「開かれた代表選を封殺しようとする悪徳の人々」
「植草一秀の『知られざる真実』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年8月31日 (火)
「開かれた代表選を封殺しようとする悪徳の人々」
悪徳の小泉竹中政治に道を開いた2001年4月の自民党総裁選。
亀井静香氏は本選への出馬を辞退し、小泉政権樹立支持に回った。
亀井氏の要職での起用と、人事への参画が、本選辞退の条件だった。
亀井氏は本選出馬を辞退し、小泉氏は自民党総裁に選出され、内閣総理大臣に就任した。
ところが、選挙での当選を決めた瞬間、協定は一方的に破棄された。小泉首相は亀井静香氏を切り捨てた。伝令役を務めた安倍晋三氏も驚く対応だった。
9月14日の民主党代表選。圧倒的に有利な状況にあるのは小沢一郎氏である。本当の世論は小沢一郎氏支持である。
普天間問題があり、米国が総力をあげて菅氏続投に動いている。米国に支配されるマスゴミは、世論調詐をねつ造し、小沢一郎政権阻止に向けて、総力を結集している。
第二次世界大戦下の報道と同格である。
小沢政権が樹立されると、日本の二大政党は、対米隷属派と自主独立派が対立する二大政党になる。時間が経過するごとに、自主独立派が勢力を増す。
日本を支配する米国にとっては、いかなる手段を用いてでも、阻止しなければならない事態である。
米国が容認する二大政党は、二大対米隷属勢力による二大政党なのである。
稲盛和夫氏は小沢一郎氏を支持すると同時に、前原誠司氏を支持している。稲盛氏自身が対米隷属から抜けられないのである。
晩節を汚す行動を取らねばならない、特殊な事情があるのだと思われる。
突然、菅直人応援団長になった石井一氏。何があったのかを究明する必要がある。
悪の手口を甘く考えてはならない。命乞いをして、助命した途端に、反旗を翻すのが悪の常道である。マスゴミは無投票が決まった瞬間から、談合に進んだとして小沢氏総攻撃に転じるはずである。罠に嵌められてはならない。
菅首相は、はじめは恭順の意を示すふりをするかも知れない。しかし、必ず、時間をかけて裏切りの行動に進むはずである。けじめをつけるべきときにけじめをつけなければ、将来に必ず重大な禍根を残す。主権者国民を愚弄してはいけない。火種を完全に消さなければ、大火を引き起こす元になる。
菅氏が恭順の意を示すのなら、仙谷官房長官、岡田外相、野田財務相、前原国交相、玄葉国務相、枝野幹事長、蓮舫行刷相、安住選対委員長のすべてを更迭する必要がある。これを確約しない限り、菅直人氏の助命はありえない。
なぜ、堂々と開かれた代表選を実施しないのか。一番疑われる本尊は鳩山由紀夫氏ということになるのではないか。
(転載貼り付け終了)