「小沢一郎の「最後の決戦」は「勝ちは負け、負けは勝ち」と民主党代表選の敗戦から「第2幕」の幕が開いた」

投稿日:2010/09/15 07:07

「板垣英憲の『マスコミに出ない政治経済の裏話』」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010年09月14日 23時39分48秒
「小沢一郎の「最後の決戦」は「勝ちは負け、負けは勝ち」と民主党代表選の敗戦から「第2幕」の幕が開いた」

◆「勝ちは負け、負けは勝ち」
 民主党代表選は9月14日午後、菅直人首相721票(党員・サポーター249票+地方議員60票+国会議員206×2=412票)、小沢一郎前幹事長491票(党員・サポーター51票+地方議員40票+国会議員200×2=400票)という結果により、菅首相が圧勝した。
 しかし、この数字を目を凝らして見れれば、ズバリ、「勝っても負けても『党を割る』」戦術を展開中の小沢前幹事長の予想外の圧勝であった。菅首相は、続投という「名」を取り、「実」を取った。小沢前幹事長は、要するに、小沢前幹事長の「最後の決戦」は、この敗戦から「第2幕」の幕が開いたのである。
◆「このままでは、日本は破滅する」
 そう叫んだ小沢前幹事長の悲痛な叫びは、一般国民の耳には届かなかったようだ。「日本が破滅しようが、しまいが、そんなの関係ない」と思っているのであろう。代表選の開票の結果、「菅首相再選」が決まった途端に、東京外国為替市場は14日、ドルが売られた前日の海外市場の流れを引き継ぎ、円相場が急伸。一時83円07銭=14日午後5時27分と、9月8日に付けた83円34銭を上回り、1995年5月以来、約15年3カ月ぶりの円高・ドル安水準を記録した。このため、投資家の間では、政府による市場介入を求める悲鳴のような声が高まっている。
 だが、残念ながら、菅政権は、アメリカから「1ドル=80円を超えるまで介入するな」と強い圧力をかけられているので、手が出せず、「1ドル=80円」を突破するまで輸出産業を見殺しにするしかない。
 日本経団連の米倉弘昌会長は9月13日午後の定例記者会見で、「これ以上円高になるようなら、為替介入をしていただきたい。経済回復が腰折れになっては困る」との考えを改めて述べていたのに、何の手も打たれなかったばかりか、菅首相再選がむしろ、円高=ドル安の要因となってしまった。
 菅首相の無策は、詰まるところ、一般国民はにもとより、多くの企業に多大の被害をもたらすことになるのだが、この無策首相を民主党の党員とサポーターが選んだ以上、何とも仕方がない。ネズミは、時として大群を成して疾走し、断崖絶壁から大海に雪崩れの如く飛び込み、集団自殺するといい、日本民族はいま、断崖絶壁を目指すこのネズミの大群に似ていなくもない。
◆菅首相再選に世界各国政府は、敏感に反応し、これに各国マスメディアが報道しているのに、中国北京政府だけは、報道官が「ノーコメント」を表明、その足元で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件の捜査をめぐり群集が、反日運動を北京の駐中起こし始めている。これは、日米同盟関係から見て、いかなる現象なのか分析してみると、1つの興味深い中国の外交戦略が浮かび上がってくる。
 それは、中国北京政府が「菅首相-財務省-米国CIA・マイケル・グリーン-デイビッド・ロックフェラー-オバマ政権}という図式をしっかり念頭に置いて、菅政権に次々に揺さぶりをかけ、対日攻勢をかけようとしていることである。
 これは、菅政権があまりにも米国の言いなりになり、これが、ひいては中国の国益を損なうのはないかと、北京政府は、憂慮しているのである。これらの点に関する限り、親中国の小沢前幹事長には、大いなる支援材料になる。北京政府は、極左暴力集団と近接している菅首相・菅政権は嫌いなのだ。加えて言えば、中国漁船、左翼政権を率いていながら、どこか自民党の小泉純一郎政権に近しい。早い話が、菅首相が行っている、あるいは、行おうとしている政策が、限りなく小泉政権に近いということである。それは、米国CIAとの関係である。北京政府は、菅首相が米国CIAの言いなりになっていると見て、警戒している。中国は、いまや航空母艦建造に成功し、潜水艦隊隊も確立しており、北京政府は、これらの軍事力をフルに活用して、太平洋における「シーパワー(海上権力)」を確立しようとしてきた。この現実を前にして、菅首相は、いま成す術もないのが実情である。
◆北京政府は、「菅首相・菅政権=小泉元首相・小泉政権=米国CIA=ブッシュ前大統領=ディビッド・ロックフェラー」の関係」を熟知している。米国CIAべったりの菅首相を北京政府は、警戒し、むしろ、小沢前幹事長を信用していると言われている。靖国神社公式参拝問題で、小泉元首相が北京政府から徹底的に嫌われたように菅首相が、北京政府との外交に失敗して、その果てに自滅し、ついには退陣する可能性は、ますます高くなっており、小沢前幹事長の出番が、いよいよ増している。英雄は、「時を選ぶ」のである。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「党員・サポーター票」の開票結果が、国会議員の投開票以前に漏れていて国会議員の投票に影響を与えた
◆この代表選は、「関ケ原合戦」に準えられ、最後のところで、裏切り者・小早川秀秋が勝敗を決すると見られていた。だが、小早川秀秋になると見られていた前原誠司国土交通相が裏切るどころか、完全に菅首相支持に回っていた。 なぜそうなったのか。それは、14日午前3時から行われていた「党員・サポーター票」の開票結果が、国会議員の投開票以前に漏れていたということである。

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