新刊 「それでも私は小沢一郎を断固支持する」

1094 投稿日:2012/06/21 09:12

それでも私は小沢一郎を断固支持する [単行本]
山崎行太郎 (著)
価格: ¥ 1,575
内容紹介
権力を掌握しようとするその「豪腕」さゆえに、「悪」「壊し屋」「金権政治家」と非難される小沢一郎。一方で「清廉潔白」な政治家が知識人やメディア、国民に政治家の理想像として求められている。が、金を集め、権力を握るのが第一に政治家には欠かせない資質なのではないのか。権謀術数にたけ人心を掌握できなければと本来の政策目標を実現できるはずはないと、著者はいう。
小沢一郎バッシングを仕掛けているアメリカの国家戦略とは何か、「小沢裁判」はなぜ起きたのか、いまの日本に必要な本物の政治家とはどのような存在か。
小沢一郎が解らなければ「政治」は判らない。
江藤淳の「小沢論」を引き受けてさらに展開、発展させた文芸評論家ならではなの小沢一郎論。
著者について
哲学者、文藝評論家。「江古田哲学研究会」主宰。
慶應義塾大学哲学科卒。同大学院(哲学)修了。東工大、埼玉大を経て現在日大芸術学部講師。一方、文芸評論家としては、「三田文学」に発表した『小林秀雄とベルグソン』でデビュー、 先輩批評家の江藤淳や柄谷行人に認められ、文壇や論壇へ進出。「イデオロギーから存在論へ」をモットーに、 文壇・論壇に蔓延する予定調和的言説の脱構築的解体を目指す。 『三田文学』『海燕』『図書新聞」『産経新聞』『月刊日本』などで「文芸時評」や「連載コラム」を担当。政治から哲学、文学まで、積極的に発言。特に、哲学や文学を援用した独自の「小沢一郎擁護論」はネット論壇で注目を集めている。 著書に『小林秀雄とベルグソン」『小説三島由紀夫事件」。論文に「佐藤春夫と大逆事件」「小林秀雄と丸山眞男」「ドストエフスキーとミシェル・フーコー」「ネット論壇進化論序説」などがある。
現在『月刊日本』に「月刊・文芸時評」を連載中。ブログ「毒蛇山荘日記」はほぼ毎日、更新中。さらにメルマガ「週刊山崎行太郎」も発信中。
登録情報
単行本
出版社: 総和社 (2012/6/23)
言語 日本語
ISBN-10: 4862860605
ISBN-13: 978-4862860606
発売日: 2012/6/23
目次
はじめに――「小沢裁判」とは何だったのか?
第一章 江藤淳と小沢一郎
第一節 江藤淳は小沢一郎に「何」を見たのか
第二節 『小沢君、水沢へ帰りたまえ』事件を読む
第二章 小沢一郎の「政治哲学」
第三章 小沢一郎とアメリカ
第四章 西部邁の「小沢論」を排す
第一節 転向保守・西部邁の悲哀
第二節 『葉隠』をハイデッガー哲学で読み解く
特別対談
「小沢裁判は政治的謀略だ! 」………平野貞夫
「国家の主人は誰だ! 」………………佐藤優