「政治家にも「引き際の美学」というものがあるだろう」他

投稿日:2010/07/13 06:22

「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010-07-12
「政治家にも「引き際の美学」というものがあるだろう」

菅直人が参院選惨敗にもかかわらず、意地汚く居座りを続け、つまり続投を早々と宣言し、ますます恥を曝しそうな気配だが、しかも惨敗の原因は消費税増税を突然提案したことと、その提案のタイミングや方法が悪かったからであって、菅直人に対する「no」ではないと言い訳したいらしいが、この未練がましく地位に恋々とする態度を見ていると、やはり最近の政治家の思想的未熟さと決断力の欠如を感じないわけにはいかない。いつ頃から、政治家が、選挙という国民からの審判が明確になっているらにもかかわらず、それを認めようとせずに、恥も外聞もなく地位に恋々とするようになったのだろう。参院選惨敗直後に、総辞職という大方の予想を裏切って、それこそ意地汚く続投を宣言したが、二、三ヶ月も経たない内に精神的に追い詰められて、政権を投げ出すという前代未聞のドタバタを演じた安倍晋三元首相の例を思い出す人は少なくないだろうが、僕が思い出すのは、選挙結果を受けて「チクショー」という苦悶の声と共に辞任宣言した橋本龍太郎の例だが、まだあの頃までは政治家にも「引き際の美学」とでも言うべきものが残っていたのだろう。おそらく日本の「政治」や「政治家」が、急速に幼児化し、痴呆化していくのは、この「引き際の美学」の衰退と連動しているのではないかと思われる。国のトップが、選挙という国民の唯一の国政参加のチャンスと、その厳しい審判を無視・黙殺し、悠然と責任放棄した上で居座り続ければ、国民は絶望し、無力感に襲われるだけだろう。さて、菅直人は、内閣組閣にあたって、高杉晋作の「奇兵隊」にちなんで、「奇兵隊内閣」とか呼んで悦に入っていたようだが、実は菅直人は、郷土の先輩であるにもかかわらず、高杉晋作が、肝心な場面になると、いつも「逃げる男だった・・・」という秘話を知らなかったらしい。今、まさに肝心な場面に直面し、責任転嫁と言い訳を繰り返しながら、そこから必死で逃げようとしている菅直人なわけだが、やはり菅直人はその程度の人間だったということだろうか。どこまで逃げられるものか、じっくり観察するのも悪くない。菅直人よ、大いに恥の上塗りを演じてくれよ・・・と思う、今日この頃である。



2010-07-11
「民主党惨敗を歓迎する。菅直人、枝野幸男等は、即刻辞任すべし」

予想通りというか、当然というか、民主党の惨敗が確定したわけだが、やはりせつかく政権交代を果たし、自民党政治を転換させようとした民主党政権を、初心を忘れて、沖縄を見捨て、国民を見捨て、米国に従属するような植民地主義的な従米属国政権へというように、あらぬ方向へ導こうとした菅直人、枝野幸男の政治責任は重大だろう。ここで責任をとらないようだったら、民主党の明日はありえない。まず、何はともあれ、枝野幹事長、安住選対委員長は、即刻、辞任宣言をするべし。そして恥かしげもなく、未練がましく続投に固執する菅直人を引き摺り下ろせ。ことここに至って、菅直人が「続投宣言」を繰り返すのは米国の支持がある、と未だに信じているからだろうが、しかし、米国は、うまく罠にはめることに成功したと思っているのではないのか。菅直人が、一か八かで、衆院解散総選挙に打って出たとしても、次期衆院選挙はさらに惨敗必至ということだろう。つまり、菅直人には、もう出口は何処にもない。誰が見ても辞任しかないわけだが、菅直人は、最後までジタバタして、意地汚く、総理の椅子にしがみつくだろう。いずれにしろ、裏切り者の醜悪な最期を見るのは、いい見ものである。

■【参院選】与党過半数割れへ 

【参院選】与党過半数割れへ 出口調査

2010.7.11 20:02

 第22回参院選は11日、投開票が行われた。共同通信の出口調査によると、民主党の獲得議席は選挙区と比例代表との合計で40議席台半ばにとどまり、非改選議席と合わせても国民新党を含む与党は過半数割れする見通しが強まった。一方、自民党は50議席前後を獲得し、「改選第一党」となる可能性が出てきた。

 みんなの党は10議席をうかがう勢いで、公明、共産両党は改選議席を維持するのは困難な情勢。社民党は現有2議席を、新党改革、たちあがれ日本は1議席をうかがう。

■菅首相、参院選の結果にかかわらず続投の意向

菅首相、参院選の結果にかかわらず続投の意向

2010年7月11日21時1分

 菅直人首相は11日夜、首相公邸で自らに近い国会議員と会談し、「引き続き、財政や経済の立て直しに取り組みたい」などとして、参院選の結果にかかわらず、続投する意向を表明した。自らの消費増税をめぐる発言などから、参院選での民主党の獲得議席は伸び悩んだが、首相就任から1カ月余りということもあり、引き続き政権を担うことで、首相としての責任を果たしたいとの考えと見られる。

 ただ、民主党内からは、首相の責任論が噴出するのが確実で、9月に予定される党代表選では、消費増税の是非などが争点になる可能性もある。

(転載貼り付け終了)