プーチン大統領が直面する金欠地獄 かさむ戦費すでに87.5兆円で国家予算の2.5倍以上!

かたせ2号 投稿日:2022/03/30 17:56

かたせ2号です。
DSがロシアを兵糧攻めにしたのだから、ロシアのルーブルは暴落し、金欠でロシアは身動きがとれなくなるだろう、と予測するのが普通ですよね。その普通の記事を引用します。
事実確認をするのには良い記事と思います。

日刊ゲンダイのサイトから。
記事名:プーチン大統領が直面する金欠地獄 かさむ戦費すでに87.5兆円で国家予算の2.5倍以上!2022/03/30 17:13
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/303213

(一部引用開始)
 ロシアのウクライナへの軍事侵攻は2022年3月31日、開始から6週目に突入する。1カ月以上に及ぶロシア軍の攻撃は、やむ気配がなく、戦費は垂れ流し状態だ。対面交渉が29日に再開したものの、停戦合意には至っていない。このまま攻撃を続ければ、プーチン大統領は金欠地獄に落ちる一方である。

 トルコのイスタンブールで再開した停戦交渉はロシアとウクライナ双方に歩み寄りが見られたものの、一時停戦の結論は得られなかった。ロシアがウクライナに要求している「非武装・中立化」を取り下げる気配はないが、かといって侵攻を続けられるかは疑問だ。ズバリ「金欠」だからだ。

 英コンサルティング会社の試算によると、ロシア軍のウクライナにおける戦費は1日あたり200億ドル(約2兆4700億円)。しかも、この金額は「少なくとも」であり、実際は推計以上の可能性がある。

 1日2.5兆円の戦費がどれだけ異常かは、ロシアの国家予算と比べるとよく分かる。ロシア連邦上院が昨年末に可決した連邦予算案によると、今年の歳出は23兆6942億ルーブル(約35兆円)。侵攻開始から丸5週間で、かかった戦費は87.5兆円。国家予算の約2.5倍だ。

停戦合意か暴発か…デフォルトのヤマ場は2022年4月4日

「ロシアもホンネでは、『せめて1~2週間でも停戦したい』と考えているはず。というのも、来月(2022年4月)4日に20億ドルのドル建て債の金利・元本の返済期限を迎えるからです。ウクライナ侵攻で制裁を科されて以降、最大の償還額です。今月(2022年3月)16日、21日の利払いではデフォルトを回避してきましたが、来月4日は今まで以上のヤマ場になりそうです。ロシアとしては、短い間だけでも戦費を抑えたいところでしょう」(筑波大教授の中村逸郎氏=ロシア政治)

 ただでさえ経済制裁によって、ロシア中央銀行の保有する6300億ドル(約77兆円)の外貨準備は約6割が使えない。かといって、暴落するルーブルを下支えしようにも、G7はルーブル建ての天然ガス代金の支払いを拒否している。「供給停止」をチラつかせて脅しても、流れ出る戦費の蛇口を塞ぐためには稼がないわけにはいかない。ジレンマだ。

「だからこそ、ロシアは核使用の条件に『国の存亡の機』を挙げているのです。これには国としてのインフラ基盤の崩壊、つまりデフォルトも含む。デフォルトに追い込めば核使用も辞さないと、西側諸国を脅しているのです」(中村逸郎氏)
(一部引用終わり)