「仙谷由人は「官房機密費」をマスコミにどれだけばら撒いたのか?」
「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010-08-30
「仙谷由人は「官房機密費」をマスコミにどれだけばら撒いたのか?」
小沢一郎が民主党表選への立候補を決断する直前までは、マスコミは、会社とも揃って「小沢一郎は立候補できない」、つまり「立候補断念情報」、「無投票で菅直人続投」を流していたが、一度、小沢一郎が立候補を決断すると、朝日新聞を筆頭に、一斉に、立候補宣言を「驚き呆れる」とか、「起訴されるかもしれない人が総理大臣」とは、「理解できない」と批判・罵倒し、しかし立候補が現実のものになり、選挙運動が開始されると、今度は小沢立候補は、「訴追逃れ」「疑惑隠し」と批判し、そしてついに、世論調査による国民の「小沢支持率」なるものまで捏造し、「菅直人支持が80%、小沢支持が20%」という根拠の怪しい数字を出して、必死で「小沢政権誕生」を妨害しようとしている。最近のテレビ、新聞を中心とするマスコミの民主党代表選の報道姿勢に、「何か変だな」と思う人は少なくないに違いない。そして官房機密費の問題を連想する人は少なくないに違いない。従って、菅直人政権の官房長官・仙谷由人の言動に関心が向くのは避けられない。すでにネットによると、仙谷由人官房長官が、丸山真男込み関係者や、民主党内の新人議員、あるいはベテラン議員に、官房機密費を大量にばら撒いているという情報も流れている。おそらく当たらずとも遠からずというのが実情だろうと、僕は推察する。たとえば、菅直人陣営の選挙対策本部副代表に石井一なる名前が取り沙汰されているが、石井一とは、言うまでもなく、小沢一郎の長年の盟友であり、小沢一郎の一番の支援者・支持者と思われていたような人である。石井は、いつから菅直人の支持者に転向したのか。この転向に、官房機密費が使われたのではないかと僕は思うが、はたして間違っているだろうか。そしてまた、朝日新聞の政治記者・星浩が、テレビ番組に登場し、異常な情熱を持って、執拗な「小沢立候補批判」を繰り返しているが、これなども、かなり怪しいと僕は睨んでいる。おそらく星浩だけに限るまい。新聞、テレビが一斉に小沢一郎批判を繰り返しているところを見ていると、その背後で、あるいは水面下で、膨大な額の官房機密費というものが動いていると見ていい。昨日、菅直人と、ロシアから帰国したばかりの鳩山由紀夫との再会談が行なわれたようであるが、その前に鳩山は仙谷由人とも都内某所で会談している模様である。会談後、仙谷由人は、どちらかが立候補を取り下げ、無投票という可能性が120%ある、と自信ありげに言っていたが、はたして、仙谷由人は、どういう具体的な根拠に基づいてそういう発言をしたのだろうか。僕は、仙谷由人が、小沢一郎陣営に対する、何らかの恫喝か懐柔を試みたのだろうと思う。一説には、小沢優勢という情報分析に基づいて、菅直人続投の代わりに、「仙谷由人が降りる」という条件で妥協を図っているという話もあるが、にわかには信じがたい。むしろ、仙谷由人が掴んだ「小沢スキャンダル」(今日発売の「アエラ」と「週刊現代」に資料を提供し、書かせたもの?)をちらつかせて、小沢陣営を、「立候補辞退」へ向けて恫喝したのではないか、と思われる。むろん、小沢一郎が、ここに来て、「降りる」などということがあるわけはない。いずれにしろ、どちらが勝つにせよ、どちらが負けるにせよ、徹底的に闘って、勝負をつけてもらいたい。この代表選は、日本の運命をも左右するような、歴史に残る画期的な選挙になる、と僕は思う。官房機密費をちらつかせたり、スキャンダルを売り歩き、政敵を倒すために、選挙運動ではなく、怪しい動きをする仙谷由人の動きを監視せよ。
■仙谷由人の鳩山会談の「恐喝材料」は、これか? この党内資料を、朝日新聞の「アエラ」と講談社の「週刊現代」に資料提供した犯人は、枝野幸男と小宮山洋子の二人か?
以下は「週刊朝日」編集長・山口一臣のツイッターより。
一方、あした発売のアエラ、週刊現代では小沢陣営幹部の山岡副代表の資金問題をスクープしています。こちらは、小沢グループが党費を使って子飼議員の面倒を見ていたのではないかという話です。民主党代表選もいよいよ自民党総裁選のようなことになってきましたな。
http://twitter.com/kazu1961omi/status/22390363269
■「夕刊フジ」より。
9・14民主党代表選に向け、菅直人首相(63)と小沢一郎前幹事長(68)が、それぞれ経済対策パフォーマンス、支持団体回りに乗り出す一方、所属グループ議員らが多数派工作と情報戦を激化させている。こうした中、「官邸周辺が『小沢潰し』に動いている」「マスコミに極秘データが流出したらしい」といった情報が永田町に広まっている。権力の座をめぐり、まさに“仁義なき戦い”に突入したのか。
「話は聞いている。『(マスコミが報じる)Xデーはいつか』とささやかれているようだが、事実なら、同じ政党の同志とは思えない」。小沢氏に近い党関係者は、こう吐き捨てると、その衝撃情報について解説した。
「小沢氏が、代表時代と幹事長時代の帳簿など党内資料がコピーされ、大手新聞社Aと出版社Bに提供されたという話だ。『反小沢』色が強い議員2人の名前が挙がっている。小沢氏の失脚を狙ったものだろう」
党で帳簿が必要なものといえば、党の予算管理、政党交付金の使途などが考えられるが、データ流出が確認されたわけではない。そもそも、帳簿などに曇りがなければ流出も恐れることもない。ただ、この情報が菅支持、小沢支持両グループで語られ、双方を疑心暗鬼にさせ、対立をあおっているのは事実だ。
(夕刊フジ)
(転載貼り付け終了)
なお(359)「日々坦々」、(360)は「板垣英憲『マスコミに出ない政治経済の裏話』」からの転載でした―直