ドイツで見る世界のテレビ2

会員番号6916 カタリ―ナ 投稿日:2013/07/10 05:42

ドイツに長期滞在している日本人です。今日はテレビについて書きます。

自宅にはテレビが最初から置いてあり、入居した時はCNN International、BBC World、ドイツZDFなど、20チャンネルほどがリモコンで見られる状態になっていました。ほかのチャンネルを探したところ、世界中のチャンネルが300以上ありました。

最近よく見るのは、カタールのアルジャジ―ラ、中国CCTV、ロシアRT、France 24、ときどき見るのはCNN International、BBC World、NHK Worldで、主に英語のニュースを見ます。France 24は英語とフランス語とアラビア語の3チャンネルがあります。ドイツ語の勉強のため、ドイツのZDF(複数のチャンネル)も見ます。

5年ほど前、日本で契約しているケーブルテレビの会社に「アルジャジ―ラと中国CCTVが見たい」と言ったところ、「残念ながら見られません」と言われました。日本のこの会社では、CNN International、BBC World、FOX TV、Discoveryが最初からメニューにありました。日本では今でもこの程度しか見られないのでしょうか、それとも今は世界中のテレビが見られるのでしょうか。最近はインターネット放送で世界中のテレビ番組が見られるようですし、テレビを見ない日本人も多いので、こんなことを疑問に思う人はいないのかもしれません。

各国が海外向けに放送するニュース番組では、その国の主張や個性が強く打ち出されます。
たとえばベネズエラのウゴ・チャベス大統領が亡くなった時、中国CCTVとロシアRTは、大勢のベネズエラ国民が「偉大な大統領だった」といって悲しんでいる映像を流し、イギリスのマーガレット・サッチャー元首相が亡くなった時は、「功罪両方ありました」、というような冷静な論調です。また、エジプト、シリアなど中東のニュースはアルジャジ―ラが詳しく伝えていますが、CNN Internationalも中東地域に強いようです。BBC Worldは以前からアフリカのニュースが充実していて、中国CCTVも意外とアフリカの情報が多いような気がします。NHK Worldは国際ニュースの時間が短く、その中でもアジアが中心で、福島の原発事故や日本料理や日本の観光地など、日本を紹介する番組が多いような印象です。(ニュース専門チャンネルか否かという違いがあるのかもしれませんが。)

なお、以上はわたし個人の主観的な印象であることをお断りしておきます。

テレビはリモコン1つで簡単に見られて便利ですが、ぼんやり見ていると知らない間に洗脳されてしまいます。しかし、そもそもニュースを発信する側が、広告・宣伝や影響力の拡大を意図するのは当然であり、客観的・中立的な報道など最初から存在するはずがありません。視聴者の側がそういうものだと意識して見るならば、この番組は視聴者をこんなふうに誘導したいのだな、ということがわかって結構面白いものです。たとえば、最近のスノーデン氏の事件を複数の海外放送で報道内容を比べてみると、非常に興味深いです。そして、最後にインターネットで発信元のオリジナル情報を確認してみれば、どのメディアがどの方向に偏っているかがわかります。

本日はこれにて失礼致します。