「菅直人新政権は史上最悪の対米従属政権だ」
「天木直人のブログ」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
「菅直人新政権は史上最悪の対米従属政権だ」
鳩山ルーピー首相の失策を踏み台にして総理の座を射止めた菅直人は見事なフォロースルーをした。
それは日米同盟関係の全面的な修復だ。いままでのどの内閣よりもあからさまな対米従属だ。
それは首相に就任した直後から語られた一連の日米同盟重視発言で明らかだ。
新政権の顔ぶれを見ればあきらかだ。
そのような公開情報よりも、私が個人的に接してきた菅直人の言動ぶりから、私は菅直人の対米外交をそう決めつける。
鳩山辞任で民主党の支持率が上がったらしい。小沢切りで支持率が上がったらしい。
もはや政局のゴタゴタにうんざりした国民が菅直人新政権に期待するのはわかる。
市民派リーダーの出身の政治家菅直人に国民目線の政治を期待する声もわかる。
麻生や鳩山のように国民の侮蔑と怒りを買うような決定的な誤りをおかさなけれ、菅新政権は定着するかもしれない。
しかし、それは日米同盟と言う名の対米従属が固定することでもある。
市民派という顔をした保守大連立政権となる危険性がある。
果たして国民はそれに気づくのだろうか。
沖縄住民や、それを支える社民党は、米国と外務官僚の合作である日米共同声明を重視する菅直人民主党政権を追及できるのか。
あるいは菅保守大連立政権に押しつぶされて終わるのであろうか。
そしてそれを国民の多数が黙って見ているのか。
私の関心はそこにある。
6月下旬に発売予定の「さらば日米同盟」(講談社)は鳩山首相に対してメッセージを送るつもりで書き始めた本だった。
はからずもそれは、私の菅直人政権に対する異議申し立ての本になった。
(転載貼り付け終了)