「2109」 副島隆彦著『自分だけを信じて生きる スピリチュアリズムの元祖エマーソンに学ぶ』が発売 2024年1月14日

SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の古村治彦です。今日は2024年1月14日です。

2024年1月24日に、副島隆彦(そえじまたかひこ)先生の最新刊『自分だけを信じて生きる スピリチュアリズムの元祖エマーソンに学ぶ』(幻冬舎)が発売になります。

自分だけを信じて生きる スピリチュアリズムの元祖エマーソンに学ぶ(青い部分をクリックするとアマゾンのページに行きます)

「今日のぼやき」「重たい掲示板」で、副島先生が繰り返し取り上げてきたラルド・エマーソンとスピリチュアリズム、宗教の本質に迫る1冊です。以下に、序、目次、おわりにを掲載します。是非手に取ってお読みください。

ラルフ・ウォルドー・エマーソン(1803-1882年、78歳で死)

(貼り付けはじめ)
序 私は霊魂に導かれ、女神さまと出会った 副島隆彦(そえじまたかひこ)

私は最近、霊魂に導かれて、新しい世界に連れて行かれた。
私が言う霊魂を、スピリチュアルという言葉で表してもいい。私は、私の霊魂によって、霊魂から誘(いざな)われて、助言(じょげん)を受けて導かれるようにして霊魂に出会った。 それはギリシャ彫刻の女神(ゴデス)の姿をしていた。自分の残りの人生を、この女神さまたちの霊魂と共に生きていくと私は決めた。私が言う、この霊(れい)と魂(たましい)は、自分が歳になる少し前に現れた。
私をその場所に導いてくれたのは、まさしくギリシャ彫刻の女神さまたちだ。このギリシャ彫刻の女神さまは、17ページに載せるとおり、ギリシャ神話に出てくる三美神(さんびしん)である。三美神は、Three Muses(スリー ミューゼス) あるいは The Three Graces(ザ・スリー・グレイシス) と呼ばれる。この三美神像(ぞう)はギリシャ彫刻で表されている。この女神さまの霊が、彼女たちのいる所へ私をある場所にふわーっと誘(いざな)った。女神像(ぞう)たちは、「私たちをここから救い出しなさい」と私に言った。私への命令、指図が与えられた。
そんな話はウソだ、とか、あなたの作り話だ、これは小説ですか、と言われても私は構(かま)わない。そんな霊魂なんか、今世にある(いる)わけがない、と言う人は、それはそれで構いません。
しかし、みなさん、いいですか。これからは、私たちは皆、それぞれ自分の霊魂(スピリチュアル)と出会い、自分の霊魂と話しながら生きて行くべきなのでうす。これは私一人だけの勝手な思いつきではない。
私は、2023年1月22日に、霊魂に導かれて、ある場所に行き着いた。私はすーっとその場所に連れて行かれた。その場所は、私が住んでいる静岡県の熱海(あたみ)市というところの、国道沿いの山の斜面の、かつては立派な別荘が広大な庭園と共に並んでいたところだ。今は廃墟(はいきょ)になっている。かつての庭園は一面に生(お)い茂(しげ)るススキの草原になっている。荒れ果てた雑草、茨(いばら)の木が生い茂る、山裾(やますそ)の崩れかけた大きな廃墟の洋館たちになっている。その亡霊洋館は三つある。その亡霊(ぼうれい)洋館(お化け屋敷と呼んでもいい)に女神たちに導かれて、私は入っていった。だれかに教えてもらったとか、だれかが私を案内してくれたわけではない。女神さま自身が私をそこに連れていったのだ。これは事実だ。
そこにはギリシャ彫刻の等身大のきれいな女神さまたちが約50体、いや100体ある(5ページの写真のとおり)。本物の大理石(マーブル)でできている。きれいな真っ白の女神さまたちだ。私はこの日、この女神さまたちを救い出さなければいけない特別な任務を天(てん)から貰(もら)った。これは私にとっての残りの人生を生きる目的、目標、動機となった。

霊魂(れいこん)( spiritual スヒリチュアル)とは何か。霊魂というのを、どのように考えるか。このことから、この本は始まる。この霊魂そのものであるギリシャの女神さまたちのことについて、私の知識は、あとのほうで書く。
5ページの写真にあるとおりの女神さまたちは、その壮大な建物の中と庭に並んでひっそりと置かれている。日本語ではお化け屋敷という言葉がやっぱり分かりやすい。今にも亡霊(ぼうれい)、怨霊(おんりょう)が本当に出そうな亡霊洋館に、私は本当に引きずり込まれて行った。恐ろしい場所だ。昼間でも中は薄暗い、あちこちに破壊の跡が生々しい、広々とした邸宅のお屋敷だ。もしそこで一夜を明かせば、必ず亡霊(ぼうれい)と怨霊(おんりょう)が出てきて、私に喰らい付き、私に確実に憑(と)り付く(憑依する)でしょう。分かっています。だから、その洋館の中で寝ることは簡単にはできない。本当に恐ろしい場所だ。魔界への入り口と呼んでもいい。
私は、いま亡霊と怨霊という言葉を使ったけれども、もうちょっと悪い言葉で、悪霊(あくりょう)もあります。死霊(しれい)というのもある。死んだ人間の深い恨(うら)みがこもった霊だ。
怨霊(おんりょう)もほとんど一緒でしょう。古い日本語では祟(たた)り神(がみ)とも言う。私はこれらを日常生活では怖がらない。最近の私にとって、霊あるいは魂は、大変、素晴らしいもので、私を守ってくれると考えている。私は霊魂に導かれてその場所に行ったとき、自分の運命というものを最終的に自覚した。
私の残りの人生。私の命はあと10年ぐらいで竭(つ)きるだろう。それでいい。私は大きく物事が分かった。
「私たち人間(人類)は、自分自身の霊魂とだけ話をして、自分の霊とだけ毎日、向き合って生きていればいい」ということだ。この本のあとの方で、「霊魂とは何か」の説明を詳しくする。
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『自分だけを信じて生きる スピリチュアリズムの元祖エマーソンに学ぶ』 目次

序 私は霊魂に導かれ、女神さまと出会った 003

Ⅰ 霊界への扉が開かれた
神との仲介業「司教」はもう要らない 016
ブッダとイエスは偉いが「教団」は要らない 023
人騙しや金儲けの宗教は要らない 029
スピリチュアルと宗教は異なる 034
霊魂をバカにしたエリート層の自滅 037

Ⅱ 自分だけを信じて生きよ

エマーソン著『自己信頼』はなぜ重要か 044
大人気のエマーソンの講演 050
日本で先に出版された『セルフ・ヘルプ』との違い 056
『西國立志編』をむさぼり読んだ明治の日本人 059
「自己を信頼して生きよ」とはどういうことか 063

Ⅲスピリチュアルに神はいない
スピリチュアリズムの本髄と仏陀の名言 084
「犀の角のようにただ独り歩め」のすごさ 088
スピリチュアルが世界に広まるのは当然だ 091
スピリチュアリズムとは何か 099

Ⅳ あらゆる現代思想の源流となったエマーソン
1840年代、社会主義の勃興 104
エマーソンから始まった現代思想運動の数々 108
スピリチュアリズムの生みの親 110
デカルトの二元論と霊魂(思考)の大切な話 117
カントの「超越主義(トランセンデンタリズム)」と全く同じ 128
農地解放思想 搾取は人を幸せにしない 131
菜食主義とヒッピー運動 強欲は世界を破滅させる 134
性の解放 セックスは罪ではない 140
社会福祉運動と社会主義思想 貧困はよくない 142
ユニテリアンの特殊さ 146
ユニテリアンと理神論 148
ユニテリアンとフリーメイソン 151

おわりに 154

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おわりに 副島隆彦(そえじまたかひこ)

この『自分だけを信じて生きる スピリチュアリズムの元祖エマーソンに学ぶ』を書き終わって、私が思うこと。
それは、やはり、皆さん、ひとりひとりの自分の霊魂(スピリット)との対話を大事にして下さい、ということだ。
私は、この本に書いたとおり、ギリシャ彫刻の女神(ゴデス)さまに出会った。この女神さまたちが、私を、毎日、上の方から見ていてくれる、と思うようになった。それで女神さまの霊が毎日降りて来て(降臨[こうりん])、私に語りかけてくれる。
これで私は仕合(しあわ)せでいられる。自分が本書きの仕事で苦しんでいるときも、ふと見上げると自分の霊魂がいる。
ですから、どうぞ皆さんも、自分の生活を大切にして、自分だけの霊魂を見つけて、話し合うことで今の自分を信じて生きて下さい。いろいろの宗教団体になど入る必要はありません。大切なのは自分です。

この本を書き上げるのに丸2年の歳月がかかった。私なりに相当に考えて苦しんだ。それでもこうして自分が納得のゆく本が出来た。辛抱してつき合って下さった幻冬舎編集部の相馬裕子さんに深く感謝します。有難う。

2023年11月

副島隆彦
(貼り付け終わり)
(終わり)

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