「2052」 西森マリー著『カバール解体大作戦』(秀和システム)が発売 2023年4月3日
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SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。今日は2023年4月3日です。
今回は、3月28日発売の西森マリー著『カバール解体大作戦』をご紹介します。
『カバール解体大作戦』では巻末の50ページ分、副島隆彦先生と西森マリー氏の対談が収められています。以下にまえがき、目次、あとがきを掲載します。また、対談50ページの中から最初の10ページ分を掲載します。お読みいただき、参考にして、是非手に取ってお読みください。
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はじめに
1913年の連邦準備制度設立以降、アメリカ政財司法界の要人はカバールの手下と化し、ワン・ワールドを達成するための政策を進めてきました。
この実情を察知した愛国的な軍人が、ケネディ暗殺後、カバールを倒すための秘密部隊を結成し、カバールの悪事の証拠を集めてきました。2014年に勇士の1人、マイケル・ロジャーズ海軍提督がNSA長官に就任した後、勇士たちはドナルド・トランプに大統領選出馬を依頼し、カバール解体大作戦が本格的に開始されました。
この本は、トランプ大統領と米軍の勇士たちが、いかにしてカバールをおびき寄せ、罠にかけたかを、退役軍人の立場から説明したカバール解体作戦解説書です。推理小説の種明かしを読む感覚でお楽しみいただければ幸いです。
この本の記述の根拠となる出典、ビデオのURLは、秀和システムのホームページ https://www.shuwasystem.co.jp/ の本書のサイトのサポート欄に掲載してあります。
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『カバール解体大作戦』◆ 目 次
はじめに 1
第1章 この本を楽しむための基礎知識 7
中世から現代まで社会の危機と惨事はカバールの仕業 8
始動! 大覚醒作戦Q 12
第2章 カバールの実態を知らしめる警告コメント拡散運動15
覚醒運動のパイオニア 16
ヒラリー・メール事件はカウンター・クーデターだった 20
共産主義を作り上げたカバール 23
3世代かけて共産主義をアメリカ社会に浸透させる 25
カバールの人類家畜化計画は〝陰謀論〟ではなく事実! 29
第3章 トランプ大統領は政権発足と共におとり作戦の準備をしていた! 33
米軍はアメリカ奪還作戦を合法的に始めることができる34
軍部の実権はいまもトランプ派が掌握している 37
カバールの悪事をあぶり出すための罠 41
選挙で不正をやらせるための〝おとり作戦〟 44
トランプが宇宙軍を創設した本当の理由 48
選挙不正の証拠を押さえるための布石 52
外国と共謀しているアンティファやBLM 54
2020年大統領選挙前、最後の準備 59
国家反逆罪を確実に裁くために 64
連邦政府回復戦略 68
1月6日、ディープステイトによる議事堂侵入グラディオ 71
退役軍人たちに武装クーデターを起こさせない 75
第4章 トランプ大統領とホワイトハットが退役軍人へ送った合図 79
〝今起きていることはすべて芝居だ〟という合図 80
実権はトランプが握っている数々の証拠 82
バイデン就任式での編集されたお芝居映像 85
エアフォース・ワンに乗れないバイデン 98
バイデンが偽物であるこれだけの証拠 102
まだまだあるぞ、〝偽〟バイデンの証拠 115
第5章 中国の干渉 123
中国を使ってアメリカを弱体化させるカバール 124
〝超限戦〟とは何か 130
千人計画 132
アメリカ社会を崩壊させる超限戦術 134
第6章 恐喝、暗殺、人格殺害――世界支配を可能にしたカバールのお家芸 137
さまざまな恐喝 138
コントロールド・オポジション 141
人格殺害 143
ウィキペディアの正体 149
第7章 大覚醒を助けたバイデンの失態 155
不法移民対策で露呈した左派エリートの二枚舌 156
LGBTQ活動家やペドたちのすごい写真 158
FTXの破綻 162
想像を絶するむだ遣い 164
笑えるバイデンの失言集 165
第8章 カバールの破滅を招いたシンボルへのこだわり 171
数字の象徴 172
カバールが使うさまざまなシンボル 174
第Q章 今明かされるQの正体! 189
マイケル・フリンが始めた情報戦争がQの始まり 190
トランプも認めるQの存在 194
Qのインテル・ドロップの絶大な効力 198
「未来が過去を証明する」 207
「正義が訪れる」 213
第10章 大覚醒 217
同じ台本を使い続けるカバール 218
2025年から新時代が始まる 221
「君たちは映画を見ている」 222
ケネディ夫人はCIA工作員だった 224
悪魔崇拝とペドフィリアを通常化するためのサイオプ 226
コロナ関連、人口削減、エリザベス女王、極左教育 229
ツイッター内部事情暴露ファイル 232
ヒラリーとオバマの悪事 234
「1人が行くところ、皆が一丸となって行く」 235
トゥルース・ソーシャルの影響力 238
真実が明かされる日は必ず来る 246
第11章 アメリカ人の心を摑んだトランプ大統領の名演説 251
2016年10月13日、トランプ演説 251
2017年1月20日、トランプ大統領就任演説 255
あとがき 260
特別対談 西森マリー × 副島隆彦 トランプ復帰の可能性 263
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あとがき 西森マリー
トランプ大統領とホワイトハットは、カバールの悪事の証拠を摑(つか)んでいます。しかし、国民の8割以上が目覚めるまでは、どんな証拠を提示しても大手メディアの偽報道にかき消されてしまうので、今のところ、小ネタを小出しにして、世間の反応を見ています。
遭難して飢えきった人を救出した後に、食べ物を一気に無理矢理食べさせたら、胃が受けつけずに吐き出してしまうでしょう。それと同じで、「バイデンが公正な選挙で当選した」、「悪魔崇拝のカバールなど存在しない」、「コロナ対策としてワクチンが必要だ」と信じ切っている人々に、「オバマが子どもをレイプし、ヒラリーが子どもを殺している」、「自家用車もキャッシュも非合法化され、中央銀行暗号通貨(CBDC) が導入され、カバールに逆らう者は食料も買えず、家賃も払えず、公共交通機関も使えなくなる」などの真実を与えても、消化不良で真実に拒絶反応を示し、逆効果になるだけです。
そのため、トランプ大統領は、国民に苦痛を実体験させるしかなかったのです。Qの、「これしか方法がなかった。光を見る前に暗闇を歩かなくてはならないこともある」というインテル・ドロップ通りの進行です。
私がこのあとがきを書いている時点のアメリカでは、化学物質を積んだ貨物列車の脱線事故、化学物質加工場の爆破炎上事件が続出しています。バイデン政権は、待ってました!、とばかりに、〝環境と市民の健康を保護するため〟という名目で、トランプ政権時代に縮小された環境保護庁の権限を大幅に拡大して、すべての水(雨水、井戸水、雪解け水、自然にたまった池の水、川の水) を政府の管理下に置き、個人所有の井戸や雨水貯蔵を非合法化しようと企んでいます。水の後は、〝汚染〟を理由に、土地も没収するつもりでしょう (これらの〝惨事〟は、もちろんカバールが引き起こしたものです)。
食品加工場や養鶏場の火事も続出し、ガソリン代、食品、日用品の価格もトランプ大統領時代の1・5倍以上になっています。ウクライナからの肥料の輸入も滞っているので、穀物不足による食糧危機が訪れるのも時間の問題です。
海外では、NATOに逆らうトルコで地震が起きて (=カバールが地震を起こして)、ソロスのNGOや臓器・人身売買組織である赤十字と国境無き医師団が〝救済〟に駆けつけて、トルコを内側から崩壊させる足固めを始めています。エルドアン政権が倒れたら、ロシアがボスポラスを征し、ギリシアがキプロスを奪還し、クルド人やアルメニア人の立場が強化され、カバールの拠点であるアゼルバイジャンが弱体化します。こうした事態を防ぐために、カバールは偽旗(にせはた)工作をして、ロシアと戦争を始め、世界がキューバ危機のような臨死状態を体験することになるでしょう。
しかし、食糧危機も臨死体験も、サイバー攻撃、停電、金融クラッシュも、カバールに洗脳された人々を目覚めさせるために必要なショック療法なのです。 アメリカでは、ブランソン兄弟が起こした複数の訴訟(〝合衆国憲法を守る〟という誓いを破って、2020年の選挙で不正があったかどうかを調べることを拒否した議員335人とバイデン、カマラ・ハリス、マイク・ペンスの罷免(ひめん)を要求する訴訟) に対する判決がまだ出ていないので、この裁判の行方も楽しみです!
最後に、スカイプで奥深い知識を教授してくださった副島隆彦先生と、丁寧に編集してくださった小笠原豊樹氏に、厚く御礼申し上げます。
2023年2月20日、テキサスの田舎町にて 西森マリー
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巻末 特別対談 西森マリー×副島隆彦
■人口に膾炙(かいしゃ)する 「カバール」 という言葉
副島 今度の本の『カバール解体大作戦』というタイトルは、たいへん素晴らしいと思います。西森さんはこの方針で、ガンガン書いて日本国民を啓蒙してください。
私が対談の初めで申し上げたいのは、いま日本の女性読者たちが、西森さんの本を読んで「カバール」という言葉を平気で使い始めている事実です。
西森 それは嬉しいですね。
副島 「カバール」や「ディープステイト」が今の世界を支配しているんだって、という言い方を、頭のいい女性たちが西森さんの本を読んで、刺激を受けて、使い始めています。西森さんの本に大いに励まされています。ですから、このまま頑張ってください。
西森 ありがとうございます。先生とは2年ぶりのSkype(スカイプ)対談で、今日お目にかかるのを非常に楽しみにしていました。この間、先生の日本でのご著書も何冊か読ませていただき、直接お尋ねしたい質問もたくさんあります。
副島 どうぞ何でも聞いてください。
西森 先生がご著書で最近言及される『ヒトラーは英国のスパイだった!』(ヒカルランド、2019年刊。原書 Hitler Was a British Agent, 2005)を書いたグレッグ・ハレット(Greg Hallett)が、他に How to Take Over the World : A Right Royal Con, 2007 という本を書いていて、日本語にすれば「王族の詐欺」(royal con [ロイヤル・コン])です。この本の出版のためのインタビューで、ハレットが信じられないことを言っているのです。
ヴィクトリア女王には半分ロスチャイルドの血が流れている、チャーチルはじつはエドワード7世の子で、そのチャーチルの精子の提供と人工授精でエリザベス女王 (2世) が生まれたと言っている。それが本当かどうかは別として、イングランドの王室というのは、そんなに美しいものではないですよね。本当に悪魔的な(セイタニック)感じで。
そこからガーター勲章をもらった日本の天皇というのは、世界の中でどういう位置づけにあるのでしょうか。ガーター勲章なんかもらっちゃって。
副島 まずグレッグ・ハレットの『ヒトラーは英国のスパイだった!』についてですが、この本の中心部分、大事な部分は真実だと思います。ヒトラー (1889‐1945) は、1912年、1913年(23、24歳)に、ロンドンの北にあるタヴィストック戦争心理研究所(サイオプ・ウォー・インスティテュート)の付属の軍事学校に間違いなく入っています。
このことは歴史学者やヒトラー研究をやっている人たちが認めざるを得なくなっている。グレッグ・ハレットが書いていることは正しい。ここでヒトラーは洗脳(ブレイン・ウォッシング) されて、そしてドイツ民フォルク族(国民) の狂った指導者に育てられた。指導者が狂っていると、国民まで狂ってしまう。このことは、ものすごく重要なことです。
私が、今考えているのは、恐らくウクライナの指導者のゼレンスキー (1978年生) もこのタヴィストックに連れていかれたはずなんです。2019年にポロシェンコがお払い箱にされて大統領選挙に出される前に。「 次は、こいつ、ゼレンスキーで行く」とカバールが決めた。 その時、ゼレンスキーは、タヴィストック研究所(クリニック)で、サイ・オプの大きな洗脳に掛けられたと思います。2年間、ここに入れられていたと思います、ほぼ確実に。
次に、イギリス王家にロスチャイルド家の血が流れているということですが、どの人物のどの血が流れているか、をはっきりさせなければいけない。
私は、ロスチャイルド家の全体像を描いた本 (『ロスチャイルド 200年の栄光と挫折』日本文芸社、2012年刊。改訂して『世界覇権の大きな真実 ロスチャイルド家230年の歴史から読み解く近現代史』PHP研究所、2021年刊) を書いています。そこに、いまの若い(30歳代) の当主たちのことも全部書きました。
いまの私の考えは、もうロックフェラー財閥とロスチャイルド財閥を強調したくないんです。これらの商業、金融財閥のことはもういい。1800年代後半のヴィクトリア女王 (1901年死去) の時代 (1837〜1901) には、ロスチャイルドが世界一のお金を持っていましたから、裏から操ったというのは本当だと思います。本当は誰が誰の子どもだということを言い出すとね、きりがないんですよ。
西森さんが指摘した、エドワード7世なんて、すらっとしてかっこいいのに、その子供だ言う、チャーチルなんて、ブタみたいな顔しているでしょう。本当に傍で見るとチャーチルは、ブタみたいだった。 2017年の映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で、メイクを担当した辻一弘(つじかずひろ)(現在は米国に帰化して「カズ・ヒロ」) という日本人のメイクアップアーティストが高く評価されました。
チャーチルを演じたゲイリー・オールドマンの演技も上手だったと評価されたけど、その特殊メイクは日本人の辻一弘が施したもので、ブタみたいなチャーチルをそっくりに再現して評判になりました。
そのブタみたいなチャーチルと、エドワード7世では顔が全く違う。ですから、誰が誰の子どもかとか、もう言わないほうがいいですよ。 あの「ヒトラー本」のグレッグ・ハレットたちはMI6(エム・アイ・シックス)ですからね。 少し頭がおかしいです。なんでもかんでも、彼らが書くことを信じる必要はない。ヒラリー・ロッダム・クリントンが、ロックフェラーの子どもとか、ありえません。
ただし、カナダの首相のジャスティン・トルドー が、キューバのフィデル・カストロの子だというのは本当です。顔がそっくりです。だから、真実でしょう。今では、カナダ人もみんなそう信じているそうです。首相だった父のピエール・トルドーの奥さん (母親) のマーガレットが、フィデルと浮気してジャスティンが生まれた。だから、このことは日本人にも広まっている。あそこまで写真が似ているとね。
■明治以降の天皇家を作ったのはイギリス
副島 英国家情報部のMI6(エムアイシックス)の連中が書いた本は、あんまり信じ過ぎないほうがいい。むちゃくちゃなことも書きますからね。MI6内部も乱れていて、割れているんでしょう。彼らは、自分たちが世界を大きく動かしていると信じ込んでいますから。夢の世界をさ迷っているんですよ。
彼らの信仰はだいたいカソリック教徒ですね。そうすると、アメリカのカバールの連中も、イエール大学もハーヴァード大学もローマ・カソリック教会が多い。バイデンもそう。あいつ、カソリックですからね。プロテスタントではない。
そうすると、彼らの大きなネットワークで動いているわけです。で、頭がおかしいですからね。おかしい人たちの言うことを、いちいち真に受けていられない。確からしさにも範囲というのがありますから。
ただ、ヒトラーが若い時、英タヴィストックで洗脳されたというのは事実です。
西森 天皇家に関しては、どうですか。
副島 天皇家に関しては、私は昨年(2022年)10月に『愛子天皇待望論』(弓立社[ゆだちしゃ]刊) という本を書きました。日本国内ではまだ評価が出てこない。この本の193ページに明治の元勲(げんくん)のひとり、山縣有朋(やまがたありとも)と、昭和天皇以下の4人の男子の写真を並べて提示しました。見てもらえば分かりますが、顔がものすごく似ています。
この山縣有朋が、明治政府の初代内閣総理大臣になった伊藤博文を殺した張本人です。満州のハルビン(哈爾濱) の駅のプラットフォームで、斜め上から、山縣の銃殺隊が伊藤博文を撃ち殺した。
その時、伊藤博文は、ロシア帝国とドイツ帝国とも仲良くしようとしていた。これにイギリス(大英帝国) がカチンと来た。1909年10月26日のことです。ロシアの全権大使と握手する寸前でした。朝鮮半島は日本のもの、ということははっきりしていた。日露戦争(1904、5年) で勝ったから。
満州に関しては、ロシアがまだ、ハルピンとかの北の半分を占領していました。ここでロシア帝国と大日本帝国は平和(講和)条約(ピース・トリーティ)を結んで、以後仲良くすると、伊藤博文はそういう考えでした。
伊藤博文こそは、その時までは、イギリスが育てた日本最大の手先なのですよ。初代総理大臣ですから。ただし、伊藤博文は、しっかりした日本の最高指導者だったから、子分と徒党(ととう)を作らなかった。あくまで、議会で決定するのだと言った。
旧大名たちと京都の貴族と台頭した優れた人物たち300人が、議会を作って、議会で決めると、まともなことを言っていた。そして、朝鮮半島を併合するな。朝鮮王国を残して穏(おだ)やかに支配すべきだ、と主張した。 この伊藤博文こそは、その時まではイギリスが育てた日本最大の手先なのですよ。初代総理大臣ですから。
伊藤博文は子分と徒党を作らなかった。議会で決定するのだと言った。旧大名たちと京都の貴族と台頭した優れた人物たち300人が、議会を作って、議会で決めると、まともなことを言っていた。そして、朝鮮半島を併合するな。朝鮮王国を残して穏(おだ)やかに支配する、と。日本に合併する形は取るな、と。朝鮮王族を残せ、と伊藤博文は言っていた。
イギリス(大英帝国)は、この伊藤の考えと行動にカチンときた。だから、山縣有朋がイギリスの命令を受けて、伊藤博文を殺した(処分した)のです。ですから、とにかく、悪いのはイギリスです。アメリカよりもタチが悪い。それとヴァチカン(ローマ・カソリック教会) が最悪です。今もそう。
昭和天皇以下の4兄弟の顔をじっと見てください。山縣とそっくりでしょう。秩父宮、高松宮、三笠宮も山縣とそっくりでしょう。
これは今の日本では言ってはいけないことになっているんです。大正天皇は幼児のときから脳膜炎 (髄膜炎[ずいまくえん]) という病気だった。病弱だった。4人の立派な男子を生むことができるのか、という、そういう公然たる大きな事実があります。
明治時代からの天皇家を作ったのは、イギリスです。アメリカではありません。アメリカ人はデモクラシー(民主政体[せいたい])で、リパブリック(共和政[せい])ですから、王国(キングダム)と君主政(モナーキー)が大嫌いです。
明治時代の始めからイギリスが日本を操った。アメリカによる支配は第2次大戦後 (1945年) からあとです。
明治天皇睦仁(むつひと)が長州の田布施(たぶせ)にいた大室寅之祐(おおむろとらのすけ)という少年にすり替えられたというのは、今では日本の保守派の人たちも、私たち日本左翼もみんな知っている。分かっている。40年前に鹿島昇という人が本に書いて明らかにしました。
そして、昭和天皇が山縣有朋の子だ、は、私がはっきりと私の『愛子天皇待望論』で書いた。これはイギリスが仕組んだことだ。スウェーデンとか、オランダとか、ベルギーとか、近代の市民革命を一番最初にやった国々でしょう。それなのに、なんで、これらの国に今、王様(国王)がいなければいけないのか。不思議でしょ。これもイギリスが作ったんですよ。イギリス王室の藩屏(はんぺい)、防御の柵として、これらのヨーロッパの小国たちを
王政(kingdom、キングダム。 君主制国家、monarchy モナーキー)にした。
ですから、ヴァチカンとイギリスが一番タチが悪い。今回のウクライナ戦争でも、そうです。英国家情報部のMI6(エム・アイ・シックス)が、ゼレンスキーのすぐ横にいます、70人。ゼレンスキーに、今日はこれをやれ、明日はあれをやれ、と命令しているんです。
アメリカは歴史的にイギリス人に対して頭が上がりません。今も古都であるボストンの人たちがそうでしょう。ボストンの人たちは、宗教で言うと、プロテスタントの中でアングリカン・チャーチ (英国教会=こっきょうかい=。聖公会[せいこうかい]とも言う ) に近い人たちですからね。エピスコパリアン ( episcopalian 監督協会) と言います。
アメリカ海軍の連中も、一番の上のほうは今もイギリス国王に忠誠を誓っているらしいです。まあ、陸軍の連中もそうです。空軍と宇宙軍(うちゅうぐん。space force )は、トランプ派です。
タヴィストック研究所は、ロンドンの北の50キロぐらいのところですから、日本で言えば、埼玉県みたいなところにある。ドイツのロケット「V1(ヴィワン)」「V2(ヴィトゥー)」の空襲で爆撃されなかったところです。 戦後、アメリカはOSS( オウ・エス・エス office of strategic service 戦略情報室 )というのがあったのを、戦後にすぐに、CIA に替えたのですが、そのときに、このタヴィストック研究所を含めて、イギリス情報部が、アメリカに、国家スパイ組織づくりを指導しに行っている。
キム・フィルビー Kim philbee という男が最も重要です。この男は、1963年にモスクワに逃げて、モスクワで死にました。戦後の、国際スパイの最大の大物です。 二重スパイだった。MI6の長官になる予定だった男です。このことは、現在ではほぼすべて明らかになっています。
日本を今も操(あやつ)り続けている裏側は、イギリスです。それと、ローマン・カソリック(ヴァチカン) です。そして、米CIAとヴァチカンが、世界反共(はんきょう)運動として統一教会、Moonies(ムーニーズ)も作ったのです。
西森 それに関してお聞きしたいんですけど、私が不思議に思っているのは、本当に文鮮明が神のお告げを受けたのか、それとも、CIAの voice of God technology というのがあって、マインドコントロールのようなものですけど。それを受けたのか。
副島 うーん。 その西森さんが言う、CIAのヴォイス・オブ・ゴッド・テクノロジーは、MK(エムケイ)ウルトラ の流れですね。ペーパー・クリップもそうです。
ヒトラーやゼレンスキーのように、MKウルトラ計画 で、人間の脳を洗脳したのは事実だと思います。
ただ、西森さん、やっぱりね、イデア・ロゴス、すなわち、イデオロギー idea-logie のことを考えてください。イデオロギーが大事なんですよ。イデアのロゴス。ロゴスlogos は,
言葉です。学問(logia ロギア)、そして理論(logics ロジックス)です。
イデアはプラトンが唱道した言葉で、 観念(イデア)、思想 です。
人類 (人間) はこのイデオロギーで動いているのであって、なんでもんでもテクノロジーや、宗教(レリジョン)の問題に移さないほうがいいんです。
統一教会(ムーニー)は、反共(はんきょう)主義だけです。アンタイ・コミュニズム。反共主義の信念で、ロシアと 中国の共産主義を叩き潰すという思想です。これで、ローマン・カソリックもアングリカン・チャーチ(英国の国教会 ) が今も動いています。
ただ、西森さんもそうですが、この共産主義さえもディープステイトが作った、という理論を唱える人たちもいる。だから、この共産主義によって労働者階級が奴隷にされたんだと。労働者たちが解放された国が共産主義国家のはずなのに、じつはさらに上から操られている、という理論が出てくる。それは、一面の真実であるが、全てではありません。
だから、私が西森さんに申し上げたいのは、いまの私たちが支持しているトランプ派のQアノン Qanon の人たち。それから西森さんが、国防長官のクリストファー・ミラーはじめマイケル・フリン中将、エズラ・コーエン・ワトニック、カッシュ・パテル、この人たちをはじめとして、トランプ派の将軍たちである、「連邦政府回復戦略」実行委員会のメンバーたちがたくさんいる。西森さんはこの本の68ページで書いている。私もこの考え方を支持していますし、賛成しています。
しかし。西森さん、彼らも そんなに強くないって。闘いですから、これは。カバール、ディープステイト側を甘く見ないほういいですよ。西森さんの周りにおられるテキサス州の軍人上がりの人たち( veterans ヴェテランズ ) の考えを過信してはいけません。
彼らは真のアメリカ人であり愛国者です。戦場で人殺しも実際にやってきて、ディープステイト=カバールとの戦闘ができる。 だけれども、だからといって、ディープステイトがそんなに弱いわけないんですよ。これも分かってください。
だから、私の考えははっきりしていまして、もうすぐアメリカは国家分裂します。トランプがテキサス州の南の方、メキシコに近いところに移るでしょう。 そして、テキサスを中心として「アメリカ・サウス」America South という、新しい国が出来るでしょう。
西森さん、あなたが住んでいるあたりの地下に、巨大なオガララ水源 (帯水層、たいすいそう) という大きな水瓶(みずがめ)があるんですよ。周りの人たちに聞いてみてください。
西森 オガララ帯水層(アクワファー)はテキサス州の北のほう、ニューメキシコとの州境沿いのパンハンドル(Panhandle ) と呼ばれる一帯にあって、ブッシュがパラグアイで世界最大の淡水源の近くの土地を買い占めた時に、引き合いに出されて話題になりました。
テキサスでセセッション(連邦脱退、国家分裂 seccetion ) の話題が出ると、必ずテキサスが 合衆国(ユナイテッド・ステイツ)から脱退すれば東西海岸と五大湖に面した州、以外の州たちが、テキサスについて来る、と。
オガララ帯水層が、ネブラスカ、カンザス、コロラド、テキサスなどをカヴァーしてる大水源なので、アメリカの中西部(ミッドウエスト)は水、穀倉地帯、牧場があるから、自給自足できるという話になります。
でも、テキサスは広くて、ヒューストンとか、ダラスとか、オースティンとか、都市は、完璧にリベラル派に支配されているんです。ヒューストン、ダラス、オースティン、この3つはロサンゼルスやニューヨークと同じ感じです。
そこで、先生とベンジャミン・フルフォードさんとの前の対談本(『今、アメリカで起きている本当のこと』秀和システム、2021年)で、フルフォードさんは、北アメリカは1つになると言っていて、 この1月10日に、バイデンも、それと同じ内容の Declaration of North America(DNA) という宣言書を発表しました。北アメリカ統一宣言です。
カナダとメキシコとアメリカが合体して1つの連合国になると言っているんですけど、そもそも「DNA」という略語自体がシンボルにこだわるカバールならではで、人を小馬鹿にしてますよね。 北アメリカ連合国など、極左以外のアメリカ人が受け入れるはずがありません。特にテキサス人は絶対に受け入れないので、そんなことになったらテキサスは独立するでしょう。
副島 ですから、テキサスが分離、独立の動きを始めるのです。ベンジャミン・フルフォードはカナダ人です。アメリカ人ではないんですよ。
カナダ人はね、女王陛下、イギリス国王が大好きなの。ついでにヴァチカンまで好きなんです。ということは、分かるでしょ。アメリカ人の気持ちが分からないんです。カナダ人というのは。 日本人と朝鮮人の関係と一緒です。それぐらいアメリカ人からは見下(みくだ)されています。そのことを、私は、以前、フルフォードさんにはっきり言いました。
彼は一言(ひとこと)、「分かっている 」と言いました。
ただし、彼は英語で世界に情報発信していますし、40歳まで『フォーブス』の支局長をしていましたから。西森さん、あなたと同じように、アメリカとヨーロッパで流れている公開情報を、彼はだいたい知っています。 私は、やや遅れながらも、自分の察知(さっち)能力で知ります。・・・・・・(以下、40ページ分は省略 )
(貼り付け終わり)
古村治彦 拝
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