「私は小沢一郎を支持する(1)~森永卓郎」

投稿日:2010/09/03 07:42

「ゲンダイ的考察日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/09/02(木) 20:50:20
「私は小沢一郎を支持する(1)~森永卓郎」

米国に「ノー」と言えなければ経済有事に対応できない

危機的状況にある日本経済を立て直すには、小沢さんの力が必要です。
円高・株安の“経済有事”に対応できるリーダーは、菅首相ではなく小沢さんです。

菅首相の経済政策は、①財政規律重視 ②金融引き締め ③対米服従 が3本柱になっています。
実は、この路線は小泉元首相と同じです。菅首相が続投すれば、国民は格差社会の拡大に苦しめられることになります。

ほとんどすべてのエコノミストは、為替介入をせず、金融緩和を打ち出せなかった菅首相の無策に失望しました。なぜ、機敏に動けないのか呆れたのです。

考えられる理由はひとつしかありません。米国を怒らせるのが怖いのです。米オバマ大統領は、輸出を倍増させて経済成長をはかる政策を打ち出しています。それには為替相場でのドル安は欠かせない。現状の円高基調は大歓迎なのです。

もしそれを止めようとして、円売り・ドル買いの為替介入をすれば、オバマ大統領の成長戦略は根底から崩されます。当然、米国はカンカンになるでしょう。米国を怒らせた首相は短命で終わるのが常。鳩山前首相もそうでした。菅首相はそれを恐れ、手をこまねいているわけです。

小沢さんは違います。米国の方針に「ノー」を突き付けられる唯一の政治家です。きのう(1日)の会見でも、米軍基地の移設問題について「米国とも話をする」と言っていましたが、経済でも日本の立場を主張し、為替介入や金融緩和といった必要な政策を実行するでしょう。

大規模リコール問題でやり玉に挙げられたトヨタのように予想外の嫌がらせを受けるかもしれません。小沢本人も、攻撃されるでしょう。しかし、日本を踏み台にして成長しようとしている米国を止めなければ、日本は沈没してしまうのです。

無駄を削減すれば財源は出る
小沢さんは、消費税増税の前にムダの削減が必要と訴えています。衆院選マニフェストには、公務員の人件費を20%削減するとありました。その実現を目指せば、大変な反発を受けるのは目に見えています。でも、公務員や独立行政法人の職員の給与を、中小企業まで含めた“民間並み”に引き下げれば消費税を10%に引き上げるのと同じくらいの財源は生み出せるはずです。小沢は血まみれになってもやるでしょう。

米国に服従し、経済対策で二の足を踏み、公務員との軋轢(あつれき)を恐れて増税路線を選択する菅首相には、何も期待できません。
【私は小沢一郎を支持する~森永卓郎】連載①より

(日刊ゲンダイ 2010/09/02 掲載)

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まったくその通りです。テレビでもっと小沢支持を語ってください、森永さん!

楽しい連載も始まったというのに、毎日更新が出来ず申し訳ありませんm(__)m

(転載貼り付け終了)