「小沢さん代表選出馬検討!いよいよ頂上決戦か?」

投稿日:2010/08/19 06:44

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/08/19(木) 03:42
「小沢さん代表選出馬検討!いよいよ頂上決戦か?」

読売・NHKが小沢さんが代表選出馬を検討していると報じた。

民主代表選、小沢氏が出馬を検討 (読売新聞 2010年8月19日03時05分)
≪民主党の小沢一郎前幹事長は18日、9月の党代表選について、小沢グループ以外からの幅広い支持が得られることを条件に出馬を検討する考えを周辺に伝えた。菅首相はすでに出馬の意向を明らかにしており、小沢氏は党内の動向を慎重に見極め、来週にも最終判断する見通しだ。出馬の条件として、小沢氏は具体的に、党内最大の約150人を擁する小沢グループを固めたうえで、「(鳩山前首相グループや)旧民社党系や旧社会党系の支持が得られるなら考えてもいい」と周辺に説明した。また、小沢氏は同日、長野県軽井沢町で19日に開かれる鳩山グループの研修会に出席する意向を鳩山氏側に伝えた。小沢氏はこの場で、自らの出馬を支持する声がどの程度広がるかを見極めたい考えとみられる。・・・≫(参照) 

軽井沢での鳩山グループ研修会で、どのような反応があるのか。

これに先立ちNHKニュースがいち早く報じている。

小沢氏 立候補も視野に対応検討 (NHKニュース 8月19日 0時9分)  
≪民主党の小沢前幹事長は、来月の代表選挙について、今の菅内閣では去年の衆議院選挙の政権公約で約束した政策が実現できないおそれがあり、党内にも立候補に期待する声があるとして、みずから立候補することも視野に入れた対応の検討に入りました。今後、党内外の情勢も見極め慎重に判断するものとみられます。
来月の民主党の代表選挙をめぐっては、菅総理大臣が再選に向けて立候補する意向を示しているのに対し、党内では、さきの参議院選挙の敗北を受けて、対立候補の擁立を目指す動きが続き、今週、山岡副代表を中心とする勉強会では「いわゆる、ねじれ国会のもとで野党側と話ができるのは小沢前幹事長だ」などとして、小沢氏の立候補に期待する声が相次ぎました。こうしたなか、小沢氏は、今の菅内閣は官僚主導の政治に戻りつつあり、去年の衆議院選挙の政権公約で約束した政策が実現できないおそれがあるなどとして、代表選挙に、みずから立候補することも視野に入れた対応の検討に入りました。ただ、小沢氏としては、党内外に「総理大臣が毎年のように代わるのは好ましくない」として菅総理大臣の再選を支持する意見も強いことから、今後の党内外の情勢も見極め慎重に判断するものとみられます。≫

また、この鳩山研修会出席の報道もNHKが早かった。

小沢氏 鳩山氏側会合に出席へ(NHKニュース 8月18日 15時48分)  
≪民主党の小沢前幹事長は、長野県軽井沢町で19日に開かれる鳩山前総理大臣の議員グループの会合に出席する意向を、鳩山氏側やみずからに近い議員らに伝えました。
民主党の鳩山前総理大臣を最高顧問とする議員グループは19日、長野県軽井沢町で研修会と懇親会を開くことにしており、小沢前幹事長に近いグループからも多くの議員が参加する予定で、小沢氏にも出席を要請していました。これに対し、小沢氏は、懇親会に出席したいという意向を、18日、鳩山氏側やみずからに近い議員らに伝えました。研修会と懇親会には100人を超える議員が参加する見通しで、来月の代表選挙に向けて、小沢氏がどのような発言をするかが注目されます。≫
(参照)

小沢・鳩山の二つのグループが、原点回帰、反菅でまとまれば、小沢さんが立候補する土台ができる。

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最近のNHKはえらく小沢情報がはやい。

こんなことを言うと不謹慎だが、先日NHK局内で自殺した影山日出夫解説委員の重石が取れたということか?

それに比べ朝日が官邸ベッタリになっている。

そのところを日刊ゲンダイが報じている。

朝日1面記事 菅の「小沢はずし」に永田町右往左往  (日刊ゲンダイ 2010/8/18)  

カンさんが9月の代表選で再選された場合、小沢一郎を幹事長に起用しない方針を固め、朝日がそれを1面で報じていた、≪菅首相、代表再選後も「脱小沢」維持≫の記事だ。(参照)

日刊ゲンダイには、民主党関係者の話として、

≪「代表選を控えた微妙な時期に、ずいぶん強気な発言をするものだと思いましたが、記事をよく読むと、どうも釈然としない。菅首相本人が公に『小沢はずし』を宣言したわけではないのに、伝聞や憶測で、首相の胸の内を忖(そん)度(たく)するような記事内容なのです。誰がどういう意図で情報を流したのか。党内で話題になっています」≫

と書いていて、確かに他紙ではそんなことを言ったとは一言も書いていない。

≪民主党代表選で再選された場合の小沢一郎前幹事長の処遇について、「代表選の後の話を申し上げる時期ではない」と述べ、明言を避けた。≫(読売)

朝日が暴走しているというより、官邸サイドがリークして身内の結束を狙ったというのが真相のような気がする。
また小沢さんの代表選出馬検討は小沢サイドからのリークだろう。

本日、どれだけ小沢さん支持が得られるか、出席するということは、鳩山グループも反菅でまとまったと読み取れないことはない。既にお膳立ては出来上がり、小沢氏の代表選出馬を支持というふうにもとれる。

反小沢グループの蓮舫氏が、早速、牽制している。

「9月に代表選があること自体は歓迎したいが、もしここでまた代表・首相が代わるなら、(解散)総選挙が筋だ」

民主主義の基本も忘れているようだ。多数決で負ければ従うのが筋であり、解散権は総理大臣にあるはず。

昨日の新人議員の囲い込みでも書いたが、フジテレビが次のように放映したようだ。

≪小沢氏側が、6日に開催を発表したのに対し、菅首相サイドは、17日に案内状を送っており、あとから日程をぶつけたような格好。「小沢チルドレン」も多い新人議員に、「踏み絵」を迫ったとの見方もあり、代表選へ向けての争奪戦が、じわりと始まりつつある。≫(参照)

またこの中に昨日は少し不安だったが、新人議員がはっきりと小沢塾に出席すると言ったようでホッとした。

≪小沢氏の勉強会に講師として参加する福田 衣里子衆院議員は「最初に日程が届いて、その参加・不参加を出した方を優先しますね。何派だ、何派だって関係なく、参加することは、いいことだというふうに個人的には思ってます」と述べた。≫

菅政権下で今後どんな政治が行われるかは、既にこの2ヶ月ではっきりとわかった。

昨年の衆院選で国民と約束した公約を1年も経たず反故にして、官僚主導政治へと旧態依然に逆戻りさせ、消費税などのブレ発言で国民の信頼を失った。

小沢さんにしてみれば、せっかくここまで漕ぎ着けたものを、一人の無能な人間にひっくり返されたら元も子もない。

ここは、はっきりとした道すじをつけるためにも、小沢さん自身が出て、荒らされてしまった道を整備していただく以外にない。

ただ、小沢さんが立つまでには、もう一押しが必要だろう。

「内外情勢を見極める」ということだが、出馬表明と同時にマスコミによるバッシングがスタートすることになる。

そのネガティブキャンペーンに打ち克つくらいに、声を大にして叫び続けていくしかないだろう。

(転載貼り付け終了)