うーん、お勉強には生臭すぎかなぁ

吉見おさむ 投稿日:2011/06/23 12:29

http://www.ft.com/intl/cms/s/0/27c80cd4-9c2e-11e0-acbc-00144feabdc0.html#axzz1Pv7JFCQh
をざっくり訳します。

(訳始め)
世界で最大、最高のヘッジファンドが今週モナコに集まる。バーナード・マドフのボートという一つだけだが議論するに値する話題がある。
90フィート(約27メートル)のパワーボートで、「建造されたもので最速のものの一つ」は、今週慎重に300万ユーロ(430万ドル=3億5千万円)の価格で売りに出される。その場はゲイム会議というヨーロッパのヘッジファンド産業の最も豪華な1年のイベントである。
「雄牛」と名づけられたボートは、彼の650億ドル(530兆円)の鼠講の被害者に埋め合わせをするために挙げられたマドフ個人の財産では、ニューヨークのペントハウスを除いてはこれまでのオークションで、単体のものとしては最も価値のあるものだった。
マドフの家族の個人資産についてのこれまでのオークションは、クラシックなアストンマーチン、中国のアンティーク陶器、珍しい時計などの品々の売り上げが、計2400万ドルに上るとされている。
マドフの物品で売りに出ている最後の品の一つのブルは350時間使用され、「特別な船長によって、ずっと注意深く見守られてきた」とイベントで配られた我々が見た売り文句にあった。300万ユーロの値札は明らかにボートのカタログからは割引価格であり、明確にマドフ関連によるものである。会議で興味のある購入希望者は、午後にミシュランレストランガイドで二つ星を取っているアラン・ロルカのカフェのバルコニーでシャンパンの接待と、ボートの優れた能力の実演に招かれた。
彼ら購入希望者は、モネガスクの水辺、モンテカルロ、ラヴォット、と最高スピードである42ノット、時速77キロの巡航能力を見た。「所有者が匿名で単純な名前に変えたいなら、その用意があります」と英国のボート販売の仲介者ワイルズ・ハーディーはパンフレットで記していた。
ボートは六人のゲストと寝られて、所有者の個室を含む。更なる収容能力が乗組員に提供されている。
この船が売りに出たことは、モナコに集まったヘッジファンドの群集にとっては愉快でない思い出である。
マドフのいわゆるファンドの中のファンドに投資したために数百万の顧客を失った資産運用家は、ゲイム会議の出席者のかなりの部分を占め続けている。彼らの多くは相当注意義務を払わなかった失敗を償わねばならない。
マドフが650億ドルという巨大な鼠講の首謀者であるとの申し立てによって逮捕された数ヶ月後の2009年4月、ブルは米国の裁判官によって押収された。
マドフはすでにボートの差し押さえの時点で、全てで11個の罪について抗弁をしている。
ブルの売り出しは「マドフ国際証券の共同管財人達によって」指示されている、と売り出しの文章は書いている。
(訳終わり)

これ、古村さんのバーナード・マドフ事件を読んでないと訳がわからないよになってしまうと思います。
それでですが、このお話を高校生が読むのは生々しすぎるのでしょうか・・・。いや、むしろ、事実の羅列で読みやすいこと、「鼠講は良くないですね(棒読み)」と言って突っ込まずに逃げられることを考えれば、こういうのがいいんじゃないかな、と思っています。
高校生に評論文を読ませるとか、英語って教科は凄いです・・・。
その分、設問が簡単になっているとはいえ、です。
私は目茶目茶な点数しか取れませんでした。