイタリアへのガスの流れが影響を受けることはないと確信しているかという質問に答えている。
「実はかなり自信があるのだが、愚かな理由もある。制裁に違反するとはどういうことか、公式には何も発表されていない。ルーブルの支払いが制裁に違反するかどうか、これらの支払いがどのように組織されているかについては、誰も何も言っていないのです。だから、ここはグレーゾーンなんです」。
しかし、2022年4月27日、欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長は、ロシアからのルーブルでのガス代支払いの要求に屈しないよう、企業に明確に警告を発した。「そのような契約を結んでいる企業は、ロシアの要求に応じるべきではない」とフォン・デア・ライエン委員長は述べた。「これは制裁違反となり、企業にとって大きなリスクとなる」。言い換えれば、ドラギは今世界で最もホットな話題の実態を全く知らないか、あからさまに嘘をついており、その過程で、プーチンに対する「欧州統一戦線」が巨大な茶番劇であることを証明しているのである。
その結果、ドラギ総裁の驚くべき結論が導き出された。「実のところ、ほとんどのガス輸入業者はすでにガスプロムにルーブルで口座を開いている」とドラギは付け加えた。裏では、ヨーロッパはロシアに毎日何十億も積極的に支払い続けているのではなく、プーチンの条件に従ってそうしており、ルーブルの高騰を助けているという驚くべき事実が明らかになった。
(引用終わり)
<その3>
ブルームバーグのサイトから。
記事名:ロシア石油禁輸、ハンガリーの抵抗でEUは導入先送り検討も
2022年5月13日配信
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-12/RBS88IDWX2Q101
(引用開始)
欧州連合(EU)加盟国の一部は、ロシア産石油の禁輸措置について導入延期を検討するべき時期かもしれないとの見解を示している。禁輸に反対するハンガリーをEUが説得できない場合でも、包括制裁案の残りを進められるようにするためだという。
複数のEU外交当局者によると、各国政府は依然、段階的な石油禁輸を含む包括制裁案の合意を2022年5月16日までにまとめることを目指している。同日にはEU外相会合がブリュッセルで開かれる。
(引用終わり)
かたせ2号です。
EUの羊たちが、「ロシア産エネルギー年内輸入停止」の柵の中から、逃げ出しています。
せっかく、ブチャの事件を引き起こして、柵の中に入れ込んだはずなのですが、DS最高幹部としてもどうしようもありません。DS最高幹部によるコントロールの限界が露呈している状況です。
(ここまでくれば、SWIFTからガスプロムを排除すれば一気に解決する話ですが、それが実はできないのですよ。ふじむら掲示板[298]を参照ください。)
そこで、DS最高幹部が最終手段(?)として、とったのが以下の記事です。
J Satoさんのツイッターから。
https://twitter.com/j_sato/status/1525038500348760064
2022年5月13日のツイート
(引用開始)
ウクライナエネルギー省:欧州諸国にロシア産ガスの輸入停止を呼びかけ
↓
欧州諸国、ロシア産ガスを買い続け
↓
ウクライナがガスパイプラインを止める!
ロイター通信サイトから。
記事名:ウクライナはパイプラインシステムをコントロールするまでガスルートを再開しない。
https://www.reuters.com/business/energy/exclusive-ukraine-will-not-reopen-gas-route-until-it-controls-transit-system-2022-05-12/
2022年5月12日配信
記事本文:ウクライナは、キエフがパイプラインシステムを完全に管理できるようになるまで、ロシアから欧州へのソフラノフカ・ガス中継ルートを再開しない、と運営会社GTSOUの責任者が2022年5月12日にロイター通信に語った。
同社は火曜日(2022年5月10日)、ロシアに支援された分離主義者によるガス盗難を理由に不可抗力を宣言し、ソフラノフカを経由するガスの流れを停止させた。
パイプラインはウクライナのルハンスク地方を通っており、その一部は2014年以来、ロシアに支援された分離主義者の支配下にある。
「我々は開通しない。資産を完全にコントロールするまで」とGTSOUのボス、セルギー・マコゴンは文書コメントで述べた。
彼は、ロシアの国営ガス会社ガスプロム(GAZP.MM)は、分離主義者がウクライナを通過するガスを盗み始めたことに気づいていなかったと述べた。
「ガスプロムは、分離主義者が我々から通過ガスを盗み始めたことに気づいていなかったと思う。」
マコゴン氏によると、ガスプロムはスジャのトランジットルートを使用することで、ヨーロッパ向けの全量を供給することが可能であり、ルートはまだ開通している。
ガスプロム社からのコメントは得られていない。
同社は、スジャ経由の全供給量を迂回させることは技術的に不可能であると述べており、キエフもこの主張は真実ではないと述べている。
(引用終わり)
かたせ2号です。
今回わかったのは、DS最高幹部が、自分の命令をEU諸国に受け入れさせるのにとても苦労しており、それは、DS最高幹部のとりうる行動範囲に実は限界点があるからだということです。彼らの支配力は無限では決してないですね。
以上
【178】ロシアへの経済制裁についての詳細資料を紹介し、あわせて考察(2点)を加える
かたせ2号です。
ロシアへの経済制裁についての詳細資料を紹介します。すばらしい資料です。ウクライナ情勢にご興味のある方は、ご参考ください。
https://www.cistec.or.jp/service/zdata_russia/20220318.pdf
ちなみにこの資料を発行している「CISTEC」とは、一般財団法人安全保障貿易情報センターの英文略称で、安全保障貿易管理に関する調査研究や輸出企業の自主輸出管理の支援などを行っている、日本国内唯一の法人です。
以下、かたせ2号が気づいた疑問点と考察
(1) ロシア外貨凍結を実施したのは「アメリカ」。にもかかわらず、凍結された金額(約40兆円)を西側諸国で公表したのは、アメリカのバイデン大統領ではなく、2022年4月5日の「イギリス」のトラス外相(のみ)。これは、あきらかに変。
⇒かたせ2号:ドナルド・トランプがこの日までは、バイデンの言動のコントロールのできていた証拠。
(2) SWIFTからのロシアの銀行の排除。EUによる決定だが、事前にアメリカが合意している。なのに、いまだ、ロシア最大手のズベルバンクとエネルギー部門に強いガスプロムバンクとは排除の対象からはずしている。なぜ、対象からはずしたまま放置するのか?
DS最高幹部は、対象に含めることをしたくてもできないからなのか、あるいは、できるのだがあえてしていないのか?
⇒かたせ2号:やりたくてもできない。
もし、それをすると、「非」西側諸国とロシア産資源輸出取引の決済を止めてしまうことになり、結果として非西側諸国がSWIFTの運用から離れていってしまうからだ。あまりに反作用が大きいのだ。ここに、DS最高幹部の、経済活動面での行動の限界点がみつかった。
その証拠に、それができないから、DS最高幹部が2022年4月に1ヶ月もかけて、ウクライナのゼレンスキー大統領とイギリのトラス外相とを牧羊犬にして、ドイツを「ロシア産エネルギー(天然ガス含む)の年内輸入停止」という柵の中に追い込むという、なんとも「余計な手間」をかけたのだ。ロシア最大手のズベルバンクとエネルギー部門に強いガスプロムバンクとをSWIFT排除の対象にする決定ができるのであれば、こんな手間をかける必要は最初からない。
なので、SWIFT(国際銀行間通信協会=銀行間国際送金ネットワーク)からの排除についてロシア最大手のズベルバンクとエネルギー部門に強いガスプロムバンクとを対象からはずす、というこの奇妙な運用は今後も継続する。
すなわち、SWIFTからのロシアの排除という手段は経済制裁の手段としては、最初から機能しないし、今後も機能しない。だから、DS最高幹部も、EU諸国の政治的指導者も、ロシアのプーチンも、そのことを前提に、それぞれが自己の利益を求めて動いている。これが世界の現状である。
(補足)
田中宇さんがよく使用している「米国中枢に巣食う超党派の過激=覇権放棄的な隠れ多極主義勢力」はDS内部には存在しないと、かたせ2号は考えます。DS内部に存在するとすれば、とっくの昔に、「ロシア最大手のズベルバンクとエネルギー部門に強いガスプロムバンクとをSWIFT排除の対象にする決定」をしているはずです。これが、世界を「多極化」するために一番強力な方法だからです。でもそれを、いまだにしようとしない。
なぜでしょう?
DSは、ドル覇権体制の継続という目的を統一して維持しているからです。すなわち、DSの内部に「覇権放棄的な隠れ多極主義勢力」はいません。該当する勢力がいるとすれば、それはDS外にいるトランプ=プーチン連合になるでしょう。
以上
【177】ドイツ外相、ウクライナのブチャを訪問 残虐行為を批判(ロイター)(2022年5月10日)
かたせ2号です。
<結論>
ドイツのベーアボック外相は、ゼレンスキーのウクライナがブチャの事件にもう触れてほしくない状況を察知して、2022年5月10日に、ブチャの街を「急襲」した(AFP)。そして、「ブチャの殺害に関与した人間が裁きを受けるべきだ」と主張した(ロイター)。
これは、1ヶ月前にEU首脳が、「ブチャの事件はロシア軍の仕業」と本人たち(2名)の口から表明したのとは著(いちじるし)しく異なっている。
すなわち、ドイツは、ブチャの事件がロシア軍の仕業であると表明することを拒否し、ロイターの厳しい検閲をかいくぐって、その意思を世界に伝えた。あわせて、世界の目をふたたびブチャの事件に注目させるように仕向けた。
<データ提示と解釈>
AFP通信サイトから。
独外相、ウクライナ・ブチャを訪問 住民と面会
https://www.afpbb.com/articles/-/3404117
(引用開始)
[2022年5月10日AFP]ドイツのアナレーナ・ベーアボック(Annalena Baerbock)外相は2022年5月10日、ロシア軍が民間人を多数殺害したとされるウクライナ首都キーウ近郊ブチャ(Bucha)を予告なしに訪問し、地元住民と面会した。
ブチャには各国の首脳や外交官が訪れている。ロシア軍はキーウ周辺の複数の村や町で戦争犯罪に及んだと非難されている。
(引用終わり)
かたせ2号です。予告なしの訪問。
ドイツ外相のブチャ訪問は、ウクライナ側ではセッティングしていない。
ロイター通信のサイトから。
記事名:ドイツ外相、ウクライナのブチャを訪問 残虐行為を批判
2022年5月10日配信
https://jp.reuters.com/article/idJPL3N2X22C2
(引用開始)
[ブチャ(ウクライナ)ロイター] ドイツのベーアボック外相が2022年5月10日、ウクライナ入りした。ロシアのウクライナ侵攻後にウクライナを訪れたドイツ政府関係者としては最高位となった。
ベーアボック氏はまず、ロシア軍が民間人に残虐行為を行ったとされる首都キーウ(キエフ)近郊のブチャを訪問。ロシア政府は残虐行為を繰り返し否定しているが、同氏はブチャの殺害に関与した人間が裁きを受けるべきだと主張。
「それが被害者に対する私たちの義務だ。ここでは被害者のことが強く感じられる。被害者は私たちかもしれなかった」と述べた。
ドイツ政府は当初、ウクライナへの重火器の供与に消極的で同国との関係が悪化。両国は関係修復に動いている。
(引用終わり)
かたせ2号です。「ロシア政府は残虐行為を繰り返し否定しているが」の表現はロイターによる情報撹乱(disinformation)。外相はそんなことは言っていない。
「同氏はブチャの殺害に関与した人間が裁きを受けるべきだと主張。」
ここに注目。「ブチャの殺害に関与した人間」と述べている。「ロシア」とは一言も言っていない。1ヶ月前のEU首脳のブチャ訪問では「ブチャの事件はロシア軍の仕業」とEU首脳本人たち(2人)の口から明言されている。それからは大きく表現が異なっている。
ドイツのベーアボック外相のツイッターから。
https://twitter.com/ABaerbock/status/1523975468365623296
2022年5月10日ツイート
(引用開始)
ブチャはシンボルになりました。想像を絶する犯罪、拷問、レイプ、殺人のために。想像できない分、この場所が遠く感じられます。そして、この地に立つと、ブチャはまったく普通の、平和な郊外であることに気づきます。誰にでも起こりうることだ。
また、家族や近所の人たちであったかもしれません。その恣意性には唖然とするばかりです。私たちは遺族の痛みを取り除くことはできませんが、正義を確保するためにできることはすべてできます。誰一人として、結果なしに犯罪を犯すことができると信じてはなりません。
国際社会として証拠を集めていく。私はウクライナのイリナ・ベネディクトヴァ検事総長に、戦争犯罪の捜査においてドイツが政治的、財政的、人的な面で全面的に支援することを確約した。
(引用終わり)
かたせ2号です。たしかに「ロシアの仕業」等は何も触れていない。
比較対象としての、1ヶ月前にブチャを訪問したEU首脳発言を以下に載せます。ロシア軍の残酷な顔、無謀で冷淡な行動が明示されたと述べている。
ロイター通信のサイトから。
記事名:民間人殺害のブチャ、ロ軍の「残忍な顔」明示 欧州委員長が訪問
2022年4月9日配信
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-eu-idJPKCN2M01OW
(引用開始)
[キーウ 2022年4月8日 ロイター] – 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は2022年4月8日、民間人とみられる遺体が多数発見されたウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊ブチャを訪問し、ロシア軍の「残酷な顔、無謀で冷淡な行動」が明示されたと述べ、ウクライナへの支援を確約した。
フォンデアライエン委員長は「全世界がブチャの人々と共に悼んでいる。ブチャの人々は欧州の国境や人間性、民主主義を擁護している。われわれもこの重要な戦いで共に立ち上がる」と述べた。
さらに、ウクライナのゼレンスキー大統領が求めるEU加盟について、EUはウクライナが「必要な措置」を取ることを全力で後押しすると指摘。EUがウクライナの加盟を判断する上で必要な質問書をゼレンスキー大統領に手渡し、ゼレンスキー大統領は1週間以内に回答すると述べたという。
また、フォンデアライエン委員長はウクライナ侵攻を受けたロシアへの制裁を強調し、「ロシアは経済面、財政面、技術面で衰退する一方、ウクライナは欧州の未来に向かって進んでいる」と語った。
(引用終わり)
以上
【176】ドイツ首相「二度と戦争せず」ウクライナ支援に制限も(2022年5月8日)
かたせ2号です。
本日(2022年5月9日)の藤原直哉さんのツイートで知った記事を、以下にご紹介します。
琉球新報サイトから。
記事名:ドイツ首相「二度と戦争せず」 ウクライナ支援に制限も
2022年5月9日配信[共同通信]
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1513905.html
(引用開始)
ドイツのショルツ首相は、第2次大戦の欧州での戦いが終結して77年を迎えた2022年5月8日、異例のテレビ演説をし「二度と戦争はしない」と訴えた。ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻により「欧州で戦争を再び引き起こした」と非難。ウクライナへの連帯を強調する一方、ウクライナからの軍事支援などの要求を全てのむつもりはないとの姿勢も示した。
ショルツ氏は「ドイツ人は人道に対する罪を犯した」と過去の戦争を振り返り、教訓として「二度と戦争はしない。二度と大量虐殺はしない。二度と専制政治はしない」と強調。自国や同盟国に害を及ぼすなどの決断はしないと言明した。
(引用終わり)
かたせ2号です。
2022年内でのロシア産エネルギー(天然ガス含む)の輸入停止に向けて動き出さざるを得なくなったドイツのシュルツ首相ですが、次なるDS最高幹部の要求が「ロシアとの戦争のためにドイツ国民を動員せよ」だと、肚(はら)の底からわかっているんでしょうね。
だから、ドイツ国家としての次なる防衛線が、そこにあると見定めて、ドイツ国民に「異例のテレビ演説」をし、「二度と戦争はしない。二度と大量虐殺はしない。二度と専制政治はしない」
と訴えたのだと思います。
おとこだねえ。感動しました。
(補足)
ウクライナのゼレンスキー大統領がブチャの事件をテコに「ジェノサイド」された民族の代表者としてふるまって、周辺諸国をみずからの意向に従わせようとしているのに対して、ドイツのショルツ首相は、「ジェノサイド」と極めて近しい関係にある「人道に対する罪」という言葉を根拠に、「二度と戦争はしない。二度と大量虐殺はしない。二度と専制政治はしない」とゼレンスキーに言い放ち、この男(DS最高幹部の「肉声」を体現)の要求をはねつけようとしている。「ジェノサイド」という言葉を通しての攻防戦が、ウクライナとドイツとの間で起きていると、かたせ2号は考えます。
以上
【175】藤原直哉さんから難しいお題をいただいた。
かたせ2号です。
藤原直哉さんから、難しいお題のツイートが出ているのを見つけたのでご紹介します。
このお題は1年後も、かたせ2号なりの答えが見つかっていないかもしれません。
藤原直哉さんのツイッターから。
記事名:イーロン・マスクよ、"大人の対応 "でファシストに供給したことに答えなければならないだろう。イーロン・マスクは、ウクライナのファシスト勢力に軍事通信機器を供給することに関与していた。
2022年5月8日のツイート。
https://twitter.com/naoyafujiwara/status/1523288748553048068
(引用開始)
記事の元資料:プラウダのサイト
https://military.pravda.ru/news/1706762-masku_pridetsja_otvechat/
国営企業ロスコスモスのドミトリー・ロゴジン長官は、米スペースX社の創業者イーロン・マスク氏がウクライナのファシストに資金を供給したことについて「大人の対応で答えなければならないだろう」と発言した。
ロシア連邦が得た情報によると、ペンタゴンはAFUへのスターリンク機器の納入と移送を実施した。
イーロン・マスクは、したがって、ウクライナのファシスト勢力に軍事通信機器を供給することに関与していたのである。
そして、彼は成熟した方法でこのことに答えなければならないだろう」とロゴジンは言った。
これに先立ち、捕虜となった第36海兵旅団本部長のウクライナ人ドミトロ・コルミャンコフ大佐は、マリウポリで、イロンマスク社のスペースX社が開発したスターリンク・セットをウクライナが武装勢力に手渡したと述べた。
また、ロスコスモスのトップは、ウクライナで我々はナチスと戦っているのではなく、NATO同盟による占領からこの国を解放し、敵を国境から遠ざけているのだと強調した。
同盟は私たちに戦争を仕掛けているのです。宣言はしていないが、誰の目にも明らかである。ウクライナの国家大隊とAFU(ウクライナ軍)は、北大西洋圏の大砲の餌だとロゴジンは結論づけた。
(引用終わり)
以上
【174】英外相トラス: 「WW2と冷戦後の新たな地政学の追求の為にグローバルNATOが必要」
かたせ2号です。
2022年4月27日のトラス外相の演説では、ウクライナ情勢について、2022年4月24日のガーディアン記事には全く触れていません。
しかし、ウクライナ以外の情勢については、以下の2点につき重要な発言をしていましたので、ご報告します。
・中国が「ルールに従って」行動しなければ、ロシアと同じ扱いを受ける。
・グローバルなNATOが必要だ。そして、台湾のような民主主義国家が自らを守ることができるようにしなければならない。
トラス外相はDS最高幹部直属の「報道官」なので、この2点の実現に向けて、今後の世界が動いていくでしょう。日本もいずれ、NATOに参画して(させられて)いきますね。
Tomoko Shimoyamaさんのツイートから(2022年5月7日)
https://twitter.com/TomokoShimoyama/status/1522618197085765632?cxt=HHwWgIC-3dvLtqEqAAAA
(引用開始)
英外相トラス: 「WW2と冷戦後の新たな地政学の追求の為にグローバルNATOが必要」「NATOには大西洋とインド太平洋 の両方が必要」「UA(ウクライナ)は私達の戦争で次は台湾」
"Geopolitics is back!" 新帝国主義巨悪 US-UKの軍隊 NATO の帝国主義的侵略の復活=WW3
(引用終わり)
かたせ2号です。上のツイートで紹介されていた記事を以下に紹介します。
RTサイト(ロシア系)から。
記事名:英国、「グローバルNATO」を提唱
英外相リズ・トラス、「グローバルNATO」はウクライナのように台湾を武装する必要があると発言
2022年4月28日配信
(翻訳引用開始)(下線部はかたせ2号が引いた)
第二次世界大戦と冷戦の後に作られた世界秩序はもう機能していない。だから西側は、地政学を新たに追求するために「グローバルNATO」が必要だと、リズ・トラス英外相は水曜日(2022年4月27日)に行った主要外交政策演説で主張した。トラス氏はまた、米国が主導する圏内に、ウクライナにもっと「重火器、戦車」、飛行機を送るよう促し、 中国が「ルールに従って」行動しなければ、ロシアと同じ扱いを受けると述べた。
「私のビジョンは、自由な国々が自己主張し、優位に立つ世界です。経済と安全保障のパートナーシップのネットワークを通じて、自由と民主主義が強化される世界だ」と、トラス氏はロンドンのマンション・ハウスでの宴会でスピーチした。
この仕組みを「自由のネットワーク」と名付けたトラスは、1945年以降に発展した経済と安全保障の構造、例えば国連の安全保障理事会などが、「これまでのところ、侵略を抑制するというよりむしろ有効にしてきた」ため、必要なのだと主張した。
「地政学が復活した」と彼女は発表した。
西側諸国とその同盟国は、キエフに「重火器、戦車、飛行機」を供給する必要がある。在庫を深く掘り下げ、生産を増強するのだ。
なぜなら、その目的は「ロシアをウクライナ全体から追い出し」、新たなマーシャルプランに沿って国を再建することだからだ、とトラスは述べた。「ウクライナの戦争は私たちの戦争であり、ウクライナの勝利は私たち全員にとって戦略的に必須であるため、みんなの戦争なのです。」
さらに、NATOは「西バルカン諸国やモルドバ、グルジアといった国々が主権と自由を維持するための弾力性と能力」を確保し、「神聖な」開放政策を維持しなければならないと、トラスは述べた。
しかし、彼女の野心はヨーロッパにとどまらず、「大西洋の安全保障とインド太平洋の安全保障の間の誤った選択」を非難している。
「現代世界では、両方が必要だ。グローバルなNATOが必要だ。「そして、台湾のような民主主義国家が自らを守ることができるようにしなければならない」と述べた。
トラスは、ロンドンがロシアを禁輸しようとする前例のない取り組みを指摘し、「経済的アクセスはもはや与えられたものではありません。経済的なアクセスはもはや与えられるものではなく、獲得しなければならない」と主張し、獲得しようとする国は「ルールに従って行動しなければならない。その中には中国も含まれる」。
英国は過去数ヶ月間、対戦車ミサイルNLAWや装甲車ストーマーなど、大量の兵器システムをウクライナに送っている。ジェームズ・ヒーピー英軍事相は2022年4月2日、テムズ・ラジオに対し、ウクライナが英国の供給する兵器を使ってロシア領内に攻撃を仕掛けるのは「完全に合法」だと述べ、これに対しロシア軍は、そのような攻撃には適切な対応がとられると警告している。
トラスは2022年2月上旬にロシアを訪れ、モスクワにウクライナを侵略しないよう脅したが、地理に関する複数の失言で広く嘲笑されることになった。BBCのインタビューでバルト海を黒海と言い間違えたかと思えば、ロシアのセルゲイ・ラブロフ首相からトリック質問を受け、ロンドンはロストフとボロネジ(ドンバス地方のドネツクとルガンスクと言い間違えた)に対するロシアの主権を「絶対に認めない」と言い張ったと報じられたのである。
2012年に教育・保育担当次官として閣僚入りした後、環境問題、司法、財務、国際貿易の各分野を担当し、2021年9月にドミニク・ラーブの後任として外務省のトップとなる。
(翻訳引用終わり)
以上
【173】追記:フレシェットの件(アメリカ軍のM546 APERS-Tという武器を想定すると砲弾のイメージがつかめるようだ)
かたせ2号です。表題の件につき情報提供します。
まず、イギリス、ガーディアン紙の記事から一部を引用します。
記事名:ロシア砲の金属弾で数十人のブチャ市民が死亡した。法医学者が集団墓地から発見された遺体から、現代戦ではほとんど使用されていないフレシェットを発見。
2022年4月24日配信
https://www.theguardian.com/world/2022/apr/24/dozens-bucha-civilians-killed-flechettes-metal-darts-russian-artillery
(一部引用開始)
遺体から見つかった金属の矢の写真を確認した独立した武器専門家は、第一次世界大戦中に広く使われた対人武器であるフレシェットであることを確認した。
この小さな金属の矢は、戦車や野戦砲の砲弾の中に入っている。砲弾1発につき、最大8,000個の閃光弾を込めることができる。
(一部引用終わり)
かたせ2号です。これに関連して、JSFさんの以下のツイートを発見したので、ご紹介します。
https://mobile.twitter.com/rockfish31/status/1519863304671625217
(引用開始)
フレシェット弾の内蔵数が8000発ってアメリカ軍のM546 APERS-Tの話で、ソ連製のフレシェット弾の話のようには思えないんだが…
(引用終わり)
かたせ2号です。
専門的な見地からの貴重なご意見です。ありがたいことです。
これにより、ガーディアン紙に登場する武器専門家は、なぜか、アメリカ軍の武器「M546 APERS-T」を念頭に置いて話をしていることがわかりました。不思議なものですねえ。
それで今回、JSFさんから情報を得たのが良いきっかけだと思い、アメリカ軍の武器「M546 APERS-T」について情報を集めてみたので、以下にご報告します。
以下の情報で、ブチャの事件でのフレシェットの爆発の様子がイメージできると思います。
よろしくご参考ください。
<砲弾の大きさ、寸法>
https://bulletpicker.com/cartridge_-105mm-apers-t_-m546.html
かたせ2号です。
長さは866ミリ、口径が105ミリ。この大きさのものが発射されて、攻撃相手の頭上で爆発する仕組みです。拳銃やライフルのような武器ではなく、やはり「砲撃」する武器ですね。
<使用方法>
https://man.fas.org/dod-101/sys/land/m546.htm
(翻訳して一部引用開始)(下線部はかたせ2号が引きました)
M546 APERS-T弾は、近距離での対人戦闘を主目的とした弾丸です。この弾丸は、マズルアクションのためにフューズとセットになっていますが、最大100秒までセットすることができます。この弾丸には、8粒の鋼鉄製フレシェットが8,000個装填されています。APERS-T弾は、露出した歩兵に対して壊滅的な効果を発揮する。M546(APERS-T)を使用する際には、2つの重要な注意事項があります。まず、この弾は、たとえ戦闘の緊急事態であっても、露出した味方部隊の頭上で使用してはならない。第二に、この弾のアルミ製ケーシングは薄く、簡単に破損します。損傷した弾丸は予測がつかないので、発射してはならない。APERS-T弾は口径105mmのみ使用可能です。
(翻訳して一部引用終わり)
かたせ2号です。
上記注意書きにもある通り、このフレシェットという武器は「たとえ戦闘の緊急事態であっても、露出した味方部隊の頭上で使用してはならない。」ものなんですよ。
だからロシア軍の占領しているブチャに、ロシア軍がこの武器で砲撃を加える、というのはやはりナンセンスですね。そんな危険なことをする必要はまったくない。
ですから、DS最高幹部が上記ガーディアン記事を結局、「ボツ」完全無視しているのは、ある意味「妥当な判断」だと、かたせ2号は考えます。まあ、はっきり言って、「どんな犯罪行為を働いても、すべてロシアのせいにできるから大丈夫だ」という、DS最高幹部の「驕(おご)り」が、今回のこういう自爆行為を生んだんだと私は思います。自業自得ですね。
以上
【172】この「ダーツ」の件の言葉の使い方について
かたせ2号です。
この武器の名称の一番のオススメは「フレシェット」です。
「ダーツ」でもいいのですが、一般名詞の「ダーツ」と区別がつかなくなるのが難点です。
なお、この件に言及する際には、「クラスター爆弾」という言葉は使用しないでください。
「フレシェット」は「クラスター爆弾」とは別ものだと主張する人も結構いますので、
そういう人たちに無用な誤解を与えないためにも。
以上
【171】ブチャ事件の「ダーツ」(フレシェット)の記事が、世界中で「幻」になった経緯を解明する。<最初に:かたせ2号の主張のまとめ>
かたせ2号です。表記につき、情報をまとめたので投稿します。長文にはなりますが、よろしくご参考ください。
<最初に:かたせ2号の主張のまとめ>
副島隆彦先生の投稿「重たい掲示板[3394]ウクライナ戦争。14本目。「ブチャの虐殺」の真実が世界中にバレた。」(投稿日:2022-05-05)でも紹介のあった、ブチャ事件の「ダーツ」(フレシェット、以下こちらの「フレシェット」を用いる)関連の諸事実。
これは、2022年4月24日にイギリスのガーディアン紙が報道したのが最初です。その記事内容は、かたせ2号がこの掲示板で紹介した「mpr21」というスペインのサイトの内容とほぼ一致していますが、ガーディアン紙はフレシェットを使用したのはロシア軍だと主張している点が異なっています。
一方で、このフレシェット情報を世界中で、ほとんどの人が知りません。著名なメディアが報道した重要な事実であるにもかかわらず。なぜでしょう?
その謎について、考えてみました。
要点は2つ。
一つ目は、ロシア軍が占領している陣地にロシア軍が、フレシェット砲撃をする必要性がまったくないこと。普通にこの記事を読むと、この矛盾にまず気づきます。2つ目は、このフレシェットの武器を2014年にウクライナ軍が使用しているという事実をこの記事は隠しています。この隠された事実が知られると、フレシェットを使用したのはむしろ、ウクライナ軍ではないのか?との疑いが濃くなってしまいます。
これらの危険性を途中から察知して、「殺されたブチャ住民の体内からフレシェットが発見された」という事実は「なかった」ことになっているのだと考えます。
「クム・タケント・クラーマント(cum tacent ,clamant)」(彼らが沈黙しているとき、彼らは叫んでいる)
古代ローマの政治家、キケロの言葉です。
彼らDS最高幹部が沈黙せざるを得ない現在の状況は、「フレシェットでブチャの住民を砲撃したのは、ウクライナ軍である」とDS最高幹部が認めて叫んでいるに等しいことだと、かたせ2号は断定します。
【170】ブチャ事件の「ダーツ」(フレシェット)の記事が、世界中で「幻」になった経緯を解明する。<関連記事掲載編>
<関連記事掲載編>
かたせ2号です。
以下に、関連記事が全部で4つあります。時系列に沿って並べます。
この4つの情報を元に、後の「謎解き」につなげていきます。
1. 2022年4月4日(アメリカ、ニューヨークタイムズ)
ニューヨーク・タイムズ紙が、ロシア軍が撤退する前の2022年3月19日の時点でブチャ市内の通りに遺体が散乱していると主張しました。現在でもこれが、ブチャの事件を引き起こしたのがロシア軍であるという主張の大きな根拠になっています。
日テレNEWSサイトから。
記事名:ニューヨークタイムズ紙「露軍撤退前に遺体散乱」
2022年4月5日配信
https://news.ntv.co.jp/category/international/060dc4b0caf74109b8bff9c18d84ea31
(一部引用開始)
2022年4月4日付のアメリカのニューヨークタイムズ紙はブチャの衛星写真を分析し、ロシア軍が撤退する前の2022年3月19日の時点で、市内の通りに遺体が散乱しているのが確認できるとしています。また、衛星写真では、2022年3月10日の時点で、集団墓地をつくるために教会の近くに穴を掘っているとみられる様子が確認できるとしていて、ロシア側の説明と矛盾していると指摘しています。
(一部引用終わり)
2. 2022年4月18日(アメリカ、ワシントン・ポスト)
ワシントン・ポスト紙
コリア・エコノミクスのサイトから。
記事名:露軍はフレシェット弾を使用か 数千個の釘を広範囲に降らせる非人道兵器
2022年4月20日配信
https://korea-economics.jp/posts/22042004/
(引用開始)
ウクライナに侵攻中のロシアがキーウ郊外のブチャを攻撃した際に、非人道的武器の一つである「フレシェット弾」を使った情況が明らかになった。
2022年4月18日、米ワシントンポスト(WP)によると、ブチャ地域のある住民は「2022年3月末ロシア軍が撤収する数日前に頭の上で砲弾が破裂し数千個のダーツが散った」とし「一部は車両を覆っていた防水布に落ちたが、まるで誰かが釘を打ったかのようだった」と明らかにした。
WPは「現場取材を出た記者たちも数多くのフレシェットが散乱していることを確認した」と伝えた。フレシェット弾による死者はまだ確認されていない。
鉄製のフレシェットは、3cm程のサイズの小さなダーツのような形で、フランス語でダーツを意味するフレシェットに由来し、矢弾と呼ばれることもある。フレシェットで満たされた爆弾は、空中で爆発すると最大サッカー場の3倍の広さに数千~数万個の小さな矢状の釘(フレシェット)を散らす。
そのため、広く開けた場所に集結した部隊への攻撃に主に使用され、人口密集地域では民間人も被害を得る。
フレシェット弾の使用は無差別の殺傷が懸念されるため、国際人権団体から批判を受けている。国際アムネスティは「民間人が多い地域で使われてはならない」と主張している。使用禁止条約はまだ成立していない。
WPはフレシェット弾が第一次世界大戦の際に飛行機から投下されたことや、米国がベトナム戦で使用したことを伝えた。イスラエルは2014年にパレスチナガザ地区への攻撃の過程でフレシェット弾を使用したが、非難を受け、その後使用を中断した。
ブチャ地域のフレシェット弾はロシア軍の122mm 3Sh1砲弾から発射されたと推定されている。
(引用終わり)
3.2022年4月24日(イギリス、ガーディアン)
イギリスのガーディアン紙のサイトから。
記事名:ロシア砲の金属弾で数十人のブチャ市民が死亡した。法医学者が集団墓地から発見された遺体から、現代戦ではほとんど使用されていないフレシェットを発見。
2022年4月24日配信
https://www.theguardian.com/world/2022/apr/24/dozens-bucha-civilians-killed-flechettes-metal-darts-russian-artillery
(翻訳して引用開始)
ウクライナの都市ブチャのロシア占領中に死亡した数十人の市民は、ロシアの大砲が発射したタイプの砲弾の小さな金属の矢によって殺されたと、法医学者が発表した。
キエフの北、占領下のロシア軍が残虐行為で告発されている地域の集団墓地で見つかった遺体の検死を行っている病理学者や検視官は、フレシェットと呼ばれる小さな金属の矢が人々の頭や胸に埋め込まれているのを見つけたと語った。
ウクライナの法医学者であるVladyslav Pirovskyi氏はガーディアン紙に、「私たちは男女の遺体から本当に細い釘のようなものをいくつか見つけたし、この地域の他の同僚たちも同じだった」と語っている。「遺体からそれらを見つけるのは非常に困難です。これらの遺体の大部分は、ブカ・イルピン地域から来たものです。
ガーディアン紙が見た、遺体から見つかった金属の矢の写真を確認した独立した武器専門家は、第一次世界大戦中に広く使われた対人武器であるフレシェットであることを確認した。
この小さな金属の矢は、戦車や野戦砲の砲弾の中に入っている。砲弾1発につき、最大8,000個の閃光弾を込めることができる。発射された砲弾は、時限信管が爆発し、地表で炸裂する。
通常、長さ3cmから4cmの閃光弾は、砲弾から放出され、幅300m、長さ100mの円錐形のアーチを描いて散布される。被害者の体に当たると、矢は硬度を失い、鉤状に曲がり、4枚のヒレでできた矢の後部はしばしば折れて、2度目の傷を負わせる。
ブチャの多くの目撃者によると、フレシェット弾は2022年3月末に軍が撤退する数日前にロシア砲兵によって発射されたという。
ブチャの住民であるスヴィトラナ・チュムットさんは、自分の車に数発の釘が打ち込まれているのを見つけたとワシントンポスト紙に語った。
人権団体は以前からフレシェット弾の禁止を求めているが、この弾薬は国際法上、禁止されていない。しかし、人口密度の高い民間地域で不正確な殺傷兵器を使用することは、人道法違反である。
目撃された発射薬の写真を確認した英国のFenix Insightグループの兵器専門家Neil Gibson氏によると、ロシアの大砲が使用している122mm 3Sh1砲弾を含み、その中にはフレシェット弾が充填されているとのことだ。
「もう一つの珍しい、めったに見られない発射体」とギブソン氏はツイッターで述べた。「今回は、米国の「蜂の巣」シリーズの対人地雷(APERS)弾のロシア版だ。本当の榴散弾のように作動するが、閃光弾とワックスバインダーで満たされている」。
フレシェットは第一次世界大戦中から弾道兵器として使用されていた。当時としては画期的な飛行機が歩兵を攻撃するために投下し、ヘルメットを貫通するほどの威力を持った金属製の弾丸である。第二次世界大戦ではあまり使われなかったが、ベトナム戦争でアメリカはプラスチックカップに詰めたフレシェット弾を採用し、再登場した。
アムネスティ・インターナショナルによれば、「フレシェットは、密生した植物を貫通し、多数の敵兵を攻撃するために設計された対人兵器である」。「市民区域では決して使ってはならない」「ロシアがブチャで戦争のルールを無視したことは、兵器の専門家でなくても理解できる」とブチャの市長、アナトリー・フェドルクは言った。「ブチャはチェチェン・サファリと化し、市民に対して地雷を使用したのです。衛星画像は、ウクライナのブチャにある聖アンデレ教会とピエルヴォズヴァノーホ・オールセインツ教会の近くにある集団墓地です。」
ロシアはブチャの殺害の代名詞になったとゼレンスキーは言う。
ロシア軍は、2022年2月の侵攻開始から数日後、激しい戦闘の末にキエフの北西18.5マイル(30キロ)にあるブチャを占領した。2022年3月末に撤退命令が出され、その後、虐殺されたと思われる数百人の遺体を含む集団墓地が明るみに出た。
フランス国家憲兵隊の法医学部門の18人の専門家チームは、キエフの法医学調査チームとともに、1カ月にわたる占領期間中に市民に加えられた恐怖の記録を取り始めた。
ピロフスキー氏は、「私たちは、多くの切断された(醜い)遺体を目にしています」と語った。「手を後ろに縛られ、後頭部を撃たれているものも多い。自動小銃の場合もあり、犠牲者の背中に6~8個の穴が開いているようなケースもあった。そして、犠牲者の体にクラスター爆弾の成分が埋め込まれているケースもいくつかあります。
ガーディアンがブチャ、ホストメル、ボロディアンカを訪問した際に収集した証拠と、独立した兵器専門家による検討の結果、ロシア軍は人口の多い地域で、世界の多くの地域で禁止されているクラスター弾と強力な無誘導爆弾を使用し、少なくとも8つの民間建物を破壊していることが判明しました。
フレシェットは、イスラエル国防軍(IDF)がレバノンやガザ地区での軍事作戦で定期的に使用し、民間人を殺傷した以外には、現代戦ではほとんど使用されていない。
2008年3月、ロイターのパレスチナ人ジャーナリスト兼ビデオグラファーのファデル・シャナ氏が、イスラエル軍の戦車が発射した砲弾の破片で死亡した。後にレントゲン写真で、シャナの胸、脚、そして装甲のない防弾チョッキに金属の弾丸が埋め込まれているのが確認された。
(翻訳終わり)
4. 2022年4月25日以降(全世界)
かたせ2号です。
2.と3.の記事でわかるように、ワシントン・ポストとガーディアンが連携・準備して、ロシア軍の残虐さをアピールするために書いた記事にもかかわらず、DS最高幹部は上の3.の記事に一切触れようとしません。その方針は現在も継続しています。そのため、世界に情報が流れず、世界のほとんどの人々は、この記事の内容を知りません。
まず、ロイターをはじめ、世界中の通信社がこの3.の記事を配信していません。
「フランス国家憲兵隊の法医学部門の18人の専門家チームは、キエフの法医学調査チームとともに、1カ月にわたる占領期間中に(ブチャ)市民に加えられた恐怖の記録を取り始めた」内容の結果報告にもかかわらず、です。不思議ですね(笑)。
(補足:上の3.の記事、実は共同通信が配信していて日本の地方新聞、日刊ゲンダイには掲載されていますが、世界への影響力はないので、ここでは話を省略します)
次に、ウクライナのゼレンスキー大統領も、一切触れていません。これだけお膳立てしてもらって出てきた記事なのに。これも不思議です。
最後に、イギリスのトラス外相。2022年2月24日にイギリスでこの情報が流れたわけですから、ウクライナ情勢に詳しいはずの外相が、3.のガーディアン記事を知らないはずはない。にもかかわらず、トラス外相の言動(twitter等含め)で、この情報に言及した箇所は皆無です。
2022年4月27日の演説においても、
「ウクライナの戦争は我々の戦争、全員の戦争だ。ウクライナの勝利は、我々全員の戦略的急務になっているからだ」
「重火器、戦車、戦闘機……倉庫の奥まで探し回って、生産能力を高める必要がある。そのすべてをする必要がある」
「私たちは慢心できない。ウクライナの運命はまだ拮抗(きっこう)している。はっきりさせておきたいのは、もしプーチン大統領が成功すれば欧州全体に甚大な悲劇が起こり、世界中に恐ろしい影響が出るということだ」
と単に煽るだけの、無内容な発言に置き換わっていますね。
(BBCサイトから。記事名:トラス英外相、ロシアを「ウクライナ全土から押し出すべき」。
2022年4月28日配信)
https://www.bbc.com/japanese/61253110
結局、DS最高幹部としては、3.の事実を「なかった」ことにしています。これが最近、ブチャの話題が世界で流れなく(流せなく)なった本当の理由です。
以上で記事内容の説明編を終わります。
では、なぜ、この3.の記事にDS最高幹部は触れようとしないのでしょうか?
以下、「謎解き」編に進みます。謎解きは2つあります。
