「急に精気がなくなった菅直人首相、心臓が弱い小沢一郎前幹事長、この勝負は生命力の強さで決まる」
「板垣英憲『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年08月04日 18時45分54秒
「急に精気がなくなった菅直人首相、心臓が弱い小沢一郎前幹事長、この勝負は生命力の強さで決まる」
◆読売新聞が8月4日付け朝刊1面の連載企画「民主イズム-第6部内憂外患2」で「小沢氏は戦闘モード」と題して、新聞ジャーナリズムに映った小沢一郎前幹事長の近況を報じている。記事は「小沢氏は石川訪問以降、1か月近く公の場に姿を見せていない」と述べて、最後に「小沢氏自身、最近は周囲にこう説いているという。『これからは何が起きてもおかしくない』」と結んでいる。
代表選に向けて、各派閥幹部が盛んに勉強会を開催するなど、騒然とし始めている。各陣営は、それぞれの勉強会に、スパイ議員を潜り込ませて、情報収集に躍起となっている。当然、このなかには、諜報、謀略が飛び交うのである。ニセ情報をつかまされたら大変だ。
その最中、小沢前幹事長だけは、表向き、依然として「動かざること山の如し」どころか、「陰雷」の構え。「しばらく静かにしておいてくれ」と菅直人首相に言い渡された「言いつけ」を素直に守っているように見えて、その実、水面下の水かきは、激しく動いているようで着々と工作を進めており、一段と不気味さを漂わせている。反小沢派は、見えざる敵の影に翻弄され、神経戦に悩まされているようだ。
◆しかし、小沢前幹事長は、メディアのなかでたった一人、読売新聞グループの渡辺恒雄会長兼主筆だけには、逐一情報を伝え、報告している模様だ。読売新聞は、つい先ごろまで「政治とカネ」問題をめぐり厳しい論調で小沢前幹事長を批判道していたはずなのに、ここにきて急に軟化してきているのである。
これは、渡辺会長と親密な中曽根康弘元首相が3年前に描いたと言われる「大連立構想」が再び息を吹き返してきたからに他ならない。それが結果的に「中連立」あるいは「小連立」に終わろうとも、これら二人の長老は、日本のために最後のご奉公をしようとしているかに見える。それを成就させてくれるのが、小沢前幹事長であると信じているらしい。
◆確かに、民主党は平成8秋に結党したとき、武村正義元蔵相、村山富市元首相、土井たか子元衆院議長らを「排除」した。この「排除の論理」は枝野幸男幹事長が、鳩山由紀夫政権に行政刷新担当相として入閣した際、「これでオリジナルメンバーが揃った」と思わず口走った言葉によく表れていた。
今度は、菅政権が誕生して、仙谷由人官房長官主導で進められた「脱小沢」の徹底によって、左翼政権の本性を露骨に示すことになった。これは、政権政党としての未熟さを物語っている。最も幼稚だったのは、民主党内最大派閥の領袖・小沢前幹事長の排除に血道を上げたことである。鵺(ヌエ)と言われてきた老獪な自民党が長期単独政権を担当してきたときは、「派閥均衡内閣」や派閥領袖全員参加の「実力者内閣」を樹立し、三木派、その後継の河本派、高村派など弱小派閥に対しても、配慮して閣内に取り組んできた。
こうした激しくも長閑な時代に比べると、現在の菅政権は、異形であり、異常としか言いようがない。また、菅首相は毎夜、身内や家族だけで近くのホテルの料理屋、フランス料理店あるいは寿司屋などに出かけてばかりいる。4日の参院予算委員会では、完成して間もない衆議院議員会館には、多忙のあまり一度も行ったことがないことを明かしていた。
この日は、体調が悪いのか、急に精気がなくなった。声に張りはなく、周囲が心配しているのが目立った。心労が祟り始めたらしい。こんなことで、代表選挙に勝てるのか?
◆アメリカの妖怪、デイビッド・ロックフェラーもついに、病に倒れた。日本の某巨大新興宗教団体の教祖の姿がここ3年半、公の場から消えているといい、死亡説が取りざたされている。教団内の後継争いを恐れて、「死を隠し続けているのでは?」との噂も流布されている。巨大新興宗教団体ともなれば、政界にも大きな影響を与える。
健康問題は政治家にとっても、致命傷になる。福田赳夫元首相にいじめられた大平正芳元首相はいつもニトログリセリンを携行していたのも空しく心筋梗塞で死去、田中角栄元首相は、アメリカ(おそらくは、デイビッド・ロックフェラー)に嵌められて失脚、竹下登元首相ら弟子たちに裏切られて脳梗塞で倒れ、政治生命を失った。
金丸信元副総理が病死したうえに、小渕恵三元首相は自自公連立が壊れた直後、脳梗塞で倒れて間もなく死去、橋本龍太郎元首相は、中国人女性スパイとの関係や一億円小切手問題で心痛、ついに心臓麻痺で死去した。(アメリカの陰謀論者のなかには、CIAによる暗殺説を唱える者もいるが、もとより決定的な証拠があるわけではない)
かくして、自民党内の小渕、橋本という2人の天敵が世を去り、心臓が弱く、いつ倒れるか憂慮されてきた小沢前幹事長が、不思議に生き残った形。私は、田中角栄元首相が倒れたとき、毎日新聞政治部にいて、「田中元首相の病状担当」を命じられて以来、著名政治家の病気に関心を持ち、ウォッチしてきた。
現在は、菅首相と小沢前幹事長の2人の天敵どうしの健康問題に注目している。まさに菅首相と小沢前幹事長の2人が命を賭けて死闘している最中だ。この勝負は最後に、生命力の強さが決める。
とりあえず、この猛暑、熱中症にかからないよう水分をタップリとった方が勝つ。アル中の菅首相が勝つには、芋焼酎を飲みすぎないことが肝要だろう。さらには、伸子夫人の厳重なる監視が求められる。
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