「小沢不起訴で、小沢時代は復活する。「起訴相当」と「不起訴不当」の間には雲泥の開きがある」
「毒蛇山荘日記」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010-07-16
「小沢不起訴で、小沢時代は復活する。「起訴相当」と「不起訴不当」の間には雲泥の開きがある」
「日々坦々」ブログ(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-550.html)によると、検察審査会と小沢一郎に関して「アエラ」今週号に次のような記事が出たそうであるが、ここ数日の小沢関連記事を振り返るまでもなく、検察審査会はすでに機能不全に陥っていると言っていいようである。「不起訴不当」ということだが、これは、実質的には、「小沢不起訴」で確定したと言っていいのではないか。とすれば、悪智恵ばかりは異常に発達しているが、政治的には素人以下にすぎない菅直人首相や枝野幸男幹事長の悪戦苦闘にもかかわらず、彼等が小沢一郎の影に脅え、戦々恐々として右往左往しているうちに、自爆自滅するだろうことは間違いないと思われる。今更、小沢一郎に土下座して政権延命を図ろうとしても無駄というものである。もちろん、そんなことはあるはずがないが、たとえ小沢一郎が許したとしても、選挙結果を無視され、虚仮にされた日本国民が許さないだろう。「地獄への道は、・・・・・の敷石でで敷き詰められている。」である。さて、民主党の参院選惨敗の総括集会なるものがあり、せこで不思議なことに、小沢批判があり、牧野聖修なる議員からは、「小沢離党勧告」の発言がなされたそうだが、そう言えば、牧野って、普天間基地移設先としての鳩山腹案、つまり「徳之島案」で、地元の了解もえないままに、ひそかに首相代理として暗躍し、鳩山政権崩壊の一因をつくった、いうならば、札付きの「ワル」(笑)ではなかったか。参院選民主党惨敗の責任をとって、離党勧告を受けなければならないのは、オマエだろう。
■スクープ 小沢氏政治資金規正法違反事件 検審開かせない『張本人」
検察審査会法では、2回目の審議では、弁護士である審査補助員の助言を得なくてはならないと定めてられている。審査補助員がいないと、議決できないのだ。しかし関係者によると、1回目に務めた米澤弁護士が審査補助員を降りてしまった。
米澤弁護士が所属する事務所に尋ねると、「検察審査会の件については、一切お答えできません」との答えが返ってきた。米澤弁護士は、検事を5年務めたあと、30余年にわたり、裁判官を務め、退職後、弁護士となった。弁護士会を介し、第五検審の検査補助員をつとめることになったようだ。
しかし、起訴議決の議決書で名前が公開された後、激しい攻撃が起きた。所属事務所が「麻生総合法律事務所」という名前で、事務所のパーティーに自民党幹部が出席していたことなどを理由に、インターネット上で、「ヤメ検弁護士が小沢氏を起訴するよう市民を誘導した」などと、激しい批判にさらされた。
もう一つ理由があった。
法曹関係者によると、4月27日の議決直後に評決が11対0の全員一致だったとする報道をめぐり、「市民団体」が東京地検に、米澤弁護士ら多数の関係者を検察審査会法の守秘義務違反で告発状を出したのだ。検察はこの告発状を受理しなかったとみられる。
評議の内容は法で守秘義務が課されている。だが、こうした告発の動きがあれば、審査補助員を受けようとする弁護士にかかるプレッシャーは絶大だ。大きな負担があるにもかかわらず、審査補助員の報酬は一回3万5千円しかない。ある弁護士は言う。「そういう状況では、米澤さんが2回目の審査補助員をする気にはなれないでしょう。政治的な色がついた弁護士はふさわしくないし、政治に巻き込まれたくない弁護士もやりたくない。
このままではいつまでたっても審査補助員は決まらず、第五検審は宙ぶらりんのままです」
審査補助員の不在で7月中の議決は絶望的な情勢になった。8月になれば、また半数のメンバーが入れ替わる。
7月中のメンバーなら起訴相当と考えるとみられる人数は、4月の議決の際の5人は確実。さらに新しく加わった6人のうち半数が起訴相当と考えれば、強制起訴となる計算だった。
一通の告発状が出された結果、小沢氏の最初の起訴議決にかかわった人間はすべていなくなり、再びまったく新しいメンバーが起訴すべきか検討することになった。議論は白紙に戻ったとも言える。
関係者の間では、「小沢氏強制起訴」の可能性は以前より低くなった、とする見方が強い。
法曹関係者はこう指摘する。「最初に陸山会事件で、小沢氏を告発した人は、反小沢的な考えの持ち主。今回、米澤氏らを告発しようと動いたのは、親小沢的な考えの持ち主でしょう。どちらの結論が出るにしても、告発した『市民団体』の政治的意図を知りえないまま、検察審査会が政治利用されている。現行の検察審査会制度に何らかの問題があることが、今浮き彫りになってきたのではないでしょうか」 編集部 三橋麻子
(転載貼り付け終了)