保安検査官は福島県庁に避難中
毎日新聞、時事通信社は「東日本大震災」、NHKは「東北関東大震災」と読んでいるようで、検索がしにくいです。ともあれ、
原子力安全・保安院は前線から撤退したようです
(引用はじめ)
毎日新聞 2011年3月17日 10時44分(最終更新 3月17日 11時42分)
東日本大震災:送電一部回復へ…1、2号機に外部から
経済産業省原子力安全・保安院は、17日午後にも東京電力福島第1原発1、2号機への外部からの送電が部分的に回復するとの見通しを明らかにした。これにより、緊急炉心冷却装置(ECCS)による各号機の炉内の冷却機能が復旧できる可能性があるという。3、4号機の使用済み核燃料プールの冷却には、警察車両による放水や自衛隊ヘリコプターによる空からの水の投下に加え、海水注入施設を仮設する準備も進めているという。
一方で、5、6号機の原子炉内の水位も徐々に下がり、特に6号機では同日午前4時までの1日間で91センチ急減した。保安院は、核燃料の余熱による炉内温度や圧力の上昇を弁で逃がしており、「補給の注水が十分ではないのではないか。1~4号機のようにならないように監視していきたい」と説明した。
保安院は、福島第1原発に通常7人いる、安全を監督する立場の保安検査官が17日までに、福島県庁に避難して一人もいないことを明らかにした。【河内敏康、酒造唯】
(引用終わり)
出典元
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110317k0000e040033000c.html
なお、最初の配信だと次のパラグラフが続いてありましたが、その後の更新で削除されました。
(引用はじめ)
同原発では17日午前7時20分ごろ、3号機の原子炉建屋から再び白煙が上がった。保安院によると、16日に撮影された衛星写真で2号機からも白煙が確認されており、いずれも建屋内の使用済み核燃料プールから放射性水蒸気が放出されているとみられるという。
16日午後0時半に原発正門付近で10・85ミリシーベルトの高い放射線量が一時、計測されたことについて、保安院はプールからの直接的な放出ではなく「風向きなどによって、放射性物質の付着したほこりなどが正門付近の地面に落ち、そこから出た放射線の影響ではないか」と説明している。 同午後4時20分には1・47ミリシーベルトに落ち着いたが、計測に当たる作業員の累積被ばくを避けるため、東電は計測場所を1~4号機から約1キロ離れた西門近くに移動した。この場所の放射線量は16日夜から17日午前5時まで、0・35ミリシーベルト前後で落ち着いている。
(引用おわり)