「1300」 新作DVD『今、世界経済がどう変質しつつあるか』(2012年3月24日、講師:副島隆彦・古村治彦)/『欧米日 やらせの景気回復』(副島隆彦・著、徳間書店刊)のお知らせ。2012.4.19

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副島隆彦を囲む会の須藤です。今日は2012年4月19日です。

新作DVD『今、世界経済がどう変質しつつあるか』を、ラインナップに加えました。この定例会・講演会は2012年3月24日(土)に開催されたものです。アンケートの結果も好評でした。アンケート結果は、スペースの都合により別途、後日に掲載します。

ユーロ圏の債務危機が根本的な解決を見ないまま、円安・株高に転換した経済の、本質を理解し行方を占う、お勧めの1本です。どうぞ是非、ご覧下さい!

また新刊本『欧米日 やらせの景気回復』(副島隆彦・著、徳間書店刊)が、今月末4月27日(金)に発刊されます。この本の「まえがき」と「あとがき」に加え、重要なページ(今の日本の運命を決定している人物を暴いた写真・図表)も特別に掲載しますので、どうぞご覧下さい。

タイトル:『今、世界経済がどう変質しつつあるか』
講師:副島隆彦/古村治彦
収録時間:約244分
開催日:2012年3月24日(土)
主催・DVD制作:副島隆彦を囲む会

・上記の新作DVD『今、世界経済がどう変質しつつあるか』のお申し込みページは、こちらです↓
https://www.snsi.jp/shops/index#dvd

講師は副島隆彦先生・古村治彦研究員です。
今回のこのお知らせでは、先行予約を承ります。実際の発送は4月20日(金)以降になります。

以下は、このDVDのジャケット裏の説明文章です。

◆『今、世界経済がどう変質しつつあるか』講師:副島隆彦〔約176分〕

今年(2012年)1月から、ドル・円相場、日経平均、ダウ工業平均株価などの各経済指標が急速に上昇を始めた。ユーロ危機が解決されたわけでもないのに。

この不可解な経済現象の立役者は、ゴールドマン・サックスのジム・オニールという人物である。この人物が、世界を巻き込み日銀の白川総裁を脅しあげて、空前の規模の金融緩和をやらせたのである。

こうして世界権力者たちは、3月20日に大規模償還の期日を迎えたギリシャ国債の「無秩序なデフォルト」を、表面上は抑え込むことに成功した。しかしこのままでは済まない。

問題の先送りに過ぎない巨額の金融緩和により、この後、世界は一体どういうことになるのか。世界権力者たちの過去4か月間の動きを鋭く見破った講師が、いち早く聴衆に世界経済の未来の姿を伝えた。

◆『「アメリカ政治の秘密」発刊記念講演会』講師:古村治彦〔約68分〕

初の単著『アメリカ政治の秘密』(PHP研究所刊、2012年5月)の発刊を控え、講師が長年研究してきたアメリカ政治の最新事情、思想・外交、そして歴史について、縦横に語り尽くす。

オバマ外交が変質してしまった真の要因、2012年のアメリカ大統領選挙の行方、また英雄視されることの多いケネディ政権の負の側面や、「民主化(デモクラタイゼーション)」という穏やかな言葉に秘められた恐るべき政治思想、等々…。

若き研究者による生々しい研究報告!

・上記新作DVD『今、世界経済がどう変質しつつあるか』のお申し込みページは、こちらです↓
https://www.snsi.jp/shops/index#dvd



◆『欧米日 やらせの景気回復』

上記の新刊本『欧米日 やらせの景気回復』(副島隆彦・著、徳間書店刊)は、4月27日(金)に発刊されます。

この本の中の1ページが特に重要な写真・図表となっています。ゴールドマン・サックスのジム・オニール以下、今の日本の運命を決定している人物達です。特別に掲載します。

以下に、本書の「まえがき」と「あとがき」を転載します。

(貼り付け開始)

まえがき

●世界で〝協調ジャブジャブ・マネー〟の資金供給が始まった

今年(2012年)1月になって、急激に円安(=ドル高)と株高(日と米の両方で)が起きた。「副島隆彦の金融予測(予言)が外れた」と私の金融本の読者たちだけでなく、金融業界でもウワサになった。

私は、昨年の10月からの6カ月間で世界経済に一体何が起きたかを、精密に調査、分析した。

ここで断言する。ゴールドマン・サックスの幹部社員のジム・オニールというワル(この男が、BRICS=ブリックス、新興5大国=というコトバを作った)が、日本の官僚トップである勝栄二郎(財務次官)と武藤敏郎(現在、大和総研理事長。元財務次官、前日銀副総裁)を操って、野田政権を動かしている。そしてアメリカ政府(米財務省とFRB)の決断として、「日本も株高と円安にしてやる。なんなら日本国債の暴落までやってあげよう」と、秘かに日本に何度も来て根回しした。昨年末から、金融庁長官たちと秘かに会談をしていた。私は証拠をんでいる。

ゴールドマンは、ヨーロッパ投資で大失敗している(200兆円ぐらいの損失)。ゴールドマンは潰れそうなので、米財務省に屈服して、〝世界協調ジャブジャブ・マネー”をやることの尖兵となった。この“協調ジャブジャブ・マネー”というコトバは、私が作った。

正しい金融政策(悪のマネタリストではない)をやっている日銀の白川方明総裁らは、自民党“上げ潮派”(ローレンス・クラインの成長モデル派)にひどく脅迫されている。「もっと金融緩和をしろ、資金を出せ」と脅されている。そうすると、このあと一体、日本は、世界経済はどういうことなるのか。私は己の天命である国家予言者としての職責をまっとうする。

あとがき

まえがきで書いたとおり、私は、昨年10月31日に最後の円高である1ドル75円32銭をつけたあと〝敵〟の姿を見失った。

それ以来、5カ月間、策敵行動を続けた。一体、世界経済に何が起きているのか、が分からなくなった。世界権力者たちが、やろうとしていることの全体像を把握できなくなった。

そして3月14日になって初めて私はすべてを分かった。つながらなかった何本もの太い糸が一瞬のうちにつながった。ヨーロッパの国家債務危機は暴力的な上からの力で押し潰されたのだ。これで世界恐慌突入必至の危険は去ったかに見える。私はこの本で大きな謎解きができた。まるで推理小説を読む興奮を覚えながら、この一冊を読者の皆さんに読んでいただけると確信する。私は自分が複雑な迷路の中に迷い込まされて、そこから自力で脱出しようとしてもがき苦しむ探偵の苦しさをこの5カ月間、本当に味わった。そしてすべての謎は解けた。金融市場そのものを世界権力者たちが政治の意志と決断で押さえつけ自由市場と契約の自由を生殺しにした。金融抑圧の真の姿、すなわち敵の本姿を、ようやくにして捕まえた。私は今、満足している。

私にはたった一本のペンの力すなわち言論の自由しかない。他には何の援軍もいない。仕方がないので、ただひたすら己一個の知力を信じて、力尽きるまで前に進むしかない。私には敵前逃亡はありえない。次はこうなって、その次はこうなって、やがて必ずこうなる、と近未来を冷酷に予測(予言)し続ける。

私は自分の強靱な意志と謎解きの能力に自信を持った。闘いは、常に(敵とのではない)己との闘いである。自分自身との苦闘に打ち勝てない者には、そのあとの歓喜もない。

私の大きな敵たちは、これからも巧妙な悪だくみをし、世界を支配し続けようとする。しかし彼らの悪あがきにもその涯(=限界)が見えて来た。「地球支配主義者どもよ。汝のときは数えられたり」である。

この本もまた徳間書店理事の力石幸一出版局長との伴走でできた。緒戦でやっぱり私の怒声が編集部に鳴り響いた。敵の姿と影を見失った苦しみから逃れようとして、苦しまぎれにマレーシアとシンガポールの現地に金融の調査に力石氏と行った。

これがなかなかの収穫を生んだ。世界中の富裕層相手の金融ビジネス、すなわちasset managementの最前線で世界各国からの避難民と化した富裕層を見た。彼らを圧殺、弾圧しようとする敵の戦略を分かった。金融・経済の最先端の動きを全身で味わえた。調査費をすべて出してくれた徳間書店に感謝申し上げる。

2012年4月
副島隆彦

(貼り付け終わり)


・新作DVD『今、世界経済がどう変質しつつあるか』のお申し込みページは、以下となります↓
https://www.snsi.jp/shops/index#dvd

※新刊『欧米日 やらせの景気回復』は、4月27日以降のお取扱いとなります。

須藤よしなお拝

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