「日本にとって不幸中の幸い:極東戦争勃発ねつ造作戦失敗」
「新ベンチャー革命」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年6月15日 No.142
「日本にとって不幸中の幸い:極東戦争勃発ねつ造作戦失敗」
1.天安事件の意味するもの
本ブログでは、米オバマ政権の動き、米戦争屋の動き、日本政治の動き、極東各国の動きなどをウォッチしています。その中で、筆者がどうしても引っ掛かるのが、3月26日に発生した天安事件(注1)です。
中国、ロシアが疑っている通り、この事件の犯人は北朝鮮ではないと筆者も思います。この事件は、オバマ政権に追い詰められた米戦争屋が仕掛けて、大失敗した結果であると筆者は個人的に読んでいます。
オバマは戦争屋の要求に屈して、アフガンへの米兵力増派を実施しているものの、アフガン戦争は起きていません。アフガン戦争を準備してきた戦争屋のあせりが手に取るようによくわかります。天安事件はその延長線上で勃発しています。
2.天安事件にみる米国戦争屋シナリオの顛末
米戦争屋が、彼らの最優先市場(戦争ビジネスの市場)をまず中東(アフガン含む)に置き、次に、極東に置いていることは明らかです。中東で戦争できなければ、やむを得ず、極東で戦争を起こそうとします。戦争勃発が彼らの本業ビジネスだからです。
極東米軍は、北朝鮮の動きをスパイ衛星で逐一、監視しています。北の潜水艦の動きも当然、監視の対象です。北の領海近傍で米韓が合同演習すれば、北の潜水艦も動くことは、事前にわかっていたはずです。
そこで、密命を帯びた米軍の艦艇もしくは潜水艇が、北の仕業と見せかけて、韓国艦艇を撃沈させた(原潜の意図的体当たりの可能性もあり)のですが、おのれも手負いとなって作戦自体は大失敗した(注1)。そのため、韓国の大手テレビ局KBSに危うく、この戦争屋による極東戦争勃発ねつ造作戦(第二トンキン湾作戦)がばれそうになった。そこで、戦争屋は韓国大統領を恐喝して、北犯人説でごまかそうとした。しかしながら韓国民にはうすうす見破られています。
以上が、筆者のみる戦争屋シナリオの顛末です。
3.戦争屋のシナリオが成功していたら
それでは、もし、戦争屋の仕掛けたと思われる、この極東戦争勃発ねつ造作戦が成功していたら、今頃、極東はどうなっていたでしょうか。
想定されるシナリオとは、
まず、3月26日、韓国哨戒艦艇・天安が真っ二つにされて沈没、極東米軍が即座にスパイ衛星の画像を公開、北の潜水艦艇が天安を攻撃したと発表、戦争屋直営メディアCNNがはでにこのニュースを世界中に流す。極東米軍が北朝鮮への報復空爆を開始、ただし、故意に、ポイントをはずして空爆し、大事な敵役キム・ジョンイルは絶対に殺さない。そして今度は、空爆を受けた北朝鮮が韓国や日本に向けて、ミサイル発射、こうして、極東戦争が起きていた可能性があります。ここで、中国・ロシアが出てきて、戦火の拡大防止のため、米朝両国に停戦を要請する。その結果、戦争の拡大は起きないものの、韓国、日本の一部にミサイル攻撃の被害がでて、日韓で多数の市民が殺傷される。
世界中で戦争勃発の仕込みをしている米戦争屋は、その気になれば、世界中どこでも、このように、容易に戦争を引き起こせるのです。
4.極東各国の目まぐるしい動き
天安事件後、イ・ミョンバク韓国大統領訪中(上海万博に便乗して訪中)、キム・ジョンイル北総書記の訪中、ヒラリー・クリントン米国務長官(オバマ政権の代表)の訪中・訪日・訪韓、韓国済州島における日中韓首脳会談、中国首脳(温家宝)の緊急訪日、その翌日6月2日鳩山辞任発表、ロシアの天安事件調査団の訪韓など、目まぐるしい動きが極東で起きています。
以上の動きから推測されることは、(1)米オバマ政権(アンチ戦争屋)、(2)中国、(3)ロシア、(4)韓国、(5)日本の5者にて水面下での戦争屋の極東暴発対策が練られ、(6)戦争屋の敵役・北朝鮮との調整は(2)の中国が行っているわけです。上記6者の共通目標はただひとつ、戦争屋の極東暴発をいかに抑え込むか、にあります。
ちなみに米国の場合、オバマ政権と対峙するかたちで、戦争屋がモンスターのようにオバマの眼前にたちはだかっているという構造です。
天安事件という、戦争屋の陳腐でミエミエの常套手段“極東戦争勃発ねつ造作戦”の大失敗によって、今、極東で戦争屋が孤立したかたちになっています。天安事件に関して、戦争ビジネスを生業(なりわい)とする、あの凶暴な戦争屋が借りてきた猫(猫ではなくライオンか?)のようにおとなしいのは、そのせいとしか考えられません。
5.戦争屋にとってケガの功名
米国の国家安全保障戦略の最高責任者・デニス・ブレア国家情報長官が、戦争屋一派(おそらく戦争屋配下のネオコン過激派)の暴発の責任ととって5月末で辞任していますが、この作戦失敗に、戦争屋にとってケガの功名がありました。それは、在日米軍の撤退を目論んでいた、日本の小沢・鳩山アンチ戦争屋政権を崩壊に追い込むことに成功したからです。天安事件の真相を秘密裏に知り、極東戦争危機に震え上がった鳩山首相(注2)が、一転、戦争屋にひれ伏して、従属忠誠を誓ったのです。こうなったら、普天間問題もへちまもありません。極東で戦争するのだけは止めてください、その代わり、戦争屋サマの言うことは何でも聞きますと。
こうして、鳩山民主党政権は一夜にして、戦争屋従属政権に豹変してしまったのです。それを引き継いだのが菅政権です。戦争屋ロボットの大手マスコミは、やんやの大喝采、お手盛り世論調査のねつ造大サービスを頻発しています。いい加減にしろと言いたい!
いずれにしても、不幸中の幸いで、当面、極東戦争が回避されたのです。単に、結果オーライにすぎませんが。
中長期的には、小沢民主党は、大手マスコミのねつ造世論調査を逆手に取って7月参院選で大勝利して、政権安定化を図り、体制を立て直して、日本の独立目指して再挑戦です。
注1:本ブログNo.135『韓国哨戒艦艇「天安」事件:第二のトンキン湾作戦の失敗だった?』2010年6月1日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/14656817.html
注2:本ブログNo133『極東戦争危機に震え上がる鳩山首相』2010年5月29日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/14536231.html
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
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