[2955]教皇フランシスコの坐骨神経痛

一会員 投稿日:2021/02/04 08:43

ローマ法王の姿が見えない。

●「大晦日と元旦の儀式、教皇の坐骨神経痛のため代理による司式に」
2020年12月31日 VATICAN NEWS
https://www.vaticannews.va/ja/pope/news/2020-12/te-deum-e-santa-messa-solennita-madre-di-dio-2020-2021.html

バチカンで行われる、大晦日の晩課(夕べの祈り)と、2021年元旦の「神の母聖マリア」の祭日のミサは、教皇フランシスコの坐骨神経痛のため、代理の枢機卿によって司式される。

バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長の12月31日の声明によれば、教皇は坐骨神経痛のため、上記2つの儀式の司式を、代理の枢機卿に託された。
一方、元日正午のお告げの祈りは、予定通り、教皇によって唱えられる。
年末・年始のバチカンでの儀式のスケジュールは以下のとおり。

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「神の母聖マリア」の祭日の前晩の祈り(第一晩課)と、それに伴う賛歌「テ・デウム」と聖体降福式は、2020年12月31日イタリア時間同日17時(日本時間2021年1月1日午前1時)より、バチカンの聖ペトロ大聖堂で、枢機卿会の首席ジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿によって司式される。
新年を迎え、「神の母聖マリア」の祭日と、カトリック教会の「世界平和の日」を記念するミサが、2021日1月1日イタリア時間午前10時(日本時間2021年同日18時)より、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿によって捧げられる。
教皇フランシスコによる元日のお告げの祈りは、2021年1月1日正午(日本時間同日20時)バチカン宮殿の図書室より行われる。

●「教皇「諸宗教対話がもたらす貢献のために努力を」」
2021年2月3日 VATICAN NEWS
https://www.vaticannews.va/ja/pope/news/2021-02/udienza-generale-giornata-fratellanza-umana-20210203.html

教皇フランシスコは、2月3日(水)の一般謁見で、翌日4日に記念される最初の「人類友愛国際デー」をアピールされた。
 教皇フランシスコは、2月3日(水)、バチカン宮殿から中継で行われた一般謁見で、翌日2月4日に記念される国連の第一回「人類友愛国際デー」についてアピールされた。

 この席で教皇は、国連の決議による同記念日の制定には、2019年2月4日にアブダビで、アル=アズハルのグランド・イマーム、アフマド・アル・タイーブ師とご自身が会見し、そこで共同文書「世界平和と共存のための人類の兄弟愛(友愛)」を署名した出来事も考慮されていると説明。
 異なる宗教、異なる文化間の対話を促進するこの記念日に、全世界の国家が一致することは、大変喜ばしいことである、と述べられた。
 こうしたことから、教皇は、この記念日の午後、アフマド・アル・タイーブ師、アントニオ・グレーテス国連事務総長らと共に、バーチャルミーティングに参加する旨を告げられた。
 また、教皇は、この記念日制定をめぐる国連の決議で、「全人類が分かち合う共通の価値の意識と理解に、すべての宗教グループ間の対話がもたらす貢献」が認められたことを紹介。これがわたしたちの毎日の祈り、毎日の努力となるようにと願われた。