「164」ユーチューバーの世界(私が見た限りでの) ② 稲作が分かった 前半

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ユーチューバーの世界(私が見た限りでの) ② 稲作が分かった 前半

 

副島隆彦です。今日は1月4日(日)です。

先週、私は『ユーチューバーの世界(私が見た限りでの)』というテーマで話をしました。今日はその2回目です。サブタイトルは「稲作が分かった 前半」です。

ユーチューバー(YouTuber)たちの番組(動画)の中に、山の中というか里山暮らしですね。里山にある古い家で暮らし始めた夫婦の番組というのがあります。私はそれらの動画を100本ぐらい見ました。そこから始まって、私は YouTuber の世界に開眼しました。そのうちのいくつかを紹介しながら、YouTuber の世界というのを徹底的に解説する。おそらく私、副島隆彦が、「ユーチューバーとは何か」というのを問う、ユーチューバー評論家の最初の人間になるのだと思う。

私は言論人で評論家ですから、本書き本作りをやって生きてきました。40年。もう飽き果てまして嫌になってきています。この10年で、本を買う人がものすごい勢いで減っていますから。だから、こんなことでいいんだろうかという深い悩みがある。 私は去年(2025年)の10月から、ユーチューブ(YouTube)を一生懸命、改めて見るようになって、いつしか本気になったんです。そこからたくさんのことを学んだ。それを皆さんにお伝えします。

山奥暮らしチャンネル
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今日は、「米を作るということは何事か」ということを話します。前回「ユーチューバ―の世界 1回目」でも紹介した、徳島県の山奥暮らしの加藤君という人の番組『山奥暮らしチャンネル』ですね。奥様と掛け合いをやりながら、というか奥様の顔は番組には出てこないんだけど。この加藤君の番組が、私にはとても勉強になった。加藤君は、東京で生まれ育ったインテリなんです。奥さんと一緒にいろんな所に行って、もう日本の47都道府県の半数ぐらいは行っているみたい。最後に徳島県の山奥に入った。それが20年前です。今でも徳島県で暮らしていて、そこから発信している。彼は稲作はやっていませんが、それ以外農業はかなりやっていて、他の作物はたくさん作っています。だから稲作のことについても見識があるんです。

加藤さん

もう一つ、私がびっくりした番組があって、『里山のシイナ』という、シイナさん夫婦が里山で暮らす、という動画です。この人も人気があって、奥様が編集してアップロードしてるんだと思うんだけど。いや、ご主人かな。このご主人が一生懸命働く人で、大変に技術力があるんですね。里山の古い農家の家をきれいに改造して、家の周りは畑が何枚もあるんです。それに、たくさん材木が取れそうな山林も付いているわけです。このシイナ夫婦の動画では、ご主人の高い技術力を、奥さんがゴ―プロ(GoPro)を使って撮影してます。今いるところでの生活は、3年目か4年目になります。私は30本ぐらい、このシイナ夫婦の番組を見ました。5回分ぐらい見たところで米作りの1から10までが全部わかったんです。

里山のシイナ
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シイナ夫妻

お米ができるまで
↑青字をクリックすると、「お米ができるまで」(全農パールライス株式会社のサイト)に飛びます

 

■農地の宅地転用
稲作というのは、私にとって全く無縁ではないんです。私が幼いころ、九州の田舎で祖父の家ではまだ米を作ってましたから。田んぼの畦道(あぜみち)から、米作りの様子をじーっと見てたこととかあるんですね。だから知らないことはないんです。しかし畑や田んぼがある土地から脱出して都会暮らしになった人たちは、もう農業という言葉を聞くだけで顔を背けるというか、嫌なんです。

今日は稲作の話に集中しなきゃいけないから、あまり余計ないことは言えないんだけど。九州でもどこでもそうだけど、勉強のできる子どもたちは、東京や関西の大学に入ってサラリーマンになったんですね。私の周りにも、そういう大企業のエリートサラリーマンというのがいっぱいいます。彼らは農業が嫌いなんだ。私が早稲田大学に入学した頃の彼らは、おじいさんの代か父親の代で田舎から出てきた人たちでね。特に早稲田大学は西武線の沿線に学生アパートがたくさんあって、そこに住んでいた。西武線の沿線や横田の周辺にはまだ大泉学園とかがありましてね。私が学生時代、その辺にはまだ畑があった。畑には鉄条網が敷いていたりしていたんだけど、私たち学生がキャベツとか白菜とか泥棒して。それをアパートの部屋でね、自分たちで煮炊きして食べてる時代でもあったんです。百姓というか農家の人たちは嫌がったと思いますけども。野菜を泥棒されるわけですから。


西武線と大泉学園駅

だから当時(1970年代)、今から50年前ですね。畑がたくさんありました。その後その土地には高い値段がついて、今はもうほとんど全部住宅街になっています。西武線の沿線もね、完全に住宅街。

これは「農地を宅地転用する」と言うんです。農地から住宅地に変更すると税金が300倍になるんです。農家の田んぼや畑は、かなり広くても、税金は5000円とか1万円ぐらいなんです。山林になるともっとすごいですよ。安くなります。大きな山の斜面全部を合わせて税金は1万円とかね。税金ってそんなものなんです。でも宅地なみの課税になると300倍ですから。一坪10万円、20万円とかね。一坪は3.3平方メートルですよ。サラリーマン階級が買う戸建て住宅は30坪くらい。ちょっと大きい家だと50坪60坪です。

 

■草取り、草むしりをやりたくない
それで、今日は稲作の話をしようと思いながら、どうしてもこの話になるんだけどね。地方都市から都会に出て来たお勉強ができた人たち。彼らエリートサラリーマンというのは、理科系の工学部や理学部を出た人たちも一緒なんですけどね。農業を嫌がるんですね。肉体労働や農家をやりたくないから、サラリーマンになった。それが戦後の日本の高度成長経済、80年間の大きな流れです。誰もそういうことを言わないけれども。

私は静岡県の三流大学で大学教授を15年間していたからよく分かるけど、親御さんはとにかく、「子どもを大学に出したい」と。「自分の子どもを肉体労働者にしたくない」というのが、子どもを大学にやる大きな理由なんですね。「普通高校に入れて普通大学に入れたい」と。ところがこの30年間ぐらい、日本は景気がものすごく悪いから、大学を出てもみんな肉体労働者になっています。これが現実なんです。現業職【管理職は事務職、研究職などではなく、現場で体を動かして行う職種の総称】という言葉がありますが、大学を出ても現業職です。それで、どうしてみんなが農業をやりたくないかと言えば、たった一行、「草取り、草むしりをやりたくない」なんです。

作物を作るって言葉があるけどね、作物は自分で勝手に大きくなりますからね。でも周りの草を取ってあげなきゃいけない。この草取りが死ぬほど嫌なんですよ。夏の暑い時なんか特にね。あと、作物に虫が来ないようにするとかも。農業の大変さというのは、この一点なんですよ。草を取らないと、作物の栄養を草に取られちゃうからね。米作りでも、苗がね大きくなるまでの途中、3回か4回も草取りをしなきゃいけない。大変な作業なんですね。

昔はずっと、田んぼの畝(うね)って言うんだけど。腰を曲げてね、草を取りながら畝に沿って移動するっていうやり方で、草取りをずっとやってたんです。もう嫌で嫌でしょうがなかった。土手とかあぜ道はものすごく草が茂りますから。それで田舎では、村の人たち総出で道路の脇の草取りをするんですよ。

だから農業の何が嫌かというと、草取りなんですね。これも案外誰も言わないですけどね 。あまりにも当たり前すぎる真実は、口に出さないことになっていますが、それを副島隆彦はじっと見ていて、分かるんです。本人に聞けば、「そうだ」と必ず言いますからね。「だから農業をやめて都会で暮らす」と。都会だって外れの方には、住宅地とそれから農家もあります。東京の世田谷区や東京の外れの、埼玉県や神奈川県と接している所には農家がまだまだあります。

 

■家一軒が30坪(100㎡)
ここで、土地の面積のことを言います。当たり前のことですけど、以外に皆知らないんです。1坪(つぼ)が約1.82m(一間、いっけん)× 1.82m = 3.3㎡(平方メートル)。1歩(ぶ)とも言います。

小さな小建ての家(2階建がほとんど)、これが30坪なんです。簡単に言いますよ。30坪が約10m × 約10mで、面積は100㎡(平方メートル)。これを3.3で割ると30坪になるでしょう。これを覚えなさいね。

ちょっと大きめの家は60坪。もうはっきり言いますよ。「60坪より広い、きれいな家に住んでいる人」が、お金持ちです。こういうことは誰も言わないからね。

60坪から上の大きめのきれいな家に住んでいるとお金持ち。30坪だと平民、普通のサラリーマンです。これも、はっきり誰かが決めつけるべきですね。それから、都心に近いところに20坪のろくでもない狭い家を建てて住んでいる人たちもたくさんいるのね。あれらは「規制基準以下」なんですよ。それでも20坪以下の小さな土地に無理やり2階建てを作って、カーボードまである。でもある意味では欠陥住宅ですね。家は30坪ないとダメなんです。30坪が100㎡、これを1a(アール)とも言います。

 

■1ヘクタールは10000平方メートル
その100倍が1ha(ヘクタール)。ヘクトは100って意味ですね。だから、1ヘクタールは100m ✖ 100m=10,000㎡です。これを1町歩(または1丁歩 いっちょうぶ)と言います。


換算のまとめ

 

■1ヘクタールは10反。(1反は300坪だから、)1ヘクタールは3000坪
案外こういうことも皆、知らないんでね。1haは100m×100mで1万平方メートル、と言うとわからなくなる。だから、「坪」とか「反(たん)」っていう古い言葉があってね。で、300坪は、約1000㎡(3,3×300=990)。これが1反(いったん)です。だいたいこれはもう日本人の農家しか使いません。普通の都会生活をしてる人は言葉の意味もわからない。だから、300坪が1反ということは、「小さな戸建ての家が横に10戸並んでいる(10m × 100m)」それが「1反」です。

日本の貧しい農家は、昔から3反(3000㎡、30m × 100m)ぐらいしか持っていないんです。平均でね。九州なんかだと、7反8反持っていて一応農民と言われていました。でも貧しい農民は3反ぐらいです。

さっき言ったように、1ヘクタール(10,000㎡)は小さな家(100㎡)が100戸分ですね。大きいですよ。だけど北海道の十勝平野なんかでは、1ヘクタールの3割(三分の一)の3000㎡ぐらいの農家もあります。3000㎡だから、300坪。トラクターとか種まき機とか、いっぱい機械を使ってやってるんですね。だから1反が10畝(せ)だ。この畝は「うね」とも読む。

 

■お米はどれぐらい収穫できるのか
私は福井県の〇〇さんから高級なお米、「うまみ」って言っておいしいって意味なんだけど、うまみ品評会でいつも賞を取っている、高級なお米を送ってもらっている。その〇〇さんが、「お米は、いったいどれくらい穫(と)れるのか」を教えてくれた。他の農家の人たちからの話でも確認していますが、一反の田んぼで、全国平均、7俵から8俵とれます。とれるところは9俵とれるんです。

この1俵っていうのは、66㎏(キログラム)と覚えてください。これは脱穀(だっこく、もみ殻をさらに取る)した玄米ですね。一俵は玄米の袋66キロ、これを精米すると1割減になるんです。私もようやく分かったけど、精米すると白米になるんですね。1割減って60キロになる。

一俵

ところが自然農法とか有機農法というのがあって、また別に話さなきゃいけないんだけど。有機農法という言葉と無肥料農法と、それから殺虫剤を使わないという言葉ともう一つ、化学肥料を使わないという農法がある。これは、「完全に」使わないかどうか問題というのが起きています。自然農法で米をつくるとね、4俵しか取れない。

 

■後継者がいないから、田んぼを他人に任せる(やがて売る)
話を戻します。日本全国の普通の農家の平均でいうと、1ヘクタール(一丁)の面積の田んぼで、米が70俵収穫できる。そうすると土地を地主から借りてね。地主って言っちゃいかんな。田んぼの持ち主から土地を借りて耕作してる人は、「収穫した玄米の1割、すなわち7俵を賃料の代わりに貸主に持っていく」というのが日本の文化なんです。これをずっとやってきたんです。ところがもう、4俵しか払えないと。知人の農家の人は、「それだけしか持っていけない」と言っていましたね。それはもっと言うと、もう米が作れない。農家をやっている人が歳をとりすぎて、高齢になっているから。

3町歩(3ha)、5町歩(5ha)で米を作っている、江戸時代の言葉で言えば百姓(ひゃくしょう)。立派な農家なんだけども、もう75歳になると今までのようには作れない。後継ぎもいないと。こう言う話は、みんなの身近にもあって知っているでしょう。それで、「自分には後継者がいないから、他人であるあんたに任(まか)せた。作ってくれ」という話になって。耕作を人に任せている田んぼが、この50年間ぐらいで山ほどある。3割ぐらいがそうなんじゃないかな。

そうすると最近は、さらにこの事態が進化しましてね。「もういい。安くでいいから田んぼを売る」という動きがこの10年で出ています。田んぼの方が畑より高級というか、値段が高いに決まってるんだけど。どれぐらい値段が違うかはまだ実はわからない。田んぼをね、売るんです。

 

■田んぼは、一坪1000円。住宅地は最低でも一坪5万円
一反(10,00㎡、300坪)が、なんと地方では30万円から50万円なんですって。300坪と言えば普通の小さな1戸建ての家の10戸分。それがたった30万から50万円。1ヘクタール(10反、1町部)を売ると300万から500万円。1坪あたり1000円だそうです。これが山林になると、一坪がなんと300円から1000円と言われています。

それに対して住宅地というのは、どんな田舎の僻地でも一坪が最低5万円くらいします。ちょっと都会になってくると、今は一坪で10万円から30万円くらい。大都会のきれいな住宅街になると一坪が100万円ですね。小さな家一戸分の30坪が3000万円です。これが日本の平均的な土地の値段です。これに2000万円の家を建てて、合計5000万円なんですね。新築ですよ。これが日本の普通の家の大きさと値段です。

金持ちの家はこの倍の1億円するんですね。土地が5000万、いや土地が6000万で、上物(うわもの)が4000万とかね。上物というのは法律学用語です。「土地及びその定着物」という定義があってね。法律学ではそれを不動産(ふどうさん)と言う。英語ではリアルエステート。アンモーベーブルという、「動かない財産」という言葉のドイツ語から来たんですけどね。

最近は「負動産」、「負け動産」と言って、「もういらない不動産」なんていうコトバがある。自分が親から相続した田舎の畑・田んぼ・山林がもういらない、という大きな動きが起きている。これがこの10年、ものすごく激しいんです。私がYouTubeで見ている動画、ユーチューバーの連中がやっている里山暮らしや山暮らしで、古民家を改造して住んでいる人たちのほとんどは、そういう不動産を30万円50万円で、家とその周りの山林まで買ってるんですね。値段はいろいろだと思うけども。

つい最近はもう、「ただ(無料)」という事態が激しく起きています。「いいから、もうあげちゃう」と。「あんただったら信用できるから、この山ごと全部あげる」と言って。山林暮らしをしてる人を信頼した周りのおじいさんたちがね、もう山林ごとその人にあげるんですよ。これはものすごい動きなんです。

「ゼロ円物件」という言葉を入らせた不動産業者がいるけど、「無料(ただ)でいいからこの家に住んでくれ」という運動は、10年くらい前からありました。若者で定収入のない貧しい人たちがね、家賃2万円なんていうのすら払えない人たちが、「代わりに住んであげるから」ということで。親に頼まれて住んでいる人たちもいます。これはまだ、多少は都会的な田舎の話ですね。ところがやっぱり、あまりにも田舎で、車で通わないと行けないようなところになると、この貧乏な若者たちはそこに住めないんですよ。


ゼロ円物件

本気で農業やるとか、 山林から収入を得るとかいう気合と根性のある人たち、その人たちがユーチューバーなんです。ユーチューバーで、ビュウアー(viewer)って言うんだけどね、 視視聴者が5万人10万人いるユーチューバーというのは、これは1回目に話したんだけど、相当能力の高い人たちです。特にその男の人に技術力があって、簡単な機械は自分で直しちゃうんですよ。で、私が最初に言ったシイナ夫妻のご主人、彼が稲作の様子を最初から最後までずっと見せてくれた。奧様が、横の畦道(あぜみち)から録画してね。その動画を見て、私はびっくりした。

最初に私がびっくりしたのは、農家で余ってる苗を、稲苗(とうびょう)の苗ですね。米の苗をどこからか貰(もら)ってくるんです。縦横(たてよこ)が3、40センチの、中にワッと緑の苗植わっているのを、これを3つ、4つ貰ってきて、それを植えるんです。徳島の山奥に住んでいるユーチューバーの加藤くんもそうしていましたね。


稲苗

加藤くんは不手腐れでね、いろいろときちんとやらないんです、何にもやらないんです。もう、耕すことすらしない。直捲(じかま)きでね、苗を、水だけ一生懸命入れて草ぼうぼうのところに植えていました。大して収穫できるとは思いません。でもこれは、加藤君は実はインテリさんで、彼は自然農法をよく知っている人なんです。

 

■自然農法
私は40年前から知っているんだけど、福岡 正信(ふくおか まさのぶ)さんという自然農法家の有名な人がいます。この人は、マグサイサイ賞【正式名称:ラモン・マグサイサイ賞、 Ramon Magsaysay Awardは、ラモン・マグサイサイを記念して創設された賞である。毎年マニラ市のラモン・マグサイサイ賞財団により、アジア地域で社会貢献などに傑出した功績を果たした個人や団体に授与される。「アジアのノーベル賞」とも称される権威ある賞である。Wikiから】というのを貰いました。


福岡正信(1913-2008 95歳で死)
福岡正信自然農園
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ラモン・マグサイサイ

副島隆彦です。それでこの福岡さんは、10年くらい前に死んだのかな。この人はね、「もう畑を耕すな」と。「雑草の中でも作物を育てられる」、というのを実践した人です。この人が自然農法の日本の父なんですよ。全国で自然農法でやってるなんとか農園という名前がついてる人たちは、皆この福岡正信の影響下にあるんです。

もう一人、木村なんとかさんという人がいて、私は会ったことあるんだ。船井幸男の塾で。木村さんは「奇跡のりんご」っていうのを始めたんですね。おいしいリンゴを自然農法で作ったという、この人の話や思想については、今日はしません。


木村 秋則【きむら あきのり、1949年11月8日ー 、青森県弘前市農家。自然栽培の第一人者であり、11年かけて肥料・農薬を使用しない自然栽培によるリンゴ栽培に成功した。Wikiから】

木村秋則オフィシャルウェブサイト
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ユーチューバーの加藤くんは福岡正信のような性質を持っているから、稲作でも、苗代(なわしろ)とか草取りとか代かき【しろかき、田植え前に田んぼに水を張り、土を細かく砕いて泥状にし、田面(ためん)を平らに均す作業】とかをやらないんですよ。それで苗はもらってきたのをポカポカ植えただけね。収穫もそんなにないと思うんだけど、まあでもね、それでも米はできます。手でちぎって穫って集めてね。自分が食べる分はできるんです。畑で作る米というか、それに近いんだと思う。そうすると味がおいしくないとかなんとかという問題もあるから、とても出荷できるようなものじゃないんでしょうが、まあ食べられます。

ただその私は、シイナ夫妻のユーチューブをじっと見ていまして。彼らは種もみから自分で採取し、苗床を作っていた。いろいろ品種があるんですけどね。その品種の話はしませんが、それを田んぼで育てて、途中で水をたくさん入れる。水の加減が非常に大事らしくてね。真面目な農家は、毎日、見に行くんだそうです。

 

後半 につづく

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