ピアソンについて–桐原書店よ怒れ!・・・って怒らないか

吉見おさむ 投稿日:2011/06/23 15:09

できれば、中田先生の「ヨーロッパ超富豪権力者図鑑」の64,65ページを読まれた上で、お読みください。
また、中田先生がtwitterでされていた、FT自体がピアソンにとって都合の悪い記事は取り上げないので、telegraphも併せて読むべき、という優れた指摘も、どうか頭の裡に留めおいてください。

FTを発行しているピアソンが最近届けた郵便物から引用します。

(転載始め)
London, 7th June 2011

THE FT APP IS MOVING – SWITCH NOW TO APP.FT.COM

Dear Mr Yoshimi

I’m writing to let you know that the FT app is moving. From today, you can find it by visiting app.ft.com in the browser on your iPad or iPhone. Once book-marked to your home screen, the new app will behave just like our existing app, allowing you to enjoy FT content both online and offline wherever you are in the world. However, it will also offer some valuable improvements.

The new app is refreshed with the latest stories whenever it’s connected to the web, so you’ll always have the most recent edition with you. It’s faster than our existing app and new features are added automatically, so you won’t need to visit an app store for upgrades.

Although the old app may still be available for an interim period, we encourage you to switch to the new app as soon as possible. The new app is now the focus of our development efforts and we’ll be adding a series of new features, including special reports, over the coming months. Make sure you don’t miss out on these updates.

As you’ve come to expect, the new app will be fully integrated into your digital subscription from day one. You’ll be able to access the app using your normal user id and password. We plan to make the new app available on a wide range of tablets and phones so if you change device, FT content will still be available to you.

We hope you enjoy using the new app and would welcome your feedback. Please contact us via email at appfeedback@ft.com if you have any comments or questions.

Best wishes

Rob Grimshaw
Managing Director, FT.com

ALWAYS LEARNING PEARSON

(転載終わり)

(訳始め)
2011年7月6日 ロンドン
FTのアプリケーションが動きますのでapp.ft.comへ切り替えて下さい
吉見さん

FTのアプリケーションが動くことをお知らせするため、(この手紙を)書いています。本日からアイパッドやアイフォンのブラウザでapp.ft.comに行けます。以前にホームスクリーンをブックマークしている場合、新しいアプリケーションはただ単に既にあるアプリケーションとして活動し、世界中の何処ででもオンラインでもオフラインでもFTの内容を楽しませてくれるでしょう。ですが、いくつかの価値ある改善も求めるでしょう。

新しいアプリケーションはwebに接続するといつも最新の話題に更新しますので、これまでのアプリケーションより早く、自動的に新しい特集記事が加えられます。ですので、アプリケーションの更新のためにアプリケーションストアに更新に行く必要はありません。

古いアプリケーションも暫くの期間は動きますが、出来るだけ早く新しいアプリケーションへの切り替えをお薦めします。新しいアプリケーションは発展的な効果に焦点を合わせ、この数ヶ月にかけての特別レポートを含む新しい特集記事のシリーズを加えます。更新を忘れないで下さい。

予想されているとおり、新しいアプリケーションは最初からあなたのデジタル購読と完全に統合されます。貴方のユーザ名とパスワードを使ってアプリケーションにアクセスできるでしょう。デバイスを変えたときにもFTの内容が使用できるように、幅広い範囲のタブレットと電話で新しいアプリケーションが使えるようになるようにしていきます。

私達は、新しいアプリケーションの使用を望んでおり、フィードバックを歓迎します。コメントや質問がありましたら、appfeedback@ft.comまでEメイルでの連絡をお願いします。

宜しくお願いします。

ロブ・グリムショウ
経営責任者、FT.COM

いつも学習を    ピアソン
(訳終わり)

英語のお勉強的には、手紙の文章などからやりだすのがやりやすいと思います。わかりやすく書いているからです。と言いつつも、平易な言葉でわかりやすく書く、というのは、頭のいい人が出来る特殊技能だとも思います。

・・・このFTは優れた新聞であることは認めますが、同時にすっごくシニカルな新聞です。2001年から2005年にかけて、この新聞をなんとか読めるようになろうと頑張ってはみたものの、私の英語力不足と、ftのシニカルさというダブルパンチに、あえなく打ちのめされました。
当時は特に「日本の金融業はこの世の終わり」のような論調でして(ftの過去記事は5年しか遡れないのが悔しいです・・・)、「日本は馬鹿なのが前提だ」みたいな記事を一杯読まされて、へこんでおりました。
そして、英国でnorthern rock等の金融危機が起きると、柔らかめの記事を書くコラムニストを使って「私達わかりませーん」と言ったのです・・・。(ルーシー・ケラウェイさんのコラムは私好きですよ、念のため)
http://news.goo.ne.jp/article/ft/business/ft-20080618-01.html
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/55235aac-35bc-11dd-998d-0000779fd2ac.html#axzz1Pv7JFCQh
開いた口が塞がりませんでした。
私のあの当時の苦しみは一体なんだったのでしょうか?
・・・といいつつ、この新聞を読み続けるしかない私は更に一体全体なんなのでしょうか。

PS.
古い記事ですが、http://news.goo.ne.jp/article/ft/politics/ft-20080604-01.html
は今こそ読まれるべき記事だと思うのです。