『ヨーロッパの秘密:大政治(ハイポリティックス)が生む金融覇権の裏道筋』(DVD)


[タイトル]
ヨーロッパの秘密:大政治(ハイポリティックス)が生む金融覇権の裏道筋
[副題]
[商品番号]
V-29
[講演者]
副島隆彦、須藤喜直
[主催]
副島隆彦を囲む会
[会場]
都市センターホテル 3Fコスモスホール
[媒体]
DVD(デジタル・ビデオ・ディスク)
[収録日付]
2010年11月28日(土)
[収録時間]
約217分
[価格]
4000円
[会員価格]
3000円

 中田安彦です。これは11月28日に都内・都市センターホテル・コスモスホールで行われた講演会のDVDです。(余談ですが、その講演会の二日後に民主党の有名な女性国会議員が同じコスモスホールでケガから復帰した直後の政治資金パーティーを開いていました。なかなかすごいホールで定例会をやったのだなあと思ってしまいました。)

 この講演会では大づかみに副島先生が『ヨーロッパとはなにか』ということを前半に話しました。講演の前半の中心になっているのは副島先生の「メディチ家論」と数回前の講演会から掘り下げているヨーロッパの秘密の核心をなすとも言える「マグダラのマリア論」の新展開です。これはあっと驚く内容でありぜひご期待ください。

 メディチ家の話については、新著『日本のタブー』の副島先生の巻頭論文でも後半に取り上げられていますが、マグダラのマリア論は今の所このビデオだけです。

 副島先生がなぜメディチ家の話を講演会でしたかというと、それはこの日の講演会の前半には、私たち囲む会の代表の須藤よしなおが、「欧米の政治思想をテーマにした映画」についての講演を行いましたが、その内容の解説になっています。イタリアのファシスト・ベニト・ムッソリーニの原型はあのメディチ家にあったという話です。日本では大変に珍しい政治映画「セブン・デイズ・イン・メイ」(五月の七日間、ジョン・フランケンハイマー監督)の話もしています。ジョンソン政権時代の軍人クーデターの恐怖を描き出した名作映画です。

 そして、講演会の後半は、当初講演会のタイトルとなった金融と国際政治・国内政治に関する講演です。副島先生はやがて「米中激突」が起きると予測しています。しかし、同時に米中は裏では手をつないでいるとも言います。頭のいい保守系の人たちはそのくらいを読みとかなければならない、というわけです。

 今の国際情勢を読み解けば、アメリカはドル暴落を阻止するために極東で戦争を起こしたい。ドル崩落を阻止するために、「ユーロ・人民元・金」への攻撃と「戦争経済を必要とする」という「大政治(ハイポリティクス)が現在の世界情勢であり、そのなかで極東の「日本」はただの脇役(バイプレイヤー)である、これが世界の冷酷な現実でありましょう。

 毎回おなじみとなった人物相関図のスライドも今回もたっぷり用意しました。講演会では使用できなかった人物写真やイラストも挿入してより見やすくなっていると思います。

以下に、このDVDのジャケットに載せた説明の文章を転載します。

(ここから:DVD『ヨーロッパの秘密』ジャケット裏の説明文章)

◆前半:副島隆彦先生の講演 〔約155分〕
2010年の締めくくりとなる11月28日(日)の講演。
今回は、国内政治と国際金融の情勢報告となった。今や最高権力者となった仙谷由人官房長官・法務大臣とアメリカに見込まれた前原誠司外相。この二人の背後には、やはりアメリカ・C I A が存在した。

北朝鮮と中国を焚き付け東アジアに戦争体制を創りだそうとする米軍人たちと、それに呼応する中国軍人たちが、やがて「米中激突」を演出する。
ドル崩壊を阻止するために、「ユーロ・人民元・金」への攻撃と「戦争経済」を必要とする ! ! ―― これが世界の「大政治」(ハイポリティックス)であり、日本は「脇役」として翻弄され続ける運命だ。

また、講演の前半部分では、真実暴き系言論人である副島隆彦が「ヨーロッパの秘密」に迫った。
イタリアのファシスト・ムッソリーニの原型はあのメディチ家にあった ! メディチ家の金融家ロレンツォを中心に、ルネッサンス近代欧州が誕生した。
なぜ観音様は女性の姿をしているのか―― 毎回好評の「マグダラのマリア」論の新展開。
さらに「アメリカの日本支配地図・東京都編」も登場。
内容盛りだくさんの定例会ヴィデオです ! !

◆後半:須藤喜直研究員の講演 〔約62分〕
2009年6月に続く須藤研究員の「ハリウッド政治映画評論」の第2弾 ! ! 今回は正面から、欧米の政治思想をテーマとして6本の映画を選び、紹介しました。

副島隆彦が「ハリウッド映画本」で取り上げた『影なき狙撃者』の監督ジョン・フランケンハイマー監督の隠れた名作『五月の七日間』など、現在のアメリカ政治事情を理解するための土台となる映画群。

「観るだけで政治思想が大きくわかる」
「映画の見方が大きく変わること間違いなし !」

(ここまで:DVD『ヨーロッパの秘密』ジャケット裏の説明文章)