「小沢一郎前幹事長は、小泉純一郎元首相が失敗したモンゴルへの米軍基地建設の尻拭いをさせられるのか心配だ」

投稿日:2010/08/03 06:24

「板垣英憲『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年08月02日 23時36分31秒
「小沢一郎前幹事長は、小泉純一郎元首相が失敗したモンゴルへの米軍基地建設の尻拭いをさせられるのか心配だ」

◆アメリカ・ブッシュ政権時代、国防総省は、モンゴルに米軍基地建設を目的に約3兆円を小泉純一郎元首相に託したのに、失敗していた。ところが、小泉首相は、このため、アメリカから資金の全額返済を迫られるとともに、首相を辞任した挙句、衆院議員バッジも外さざるを得なかった。小泉元首相は、一角を取り崩していた預かり金の全額を無理して返済した。
◆モンゴルにおける米軍基地建設は、アメリカ国防総省のアジア戦略にとって重要な政策の一つであるらしい。要するに、台湾とモンゴルで中国を挟み撃ちするのが、目的である。ブッシュ政権が行ったアフガニスタン空爆・イラク戦争の際、アメリカは、中国に対する政略を進めるのに最も有利な拠点を中央アジアに築こうしした。最初に目をつけたのが、ウズベキスタン、次いでカザフスタンであった。アフガニスタン空爆の最終局面で、パウエル国務長官は、両国に赴き、米軍基地を設ける約束を取り付けた。米軍基地を設けられれば、当然、基地を守るためと称してCIA要員を配置できるようになる。これらの国々が市場として成長していくなかで、石油業者をはじめ白人がウヨウヨするようになると、ビジネスマンに紛れてCIA要員が情報活動や政略工作をしやすくなる。アメリカは、ウズベキスタンに空軍基地をつくることができた。だが、アフガニスタン空爆からイラク戦争に発展するに至ったころ、米軍基地は撤退せざるを得なくなり、そこでブッシュ政権は、モンゴルに米軍基地を建設する計画を立て、これをモンゴルと友好関係にある日本政府、時あたかも、小泉元首相に委託したというのである。
◆しかし、モンゴルは、中国とロシアが、激しく地下資源の争奪を展開しているところである。その渦中に飛び込んで行くのは、いかに友好関係があるとはいえ、簡単ではない。小泉首相は、靖国神社公式参拝をめぐり中国共産党一党独裁の北京政府と対立関係にあり、とくに警戒されていた。女性閣僚である呉儀・通商担当相は、愛知万博に訪問して、小泉元首相との会談の寸前、これをドタキャンして帰国、その足でモンゴルの首都ウランバートルへ直行した。この日、モンゴルの大統領選挙の結果が出た直後で、呉儀は、ロシアに負けてはならじと、先陣を切って祝賀に駆けつけたのである。モンゴルは、元来、中国嫌いの国民が多い国であり、それだけに、ロシアに負けてはいられなかったようである。
◆こんな中ロ両国のいわば覇権抗争が、厳しい渦中に日本が飛び込み、しかも、アメリカの意向を受けて米軍基地を設けるのは、それこそ至難の業である。さすがの小泉首相も、とくに中国の妨害を受けて、米軍基地建設を実現するとはできなかったようである。結局、手付けの3兆円をアメリカに返さざるを得なかったのである。成功しておれば、成功報酬3兆円を手にすることができたのに、取らぬ狸の皮算用に終わった。挙句の果てに、衆院議員バッチを外して引退に追い込まれたのである。さて、問題は、小沢一郎前会長が、マイケル・ジョナサン・グリーンとの八丈島会談で小泉元首相に成り代わって、その尻拭いをさせられるかのように、モンゴルに米軍基地を命じられたのか否かである。中国北京政府ととりわけ親交の厚いだけに、これを裏切るようなアメリカの「中国挟撃戦」に加担させられるとすれば、心は痛む。

(転載貼り付け終了)