「官僚目線でブレまくりの菅政権に引導を渡す!」

投稿日:2010/06/28 07:34

「日々坦々」から貼り付けます。

(転載貼り付け開始)

2010/06/28(月) 07:13
「官僚目線でブレまくりの菅政権に引導を渡す!」

菅総理大臣は、目標を達成できなかった場合の政治責任について、「基本的には人事を尽くして天命を待つという気持ちであり、人事を尽くすということに全力をあげたい」

といいながら≪参院選で与党が過半数割れした場合について「政権運営がなかなか難しい状況になる。他党といろいろな形で話し合うことが必要だ」と述べ、新たな連立も含めて対応を模索する考えを示した。≫(共同) 
と戦いのさなかでありながら、仮定の話をしていることに開いた口が塞がらなかった。

暑い中で民主党の候補者たちは辻立ちと挨拶・演説とで、選挙区を駆けずり回っている中で、その一番の大親分がつい一日前まで「人事を尽くす」と言っていたが、過半数をとれなかったら新たな連立を考えるとのたまわった。
あくまでも目標議席をめざし、候補者の力を信じて先頭に立っているはずの責任者が言うセリフではない。

国民を落胆させ候補者までも落胆させるような菅政権にとっては、国民生活や候補者などは二の次であり、政権を維持することに、早くも窮しているといえる。

消費税をブチ上げたはいいが、あまりに国民から不評を買ったので、なんとか反らそうと火消しにに躍起になっている。

≪「消費税を含む税制改革の議論を(各党に)呼び掛けるところまでがわたしの提案だ」≫(時事)

などいい訳し、ブレにブレまくっている。

つい先日の6月22日の党首討論では、≪消費税に政治生命をかけるかとの質問には「『国民の皆さんに判断してもらう』と言っていることが一番、政治家が政治生命をかけて申し上げていることだと理解してもらいたい」≫(産経)

と政治生命まで賭けると確かに言っていたのに、舌のねも乾かない内にコレだ。

同じ党首討論でみんなの党の渡辺代表がいったことが本質を突いていた。

≪菅さんの真骨頂は「脱官僚」だったはず。その志を忘れて、草冠(くさかんむり)の取れた「官内閣」になった。このひょう変ぶりにはあきれ果てている。日和見主義だということがよく分かった。≫(毎日)

枝野幹事長も調子にのって≪「行政刷新ならみんなの党。財政健全化では、園田博之たちあがれ日本幹事長と新党さきがけのとき(一緒に)やった。連立は外れたが社民党とも考え方が近い」≫(時事)

とパーシャル連合的なことを言い、同席した国民新党の下地に「選挙後の連立を示唆するような発言は、与党で過半数を確保できないことを認めるメッセージとなるだけでなく、選挙を戦っている候補者の士気を失わせることにもなる」と、現場にも行ってもいない候補者のことを考えず、政局ばかりに気を取られている頭でっかちの無能力幹事長に、一発、最もな正論をかましてくれた。

*****政治ブログ***********

菅政権と癒着する読売も、とうとう菅内閣の支持率50%に続落(参照)  という調査結果を出してきた。
ただ、ここで朝日が妙な数字の調査を出しているのが気にかかる。

≪「消費税が最大争点」19% 参院選、朝日新聞世論調査≫(asahi.com)

では何が争点なのかが書かれてない。

やはり聞き方に問題がある。

≪消費税引き上げの問題は、あなたにとって参院選の一番大きな争点になると思いますか。消費税以外にも大きな争点はあると思いますか。≫

と聞くところに意図的なものを感じる。

「一番大きな」と聞かれれば、そうでもないかも、と答える人は多いだろう。
「争点は何だと思うか」と聞かれた場合「消費税」と答える人が絶対に増えるはずだ。

朝日も”火消し”に一役買っているということか。

鈴木宗男氏が『ムネオ日記』で

≪選挙予想が各紙に出てくるが、選挙中の予想は、ある種選挙妨害の側面もある。それは、「強い」と言われると陣営が緩み、追い上げを受ける。逆に「弱い」と言われると、勝ち馬に乗るということで人が離れていく。
 候補者は選挙前と選挙中、様々な制約を受ける。マスコミ、メディアも、公平、公正の観点からも選挙中の予想はやめることが良いのではないか。これはきちんと検討する価値があると思うのだが。≫

確かに、選挙妨害ともとれる記事も目立つし、選挙期間中に世論を操作しているともいえる。

放送倫理・番組向上機構(BPO)は、この件について、どう思っているのだろうか。まあ内々の機関だから期待することはできないが、一応時間があった時に”追及”してみたいと思う。

念のため連絡先を書いてみる:(BPO)
・電話によるご意見は、 03-5212-7333 受付時間は平日10時~12時、13時~17時
・FAXによるご意見は、 03-5212-7330
・郵送によるご意見は、下記住所宛に送ってください。〒102-0094東京都千代田区紀尾井町1-1 千代田放送会館BPO 視聴者応対 係

よくブログの記事を書くにあたって電話取材をしてみている。と言っても大したことはできていないので、そのことをほとんど書いたことはない。

今までに、東京地検には3回ほどかけたことがある。そのうち2回は、最初に出た女性にうまくあしらわれたが、1回は最初の女性をねじ込んで、特捜部につなげてもらった。

4月中旬だったと記憶しているが、その時に聞いていたのが例の「コソドロ・河村元官房長官の2億5000万円持ち逃げ事件」に関し、市民グループが告訴したにもかかわらず、まだ受理したというニュースはなく、受理したのかどうなのか、と考えられる角度から聞き込んだが、結局は「個別案件は言えない」で押し通されてしまった。

その時に印象深いのは、特捜部で電話に漏れ聞こえてくるザワザワした、築地の市場のような人の声が飛び交っているような騒がしさである。何か大きな案件があったのか、やはり検察審査会の発表前だったからか?

この案件に関しては既に受理していたという情報がもたらされている。

*****政治ブログ***********

「2億5000万円内閣官房報償費刑事告発の正式受理のお知らせ」(上脇博之ある憲法研究者の情報発信の場 2010年06月16日)より 

この記事によると1月に大阪の市民団体が刑事告発し、3月末にに正式に受理したということだ。

だから電話した時には既に受理されていたことになる。報道も一切無しだった。

また先日は陸奥新報に例の小沢さんが青森・平川での発言について聞いてみた。出てきた男性は最初、陸奥新報の記事についてのクレームと勘違いしていたようだが、
はっきりと、読売の記事に文句があって、同じ内容を書いていたのが、御社しか見つからなかったことを言ったら、徐々に話を聞く姿勢になっていただいた。

こちらが聞きたかったことは、2点あった。読売新聞とかなりニュアンスが違っているが、ちゃんとそちらの記者が取材したのか。その違いについてどう思うか。
という取材には程遠いが、返ってくる答えも最初から期待はしていなかった。

ただ、その方が次のようなことを仰った。

≪やっぱり記者も人間ですから、いろいろな主観とかが入るのはしょうがないと思うんですよ。メモしてそれを後で記事にするわけですから、一言一句正確には書けないんじゃないでしょうか(要約)≫と少し青森弁が入り、人がよさそうな方だった。
(私もメモをとったわけではなく、語り口調を要約しているが、これと全く同じことということか)

本ブログにくるコメントなどで、マスコミを批判しつつ、マスコミ情報に頼っているのは矛盾している、という意見を書いてくる方がいる。

一般人には取材網がないし費やしている時間もない。いかに受け手の我々が確かな目をもつこと、同じ記事でもなるべく他社の記事もあわせて読む事、自分自身で考えてみる事など、情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、それを自分の基準で使いこなす、いわゆる情報リテラシー(ウィキペディア) の観点が重要だと思う。

我々一般国民にとって自ら情報を収集する範囲は限られている。

最近、菅政権の批判をするとどうも疲れ、身体もだるくなる。昨年とは雲泥の差であり、書く意欲も全然違っている。

ただ一点、昨日のW杯とのシンクロの記事はたのしく書かせていただいた。(独断とコジツケのオンパレードだったが)是についてはまたあらためて書いてみたいと思っている。

柳の木の菅政権のゆれが益々酷くなっている。やはり「草冠」がとれた「官」政権。市民目線から官僚目線になり、草の根運動を忘れてしまった。

権力にしがみつこうとする者たちは、主義主張が違おうが、政敵であろうが、権力を手に入れるためならなんだってやるだろう。
そんな地獄絵図のような魑魅魍魎とした政局が参院選後にあるかもしれない。

鳩山さんも菅さんも官僚はじめとする内圧と、アメリカを中心とする外圧により、完全にやられてしまった。

小沢さんにも近々検察審査会の二度目の議決がある。それで菅首相は小沢さんに引導を渡すのではないかと言われている。
その前に菅政権に引導を渡さなければなるまい。

小沢一郎でしかこの難局を救い、二つの圧力に抗する政治家は日本にはいないのだから。

最後までお読みいただきありがとうございます

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(転載貼り付け終了)