「韓国哨戒艦撃沈と菅直人政権誕生の体質(憶測)」
「世相を斬る あいば達也」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年06月12日
「韓国哨戒艦撃沈と菅直人政権誕生の体質(憶測)」
付け焼刃の菅直人の所信表明演説は論評に値しない。
筆者は未だこの菅直人と云う政治家が誠実で信義を守る男かどうか判断がつかないので、首相と云う名称は敢えて使っていない。参議院選後、郵政改革法案をどのように取り扱うか、9月の代表選までに小沢一郎との関係をどうするかによって判断しようと思っている。
おそらく、首相と云う名称を使わずに露と消える政治家である可能性が高いのだと思う。だいたいが所信表明演説で「強い経済、強い財政、強い社会保障、そして外交防衛は米国任せ」だと表明した。彼の政権の基軸は増税論、特に消費税論者と云う事だろう。そして外交防衛は米国の言いなりになりますのでヨロシク論者なのだと言う事だろう。
選挙の「せ」の字も碌に判らないから、参議院選の目標数字も単独過半数と小沢のように進退を掛ける勇気ある発言は到底できない。控え目に50議席以上だと言う始末。自民党の谷垣も40票だと抜かしている。いやはや小者代表同士の大決戦である。(笑)
自民党の40票は下回る、良くて30と僅かな上乗せになるだろう。かたや逆風時でも50票近く見込めた民主党の目標議席数は、当然だが60票以上、単独過半数が目標議席数である。
如何に菅直人が参議院選挙の結果で進退問題に至らない布石を打っているか、このような発言からも垣間見える。つまり、参議院選挙後、選挙結果で責任を問われたくないと、選挙前から逃げを打つ男なのである。米国と官僚とマスメディアに魂を売った結果でも、まだ保身のための布石を打つ習性が身についた男なのだろう。
菅直人の隷米、親官僚、親マスコミ政権は小泉純一郎政権以上に国民を裏切る政権かもしれない。先行するのは法人税減税と消費税増税、米国の年次改革要望書を出される前から忖度実行する政権と云う事だ。最早、米国の奴隷である。
目先を誤魔化すような「強い社会保障」を行うだろう。確実実行出来るのは強い財政、財務省の懐が温かくなる政策だけだろう。脱官僚どころか官僚依存でもある。公務員改革など何一つ出来ないだろう。沖縄の基地負担軽減も誤魔化す手立てを防衛省に丸投げする。
官房機密費をばら撒いて、沖縄知事選で辺野古移設賛成派を勝たせるべく努力をするだろう。郵政改革法案も議論を通して骨抜きを画策、米国の資金還流に協力するような気がする。 しかし、多くの国民は気づかずに民主党を勝たせるのではないだろうか。
筆者は会期延長を行わない時点で、単独過半数と読んでいる。9月の代表選で単独過半数を取った菅直人を選挙結果で引きずり降ろすことは、大義名分がなく政治的に難しいだろう。
そこで問題になるのが郵政改革法案と辺野古移設の工法の確認(米軍基地問題、日米安保問題)が争点になると予測する。此処で、自主独立なのか隷米なのかの闘いが火ぶたを切る可能性がある。それを筆者は望んでいるが、現時点では希望だとしか言う事は出来ない。与党・民主党内での勝負でもあり、状況によっては政界全体を巻き込む「日本の選択」であっても良いのだと思う。 失われた20年が2年程度伸びても日本は沈没しない。(笑)
ただ一つ気になる情報は、韓国哨戒艦沈没事件の米国報道の中に、「北朝鮮の関与を決定する状況とは言えない」と云うものがある。ロシアも独自調査をしているようだが、韓国政府の公式発表と異なる事実を幾つか確認している情報もあり、奇妙な按配になっている。
筆者は陰謀説と云うもの殆ど興味を持たないのだが、鳩山首相がこの件で異様に興奮して、韓国政府を支持した態度を奇妙に思っている。無謀な推理だが、鳩山由紀夫は横田幕府と呼ばれる米軍に脅かされたのではないか?と云う疑念が消えない。普天間移設の決着をつける直前に突発的に米国に都合よく、哨戒艦が撃沈される。あまりにも奇妙だ。
「日本には原発は幾つあるのですか?」こんな質問を所謂横田幕府に繋がる者から、官邸に耳打ちされたとすると、これは鳩山でなくともビビるに違いない。 菅直人が鳩山から、「兎に角、しばらく米国を刺激するのだけは休止した方が良い」と因果を含めた可能性はあるだろう。この密約と云うか、政治の裏で起きる出来事は、永遠に歴史に出てこない事が多い。もしかすると、幾つかの原発に危険な装置が埋め込まれているのかもしれない。「広島・長崎の次が起きることは避けるのが国民の命を預かる首相の務めでしょう?」悪魔のささやき、いや恫喝があったのかもしれない。後段の話は筆者の憶測である。
(転載貼り付け終了)