[3254]日本国は今、大切な岐路に立っている。

副島隆彦 投稿日:2021/09/23 16:14

副島隆彦です。今日は2021年9月23日(木)です。3日後の26日に迫った私の金融セミナーで、私は重大なことを話すと決めた。ホールで受講したい人用にあと数席空いたそうです。メッセージ欄に「ホール希望」と書いてください。   
  
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                                     時事通信

副島隆彦です。私はこれまで、「副島隆彦の10大ブランド」と名付けて私の金融本の書名にも使ってきたキーワードたちだ。それらは、

である。ここには1点、大きな欠落があった。④ハイパーインフレと⑤預金封鎖と、⑥新札切り替え と全く同じ時である、1946(昭和21)年の10月に「農地解放」が断行された。

 農地解放は、「自作農創設法(じさくのうそうせつほう)」というマッカーサー占領政府の強制命令に基づいて直(ただ)ちに実行された。これで全国の農地の地主層は一斉に土地を失った。600万人の小作人(貧農)が自分の耕作地を手に入れた。米ニューディーラー革命の貴重な成果である。
 このとき同時に、寄生(きせい)巨大地主である財閥の解体(trust busting トラスト・バスティング)と、華族(貴族)制度 が廃止され壊された。すなわち資産家層から「土地」が大きく奪い取られた。敗戦後に、戦時公債(国債)が、襲い掛かった1000パーセント(物価が10倍)の ④ハイパーインフレによって紙切れになった。

 この時の「復興インフレ」は、新設された復興金融公庫によって、日本政府(大蔵省)が、駐留米軍に「いくらでも必要な分だけ、お札(日本円)を印刷して差し出します」
と約束したからだ。「その代わり、ドル札を日本国内で流通させるのはやめてください」
となった。
 それと、金持ち層への ⑧ 財産税(1946年11月12日法制)も実施された。

 ⑤預金封鎖(バンクアカウント・クランプダウン) と ⑥ 新札切り替え、その際の
通貨単位の変更(redenomination  リデノミ)は、2月17日からの「金融緊急(きんきゅう)措置令」で実施された。

 その前年の3月からの大空襲(エア・レイド)では「家」も焼かれて失った。3年半の戦争で軍人兵士300万人の命が失われた。それと民間人100万人の命(原爆を含む)だ。

 そして今回、私たちの自分の「体」と「命」が狙われたのである。それがコロナとワクチンである。次は、子どもたちまでが危険である。「子どもにまでワクチンを打て」と言い出した。女性がワクチンで不妊になって「民族」が滅ぼされる。それとすでに進行している少子化による人口減少がものすごい。

 このようにして、私の金融セミナーの参加者である小資産家(小金持ち)たちに、重大な理解が生まれる。まず何よりも「自分の命と体」が大事なのであるだから、自分自身の軽い決断で、ワクチンを打った者たちは、深く反省せよ。金持ちにとっては、自分の「命」、その次に大事なものが「お金」だ。それから他の「財産」、そして「家族」の順番である。こう決まっている。
 
 私、副島隆彦の頭脳を軽く見るな。私は、日本国の民間人国家戦略家(ナショナル・ストラテジスト)として、大きな大きな理解を皆さんに力ずくでも教えようとしている。

 さらに大きく1945年8月の敗戦によって、私たちの日本国という「国」及び「民族」そのものが、計画的に奪い取られたのである。 誰に? だからヴァチカン(ローマ法王)とイギリス(英国国教会、アングリカン・チャーチ)、英国王は神である、という思想)とアメリカによってである。

 昭和天皇は敗戦を目前にして気づいた。「ああ、私(朕)はバカだった。私が馬鹿だったから大きく騙されて国民をひどい目に遭わせた」と。この「日本の指導者たちが馬鹿だったから、大きく騙されて、国が、アメリカに奪い取られたのだ」論が、唯一、正しい日本国家論である。「国」が外国によって、取られたままになっている。だから愛国者たちが、その本能で苛立(いらだ)ち、怒るのである。

 日本の資産家と経営者(資本家)層を今も強く支えている強力な感情と信念である、「ロシア(ロスケ)や中国(チャンコロ)みたいな共産主義の独裁国に占領されたくない。それよりはアメリカがましだ」という考えを持つ者たちを、今こそ重厚に説得し、日本国の自立戦略に向けて、国民の団結を作らなければならない。
 
 国家の自立とは、日本人が、自分たちの運命を自分たちの意思で決められる国になる、ということである。そのことがどんなに苦難であってもだ。国防に関しては、自国で出来るだけのことを淡々とやればいい。背伸びをする必要はない。己の非力(ひりき)を嘆いて被害妄想に落ちてはいけない。何も恐れる必要はない。アメリカに縋(すが)りつく必要もない。
 「自分の国は、自分で守る」と言って、私たちはそれを実行しさえすればいい。
おかしなことに、この「自分の国は、自分たち日本人(だけ)で守る」と言う、極めて当たり前のことを、なかなか、言おうとしないのが、反共右翼たちである。アメリカの手先たちだ。「アメリカ様(さま)に守ってもらわないと、中国が攻めてくる」と、彼らは、今や正直に言う。どこが、一体、お前たちは、愛国者で民族主義者なのか。ただのアメリカの手先どもではないか。 

何が、「憲法改正して、核兵器を持つぞ」だ。日本に核を持たせない、と固く決めているのは、アメリカだぞ。「集団的自衛権を行使して、自衛隊の交戦を可能にする」だ。
日本のバカ右翼たちが唱える、「集団的自衛権」(collective defence right これは、国連憲章〇条に規定がある。日本の内閣法制局は憲法解釈でこれを認めない)を、一番、
鼻で嗤(わら)っているのはアメリカだ。マイケル・グリーン自身が、アメリカが、日本と対等だと思っていない。だから、バカ右翼学者たちは、何を寝言を言っているのか。

 今や、公然と結集する安倍晋三たち愚劣な反共右翼、反共宗教 たちの勢力を、丸裸にして孤立させなければいけない。そのために、自民党内に勃興した若い、清新な、まだ汚れることを知らない指導者たちの結束に期待すべきである。

 私は、ただ単に金融(金儲け)の話をするために、金融セミナーをやっているのではない。日本国の今後の国家戦略についての大きな話をする。
申し込みは、まだ間に合います。
https://kokucheese.com/event/index/610208/

副島隆彦拝