「1974」 新年のご挨拶をいたします。2022年1月1日  下に 副島隆彦が年頭の文を加筆しました。1月2日。

 SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。今日は2022年1月1日です。

 新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 2021年は1月17日に久しぶりの定例会を開催することができました。新体制への移行、コロナ騒ぎで入場者数が制限される中、多くの方々にご参加いただき、無事に終えることができました。個人としましては、おかげさまで、久しぶりの単著『悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める』(秀和システム)と翻訳『ビッグテック5社を解体せよ』(ジョシュ・ホウリー著、徳間書店)を出版することができました。

 本年2022年は5月15日(日曜日)に定例会を開催します。場所は東京・御茶ノ水の全電通労働会館です。詳細は参加申し込みと共に、今月末に「今日のぼやき」広報ページでお知らせします。今しばらくお待ちください。また、副島隆彦先生のご指導もあり、弟子の中から、根尾知史(ねおともし)が初めての単著『政府が狙う!あなたの個人資産を何があっても守り抜け!!』(秀和システム)を出版いたします。こちらも改めてお知らせをいたします。

 本年2022年が皆さまに取りまして素晴らしい一年となりますようにお祈り申し上げます。本年もご支援をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

副島隆彦の学問道場  古村治彦拝

ここから、副島隆彦が加筆します。
副島隆彦です。今日は、2022年1月2日です。
 私からも、学問道場の会員の皆様に、新年のお慶(よろこ)びを申し上げます。

今年は、去年に引き続き、日本国民はじっと我慢、に我慢の年になるでしょう。私たちは、
ひたすら戦略的に自重(じちょう)して耐え忍ばなければならない。
私たちは、注意深く、用心、警戒しながら、じっと耐え忍ぶことで、それで、ようやく生き延びることが出来る。愚かな行動に走ってはならない。

 まず、世界の政治の動きについて。
私たちが応援し続けるトランプ大統領が、1月6日に、記者会見を開くそうだ。この場で、これからのどのように、自分たち、正義のアメリカ国民の勢力(1億人)を、これからの闘いでどのように指導してゆくかを指し示す。ディープ・ステイトとの戦いは、し烈に続く。

 やがて出来るアメリカ共和国の最高指導者として、ドナルド・トランプは自分の今の考えをはっきりと述べるだろう。私たちはじっとトランプの声に耳を傾けなければいけない。 これが人類の今年の闘いの始まりである。 1月6日の、トランプ声明が、どのような大きな意味を持つかを、そのあと私が、じっくりと分析して、数日後に、大きな謎解きとして解説する。

 2つ目は、今年の日本の政治に対してである。
日本政治への、私、副島隆彦の一番大きな、最大の希望は以下のことだ。
岸田政権を支える、岸田首相本人を含めた、8人の有力政治家たちがいる。このまだ若い指導者たち(と言っても、もう皆、50歳、60歳代だ)たち8人(80歳代のひともいる)が、用心深く団結することで、安倍晋三たちを自民党から追い出すこと。

 これが、政権政党である自民党にとっての最大の目標である。普通の国民には理解されないが、この、自民党内の党内闘争、派閥抗争こそは、今の日本政治の中心である。
この反(はん)安倍で、お互いの目くばせ、と無言の表情発信だけで、じわーっと結集する8人の政治家の名前は今は書かない。

 自分たちの、粘り腰の、いかにも日本人らしい慎重さで、自分たちのボロと弱点を露出することなく、用意周到に準備して、愚劣極まりない、しかし手ごわい安倍晋三 の勢力を、計画的にお山の大将に祭り上げる作戦で、孤立させて、やがて自民党から追放すること。この課題が今年1年の日本政治の最大の見せ場だ。

 反(はん)安倍で、考えを同じくする有力政治家8人が、結集することで、安倍集団を、自民党内で孤立させ、のたうち回らさせて、そして、安倍たちが自ら暴走、激発することで、実に稚拙で大人げない集団だ、ということが国民に丸見えになることで、彼ら60人ぐらいを自民党から追放すること。これは、自民党の大分裂になる。とてもそんなことは起きない、と考えるのが普通の人々だ。

 私、副島隆彦は、自分が持つ予言者(プレディクター)の能力で、これから起きることを予想、予言する。 世界情勢が、一段と厳しくなれば、その影響が、日本にも必ず押し寄せる。
 それは、日本政治の担当責任者たちへの圧迫となって、必ず表れる。そのときの争いは、支配政党内の政治抗争となって浮かび上がる。これが日本政治を待ち構える、今年最大のドラマであり、国家スケジュールとなるだろう。

 もうひとつ注意しなければいけないことは。最早(もはや)、誰でもわかることだが、すでに出現した、維新の会と言う危険な政党のことである。維新の会は、昨10月31日の、総選挙の不正選挙で、大きく議員を増やした。そして、大阪のほとんどの選挙区を、自民党の議員をすべて打ち負かして、公然と出現している。

 自民党の今の主流勢力である岸田首相たちは、この大阪を奪い取った、維新の会に対して警戒態勢に入っている。すべての支部長(議員候補者)が、討ち死にした、自民党の中は、決して簡単には、維新の会とは打ち解けない。憎しみ合いに入っている。

 安倍党と、本当は、うり二つの兄弟政党である維新の会の動きを、私たちも、神経を集中して厳しく監視し、警戒しなければいけない。維新の会という政党は、明らかに日本のファシスト、ファシズムの政党である。維新の会は、笹川財団の、穢(きたな)い、モーターボート(競艇)協会の、無税団体(政府と所管官僚たちを脅しあげて実質免税)の犯罪団体が、この公営賭博からの資金で、維新の会は運営されている。

 私たち日本国民は、自民党内の安倍の勢力、すなわち安倍党(あべとう)とは別個に、維新の会という凶悪な政治集団のせり上がりを目の前にしている。これはこれで恐ろしいことだ。

 安倍晋三のもとに、公然と、日本の反共右翼、反(はん)中国右翼の議員たちが顔を出して集まることで旗色(はたいろ)が鮮明になった。だが、安倍たちは、もうひとつの反共右翼(はんきょううよく)政党である、維新の会とは、簡単には合流、結集しようとはしない。
 維新の会を、別動隊として、野党として泳がせる、ゲリラ戦の戦法を取っている。さらに、橋下徹という、ガラの悪い政治人間を、公職に就かないことで、無答責(むとうせき。何でも言える)立場の、自由な芸能人として、計画的に、テレビで暴れ回らせる戦術で、国民政治をかく乱する。 

 安倍晋三たちが、統一教会の正式の会員たちの集まりであるのに対して、維新の会は、統一教会( 英語で、Moonie ムーニーと言う)と極めて近いくせに、なぜか一線を画した、集団である。統一教会(Unification church ユニフィケイション・チャーチ)の内部が、大きく割れているので、内部抗争があるものだから、安倍党と維新の会は、共同行動を取ることをしない。この両者の対立と分裂線を、私たちはじっと凝視していなければいけない。内部に隠された秘密が明らかになるだろう。維新の会を、本当に動かしている、背後の集団が、はっきりすることで、もうすぐ彼らの正体が明らかになる。

 安倍党と維新の会 の 2つの凶悪な集団 と、それと対立する穏健で温厚な日本の保守勢力の代表である岸田政権の動きが、このあとも日本政治の中心である。
維新の会が、内部から奇妙な亀裂(きれつ)が起きて、数年後には、瓦解、崩壊することを私は予想する。かつ、「不祥事のデパート」と呼ばれる、維新の会の不良少年上がりのチンピラ、ゴロツキ議員たちが、次々とスキャンダルを起こして自滅、辞任が続出することを予想する。 

 日本国の癌(がん)細胞である、安倍勢力と維新の会が、日本国民の前に鮮明に丸裸になったことで、その正体が、徐々に露(あら)わに明らかになってきた。このことは良いことだ。私、副島隆彦は、もし岸田首相が、安倍の元に集結する勢力を、冷たいケンカの形で、いがみ合いの末に、自民党から、何とか追い出すことが出来たら、岸田をホメようと思う。 

 岸田たちは、自分たちの弱さを十分に知っているので、決して、感情丸出しのケンカはしない。岸田は、自分の悲願である、大宏池会(だいこうちかい)構想という、吉田茂の伝統を継ぐ、政治集団の再結集と団結を実現することに、政治家としての命を掛けている。
分裂したままの、今の3つの宏池会の再結集を実現することを、大きな口実、大義名分にすることで、じりじりと、軽挙妄動する安倍晋三を追い詰めて行く、という手法を取るだろう。
 麻生太郎を、安倍包囲網の途中で、今の棚上げ状態から、さらに麻生を無力化して引退に追い込むだろう。それで上出来だ。麻生太郎の下には、若手の政治家は、もう誰も付いていない。お山の大将の裸踊りで、「俺は、アルツだ、アルツ(ハイマー)だ」の通りになる。

 岸田たちは、安倍晋三にヘラヘラとお追従(ついしょう)言いながら、表面上はニコニコ仲良く仲良くし続ける。悪賢い日本人たちが、庶民でも備え持つ、例の大人の態度というやつで、ぐりぐりと押し通す。 日本の権力者集団である自民党の習性(しゅうせい。ならいしょう)であるヌメヌメした体質そのものの、戦後の76年間に築かれてきた習性、を、岸田たちは、これからも続けながら、安倍追い落としのために密かな連携を続ける。これが日本政治の今後の動きの中心だ。

 3つ目のコロナとワクチンについて。
 コロナとワクチンの騒ぎは、一昨年(2020年)の1月から起きて、旧年(昨年)中もずっと続いた。だから今年の1月で丸2年の騒ぎだ。と言うことは、コロナ騒ぎは、3年目に入ったということだ。コロナとワクチンは、世界的に、大きく仕組まれて、計画的に作られた集団発狂状態(mass hysteria マス・ヒステリア)である。

 コロナ・ウイルスという、人工に作ったこの生物化学兵器(バイオ・ケミカル・ウエポン)は、人造であるために、どうも、その効力が弱い。だから、人間はほとんど死んでいない。たとえばアメリカ合衆国で、これまでの合計で70万人が死んだ、というのはウソだ。日本では2万人が死んだ、というのもウソだ。誰も、この虚偽で捏造された死者の数字を相手にしないし、信じてもいない。それなのに、政府の言いなりと、テレビ、新聞の扇動に乗せられて、恐怖心にかられる。

 コロナでの死者というのは、ほとんどは、他の病気が原因で死んだ者たちだ。人類をこの作られた疫病(パンデミック)で、脅して、怖がらせることで、人類を押さえつける。そして、何回でもワクチンを打たせる。そしてワクチン接種者からどんどん急性の死者が出ている。コロナ・ワクチンで、大もうけした、巨大製薬会社(big pharma ビッグ・ファーマ)のモデルナ(奇妙な新発会社だ)、とファイザーと、アストラゼネカが、どれぐらいの巨額の利益を出したかは、明らかにされない。日本政府は、これまでの支払い合計で、7兆円ぐらいを、これらの巨大製薬会社に払ったようだ。この金額を日本政府は、国民に公表すべきだ。

 4つ目は、世界の金融・経済の動きである。
私は、big tech ビッグテック とよばれる、巨大通信会社の 5社についての、最新の、
年末の株価のグラフをこのあとに載せる。アマゾン、アップル、グーグル(アルファベット)、メタヴァース(フェイスブック)、それと、マイクロソフトである。これらの株価のグラフを、じっと見て、自分で考えてください。

 上記の5大ビッグテックではないが、テスラ・モーター(イーロン・マスク)が、6つ目の巨大企業だ。このテスラの株価が、下がり始めた。創業者のイーロン・マスクが、公開で、「私は税金(一兆円ぐらい)を払うために、テスラの自分の持ち株を売らなければいけない」と書いて、「この考えに賛成してくれますか」と、株主たちに問うて、「反対意見は、少なかった。それでは、自分が持っているテスラ株を売る」と宣言して売った。公明正大な行動だ。テスラも、5大ビッグテックを、追いかけて、株式時価総額で1兆ドル(110兆円)になった。このあと、テスラの株は、下がり始めた。

 このテスラの動きに引きづられて、5大ビッグテックも、株価の頂点を突いて、下がり始める動きを示している。以下のグラフから、その動きを、じっと見てください。

副島隆彦です。 
 NY の株価(ダウ平均)は、36,400ドルという最高値を付けて、最終日(31日)を終えた。ナスダックは、15,000近くまで行った。S&Pは、5,000近くまで行った。無理やり釣りあげた高値の相場だ。日本の株も、日経平均が、納会(30日)に、28,900円まで付けた。為替(円ドル相場)は、115円になった。

 これらの年末相場は、アメリカは、年末のクリスマスの時期には、必ず、株価をつり上げる、と決めている。そうしないとアメリカ国民が、年末のクリスマスの家族が再集合(ファミリー・リユニオン)して集まる時期に、株価が下がると、怒って政権に怒るからだ。
日本もそれに連れて、年末の納会は、ご祝儀相場で、決まって、株価を吊り上げる。

 この作られた相場は、1月の後半には、崩れ始める。前述したビッグテックの巨大株(一社の総額で2兆ドル=220兆円もある)が暴落を開始するだろう。まあ、見ていてください。

 金(ゴールド)が、NYの価格で、1オンス(31グラム)で、1830ドルの高値を付けた。日本円に直すと、1グラム=6800円だ。小売りは、これに700円を足すので、7500円だ。 100グラムの延べ板なら75万円だ。1キロバー(板)なら750万円だ。ようやくここまで来た。これが、1グラム=1万円までもう少しだ。ゆっくりとした態度で、金の価格の値上がりを待ちましょう。

今年も学問道場をよろしくお願いします。 副島隆彦拝  

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