「菅直人に宰相の資質なし(下)」
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年06月17日 | 政治問題
「菅直人に宰相の資質なし(下)」
《2》
少し別の観点から見てみる。
わが流派の最高指導者が、最近発足した菅内閣を評しておっしゃったことだ。<B>
「菅直人は(郵政改革法案や公務員改革法を)会期中成立で押し切れたのに、(民主党の新幹部連中に)妥協してしまった。せっかくのチャンスだったのに。大衆は『押し切る』『すごい』というのを求めている。大衆は豪傑や英雄を求めているのだ。小泉みたいな奴が大衆の人気を集めたのは、小泉がいろいろ押し切るさまを見せつけたからだ。だから鳩山由起夫は実際は決断もできない女の腐った奴だとわかって、大衆は離れたのだ。本当は小沢一郎のような豪腕がほしいのだ。」</B>
私は、しょせん菅直人はユダヤ・マフィアの手先でしかないと思うから、「せっかくのチャンス」とは思わないが、一般論でいえば、菅はリーダーシップを発揮するべきときに、なにもできなかった。これで前原、仙石、岡田、樽床、安住、枝野らの売国奴に舐められる仕儀となるだろう。
副島隆彦氏らは、菅直人がダークサイトに「最近」落ちたように言うが、私はもっと昔から、つまりは市民運動で市川房枝のもとに出入りしたころから、ダークサイトに落ちた男だと思っている。いくら幸運かもしれないが、一介の「べ平連」活動家ごときが、政治の頂点に登り詰められるわけはあるまい。なにかの闇の手が菅に差し伸べられていたのだ。
ヤンキー教師ともてはやされた義家弘介とか、ただの主婦だった人が偶然出あった文芸春秋の編集者に「原稿書かせて」と頼んだら、いいよとなって、とんとん拍子に評論家になった(クライン孝子)とか、ジャズ喫茶の経営がうまくいかなくて初めて書いた小説が当たって超流行作家になったとか(村上春樹)……そんなシンデレラみたいな話はみんな怪しいのだ。
誰もが知るように、菅は市民運動の出である。市民運動とか草の根民主主義なんてものは、それがマスゴミに取り上げられるようであれば、実態はユダヤ・マフィアにとってはじめから仕掛けられたものであるか、または取り込みやすいものでしかない。
こんな「等身大の思想」の権化みたいな奴に国家の統括はできない。国家は、他の国家との食うか食われるかの鬩ぎあいをやっていかねばならないのだから、「一般庶民と同じ感覚」であったり、「議論ばかりして」「結論を出すことの重要性に気付かない」「角が立たないように玉虫色に、難問を先送りし、コンセンサスを形成する」でしかない政治運営をしていたのでは、国際社会で負けるに決まっている。
すべてはまた官僚の掌で踊らせれるだけ。
菅は市民運動の出自だとは言い条、山口県宇部市の出身であることが、どうにも不気味である。偶然とは思えない。
以前、本ブログ「山口県田布施町の怪」(07.8.16~17)で取り上げたことだが、明治以降、日本の首相はこのあたりからやたらに出るのである。
http://blog.goo.ne.jp/hienkouhou/d/20070816
日本国家の真相は、明治維新で長州藩田布施一味に国家を乗っ取られたということである。長州藩の田布施一味とは、山口県熊毛郡出身の政治家らのことだ。熊毛郡の田布施町は光市と柳井市に挟まれた寒村だった。列挙してみると、大室寅之祐=明治天皇、伊藤博文、木戸幸一、宮本顕治、河上肇、難波八助、松岡洋右、安倍源基(終戦時の内務大臣)、賀屋興宣、岸信介、佐藤栄作、安倍晋三などは田布施一味の末裔である。
宇部市と田布施は離れてはいるが、同じ長州藩である。菅はなんと、就任して1週間も経たないうちに、故郷・宇部を訪問している。小学校の恩師を見舞った? みなさんは菅くらいの年齢になって、わざわざ小学校の恩師を見舞いますかね? なにかいわくがありそうに思えてならない。
菅はかつて、日本人拉致の主犯とされ、韓国に投獄されていた 辛光洙(シン・ガンス) の助命、釈放の嘆願書に署名している。あの安倍元首相からさえ「間抜け」と言われたが、本当は菅が単なるうす甘いサヨクだからではなくて、朝鮮人を祖先に持つ「在日系」だから、シン・ガンスを擁護し、北朝鮮の拉致を認めなかったのではないかという気がしてくる。
なにしろ、田布施町はイワクのある土地なのだ。ということを「山口県田布施町の怪」でしたためた。
菅直人の国会での就任演説や各党の代表質問への答弁をテレビで聴いたが、バカらしくて2~3分で切ってしまった。菅は官僚の書いたであろう作文を棒読みするだけ。それもシドロモドロ。
あんなものは演説ではない。だらだらと、しまりなく、頼りないったらない。まさに当たり触りなく、カルロス・ゴーンがやったという「私は改革をこのように進める。それができなかったら、責任をとって辞める、この一言をズバッと言うこと」が皆無である。
鳩山は少なくとも、普天間移設問題で、それをやろうとはした。しかしお坊ちゃまの悲しさで、自信を示したのはかけ声だけで、なんの成算もないのに「僕を信じて」と言い放っただけであったから、みんなあきれて離れていった。菅にはそれすらない。
わが流派の最高指導者は、「イデオロギーとは思いではない、体を動かすことができることだ」と説かれる。私は昔からあの菅直人のヌメッとした顔や話し方が大嫌いで、テンから信用していなかったけれど、日本を立ち直らせるべく、イデオロギーで引っ張る気はまったくないのだ。つまり菅からは、その立ち居振る舞いや演説という「体を動かす」ことで国民にイデオロギー教育していない。できない。
ヒトラーやムッソリーニは大衆を熱狂させたではないか。やったことの善し悪しは別である。
わが流派の最高指導者がおっしゃるとおり、ヒトラーは「 大衆が『押し切る』『すごい』というのを求めていることに見事に応えた。
大衆は豪傑や英雄を求めているのだ。だから坂本龍馬や織田信長が人気がある。
だが、どこを見渡しても、俺が天下をとって日本の英雄になってやる、という人間はどこにもいない。
民主党が、政権をとって郵政民営化を阻止する、官僚の天下りを廃止する、公務員のあり方を根本から変える、と「押し切る」様子を見せたあたりでは多いに期待を持たせた。しかし民主党内のユダヤ・マフィアの手先、官僚、マスゴミによって、ネガティブキャンペーンを連日張られて、初志貫徹し損なってしまった。
(転載貼り付け終了)