「174」ユーチューバーたちの世界(私が見た限りでの) ⑦ 日本における代表選手たち

  • HOME
  • 「174」ユーチューバーたちの世界(私が見た限りでの) ⑦ 日本における代表選手たち

副島隆彦です。今日は2026年3月7日です。
ユーチューバーたちの世界(私が見た限りでの)7回目です。前回までに、

解体系
『鉄くず兄さん ふじお社長』(チャンネル登録者数 4.71万人)
『解体カズーマチャンネル』(5.48万人)
田舎暮らし・農業系
『山奥暮らしチャンネル』(1.6万人)
『里山のシイナ』(11.4万人)
『土くれプリンセスさおりの暮らし』(5.76万人)
旅行系
『バッパ翔太』(146万人)
『しげ旅』(62.6万人)
たちの話をしました。彼らは真面目なタイプの、各産業界のユーチューバーたちです。
クリックしたら、動画サイトに移動します。

他の youtube 動画もいくつか紹介します。

『魚屋の森さん』 
名古屋の魚屋さんでありながら、料理を出す店でもあるんです。森さんのお父さんが、名古屋で最初にお店をはじめた。森さんは早稲田大学を卒業後に楽天に入社したんだけど、そこを1年ぐらいで退社して、家業を継ぐために帰って来た。商売熱心でね、まだ社長のお父さんも元気だから自分のお店をどんどん拡大してね。2020年に youtube を開設してから人気が出た。彼女は今、二代目社長として活躍して、録画係の妹さんと親子3人で有名になりました。森さんは40歳くらいかな。全国あっちこっちの漁協とか水産会社を飛び回って、いろんなインタビューをする。大変にパワフルできれいな女性だから彼女にプロポーズする起業家のユーチューバーがいたりして。岩手県の三陸海岸で海女をしているおばあさんと一緒に海に潜ったりね、いろんなことをやって漁協の漁民たちとの付き合いをするんです。

『瀬戸内海の漁師まさと』 
瀬戸内海で漁師をやっている正人(まさと)という人が、大学を中退して帰って来た息子と一緒に海に出る。息子のケンは素直ないい子で、父子二人が仲良くてね、たまに喧嘩をしたりしながら小さな漁港から出て海釣りをする。正人は企画力があってえらいんですよ。その現場の様子をずっと映しています。大漁だったときに、近くの今治漁港じゃなくて松山の漁港まで運んで売るんですが、その仕切り表っていうんですが、値段表まで youtube で見せてくれてね。それに私はびっくりした。父子の間に、そんなにはもう言葉は必要ないみたい。この人たちも全国の漁民たちのアイドルみたいになっています。

『キャンプすがりでへいへいほー』 
これも私は勉強になった。本物のプロの林業従事者の方です。簡単に言うと木こりです。じいさんが自分ひとりで、2トントラックとかショベルカーとかの重機をガーっと扱う。普通は3人くらいでやるんだけどね。気を使って人と一緒にやるより、一人でマイペースでやるほうが安全なんだそうだ。それで、材木というのは4mなんだってようやくわかった。4mずつに切った直径30~40cmの丸太の木を、たった一人で、重機を運転してトラックに積んでいくんです。10本か15本かを乗せたら、森林組合の丸太市場持って行くんだって。真っすぐなきれいな丸太です。それらを売って6万円とか8万円の現金になる。1本あたり1万8千円とか2万円とかで、杉と檜(ヒノキ)がほとんどですね。その後、仲買いに立ち合わせるんですが、そのシーンはなかったと思う。

 

■第二芸能人としてのユーチューバーたち

本題に入ります。上記の、真面目な職業ユーチューバーたちとは種類が違うというか、ちょっとチャラチャラしているユーチューバーたちが2016年頃から出現している。それで、そっちの方がやっぱり今のユーチューバーの中心なんですね。彼らのなかでも、特に中心的人間たちだと私が判断する者たちのことを、今日は話します。

ユーチューバーというのは、前に話した通り、出現して20年になる。私はずっと、「ヒカキン」という名前ぐらいしか知らなかった。けど去年(2025年)の11月ぐらいからユーチューブ動画に目覚めまして。それで “元祖ユーチューバーの中心的存在” と言えるのがヒカキン(現在36歳)という男だと分かった。私はそんなに面白いと思わないけどね。でもそれでいいんだって。つまらなくてもそれでも見る人はいるそうで、だらだらと長くやることが大事なんだって、そう「ひろゆき」が言っていた。
『HikakinTV』  チャンネル登録者数 1960万人•3725 本の動画

ヒカキン【日本の男性YouTuber、ヒューマンビートボクサー、UUUM株式会社所属のファウンダー、最高顧問、元スキージャンプ選手。実兄であり、同じくYouTuberのSEIKINと、音楽ユニット「HIKAKIN & SEIKIN」としても活動している。新潟県出身。by wiki】

副島隆彦です。「ひろゆき」こと西村博之(現在49歳)は、日本でのインターネットの実質の創成期である1998年からの人たちの一人です(世界でのインターネット創成期は1995年)。私の弟子のひとりに北島というのがいて、それと同期の、当時の新しいタイプの人間でした。それまではパソコン通信だった。ひろゆきは『2ちゃんねる』をつくったことでも有名です。北島たちが、私のこの『学問道場』のサイトを1999年に作ったんですよ。当時は文字が中心で、文章だけだった。

話を戻すと、ヒカキンの跡継ぎみたいなのが「ヒカル」という男。ヒカルは毎回、企画をたてて動画を作る。彼らが一番の人気なんですね。それと彼らの周辺にいるユーチューバーたちです。この10年間は、ヒカルを中心にした新しいユーチューバーたちの時代が来ていたんですね。そして彼らは風俗産業と隣接している人たちなんです。

何(なん)にも知らなかった私がこの3ヶ月で一生懸命勉強して、急激に全体像が見えてきた。それで彼らのことを「第二芸能人」だと私、副島隆彦が判定した。それがみんなに受け入れられるかどうかはまだわかりませんが。この人たちは10年前、すなわち2016年に出現したんですね。

 

■ヒカルとその周囲のユーチューバーたち

ヒカル(現在36歳)は、なんというか自分の髪を真ん中で分けて黒と金髪半分ずつにしている。若い人はみんな知っているでしょう。彼の youtube は、チャンネル登録数が500万人くらいて、フォロワーが200万人とかいるんだったかな。今、ヒカルはちょっとチャラチャラ系の男4人と会社をつくっている。自分の会社の、大して広くもないオフィスに4人が並んで座って撮影した動画もたくさんあります。
『ヒカル(Hikaru)』  チャンネル登録者数 477万人•2781 本の動画

ヒカル【日本の男性YouTuber、歌手、実業家。本名は前田 圭太(まえだ けいた)。兵庫県神崎郡市川町出身。元妻はキャバクラ嬢で実業家の進撃のノア。ただし、夫婦がお互いの合意のもとで配偶者以外の異性との性交渉や恋愛関係を認め合う結婚の形を指すオープン・マリッジを公言していた。by wiki】

ヒカルは前に『進撃のノア』という女と結婚していた。たった4ヶ月間だけですけど。彼女も有名人です。このノア(30)が銀座の新地か南かどっちかなんだけど、キャバクラのママ、女社長なんですね。自分のお店の女将(おかみ)を今も現役を張ってやっています。ヒカルと彼女が「0日婚」というのをしたんです。交際期間0日で結婚しちゃったと。4か月後に離婚したわけですが。

このとき出てきたのが、ヒカル(34)が言い出した「オープン・マリッジ」という言葉です。これは結婚、すなわち「婚姻関係にはあるけれども、男女双方とも、夫婦間以外に自由に性関係を持っていい」という意味だそうです。一般には不倫とか浮気という状態になるんだけど、配偶者の性の自由を公認するという概念が出てきた。彼らのユーチューブを見ている500万人ぐらいの日本の20代から40代くらいの若者たちが、真剣にね、それをじっと見ているんです。

「オープン・マリッジ」宣言のせいで、ヒカルはそれまで500万人いたサブスクライバーって言うんだけど、“チャンネル登録者“ が20万人も減って自社全体が4億円の減収になったとか、自分で何でも喋ってますね。それが2025年の10月頃のことです。この事件で、正直者路線でやってきたヒカルは一見、評判を落としたというかね。

『進撃のノア』  チャンネル登録者数 100万人•874 本の動画

ヒカルの周りには他の女たちもいまして、その中で一番人気があるのが「いけちゃん」でしょう。27、28歳くらいです。進学校の秋田高校を出て大学は東京の私立大学の出だったと思う。秋田高校というのは、秋田県のナンバースクールです。これは旧制一中って言うんですけど、その県で一番頭のいい学生たちが行くわけです。全国に旧制一中、二中、三中って言う伝統があって…これはまた別個に話します。いけちゃんは大学を卒業してからは普通に会社員をやってたんだろうけど、今はやめてユーチューバー一本で食べているみたい。この一年間ぐらいの彼女は「旅行系」のユーチューバーとして、日本全国どこにでも行く動画をあげていました。
『いけちゃん ikechan』  チャンネル登録者数 80.1万人•664 本の動画

去年(2025年)の7月に、このいけちゃんが事件を起こした。それは既婚者の箕輪厚介(みのわこうすけ、現在40歳)という男との不倫騒動です。実は、私はこの男を近いところで見知っていまして、彼は幻冬社(げんとうしゃ)という出版社の社員なんです。社員なんだけど、社長の見城徹(けんじょうとおる)から認められていて、箕輪は自分で独立した法人も持っている。自分の売り上げを持っている男です。見るからにゴリラみたいな顔をした、私から見ればむさ苦しい男なんだけど。若者文化の中では、ホリエモンやひろゆきほどじゃないけどね、彼らの3分の1くらいの人気がある男です。

箕輪幸助【日本の編集者、実業家、YouTuber。血液型はB型。幻冬舎で編集者として勤務。株式会社エクソダス取締役。CAMPFIREチェアマン。合同会社波の上商店 代表。株式会社サウナランド社長。アーティスト「箕輪☆狂介」の出版プロデューサー。オンラインサロン「箕輪編集室」を主宰し、「堀江貴文イノベーション大学校」で「特任教授」を務める。by wiki】

 

副島隆彦です。いけちゃんと箕輪の不倫なんて、私にはそんなことはどうでもいいんだけど、ユーチューバーを今研究しているのでね。日本の若者文化の一部だから無視するわけにはいかないんだ。

事件に対する謝罪の番組というのを、いけちゃんはやっぱり作って、神妙な様子で影った動画を出した。けど謝罪どころじゃないんで。彼女は元気だから、毎日のように、自分の動画を週に2~3本作っているんです。根性があるというか、偉いんです。この動画配信力がユーチューバーの命ですからね。ヘコたれたらダメなんです。

あと、「ぷろたん」という男がいる。彼は次回に話すエイベックスの松浦の次に出てきたような男で、チビなんだけど体をボディービルディングで鍛えたりしている。このぷろたん(36歳)には「レイナ」という奧さんが2年間いたんだけど、彼らもすでに別れています。
『ぷろたん日記』 

ぷろたん【日本のYouTuber、ボディービルダー、タレント、実業家。株式会社PROISMの代表取締役であり、チーズケーキ専門店「QUESO」の監修も務めている。プロクリニックという銀座一丁目にある包茎治療に特化したクリニックのプロモーターも務めている。VAZ所属。本名:鈴木健太郎(すずき けんたろう)。大食い、筋トレ、ボディビルなどの動画を投稿している。by wiki】

元奥さん(33歳)は「丸の内OLレイナ」として、もう2017年からセクシー系ブログで活動している。架空のOLとしての日常生活やストーリーを作って、下着の写真をあげて男たちの人気を集めたんですね。ぷろたんと別れた後にマネージャーの男とくっついてシンガポールに移住した。子供も二人できたんだけど旦那が DV 体質だったようだね。離婚した。この騒動で、レイナが子供たちの親権を得るために元旦那から3億円の離婚請求されているとかなんとか、こういうことまでぷろたんと一緒に youtube 番組でしゃべっている。シンガポールにある、今では13億円もする高級レジデンスに住んでいたんだけど、今は日本に帰って来て仕事をしています。人間関係の柵(しがらみ)というのがやっぱりあって、ぷろたんとレイナは元夫婦で気が合うんだけど、よりを戻すことはないでしょうね。


『丸の内OLレイナ』 

丸の内OLレイナ【2021年からYouTube活動を始め、2021年には年商5億年を稼ぎ出すまでになった。「丸の内OLレイナ」というキャラクターを用いて、ファンを魅了し、ビジネスとして成功を収めた。by wiki

 

副島隆彦です。ぷろたんは今は別の女とくっ付いてというか、次から次に女がいるんでしょう。自宅は10億円ぐらいの高級鉄筋アパートなんだろうけど、そこに女性たちを呼んで、お肉とか野菜を買ってきて、自分たちで料理を作るんです。キッチンで料理を作りながら、立ち話で女の子に youtube で話をさせる。できあがった料理を、ソファはあるんだけどそこには座らないで床に座って、二人で食べながら話すんです。鶏のから揚げとかすき焼きみたいなのを作ってね。ぷろたんは料理ができるんですよ。

この様子をゴープロかなんかで撮っているんだろうけど youtube で流す。並んで話しているこの様子を動画で見ると、この男と女たちはみんな肉体関係があるんだな、とよくわかります。一応ないことになっているんですけどね。

 

他の旅行系 youtube で私の目についたのは、『やまクック・やぎちゃん』という女性の動画。彼女(現在32歳)は、とにかく雪山に登ります。冬の寒い雪山に荷物をいっぱい背負って登る、とかやってます。冬山の恐ろしいところにテントを張ったり、縦走したり。夏山だったら岩場の自然の温泉が湧いているところに、水着を着て飛び込んだりね。
『やまくっく・やぎちゃん』 

それから「青汁王子」というのがいます。これは男で、本名三崎雄太(みさきゆうた 現在36歳)としても有名です。ぷろたんとは親友らしい。フルーツ青汁という商品がヒットして財産を作った。彼は今は不動産業にまで手を出して、自分が住んでいる高層レジデンスの物件を13億円で売ります、とかね。そういう動画を最近見ました。不動産業はちょっと危なそうだな。
『三崎雄太・元青汁王子』  チャンネル登録者数
【日本の実業家、YouTuber、タレント、北海道札幌市出身、2007年にアフィリエイト関連会社「メディアハーツ」を創業。2014年以降、青汁のネット通販で成功し、「若手イケメン社長」としてマスコミなどに注目されたことから、青汁王子の名で知られる。2024年より「三崎未来ホールディングス株式会社」の代表取締役。by wiki】

ところで私は「マンション」という言葉は使いません。マンションというのは大富豪が住むお屋敷のことです。ベッドルームがいくつもあるようなね。そうではない普通の住居はアパートメントです。パリのシャンゼリゼ通りでも、住民が住んでいるのは「アパルトマン」ですよ。そろそろこういうコトバも、ある程度は世界基準を意識しないとダメですね。タワマン(タワーマンション)ではなくて、高層鉄筋アパートかタワーレジデンス。略すならタワレジでいいから、そう呼ばないといけない。

 

■企業がバックにいるユーチューバー

いけちゃんの友達に「あま猫」という女性がいる。彼女(現在31歳)はですね、なんと7台もの高級外車を持っている。自分の高級外車をずらーっと並べて見せたりする動画もあります。最高級会社のをフェラーリからランボルギーニまで持っていてね。「ランボルギーニの後ろの方を、ガチャッとぶつけられて大変な修理代がかかりました」という最近の動画もあります。
『あま猫 AMA』 

なんでそんなことができるのか。会社員と youtube からの報酬だけで、複数台の高級外車が持てるわけがないからね。簡単に言うと、このあま猫の後ろにはもう自動車会社がついてるんですね。外車屋さんが。チャンネル登録者数、サブスクライバーっていうんだけどこれが50万人もいて、見に来ている人が100万人くらいいれば業界人気者なんです。そうすると日本にある超高級外車の代理店が黙ってこない、ほっとかないんですね。人気ユーチューバーと裏で提携していて、完全にコマーシャルベースになっています。そこからいくらお金が出ているかは誰にも言わないんだけど。だから、次から次に「この車(高級外車)を買いました」とかができるんです。

それでこのあま猫だって、最初に買った500万円の外車はOL時代に…今はOLとは言いません。会社員をやってた時にローンで一生懸命買った車だって、そういうことも話している。それは嘘ではないんですけどね。この外車に乗り回すことで有名になってしまって、外車大好きな車系の男の子たちがファンでついたんでしょう。

そうするともう外車屋さんがほっとかないんだ。丈が短めのスカートで外車を乗り降りしたり、車の横に立ってくれるとね、もうそれだけで男たちは嬉しいんですよ。男ってそういうもんなんで。

参考 レースクイーン【日本のレースクイーンは芸能界、人気タレントやアイドル特に映画女優への登竜門的存在となっている。当時は日本以外の国では余り存在しておらず、レースクイーンは日本が発祥の地であると言われ、次第と海外のレースにも広がった。英語では上記の「Promotional model」に加え「Paddock girls」などの名称が用いられている。しかし昨今では性差別の観点から、先進国では廃止の方向性にある。by wiki】

 

副島隆彦です。私は自動車の世界なんて大して興味もないけども、車好きな人たちが一つの大きな文化を作ってきたからね、今も。あのポルシェからフェラーリからコルベットからランボルギーニ、名前だけは全部一応知ってますけど。そういうのを彼女たちはお友達を乗せて乗り回してるんです。

乗っている外車を下取りに出して新しいのを買うにしろ何にしろ、とにかくそれに憧れる人たちがいるんですよ。3000万円や5000万円の高級外車を若い女性が所有して、乗っている、走らせているだけの動画なんですけどね。

このあま猫といけちゃんが仲良くて、二人で部屋の中で話し込んでる番組がいくつもある。その話の内容が面白いからお客がついているわけです。この動画で「帰宅部」という言葉が使われている。私はそれまで知らなかったんだけど、中学や高校世時代に部活に入らなかった人たちのことだそうです。

秋田の山奥の温泉とかに、いけちゃんの軽自動車に二人で乗って行って車中泊をしたりね。温泉宿が10軒くらいあったんだけど、そこには宿泊しないで、真冬の道の駅で車中泊して帰ってくる。季節のいい時は、山奥の川の中に流れてる温泉に水着を着て入るとかね。そういうのをやる。ご飯食べて帰ってくるだけの番組だけど結構人気があるようです。これが中心なんですよ。今のユーチューバーたちの。

 

■案件(あんけん)

ユーチューブでの「案件」という言葉、この言葉の使い方も初めて知りました。コマーシャリズム、企業の協賛でね、育毛剤とかサプリとかいろんな会社がコマーシャルでつくんですよ。この「案件」が youtube の画面の下に並んで出る。案件ボタンというのがあってね。みんな嫌うから別に料金を支払ってコマーシャルを消す人もいるんだと。そういうことができると私は知らなかったけど、佐藤優(さとうまさる)氏が教えてくれた。

そのコマーシャルで youtebe から入るお金が月100万円だとしてもね。そんなもんで暮らせるような人たちじゃないから。場合によっては、この案件も含めて2000万や3000万円の広告費が入るんだと思います。なかなかそんなに甘くはないんですけどね。彼らはそれだけお金持ちなんですよ。だからまあこれの仲間たちもまだまだいて。有名なユーチューバーだったら、横でプロの撮影隊みたいなのが2人ぐらいついている。旅行の時にもね。自力で、たった一人でやってる人たちもまだまだいます。

 

■ユーチューバーたちの横の繋がり

だからあま猫もいけちゃんも、ぷろたんとデキてる感じです、実は。なぜなら台所で立って一緒に料理作ってるときの雰囲気がもう、ただの芸能人同士の付き合いって感じじゃないんですよ。この YouTuber たちの横のつながりって深いんですね。それで、それさえもう、あまり隠す気もないんだ。彼女たちはもう人気者になっちゃって、ユーチューバーの代表選手たちだから。

次回⑧で話す予定の、エイベックスの松浦勝人とか、日本の芸能界の元締めのような芸能プロダクションとかね、大企業の会長の話と重なるというか、お互いコラボしていますから。ベタベタに繋がっているんですね。

 

■人気ユーチューバーの条件

母校である秋田県立秋田高校に、いけちゃんが呼ばれて訪問するという動画があった。最初に秋田市内の風景とか、秋田高校は山の上にあるから正門玄関から校舎まで300mあるんだっていう説明があってね。お昼ご飯の時間に訪問するんですが、選抜クラスの、出来のよさそうな頭のよさそうな男の子が7、8人いけちゃんの周りに嬉しそうに集まってインタビューをしていた。女の子たちはあんまり近寄りたくなかったのかもしれない。「僕もユーチューバーになりたい」とかいう男子高校生もいた。

いけちゃんは特別に学校側と話しするわけでもなく、食堂でご飯を食べて帰ってくるだけの番組だったけど、それがいいんですよ【いけちゃんが「私は国立狙いで浪人したけど、みんなは浪人なんてしなくていいから、指定校推薦で東京の私立大学に行きなよ。学費がまあかかるけど」って言っていました。いい子ですね】いけちゃんは「私はコミュニケーション障害で、ずっと高校時代は保健室にばっかりいた」とか言ってますからそういう子なんだけど、そこが彼女のよさなんですね。

彼女たち人気ユーチューバーというのは、現代における文学者みたいなもんです。話す力と、物語を自分で編集して作る力があるんですね。女の一人旅でトラブルの様子を見せたり、女性同士の旅行をやって自分たちの水着姿を晒したりね。その上インタビューアーもできるわけで。ぷろたんみたいな変な男とも付き合うけども、勘の鋭度さと言葉遣いの面白さがあるんです。そうでないとユーチューバーはできない。人気者になれないんですね。

まあ、ある程度美人じゃないとダメっていうのもあるけどね。可愛さを売らなきゃダメっていうところもちゃんとはっきりしています。

そして、この第二芸能人であるそのユーチューバーたちの特徴は、嘘をつかないということなんです。本当のことをしゃべる。あと一つ大事なのは、収入に関していわゆるプロダクションとか事務所とか、大きな芸能会社とかね、そういうところ通さない。あとテレビにも頼らない。テレビや広告媒体といった、これまでの古い産業の枠に入ってないっていうところが非常に新しいところです。

自分で直接配信して人気者になって、ポピュラリティ(評判)を取って、それで新しい種類の芸能人になった。「芸能人」という言葉は英語の talented person(タレンティッド・パーソン)、能力のある人という意味なんだけど。あと一つあるのは「スター」、輝く星という、映画産業から生まれた古い言葉です。

もう一つあるんですよ、芸能人という概念はね。これはまあ歌手かダンサーか俳優と、大体決まっているんですけどね。これに日本では漫才師というのも加わった。あとはスポーツマンですね。スポーツ選手から出てきて有名人として通用するタイプの人たちも芸能人化するわけです。

だから「第二芸能人」でいいと思う。ヒカルもそうだけど、彼らはもう10年もユーチューバをやってると、自分たちを一般人と区別するんですね。「一般人」という言葉を彼らが使うということは、やっぱり自分たちはもう一般人ではなくて「芸能人」なんだと。自分たちのキャラクター(人格)が有名人としての特別な商業価値を生んでいることに、厳しく自覚があるんですね。

その周りにマネージャーと、会社の社長とかいうのが、そして横で撮影している社員みたいな人がいるわけですね。最初は自力で一人で、本当に GoPro 使って撮影してたんですけどね。今はもうほとんどの人気ユーチューバーは、横に撮影隊がついてますね。

結局は男と女の世界が中心ですから。結婚して別れる、もう一回付き合うということを二人で横に並んで、「コラボ」という言葉を使うんだけど一緒に並んで対談する。特に今はもう、画面の真ん中に並んで座って、二人だけで話をするというシーンが主流になってます。これが通用する人たちが出てきているということで、これが新しいんですね。

まあだからね。これがユーチューバーの日本における代表選手たちです。以上終わり。

 

(終わり)

このページを印刷する