「フダつき相撲協会からなぜ「公益法人」を剥奪しないんだ」

投稿日:2010/06/30 08:14

「ゲンダイ的考察日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/06/29(火) 22:48:19
「フダつき相撲協会からなぜ「公益法人」を剥奪しないんだ」

川端文科相 アンタの出番だよ
一般人にはちょっと信じられない。賭博汚染で大揺れの日本相撲協会がきのう(28日)、7月11日からの名古屋場所を開催すると決めたことだ。47人もの親方・力士の謹慎処分が求められた前代未聞の不祥事なのに、謙虚さのかけらもない。こんなときこそ、相撲協会に「公益法人」の認可を与えている文部科学省の出番だろう。

相撲協会の財団法人認可は大正14年。実に85年にわたって公益法人として税制優遇の恩恵を受けている。

「相撲協会の行う事業は大半が課税される収益事業。本来の法人税率は企業だと30%ですが、公益法人は8%減額の特典がある。おかげで相撲協会には30億円を超える内部留保があります」(相撲ジャーナリスト)

いわゆる「興行」で食っている大相撲は、チケット販売や地元業者との関係で名古屋場所を中止にできないようだが、それなら「勝手にやれば」である。しかし、こんな身勝手な集団を税制上優遇する必要はないだろう。文科省はなぜ静観しているのか。

「今は行政指導の段階であり、推移を見ています。仮に従わないようであれば、次は改善命令、さらに措置命令となり、最後に解散命令となります」(文科省競技スポーツ課)

なんだか文科省、ヤル気にも見えるのだが、全然違う。公益法人は約2万5000団体。しかし、過去に解散、清算になったケースはほとんどない。いったん「公益」の認可を得てしまえば、剥奪は無理なのだ。

「文科省所管の公益法人で“解散”に至った最近の例は、06年にエビ養殖詐欺事件の首謀者が理事長に就いた旧「財団法人日本奉仕会」ぐらい。もっともこれは、財団を顧客集めの“舞台”に利用していた悪質なケースだから解散となった。

それ以外は大甘もいいところです。お手盛りの高額報酬と経営私物化がスキャンダルになった『日本漢字能力検定協会』にも解散命令は出なかった。公益法人の中には、官僚OBが天下りにしている法人も多く、むやみに解散命令を出す前例はつくりたくないのが本音でしょう」(文科省担当記者)

これじゃあ、税制優遇ばかりが広がり、国の法人税収が増えないのも当然だ。官僚支配の自民党政治の悪弊である。就任以来、これといった仕事を何もしていない民主党の川端達夫文科相は、ちょっとは自民党時代と違う“英断”を下したらどうなのか。

(日刊ゲンダイ 2010/06/29 掲載)

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相撲は大嫌いなので、まったく関心がない。でも、連日のトップニュース扱い、参院選中なのにまことに鬱陶しいです。名古屋場所が中止ならなくてとても残念。ところで、これで決着がついたの…?とてもそうは思えませんが…。

本日は仕事の都合で更新が遅れましたm(__)m。
& とても眠いんですけど、これからパラグアイ戦です(^0_0^)

(転載貼り付け終了)