「2230」 副島隆彦著『金を握りしめた者が勝つ 銀は10倍になる』が発売 2026年1月24日

SNSI・副島隆彦の学問道場の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。今日は2026年1月24日です。

今回は、副島隆彦先生の最新刊『金を握りしめた者が勝つ 銀は10倍になる』(祥伝社)を紹介する。発売は2026年2月4日だ。

『金を握りしめた者が勝つ』←青い部分をクリックするとアマゾンのページに移動します

昨年、2025年から大手メディアでも盛んに金をはじめとする実物資産の値上がりが報じられている。2026年に入っても上昇は続いている。副島隆彦先生の最新刊のタイトルの言葉「金を握りしめた者が勝つ 銀は10倍になる」は2026年の指針となる言葉だ。新刊では金や銀の価格上昇や世界情勢について徹底的に詳しく分析され、説明されている。また、副島先生の最新の文章は「重たい掲示板」に掲載されている。是非お読みください。

最近1カ月の金価格の推移(田中貴金属のホームページから):2025年12月5日の2万3167円(1グラム)➡2026年1月23日の2万7929円(1グラム)

最近1カ月の金価格の推移(田中貴金属のホームページから):2025年12月5日の316円58銭(1グラム)➡2026年1月23日の551円54銭(1グラム)

以下に、まえがき、目次、あとがきを掲載する。是非手に取ってお読みください。

(貼り付けはじめ)
『金を握りしめた者が勝つ 銀は10倍になる』 まえがき 副島隆彦(そえじまたかひこ)

「金(きん)とドルの戦い」において、金が勝利した。
金の値段が、日本だけでなく世界中で暴騰(ぼうとう)した。世界中の人々が金を買うために金ショップに殺到している。この動きは今も続いている。中国、ロシアだけでなく、インドでも、南米のブラジルでも、アラブ中東世界でも、資金のある人は金を買うことに熱中している。欧米白人の資産家たちも同様である。これまでに金(きん)を買っていた人々の勝利である。

金1グラムの最高値段は、2025年(去年)10月21日の史上最高値(さいたかね)で2万3370円(国内の小売[こうり]の値段)まで行った。1グラム=2万円を大きく超えた。この事態に多くの人が驚いた。
金1キログラムの延(の)べ板(いた)( bar [バー])ならば2000万円もする。小さな家1戸(こ)や鉄筋アパート1室が買える値段である。とんでもないことが起きてしまった。
私、副島隆彦は、ずっと金の価格の上昇を予言して、自分の本に書き続けた。この20年間の自分の金融予言が当たって、私の信用はさらに高まった。この事実を私の本の読者とともに私は喜ぶ。

私が「金とドルの戦い」という考えを思いついて書き始めたのは、2003年である。その証拠は、自分の過去の本にさかのぼって、この本に載(の)せる。そのころ金は1グラム=1200円ぐらいだった。だから、そのときと比べて実に、金は20倍の値上がりをした。
私はそのころ「金(きん)をどれだけ買ったらいいですか」の質問に対して「皆さんの奥さんの体重と同じだけ金を買いなさい」と講演会で話して回っていた。女性の体重は、だいたい50キロ前後である。男である私が成人女性の体重は50キロ前後なのだ、と実感で知るようになったのは最近のことである。男はだいたい70キロから80キロである。ということは、その体重分の金の値段は、当時6000万円であった(1200円×50キロ)。それが今現在、いくらになったと思いますか。
金(きん)1グラム=2万2000円として50キログラムの金は12億円である。驚くべき金額である。あのころ私が講演していた聴衆の企業経営者や資産家たちにとって、6000万円というお金は本当に、たいしたことはなかった。それが今、12億円にもなってしまった。そして今度は金(きん)の、売却時(譲渡益課税)と相続のときの税金の払いのことで、これまた、たいへんなことになっている。新たに大きな問題が出現したのだ。

私は、3年前に『金融恐慌が始まるので 金(きん)は3倍になる』(2023年12月、祥伝社刊)を書いた。この本で「金は3倍になる」と私がはっきりと予言した。ところが、誰も本気にしてくれなかった。私のすぐ周(まわ)りにいる人たちも理解しなかった。皆、ぼーっとしていた。私が何を言っているのか、誰も分からなかった。ところが現実にまさにまさしく「金は3倍に」なりつつある。あのとき、2023年8月28日に金1グラムが1万円を突破したあとだった。まさしくあの本を書いたとき、 金1グラムは1万円を突破した。あのときから「3年で3倍になる」が、私たちの目の前で実現しようとしている。
このあと金1グラムが快進撃を続け、2万円を突破した(2025年9月29日)。1万円が2万円になるのに2年と1カ月かかっている。このとき、私の書いたことが当たり始めた。私の予言は真実味を帯(お)びた。私の書くことを信じて、この20年間の間に金(きん)を要所、要所で買い続けた人々の大勝利である。買わなかった人たちは……。
去年2025年中に2万3000円台まで行った1グラムの金が、残りの5000円上昇を達成して私の予言の金1グラム3万円を超えれば、私が3年前に予言したとおり、まさしく「3年で3倍になる」という予言は的中である。あと1年で3万円を突破すれば、私が3年前に予言したとおり、「3年で3倍になる」という予言を的中させたことになる。
このようにして、私はすでに金融の予言書として信頼されている。私の書いたことは日本国民から評価されている。

これからの金(きん)の値上がり(あるいは、一時の逆流)予測に関して、この本で細かく書いていく。ジム・リカーズ James Rickards(75歳)というアメリカ人の金融評論家(リスク・アナリスト)が「1オンス=1万ドルになる」と言った。彼の2016年刊(10年前)の本である。ということは、金1グラムは、今の為替(かわせ)1ドル=150円で計算すると、日本円で4万8000円になる。とんでもない金額である。だが私は、ジム・リカーズの、この金1オンス=1万ドルは実現すると思う。なぜならば、人類の歴史は、今や金本位制(きんほんいせい)(ゴールド・スタンダード)の復活に向かって着々と進んでいるからである。
米ドルはもはや金(きん)との戦いにおいて敗れ去った。ドル体制が崩壊して数年後にできる新しい世界通貨体制が始まる。それを支(ささ)えるだけの金が、現在のドルでの全通貨量(金額評価する)の20%はなければいけない。

金(きん)は国際値段(NY(ニユーヨーク)の先物(さきもの)市場)で、1トロイオンス(31・1グラム)=4000ドルを突破した。2025年10月7日から8日にかけてである。そして10月20日の終値(おわりね)で4359ドルの史上最高値をつけた(P7のグラフ)。世界中の金融投資に関わっている人々は、驚き呆(あき)れて言葉を失った。
そしてこの翌日から下落した。10月21日には1オンス=3880ドルまで下落した。その数日後には、ふたたび4000ドルを回復した。直(ちよつ)近(きん)の値段は1オンス=4638ドルである(1月14日)。
年末の金の下落で、金価格のグラフに1回〝踊り場〟ができた。この金のいったんの下落はなぜ起きたか。それはNYのガラの悪いヘッジファンドたち(恐ろしい博奕[ばくち]打ちの金融ユダヤ人たちである)が急遽(きゅうきょ)(初めて、と言ってよい)、金市場に参入して、1オンス=4000ドルの声を聞いて驚いて、「オレたちも乗り遅れるな」(FOMO[フォウモウ] Fear[フィア] of[オブ] Missing[ミツシング] Out[アウト] )で、金(きん)ETF(イーティーエフ)(ペイパー・ゴールド)市場で大量の買いを入れたからだ。おそらく1兆ドル(150兆円)ぐらいの買いである。
しかし、彼らは、どんなものでも短期売買しかしない。だから10日後に4000ドルから300ドル値上がりしたところで一斉(いつせい)に売り払った。これを利益(りえき)確定(かくてい)(利確[りかく])と言う。こういう荒っぽいことをするのがヘッジファンドたちである。だから、世界の金価格に踊り場が生まれた。この動きは今後も続くだろう。金(きん)は、このあとは急には上がらないで、着々と少しずつ上がってゆくと私は予測している。
このNYのガラの悪い投機家たちの他に、世界中で金の4000ドル超え高騰が起きたあとに、「やっぱり今からでも金を買おう」と思って、自分のポートフォリオ(自己資産の割り当て表)で、金(きん)を15%にまで上げた人たちがいる。彼ら個人投資家たち堅実であり着実だ。彼らは新規の金(きん)市場への参入者である。彼らはこのあと金をずっと長く保有(ロングホールド)するつもりである。このように世界中で個人の金買いが続いてゆく。私は、この個人たちが正しい投資行動をとっていると判定する。
だから、このあと、長期での金の上昇がふたたび始まる。目先の目標値は1オンス=5000ドルである。そして1万ドルである。

私が「金を買いなさい」と言って本に書き始めて23年が経(た)った(2003年から)。これまでに私が書いた本を熱心に読んで、内容を信用して、金を買って持ち続けた人々に大きなご褒美(ほうび)が与えられた。

2026年1月
副島隆彦(そえじまたかひこ)
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『金を握りしめた者が勝つ 銀は10倍になる』 【目次】

まえがき

第1章 世界は金本位制の復活へ向かう
●金1グラムは10万円になる、と私、副島隆彦は予言する
●アメリカ中心の時代が終わり、世界は新しい秩序に移行する
●なぜ金本位制に戻ってゆくのか
●日本円は米ドルの動きと反対方向に切り上げられ、やがて電子マネーになる
●金価格は、わずか2年で2倍になった
●〝砂金(さきん)採(と)り体験〟が人気に
●私は23年前から「金を買いなさい」と書いてきた
●「金を握りしめる」のは世界的な動きである

第2章 もうすぐ金1グラムは3万円になる
●リーマン・ショックのとき、アメリカは「やってはならないこと」をやった
●米ドルの価値の毀損(きそん)が起きている
●貧困国・アメリカの現実
●私の助言で金を買った人々からの大きな反響
●「写真相場」とは何か
●ゴールドマン・サックスより先に私が「1オンス5000ドル」を予言した
●先物の「裸の空売り」で巨額の損失

第3章 これからは金貨(ゴールド・コイン)を買いなさい
●NY先物市場での金(きん)の動きの全体像
●紙キレの金を売り買いして失敗した
●ペイパー・ゴールドに手を出すな
●イギリス、スイス、ヴァチカンから金地金がアメリカに運び込まれた
●〝天皇家の金〟を持ち出そうとした2人の日本人
●「13兆円の米国債」の正体
●中国とロシア、そして新興大国が金を買う
●「税務署が怖い」と言う人たちへ
●1キロや2キロの金で税金に悩む必要はない
●なぜ私は金貨(ゴールド・コイン)を薦(すす)めるのか
●業者が買い取った金はどこへ行くのか
●年間110万円までなら贈与税はかからない
●金で儲かったなら、そのお金で周りの人を助けなさい

第4章 銀(シルバー)とプラチナも上がってゆく
●相続税とタンス預金をどうするか
●金は現物(げんぶつ)を自分で守るべきだ
●女性銀行員が貸金庫の金(きん)と現金を盗んだ
●急騰の裏側で何が起きているのか
●銀1キロが300万円になる日が来る
●先端企業が「いくらでもいいから買え」と指示
●イーロン・マスクが銀鉱山の株を大量に買った
●46年前の〝シルバー・ショック〟
●インドの中央銀行が銀を融資の担保に認めた
●なぜ幕末の日本から金(小判)が流出したのか
●かつてプラチナは金より高かった
●人造ダイアの量産でダイアモンドの資産価値は失われた

第5章 金に敗れたドル覇権は崩壊する
●もうすぐ超円高=ドル暴落が起きる
●トランプのドル切り下げで1ドル=15円になる
●NYの株とともに日本株も暴落する
●日銀の利上げをアメリカは認めなかった
●日本はインフレではない。デフレだ
●トランプが各国への相互関税をやめた理由
●なぜ国(くに)は国民から消費税を取りたいのか
●国家の借金は毎年毎年、積み上がる
●15京円の借金大国・アメリカの真実
●日本は「対米投資」で80兆円をふんだくられた
●日本人は歯を食いしばって頑張り続ける
●2026年末、アメリカは世界覇権国の地位からすべり落ちる

第6章 日本と米中、世界はこうなる
●軍事政権の特殊な人間、イーロン・マスク
●トランプは軍人たちに支えられている
●黒塗りされたエプスタイン・ファイル
●なぜ江戸幕府はキリシタンを弾圧したのか
●クリントン夫妻も悪魔の儀式に参加した
●〝次の大統領〟J.D.ヴァンスの人物像
●自民党員の中に統一教会員が集団加入
●世界と歴史を大きく見るために
●日本の政治指導者は靖国参拝をしてはならない
●米中は「台湾をどうするか」で話し合っている
●台湾は平和的に中国に統一される
●誰が日本の核保有を許さないのか
●だから安倍晋三は〝処分〟された
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あとがき 副島隆彦(そえじまたかひこ)

この本の書き上げの昨年末(12月おわり)に、NYの銀(ぎん)の先物(フューチャー)市場 COMEX(コメックス) で大変動があった。銀価格は、下落した(1オンス=72ドル。銀貨1枚で1万5000円)どころか、200ドルに向かっている。米と英が支配する先物市場とETF(イーティーエフ)(ペイパー・シルバー、紙キレの銀)が壊れつつある。現物(げんぶつ)(実物)の銀の7割を握っている中国の勝ちだ。第4章で前述した。世界は金(きん)だけでなく、銀(シルバー)も加えた金銀本位制(バイメタリズム bimetallism )に向かっている。
1月3日に、アメリカ(トランプ政権)による南米ベネズエラ国のマドゥロ大統領の拘束(キャプチュア)、連行が起きた。アメリカは、直接ベネズエラ国にある大量の石油と天然ガスを自分のものにする戦略に出た。鉱物資源(ミネラルズ)も直接、支配する。トランプはもうNY(ニユーヨーク)の金融(紙キレ)経済を信用していない。実物を握るしかない、と。世界は一気に実物(じつぶつ)経済( tangible[タンンジブル] economy(エコノミー) )が中心になった。これは『「実物経済」の復活』(2003年3月、光文社)を出版して日本では私が初めて言い始め(唱導[しょうどう])した理論だ。

私は昨年10月中(ちゅう)の金の高騰(こうとう)の凄(すご)さを横目で見ながら、ずっと不愉快だった。もう本を書く気力を失った。「俺(おれ)がずっと20年間、書いて(主張し、予言して)きたとおりじゃないか」とブツクサ言いながら、うつ症(しょう)のまま過ごした。12月になって、ようやく「それでも、やっぱり書くか。全国に私の読者が待っている」と元気(げんき)(気の元)を取り戻した。
本当にもうすぐ世界体制が変わる。この本に、書くべきことはすべて書いた。しっかりと読んでもらえれば分かる。
この本も長年(25年間も)私につき合ってくれている編集者の岡部康彦氏が苦労して編集してくれた。記して感謝します。

2026年1月
副島隆彦(そえじまたかひこ)
(貼り付け終わり)
(終わり)

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