「111」 「プラズマ宇宙論 vs ビッグバン」 という大宇宙のモデルについての議論を載せます。 その第一回分です。2009.10.27

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副島隆彦です。今日は、2009年10月27日です。

以下の文を、さきほど、重たい掲示板に載せました。 この「プラズマ宇宙論 vs ビッグバン」の ポイントフォームの
31番からあとが、第二回分として、このあと、この第2ぼやきの「112」番となります。 おそらく、5回分ぐらい続きます。  副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)

重たい掲示板 [1389]「プラズマ宇宙論 VS  ビッグバン」という議論を載せます。 投稿者:副島隆彦投稿日:2009/10/27(Tue) 07:55:22

副島隆彦です。 下の「1387」番に続いて、私の宇宙論への関心を載せます。

 現代の宇宙論(宇宙はどうのような構造と 全体像 をしているのか、の理論)は、それほど多くありません。 たったの3つだと言っていい。 1.現在の主流派=体制派である ビッグバン宇宙論  と 2.プラスマ宇宙論 とそれから、3.定常宇宙論 の 3つである。

 私、副島隆彦は、先に書いたとおり、3.の定常宇宙論(フレッド・ホイルが昔から言っている) を、ずっと支持している。 以下に載せるのは、2.の プラズマ宇宙論と、1.の頑迷なる体制派であり、世界の宇宙物理学界を支配している ビッグバン宇宙論 (アインシュタインの申し子)との、対比、対決の議論である。

 これで、1.と 2. の対立点の概要は分かる。 プラズマというのは、私たちが使っている蛍光灯の明かりのように、放電管の中の光の素(もと)になる、物質の安定した分子状態や原子核が壊れて、電子や他の素粒子のままの電磁波の状態(これがプラズマだろう)で大宇宙 は出来ているという説である。

 宇宙を構成している(充たしている)ものの99.9%は、このプラズマであり、それ以外が、天体(星、スター)やその回りに引き付けられているガスや塵状(ちりじょう)の物質である、

 あるいは、それらが集まっている星雲(星団、銀河)である、という考えだ。そうかもしれない。だから、私は、プラズマ宇宙論には敬意を払うので、この議論の一部 を、以下に載せる。現在の見苦しく、醜い体制派(世界支配派)である ビッグバン宇宙論は、早晩、壊れるだろう。

 ちなみに、昨年、ノーベル物理学賞をもらった南部陽一(なんぶよういち)シカゴ大学教授の、宇宙の構造に関する、ひも理論(ストリング理論)そして、ここから現在は、超ひも理論(スーパー・ストリング・セオリー)が出ているが、これらは、波動(はどう)、波の理論の一種 だろう。

 この議論は、長いので、私がつけた、ポイントフォーム(要点番号)の 30番までを この重たい掲示板に載せて、残りは、第2ぼやき に載せます。  副島隆彦拝


(ここから、議論の内容。整理したものの貼り付け)

「プラズマ宇宙論VSビッグバン」

(副島隆彦注記。この議論は、2ちゃんねる上の 「天文・気象掲示板」で、2005/09/28 から始まったものだ。それを、副島隆彦が、2008年の末の分までを、記述のしっかりした投稿文だけを集めた。 副島隆彦注記終わり)

1. 宇宙にある物質の99,9%はプラズマである。 プラズマによって渦巻銀河が形成される様子を以下の画像で見ることが出来る。
http://www.holoscience.com/news/img/Spiral_galaxy_
simulation.jpg(画像)

2. 宇宙では、このすべての段階にある銀河が多く観測されている。 重要なのは理論だけではなく実験室でこのプラズマ銀河が観測でき、検証可能になったということだ。
http://www.holoscience.com/news.php?article=rnde0zza

3. プラズマ宇宙論入門系
http://www.f8.dion.ne.jp/~tarkun/krd/krd_2_14.htm
http://www.kitombo.com/gon/0307.html

4. ビッグバン理論 では、スーパークラスター や クラスター を 説明できない。 宇宙に帯状に広がる銀河の集団は、ビッグバン理論では説明不可能なのである。  他にもビッグバン理論では説明できないことも、プラズマならできることがある。 欧米で支持が高いこの理論は、日本ではあまり知られていない。 私たちは、思考停止せずに プラズマ宇宙論を考える価値がある。

5.ノーベル賞受賞の ハンネス=アルベーン Hannes Olof Alfven が提唱 した。

プラズマ宇宙論とは、宇宙でのあらゆる現象は、重力の影響だけではなく、宇宙の通常物質の99.9%を構成している電気伝導性の気体プラズマによる影響が大きく、宇宙では巨大な電流と強力な磁場が主導的役割を果たしているとする理論。
 そして電磁気と重力の相互関係によって、壮大な現象を説明できると主張する宇宙論である。 観測技術の発達により、従来の説では否定されていた銀河中心部の高温プラズマや銀河や星の空間を満たす高温プラズマの存在が確認されてきている。 その他にもプラズマ宇宙論をバックアップする多くの観測的事実が近年、蓄積されている。 MHD(電磁流体力学)によってノーベル賞を受賞したハンネス=アルベーン (Hannes Olof Alfven)が提唱した。

6.プラズマ宇宙論 in フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%9E%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%AB%9

7. プラズマによって渦巻銀河が形成される様子。
http://www.holoscience.com/news/img/Spiral_galaxy_
simulation.jpg(画像)
銀河の回転曲線問題に関するペラット博士の原論文
http://public.lanl.gov/alp/plasma/downloads/
CosmologyPeratt.pdf
他の著者の磁場によって回転曲線問題をダークマターなしで説明する2003年の論文
http://web.infinito.it/utenti/a/armenzano.oss/Publications/
LOPEZ_0301265.pdf

8. 星間空間を満たす高温プラズマ ~エネルギーの主役は誰か?

 天の川に沿って、高温のプラズマ放射 (銀河リッジX線放射) が広がることは、「てんま」衛星により発見された。 我々が開発した撮像型ガス蛍光比例計数管  (GIS;「あすか」に搭載) などを用いて観測を続けた結果、 この放射が、高温 (温度~ 4 keV) 成分、低温 (~ 0.8 keV) 成分、非熱的成分の3成分から成ることが明らかになった (都立大などと協力した)。

9. さらに銀河バルジ領域の観測からも、同様な3成分のディフューズ放射の検出に成功した。よって 星間空間には、他の成分より1桁も高いエネルギー密度をもった、 超高温プラズマや非熱的粒子が存在する と考えられる。この「星間空間の主役」の起源は謎だが、我々は銀河の回転エネルギーが磁気リコネクションで散逸する結果と考えている。
http://www-utheal.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~maxima/plan-j.html

10. 銀河団の高温プラズマ ~冷える宇宙から加熱する宇宙へ~

 宇宙で最大勢力をもつバリオン成分は、銀河団や銀河群に附随する高温プラズマで、 それは銀河団が重力収縮したとき加熱されたものと考えられる。 X線はその性質を知る唯一の手段である。 従来、このプラズマは放射冷却のために、宇宙年令の間に冷えて、 銀河団ポテンシャルの中心に集積すると考えられて来た (クーリングフロー仮説)。

11. 我々は「あすか」による観測から、 銀河団の中心でプラズマの温度低下はあるが、 クーリングフローは実在せず、 プラズマは何らかの加熱を受けていることを実証した (都立大、広島大、Max Planck研などと協力)。

 我々の成果は、XMM-Newtonなどの観測で続々と追認されている。 加熱源としては、銀河がプラズマ中を運動するさい、磁気乱流により運動エネルギーが散逸する 効果が考えられる。 これを確認するには、 X線と可視光での銀河団の広がりを、レッドシフトの関数として知ることが重要である。
http://www-utheal.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~maxima/plan-j.html

12. 暗黒物質(ダーク・マター)が作り出す重力は、長距離力として宇宙を支配する。いっぽう宇宙のバリオン(原子核物質) の大部分は、プラズマ状態にあり、電子とイオンの質量が非対称なため、しばしば電流が生じ て大規模な電磁力が働く。 こうした長距離相互作用の結果、宇宙では構造が自発的に発生し、エネルギーが特定の部分に集中するなど、特異な現象が起きる。 我々はこうした現象の研究を通じ、本 COE プログラムの一翼を担っている。

13. 宇宙最大の加熱プロセス    銀河団プラズマは、宇宙年令の間に、X線を放射して冷えると考えら
れていた。 しかし我々は「あすか」などを用い、むしろプラズマが絶えず加熱されている徴候を
発見した。 これは銀河団がプラズマ中を遷音速で運動するさい、プラズマを引きずり、プラズマ中
に大規模な電磁相互作用(電流、磁場増幅、過渡的電場、磁気リコネクション、磁気乱流など)が
生じるためと考えている。

 この説が正しければ、空間規模でもエネルギー量でも、宇宙最大の加熱過程を発見したことになる。我々はAstro-E2 を用い、期待されるプラズマ乱流の検出を試みる。
http://bilbo.phys.s.u-tokyo.ac.jp/coe21/seika/seika_maxima.pdf

14.  第 2 は, 銀河団に附随する高温プラズマの総合的な研究 である。
 これは宇宙に存在する既知のバリオンのうち,もっと も卓越した成分である。このプラズマは宇宙初期の構造形 成の際,暗黒物質の作る重力ポテンシャルにより加熱され て高温となり,その後は放射冷却により冷え, 次第に銀河 団の中心めがけて流れ込む(冷却流)と考えられていた。

  しかし我々は「あすか」衛星などを用いて観測を行った結 果,この考えは誤りであり,銀河団プラズマには未知の加 熱機構が働いていることを明らかにした。 これは世界の定 説を真っ向から否定した成果である。 我々は,銀河がプラ ズマ中を運動するさい,長距離の電磁相互作用により, 銀河の運動エネルギープラズマの熱に転化するという説を提唱している。
http://www.riken.jp/r-world/info/release/pamphlet/annual/2003/pdf03/1009.pdf

15. プラズマ銀河の模式図
http://www.matter-antimatter.com/Plasma_galaxy.jpg
実験室で銀河が生まれる様子。
http://www.matter-antimatter.com/peratt1.gif
アメリカ・ロスアラモス国立研究所の物理学者であったアンソニー・ペレット博士による研究 。
http://www.astroarts.co.jp/news/2000/12/01nao397/index-j.shtml

16.  M82の中心部分1キロパーセク程度は、約4000万度の高温プラズマで満たされている可能性が
大きいのです。過去に、X線放射による風がM82から数10キロパーセクのところまで伸びている状況が 観測されています。高温フラズマがこのX線風の駆動力になり、 銀河間への物質の噴き出しに主要な役割を果たしているのかもしれない。

高速度雲が銀河形成の素材か
http://www.astroarts.co.jp/news/1999/07/990729NAO277/
index-j.shtml
ブリッツらは、これらの高速度雲が銀河系起源のものではなく、銀河系を含む局部銀河群全体に対し、 その外部から落ち込んできたもので、銀河系を作った素材であろうと推定しています。
局部銀河群進化のシミュレーションでは、外部から落下するガス雲は,主要な高速度雲がかたまって存在する二、三の位置に集まり、 全体としての運動が一致することが確かめられています。

17. そのほかにも、 高速度雲がときどき落ち込むことで銀河系円盤の化学進化が説明できるなど、
この考え方はいくつかの現象を説明するのに都合がよく、支持される理由になっています。

天体の表面に落ち込む物質の速度は重力から考えられる速度の10倍以上で、 星形成に原始星の磁場が大きく関係していることが示唆されている。 (中略)  若い星の形成には重力以外の力が重要な役割を果たしているらしいことが示された。
http://www.astroarts.co.jp/news/2005/03/22
magnetic_starbirth/index-j.shtml

18. NASAのチャンドラX線観測衛星による観測で、天の川銀河系の中心付近に高温のガスが広がって存在している証拠が発見された。 ガスの温度は1億度にも達しているが、その原因はわかっていない。
http://www.astroarts.co.jp/news/2004/07/05milky_way_
center/index-j.shtml

星が光を出すのに必要なエネルギーを生み出すものとして、まったく新しいメカニズムが提案されました。 そのエネルギーは電力である。
http://www.astroarts.co.jp/news/2001/12/20nao507/index-j.shtml

http://www.fractaluniverse.org/4.php
顕著なフィラメント構造
http://www.astro.uni-bonn.de/~psimon/index.php?index=16
西暦1054年に見られた超新星の結果である蟹星雲は、不思議なフィラメントで満たされている。
http://the-cosmos.org/2004/01/2004-01-28.html
http://www.astroarts.co.jp/news/2003/02/24ngc3079/index-j.shtml
銀河から吹くスーパーウィンドが作り上げたフィラメント構造
http://the-cosmos.org/2003/2003-11/2003-11-23.html
すばる望遠鏡による銀河のフィラメント
http://the-cosmos.org/2004/12/2004-12-21.html
タランチュラ星雲周辺のフィラメント
http://www.astro.isas.jaxa.jp/xjapan/news/article/2004/1209/
超新星残骸での宇宙線加速

太陽、星雲、銀河、グレートウォールなどなど宇宙のいたる所で見られるフィラメント構造は
プラズマが生み出す基本特性である。大きな磁気的エネルギーを生み出し複雑な構造を作り上げる

銀河団プラズマにおける自発的磁場発生メカニズムと熱伝導抑制

  我々はプラズマの運動論的手法を用いて、温度勾配を持つプラズマ中で磁場が自発的に 発生することを発見した。これはプラズマが熱流によって非平衡速度分布関数をもち、その結果プラズマの有効温度に非等方性が生じるためにもたらされる。 この磁場発生メカニズムはワイベル不安定性と同じである。 これら生じる磁場はワイベル不安定性の数値シミュレーションによって、より大きな構造に進化することが分かっている(Lee(1973), Sentoku et al(2000,2002))。
http://www.astr.tohoku.ac.jp/COLLOQUIUM/2003/col1061.html

19. ビッグバン派からの書き込み

プラズマ宇宙論をビッグバン否定ありきでしか見れない偏執狂たちのスレがまた立った。

20. http://public.lanl.gov/alp/plasma/anatomy.html
プラズマによる銀河の生成。
  ダークマターやブラックホールを仮定しなくとも、銀河の回転曲線問題や生成などを説明できる。
現在の物理現象に新たな仮定や仮説を加えないで、シンプルに説明できているのが特徴である。
近年、銀河中心部の高温度プラズマや、銀河間空間を満たすプラズマの観測事実によってかなりの進歩が期待できる。

21.  2005/11/21(月)
 プラズマ宇宙論の発展を支えるための観測環境がやっと整い始めた。 プラズマ宇宙論の基本である 電磁流体力学(MHD) の宇宙における重要性もやっと一般的になりつつある。
http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/complate/asca/
achiev/academic.shtml
学術的波及効果
  「あすか」衛星は、X線天文の分野ばかりではなく、自然科学のさまざまな関連分野に波及効果を及ぼしつつあります。このような効果を評価するためには、一定の時間が必要ですが、現時点では次のような例をあげることができる。

磁気流体力学
「あすか」によって得られた成果を通じて、宇宙の多くの場所で、高温プラズマと磁場の相互作用が重要な役割を演じていることが、明らかになってきた。 こうした結果 は宇宙科学研究所の「あけぼの」「ジオテイル」「ようこう」などの惑星間プラズマや太陽を観測する科学衛星の結果 と重要なつながりがあるだけでなく、 プラズマ物理学と流体力学の両分野にわたって影響を及ぼしつつある。

22. ある現象を同程度にうまく説明する仮説があるなら、 よりシンプルな方を選ぶべきである、という 「オッカムの剃刀」の定義に従うなら、現在の標準理論は、検証困難な仮説や仮定に頼りすぎている。この点で問題がある。 MHD(電磁流体力学)天文学の成果を取り入れて軌道修正すべきだ。

ビッグバン理論(ビッグバン派) に、それだけの余地がないのが問題だ。がんじがらめになっているのが現状なのだ。

23.  2005/11/22(火)
 プラズマ宇宙論によって「ハッブル赤方偏移」を説明する一つの仮説に、「物質と反物質の衝突によって ミニビッグバンが起きた」とするものがある。 これからの研究に期待。
http://www.astroarts.co.jp/news/1997/05/970506antimatter/
am-j.html
銀河系の中に反物質がかたまって存在している領域を発見 / NASA

24. 反物質の存在は遠くから観測しただけでは分からない。だから宇宙に物質と反物質が同数、存在している可能性もある。 宇宙空間は完全に空っぽというわけではない。だからその同数が存在していたら対消滅で確実にわかる。 もちろん対消滅が観測にかからないほどわずかな量なら否定できない。

しかし、反物質と物質が分かれていた場合には、その見分けはつかない。 反物質だけで構成されている銀河や銀河団なるものの存在も充分に考えられる。 例えばアンドロメダ銀河が反物質でできている可能性も完全には否定できない。 そして、物質銀河と反物質銀河が衝突したとき、すさまじい爆発が起きる。

25. 対生成 を繰り返す と 10万回に1回の割合で物質はできる。それなのに 反物質が出来ない事がある。「CP対象性の破れ」 と 言われるこの現象は実験で証明済みである。

26. 私たちが、物質の世界で実験や観測をしている以上、絶対的な事は何も言えない。 反物質と物質を宇宙において見分ける方法は現時点ではないのだ。

27. 反論   電磁気的過程 が 天体形成に大きく影響しても、ビッグバンそのものの是非とは直接的には全く関係ない。

いや、大いに関係が有る。 もし銀河系がブラックホールやダークマターではなく磁場によって形成されているのなら、 ビッグバン理論は、重大な理論修正を迫られる事になる。 ビッグバン宇宙論では、銀河の形成は ブラックホールやダークマターなしでは説明できない。 なぜなら、宇宙の年齢にタイムリミットがあるためである。 現時点では,すべての銀河にブラックホールが仮定されている。

28.  ダークマターは、「銀河の回転曲線問題」を 説明するためにでっち上げられたものだ。 「磁場による角運動量輸送」で、銀河の回転曲線問題 を説明できるのなら必要ないシロモノであった。

反論  そうだ。それでもビッグバン理論には何も影響しない。ビッグバン理論自体には、 ブラックホールもダークマターも必要無い。 理論の修正と、ビッグバンがあったという骨子そのものは全然違う。 好き勝手なことを言うな。

29. 再反論  いや、かなり大きな問題になってくる。 現在のビッグバン宇宙論は、ブラックホールやダークマターと密接に関係している。 もし、その2つが否定されたのなら、根本を揺るがす大問題につながる。 ビッグバン宇宙論とブラックホール、ダークマターを運命共同体であると捉えるのが現代の正しい認識といえる。 もはや後戻りできないレベルまで、特殊化してしまったのだから。 現在やっているような宇宙の寿命を延ばしたりするだけの応急処置で、解決する問題ではない。

30.   ダークマターが観測に掛かるようになったのはビッグバン理論が提唱された後のことだ。この事実を軽く見ないでほしい。 厳密には、ビッグバン理論というのは、

>膨張宇宙に基づくと、過去の宇宙は非常に小さかった事になる。そこに宇宙にある全ての物質とエネルギーが詰め込まれていて超高温・超高圧だった。

という事だ。 ビッグバン批判派は、なぜこの二つが、ビッグバン理論の根幹をなすのかを説明すべきである。 ビッグバン・モデル を疑い批判するのは自由だが、物理と天文の基礎知識を、身に付けた上で物を言わないと、現在の宇宙物理学界では、どのみち無視されるだけである。

副島隆彦です。次の31.番 からあとは、第2ぼやきに載せます。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

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