福田正巳教授担当「自然誌概論」@kayokofujimori

1094 投稿日:2011/05/07 11:14

(以下貼付)
@kayokofujimori
藤森かよこ 2011年4月13日
福山市立大学福田正巳教授担当「自然誌概論」聴講2回目。
原子力も天然ガスも、日本では1970年初期から使用されてきたが、あらゆる点で原子力より都合がいいエネルギー源の天然ガスの導入が積極的に推進されなかった理由のひとつは、旧通産省の部署が電気とガスでは違い、担当官僚の縄張り意識。

福山市立大学福田正巳教授担当「自然誌概論」聴講2回目。
数10万kwの天然ガスタービン発電所を中小都市に設置すればいい。送電ロスを無くすため街の中心に。ガスの熱と電力のco-generation能力を利用。各地域が自前の発電能力を持つ。自立した都市が分散し、災害時に相互扶助。

福山市立大学福田正巳教授担当「自然誌概論」聴講2回目。
日本は天然ガスにシフトすべき。マイナス162度になると天然ガスは液化する。それを貯蔵する巨大タンクは地下に埋める。冷却された地下は凍土になる。凍土は地震に強い!ガスはタービン発電。超安定で故障なし。どこにも設置できる。

2011年5月2日
@kayokofujimori 藤森かよこ
福山市立大学福田正巳教授「自然誌概論」第7回聴講。
これ以上は、知的所有権の侵害になるので、つぶやかず。私は、3月11日ショックで、人間の生活の基本の基本である水、燃料、気候、空気について勉強したくなったのだ。基本の基本をおろそかにして、政治も経済も社会も人間関係もないわ!

福山市立大学福田正巳教授「自然誌概論」第7回聴講。
河川洪水に対処するために、江戸期から実践された「霞堤(かすみてい)」は、川沿いに何条もの切れ切れの堤防を作って、氾濫した水を遊ばせて、勢いをそぎ、川にもどして効果あった。高度成長期以降は、土地の有効利用を理由に今みたいな堤防に。

福山市立大学福田正巳教授「自然誌概論」第7回聴講。
昔の日本の河川洪水制御法は、バーンと一本頑丈な堤防を作り、真正面から水を跳ね返すというやり方は採らず。氾濫した水が、霞棚みたいに、川沿いに何条も造られた堤防にぶちあたって、方向を変えて、速度を落とし、また川に戻る仕組み。

福山市立大学福田正巳教授「自然誌概論」第7回聴講。
というわけで、黄砂現象の背後には無計画な人間の水利用(濫用)という「人災」の問題あり。ここから、いかにして河川の制御をしてきたか、江戸期から昭和期まで実践されてきた「霞堤(かすみてい)」の例を提示。治水って人間生活の基本です!!

福山市立大学福田正巳教授「自然誌概論」第7回聴講。
黄河の上流での水の無計画な濫用のため、河口まで水が流れず、川水が運ぶ土砂が河口に運ばれないと、河口浸食で河口後退。土地が縮小する!海水が、むきだしの河口沿いの土地に入り、地下水が塩水となり、農業用水として使えなくなる。農業壊滅。

福山市立大学福田正巳教授「自然誌概論」第7回聴講。
大河の代表の黄河は、年間に何日も下流に水が流れてこない断流状態。歩いて渡れる。上流で農業用水を組み上げてる。植林して水をぶちまけてる。河口まで水がいかないと、どうなる?川が運ぶ土砂がなくなり、河口は浸食されるばかり。

福山市立大学福田正巳教授「自然誌概論」第7回聴講。
黄砂現象は、中国の工業化による水使用量増加により砂漠化が進行し、土が舞い上がることからも生まれる。だから工業化による人為的汚染物質も飛んでくる。ただし酸性雨を減らし、プランクトンを増加させ海を肥やすという機能も、黄砂にはある。

福山市立大学福田正巳教授「自然誌概論」第7回聴講。
本日の福山は黄砂で曇り。まずは黄砂の話から。黄砂現象は、ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠や黄土高原が乾燥し、土が巻き上げられ上空の風に運ばれて九州や中国地方に届く。ただし、周知のように、これは単なる自然現象でなく中国の国内問題の反映。