「菅内閣で日本は破滅へ」

投稿日:2010/09/15 07:31

「心に青雲」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年09月15日
「菅内閣で日本は破滅へ」

 昨日の民主党代表選で、おそらくは大きな不正が行われて、菅直人が代表に再任された。
 また不正だけでなく、官僚どもとマスゴミが結託して卑劣で汚いネガティブキャンペーンが執拗に繰り広げた結果、これに惑わされた地方議員とサポーターたちが「やっぱりクリーンな菅でないと」と思ってしまった結果が出たのだと思う。
 仙石官房長官がずいぶんと官房機密費を使ったことだろう。選挙だからお互い様、ということもあり得ようが、著しく民意を踏みにじった選挙結果となった。

 私は仮に小沢一郎氏が代表になっても、首相にはなれないどんでん返しを予想していた。
 それは何かというと、仙石がポロッと漏らしたが、国会での首相指名選挙で民主党の菅支持派が小沢氏に投票しないことである。それで例えば、みんなの党の渡辺喜美あたりを、自民党と結託して首相に推してしまうのだ。

 むろんそうなれば民主党は分裂であるが、小沢にだけは政権を渡さない、という目的は達成される。たぶん菅直人や仙石、枝野らはそこまでやるだろうと読んでいた。
 私は国会議員票すらが、予想に反して菅直人多数になったのは、この脅しが半端な議員どもを恐怖させたのだと思う。

 そうした買収や脅迫に耐えて代表選で小沢氏に投票した民主党の議員の勇気は賞賛してよい。
 私は、日本の在日のカルトが、そしてそれを操るアメリカが(つまりユダヤ勢力が)、小沢氏の首相実現を絶対に許すまいと睨んでいたから、代表選そのものはどう転ぶかわからなかったが、その後に絶対に小沢氏を潰す動きがやってくると予測していた。

 こうなると、次は菅・仙石らによる鳩山や小沢支持議員への粛清が始まる。次の衆院選や参院選で、今回小沢指示を表明した議員は、公認されないなどの報復措置をとられるだろう。
 そうなれば3年後に民主党は第一党から転落するが、あと3年はそれでやればよいとアメリカは考えているのだろう。3年のうちに「郵政民営化」を完璧に実現させて、郵貯・簡保の350兆円を奪ってしまう。そしてアメリカの経済崩壊に日本を道連れにするのだ。

 その目的を邪魔しにきた小沢とその一派は、彼らにとって、ゆるしがたい対象であったろう。先の参院選でも国民新党が一人も当選できないという不正が行われたのだ。
 その結果をみれば、アメリカが(在日カルトが)、何をしてでも小沢一郎氏や亀井静香氏らを潰す気できていることは明白であった。

 アメリカ=ユダヤ金融資本の仕掛けに、なんとか民主党内の愛国者が抵抗してくれるのを期待したが、儚い夢だった。民主党も自民党も、やはり同じユダヤとカルトの下僕なのだ。

 代表選における不正の可能性については、植草一秀氏のブログ(http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/)や、小野寺光一氏のメルマガ(http://archive.mag2.com/0000154606/index.html)で詳しく触れられている。
 また、今度のカンカラ缶内閣とは何かを植草氏がブログでまとめておられるが、まったく同感である。
         *      *      *
 政権交代によって達成するべき課題は、この基本構造の打破であり、
①対米隷属からの脱却
②官僚主権から国民主権への転換
③政治権力と大資本の癒着排除
④市場原理主義・財政再建原理主義の排除
⑤警察・検察・裁判所制度の近代化
の五つが日本政治刷新のテーマだった。
 
 これらのテーマにつき、新政権は具体的に目標を定めた。
①沖縄普天間基地問題の解決
②官僚天下りの根絶
③企業団体献金の全面禁止
④セーフティネットの整備、国民生活第一主義
⑤取り調べ過程の全面可視化
である。
 
 鳩山政権はこれらの課題実現に取り組んだが、米官業のトライアングルによる抵抗はすさまじかった。マスゴミは米官業トライアングルの意向を受けて、激しく民主党の鳩山-小沢体制を攻撃した。
 その結果、6.2クーデターが発生して、悪徳ペンタゴンが政治の実権を主権者国民から奪取してしまった。このクーデターによって樹立されたのが菅直人政権である。
 
 具体的に見れば良く分かる。
①沖縄普天間基地の辺野古海岸への移設
②官僚天下りの温存
③企業団体献金全面禁止法案の封印
④消費税大増税公約の提示
⑤取り調べ全面可視化法案の封印
 
 あっという間に、すべての政策が転覆されているのである。
 これでも、人々はこの政権を主権者国民政権と呼ぶのだろうか。

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 このたびの代表選でもサポーター票で票のすり替えなどが行なわれたと見るべきであろう。そのすり替えた結果を小沢支持の議員に密かに知らせ、菅直人に寝返るよう働きかけたと思われる。

 アホな民主党サポーターも多かっただろう。直前の小沢氏と青木愛氏のデッチアゲのスキャンダルや、官僚の意図的な鈴木宗男収監などの手にコロッとだまされて、やはり小沢は悪だと洗脳されたのであろう。これからその判断が自分にかえってきて、失業したり、家族離散や自殺、地域の崩壊が身近に起きる。中小企業や銀行の倒産などが今後続発するだろう。
 10年もしたら、終戦直後のような浮浪児が巷に溢れる社会になる。それを決定づけたのが、今度の民主党代表選であった。

 国民のことを一顧だにしない官僚どもによって、日本は破滅させられる。ただ、首相を短期間に取り替えるのはみっともない、というくだらない理由によって、日本は崩壊への道を歩むことになった。戦死した英霊たちはどんな思いでいるだろう…。

 さっそく昨日の株価、主要銘柄は総崩れ起こした。これからもっと下がるだろう。円高も進んでいる。菅直人を首相にした人たちは、どう責任をとるつもりか。

 トヨタが49円安、ソニーが17円安、任天堂が安10円、ユニクロが30円安、パナソニックが7円安 など。

 菅は消費税増税が批判に晒されたので、いったん消費税論議を中止するふりをしている。だが菅内閣は来年度予算編成を行うか財源が示せない。税収はもはや40兆円もなく補正も入れれば100兆円近い予算を組んでいる今、無い袖はふれず財源はないのだ。
 来年度から「子ども手当」は官僚によって取り上げられてしまう。

 小沢氏の説いたごとくに、財務省がかかえる隠し資産を吐き出させる以外に、財源は出てこない。だが菅内閣はなんと「一律1割の削減」しか言えない。

 副島隆彦氏の本を最近批判したが、今度の代表選に関しての彼の見解を「学問道場」で見るかぎりは、彼の意見には同感である。
 「次の時代の到来に備えてほしい。厳しい政治反動の時期に政治謀略を仕掛けられて次々に落選させられることなく、私たち国民が彼ら、小沢一郎が手塩にかけて育てた政治家たちを守りぬかなければならない。」
 (「今日のぼやき」2010年9月3日  https://www.snsi.jp/tops/kouhou/1419

 このところ、振って湧いたように日中間の雲行きがあやしくなっている。尖閣諸島周辺の日本領海内で海上保安庁巡視船に衝突した中国漁船船長を逮捕した事件である。
 中国当局が日本の大使を午前3時に呼び出して詰問するとは、非常事態である。宣戦布告とでも解するしかないほどの危険な状態に陥った。

 なのに中国大使は民間人の丹羽宇一郎(伊藤忠商事の元社長)がやっていて、これまた菅内閣には危機感がみじんも感じられない。丹羽宇一郎にこの緊急事態が対応できるのか? 岡田外務大臣のような小物ではこれも対応できまい。岡田が行ってはかえって火に油をそそぐことになろう。

 外務省の担当は言わずと知れた「チャイナスクール」で、日本のためより中国のために動く者どもだ。自衛隊の情報などは、彼らを通じて筒抜けになるだろう。
 田中眞紀子氏を特命大使にして交渉に当たらせるのも一案だが、彼女が小沢支持だったからそれも不可能。

 まるで日米戦争直前の近衛内閣みたいだ。無能で、なすすべもなし。
 日中戦争となれば、こんなに財力的にも、兵力的にも、政治家の人材でも弱っている日本に勝ち目はない。アメリカも、ことの発端が安保条約の範疇に入っているかいないかでもめている日本の尖閣諸島や日中中間線の問題だから、絶対に米軍を中国に向けない。
 尖閣諸島のような境界がはっきりしないところが日米安保の対象になるかどうかと議論が起きたこと自体で、ここが戦争のキッカケとされると見ておかねばならなかったのだ。
 そして案の定…。

 こういう事態が襲ってきているのに、「菅さんはまだ3か月しかやってなくてかわいそう」とか「小沢は“政治とカネ”だから」などと、きいたふうなことを言っているバカどもには、日本が対米や対中でここまで追い込まれている状況が本当にわかっていない。
 クリーンかどうかなんてこの際、どうでもいい。中国に行って、話をおさめてこれる胆力のある政治家に託さなければならないのだ。

 ただちに収束させないと、あっという間に尖閣諸島を占領されて、領土を奪われることで日本は降伏しなければならなくなる。石垣、宮古も奪われてしまう。うっかりすれば沖縄にも手をだしてくるだろう。
 そうなれば、シーレーンは破壊され、東シナ海にも「支那の官許海賊」が出没することになる。
 沖縄にはアメリカが守っているなどと思ってはならない。アメリカ軍はもうグアム島へ移転することになっているのだから、沖縄に未練はない。
 
 まあそうなれば、尖閣諸島をうしなって菅内閣は総辞職か。
 で、総選挙をやって民主党が下野して、みんなの党と自民党で連立組んで、そそくさと日本の資産を破滅寸前のアメリカに差し上げることとなるだろう。

 そうなるかどうかは分からないが、ロックフェラーどもはそこまで仕掛けるのだ。
 ウソ八百の新聞の効用は、行間を読むと、やつらの陰謀が透けて見えるようになることである。
 作家の林秀彦さんが書いていたように、日本はこの先、線路の途切れた断崖に向かって列車を走らせているのであって、もうそれを止めることは不可能に近い。

 菅内閣が続くと決まって、その破滅へのスピードが増したのだ。列車に乗っている日本人の多くは、そんなことを見抜けるアタマはない。マスゴミによって窓の外はみえないように操作されていて、もうすぐ列車が谷底に落とされることを知らないで、天下太平を信じている。

 私はどうするかと言えば、日本が破滅するまでは、黙々と権力者どもの非をあばき、本当のあらまほしき日本の姿を、書き続けるのみである。

(転載貼り付け終了)