「128」 「小沢一郎 対 検察(オール官僚)の闘い」 (13) 年が明けて、メディアの小沢攻撃、偏向報道、TBSのねつ造番組まで放送されるようになった。小沢攻撃の激化である。 副島隆彦 2010.3.16

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副島隆彦です。 2010年3月16日です。

年が明けて、メディア(テレビ・新聞、雑誌=文春、新潮)の小沢攻撃は激化してゆきました。 異様なまでの、ねつ造、偏向報道の嵐でした。  副島隆彦拝


(転載貼り付け始め9

● 「元秘書、石川氏から証拠隠しは「小沢先生のご指示」と聞いた 」

2009年1月14日  産経新聞

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 石川知裕衆院議員の事務所がある衆院第1議員会館から段ボール箱を運び出す東京地検の係官ら=13日、東京・永田町(寺河内美奈撮影)(写真:産経新聞)


 ――(赤澤亮正衆院議員)『文芸春秋』では証拠隠しは小沢氏の指示と明確に記載されていないが

 ――(柴山昌彦衆院議員)通常国会で参考人として出て私たちの質問に答える準備があるか

 「3月3日の2時半ごろに、石川から電話が来まして、そのなかで石川からはっきりと『小沢先生のご指示でチュリスに向かいます。まずいものがあったら隠すようにというご指示があった』というのは石川本人から聞いておりますので、これは事実だ」

 「参考人の件だが、私自身は事実しか申し上げていないので、いかなる場でも同じことを発言させていただきたい。よって、そういう要請があればいつでも来て、お話ししたい」

 ――(山本有二元金融担当相)ここまで言うことになると、石川氏に対してかなりの恨みを晴らすような印象がある。私設秘書を辞める動機とか経過とか、石川議員に対してどのような感情を持っていたか

 「石川に対して並々ならぬものがあるんじゃないかということだが、いきさつから申し上げると、石川に私の方のうちの会社に約1700万円ほど行っていたと、一部の報道にもある。これは今年7月の参議院(選挙)になんとか全国比例で公認枠を取ると。その暁には鈴木宗男先生(新党大地代表)のところにもご相談に行った」

 「『民主の公認枠が取れた暁には新党大地として応援してほしい』と。そうすれば10万票、20万票ぐらいはなんとかなるだろうということで、2月27日にそば屋さん『黒澤』、議員会館の裏の、あそこで宗男さんと3人でお話をして、『金沢君が出るなら応援するよ。石川君、公認だけは頼むよ』と。当時はまだ小沢さんが代表だったから、『私が代表の方に申し上げてなんとか公認枠を取ってきます』と」

 「その4日後か、西松事件で大久保が逮捕されたと。大変なことだなということで、協力態勢になっていった。それが実際、7月に公認ができない。『どうするんだ』。『お金を返させてください』と石川は。『うちは金なんかいらん。地検特捜部に告発してやる』とか、いろいろないきさつがあったのは事実だ」

 「今、私がこういうふうにすべてのことを公にしているのは、このようないきさつがあったのもそうだが、『やはり』みたいな人間が議員バッジを付けてやっていることに非常に違和感を覚える。一つは金にだらしない。もうひとつは女にだらしない。こんな人間がやはり国民の税金で議員バッジを付けているというのは非常に違和感を覚えるということで、私は事実を話をしているという状況だ」

 ――(西村康稔衆院議員)一斉捜査が始まったにもかかわらず鳩山由紀夫首相は代表でありながら小沢幹事長に説明を求めない。民主党の中からも「説明をすべきだ」という声が全く上がらない。民主党全体の体質の問題だと思う。3年前の参院選あるいは昨年の衆院選で小沢氏から相当資金的な援助が各候補に行っている。

 この原資がどこなのか政党助成金なのか企業からの建設会社の裏金なのか、どの程度が民主党議員に回っているのか。支援を受けていたらなかなか言いにくいというのもあると思う。幹事長だけの問題ではなく、民主党議員全体にわたっている問題なので、どの程度、石川議員、樋高議員含めてどのぐらいまわっているのか

 「小沢さんの方からお金というのは確かに石川事務所にも来ていた。一昨年末にも、解散が延びて選挙が延びたものだから、年末、300万、500万という金は小沢さんの方から(小沢氏に近い議員のグループである)『一新会』のメンバーに振り込みがあった。その中で、一新会の力がある議員。仮にMさんとしよう」

 「Mさんも、先日あった名古屋市長選挙に伴って、河村(たかし・市長)の選対に、私もずっと行っておったが、M先生と私と行った中でMさんの方からも200万、裏の方で『これ選挙費用に使え』ということで、そういうお金のやりとりはあった。この河村名古屋市長はなかなかリーズナブルな選挙をしたみたいで、190万しかかからなかったと。M先生から200万円いただいたので、10万の黒字と笑っていました」

 「民主党の内部は結構、こういうお金のやりとりは頻繁に行われている。平成17年のことを言えば、石川が北海道選出の荒井聡という議員が辞職して知事選に出るのに伴って繰り上げになったが、石川の方から『なんとか荒井先生、早く選挙戦に入ってください』と。要は早く辞めてくださいと。私は繰り上げで早く代議士になりたい、ということでずいぶん石川からオファーをした。荒井先生も金がないと」

 「繰り上がった後は、荒井さんの方の人間を第2秘書として登録するから『その給与をバックせい』ということで、ずっと荒井陣営の方にバックしていた。もちろん勤務実態などない。こういうやりとりというのを民主党では当たり前のようだ」

 「たくさんしゃべるが、こういうのはたくさんあるので、こういうところが政権について、非常に日本が危ないと。悪いことというのは、私がしゃべれば1日中しゃべっていられるほど、たくさんある。今日は一端をご披露した」

 ――(稲田朋美(いなだともみ)衆院議員)最終的に弁護士事務所に証拠を隠したということなのか

 「(『文芸春秋』にある)Aさんというのは南さんという弁護士。ただの弁護士だが、もともと小沢さんの秘書をずっとやっいて、小沢グループの一員だ。たまたま司法試験に受かったものだから弁護士ではあるが、実際この方を弁護士とみるよりは、小沢事務所秘書とみた方が正しい」

 「Aさんのところに隠したというのは、南さんの事務所で、まさしく大久保が逮捕された翌日だ。資料をどこに持っていくかという相談をしたときに樋高さんと石川が話していて、南さんのところがいいだろうということで、持っていったわけだ。弁護士事務所に隠したことは南さんの事務所ということだが、これは小沢グループというのは間違いないと思う」

 ――(稲田氏)証拠を隠すにあたって南弁護士と連絡を取り合いながら、証拠を隠したと

 「そうですね。車の中から樋高さんが電話をして南さんに電話をして『今から資料を持っていっていいですか』と。南さんも『いいですよ』ということで間違いない」

 ――(古川俊治参院議員)金沢氏自身が証拠隠滅罪で刑事責任に問われる。地検に行ったことは自白に当たるので適正な行為だが、証言を一緒にやってほしいとお願いできる人は本人以外はいるか

 「やはり今、(小沢氏らは)政権与党なので、反旗を翻して事実を公表しようという人はいないように思う」

 ――(平沢勝栄衆院議員)民主党から(告発を)止めた方がいいんじゃないかとか、働きかけや脅しとかはなかったか

 「アプローチはない。1月8日に松木先生(謙公衆院議員)から個人的に『石川もこれから議員をやっていくんだから、金沢君、この辺で止めておいてくれないか』というやんわりとした電話はあった。そのほかのアプローチというのはない。アプローチをかけても、またそのアプローチをかけたこと自体がしゃべられるということもあるので」

● (副島隆彦注記はじめ。2010年1月10日の「サンデープロジェクト」での、驚愕の「、小沢一郎、不記載」のウソの発覚に間に合わなかった 朝日新聞の  1月11日の 記事を以下に載せます。このあと、この記事を、検察と連携して書いた記者たちは、深刻な動揺に襲われているだろう。  副島隆彦注記終わり)

「土地購入の原資隠しか 小沢氏団体、銀行経由で4億円」

2010年1月11日  朝日新聞

 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に取得した土地の購入原資4億円が政治資金収支報告書に記載されていない問題で、この4億円の資金移動と並行し、銀行から同額の融資を受ける不自然な取引が行われていたことがわかった。東京地検特捜部は、この取引は購入原資を隠すための工作だったとみて捜査している。

 これらの資金操作はすべて陸山会の事務担当者だった元秘書・石川知裕衆院議員(36)=同党、北海道11区=が担ったとされる。だが、小沢氏が土地取引を指示し、取得を了承▽石川氏が任意の事情聴取で、購入原資4億円は「小沢氏の個人資産」と供述▽銀行融資では、小沢氏が書類に署名――など、これまでの捜査で小沢氏が関与した疑いが浮上。特捜部は、小沢氏自身の資金操作への認識や関与の程度について、近く任意の事情聴取で詳しく説明を求める方針だ。

 関係者によると、陸山会は複数の銀行口座を保有。石川氏は04年10月28日までの数日間に、同会のいくつかの口座に数千万円ずつ分けて入金したうえで、ある一つの口座に集約させた図⟨1⟩。石川氏は特捜部に、この4億円は「小沢氏から紙袋で受け取った」と説明したとされる。

 同29日午前、石川氏は土地購入代金として、事前に支払い済みの手付金1千万円の残金約3億3千万円を、都内の不動産会社に振り込んだ同⟨2⟩。07年には、陸山会から小沢氏に4億円の資金移動があり、土地購入にあてた資金の返済の趣旨だったとみられている。

 一方、ほぼ同時並行で、極めて複雑な別の資金の流れが形成されていた。 石川氏は⟨2⟩で土地代金の振り込みが済んでいたのに、直後に小沢氏の関連政治団体「小沢一郎政経研究会」「誠山会」「民主党岩手県第4区総支部」から計1億8千万円を陸山会に入金した同⟨3⟩。

 陸山会がこの時点で保有していた自己資金は収支報告書上は約2億2千万円で、石川氏は1億8千万円と合わせて計4億円の定期預金を作成。29日午後、この預金を銀行に担保として差し入れ同⟨4⟩、小沢氏の個人名義で4億円の融資を受けた同⟨5⟩。4億円はさらに小沢氏から陸山会に転貸された同⟨6⟩。小沢氏は融資の関係書類に署名したという。
 陸山会は、一連の問題が表面化した昨秋の時点では、この銀行からの転貸資金4億円を土地代金に充てたと、事実と異なる説明をしていた。

 こうした取引は極めて不自然だ。⟨3⟩~⟨6⟩の流れをみると、1億8千万円を加えて4億円の手持ち資金ができたのに、わざわざ担保にして同額の借金をしたことで、400万円超の金利負担が生じることになった。

 金利負担をしてまで、融資取引をしたのはなぜか。特捜部は、⟨3⟩~⟨6⟩は、⟨1⟩~⟨2⟩を隠す偽装工作とみている模様だ。小沢氏側の意向が受注調整に反映していたとされる「胆沢(いさわ)ダム」(岩手県奥州市)の工事受注に絡み、ゼネコン側が裏金を作っていた疑いも浮上しており、特捜部は、土地の購入原資4億円と関連性がないか調べている。

 さらに、陸山会の収支報告書には⟨1⟩~⟨2⟩だけでなく⟨3⟩の記載もなく、4億円の定期預金と、⟨6⟩の借入金だけが記載されている。特捜部は⟨3⟩の1億8千万円も表面化させたくない資金だったために⟨4⟩~⟨6⟩の工作をしたとみて、1億8千万円の資金の性質にも関心を寄せている。


● 「JNN ニュース 2009年1月9日 (土)

「「鳩山政権に対する大きな疑問は、“小沢氏の役割は何なのか”ということです」 元ホワイトハウス・アジア担当上級部長 マイケル・グリーン氏 」

 ブッシュ政権時代に、ホワイトハウスでアジア担当の上級部長を務めていた政治学者のマイケル・グリーン氏。

「小沢さんはアメリカ政府にとって接触するのが非常に難しい存在です。彼は600人も 中国に連れて行きましたが、アメリカにはもう何年も来ていません。彼はアメリカに何か 恨みを持っているのでしょうか?」(元ホワイトハウス・アジア担当上級部長 マイケル・グリーン氏)

グリーン氏は、JNNのインタビューに対し、「小沢氏がアメリカよりも“中国寄り”の対応をしている」 と不信感を表明した上で、「日米同盟に関する小沢氏の考えが分からない」と首をかしげました。

「小沢氏は参議院選挙だけに集中していて、同盟のことは気にかけていないのでしょうか。 それとも同盟に否定的な、さらに重大な考えを持っているのでしょうか」(元ホワイトハウス・アジア担当上級部長 マイケル・グリーン氏) そして、小沢氏の存在を“影武者”、つまり“黒幕”のようだと評しました。

「小沢さんの役割はとても重要ですが、彼の役割には不確かなものがとても多いです。 彼は“影武者(黒幕)”のようなもので、すべてを動かす謎の人物です。彼は日米同盟を本当に
どう思っているのか、それが本当に知りたいです」(元ホワイトハウス・アジア担当上級部長 マイケル・グリーン氏)

 

● 「検察と大マスコミの小沢叩きの勝敗」

日刊ゲンダイ  2010年01月09日 掲載

  国民の支持は、小沢幹事長にある 。官僚組織と大マスコミなど既得権を握る古い利権勢力は、それを阻止しようと、死に物狂いで「小沢潰し」に走っている。小沢一郎や民主党にとって茨の道だが、絶対に屈してはダメだ。 改革が成功すれば日本は一新される。

(以下、本文)

http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=44247

民主政権の茨(いばら)の道

 「きょう聴取するらしい」「いや聴取は週明けだろう」「最終的に東京地検は小沢一郎を逮捕するつもりだ」――。「小沢逮捕説」まで流れ、週末の政界は一気に緊迫した。小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の不動産取引問題は、来週がヤマだ。

 いくらなんでも逮捕など出来るはずもないが、地検特捜部は通常国会が召集される18日までには、小沢幹事長を任意で調べる方針。「陸山会」の当時の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)を、来週中にも「政治資金規正法違反」で在宅起訴する予定でいる。通常国会が「小沢疑惑」一色になるのは、間違いない。

 大新聞・テレビも、これでもかと疑惑を騒ぎ立てている。「4億円 台車で運搬」「入金通帳『先生』とメモ」とデカデカと報じている。
 しかし、地検の動きも、大マスコミの報道ぶりも、どう考えたっておかしい。常軌を逸している。

「陸山会の土地購入問題は、現時点では原資となった小沢幹事長からの4億円を収支報告書に記載しなかった、というだけでしょう。石川知裕も『自分が記載を忘れた』と認めている。単なる記載漏れです。大騒ぎする問題じゃない。処分も石川の在宅起訴で終わりそうです。

 なのに、東京地検は大疑獄のように騒ぎ、メディアは地検のリークに乗っかって、さも『裏に何かある』かのような書き方をしている。自民党政権に対しては、絶対にこんな恣意的なことはしなかった。小沢一郎にダメージを与えたい、という思惑があるとしか思えません」(政治評論家・本澤二郎(ほんざわじろう)氏)

 小沢一郎は、「人のあら探しをしてケチをつけるやつばっかりだ」と漏らしていたが、これでは嘆きたくなるのも分かるというものだ。

既得権を奪われることに抵抗

 それにしても、なぜ東京地検や大マスコミは、ここまで「小沢叩き」に血道を上げるのか。親の敵のように敵視している。ズバリ、このままでは小沢一郎に既得権益をぶっ壊されかねないからだ。

 自民党の村上正邦(むらかみまさくに)元参院議員が、「サンデー毎日」で小沢一郎について興味深い指摘をしている。
「小沢幹事長に対する評価ですか? ひと言で言えば『あっぱれ』ではないでしょうか。天才的で、いまの時代が要求する政治家だ。戦国時代でいうなら織田信長みたいな存在でしょう」「旧体制を打破し、そして壊していくためには、ぜひとも必要な政治家でしょう」

 織田信長は、商売の権利を独占していた商人を排除するために「楽市楽座」を開き、修行もせず酒色に耽(ふけ)り武装していた僧を一掃するために比叡山を焼き打ちした。時代を前に進めるために、既得権を許さなかった。 霞が関も、大手メディアも、このままでは小沢一郎に焼き打ちにされると敵意をむきだしにしている。

 「官僚組織と大マスコミは、戦後、既得権益にどっぷりつかってきた代表格です。とくに検察は聖域だった。ところが、小沢周辺は『検事総長を国会同意人事にする』『民主主義的な統制下に置く』と言い出している。検察の危機感は相当です。検察は霞が関の代表という気にでもなっているのでしょう。

  同じように、大マスコミは、テレビ・ラジオの電波を独占してきたが、民主党は独占を許さず電波をオークションにかけようとしている。既得権を奪われたら、大手メディアは存続の危機に陥る。地検も大マスコミも、なにがなんでも、破壊者の小沢一郎を葬りたいのがホンネです」(政界事情通)  織田信長は、天下統一を果たす前に倒れた。小沢一郎も政治的に抹殺されようとしている。

改革が成功すれば日本は一新される

 しかし、自分たちの既得権益を死守するために、邪魔な政治家を抹殺し、国民が選んだ政権を潰そうなんて許されない。小沢幹事長が失墜したら、民主党政権はあっと言う間に崩壊してしまう。なにより、小沢一郎が目指す方向は間違っていない。日本をドラスチックに変えようとしているが、合理的だし、国民の意に沿うものが多い。

 例えば、「国会改革」を見ればよく分かる。野党が国会審議で主導権を握れる仕組みにするために、議員数に比例して配られている「政党助成金」を、野党に重点配分されるように法改正しようとしている。敵に塩を送るようなものだが、本人は信念に従い、損得を度外視している。

 「小沢幹事長の最終目標は、日本に『政権交代可能な2大政党』を根づかせることです。政権交代が起きないと、本当の意味での民主政治が育たないと考えている。そのためには、いったん既得権益を一掃する必要があると思っているのでしょう。自民党を殲滅(せんめつ)しようとしているのも、そのためです。

 実際、戦後60年間、政・官・財で癒着してきた自民党が大きな塊として残ったままでは、日本の政治は大きく変わらない。小沢幹事長は、自民党を完全に潰した後、健全な2大政党をつくるために、もう一度、政界再編を仕掛けるつもりでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)  たしかに、自民党が消滅し、新たな2大政党が誕生すれば、日本の政治は一新されるだろう。

国民の支持は小沢幹事長にある

 しかし、既得権を握っている古い利権勢力は、それを阻止しようと、死に物狂いで「小沢潰し」に走っている。民主党にとっては茨の道だが、絶対に屈してはダメだ。「民主党と旧勢力の闘いは、これから激しくなる一方でしょう。旧勢力はガムシャラに民主党を潰しにかかってくるはず。

 宮内庁が、天皇と中国の習近平副主席との会見について、突然、1カ月ルールを持ち出して民主党を批判したのも、その一環かもしれない。1カ月ルールは、自民党政権時代にも破られているのに、問題にもしませんでしたからね。

 民主党は敵に囲まれていると覚悟した方がいい。しかし、昨年夏の政権交代は、日本にとっては『革命』みたいなもの。社会の構造が変わるのは当たり前。有権者も、閉塞した日本社会を変えて欲しいと願って民主党に一票を投じた。国民の支持は、『脱官僚』『国民生活が第一』を掲げる民主党にあります」(本澤二郎氏=前出)

  60年間つづいた強固な体制を3カ月や半年で引っくり返すのは簡単ではないだろう。しかし、ここで旧勢力との暗闘に敗北したら、元の木阿弥だ。小沢一郎も民主党も、腹を据えてかからなくてはいけない。

●「神奈川新聞に 藤井氏 「虚報、まったくの誤報だ」

「きっぱり言われてしまい、五大マスゴミの立つ瀬がない」

投稿者 小沢内閣待望論 日時 2010 年 1 月 08 日

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1001080003/

 藤井氏「区切りついた」/小沢氏との確執報道否定 財務相を辞任した民主党の藤井裕久衆院議員(77)は、7日、 神奈川新聞社の取材に応じ、 辞任理由に ついて

 「一つの区切りがついた」 と述べ、体調不良とともに2010年度予算の政府案決定が契機だった ことを明らかにした。民主党の小沢一郎幹事長との確執が原因だったと推測する報道に関しては、  「虚報、まったくの誤報だ」 と全面的に否定した。

 藤井氏は辞任に至る経緯について、「財政規律を守りながら、経済の実情に合わせた予算案をつくることができたが、その過程で健康を害してしまった」と説明。その上で、 「10年度予算の政府案が年末にでき、一つの区切りがついたという印象を持ち、辞任を決めた」と語った。

 辞任の理由として、小沢氏や菅直人副総理との確執、鳩山由紀夫首相への失望があったのではという憶測の報道が相次いだ が、藤井氏は「いずれも、まったくあり得ない話。完全なる誤報で、虚報。まったく逆だ」と述べた。

 むしろ、予算案の編成過程で小沢氏らが行った連立3党の要望について、「随分いい意見があり、 取り入れた。その結果、いい予算案ができた」 との認識を表明した。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

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