「整いました!菅内閣とかけて「空きカン内閣」と解く。そのこころは「中身は空っぽだが、蹴飛ばすと大きな音を立てて遠くまで飛ぶ」(週刊ポスト)」

投稿日:2010/06/22 07:07

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/06/22(火) 03:45
「整いました!菅内閣とかけて「空きカン内閣」と解く。そのこころは「中身は空っぽだが、蹴飛ばすと大きな音を立てて遠くまで飛ぶ」(週刊ポスト)」

今週の週刊ポストは特別定価で400円である。

が、その10倍くらいの価値がある。

読み応えがある記事ばかりである。

絶対に保存版もので売り切れ確実だから、いち早く入手したい。

この一冊で、菅政権の本質がよくわかり、小沢さんの今後を占うことができ、官房機密費・追及第5弾まである。

まずは恒例のタイトルまわりを紹介する。

菅政権と小沢氏関連で6本の必須記事がある。

総力特集《新聞・テレビでは絶対わからない「空カン内閣」の真実》として5本+コラム1本だ。

①【「権力の宿命」小沢一郎と田中角栄】

職を追われ、疑惑を指弾されながら「数の力」で隠然たるちからを誇示する―「政治的父子」の2人が辿る轍(わだち)は運命的に酷似してゆく。
リード
《政権党の幹事長という権力の絶頂から「一兵卒」に失脚した小沢一郎氏の姿は、政治の師と仰いだ田中角栄・元首相の転落軌跡と重なって見える。菅直人・首相は「静かにしていただきたい」と語って脱小沢路線を進め、政権交代の原動力だった小沢氏のマニフェストを霞が関と手を組んで作り変え始めた。
小沢氏は“終わった”のか。それとも田中氏に倣って「闇将軍」となるのか。あるいは―。

②【新小沢一郎よ、水沢へ帰りたまえ】
佐野眞一が特別寄稿!人を残せない― それがリトル角栄の“限界”だ
《遡ること13年前、文芸評論家の江藤淳氏は、新進党党首時代の小沢一郎氏に向けて「水沢に帰りたまえ」て誌(しる)した。その政治手法が反発を招き離党が相次いでいた小沢氏に、内外情勢を見極め他日を期すための準備期間を作れ、と諭したのだ。そして今、佐野眞一氏がその言葉を反芻する。

③【菅官邸がリークした「衆参ダブル選」謀略情報は“小沢隠し”の権力ごっこだ】
《左翼学生のセクト活動じゃないんだから…

④【海江田・原口・細野「新小沢派」サンフレッチェ(三本の矢)結成!?暴力装置「一新会には「9月反攻」の野望】

《今も地方組織の3分の2は「小沢続投支持」という現実》

⑤いまさら「支持率調査は信用できない」と言い出した【大新聞「アホバカ報道」出るわ出るわ】
《―「顔を代えても有権者は引っかからない」(6月3日朝刊)と書いた朝日新聞が、1週刊後にはしゃあしゃあと「人事の評価が内閣支持率を押し上げた」(6月10日朝刊)だってさ。

⑥なんと「マニフェストやめます」閣議決定まで!
【“空きカン(中身カラッポ)内閣”に官僚が詰めた「消費税10%」の毒入りジュース】
≪菅首相といえば、短気を表わす「イラ菅」や、責任をとらない「ズル菅」などの異名で知られている。しかし、霞が関官僚の間では、最近、「空き缶」なるあだ名が広まりつつある。そのココロは、「中身は空っぽだが、蹴飛ばすと大きな音を立てて遠くまで飛ぶ」(財務官僚)というのだ。首相はじめ新内閣の閣僚たちが声高に叫ぶ「消費税増税」の主張を聞くと、悲しいかな、この政権が官僚たちの”拡声器”に堕した様が浮かび上がる。≫

ここで財務官僚はどのように菅さんを取り込んで言ったかが非常に興味深かった。

キーワードは「座敷牢」と「恥かかせ」

*****政治ブログ***********

菅さんのまわりに財務省から送り込んだスタッフで固め、人にあまりあわせずに情報を遮断する。
一種の洗脳行為である。これが「座敷牢」というものだそうだ。

「恥かかせ」については、よく他ブログでも取り上げられているが、1/26の参院予算委員会で、麻生内閣の経済財政担当相が菅さんに論戦を望んだ時に、「乗数効果」について聞かれると、そお意味すらも理解できずトンチンカンな答弁を繰り返し、審議が4回もストップした。
これは本来、大臣答弁は役人が事前に質問者から質問内容を聞き取り作成する。
「財務官僚は事前の大臣レクなどで菅氏が乗数効果について勘違いしていることを知っていた。それを本人に忠告しないで、逆に、”菅は乗数効果を知らない。論戦吹っかけたら勝てますよ”という情報を林さんなど財務省とパイプが太い政治家に伝えた。大臣に恥をかかせるために財務省が仕掛けた罠だった」と中堅官僚が語っている≫

プライドの高い菅氏にとって、この恥かき事件が官僚の軍門に下る決定打になった。

―それでも新聞・テレビは完全無視―
田原総一郎氏「最初は角栄氏から渡された」ほか新証言・証拠文書がまだまだ止まらない
【官房機密費「極秘文書」で15億円配布のカラクリを解明する】

この問題はまた改めて取り上げる。

「衆参ダブル選挙」の画策も「脱小沢」がキーワードになっていた、ということだ。大義なき政権は日本をダメにし、社会は次第に精神的に蝕まれていく。やはり完全に小沢恐怖症に陥っていて、かなり重症といえるようである。
そういえば菅さんの財務相時には”覇気”が消え、目が曇り、存在感もなく、精神がどちらかに行ってしまっているような印象意がいまでもはっきりとある。

今週号の週刊ポストから、あのなつかしい渡辺乾介氏のテイストを感じた。

本ブログ3/21エントリー≪「小沢の政治理念に取って代わるものが反小沢にはない」(渡辺乾介著作より)≫でも同じことを書いていた。

≪週刊ポスト3/26号の記事は、全体の構成と部分的記事は渡辺乾介氏がかかわっていたのではないかと推測している・・・。そんな懐かしい”臭い”を感じた。≫

今週の週刊ポストは、記事的には、先週の週刊朝日に掲載された渡辺乾介氏のインタビュー記事の詳細と続編という内容になっていて、完全に渡辺氏が関与していると確信した。

今後も日本を一新するためにも、鋭い論説をお願いしたい。

最後までお読みいただきありがとうございます

(転載貼り付け終了)